JP2008234358A - 記憶装置、情報処理装置及び不正書込検出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ソフトウエアの不具合による不正書き込みが発生した場合に、コマンドシーケンスエラーとなり即座に検出可能な記憶装置、情報処理装置及び不正書込検出方法を提供する。
【解決手段】内部での状態遷移を管理するステートマシン106が、不正なコマンドを受け付けた際に、割込信号線103を使用してCPU101に通知することにより、フラッシュメモリ107への不正な書き込みの検出が可能となり、ソフトウエアの不具合の修正が容易になる。また、フラッシュメモリ107は、コマンド受付の為のステートマシン106やコントローラ109のような回路をもともと具備しており、大きな変更なくして前述の効果が得られる。
【選択図】図1
【解決手段】内部での状態遷移を管理するステートマシン106が、不正なコマンドを受け付けた際に、割込信号線103を使用してCPU101に通知することにより、フラッシュメモリ107への不正な書き込みの検出が可能となり、ソフトウエアの不具合の修正が容易になる。また、フラッシュメモリ107は、コマンド受付の為のステートマシン106やコントローラ109のような回路をもともと具備しており、大きな変更なくして前述の効果が得られる。
【選択図】図1
Description
本発明は、不正な書き込みを検出できる記憶装置、情報処理装置及び不正書込検出方法に関する。
従来、MMU(メモリマネージメントユニット:Memory Management Unit)等のメモリ管理機能を有しているCPU(中央処理装置:Central Processing Unit)であれば、不正書き込みを検出可能であるが、当該機能を有していないCPUの場合、不正書き込みの検出が困難であった。すなわち、従来、ソフトウエアの不具合による誤ったアドレスへの書き込みが発生した場合、正確な場所の検出が困難であった。
従来技術例として、以下のものがある。
特許文献1には、メモリアレイのパリティーチェックに関してCPUに通知する技術が開示されているが、コマンドのシーケンスエラーに関しては、この特許文献1には開示されていない。
特許文献2には、チップの消去エラーに関してCPUに通知する技術が開示されているが、コマンドのシーケンスエラーに関しては、この特許文献2には開示されていない。
特開昭63−064147号公報
特開2005−141338号公報
特許文献1には、メモリアレイのパリティーチェックに関してCPUに通知する技術が開示されているが、コマンドのシーケンスエラーに関しては、この特許文献1には開示されていない。
特許文献2には、チップの消去エラーに関してCPUに通知する技術が開示されているが、コマンドのシーケンスエラーに関しては、この特許文献2には開示されていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、CPUに対する割込信号線を具備し、不正書き込みなどにより、コマンドの状態遷移が不正となったときに、上記割込信号線によりCPUに通知する記憶装置、情報処理装置及び不正書込検出方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、割込信号線を具備し、記憶装置へのコマンドの状態遷移が不正となった場合、割込信号線によりCPUに通知することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、記憶装置内部の状態遷移を管理する手段が、不正なコマンドを受け付けてコマンドシーケンスエラーを検出した際に、割込信号線を使用してCPUに通知することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、最後に書き込んだアドレス、値を記録しておくデバッグレジスタをさらに具備し、デバッグレジスタは、記録した内容をCPUに返却することを特徴する。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の記憶装置を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、記憶装置への不正な書き込みを検出するための不正書込検出方法であって、記憶装置へのコマンドの状態遷移が不正となった場合、割込信号によりCPUに通知することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、記憶装置内部の状態遷移を管理中に、不正なコマンドを受け付けてコマンドシーケンスエラーを検出した際に、割込信号を使用してCPUに通知することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項5又は6記載の発明において、最後に書き込んだアドレス、値を記録しておき、記録した内容をCPUに返却することを特徴する。
本発明によれば、ソフトウエアの不具合による不正書き込みが発生した場合に、コマンドシーケンスエラーとなり即座に検出することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
本発明の記憶装置の一実施例であるフラッシュメモリ(書き換え可能であり、電源を切ってもデータが消えない不揮発性半導体メモリ。フラッシュROM)は、割込信号線を具備するフラッシュメモリであって、不正書き込みなどにより、フラッシュメモリへのコマンドの状態遷移が不正となったときに、上記割込信号線によりCPUに通知することを特徴とする。
図1を用いて、本発明の実施例の構成を説明する。
図1に示すように、本発明の一実施例である情報処理装置は、CPU101と、本発明の記憶装置の一実施例であるフラッシュメモリ107と、を有する。そして、これらCPU101とフラッシュメモリ107間には、割込信号線103、アドレスバス104、データバス105が具備される。
図1に示すように、本発明の一実施例である情報処理装置は、CPU101と、本発明の記憶装置の一実施例であるフラッシュメモリ107と、を有する。そして、これらCPU101とフラッシュメモリ107間には、割込信号線103、アドレスバス104、データバス105が具備される。
CPU101は、アドレスバス104、データバス105を使用してフラッシュメモリ107のデータの取得、消去コマンドの発行、書き込みコマンドの発行などを行う。
フラッシュメモリ107は、ステートマシン106、I/F回路108、コントローラ109、メモリアレイ110を有する。
I/F回路108は、アドレスバス104、データバス105に接続され、CPU101からのアクセス内容を解釈する。
コントローラ109は、ステートマシン106の状態により、メモリアレイ110からデータを読み出したり、ステートマシン106の状態を返却したりするなどの制御を行う。
ステートマシン106は、消去エラー、書き込みエラー、パリティエラーを検出した場合には、従来どおり読み込み動作に応じて状態をCPU101に返却する機能を具備し、消去エラー、書き込みエラー、パリティエラーに加えて、本実施例ではコマンドシーケンスエラーに関しても割込信号線103で割り込みを発生させてCPU101に通知することを特徴とする。
なお、フラッシュメモリ107には、電気的消去に使用する高い電圧を得る為の昇圧回路等、他にも必要な回路が存在する。しかしながら、図1においては本発明と関係のないブロックの図示を省略している。よって、図1に示すフラッシュメモリ107の回路構成に限定するものではない。
図2を用いて、本発明の実施例の動作(不正書込検出方法)を説明する。なお、以下に説明する本実施例の動作は、本実施例のフラッシュメモリがプログラムに従って制御されることにより実行される。
以下の説明では、例として、NOR型フラッシュメモリにおいて、16進数で0×BAを書き込むのは、ステータスを読むことが可能なステータスモード202に移行するコマンド、0×BBを書き込むのは、通常のランダムアクセスが可能な通常モード201に戻るコマンドとする。
ステータスモード202では、最後に行った消去、書き込みなどのコマンドの実行結果であるエラーコードが読み取り可能である。ステータスモード202では0×BB以外の書き込みはエラーとする。また、通常モード201で例示した0×BBや他のコマンド以外の書き込みがあった場合もエラーとする。
通常モード201において0×BAを書き込むことにより、ステータスモード202に移行する(ステップ203)。ステータスモード202で読み込み動作を行うと、ステータスを読むことが可能となる(ステップ205)。そして、0×BBを書き込むと、通常モード201へ移行する(ステップ204)。
ステータスモード202のステップ205において、0×BB以外の書き込みがされた場合、もしくは、通常モード201で例示した0×BBや他のコマンド以外の書き込みがあった場合は、図1に示す割込信号線103にてCPU101に通知する。C言語のポインタ不正などで、不正な書き込みを行った場合は、直ちに検出可能となる。
以上のように、本実施例によれば、内部での状態遷移を管理するステートマシン106が、不正なコマンドを受け付けた際に、割込信号線103を使用してCPU101に通知することにより、フラッシュメモリ107への不正な書き込みの検出が可能となり、ソフトウエアの不具合の修正が容易になる。また、フラッシュメモリ107は、コマンド受付の為のステートマシン106やコントローラ109のような回路をもともと具備しており、大きな変更なくして前述の効果が得られる。
よって、本実施例によれば、ソフトウエアの不具合による不正書き込みが発生した場合に、コマンドシーケンスエラーとなり即座に検出可能である。
本実施例では、実施例1のフラッシュメモリの構成に加え、最後に書き込んだアドレス、値を記録しておくデバッグレジスタを具備することにより、不正書き込みが発生した際にデバッグを容易とすることを特徴する。
本実施例のフラッシュメモリは、図3に示すように、実施例1(図1)で示す構成(機能)に加え、最後に書き込んだアドレス、値を記録しておくデバッグ用のデバッグレジスタ311を設ける。そして、新設するデバッグレジスタモードで、デバッグレジスタ311の記録内容をCPU101に返却することにより、不正書き込みが発生した際にデバッグをさらに容易にすることが可能となる。
以上、本発明の実施例について説明したが、上記記載に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
本発明は、組み込み機器に適用できる。
101、301 CPU
103、303 割込信号線
104、304 アドレスバス
105、305 データバス
106、306 ステートマシン
107、307 フラッシュメモリ
108、308 I/F回路
109、309 コントローラ
110、310 メモリアレイ
201 通常モード
202 ステータスモード
103、303 割込信号線
104、304 アドレスバス
105、305 データバス
106、306 ステートマシン
107、307 フラッシュメモリ
108、308 I/F回路
109、309 コントローラ
110、310 メモリアレイ
201 通常モード
202 ステータスモード
Claims (7)
- 割込信号線を具備し、
記憶装置へのコマンドの状態遷移が不正となった場合、前記割込信号線によりCPUに通知することを特徴とする記憶装置。 - 前記記憶装置内部の状態遷移を管理する手段が、不正なコマンドを受け付けてコマンドシーケンスエラーを検出した際に、前記割込信号線を使用して前記CPUに通知することを特徴とする請求項1記載の記憶装置。
- 最後に書き込んだアドレス、値を記録しておくデバッグレジスタをさらに具備し、
前記デバッグレジスタは、記録した内容を前記CPUに返却することを特徴する請求項1又は2記載の記憶装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の記憶装置を有することを特徴とする情報処理装置。
- 記憶装置への不正な書き込みを検出するための不正書込検出方法であって、
前記記憶装置へのコマンドの状態遷移が不正となった場合、割込信号によりCPUに通知することを特徴とする不正書込検出方法。 - 前記記憶装置内部の状態遷移を管理中に、不正なコマンドを受け付けてコマンドシーケンスエラーを検出した際に、前記割込信号を使用して前記CPUに通知することを特徴とする請求項5記載の不正書込検出方法。
- 最後に書き込んだアドレス、値を記録しておき、
前記記録した内容を前記CPUに返却することを特徴する請求項5又は6記載の不正書込検出方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007073617A JP2008234358A (ja) | 2007-03-20 | 2007-03-20 | 記憶装置、情報処理装置及び不正書込検出方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106502581A (zh) * | 2016-09-30 | 2017-03-15 | 华为技术有限公司 | 闪存控制器、闪存控制方法和固态硬盘 |
JP2019219803A (ja) * | 2018-06-18 | 2019-12-26 | 株式会社リコー | 制御装置、画像形成装置、制御方法及び制御プログラム |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003015958A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-17 | Nec Microsystems Ltd | ライトプロテクト方法 |
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2007
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106502581A (zh) * | 2016-09-30 | 2017-03-15 | 华为技术有限公司 | 闪存控制器、闪存控制方法和固态硬盘 |
CN106502581B (zh) * | 2016-09-30 | 2019-05-28 | 华为技术有限公司 | 闪存控制器、闪存控制方法和固态硬盘 |
JP2019219803A (ja) * | 2018-06-18 | 2019-12-26 | 株式会社リコー | 制御装置、画像形成装置、制御方法及び制御プログラム |
JP7001001B2 (ja) | 2018-06-18 | 2022-01-19 | 株式会社リコー | 制御装置、画像形成装置、制御方法及び制御プログラム |
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