JP2005078208A - 誤動作防止用cpuインターフェース回路 - Google Patents

誤動作防止用cpuインターフェース回路 Download PDF

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Abstract

【課題】 ノイズなどによって生じた誤った信号が正常な信号と誤認識されて入力されることを回避することができる誤動作防止用CPUインターフェース回路を提供する。
【解決手段】 外部CPU50から出力された制御信号をクロック信号に同期化する同期回路11と、同期回路11によって同期化された制御信号が所望のパターンとなっているか否かを判定する制御信号用エラー判定回路12とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、誤動作防止用CPUインターフェース回路に関する。
従来、外付けの制御用CPUである外部CPUと、その外部CPUと各種データをやり取りする半導体集積回路装置(内部装置)とからなるシステムがある。また、近年の半導体集積回路装置(LSI)の大規模化及び高密度化に伴い、スイッチングノイズが発生し易くなっており、このようなノイズによる誤動作が問題となる。例えば、外部CPUから出力された制御信号、アドレス信号又はデータ信号について、ノイズが外乱として加えられ、その後内部装置へ入力されると内部装置は本来の制御信号などを誤認識してしまう。したがって、内部装置はそのノイズが加えられた信号を入力することで誤動作してしまう。
このようなノイズによる誤動作を防止するために、従来においてはノイズフィルタを伝送系の入力側に設ける技術が考え出されている。その従来のノイズフィルタには、抵抗及びコンデンサからなる積分回路と、その積分回路の出力端に接続されたシュミットトリガ回路とで構成されているアナログ型のものがある。そして、積分回路によって入力パルス信号の波形をなまらせることでノイズを吸収し、シュミットトリガ回路から鋭角化したデジタル信号を出力するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のノイズフィルタとしては、外部CPUなどから出力されるデータ信号などを内部装置のクロックに同期させ、その後内部装置にデータ信号などを取り込むことでノイズを除去するデジタル型も考え出されている。この従来のノイズフィルタは、データ信号の「ロー」又は「ハイ」レベルが保持されている時間を計時している。そして、その保持時間が基準時間に達していないときはかかるデータをノイズとして除去する(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−14144号公報
しかしながら、上記従来のアナログ型のノイズフィルタでは、抵抗及びコンデンサを主要構成要素としているため、電圧条件、温度条件又はプロセス条件などによってフィルタの特性が影響を受けやすい構造となっている。したがって、上記従来のアナログ型のノイズフィルタは、安定したノイズ除去特性を得ることが困難であるという問題点がある。
また、上記従来のデジタル型のノイズフィルタでは、クロック波形の立ち上がりに同期させてデータ信号などをラッチさせている。そこで、上記従来のデジタル型のノイズフィルタでは、クロック波形の立ち上がり時と同じタイミングでノイズが加わった場合などは該ノイズを除去できないという問題点が生じる。この理由について次に説明する。
かかる従来のノイズフィルタでは、入力デジタル信号の変化時期を基準時として信号レベルが保持されている時間を計時している。ここで、例えば入力デジタル信号の変化時期であるクロック波形の立ち上がり時にノイズが加わると基準時がずれてしまい、正常に信号レベルが保持されている時間は計時できない。特にある時点のクロック波形の立ち上がり時にノイズが加わり、次のクロック波形の立ち上がり時もノイズが加わると、正常に信号レベルが保持されている時間を計時できない。そして、ノイズによってビット反転が生じた場合であっても、信号レベルが保持されている時間は正常と判定される場合がある。このような場合は誤ったデータであっても、上記従来のノイズフィルタでは除去できず、内部回路が取り込んでしまう。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、ノイズなどによって生じた誤った信号が正常な信号と誤認識されて入力されることを回避することができる誤動作防止用CPUインターフェース回路を提供するものである。
また、本発明は、CPUから出力された正常な信号のみを内部回路へ入力させることができ、内部回路を正常にかつ継続的に動作させることができる誤動作防止用CPUインターフェース回路を提供するものである。
上記課題を解決するため、この発明は以下の構成を有する。
即ち、請求項1に記載された誤動作防止用CPUインターフェース回路に係る発明は、CPUから出力された制御信号をクロック信号に同期化する同期回路と、前記同期回路によって同期化された前記制御信号が所望のパターンとなっているか否かを判定する制御信号用エラー判定回路とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載された誤動作防止用CPUインターフェース回路に係る発明は、CPUから出力されたアドレス信号又はデータ信号をクロック信号に同期化する同期回路と、前記同期回路によって同期化された前記アドレス信号又はデータ信号が所望のパターンとなっているか否かを判定するデータ用エラー判定回路とを有することを特徴とする。
また、請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載された誤動作防止用CPUインターフェース回路において、前記所望のパターンは、少なくとも2クロック周期に渡って同じ値が連続するパターンであることを特徴とする。
また、請求項4に記載された発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載された誤動作防止用CPUインターフェース回路において、前記制御信号用エラー判定回路及びデータ用エラー判定回路のいずれかが否定的な判定をした場合に、前記CPUに対してエラーステータス信号を出力するエラーステータス制御回路を有することを特徴とする。
また、請求項5に記載された発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載された誤動作防止用CPUインターフェース回路において、前記制御信号用エラー判定回路及びデータ用エラー判定回路のいずれかが否定的な判定をした場合に、該否定的な判定に対応する前記データ信号がインターフェースの内側に取り込まれることを禁止するとともに、該否定的な判定の後から前記制御信号用エラー判定回路及びデータ用エラー判定回路が肯定的な判定をするまで、該否定的な判定の直前の肯定的判定時の前記アドレス信号及びデータ信号を保持する書き込み制御回路を有することを特徴とする。
本発明によれば、ノイズなどによって生じた誤った信号が正常な信号と誤認識されて入力されることを回避することができる。
また、本発明によれば、CPUから出力された正常な信号のみを内部回路へ入力させることができ、内部回路を正常にかつ継続的に動作させることができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る誤動作防止用CPUインターフェース回路の構成例を示すブロック図である。本誤動作防止用CPUインターフェース回路1は、外部CPU50と内部回路(図示略)との間に配置されるインターフェース回路である。そして、本誤動作防止用CPUインターフェース回路1は、外部CPU50から出力されたデジタル信号のうちノイズなどを含んでいない正常なデジタル信号のみをレジスタ群17に入力させるものである。また、誤動作防止用CPUインターフェース回路1は、例えば内部回路が形成されている集積回路チップに形成されているものとする。すなわち、誤動作防止用CPUインターフェース回路1内のレジスタ群17に設定されたデータ(パラメタ)に従い、後続する内部回路は所定の機能を実現する。
外部CPU50は、例えば、誤動作防止用CPUインターフェース回路1および内部回路を包含する集積回路チップに対しての外付けのCPUであり、集積回路チップを制御する制御用CPUとする。そして、外部CPU50は、誤動作防止用CPUインターフェース回路1からエラーステータス信号を受け付けると、誤動作防止用CPUインターフェース回路1のエラーステータスレジスタ(後述)18をクリアした後、失敗したと予想される直前のアクセス処理を再度実行する処理を行う機能をもつ。
誤動作防止用CPUインターフェース回路1は、同期回路11、制御信号用エラー判定回路12、データ用エラー判定回路13、エラーステータス出力制御回路14、書き込み制御回路15、読み出し制御回路16、レジスタ群17及びエラーステータスレジスタ18を有して構成されている。
同期回路11は、外部CPU50から出力されたデジタル信号である制御信号、アドレス信号及びデータ信号を内部回路の動作クロックである内部クロックに同期化させてサンプリングする回路である。
制御信号用エラー判定回路12は、外部CPU50から出力された制御信号が正常な信号であるか判定する回路である。すなわち、制御信号用エラー判定回路12は、同期回路11において内部クロックに同期化された制御信号について、正常なパターンで入力されているか否かを常に監視している。ここで、制御信号とは、例えばチップセレクト信号/CS、書き込み制御信号/WR及び読み出し制御信号/RDなどである。また、正常なパターンとは、制御信号をなすデジタル信号が内部クロックの複数周期(例えば3周期)に渡って同一の値が連続するパターンのことである。
例えば、制御信号用エラー判定回路12は、判定対象の書き込み制御信号/WRが、「ロー・ハイ・ロー」又は「ハイ・ロー・ハイ」のパターンを有するときはノイズなどが含まれている誤った信号であると判定する。
さらに、制御信号用エラー判定回路12は、「ロー・ハイ・ロー」又は「ハイ・ロー・ハイ」パターンを検出した場合には、エラーフラグ信号を発生し、エラーステータス出力制御回路14、書き込み制御回路15及び読み出し制御回路16にエラーフラグ信号を出力する。
データ用エラー判定回路13は、外部CPU50から出力されたデータ(時分割でアドレス信号とデータ信号が多重される)及び識別信号(データがアドレス信号であるのかデータ信号であるのかを識別する信号)が正常な信号であるか判定する回路である。具体的には、データ用エラー判定回路13は、同期回路11において内部クロックに同期化されたデータ及び識別信号について、正常なパターンで入力されているか否かを常に監視している。ここで、正常なパターンとは、データ及び識別信号をなすデジタル信号が所定のタイミングにおいて内部クロックの複数周期(例えば2周期)に渡って同一の値が連続するパターンのことである。
すなわち、データ用エラー判定回路13は、判定対象のデータ(CD)(例えば8ビット)が2回同じ値を示したときにノイズなどがない正常な信号であると判定する。
さらに、データ用エラー判定回路13は、所定のタイミングで異常なパターン(例えば、「A」,「B」)を検出した場合には、エラーフラグ信号を発生し、エラーステータス出力制御回路14、書き込み制御回路15及び読み出し制御回路16にエラーフラグ信号を出力する。
エラーステータス出力制御回路14は、制御信号用エラー判定回路12又はデータ用エラー判定回路13でエラー判定がなされたときに、外部CPU50に対してエラーステータス信号を出力する回路である。具体的には、エラーステータス出力制御回路14は、制御信号用エラー判定回路12又はデータ用エラー判定回路13よりエラーフラグ信号を受け付けると、エラーステータスレジスタ18に書き込み、エラーステータス信号をアクティブにする。すなわち、エラーステータス出力制御回路14は、エラーが発生したことを外部CPU50に通知する。エラーステータスレジスタ18に保持されているエラーステータス信号は、外部CPU50からの書き込みアクセスによりクリアできるようになっている。
書き込み制御回路15は、制御信号用エラー判定回路12から与えられる書き込み制御信号と、データ用エラー判定回路13から与えられるデータと識別信号とに基づき、アドレス信号で特定されるレジスタにデータ信号を書き込む回路である。そして、書き込み制御回路15は、制御信号用エラー判定回路12又はデータ用エラー判定回路13よりエラーフラグ信号を受け付けると、外部CPU50から出力されたアドレス信号及びデータ信号について前値ホールドし、書き込み制御信号を発生しないようにする処理を行う。すなわち、書き込み制御回路15は、エラーフラグ信号を受け付けると、そのエラーフラグ信号に対応するデータ信号が内部回路に取り込まれることを禁止するとともに、その制御信号用エラー判定回路12又はデータ用エラー判定回路13での否定的な判定の後から該判定回路で肯定的な判定がでるまで(正常な信号が再送されてくるまで)、その否定的な判定の直前の正常なアドレス信号及びデータ信号を保持する。
読み出し制御回路16は、レジスタ群17に読み出し制御信号およびデータを与え、そのアドレス信号で特定されるレジスタに格納されているデータ信号を読み出して保持する。そして、読み出し制御回路16は、エラーフラグ信号を検知した場合には特別な処理は実行しない。これはリードアクセス処理では内部データを破壊する動作が行われないからである。
レジスタ群17は、デバイス制御用の各種データを保持するレジスタ回路である。そして、レジスタ群17は、書き込み制御回路15又は読み出し制御回路16から出力された信号に基づいて、各種データの書き込み・更新処理又は格納されているデータを読み出し制御回路16に出力する処理を実行する。また、レジスタ群17の各レジスタは、内部回路と接続されている。
次に、上記誤動作防止用CPUインターフェース回路1の具体的な回路構成例について図2を参照して説明する。図2は、本発明の実施形態に係る誤動作防止用CPUインターフェース回路1の回路構成例を示す回路図である。
図2において、D型フリップフロップ21,22,23,24,25,26は制御信号について内部クロックCLKとの同期回路11を構成している。ここで、制御信号は、外部CPU50から出力されたチップセレクト信号/CS、書き込み制御信号/WR及び読み出し制御信号/RDである。また、D型フリップフロップ31,32,34,35は、外部CPU50から出力されたデータCDおよび識別信号ADについて内部クロックCLKとの同期回路11を構成している。
3入力アンド回路27,28と、シフトレジスタ29,30と、デコーダ37とは、制御信号用エラー判定回路12を構成している。D型フリップフロップ33,36、コンパレータ38,39は、データ用エラー判定回路13を構成している。アンド回路40,41,42と、オア回路43とは、エラーステータス出力制御回路14を構成している。フリップフロップ44は、エラーステータスレジスタ18に対応する。
オア回路45,46と、フリップフロップ回路47,48と、アンド回路49,50と、D型フリップフロップ51,52と、フリップフロップ53,54,57,58とアンド回路55,56とは、書き込み制御回路15及び読み出し制御回路16を構成している。
次に、上記回路構成の誤動作防止用CPUインターフェース回路1の動作について、図3を参照して説明する。図3は、図2に示す誤動作防止用CPUインターフェース回路1の動作を示すタイミングチャートである。
先ず、外部CPU50から出力された制御信号(チップセレクト信号/CS、書き込み制御信号/WR、読み出し制御信号/RD)は、D型フリップフロップ21,22,23,24,25,26で内部クロックCLKに同期化される。すなわち、チップセレクト信号/CSは、D型フリップフロップ21,22で内部クロックCLKに同期化される。書き込み制御信号/WRは、D型フリップフロップ23,24で内部クロックCLKに同期化される。読み出し制御信号/RDは、D型フリップフロップ25,26で内部クロックCLKに同期化される。D型フリップフロップ21,22と、D型フリップフロップ23,24と、D型フリップフロップ25,26とは、それぞれメタステーブル対策のために、2段のシフトレジスタ構成となっている。ここで、メタステーブルとは、フリップフロップ又はラッチなどの入力信号において、セットアップ時間又はホールド時間が守れなかった場合に、出力信号が不安定な状態になることをいう。したがって、D型フリップフロップ21,22,23,24,25,26により、チップセレクト信号/CS、書き込み制御信号/WR及び読み出し制御信号/RDが不安定な状態になることが回避される。
また、外部CPU50から出力された識別信号AD及びデータCDは、D型フリップフロップ31,32,34,35で内部クロックCLKに同期化される。すなわち、識別信号ADは、D型フリップフロップ31,32で内部クロックCLKに同期化される。データCDは、D型フリップフロップ34,35で内部クロックCLKに同期化される。このように、D型フリップフロップ31,32及びD型フリップフロップ34,35のそれぞれも、メタステーブル対策のために、2段のシフトレジスタ構成となっている。これらにより、識別信号AD及びデータCDが不安定な状態になることが回避される。
同期化された制御信号は3入力アンド回路27,28によってデコードされ、ライトイネーブル信号WE及びリードイネーブル信号REとして出力される。ライトイネーブル信号WEは、多段のシフトレジスタ29において複数クロックサイクルの間保持される。そして、シフトレジスタ29は、複数クロックサイクル分のライトイネーブル信号WEを、図3に示すように信号WE_1D,WE_2D,WE_3D,WE_4D…として並列に出力する。リードイネーブル信号REも、ライトイネーブル信号WEと同様にしてシフトレジスタ30で複数クロックサイクルの間保持され、その複数クロックサイクル分だけ並列に出力される(図示省略)。
ライトイネーブル信号WE及びリードイネーブル信号REについての複数クロックサイクル分の信号、すなわち3入力アンド回路27,28の出力(信号WE)とシフトレジスタ29,30の出力(信号WE_1D,WE_2D,WE_3D,WE_4D)は、デコーダ37においてデコードされる。これらの信号WE,WE_1D,WE_2D,WE_3D,WE_4Dの状態が、上記制御信号用エラー判定回路12において判定される「パターン(所望のパターン)」である。
図4は、デコーダ37のライトイネーブル信号WEおよびその遅延信号WE_(1〜4)Dのデコード動作を示す図である。すなわち、デコーダ37は、入力信号の一部であるライトイネーブル信号WE,WE_1D,WE_2D,WE_3D,WE_4Dの状態に応じて、出力信号W_Start,W_End,W_1,W_2の状態を変える。
例えば、図4においてライトイネーブル信号WE,WE_1D,WE_2D,WE_3D,WE_4Dが、「11100」となる場合、すなわちライトイネーブル信号WEが3サイクル連続して「1」となる場合がある。この場合、デコーダ37は、図3に示すように出力信号W_Startをハイ状態すなわち「1」にする。出力信号W_Startは、正常な書き込みサイクルを開始させる信号である。出力信号W_Startが「1」となることにより、書き込みサイクルを示すフリップフロップ47がセットされる。
また、図4において信号WE,WE_1D,WE_2D,WE_3D,WE_4Dが、「00011」となる場合、すなわちライトイネーブル信号WEが3サイクル連続して「0」となる場合がある。この場合、デコーダ37は、出力信号W_Endをハイ状態すなわち「1」にする(図示省略)。出力信号W_Endは、正常な書き込みサイクルを終了させる信号である。出力信号W_Endが「1」となることにより、書き込みサイクルを示すフリップフロップ47がリセットされる。
フリップフロップ47の出力W_Cycle_REGは、書き込みサイクルを示す信号であり、アンド回路49,50で利用される。
また、デコーダ37の出力信号における信号W_1は、信号W_PLS_1を発生させるために使われる信号である。具体的には信号W_1は、図4に示すように、ライトイネーブル信号WE,WE_1D,WE_2D,WE_3D,WE_4Dが、「01111」となったとき、すなわちライトイネーブル信号WEが4サイクル連続して「1」となったときに発生する。したがって、信号W_1は、図3に示す出力信号W_Startが発生した後、さらにライトイネーブル信号WEが「1」となった後に発生する。そこで、アンド回路49は、正常な書き込みサイクルで、かつ、所定のタイミング(信号W_1のタイミング)で信号W_PLS_1を発生させる。
また、デコーダ37の出力信号における信号W_2は、信号W_PLS_2を発生させるために使われる信号である。具体的には信号W_2は、図4に示すように、ライトイネーブル信号WE,WE_1D,WE_2D,WE_3D,WE_4Dが、「00011」となったとき、すなわちライトイネーブル信号WEが3サイクル連続して「0」となったときに発生する。したがって、信号W_2の発生タイミングは、出力信号W_Endの発生タイミングと同一である。そこで、アンド回路50は、正常な書き込みサイクルで、かつ、所定のタイミング(信号W_2のタイミング)で信号W_PLS_2を発生させる。
信号W_PLS_1は、アンド回路42に入力され、データCD(アドレス信号又はデータ信号)又は識別信号ADをレジスタ53,54へ取り込むタイミングを規定する信号となる。すなわち、レジスタ53,54は、正常な書き込みサイクルで、かつ、データCDおよび識別信号ADにエラーがない場合に限り、データCDおよび識別信号ADを取り込む。また、信号W_PLS_1は、アンド回路41に入力され、データCD又は識別信号ADのエラー検出のタイミングを規定する信号となる。アンド回路41から出力されるエラー信号とデコーダ37から出力されるエラー信号は、オア回路43に入力され、オア回路43の出力は、エラーステータスレジスタ18に対応するフリップフロップ44のセット端子に入力される。
信号W_PLS_2は、一時的にレジスタ53に取り込まれたデータCDを、一時的にレジスタ54に取り込まれた識別信号ADの内容に従ってレジスタ57又はレジスタ58へ取り込ませるタイミングを規定している。
また、デコーダ37は、シフトレジスタ29,30の出力(信号WE,WE_1D,WE_2D,WE_3D,WE_4D)が正常なパターンでない場合信号ERR_CTRを発生させる。この信号ERR_CTRは、オア回路43を経てエラーフラグ信号ERR_FLGとなり、フリップフロップ回路44を経てエラーステータス信号/CPUERRとなる。エラーステータス信号/CPUERRは、外部CPU50へ送られる。
一方、D型フリップフロップ31,32で同期化されたデータCDは、データCD_2Dとしてコンパレータ38に入力される。また、データCD_2DはD型フリップフロップ33で1サイクルだけ遅延され(図3参照)データCD_3Dとされる。このデータCD_3Dもコンパレータ38に入力される。そして、コンパレータ38は、データCD_2DとデータCD_3Dとを比較することでデータCDが2サイクルに渡って同一のデータであるか否か、すなわち正常なパターンであるか否か判定する。その判定結果は、アンド回路40に送られる。
また、D型フリップフロップ34,35で同期化された識別信号ADは、信号AD_2Dとしてコンパレータ39に入力される。また、信号AD_2DはD型フリップフロップ36で1サイクルだけ遅延され(図3参照)信号AD_3Dとされる。この信号AD_3Dもコンパレータ39に入力される。そして、コンパレータ39は、信号AD_2Dと信号AD_3Dとを比較することで識別信号ADが2サイクルに渡って同一のデータであるか否か、すなわち正常なパターンであるか否か判定する。その判定結果は、アンド回路40などからなるエラーステータス出力制御回路14に送られる。
アンド回路40は、コンパレータ38とコンパレータ39との判定結果の論理積をとり、その結果をデータ用エラー判定回路13の判定結果である信号DAT_EQとして出力する。この信号DAT_EQは、エラーステータス出力制御回路14、書き込み制御回路15及び読み出し制御回路16の入力信号となる。
書き込み制御回路15及び読み出し制御回路16の構成要素をなすレジスタ57の出力である信号ADRS_COREは、レジスタ群17のどの領域にデータ信号を書き込むかを示す信号である。また、書き込み制御回路15及び読み出し制御回路16の構成要素をなすレジスタ58の出力である信号DATA_COREは、レジスタ群17に書き込まれるデータ信号である。
信号W_PLS_COREは、レジスタ群17にデータ信号を書き込むタイミングを規定する信号である。この信号W_PLS_COREが規定するタイミングで、信号ADRS_COREが規定するレジスタ群17における所定レジスタ領域に、信号DATA_COREで規定するデータ信号が書き込まれる。
これらにより、本実施形態の誤動作防止用CPUインターフェース回路1によれば、外部CPU50から出力された制御信号、アドレス信号又はデータ信号が所望のタイミングにおいて所望のパターンとなっているか否かを判定するので、制御信号、アドレス信号又はデータ信号がノイズなどによって誤った信号であるか否かを正確にかつ迅速に判定することができる。ここで、所望のパターンとは内部クロックの複数周期に渡って同一の値が連続するパターンであるので、本実施形態の誤動作防止用CPUインターフェース回路1は正確にかかる判定をすることができる。
また、本実施形態の誤動作防止用CPUインターフェース回路1によれば、誤った信号であると判定された制御信号、アドレス信号又はデータ信号によるレジスタ群17の更新処理は行わせないので、その誤った信号が内部回路に取り込まれることを確実に回避することができる。
また、本実施形態の誤動作防止用CPUインターフェース回路1によれば、制御信号用エラー判定回路12又はデータ用エラー判定回路13がエラーを検出したときは、前値ホールドすることができる。すなわち、第1に、制御信号(チップセレクト信号/CS、書き込み制御信号/WR及び読み出し制御信号/RD)にエラーがある場合は、信号W_PLS_2が発生しないので、レジスタ57,58の保持内容が書き換えらず、前の保持内容(前の制御信号)が維持される。第2に、データCD又は識別信号ADにエラーがある場合は、レジスタ53,54の保持内容が書き換えられない。結果として、レジスタ57,58の保持内容も書き換えられないので、前のデータCDおよび識別信号ADが維持される。
さらに、本実施形態の誤動作防止用CPUインターフェース回路1は、エラーを検出したときは、外部CPU50にエラーステータス信号を送信するので、外部CPU50がそのエラー信号に対応する正常な信号を再送することができる。したがって、本実施形態の誤動作防止用CPUインターフェース回路1によれば、制御信号、アドレス信号又はデータ信号がノイズなどで変化しても、内部回路の正常動作を継続させることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明の実施形態に係る誤動作防止用CPUインターフェース回路の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る誤動作防止用CPUインターフェース回路の回路構成例を示す回路図である。 本発明の実施形態に係る誤動作防止用CPUインターフェース回路の動作を示すタイミングチャートである。 同上の誤動作防止用CPUインターフェース回路における制御信号用エラー判定回路の構成要素をなすデコーダの動作例を示す図である。
符号の説明
1…誤動作防止用CPUインターフェース回路、11…同期回路、12…制御信号用エラー判定回路、13…データ用エラー判定回路、14…エラーステータス出力制御回路、15…書き込み制御回路、16…読み出し制御回路、17…レジスタ群、18…エラーステータスレジスタ、50…外部CPU

Claims (5)

  1. CPUから出力された制御信号をクロック信号に同期化する同期回路と、
    前記同期回路によって同期化された前記制御信号が所望のパターンとなっているか否かを判定する制御信号用エラー判定回路とを有することを特徴とする誤動作防止用CPUインターフェース回路。
  2. CPUから出力されたアドレス信号又はデータ信号をクロック信号に同期化する同期回路と、
    前記同期回路によって同期化された前記アドレス信号又はデータ信号が所望のパターンとなっているか否かを判定するデータ用エラー判定回路とを有することを特徴とする誤動作防止用CPUインターフェース回路。
  3. 前記所望のパターンは、少なくとも2クロック周期に渡って同じ値が連続するパターンであることを特徴とする請求項1又は2に記載の誤動作防止用CPUインターフェース回路。
  4. 前記制御信号用エラー判定回路及びデータ用エラー判定回路のいずれかが否定的な判定をした場合に、前記CPUに対してエラーステータス信号を出力するエラーステータス制御回路を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の誤動作防止用CPUインターフェース回路。
  5. 前記制御信号用エラー判定回路及びデータ用エラー判定回路のいずれかが否定的な判定をした場合に、該否定的な判定に対応する前記データ信号がインターフェースの内側に取り込まれることを禁止するとともに、該否定的な判定の後から前記制御信号用エラー判定回路及びデータ用エラー判定回路が肯定的な判定をするまで、該否定的な判定の直前の肯定的判定時の前記アドレス信号及びデータ信号を保持する書き込み制御回路を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の誤動作防止用CPUインターフェース回路。
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