JP2005078150A - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】逆相関型のデジタルハーフトーニング法を用いたハーフトーニング処理を行う際に、画像のハイライト部分で、組織的なドットの配置及び異なるドット配置の発生確率を指定し、原画像に忠実な解像性を得ると同時に、指定された組織的なドットの配置を発生させ、異なるドット配置間の分散性を向上し、画像への依存性の少ない安定した処理効果が得られる画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムとする。
【解決手段】多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換する画像処理であって、多階調画像データのハイライト部分で組織的なドット配置の形状を指定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに係り、特には多階調画像データを量子化して擬似中間調の出力用画像データに変換する画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムに関する。
従来、多階調の原画像データを擬似中間調の出力用画像データに変換する量子化処理の手法として、組織的ディザ法、誤差拡散法等が知られている。この中でも、誤差拡散法は、比較的高い画質を得ることができるため、高画質の用途に用いられることが多く、種々の改良がなされてきた。誤差拡散法での画質的な課題は、ノイズを増幅させずにアルゴリズム特有のテクスチャをいかに低減させるかである。
例えば、複数の誤差拡散マトリクスを利用して均一性を確保しようと試みているものがある(特許文献1参照。)。具体的には、2つのマトリクスを入力値に応じて切り替え、大きいマトリクスをハイライトやシャドー部で使用し、ウォームと呼ばれる模様の発生を防ぎ、小さいマトリクスを中域部で使用し、ノイズを抑えようとするものである。
また、ハイライト及びシャドー領域でより均一な結果を生成するため、出力値に依存するしきい値を用いてしきい値を変更するものもある(特許文献2参照。)。具体的には、2値化出力が白か黒かで、入力に応じたしきい値変更を周囲画素に対して行い、それを繰り返し伝搬し用いるというものである。
その他にも、誤差拡散マトリクスのサイズ、係数を最適化する方法や、処理順序(走査方向)の変更などが行われてきた。しかし、これらの手法からは一定の効果を得ることはできたが、十分と呼べるような効果を得ることはできなかった。
一方、これらの誤差拡散法やその改良方法、ディザ法などとは異なる量子化処理の手法として、逆相関型のデジタルハーフトーニング法が提案されている(非特許文献1参照。)。この方法は、画素毎にドットの出現情報を表す配列(以下、ドット出現パターンとする)、すなわち、注目画素を構成する階調数に実質的に比例した数だけドットの有無情報を配列させたもの、を設定し、その情報に基づきハーフトーニングする方法であって、注目画素についてのドット出現パターンの内容決定においては、注目画素の周辺画素について既に決定済みのドット出現パターンを用い、これらドット出現パターンを構成する要素の要素番号毎に、周辺画素にドットが出現する期待値(以下、ヒストグラムとする)を算出し、この期待値に基づき、ドット出現数の少ない要素番号にドット有り情報を優先的に設定し、ドット出現数の多い要素番号にドット無し情報を設定するよう、注目画素のドット出現パターンを決める方法である。
以下、逆相関型のデジタルハーフトーニング法について、具体的な例を挙げて説明する。なお、以下の説明においては、左から右に向かう方向に注目画素を切り換えて処理を行うこととする。
図8に示すように、逆相関型のデジタルハーフトーニング法による画像処理においては、原画像データ(多階調画像データ)が入力される前に、予め0〜(n−1)の範囲内から無作為にランダム変数r(rは整数)を決定する(ステップT1)。なお、「n」は画素値gi,jの最大値である。画素値gi,jとは、i行j列目の画素における階調値のことであり、ここでは0〜nの範囲内の何れかの値である。
原画像データが入力されたら、原画像データ中からi行j列目の画素(注目画素)に関する画素値gi,jを取得する(ステップT2)。
画素値gi,jを取得したら、その画素値gi,jに基づきi行j列目の画素のローカルフィルタPを生成する(ステップT3)。具体的には、始めに画素値gi,jを下記式(1)に代入してΔを求め、そのΔが図9中左欄のどの範囲に属するかを特定し、特定した範囲に対応するローカルフィルタPの情報を図9中右欄から特定する。なお、図中、例えば「Δ∈[0,13/255)」は、0≦Δ<13/255を示している。
Δ=|gi,j−n/2|/n … (1)
例えば、画素値gi,jが120だとしたら、上記式(1)からΔ=|120−255/2|/255=7.5/255が導き出され、このΔ(=7.5/255)が、図9中左欄の最も上の欄に記載されたΔ∈[0,13/255)に属しているのを特定することができる。そしてΔ∈[0,13/255)が記載された特定済みの欄から、その右隣に配置された欄のR(K1,6,−5)をローカルフィルタPの情報として特定することができる。
次に、特定された情報を便宜的に一般化して「R(K,lk,ε(lk))」とした場合に、まず「K」を参照することにより、図10及び図11に示した6つの基礎フィルタK1〜K6の何れかを選択する。次に、「lk」を参照することにより、基礎フィルタK中の×印の画素、即ちi行j列目の画素から、上方向、左方向及び右方向に(lk−1)画素分の広がりを有するlk行×(2lk−1)列のサイズのフィルタを生成する。そして、「lk」及び「ε(lk)」を参照し、生成されたフィルタ中の1列目から(lk−ε(lk))列目までの各画素には基礎フィルタKの画素値をそのまま割り当て、かつ(lk−ε(lk))列目より先の列の各画素には0を割り当てることにより、ローカルフィルタPを生成する。
例えば、ローカルフィルタPの情報がR(K6,4,−1)で表されるとしたら、以下のような手順でローカルフィルタPを生成する。すなわち、R(K6,4,−1)において、基礎フィルタKに対応するのが「K6」であるから、図11中の3つの基礎フィルタK4〜K6のなかから下段に図示された基礎フィルタK6を基礎フィルタKとして特定する。そしてR(K6,4,−1)において、lkに対応するのが「4」であり、ε(lk)に対応するのが「−1」であるから、まず始めに、図11中下段の基礎フィルタK6中で×印の画素から、上方向、左方向及び右方向に3(=lk−1)画素分の広がりを有する4行×7(=2×4−1)列のサイズのフィルタを生成し、その後、その生成した4行×7列のフィルタにおいて、1列目から5(=4−(−1))列目までの各画素には基礎フィルタK6の画素値をそのまま割り当て、5列目より先の列の各画素には0を割り当てる。このような手順で生成されたローカルフィルタPを図12に示す。
ローカルフィルタPを生成したら、i行j列目の画素のヒストグラムHi,j[k]を算出する(ステップT4)。「ヒストグラムHi,j[k]」というのは、ローカルフィルタP中に×印で示される注目画素の周辺の画素の配置位置を(x,y)で表したときに、注目画素周辺の各画素のドット出現パターンCx,y[k]をローカルフィルタPの(x,y)の位置の値で重み付けし、要素(要素番号)kの値毎に加算した合計値(期待値)である。ただし、「k」は0から(n−1)までの任意の整数値であって、ドット出現パターンCx,y[k]の要素(要素番号)kと同義である。また、「ドット出現パターンCi,j[k]」というのは、それぞれ0または1の値をとるCi,j[0]〜Ci,j[n−1]によって構成される数列(ドット出現情報配列)である。このドット出現パターンCi,j[k]は、要素kに0から(n−1)の何れかの値を代入したときに「1」となればi行j列目の画素にドットを形成することを示し、「0」となればドットを形成しないことを示す。
例えば、図12に示すローカルフィルタPを生成した場合に、ローカルフィルタP中の各画素の位置(x,y)、ローカルフィルタP中の各画素の画素値px,yが図13(a)、(b)のように設定されたとしたら、i行j列目の注目画素(図12,図13中×印の画素)のヒストグラムHi,j[k]を、下記の式にしたがって要素(要素番号)kの値ごとに算出する。
i,j[0]=Cx1,y1[0]×px1,y1+Cx1,y2[0]×px1,y2+Cx1,y3[0]×px1,y3+ … +Cx4,y3[0]×px4,y3
i,j[1]=Cx1,y1[1]×px1,y1+Cx1,y2[1]×px1,y2+Cx1,y3[1]×px1,y3+ … +Cx4,y3[1]×px4,y3
i,j[2]=Cx1,y1[2]×px1,y1+Cx1,y2[2]×px1,y2+Cx1,y3[2]×px1,y3+ … +Cx4,y3[2]×px4,y3


i,j[n−1]=Cx1,y1[n−1]×px1,y1+Cx1,y2[n−1]×px1,y2+Cx1,y3[n−1]×px1,y3+ … +Cx4,y3[n−1]×px4,y3
次に、各要素kについて算出されたヒストグラムHi,j[0]〜Hi,j[n−1]を値の小さい順に並べ替え、ヒストグラムHi,j[k]の要素番号列S[k]を算出する(ステップT5)。
例えば、ヒストグラムHi,j[0]〜Hi,j[n−1]が、Hi,j[8]<Hi,j[3]<Hi,j[4]<Hi,j[1]<Hi,j[5]<…<Hi,j[n−1]のように並べ替えられたら、要素番号列S[k]は{8,3,4,1,5,…,(n−1)}のように算出される。なお、この要素番号列S[k]において、「8」は0番目の要素であり、「3」は1番目の要素である。
要素番号列S[k]を算出したら、カウンタ値Countを0に設定し(ステップT6)、要素番号列S[k]の要素k’に、要素番号列S[k]中、カウンタ値Countの値に対応する順番の要素S[Count]の値を代入する(ステップT7)。すなわち、上記した要素番号列S[k](={8,3,4,1,5,…,(n−1)})を例にすると、カウンタ値Countが0であるから、k’に8(=S[0])を代入する。
続いて、カウンタ値Countと画素値(gi,j−1)との大小関係を比較する(ステップT8)。
比較の結果、カウンタ値Countが画素値(gi,j−1)以下であれば、要素k’に対応するドット出現パターンCi,j[k’]を「1」に設定し(ステップT9)、大きければ「0」に設定する(ステップT10)。例えば、画素値gi,jが3で、かつ要素番号列S[k]が{8,3,4,1,5,…,(n−1)}であれば、ドット出現パターンCi,j[k]のうち、まず要素Ci,j[8]を「1」に設定する。
ステップT9又はステップT10の処理を終えたら、カウンタ値Countに1を加算し(ステップT11)、カウンタ値Count(=1)と(n−1)との大小関係を比較し(ステップT12)、カウンタ値Countが(n−1)と同じ値になるまでステップT7からステップT11までの処理を繰り返し行うことにより、ドット出現パターンCi,j[k’]を決定する。これにより、以上のようにして要素Ci,j[8],Ci,j[3],Ci,j[4]に「1」が設定される。ドット出現パターンCi,j[k]が決定されたら、ドット出現パターンCi,j[k]のうち、上記ステップT1で決定したランダム変数rを要素番号とするCi,j[r]を、i行j列目の画素の出力値bi,jとして算出する(ステップT13)。なお、出力値bi,jは上記ステップT9又はステップT10の処理からもわかるように「0」又は「1」である。
出力値bi,jを算出したら、入力された原画像データの全ての画素について出力値bを算出したか否かを判断し(ステップT14)、全ての画素の出力値bを未だ算出していないと判定したら、未処理の各画素について上記ステップT2からステップT13までの処理を繰り返し行う。全ての画素の出力値b、つまり疑似中間調の出力用画像データを算出したと判定したら処理を終了する。
以上の逆相関型のデジタルハーフトーニング法による画像処理によれば、1つの画素に着目した場合にはドットの出現頻度がその画素の画素値gi,jに比例し、近接する複数の画素に着目した場合には各画素でのドットの出現の仕方が周辺画素との逆相関を実質的に最大とすることとなるため、画像の記録時において記録媒体に形成されるドットの分散性が向上する。そのため、逆相関型のデジタルハーフトーニング法は、誤差拡散法に見られる特有のテクスチャが少ないという特徴を有している。
なお、画像端部に関するドット出現パターンCi,j[k]の決定には、画像領域外の周辺画素に関するドット出現パターンが必要となるが、このための画像領域外の周辺画素に関してはランダム変数を用いる等してドット出現パターンを決めておく。具体的には、例えば次のように定義する。
i,j[k]= 1 ( rBR < nΔ のとき)、 0 ( それ以外のとき )
ここで、Δ=| gi,j − n/2 |/nであり、「gi,j」は注目画素の画素値である。また、「rBR」は{0,1,...(int)(n/2)}に含まれるランダムな整数であり、毎回異なる値とする。
特開平4−328957号公報 特開平8−107500号公報 ドミトリ・A・グゼフ(Dmitri A. Gusev)、"Anti-Correlation Digital Halftoning"、[online]、平成10年8月、インディアナ大学、[平成15年、7月1日検索]、インターネット<URLhttp://www.cs.indiana.edu/cgi-bin/techreports/TRNNN.cgi?trnum=TR513>
ところで、電子写真方式などプリンタの印刷方式により、画像のハイライト部分で、連続ドットの発生が必要となる場合がある。
しかしながら、従来は、組織的なドットの配置及び異なるドット配置の発生確率は制御されていないのが現状である。そのため、処理された画像のドット配置は画像への依存性が非常に強く、ドット配置の形状が不定であること、また異なるドット配置の干渉などの影響により、処理効果は不安定である。
そこで、本発明の課題は、逆相関型のデジタルハーフトーニング法を用いたハーフトーニング処理を行う際に、画像のハイライト部分で、組織的なドットの配置及び異なるドット配置の発生確率を指定し、原画像に忠実な解像性を得ると同時に、指定された組織的なドットの配置を発生させ、異なるドット配置間の分散性を向上し、画像への依存性の少ない安定した処理効果が得られる画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、
多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換するための演算処理部を有する画像処理装置であって、
前記演算処理部は、
前記多階調画像データのハイライト部分で組織的なドット配置の形状を指定する制御を行うことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、
前記演算処理部は、
前記多階調画像データのハイライト部分でドット配置の発生確率を指定することにより、組織的なドット配置の形状を指定する制御を行うことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像処理装置において、
前記演算処理部は、
前記多階調画像データの注目画素において、異なるドット配置の発生確率に相当する値毎にローカルフィルタを決め、それぞれについての要素番号列を算出した後、同じドット出現情報配列に異なるドット配置を表す値を入れることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像処理装置において、
前記演算処理部は、
前記ドット出現情報配列を決定する際に、他のドット配置を表す値が入っている要素番号を避けてドット配置を表す値を入れることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像処理装置において、
前記演算処理部は、
既に処理された画素の状況及び指定されたドット配置に応じて、注目画素の出力状況を判断することを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の画像処理装置において、
前記演算処理部は、
連続発生させる必要がある画素に対し、ローカルフィルタにおいて、ドット連続発生方向にある注目画素に近い係数値を負数にすることにより、ドット配置の形状を指定することを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、
多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換する画像処理方法であって、
前記多階調画像データのハイライト部分で組織的なドット配置の形状を指定することを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の画像処理方法において、
前記多階調画像データのハイライト部分でドット配置の発生確率を指定することにより、組織的なドット配置の形状を指定することを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の画像処理方法において、
前記多階調画像データの注目画素において、異なるドット配置の発生確率に相当する値毎にローカルフィルタを決め、それぞれについての要素番号列を算出した後、同じドット出現情報配列に異なるドット配置を表す値を入れることを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の画像処理方法において、
前記ドット出現情報配列を決定する際に、他のドット配置を表す値が入っている要素番号を避けてドット配置を表す値を入れることを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の画像処理方法において、
既に処理された画素の状況及び指定されたドット配置に応じて、注目画素の出力状況を判断することを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の画像処理方法において、
連続発生させる必要がある画素に対し、ローカルフィルタにおいて、ドット連続発生方向にある注目画素に近い係数値を負数にすることにより、ドット配置の形状を指定することを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、
画像処理プログラムであって、
多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換するためのコンピュータに、
前記多階調画像データのハイライト部分で組織的なドット配置の形状を指定する機能を実現させることを特徴としている。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の画像処理プログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記多階調画像データのハイライト部分でドット配置の発生確率を指定することにより、組織的なドット配置の形状を指定する機能を実現させることを特徴としている。
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の画像処理プログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記多階調画像データの注目画素において、異なるドット配置の発生確率に相当する値毎にローカルフィルタを決め、それぞれについての要素番号列を算出した後、同じドット出現情報配列に異なるドット配置を表す値を入れる機能を実現させることを特徴としている。
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の画像処理プログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記ドット出現情報配列を決定する際に、他のドット配置を表す値が入っている要素番号を避けてドット配置を表す値を入れる機能を実現させることを特徴としている。
請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の画像処理プログラムにおいて、
前記コンピュータに、
既に処理された画素の状況及び指定されたドット配置に応じて、注目画素の出力状況を判断する機能を実現させることを特徴としている。
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の画像処理プログラムにおいて、
前記コンピュータに、
連続発生させる必要がある画素に対し、ローカルフィルタにおいて、ドット連続発生方向にある注目画素に近い係数値を負数にすることにより、ドット配置の形状を指定する機能を実現させることを特徴としている。
請求項1,7,13に記載の発明によれば、多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換する画像処理において、多階調画像データのハイライト部分で組織的なドット配置の形状を指定するため、原画像に忠実な解像性を得ると同時に、指定された組織的なドットの配置を発生させて異なるドット配置間の分散性を向上させ、画像への依存性の少ない安定した処理効果を得ることができる。
請求項2,8,14に記載の発明によれば、多階調画像データのハイライト部分でドット配置の発生確率を指定することにより、組織的なドット配置の形状を指定するため、確実に、原画像に忠実な解像性を得ると同時に、指定された組織的なドットの配置を発生させて異なるドット配置間の分散性を向上させ、画像への依存性の少ない安定した処理効果を得ることができる。
請求項3,9,15に記載の発明によれば、多階調画像データの注目画素において、異なるドット配置の発生確率に相当する値毎にローカルフィルタを決め、それぞれについての要素番号列を算出した後、同じドット出現情報配列に異なるドット配置を表す値を入れるため、より確実に、原画像に忠実な解像性を得ると同時に、指定された組織的なドットの配置を発生させて異なるドット配置間の分散性を向上させ、画像への依存性の少ない安定した処理効果を得ることができる。
請求項4,10,16に記載の発明によれば、ドット出現情報配列を決定する際に、他のドット配置を表す値が入っている要素番号を避けてドット配置を表す値を入れるため、さらに確実に、原画像に忠実な解像性を得ると同時に、指定された組織的なドットの配置を発生させて異なるドット配置間の分散性を向上させ、画像への依存性の少ない安定した処理効果を得ることができる。
請求項5,11,17に記載の発明によれば、既に処理された画素の状況及び指定されたドット配置に応じて、注目画素の出力状況を判断するため、またさらに確実に、原画像に忠実な解像性を得ると同時に、指定された組織的なドットの配置を発生させて異なるドット配置間の分散性を向上させ、画像への依存性の少ない安定した処理効果を得ることができる。
請求項6,12,18に記載の発明によれば、連続発生させる必要がある画素に対し、ローカルフィルタにおいて、ドット連続発生方向にある注目画素に近い係数値を負数にすることにより、ドット配置の形状を指定するため、もっと確実に、原画像に忠実な解像性を得ると同時に、指定された組織的なドットの配置を発生させて異なるドット配置間の分散性を向上させ、画像への依存性の少ない安定した処理効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る画像処理装置、画像処理方法及び画像処理のプログラムについて、図面を参照しながら説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。
まず、本実施の形態に係る画像処理装置1の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像処理装置1の概略構成を示すブロック図である。この図に示すように、画像処理装置1は、入力される多階調画像(原画像)データを量子化して擬似中間調の出力用画像データに変換して出力するための演算処理部2を備えている。なお、この画像処理装置1は、レーザプリンタ、デジタル複写機等の周知の出力装置に搭載可能となっている。また、本実施の形態においては、多階調画像データを、各画素値が8bitのグレースケールを持つモノクロ画像に関するデータとして説明する。また、本実施の形態では、前記8bit(256階調)の多階調画像データを、1画素に関し、白(非記録)又は黒(ドット記録)の2つのレベル(値)に量子化するようになっている。
演算処理部(コンピュータ)2は、互いに接続されたROM(Read Only Memory)3、RAM(Random Access Memory)4及びCPU(Central Processing Unit)5を備えている。
ROM3には、本発明に係る画像処理プログラムが格納されている。この画像処理プログラムは、多階調画像データに対する逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を演算処理部2に実行させるためのものである。
RAM4には、CPU5による作業領域が備えられている。
CPU5は、ROM3に格納されている画像処理プログラムをRAM4内の作業領域に展開し、多階調画像データから出力用画像を生成するようになっている。
次に、本発明に係る画像処理方法について、図2〜図7を参照しながら説明する。なお、以下においては、画像処理装置1は、左から右に向かう方向に注目画素を切り換えて処理を行うこととするが、所定数の画素からなる行を切り換えた後の処理方向については、再び左から右に向かう方向としても良いし、反転させて右から左に向かう方向としても良いし、左右方向の何れかをランダムに選択することとしても良い。好ましくは、画像処理装置1は、全体として蛇行するような順序で処理を行うべく、1行毎または複数行毎に処理方向を反転させるようになっている。
また、図4に示すように、1つのドットを記録した後において、次のドットの発生状況に影響しない場合を状況1と定義し、1つのドットを記録した後において、次のドットを発生させるように処理する場合を状況2と定義する。
図2は、画像処理装置1の演算処理部2が前記画像処理プログラムに基づいて、0行0列目の座標における画素の出力用画像データを生成するために実行する逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を経時的に示したフローチャートである。
この図に示すように、演算処理部2は、従来のステップT1と同様に、多階調画像データが入力される前に、予めランダム変数rを決定する(ステップS1)。
多階調画像データが入力されたら、演算処理部2は多階調画像データ中から0行0列目の画素(注目画素)に関する画素値(入力画素値)g(0,0)を取得し、当該画素値に基づき状況1のドット及び状況2のドットの発生確率を指定し、状況1のドットに相当する状況1レベル値(状況1階調値)g1(0,0)と状況2のドットに相当する状況2レベル値(状況2階調値)g2(0,0)を算出する(ステップS2)。なお、画素値g(0,0)は、0行0列目の画素における階調値のことである。また、ここで、状況1と状況2の発生確率の合計は1になり、状況1レベル値g1(0,0)と状況2レベル値g2(0,0)の合計は画素値g(0,0)の値となるようにされている。
図5の表に、本実施の形態における入力画素値と状況1レベル値g1及び状況2レベル値g2との対応関係を示す。この対応関係は、入力画素値に対する状況1と状況2の発生確率の関係と同じであり、出力画像が最適となるように決定されている。
状況1レベル値g1(0,0)及び状況2レベル値g2(0,0)を算出したら、演算処理部2は、状況1レベル値g1(0,0)及び図6中の2つの基礎フィルタKA(係数値が全て正数となっている),KB(注目画素の左側の最も近い位置の画素の係数が負数となっている)のうち上段に図示された基礎フィルタKAに基づき0行0列目の画素の状況1に対するローカルフィルタP1を生成する(ステップS3)。詳細は、従来のステップT3と同様であるため、省略する。
ローカルフィルタP1を生成したら、演算処理部2は0行0列目の状況1レベル値g1(0,0)のヒストグラムH1(0,0)[k]を算出する(ステップS4)。詳細は、従来のステップT4と同様であるため、省略する。なお、本実施の形態では、「ドット出現パターンCi,j[k]」というのは、それぞれ0、1または2の値をとるCi,j[0]〜Ci,j[n−1]によって構成される数列(ドット出現情報配列)である。このドット出現パターンCi,j[k]は、要素kに0から(n−1)の何れかの値を代入したときに「1」となればi行j列目の画素に状況1のドットを形成することを示し、「2」となればi行j列目の画素に状況2のドットを形成することを示し、「0」となればドットを形成しないことを示す。
次に、演算処理部2は、各要素kについて算出された状況1レベル値g1(0,0)のヒストグラムH1(0,0)[0]〜H1(0,0)[n−1]を値の小さい順に並べ替え、ヒストグラムH1(0,0)[k]の大小順を示す要素番号列S1[k]を算出する(ステップS5)。
例えば、ヒストグラムH1(0,0)[0]〜H1(0,0)[n−1]が、H1(0,0)[8]<H1(0,0)[3]<H1(0,0)[4]<H1(0,0)[1]<H1(0,0)[5]<…<H1(0,0)[n−1]のように並べ替えられたら、要素番号列S1[k]は{8,3,4,1,5,…,(n−1)}のように算出される。
なお、この要素番号列S1[k]において、「8」は0番目の要素であり、「3」は1番目の要素である。
S5の後、演算処理部2は、従来のステップT6〜T12と同様に、ドット出現パターン(ドット出現情報配列)C0,0[k’]に「1(状況1ドット記録)」又は「0(非記録)」を付していき、ドット出現パターンC0,0[k]のうち、状況1ドットの出現パターンを決定する(ステップS6〜S12)。
状況1ドットの出現パターンが決定されたら、次に、演算処理部2は、状況2レベル値g2(0,0)及び図6中の2つの基礎フィルタKA,KBのうち上段に図示された基礎フィルタKAに基づき0行0列目の画素の状況2ドットに対するローカルフィルタP2を生成し(ステップS13)、ヒストグラムH2(0,0)[k]を算出する(ステップS14)。詳細については、前記ステップS3〜S4と同様である。
次に、演算処理部2は、前記ステップS5と同様の処理を行い、各要素kについて算出されたヒストグラムH2(0,0)[k]の要素番号列S2[k]を算出する(ステップS15)。
要素番号列S2[k]を算出したら、カウンタ値Countを0に設定すると共にカウンタ値Count’を0に設定し(ステップS16)、要素番号列S2[k]の要素k’に、要素番号列S[k]中、カウンタ値Countの値に対応する順番の要素S[Count]の値を代入する(ステップS17)。
そして、演算処理部2は、要素k’(=0)に対応する要素kの部分のドット出現パターンC0,0[k’]に「0」が設定されているかどうかの判定を行い(ステップS18)、前記S10の処理によりドット出現パターンC0,0[k’]に「0」が設定されている場合には、当該部分のドット出現パターンC0,0[k’]に設定されている「0」を変更して「2」を設定し(ステップS19)、カウンタ値Count’に1を加算する(ステップS20)。
これに対し、要素k’(=0)に対応する要素kの部分のドット出現パターンC0,0[k’]に、前記S9の処理により「1」が設定されている場合には、当該部分のドット出現パターンC0,0[k’]に設定されている「1」は変更せずそのままにしておく。
すなわち、ドット出現パターンC0,0[k]において、状況1ドットである「1」が既に設定されている部分を避けて、状況2ドットである「2」を設定するようになっている。
前記処理を終えたら、演算処理部2は、カウンタ値Countに1を加算し(ステップS21)、カウンタ値Count’(=1)と(状況2レベル値g2(0,0)−1)との大小関係を比較し(ステップS22)、カウンタ値Count’が(状況2レベル値g2(0,0)−1)を超えるまでステップS17からステップS21までの処理を繰り返し行うことにより、ドット出現パターンC0,0[k]のうち、状況2ドットの出現パターンを決定し、状況2ドットの出現パターンが決定されると、ドット出現パターンC0,0[k]の決定となる。
なお、状況2ドットの出現パターンについては、カウンタ値Count’が(状況2レベル値g2(0,0)−1)を超えるまでステップS17からステップS21までの処理を繰り返し行えばよく、状況1ドットのように(n−1)まで処理を繰り返さなくてもよい。これは、ドット出現パターンC0,0[k]に「2」を設定しなかった部分には、前記状況1ドットの処理で「1」か「0」が設定されているためである。これにより、無駄な処理を行わなくても良いという利点が生じる。
ドット出現パターンC0,0[k]が決定されたら、演算処理部2はドット出現パターンC0,0[k]のうち、上記ステップS1で決定したランダム変数rをインデックスとしたC0,0[r]を、0行0列目の画素の出力値b’0,0として算出する(ステップS23)。
そして、出力値b’0,0が「0」であるかどうかの判定を行い(ステップS24)、「0」のときには当該画素の出力b0,0は「0」、すなわち非記録(白)となり(ステップS25)、「1」又は「2」のときには当該画素の出力b0,0は「1」、すなわち黒を記録することを決定する(ステップS26)。
その後、次の画素についての処理を行う。
図3は、画像処理装置1の演算処理部2が前記画像処理プログラムに基づいて、i行j列目の座標、すなわち0行0列目を除く他の座標における画素の出力用画像データを生成するために実行する逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を経時的に示したフローチャートである。
この図に示すように、まず、演算処理部2は多階調画像データ中からi行j列目の画素(注目画素)に関する画素値(入力画素値)g(i,j)を取得し、当該画素値に基づき状況1のドット及び状況2のドットの発生確率を指定し、状況1のドットに相当する状況1レベル値(状況1階調値)g1(i,j)と状況2のドットに相当する状況2レベル値(状況2階調値)g2(i,j)を算出する(ステップS31)。なお、画素値g(i,j)は、i行j列目の画素における階調値のことであり、本実施形態では0〜n(n=255)の範囲内の何れかの値である。また、ここで、状況1と状況2の発生確率の合計は1になり、状況1レベル値g1(i,j)と状況2レベル値g2(i,j)の合計は画素値g(i,j)の値となるようにされている。
図5の表に、本実施の形態における入力画素値と状況1レベル値g1及び状況2レベル値g2との対応関係を示す。この対応関係は、入力画素値に対する状況1と状況2の発生確率の関係と同じであり、出力画像が最適となるように決定されている。
状況1レベル値g1(i,j)及び状況2レベル値g2(i,j)を算出したら、演算処理部2は、状況1レベル値g1(i,j)及び図6中の2つの基礎フィルタKA,KBのうち上段に図示された基礎フィルタKAに基づきi行j列目の画素の状況1に対するローカルフィルタP1を生成する(ステップS32)。詳細は、従来のステップT3と同様であるため、省略する。
ローカルフィルタP1を生成したら、演算処理部2はi行j列目の状況1レベル値g1(i,j)のヒストグラムH1(i,j)[k]を算出する(ステップS33)。詳細は、従来のステップT4と同様であるため、省略する。なお、本実施の形態では、「ドット出現パターンCi,j[k]」というのは、それぞれ0、1または2の値をとるCi,j[0]〜Ci,j[n−1]によって構成される数列(ドット出現情報配列)である。このドット出現パターンCi,j[k]は、要素kに0から(n−1)の何れかの値を代入したときに「1」となればi行j列目の画素に状況1のドットを形成することを示し、「2」となればi行j列目の画素に状況2のドットを形成することを示し、「0」となればドットを形成しないことを示す。
次に、演算処理部2は、各要素kについて算出された状況1レベル値g1(i,j)のヒストグラムH1(i,j)[0]〜H1(i,j)[n−1]を値の小さい順に並べ替え、ヒストグラムH1(i,j)[k]の大小順を示す要素番号列S1[k]を算出する(ステップS34)。
例えば、ヒストグラムH1(i,j)[0]〜H1(i,j)[n−1]が、H1(i,j)[8]<H1(i,j)[3]<H1(i,j)[4]<H1(i,j)[1]<H1(i,j)[5]<…<H1(i,j)[n−1]のように並べ替えられたら、要素番号列S1[k]は{8,3,4,1,5,…,(n−1)}のように算出される。
なお、この要素番号列S1[k]において、「8」は0番目の要素であり、「3」は1番目の要素である。
S34の後、演算処理部2は、従来のステップT6〜T12と同様に、ドット出現パターン(ドット出現情報配列)Ci,j[k’]に「1(状況1ドット記録)」又は「0(非記録)」を付していき、ドット出現パターンCi,j[k]のうち、状況1ドットの出現パターンを決定する(ステップS35〜S41)。
状況1ドットの出現パターンが決定されたら、次に、演算処理部2は、状況2ドットの出現パターンを決定する。
まず、演算処理部2は、当該注目画素の1つ前に処理した注目画素、すなわちi行j−1列目の画素の出力値b’i,j-1が「2(状況2ドットを形成)」であり、かつ1つ前に処理した注目画素の座標(i,j−1)が孤立点となっているかどうかの判定を行う(ステップS42)。
ここで、b’i,j-1が「2」であり、かつ(i,j−1)が孤立点となっている場合には、演算処理部2は、状況2レベル値g2(i,j)及び図6中の2つの基礎フィルタKA,KBのうち下段に図示された基礎フィルタKBに基づきi行j列目の画素の状況2ドットに対するローカルフィルタP2を生成する(ステップS44)。基礎フィルタKBは、注目画素の左側の最も近い位置(注目画素の左隣)の画素の係数が負数となっており(本実施の形態では「−64」)、この基礎フィルタKBを用いてローカルフィルタを生成し、ドット出現パターンを作成すると、1つ前に処理した注目画素のドット出現パターンにおいてドット記録とされた要素番号では、この負の係数が影響して、ヒストグラムの期待値が小さな値となり、要素番号列S2[k]の早い順番に、1つ前に処理した注目画素にドット記録がある要素番号が入るようになる。これにより、当該要素番号に「2」が入る可能性が高くなり、連続ドットを形成する可能性が高くなる。ここで、状況1と状況2の発生確率を変えると、連続ドットを形成する率を変化させることができ、組織的なドット配置の形状を指定することができる。
これに対し、b’i,j-1が「2」でなく「0」又は「1」であるか、(i,j−1)が孤立点となっていないかの少なくとも一方を満たす場合には、演算処理部2は、状況2レベル値g2(i,j)及び図6中の2つの基礎フィルタKA,KBのうち下段に図示された基礎フィルタKAに基づきi行j列目の画素の状況2ドットに対するローカルフィルタP2を生成する(ステップS43)。
そして、演算処理部2は、ローカルフィルタに基づくヒストグラムH2(i,j)[k]を算出する(ステップS45)。詳細については、前記ステップS32〜S33と同様である。
次に、演算処理部2は、前記ステップS34と同様の処理を行い、各要素kについて算出されたヒストグラムH2(i,j)[k]の要素番号列S2[k]を算出する(ステップS46)。
要素番号列S2[k]を算出したら、カウンタ値Countを0に設定すると共にカウンタ値Count’を0に設定し(ステップS47)、要素番号列S2[k]の要素k’に、要素番号列S[k]中、カウンタ値Countの値に対応する順番の要素S[Count]の値を代入する(ステップS48)。
そして、演算処理部2は、要素k’(=0)に対応する要素kの部分のドット出現パターンCi,j[k’]に「0」が設定されているかどうかの判定を行い(ステップS49)、前記S39の処理によりドット出現パターンCi,j[k’]に「0」が設定されている場合には、当該部分のドット出現パターンCi,j[k’]に設定されている「0」を変更して「2」を設定し(ステップS50)、カウンタ値Count’に1を加算する(ステップS51)。
これに対し、要素k’(=0)に対応する要素kの部分のドット出現パターンCi,j[k’]に、前記S38の処理により「1」が設定されている場合には、当該部分のドット出現パターンCi,j[k’]に設定されている「1」は変更せずそのままにしておく。
すなわち、ドット出現パターンCi,j[k]において、状況1ドットである「1」が既に設定されている部分を避けて、状況2ドットである「2」を設定するようになっている。
前記処理を終えたら、演算処理部2は、カウンタ値Countに1を加算し(ステップS52)、カウンタ値Count’(=1)と(状況2レベル値g2(i,j)−1)との大小関係を比較し(ステップS53)、カウンタ値Count’が(状況2レベル値g2(i,j)−1)を超えるまでステップS48からステップS52までの処理を繰り返し行うことにより、ドット出現パターンCi,j[k]のうち、状況2ドットの出現パターンを決定し、状況2ドットの出現パターンが決定されると、ドット出現パターンCi,j[k]の決定となる。
なお、状況2ドットの出現パターンについては、カウンタ値Count’が(状況2レベル値g2(i,j)−1)を超えるまでステップS48からステップS52までの処理を繰り返し行えばよく、状況1ドットのように(n−1)まで処理を繰り返さなくてもよい。これは、ドット出現パターンCi,j[k]に「2」を設定しなかった部分には、前記状況1ドットの処理で「1」か「0」が設定されているためである。これにより、無駄な処理を行わなくても良いという利点が生じる。
ドット出現パターンCi,j[k]が決定されたら、演算処理部2はドット出現パターンCi,j[k]のうち、上記ステップS1で決定したランダム変数rをインデックスとしたCi,j[r]を、i行j列目の画素の出力値b’i,jとして算出する(ステップS54)。
そして、出力値b’i,jが「0」であるかどうかの判定を行い(ステップS55)、「0」のときには当該画素の出力bi,jは「0」、すなわち非記録(白)となり(ステップS56)、「1」又は「2」のときには当該画素の出力bi,jは「1」、すなわち黒を記録することを決定する(ステップS57)。
その後、次の画素について同様の処理を行い、最終的に全ての画素について前記処理を行って、当該出力用画像データを算出する。これにより、1つの画素に着目した場合にはドットの出現頻度がその画素の画素値g(i,j)に比例し、近接する複数の画素に着目した場合には各画素でのドットの出現の仕方が周辺画素との逆相関を実質的に最大とすることとなるため、画像の記録時において記録媒体に形成されるドットの分散性が向上する。
また、画像のハイライト部分で、状況1と状況2の発生確率を指定すること、異なるドット配置の発生量を制御することが可能となった。これにより、逆相関デジタルハーフトーニングを用いたハーフトーニング処理における、状況1と状況2の分散性を向上させることができるようになった。さらに、ローカルフィルタの係数を負数にすることにより、指定されたドット配置の発生が可能となった。
以上の画像処理方法による出力画像の例を図7に示す。この図7では、状況1と状況2の発生確率を変えた画素値32のパッチに対する(a)〜(e)の5つの処理結果を示している。
すなわち、(a)では状況1の発生確率が0%で状況2の発生確率が100%となっており、(b)→(c)→(d)と図の下側の画像になるにつれて、状況1の発生確率が上がって状況2の発生確率が下がっていき、(e)では状況1の発生確率が100%で状況2の発生確率が0%となっている。
そして、前記したように、(a)→(b)→(c)→(d)→(e)と状況1の発生確率が高くなって状況2の発生確率が低くなるにつれて、画像における孤立ドットが増えるようになっている。つまり、本発明によって、出力画像における組織的なドット配置を制御できることが証明された。
以上のように、本実施の形態の画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムによれば、多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換する画像処理において、多階調画像データのハイライト部分で組織的なドット配置の形状を指定するため、原画像に忠実な解像性を得ると同時に、指定された組織的なドットの配置を発生させて異なるドット配置間の分散性を向上させ、画像への依存性の少ない安定した処理効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、多階調画像データのハイライト部分でドット配置の発生確率を指定することにより、組織的なドット配置の形状を指定するため、確実に、原画像に忠実な解像性を得ると同時に、指定された組織的なドットの配置を発生させて異なるドット配置間の分散性を向上させ、画像への依存性の少ない安定した処理効果を得ることができる。
さらに、本実施の形態では、多階調画像データの注目画素において、異なるドット配置の発生確率に相当する値毎にローカルフィルタを決め、それぞれについての要素番号列を算出した後、同じドット出現情報配列に異なるドット配置を表す値を入れるため、より確実に、原画像に忠実な解像性を得ると同時に、指定された組織的なドットの配置を発生させて異なるドット配置間の分散性を向上させ、画像への依存性の少ない安定した処理効果を得ることができる。
またさらに、本実施の形態では、ドット出現情報配列を決定する際に、他のドット配置を表す値が入っている要素番号を避けてドット配置を表す値を入れるため、さらに確実に、原画像に忠実な解像性を得ると同時に、指定された組織的なドットの配置を発生させて異なるドット配置間の分散性を向上させ、画像への依存性の少ない安定した処理効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、既に処理された画素の状況及び指定されたドット配置に応じて、注目画素の出力状況を判断するため、またさらに確実に、原画像に忠実な解像性を得ると同時に、指定された組織的なドットの配置を発生させて異なるドット配置間の分散性を向上させ、画像への依存性の少ない安定した処理効果を得ることができる。
さらに、本実施の形態では、連続発生させる必要がある画素に対し、ローカルフィルタにおいて、ドット連続発生方向にある注目画素に近い係数値を負数にすることにより、ドット配置の形状を指定するため、もっと確実に、原画像に忠実な解像性を得ると同時に、指定された組織的なドットの配置を発生させて異なるドット配置間の分散性を向上させ、画像への依存性の少ない安定した処理効果を得ることができる。
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、本実施の形態では、状況1のドットを決定してから状況2のドットを決定したが、これに限らず、処理の多様性に対応させて、例えば状況2のドットを決定してから状況1のドットを決定するようにしても良い。
また、本実施の形態では、状況1と状況2の2種類のドット発生状況を定義したが、これに限るものではなく、ドット配置の多様性に対応させて、例えば3つ以上の連続ドットの発生状況など、他のドット発生状況を定義しても良い。さらに、ドットの連続方向も横方向に限らず、縦方向や斜め方向などでも良い。
また、本実施の形態では、入力画像は8bitのグレースケールを持つモノクロ画像であるが、これに限るものではなく、画像の多様性に対応させて、階調、解像度、モノクロ画像かカラー画像か等適宜の画像を用いることができる。
さらに、出力画像についても、本実施の形態では、白黒の2値化した出力画像であるが、これに限らず、インクの多様性に対応させて、カラー画像を含めて3値以上の種々の出力値を有する出力画像にする場合にも適用可能である。
本発明に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。 画像処理装置の演算処理部が実行する逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を経時的に示したフローチャートである。 画像処理装置の演算処理部が実行する逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を経時的に示したフローチャートである。 状況1のドットと状況2のドットを説明するための図面である。 入力画素値と状況1レベル値及び状況2レベル値との対応表である。 基礎フィルタKA及びKBを示す図面である。 画素値32のパッチに対する逆相関型のデジタルハーフトーニング処理結果の出力画像を示す図である。 従来の逆相関型のデジタルハーフトーニング法による画像処理を経時的に示したフローチャートである。 画素値に基づく値ΔとローカルフィルタPの情報とを対応づけた表である。 基礎フィルタK1〜K3を示す図面である。 基礎フィルタK4〜K6を示す図面である。 ローカルフィルタP(=R(K6,4,−1))を示す図面である。 ヒストグラムHi,j[k]の生成を説明するための図面である。
符号の説明
1 画像処理装置
2 演算処理部

Claims (18)

  1. 多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換するための演算処理部を有する画像処理装置であって、
    前記演算処理部は、
    前記多階調画像データのハイライト部分で組織的なドット配置の形状を指定する制御を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記演算処理部は、
    前記多階調画像データのハイライト部分でドット配置の発生確率を指定することにより、組織的なドット配置の形状を指定する制御を行うことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記演算処理部は、
    前記多階調画像データの注目画素において、異なるドット配置の発生確率に相当する値毎にローカルフィルタを決め、それぞれについての要素番号列を算出した後、同じドット出現情報配列に異なるドット配置を表す値を入れることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3に記載の画像処理装置において、
    前記演算処理部は、
    前記ドット出現情報配列を決定する際に、他のドット配置を表す値が入っている要素番号を避けてドット配置を表す値を入れることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置において、
    前記演算処理部は、
    既に処理された画素の状況及び指定されたドット配置に応じて、注目画素の出力状況を判断することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置において、
    前記演算処理部は、
    連続発生させる必要がある画素に対し、ローカルフィルタにおいて、ドット連続発生方向にある注目画素に近い係数値を負数にすることにより、ドット配置の形状を指定することを特徴とする画像処理装置。
  7. 多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換する画像処理方法であって、
    前記多階調画像データのハイライト部分で組織的なドット配置の形状を指定することを特徴とする画像処理方法。
  8. 請求項7に記載の画像処理方法において、
    前記多階調画像データのハイライト部分でドット配置の発生確率を指定することにより、組織的なドット配置の形状を指定することを特徴とする画像処理方法。
  9. 請求項8に記載の画像処理方法において、
    前記多階調画像データの注目画素において、異なるドット配置の発生確率に相当する値毎にローカルフィルタを決め、それぞれについての要素番号列を算出した後、同じドット出現情報配列に異なるドット配置を表す値を入れることを特徴とする画像処理方法。
  10. 請求項9に記載の画像処理方法において、
    前記ドット出現情報配列を決定する際に、他のドット配置を表す値が入っている要素番号を避けてドット配置を表す値を入れることを特徴とする画像処理方法。
  11. 請求項10に記載の画像処理方法において、
    既に処理された画素の状況及び指定されたドット配置に応じて、注目画素の出力状況を判断することを特徴とする画像処理方法。
  12. 請求項11に記載の画像処理方法において、
    連続発生させる必要がある画素に対し、ローカルフィルタにおいて、ドット連続発生方向にある注目画素に近い係数値を負数にすることにより、ドット配置の形状を指定することを特徴とする画像処理方法。
  13. 多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換するためのコンピュータに、
    前記多階調画像データのハイライト部分で組織的なドット配置の形状を指定する機能を実現させるための画像処理プログラム。
  14. 請求項13に記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記多階調画像データのハイライト部分でドット配置の発生確率を指定することにより、組織的なドット配置の形状を指定する機能を実現させるための画像処理プログラム。
  15. 請求項14に記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記多階調画像データの注目画素において、異なるドット配置の発生確率に相当する値毎にローカルフィルタを決め、それぞれについての要素番号列を算出した後、同じドット出現情報配列に異なるドット配置を表す値を入れる機能を実現させるための画像処理プログラム。
  16. 請求項15に記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記ドット出現情報配列を決定する際に、他のドット配置を表す値が入っている要素番号を避けてドット配置を表す値を入れる機能を実現させるための画像処理プログラム。
  17. 請求項16に記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    既に処理された画素の状況及び指定されたドット配置に応じて、注目画素の出力状況を判断する機能を実現させるための画像処理プログラム。
  18. 請求項17に記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    連続発生させる必要がある画素に対し、ローカルフィルタにおいて、ドット連続発生方向にある注目画素に近い係数値を負数にすることにより、ドット配置の形状を指定する機能を実現させるための画像処理プログラム。
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