JP2008146307A - タイマ制御装置およびその障害検出方法 - Google Patents

タイマ制御装置およびその障害検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】運用中においてもソフトウェアの負荷に影響を与えずタイマの正常性を確保する。
【解決手段】タイマ制御装置10は、CPU11から指定されたタイマカウント値をメモリ13に格納し、該タイマカウント値を一定周期で減少または増加させ、該タイマカウント値が所定値になった場合にタイムアウトをCPU11へ通知する。タイマ制御装置10は、タイマカウント値のメモリ13への格納時に、メモリ13におけるタイマカウント値の格納領域の正常性をチェックするデータチェック部20を備える。データチェック部20は、格納領域に全て1を書き込んで読み出して全て1であるかチェックし、格納領域に全て0を書き込んで読み出して全て0であるかチェックして、格納領域の正常性をチェックする。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイマ制御装置およびその障害検出方法に係り、特に、ハードウェアタイマとして機能する装置における障害検出技術に係る。
計時機能を有するタイマは、電子機器において広く使用されている。タイマには、大きく分けてCPUがプログラムを実行してタイマ機能を実現するソフトウェアによるタイマと、専用のハードウェアによるタイマ(ハードウェアタイマ)とがある。ハードウェアタイマは、一度CPU等によって設定がなされれば、後は自立的に計時を行い、タイムアウトをCPUに対して知られるような機能を有するものが多い。
例えば、ハードウェアタイマは、CPUによるタイマアクセスが要求された場合、アクセスがリードアクセスであった場合に、CPUによって指定されたタイマのデータ(タイマカウント値)を読み出し、読み出したデータをCPUへ転送する。また、CPUアクセスがライトアクセスであった場合には、CPUから指定されたタイマカウント値をタイマへ書き込むようにする。このようなハードウェアタイマは、メモリを接続して、CPUから指定されたタイマカウント値をメモリに格納し、タイマカウント値を一定周期で減少または増加させ、タイマカウント値が所定値になった場合にタイムアウトをCPUへ通知する。
ところで長時間動作し、良好な環境で使用されるとは限らないシステム等にあっては、ハードウェアのチェックが一般的になされる。例えばハードウェアタイマにおけるメモリでは、システムの起動時などの初期処理段階においてチェックが行われ、信頼性が確保されることが一般的である。
なお、関連する技術として、適正な頻度で、処理装置の負荷を軽減し、メモリアクセスのレスポンスを向上できるメモリ障害検出方法および装置が特許文献1に開示されている。この技術によれば、メモリアクセス時ではなく、処理装置の負荷が小さい時に、メモリアクセスとは非同期にメモリ障害検出を行うので、メモリアクセス時のレスポンスを向上させることができる。
また、メモリのチェックにおいて、書き込んだデータと読み出したデータとを比較し、一致しない場合に、CPUに通知するメモリのチェック方法は、いろいろ知られている(例えば、特許文献2、3等参照)。
特開2000−285033号公報 特開平5−28055号公報 特開平6−12339号公報
ところで、初期処理段階におけるメモリエリアのチェックでは、異常が検出されない場合であっても、経時変化によるメモリ不良が生じることがある。すなわち、電源投入後、長時間に亘って運用されるシステムでは、このような運用中のメモリ故障に起因した動作異常に対して即時に対応することが難しいことが多い。例えば、特定メモリエリアの特定ビットに1が書き込めない故障モードであれば、減算するまでも無く0であるため、設定時間経過前にタイムアウトとなってしまう。逆に特定メモリエリアの特定ビットに0が書き込めない故障モードであれば、減算処理において0とすることが出来ずに、タイマカウント値の減算処理が無限ループに陥り、永久にタイムアウトしない状態になる。このような場合、他機能に障害が現れるまでタイマの誤動作が顕在化せず、異常検出が遅れることになる。
したがって、本発明の目的は、運用中においてもソフトウェア処理に過大な負荷を与えずタイマの正常性を確保するタイマ制御装置およびその障害検出方法を提供することにある。
本発明の1つのアスペクトに係るタイマ制御装置は、プロセッサから指定されたタイマカウント値をメモリに格納し、該タイマカウント値を一定周期で減少または増加させ、該タイマカウント値が所定値になった場合にタイムアウトをプロセッサへ通知するタイマ制御装置であって、タイマカウント値のメモリへの格納時に、メモリにおけるタイマカウント値の格納領域の正常性をチェックするデータチェック部を備える。
本発明のタイマ制御装置において、データチェック部は、格納領域に所定の論理値を書き込んで読み出して書き込んだ値と読み出した値との一致をチェックし、格納領域に所定の論理値の反転した値を書き込んで読み出して書き込んだ値と読み出した値との一致をチェックして、格納領域の正常性をチェックするようにしてもよい。
本発明のタイマ制御装置において、格納領域が正常である場合には、プロセッサから指定されたタイマカウント値を格納領域に格納するようにしてもよい。
本発明のタイマ制御装置において、プロセッサから読み取り可能となるような記憶部を備え、格納領域が正常でない場合に、正常でない格納領域の位置情報を記憶部に記憶するようにしてもよい。
本発明のタイマ制御装置において、記憶部は、不揮発メモリで構成されてもよい。
本発明のタイマ制御装置において、格納領域が正常でない場合には、プロセッサから指定されたタイマカウント値を格納領域とは異なる正常な領域に格納するようにしてもよい。
本発明の1つのアスペクトに係るタイマ制御装置における障害検出方法は、プロセッサから指定されたタイマカウント値をメモリに格納し、該タイマカウント値を一定周期で減少または増加させ、該タイマカウント値が所定値になった場合にタイムアウトをプロセッサへ通知するタイマ制御装置がメモリにおける障害を検出する方法であって、タイマカウント値のメモリへの格納時に、メモリにおけるタイマカウント値の格納領域の正常性をチェックする。
本発明の障害検出方法において、格納領域に所定の論理値を書き込んで読み出して書き込んだ値と読み出した値との一致をチェックし、格納領域に所定の論理値の反転した値を書き込んで読み出して書き込んだ値と読み出した値との一致をチェックして、格納領域の正常性をチェックするようにしてもよい。
本発明の障害検出方法において、格納領域が正常である場合には、プロセッサから指定されたタイマカウント値を格納領域に格納し、格納領域が正常でない場合には、プロセッサから読み取り可能となるように正常でない格納領域の位置情報を記録するようにしてもよい。
本発明の障害検出方法において、格納領域が正常でない場合には、プロセッサから指定されたタイマカウント値を格納領域とは異なる正常な領域に格納するようにしてもよい。
本発明によれば、タイマカウント値のメモリへの格納時に、メモリにおけるタイマカウント値の格納領域の正常性をチェックする。したがって、運用中においてもソフトウェア処理に負荷をほとんど与えることなく正常なタイマ機能を提供することができる。
本発明の実施形態に係るタイマ制御装置(図1の10)は、CPU(図1の11)から指定されたタイマカウント値をメモリ(図1の13)に格納し、このタイマカウント値を一定周期で減少または増加させ、このタイマカウント値が所定値になった場合にタイムアウトをCPUへ通知する。タイマ制御装置は、タイマカウント値のメモリへの格納時に、メモリにおけるタイマカウント値の格納領域の正常性をチェックするデータチェック部(図1の20)を備える。データチェック部は、格納領域に所定の論理値(例えば全て1)を書き込んで読み出して書き込んだ値と読み出した値との一致をチェックし、格納領域に所定の論理値の反転した値(例えば全て0)を書き込んで読み出し書き込んだ値と読み出した値との一致をチェックして、格納領域の正常性をチェックする。正常な書き込みと読み出しとが確認できた場合にタイマカウント値を設定する。また、異常を検出した場合にはこのタイマへのタイマカウント値の設定を中止し、異常である旨をCPUへ通知する。そして、異常が検出された格納領域とは異なる正常な領域にタイマカウント値を格納してタイマ機能を実現する。
このようなタイマ制御装置によれば、運用中においても常に正常なタイマを提供し、外部メモリの故障に起因した誤動作を防止することができる。その理由は、CPUによりタイマカウント値の設定を行う都度、タイマが使用するメモリエリアの正常性をチェックし、正常なタイマのみを使用するためである。したがって、経年変化によるメモリ不良など、運用中のメモリ故障に起因した動作異常、例えば、設定時間経過前のタイムアウト又はタイマカウント値の減算処理が無限ループに陥り、永久にタイムアウトしないなどの誤動作を防止することができる。
また、ソフトウェアの処理に依存せず、ハードウェアによって書き込み、読み出し、データの比較を行うことで障害検出が実行される。したがって、ソフトウェアの負荷に影響を与えず、タイマ用メモリの正常性を確保することができる。
図1は、本発明の第1の実施例に係るタイマ制御装置の構成を示すブロック図である。図1において、タイマ制御装置10は、アドレス制御部14、アクセス制御部15、データ制御部16、タイムアウトバッファ17、割り込み生成部18を備える。また、データ制御部16は、データチェック部20を備える。
アドレス制御部14は、CPUバス31を介して入力されるCPU11のアドレスバス信号からアクセス先のタイマを指定するために、メモリ13における該当の領域(エリア)に対応するアドレス信号を生成する。また、減算処理におけるタイマに対応するアドレス信号を生成する。そして、生成したアドレス信号をメモリ13へのアドレスバス32に出力する。
アクセス制御部15は、CPUバス31を介して入力されるCPU11の転送属性信号からCPUアクセスを監視し、CPUアクセス及び減算動作に伴うメモリ13へのアクセスのための制御信号(/CS、/WE、/OE)を生成して信号線33に出力すると共に、アドレス制御部14及びデータ制御部16に対してアクセス条件を通知する。
データ制御部16は、CPU11からのリード/ライトに応じて、CPUバス31を介したデータの中継、タイマカウント値の減算処理、タイムアウト時のタイムアウトバッファ17への通知、CPU11によるライトアクセス実行時のメモリエリアチェック用データの生成を行う。これらの処理に伴ってメモリ13とのデータの送受をデータバス34を介して行う。また、データ制御部16に含まれるデータチェック部20は、メモリエリアの正常性チェックにおいて、書き込みデータと読み出しデータとを比較し、不一致時に異常通知信号を信号線35を介してCPU11に通知する。
タイムアウトバッファ17は、タイムアウトしたタイマ番号を格納する。割り込み生成部18は、タイムアウトが発生したことを示す割り込み信号を生成し、CPU11に対し信号線36を介して通知する。割り込みを通知されたCPU11は、CPUバス31を介してタイムアウトバッファ17に格納されているタイマ番号を読み取って所定のタイマがタイムアウトしたことを判別する。
以上のような構成のタイマ制御装置10は、図示されない動作クロック信号に同期して動作する。そして、タイマ起動時にCPU11によって設定されたタイマカウント値をメモリ13に格納し、一定周期で格納されたタイマカウント値の減算を行い、タイムアウトを判定してタイムアウト時にタイムアウト割り込みとしてCPU11に通知を行う。また、タイマ制御装置10は、タイマカウント値のメモリ13格納時にタイマカウント値の格納エリアの正常性のチェックを行う。
次に、タイマ制御装置10の動作の詳細について説明する。図2は、タイマ制御装置10の動作を表すフローチャートである。なお、ここではハードウェアタイマの総数をn、タイマカウント値(データ)の初期値(未使用)は0、タイマカウント値=1をタイムアウトとする。
ステップS10において、電源投入等によるタイマ制御装置10の起動時に、初期処理としてメモリ13の初期化(データ=0の書き込み)を行う。
ステップS11において、CPU11によるタイマアクセス(CPUアクセス)が要求されたか否かを判断し、CPUアクセスがあった場合、ステップS12に進み、CPUアクセスがない場合、ステップS18に進む。
ステップS12において、CPUバス31を介して入力されるCPUアクセスがリードアクセスであった場合、ステップS15において、CPU11により指定されたタイマ(アドレス)のデータを読み出し、読み出したデータをCPUバス31へ転送し、ステップS18に進む。
また、ステップS12において、CPUアクセスがライトアクセスであった場合、ステップS13において、データ制御部16によって全ビットを1としたデータを生成し、CPU11によって指定されたタイマ(対応するメモリエリア)に書き込む。続いて同じタイマからデータを読出し、データチェック部20によって全ビットが1であるか比較を行う。
ステップS13における比較の結果、不一致の場合は、ステップS17において、このタイマへのタイマカウント値の設定を中止し、異常通知信号によってCPU11へ該当のタイマに異常があることを通知する。
また、ステップS13における比較の結果、全ビットが1となったことを確認した場合は、ステップS14に進む。
ステップS14において、データ制御部16によって全ビットを0としたデータを生成し、同じタイマに書き込む。そして同じタイマからデータを読出し、データチェック部20によって全ビットが0であるか比較を行う。
ステップS14における比較の結果、不一致の場合は、ステップS17において、このタイマへのタイマカウント値の設定を中止し、CPU11へ該当のタイマに異常があることを通知する。タイマの異常を通知されたCPU11は、該当のタイマを以降使用禁止にマークし、他のタイマを使用することで処理を継続する。或いは、ハードウェア異常として処理を停止するなど、以降の処理はCPU11側のソフトウェアに依存する。
また、ステップS14における比較の結果、全ビットが0となったことを確認した場合は、ステップS16において、CPU11から指定されたタイマカウント値を該当のタイマへ書き込む。
次に、CPU11によるタイマアクセスの要求が無い場合の動作について説明する。ステップS18において、アドレス制御部14によって生成されたアドレス、アクセス制御部15によって生成された制御信号に従い、一定の周期で所望のタイマのタイマカウント値(データ)を読み出す。
ステップS19において、データ制御部16は、読み出したデータのチェックを行う。読み出したデータが0以外の場合は、ステップS20において、更に読み出したデータが1であるかチェックを行う。
ステップS20において、読み出したデータが1以外の場合は、ステップS23において、読み出したデータから1を減算し、ステップS24において、同じアドレスに書き戻し、ステップS25に進む。
また、ステップS20において、読み出したデータが1の場合は、ステップS21において、タイムアウト発生のため、タイムアウトバッファ17へタイムアウトが発生したタイマ番号を書き込む。そして、ステップS22において、割り込み生成部18は、CPU11へ対してタイムアウト割り込みを発生して通知する。割り込みを通知されたCPU11は、必要に応じて当該タイマへのデータの設定あるいは未使用とする設定などを行う。
一方、ステップS19において、読み出したデータが0の場合は、未使用のタイマであるため、減算処理及びデータの書き戻しを行わない。
ステップS25において、アドレス制御部14は、次にタイマにアクセスするためにアドレスを1加算し、ステップS26において、加算結果がタイマアドレスの範囲内(アドレス<n)であるかチェックする。タイマアドレスの範囲内であればステップS11に進み、次のアドレス(タイマ)に対する処理を継続する。タイマアドレスが範囲外となった場合は、ステップS27において、アドレスを初期化(0に設定)してステップS11に進み、最初のタイマの処理を継続する。
次に、タイマ制御装置10におけるメモリアクセスについて説明する。図3は、本発明の第1の実施例に係るタイマ制御装置のメモリアクセスにおけるタイミングチャートである。ここでは、或る1つのタイマ(タイマアドレス0に対応)へのアクセスにおけるタイミングチャートを示し、メモリが選択された場合(メモリ/CSがローレベル)、動作クロックのタイミング0〜17(以下t0〜t17と略す)に対応させて説明する。
t0〜t1において、メモリ/OEがローレベルとされ、メモリからデータがリードされる(図2のステップS18に対応)。
t2〜t4において、メモリに対しライトデータが与えられ、t3において、メモリ/WEがローレベルとされ、メモリにデータがライトされる(図2のステップS24に対応)。なお、先のリードデータが0の場合には、ライトは実行されない(図2のステップS19のYesに対応)。
t5〜t7において、メモリに対し、全ビットが1であるライトデータが与えられ、t6において、メモリ/WEがローレベルとされ、メモリにデータがライトされる(図2のステップS13に対応)。
t8〜t9において、メモリ/OEがローレベルとされ、メモリからデータがリードされる(図2のステップS13に対応)。
t10〜t12において、メモリに対し、全ビットが0であるライトデータが与えられ、t11において、メモリ/WEがローレベルとされ、メモリにデータがライトされる(図2のステップS14に対応)。
t13〜t14において、メモリ/OEがローレベルとされ、メモリからデータがリードされる(図2のステップS14に対応)。
t15〜t17において、メモリに対し、CPU11から指定されたタイマカウント値に相当するライトデータが与えられ、t16において、メモリ/WEがローレベルとされ、メモリにデータがライトされる(図2のステップS16に対応)。
なお、以上のt5〜t17におけるリードライトは、CPUによって指定されたアドレスに対して実行され、CPUアクセスのない場合には、実行されない(図2のステップS11のNoに対応)。
また、t0〜t17におけるリードライトは、タイマアドレスを0、1、・・n−1の順に変化させて、メモリアクセスを繰り返す(図2のステップS26、S27に対応)。
以上のように動作するタイマ制御装置は、CPU11によってタイマカウント値の設定を行う都度、タイマが使用するメモリエリアの正常性をチェックし、異常が検出された場合にCPU11に通知する。したがって、運用中のメモリ故障に起因した動作異常を防止することができる。
図4は、本発明の第2の実施例に係るタイマ制御装置の構成を示すブロック図である。図4において、図1と同一の符号は、同一物を表し、その説明を省略する。図4のタイマ制御装置10aは、図1に対しNGタイマ記憶部21をさらに備える。CPUアクセスがライトアクセスであった場合のデータチェック部20によるメモリエリアのチェックにおいて、書き込みデータと読み出しデータとの不一致によってタイマの異常が検出された場合、CPU11へ通知すると共に、異常が検出されたタイマ番号をNGタイマ記憶部21に格納する。そして、CPU11からの、タイマ番号の読み出しに応答して、CPUバス31を介して、格納している異常が検出されたタイマ番号を出力する。
本実施例のタイマ制御装置10aは、或るタイマが使用禁止となっても、他タイマを使用することで処理が継続可能となる場合に好適である。すなわち、或るタイマが使用するメモリエリアに異常が検出され、他のメモリエリアを用いてタイマを実現する場合に、CPU11は、使用禁止タイマを管理するためにNGタイマ記憶部21を用いる。このような場合、対応するタイマ総数に対して、必要タイマ数が少ない場合にあっては、代替となるタイマを用いることが可能である。異常が検出されたタイマ番号をNGタイマ記憶部21に記憶させ、CPU11は、NGタイマ記憶部21を参照することで、代替のタイマを設定するようにしてもよい。この場合、CPU11は、NGタイマ記憶部21を参照すればよいので、ソフトウェアの負荷を低減することができる。
また、NGタイマ記憶部21をフラッシュメモリなど不揮発メモリで構成することで、タイマ制御装置が一端電源断となった場合であっても、後に、ハードウェアタイマの異常に起因した障害調査が必要となった場合に、所望の情報をNGタイマ記憶部21から読み出すことができ、メンテナンス等に有効となる。
本発明の第1の実施例に係るタイマ制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係るタイマ制御装置の動作を表すフローチャートである。 本発明の第1の実施例に係るタイマ制御装置のメモリアクセスにおけるタイミングチャートである。 本発明の第2の実施例に係るタイマ制御装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10、10a タイマ制御装置
11 CPU
13 メモリ
14 アドレス制御部
15 アクセス制御部
16 データ制御部
17 タイムアウトバッファ
18 割り込み生成部
20 データチェック部
21 NGタイマ記憶部
31 CPUバス
32 アドレスバス
33、35、36 信号線
34 データバス

Claims (10)

  1. プロセッサから指定されたタイマカウント値をメモリに格納し、該タイマカウント値を一定周期で減少または増加させ、該タイマカウント値が所定値になった場合にタイムアウトをプロセッサへ通知するタイマ制御装置であって、
    前記タイマカウント値のメモリへの格納時に、前記メモリにおけるタイマカウント値の格納領域の正常性をチェックするデータチェック部を備えることを特徴とするタイマ制御装置。
  2. 前記データチェック部は、前記格納領域に所定の論理値を書き込んで読み出して書き込んだ値と読み出した値との一致をチェックし、前記格納領域に前記所定の論理値の反転した値を書き込んで読み出して書き込んだ値と読み出した値との一致をチェックして、前記格納領域の正常性をチェックすることを特徴とする請求項1記載のタイマ制御装置。
  3. 前記格納領域が正常である場合には、前記プロセッサから指定されたタイマカウント値を前記格納領域に格納することを特徴とする請求項1または2記載のタイマ制御装置。
  4. 前記プロセッサから読み取り可能となるような記憶部を備え、前記格納領域が正常でない場合に、正常でない前記格納領域の位置情報を前記記憶部に記憶することを特徴とする請求項1または2記載のタイマ制御装置。
  5. 前記記憶部は、不揮発メモリで構成されることを特徴とする請求項4記載のタイマ制御装置。
  6. 前記格納領域が正常でない場合には、前記プロセッサから指定された前記タイマカウント値を前記格納領域とは異なる正常な領域に格納することを特徴とする請求項1または2記載のタイマ制御装置。
  7. プロセッサから指定されたタイマカウント値をメモリに格納し、該タイマカウント値を一定周期で減少または増加させ、該タイマカウント値が所定値になった場合にタイムアウトをプロセッサへ通知するタイマ制御装置がメモリにおける障害を検出する方法であって、
    前記タイマカウント値のメモリへの格納時に、前記メモリにおけるタイマカウント値の格納領域の正常性をチェックすることを特徴とするタイマ制御装置における障害検出方法。
  8. 前記格納領域に所定の論理値を書き込んで読み出して書き込んだ値と読み出した値との一致をチェックし、前記格納領域に前記所定の論理値の反転した値を書き込んで読み出して書き込んだ値と読み出した値との一致をチェックして、前記格納領域の正常性をチェックすることを特徴とする請求項7記載のタイマ制御装置における障害検出方法。
  9. 前記格納領域が正常である場合には、前記プロセッサから指定されたタイマカウント値を前記格納領域に格納し、
    前記格納領域が正常でない場合には、前記プロセッサから読み取り可能となるように正常でない前記格納領域の位置情報を記録することを特徴とする請求項7または8記載のタイマ制御装置における障害検出方法。
  10. 前記格納領域が正常でない場合には、前記プロセッサから指定された前記タイマカウント値を前記格納領域とは異なる正常な領域に格納することを特徴とする請求項7または8記載のタイマ制御装置における障害検出方法。
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