JP2005064769A - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 処理時間を短縮した上でドット分散性の良好な画像を得る。
【解決手段】 画像処理装置は、演算処理部を有している。演算処理部は、誤差拡散法を用いて階調数を減らすことにより、多階調画像データを量子化して中間画像データに変換し、この中間画像データを逆相関型のデジタルハーフトーニング法によって量子化して出力用画像データに変換するようになっている。中間画像データの階調数は、5より大きくなっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、多階調画像データを量子化して擬似中間調の出力用画像データに変換する画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに関する。
従来、多階調の原画像データを擬似中間調の出力用画像データに変換する量子化処理の手法として、組織的ディザ法、誤差拡散法などが知られている。このなかでも、誤差拡散法は比較的高い画質を得ることができるため、高画質の画像を得るための用途に用いられることが多く、種々の改良がなされてきた。誤差拡散法の画質的な課題は、ノイズを増幅させずにアルゴリズム特有のテクスチャーをいかに低減させるかである。
例えば、特許文献1では、複数の誤差拡散マトリクスを利用して均一性を確保しようと試みている。具体的には、2つのマトリクスを入力値に応じて切り替え、大きいマトリクスをハイライトやシャドー部で使用しウオームを防ぎ、小さいマトリクスを中域部で使用しノイズを抑えようとする。
特許文献2では、ハイライト及びシャドー領域でより均一な結果を生成するため、出力値に依存するしきい値を用いてしきい値を変更する。具体的には2値化出力が白か黒かで、入力に応じたしきい値変更を周囲画素に対して行い、それを繰り返し伝搬して用いる。その他にも、誤差拡散マトリクスのサイズ、係数を最適化する方法や、処理順序(走査方向)の変更などがおこなわれてきた。これら手法からは一定の効果を得ることはできたが、十分と呼べるような効果を得ることはできなかった。
一方、これらの誤差拡散法やその改良方法、ディザ法などとは異なる量子化処理の手法として、逆相関型のデジタルハーフトーニング法が提案されている(非特許文献1参照)。この方法は、画素毎にドットの出現情報を表す配列(以下、ドット出現パターンとする)、すなわち、注目画素を構成する階調数に実質的に比例した数だけドットの有無情報を配列させたもの、を設定し、その情報に基づきハーフトーニングする方法であって、注目画素についてのドット出現パターンの内容決定においては、注目画素の周辺画素について既に決定済みのドット出現パターンを用い、これらドット出現パターンを構成する要素の要素番号毎に、周辺画素にドットが出現する期待値(以下、ヒストグラムとする)を算出し、この期待値に基づき、ドット出現数の少ない要素番号にドット有り情報を優先的に設定し、ドット出現数の多い要素番号にドット無し情報を設定するよう、注目画素のドット出現パターンを決める方法である。
以下、逆相関型のデジタルハーフトーニング法について、具体的な例を挙げて説明する。なお、以下の説明においては、左から右に向かう方向に注目画素を切り換えて処理を行うこととする。
図7に示すように、逆相関型のデジタルハーフトーニング法による画像処理においては、原画像データが入力される前に、予め0〜(n−1)の範囲内から無作為にランダム変数r(rは整数)を決定する(ステップT1)。なお、「n」は画素値gi,jの最大値である。画素値gi,jとは、i行j列目の画素における階調値のことであり、ここでは0〜nの範囲内の何れかの値である。
原画像データが入力されたら、原画像データ中からi行j列目の画素に関する画素値gi,jを取得する(ステップT2)。
画素値gi,jを取得したら、その画素値gi,jに基づきi行j列目の画素のローカルフィルタPを生成する(ステップT3)。具体的には、始めに画素値gi,jを下記式(1)に代入してΔを求め、そのΔが図8中左欄のどの範囲に属するかを特定し、特定した範囲に対応するローカルフィルタPの情報を図8中右欄から特定する。なお、図中、例えば「Δ∈[0,13/255)」は、0≦Δ<13/255を示している。
Δ=|gi,j−n/2|/n … (1)
例えば、画素値gi,jが120だとしたら、上記式(1)からΔ=|120−255/2|/255=7.5/255が導き出され、このΔ(=7.5/255)が、図8中左欄の最も上の欄に記載されたΔ∈[0,13/255)に属しているのを特定することができる。そしてΔ∈[0,13/255)が記載された特定済みの欄から、その右隣に配置された欄のR(K1,6,5)をローカルフィルタPの情報として特定することができる。
次に、特定された情報を便宜的に一般化して「R(K,lk,ε(lk))」とした場合に、まず「K」を参照することにより、図9及び図10に示した6つの基礎フィルタK1〜K6の何れかを選択する。次に、「lk」を参照することにより、基礎フィルタK中の×印の画素、即ちi行j列目の画素から、上方向、左方向及び右方向に(lk−1)画素分の広がりを有するlk行×(2lk−1)列のサイズのフィルタを生成する。そして、「lk」及び「ε(lk)」を参照し、生成されたフィルタ中の1列目から(lk−ε(lk))列目までの各画素には基礎フィルタKの画素値をそのまま割り当て、かつ(lk−ε(lk))列目より先の列の各画素には0を割り当てることにより、ローカルフィルタPを生成する。
例えば、ローカルフィルタPの情報がR(K6,4,−1)で表されるとしたら、以下のような手順でローカルフィルタPを生成する。すなわち、R(K6,4,−1)において、基礎フィルタKに対応するのが「K6」であるから、図10中の3つの基礎フィルタK4〜K6のなかから下段に図示された基礎フィルタK6を基礎フィルタKとして特定する。そしてR(K6,4,−1)において、lkに対応するのが「4」であり、ε(lk)に対応するのが「−1」であるから、まず始めに、図10中下段の基礎フィルタK6中で×印の画素から、上方向、左方向及び右方向に3(=lk−1)画素分の広がりを有する4行×7(=2×4−1)列のサイズのフィルタを生成し、その後、その生成した4行×7列のフィルタにおいて、1列目から5(=4−(−1))列目までの各画素には基礎フィルタK6の画素値をそのまま割り当て、5列目より先の列の各画素には0を割り当てる。このような手順で生成されたローカルフィルタPを図11に示す。
ローカルフィルタPを生成したら、i行j列目の画素のヒストグラムHi,j[k]を算出する(ステップT4)。「ヒストグラムHi,j[k]」というのは、ローカルフィルタP中に×印で示される注目画素の周辺の画素の配置位置を(x,y)で表したときに、注目画素周辺の各画素のドット出現パターンCx,y[k]をローカルフィルタPの(x,y)の位置の値で重み付けし、要素kの値毎に加算した合計値である。ただし、「k」は0から(n−1)までの任意の整数値であって、ドット出現パターンCx,y[k]の要素kと同義である。また、「ドット出現パターンCi,j[k]」というのは、それぞれ0または1の値をとるCi,j[0]〜Ci,j[n−1]によって構成される数列である。このドット出現パターンCi,j[k]は、要素kに0から(n−1)の何れかの値を代入したときに「1」となればi行j列目の画素にドットを形成することを示し、「0」となればドットを形成しないことを示す。
例えば、図11に示すローカルフィルタPを生成した場合に、ローカルフィルタP中の各画素の位置(x,y)、ローカルフィルタP中の各画素の画素値px,yが図12(a)、(b)のように設定されたとしたら、i行j列目の注目画素(図11,12中×印の画素)のヒストグラムHi,j[k]を、下記の式にしたがって要素kの値ごとに算出する。
i,j[0]=Cx1,y1[0]×px1,y1+Cx1,y2[0]×px1,y2+Cx1,y3[0]×px1,y3+ … +Cx4,y3[0]×px4,y3
i,j[1]=Cx1,y1[1]×px1,y1+Cx1,y2[1]×px1,y2+Cx1,y3[1]×px1,y3+ … +Cx4,y3[1]×px4,y3
i,j[2]=Cx1,y1[2]×px1,y1+Cx1,y2[2]×px1,y2+Cx1,y3[2]×px1,y3+ … +Cx4,y3[2]×px4,y3


i,j[n−1]=Cx1,y1[n−1]×px1,y1+Cx1,y2[n−1]×px1,y2+Cx1,y3[n−1]×px1,y3+ … +Cx4,y3[n−1]×px4,y3
次に、各要素kについて算出されたヒストグラムHi,j[0]〜Hi,j[n−1]を値の小さい順に並べ替え、ヒストグラムHi,j[k]の要素番号列S[k]を算出する(ステップT5)。
例えば、ヒストグラムHi,j[0]〜Hi,j[n−1]が、Hi,j[8]<Hi,j[3]<Hi,j[4]<Hi,j[1]<Hi,j[5]<…<Hi,j[n−1]のように並べ替えられたら、要素番号列S[k]は{8,3,4,1,5,…,(n−1)}のように算出される。なお、この要素番号列S[k]において、「8」は0番目の要素であり、「3」は1番目の要素である。
要素番号列S[k]を算出したら、カウンタ値Countを0に設定し(ステップT6)、要素番号列S[k]の要素k’に、要素番号列S[k]中、カウンタ値Countの値に対応する順番の要素S[Count]の値を代入する(ステップT7)。すなわち、上記した要素番号列S[k](={8,3,4,1,5,…,(n−1)})を例にすると、カウンタ値Countが0であるから、k’に8(=S[0])を代入する。
続いて、カウンタ値Countと画素値(gi,j−1)との大小関係を比較する(ステップT8)。
比較の結果、カウンタ値Countが画素値(gi,j−1)以下であれば、要素k’に対応するドット出現パターンCi,j[k’]を「1」に設定し(ステップT9)、大きければ「0」に設定する(ステップT10)。例えば、画素値gi,jが3で、かつ要素番号列S[k]が{8,3,4,1,5,…,(n−1)}であれば、ドット出現パターンCi,j[k]のうち、まず要素Ci,j[8]を「1」に設定する。
ステップT9又はステップT10の処理を終えたら、カウンタ値Countに1を加算し(ステップT11)、カウンタ値Count(=1)と(n−1)との大小関係を比較し(ステップT12)、カウンタ値Countが(n−1)と同じ値になるまでステップT7からステップT11までの処理を繰り返し行うことにより、ドット出現パターンCi,j[k]を決定する。これにより、以上のようにして要素Ci,j[8],Ci,j[3],Ci,j[4]に「1」が設定される。ドット出現パターンCi,j[k]が決定されたら、ドット出現パターンCi,j[k]のうち、上記ステップT1で決定したランダム変数rを要素番号とするCi,j[r]を、i行j列目の画素の出力値bi,jとして算出する(ステップT13)。なお、出力値bi,jは上記ステップT9又はステップT10の処理からもわかるように「0」又は「1」である。
出力値bi,jを算出したら、入力された原画像データの全ての画素について出力値bを算出したか否かを判断し(ステップT14)、全ての画素の出力値bを未だ算出していないと判定したら、未処理の各画素について上記ステップT2からステップT13までの処理を繰り返し行う。全ての画素の出力値b、つまり出力用画像データを算出したと判定したら処理を終了する。
以上の逆相関型のデジタルハーフトーニング法による画像処理によれば、1つの画素に着目した場合にはドットの出現頻度がその画素の画素値gi,jに比例し、近接する複数の画素に着目した場合には各画素でのドットの出現の仕方が周辺画素との逆相関を実質的に最大とすることとなるため、画像の記録時において記録媒体に形成されるドットの分散性が向上する。そのため、逆相関型のデジタルハーフトーニング法は、誤差拡散法に見られる特有のテクスチャーが少ないという特徴を有している。
なお、画像端部に関するドット出現パターンCi,j[k]の決定には、画像領域外の周辺画素に関するドット出現パターンが必要となるが、このための画像領域外の周辺画素に関してはランダム変数を用いる等してドット出現パターンを決めておく。具体的には、例えば次のように定義する。
i,j[k]= 1 ( rBR < nΔ のとき)、 0 ( それ以外のとき )
ここで、Δ=| gi,j − n/2 |/nであり、「gi,j」は注目画素の画素値である。また、「rBR」は{0,1,...(int)(n/2)}に含まれるランダムな整数であり、毎回異なる値とする。
特開平4−328597号公報 特開平8−107500号公報 ドミトリ・A・グゼフ(Dmitri A. Gusev)、"Anti-Correlation Digital Halftoning"、[online]、平成10年8月、インディアナ大学、[平成15年、7月1日検索]、インターネット<URLhttp://www.cs.indiana.edu/cgi-bin/techreports/TRNNN.cgi?trnum=TR513>
しかしながら、逆相関型のデジタルハーフトーニング法では、原画像データの階調数に応じてドット出現パターンの数が増えると、誤差拡散法やディザ法に比べ処理に時間を要する。
本発明の課題は、処理時間を短縮した上でドット分散性の良好な画像を得ることができる画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することである。
請求項1記載の発明は、多階調画像データを量子化して擬似中間調の出力用画像データに変換するための演算処理部を有する画像処理装置であって、
前記演算処理部は、
ディザ法、誤差拡散法または濃度パターン法を用いて階調数を減らすことにより、多階調画像データを中間画像データに変換し、
この中間画像データを逆相関型のデジタルハーフトーニング法によって量子化して出力用画像データに変換することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、多階調画像データの階調数を少なくして中間画像データに変換した後、逆相関型のデジタルハーフトーニング法による量子化が行われるので、逆相関型のデジタルハーフトーニング法による量子化の処理時間を短縮することができる。即ち、処理時間を短縮した上でドット分散性の良好な画像を得ることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像処理装置において、
前記中間画像データの階調数は、5より大きいことを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、中間画像データの階調数が5より大きいので、ディザ法、誤差拡散法または濃度パターン法による量子化において各画素での量子化誤差が小さくなり、ドット分散性が良好となる。従って、中間画像データから生成される出力用画像データのドット分散性も向上するため、よりドット分散性の良好な画像を得ることができる。
請求項3記載の発明は、多階調画像データを量子化して擬似中間調の出力用画像データに変換する画像処理方法であって、
ディザ法、誤差拡散法または濃度パターン法を用いて階調数を減らすことにより、多階調画像データを中間画像データに変換し、
この中間画像データを逆相関型のデジタルハーフトーニング法によって量子化して出力用画像データに変換することを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、多階調画像データの階調数を少なくして中間画像データに変換した後、逆相関型のデジタルハーフトーニング法による量子化を行うことにより、逆相関型のデジタルハーフトーニング法による量子化の処理時間を短縮することができる。即ち、処理時間を短縮した上でドット分散性の良好な画像を得ることができる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の画像処理方法において、
前記中間画像データの階調数を5より大きくすることを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、中間画像データの階調数が5より大きくすることにより、ディザ法、誤差拡散法または濃度パターン法による量子化において各画素での量子化誤差を小さくし、ドット分散性を良好とすることができる。従って、中間画像データから生成される出力用画像データのドット分散性も向上するため、よりドット分散性の良好な画像を得ることができる。
請求項5記載の発明は、画像処理プログラムであって、
多階調画像データを量子化して擬似中間調の出力用画像データに変換するためのコンピューターに、
ディザ法、誤差拡散法または濃度パターン法を用いて階調数を減らすことにより、多階調画像データを中間画像データに変換する機能と、
この中間画像データを逆相関デジタルハーフトーニング法によって量子化して出力用画像データに変換する機能とを実現させることを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、多階調画像データの階調数を少なくして中間画像データに変換した後、逆相関型のデジタルハーフトーニング法による量子化が行われるので、逆相関型のデジタルハーフトーニング法による量子化の処理時間を短縮することができる。即ち、処理時間を短縮した上でドット分散性の良好な画像を得ることができる。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の画像処理プログラムにおいて、
前記コンピューターに、
前記中間画像データの階調数を5より大きくする機能を実現させることを特徴とする。
請求項6記載の発明によれば、中間画像データの階調数が5より大きくなるので、ディザ法、誤差拡散法または濃度パターン法による量子化において各画素での量子化誤差が小さくなり、ドット分散性が良好となる。従って、中間画像データから生成される出力用画像データのドット分散性も向上するため、よりドット分散性の良好な画像を得ることができる。
請求項1,3,5記載の発明によれば、逆相関型のデジタルハーフトーニング法による量子化処理の処理時間を短縮することができる。即ち、処理時間を短縮した上でドット分散性の良好な画像を得ることができる。
請求項2,4,6記載の発明によれば、請求項1,3,5記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、よりドット分散性の良好な画像を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、本発明に係る画像処理装置について説明する。
図1は、画像処理装置1の概略構成を示すブロック図である。この図に示すように、画像処理装置1は、入力される多階調画像データを擬似中間調の出力用画像データに変換して出力するための演算処理部(コンピューター)2を備えている。なお、この画像処理装置1は、インクジェットプリンタ等の周知の出力装置に搭載可能となっている。また、本実施の形態においては、多階調画像データを、階調値が0から255に変化するデータとする。また、出力用画像データを、階調数が2の画像データとして説明する。
演算処理部2は、互いに接続されたROM(Read Only Memory)3、RAM(Random Access Memory)4及びCPU(Central Processing Unit)5を備えている。
ROM3には、本発明に係る画像処理プログラムが格納されている。この画像処理プログラムは、多階調画像データに対する画像処理、本実施の形態においては誤差拡散処理及び逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を演算処理部2に実行させるためのものである。
RAM4には、CPU5による作業領域が備えられている。
CPU5は、ROM3に格納されている画像処理プログラムをRAM4内の作業領域に展開し、多階調画像データを出力用画像データに変換するようになっている。
次に、本発明に係る画像処理方法について説明する。なお、以下の説明においては、画像処理装置1は、左から右に向かう方向に注目画素を切り換えて処理を行うこととするが、所定数の画素からなる行を切り換えた後の処理方向については、再び左から右に向かう方向としても良いし、反転させて右から左に向かう方向としても良いし、左右方向の何れかをランダムに選択することとしても良い。好ましくは、画像処理装置1は、全体として蛇行するような順序で処理を行うべく、1行毎または複数行毎に処理方向を反転させるようになっている。
まず、演算処理部2は、図2(a)に示すように、多階調画像データを誤差拡散処理し、階調数qの中間画像データに変換する。ここで、誤差拡散処理としては、周知の方法を用いることができる。また、qは2<q<256の整数であり、5より大きい値であることが好ましい。これにより、逆相関型のデジタルハーフトーニング法で処理するデータの入力レベル数、即ち中間画像データのレベル数は255からqに減少することとなる。
中間画像データが生成されたら、演算処理部2は、従来のステップT1〜ステップT14と同様に中間画像データを逆相関型のデジタルハーフトーニング処理し、出力用画像データに変換する。
以上のような画像処理方法によれば、多階調画像データを中間画像データに変換して多階調画像データの階調数256をqに減らした後、逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を行うので、逆相関型のデジタルハーフトーニング処理の処理時間、より詳細には、逆相関型のデジタルハーフトーニング処理がなされるデータ量(階調数−1)の分だけヒストグラムHi,j[k]の算出を行うステップT4と、ヒストグラムHi,j[k]の並べ替えを行うステップT5と、k’をS[Count]に置き換え、k’に対応する部分のドット出現パターンCi,j[k’]を「0」または「1」に設定するステップT6〜T12との処理時間を、ほぼ(q−1)/255に短縮することができる。即ち、処理時間を短縮した上でドット分散性の良好な画像を得ることができる。
また、中間画像データの階調数qが5より大きいので、誤差拡散法において各画素での量子化誤差が小さくなり、ドット分散性が良好となる。中間画像データから生成される出力用画像データのドット分散性も向上するため、よりドット分散性の良好な画像を得ることができる。
ここで参考として、上記誤差拡散処理により中間画像データの階調数qを3,5,17,33,65とした場合に、上記ステップT1〜T14の逆相関型のデジタルハーフトーニング処理によって生成される出力用画像データの出力結果を図3(a)〜(e)に示す。また、対照として、誤差拡散処理を行わずにステップT1〜T14を行った場合での出力結果を図3(f)に示す。なお、これらの図では、画像の優劣を分かりやすく表示するため、グラデーション画像として出力結果を示している。
これらの図のうち、図3(a),(b)ではハイライト部、シャドー部付近のドット分散性が悪く、誤差拡散処理のみを行った場合での出力結果(図示せず)に近くなっている。一方、図3(c)〜(e)では、図3(f)と同様にドット分散性が良好となっている。これらの結果から、中間画像データの階調数qを5より大きくすることによって出力画像のドット分散性を向上させることができることが分かる。
[第2の実施の形態]
続いて、図2(b),図4を参照しながら本発明に係る画像処理装置1の第2の実施の形態について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本第2の実施の形態における画像処理装置1は、上記第1の実施の形態で説明した画像処理装置1と同様の構成を有しているが、第1の実施の形態と異なり、階調数が(2m+1)(mは自然数)の出力用画像データを生成するようになっている。なお、本実施の形態においては、m=1として説明を行う。
次に、第2の実施の形態における画像処理装置1の画像処理方法について説明する。
まず、演算処理部2は、図2(b)に示すように、多階調画像データを誤差拡散処理し、階調数q(qは3≦2m+1<q<255の整数)の中間画像データに変換する。
中間画像データが生成されたら、演算処理部2は、この中間画像データを逆相関型の多値デジタルハーフトーニング処理する。なお、逆相関型の多値デジタルハーフトーニング処理とは、量子化レベルが3以上の出力用画像データを生成する逆相関型のデジタルハーフトーニング処理のことである。
図4は、画像処理装置1の演算処理部2が中間画像データに対して実行する逆相関型の多値デジタルハーフトーニング処理を経時的に示したフローチャートである。
この図に示すように、まず演算処理部2は、データ変換テーブルを用いて中間画像データを変換する(ステップS20)。このデータ変換テーブルは、例えば図5に示すように、中間画像データを2m(=1)倍した結果をqで割った余りを変換データとするものである。
変換データが生成されたら、演算処理部2は、従来のステップT1〜T14と同様に変換データを逆相関型のデジタルハーフトーニング処理し、出力値bを算出する(ステップS21)。
出力値bが算出されたら、演算処理部2は、出力値bが「1」と「0」との何れであるかを判定する(ステップS22)。
出力値bが「1」のときには、演算処理部2は、中間画像データを参照し(ステップS23)、中間画像データの画素値が(q−1)/2m以下であれば淡ドットを出力するように、つまりレベル1で記録を行うように出力用画像データを決定する(ステップS24)。一方、中間画像データの画素値が(q−1)/2mより大きければ濃ドットを出力するように、つまりレベル2で記録を行うように出力用画像データを決定する(ステップS25)。
出力値bが「0」のときには、演算処理部2は、中間画像データを参照し(ステップS26)、中間画像データの画素値が(q−1)/2m以下であればドットの出力を行わないように、つまりレベル0の記録を行うように出力用画像データを決定する(ステップS27)。一方、中間画像データの画素値が(q−1)/2mより大きければ淡ドットを出力するように出力用画像データを決定する(ステップS24)。これにより、階調数が3の出力用画像データが生成される。
以上の画像処理方法によっても、多階調画像データを中間画像データに変換して多階調画像データの階調数を減らした後、逆相関型の多値デジタルハーフトーニング処理を行うので、上記第1の実施の形態と同様に、処理時間を短縮することができる。即ち、処理時間を短縮した上でドット分散性の良好な画像を得ることができる。
[第2の実施の形態の変形例]
次に、上記画像処理装置1の変形例について説明する。
本変形例における画像処理装置1は、図2(c)に示すように、8ビットの多階調画像データを非線形階調変換して10ビットの画像データとし、次に誤差拡散処理により階調数qの中間画像データに変換した後、上記ステップT1〜T14と同様に中間画像データを逆相関型のデジタルハーフトーニング処理し、階調数2m+1(<q)の出力用画像データに変換するようになっている。
このような場合であっても、階調変換後後の画像データを中間画像データに変換して階調数を減らした後、逆相関型の多値デジタルハーフトーニング処理を行うので、上記第1の実施の形態と同様に、処理時間を短縮することができる。即ち、処理時間を短縮した上でドット分散性の良好な画像を得ることができる。
[第3の実施の形態]
続いて、図6を参照しながら本発明に係る画像処理装置1の第3の実施の形態について説明する。
本第3の実施の形態における画像処理装置1は、上記第1の実施の形態で説明した画像処理装置1と同様の構成を有しているが、第1の実施の形態と異なり、多階調画像データをディザ処理などして中間画像データに変換するようになっている。なお、本実施の形態においては、中間画像データの階調数を64として、つまり中間画像データのビット数を6として説明を行う。また、ディザマトリクスのサイズは2×2とする。
次に、第3の実施の形態における画像処理装置1の画像処理方法について説明する。
まず、演算処理部2は、図6に示すように、各画素に関する多階調画像データを上位6ビットと下位2ビットとのデータにそれぞれ分割し、下位2ビットのデータをディザ処理する。具体的には、演算処理部2は、各画素についての下位2ビットの値とディザマトリックス中の値とを比較し、下位2ビットの値がディザの値以上であれば、その画素についての上位6ビットの値に1を加算するオン信号を生成し、一方、ディザマトリックス中の値未満であれば上位6ビットの値をそのままとするオフ信号を生成する。ここで、下位2ビットの値と比較するディザマトリクスの要素番号は、画素の左右及び上下の各方向における位置を2で割った余りで決めている。なお、図6にディザマトリックスの例を示すが、ディザマトリックスはこれに限定されるものではなく、サイズや値が異なる他のマトリックスを用いても良いし、複数のマトリックスを使い分けることとしても良い。但し、ディザマトリックスのサイズに関しては、縦横とも2のべき数のサイズにすることが好ましい。この場合には、多階調画像データを上位ビットと下位ビットとに容易に分離することができる。
次に、演算処理部2は、ディザ処理によって生成されるオンオフ信号に基づいて上位6ビットに+1を加算するか、しないかを決定する。その際、演算処理部2は飽和処理付き加算処理を行い、上位6ビットの画像データが最大値(=63)の時は加算を行わないようにする。これにより、8ビットの多階調画像データから、6ビットの中間画像データが生成される。
中間画像データが生成されたら、演算処理部2は、従来のステップT1〜T14と同様に中間画像データを逆相関型のデジタルハーフトーニングし、階調数が2の出力用画像データに変換する。
以上の画像処理方法によっても、多階調画像データの階調数を減らして中間画像データに変換した後、逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を行うので、上記第1の実施の形態と同様に、処理時間を短縮することができる。即ち、処理時間を短縮した上でドット分散性の良好な画像を得ることができる。
なお、上記実施の形態においては、多階調画像データをモノクロ画像データとして説明したが、RGBやYMC(K)等のカラー画像データとしても良い。更に、多階調画像データをカラー画像データとする場合には、2番目以降の色についての逆相関型のデジタルハーフトーニング処理中で計算されるヒストグラムHi,j[k]に対し、先の逆相関型のデジタルハーフトーニング処理によって決定されたドット出現パターンCi,j[k]を所定の重みで加算することが好ましい。このようにすることにより、他色とのドット間で相関を調整し、色むらやざらつき感を低減することができる。
また、多階調画像データを誤差拡散法やディザ法によって量子化して中間画像データに変換することとして説明したが、周知の濃度パターン法によって量子化して中間画像データに変換することとしても良い。
また、ランダム変数rを上記ステップT1において決定することとして説明したが、0〜(n−1)の範囲内の固定値を予め決定しておくこととしても良いし、全ての画像のドット出現パターンが決定された後にランダム値rを決定することとしても良い。
また、要素番号列S[k]を算出する際にヒストグラムHi,j[k]を小さい順に並べることとして説明したが、出現するドット間で分散性を損なわない限りにおいて、他の順番に並べることとしても良い。また、要素番号列S[k]を算出する際には、ヒストグラムHi,j[k]を用いる代わりに、注目画素周辺のドットの分布に関する評価関数を設定し、これを用いても良い。このような評価関数は、注目画素の周辺画素についてのドット出現パターンを用いて設定することができる。
また、図9及び図10に示した6つの基礎フィルタK1〜K6の各画素の画素値は変更可能であり、必ずしも図9及び図10に示した通りの画素値である必要はない。また、ローカルフィルタPの生成には、必ずしも図8を用いる必要はない。更に、ローカルフィルタPは、基礎フィルタK1〜K6から計算しなくても良く、例えば入力画素値に応じたローカルフィルタPを予め記憶したテーブルを用いることとしても良い。
本発明に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明に係る画像処理装置による画像処理の手順を示すブロック図である。 (a)〜(e)は中間画像データの階調数を3,5,17,33,65とした場合に逆相関型のデジタルハーフトーニング処理によって生成される出力用画像データの出力結果を示す図であり、(f)は誤差拡散処理を行わずに逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を行った場合の出力用画像データの出力結果を示す図である。 画像処理装置の演算処理部が実行する逆相関型の多値デジタルハーフトーニング処理を経時的に示したフローチャートである。 データ変換テーブルを示す図である。 第3の実施の形態における画像処理装置による画像処理の手順を示すブロック図である。 従来の逆相関型のデジタルハーフトーニング法による画像処理を経時的に示したフローチャートである。 画素値に基づく値ΔとローカルフィルタPの情報とを対応づけた表である。 基礎フィルタK1〜K3を示す図面である。 基礎フィルタK4〜K6を示す図面である。 ローカルフィルタP(=R(K6,4,−1)を示す図面である。 ヒストグラムHi,j[k]の生成を説明するための図面である。
符号の説明
1 画像処理装置
2 演算処理部(コンピューター)

Claims (6)

  1. 多階調画像データを量子化して擬似中間調の出力用画像データに変換するための演算処理部を有する画像処理装置であって、
    前記演算処理部は、
    ディザ法、誤差拡散法または濃度パターン法を用いて階調数を減らすことにより、多階調画像データを中間画像データに変換し、
    この中間画像データを逆相関型のデジタルハーフトーニング法によって量子化して出力用画像データに変換することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1記載の画像処理装置において、
    前記中間画像データの階調数は、5より大きいことを特徴とする画像処理装置。
  3. 多階調画像データを量子化して擬似中間調の出力用画像データに変換する画像処理方法であって、
    ディザ法、誤差拡散法または濃度パターン法を用いて階調数を減らすことにより、多階調画像データを中間画像データに変換し、
    この中間画像データを逆相関型のデジタルハーフトーニング法によって量子化して出力用画像データに変換することを特徴とする画像処理方法。
  4. 請求項3記載の画像処理方法において、
    前記中間画像データの階調数を5より大きくすることを特徴とする画像処理方法。
  5. 多階調画像データを量子化して擬似中間調の出力用画像データに変換するためのコンピューターに、
    ディザ法、誤差拡散法または濃度パターン法を用いて階調数を減らすことにより、多階調画像データを中間画像データに変換する機能と、
    この中間画像データを逆相関デジタルハーフトーニング法によって量子化して出力用画像データに変換する機能とを実現させるための画像処理プログラム。
  6. 請求項5記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記コンピューターに、
    前記中間画像データの階調数を5より大きくする機能を実現させるための画像処理プログラム。
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