JP2018160883A - 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で孤立ドットに起因する粒状感の抑制を実現する技術を提供する。【解決手段】画像処理装置は、多階調の画像データをハーフトーン処理するハーフトーン処理部を備える。ハーフトーン処理部は、孤立点が発生する画素を検出する孤立点検出部と、検出された画素に形成されるドットの濃度を小さくする階調値調整部とを有する。ハーフトーン処理部は、N(Nは3以上の整数)階調に多値化する誤差拡散処理を使用してハーフトーン処理を実行し、孤立点検出部は、孤立点の発生の検出対象となる調整対象画素を選択し、選択された調整対象画素に直接的に隣接する画素である直接隣接画素の階調値の最大値が予め設定されている第2の特定閾値よりも小さく、調整対象画素の階調値が予め設定されている第1の特定閾値以上である場合に、孤立点が発生する画素として前記調整対象画素を検出するようにしてもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに関し、詳しくは、誤差拡散法等を使用して減色する技術に関する。
従来から、多階調(たとえば256階調)の画素データから構成される画像データを、2値の画素データから構成される画像データに変換する画像処理(2値化処理)において誤差拡散法が広く用いられている。ただし、誤差拡散法は、最低濃度または最高濃度に近いコントラストの小さいエッジにおいて、誤差伝播ディレイによるエッジの鈍り(実際のエッジよりも、誤差伝播方向に数画素遅れてから黒ドットまたは白ドットを生じる現象)が生じやすいという固有の課題を有している。このような課題に対して、たとえば特許文献1は、予め定められた数の画素からなる複数のブロックに元画像を分割し、ブロック毎に多値の画素データを複数有してなる元画像を、2値の画素データを複数有してなる2値画像に変換して出力する2値化処理を行う技術を提案している。本技術は、誤差伝播ディレイによるエッジの鈍りを抑制できるとしている。一方、誤差拡散法には、さらに多値化処理(たとえば4値化処理)を行うことによって画質を改善させるものも提案されている。
特開2014−3669号公報
しかし、本願発明者は、従来技術では、依然として特有のテクスチャや低階調部分における孤立ドットに起因する粒状感の問題があり、その抑制に改善の余地があることを見出した。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で孤立ドットに起因する粒状感の抑制を実現する技術を提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置は、多階調の画像データをハーフトーン処理するハーフトーン処理部を備え、前記ハーフトーン処理部は、孤立点が発生する画素を検出する孤立点検出部と、前記検出された画素に形成されるドットの濃度を小さくする階調値調整部とを有する。
本発明の画像形成装置は、前記画像処理装置と、前記ドットデータに基づいて画像形成媒体上にドットを形成して画像を形成する画像形成部とを備え、前記孤立点パターンは、前記画像形成装置に対応して設定されている。
本発明の画像処理方法は、多階調の画像データをハーフトーン処理するハーフトーン処理工程を備え、前記ハーフトーン処理工程は、孤立点が発生する画素を検出する孤立点検出工程と、前記検出された画素に形成されるドットの濃度を小さくする階調値調整工程とを含む。
本発明は、画像処理装置を制御するための画像処理プログラムを提供する。前記画像処理プログラムは、多階調の画像データをハーフトーン処理するハーフトーン処理部として前記画像処理装置を機能させ、前記ハーフトーン処理部は、孤立点が発生する画素を検出する孤立点検出部と、前記検出された画素に形成されるドットの濃度を小さくする階調値調整部とを有する。
本発明によれば、簡易な構成で孤立ドットに起因する粒状感の抑制を実現する技術を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の機能構成を示すブロックダイアグラムである。 第1実施形態に係るハーフトーン処理手順の内容を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る4値化誤差拡散処理の内容を示す説明図である。 第1実施形態に係る4値化誤差拡散処理の結果の一例を示す説明図である。 第1実施形態に係る孤立点階調調整処理の一例を示す説明図である。 第2実施形態に係るハーフトーン処理手順の内容を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るパターンマッチングで使用されるドットパターンの例を示す説明図である。 第3実施形態に係るハーフトーン処理手順の内容を示すフローチャートである。 変形例に係る孤立点階調調整処理の他の例を示す説明図である。 変形例に係る孤立点階調調整処理の一例を示す説明図である。 変形例に係るハーフトーン処理手順の内容を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、図面を参照して以下の順序で説明する。
A.第1実施形態:
B.第2実施形態:
C.第3実施形態:
D.変形例:
A.第1実施形態:
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の機能構成を示すブロックダイアグラムである。画像形成装置100は、制御部110と、画像形成部120と、記憶部140と、画像読取部150とを備えている。画像読取部150は、原稿から画像を読み取ってデジタルデータである画像データIDを生成する。
画像形成部120は、色変換処理部121と、ハーフトーン処理部122と、露光部123と、現像部124と、帯電部125と、感光体ドラム(像担持体)126とを有している。画像形成部120は、画像形成媒体上にドットを形成することによって画像を形成する。色変換処理部121は、256階調のRGBデータである画像データIDを256階調のCMYKデータに色変換する。本実施形態では、露光部123は、後述するように4階調の多階調露光を行う(図3参照)。
ハーフトーン処理部122は、256階調のCMYKデータにハーフトーン処理を実行して4階調のCMYKのハーフトーンデータを生成する。ハーフトーンデータは、ドットの形成状態を表すドットデータとも呼ばれる。露光部123、現像部124、帯電部125及び感光体ドラム126は、マゼンタ、シアン、イエロー、及びブラックの各色に対応させて画像形成装置100の内部に配置され、4階調のCMYKのハーフトーンデータに基づいて4階調のドットを形成する。ハーフトーン処理部122は、孤立点検出部122aと、階調値調整部122bとを備える。孤立点検出部122a及び階調値調整部122bの機能については後述する。
制御部110は、RAMやROM等の主記憶手段、及びMPU(Micro Processing Unit)やCPU(Central Processing Unit)等の制御手段を備えている。また、制御部110は、各種I/O、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、バス、その他ハードウェア等のインターフェイスに関連するコントローラ機能を備え、画像形成装置100全体を制御する。
記憶部140は、非一時的な記録媒体であるハードディスクドライブやフラッシュメモリー等からなる記憶装置で、制御部110や画像形成部120が実行する処理の制御プログラムやデータを記憶する。
図2は、第1実施形態に係るハーフトーン処理手順の内容を示すフローチャートである。ステップS100では、ハーフトーン処理部122は、CMYKデータに誤差拡散処理を実行する。誤差拡散処理では、ハーフトーン処理部122は、4値化誤差拡散処理を実行して、マゼンタ、シアン、イエロー、及びブラックの各色の256階調の画像データをそれぞれ4階調のハーフトーンデータに変換する。
図3は、第1実施形態に係る4値化誤差拡散処理の内容を示す説明図である。図3(a)は、露光部123が再現する4階調のドットと、4階調のドットを前提として4値化誤差拡散処理で使用される第1閾値乃至第3閾値を示している。図3(b)は、典型的な誤差拡散法であるフロイド-スタインバーグ・ディザリング(Floyd−Steinberg dithering)における誤差の分配を示している。4値化誤差拡散処理とは、4階調のドットに多値化する処理である。
4階調のドットは、本実施形態では、ドットなし(第1階調値に対応)、小ドット(第2階調値に対応)、中ドット(第3階調値に対応)及び大ドット(第4階調値に対応)から構成されている。ドットなしは、256階調における0階調を再現する。小ドットは、256階調における85階調を再現する。中ドットは、256階調における170階調を再現する。大ドットは、256階調における255階調を再現する。
4値化誤差拡散処理では、ハーフトーン処理部122は、以下のように各閾値を使用する。ハーフトーン処理部122は、入力階調値Gが第1閾値の64よりも小さいことによって0乃至63階調であることを判断することができる。ハーフトーン処理部122は、多階調(256階調)における入力階調値Gにおいて、0乃至63階調では、4階調における第1階調の出力階調値H(ドット無し、256階調における0階調に相当)と誤差E(=入力階調値G−0階調)とを出力する。
ハーフトーン処理部122は、入力階調値Gが第1閾値の64以上であって第2閾値の128未満であることによって64乃至127階調であることを判断することができる。ハーフトーン処理部122は、入力階調値Gにおいて、64乃至127階調では、4階調における第2階調の出力階調値H(小ドット、256階調における85階調に相当)と誤差E(=入力階調値G−85階調)とを出力する。
ハーフトーン処理部122は、入力階調値Gが第2閾値の128以上であって第3閾値の192未満であることによって128乃至191階調であることを判断することができる。ハーフトーン処理部122は、入力階調値Gにおいて、128乃至191階調では、4階調における第3階調の出力階調値H(中ドット、256階調における170階調に相当)と誤差E(=入力階調値G−170階調)とを出力する。
ハーフトーン処理部122は、入力階調値Gが第3閾値の192以上であることによって192乃至255階調であることを判断することができる。ハーフトーン処理部122は、入力階調値Gにおいて、192乃至255階調では、4階調における第4階調の出力階調値H(大ドット、256階調における255階調に相当)と誤差E(=入力階調値G−255階調)とを出力する。
図4は、第1実施形態に係る4値化誤差拡散処理の結果の一例を示す説明図である。本実施形態では、図4(a)に示されるように、入力階調値Gは、200階調の一定のトーンである。図4(b)は、着目画素である第1画素の処理と誤差の拡散の様子を示している。第1画素は、上側の行において左側から1番目の列の画素である。
第1画素では、ハーフトーン処理部122は、200階調が第3閾値(192階調)よりも大きいので、大ドット(255階調を再現)を選択し、誤差E(−55階調)を太枠によって囲まれている近傍の誤差に分配する(図4(b)参照)。誤差Eは、入力階調値G(200階調)と実際に再現される大ドット(255階調)の階調との間の差である。誤差Eは、図3(b)に示される配分で太枠によって囲まれている近傍の画素に分配される。たとえば第1画素の右側の画素(第2画素)は、誤差E(−55階調)×(7/16)(図3(b)参照)の演算によって−24階調の誤差が分配される。これにより、次の着目画素である第2画素は、176階調(=200階調−24階調)の入力階調値Gを有することになる。
第2画素では、ハーフトーン処理部122は、176階調が第2閾値以上であって第3閾値未満なので、中ドット(170階調を再現)を選択し、誤差E(6階調)を太枠によって囲まれている近傍の誤差に分配する(図4(c)参照)。誤差Eは、入力階調値G(176階調)と実際に再現される中ドット(170階調)の階調との間の差である。たとえば第2画素の右側の画素(第3画素)は、誤差E(6階調)×(7/16)の演算によって3階調の誤差が分配される。これにより、次の着目画素である第3画素は、203階調(=200階調+3階調)の入力階調値Gを有することになる。
第3画素乃至第5画素においても、ハーフトーン処理部122は、同様の処理を実行する(図4(d)乃至図4(f)参照)。このように、ハーフトーン処理部122は、逐次に誤差を周辺画素に拡散させつつ、256階調のCMYKデータをドットなし、小ドット、中ドット及び大ドットの4階調に減色することができる。
しかしながら、本願発明者は、このような誤差拡散方法では、特有のテクスチャや低階調部分における孤立ドットに起因する粒状感の問題があることを見出した。すなわち、典型的な誤差拡散方法では、誤差伝播ディレイによるエッジの鈍りだけでなく、誤差伝播に起因する孤立点の発生の問題がある。本願発明者は、このような問題を解決するために孤立点階調調整処理を創作した。
図5は、第1実施形態に係る孤立点階調調整処理の一例を示す説明図である。図5(a)は、本実施形態では、孤立点階調調整処理が不要とされるドットパターンを示している。図5(b)は、本実施形態では、孤立点階調調整処理が必要とされるドットパターンを示している。図5(b)の左側は、孤立点階調調整処理前のドットパターンを示している。図5(b)の右側は、孤立点階調調整処理後のドットパターンを示している。ドットパターンは、調整対象画素と、調整対象画素に直接的に隣接する画素である直接隣接画素とを含む画素群におけるドットデータによって表されるパターンである。
ステップS210乃至ステップS250(図2参照)は、孤立点の発生を抑制する処理である孤立点抑制処理TA1を構成している。ハーフトーン処理部122は、孤立点抑制処理TA1を全ての画素について実行する(ステップS260)。
ステップS210では、ハーフトーン処理部122の孤立点検出部122aは、調整対象画素選択処理を実行する。調整対象画素選択処理では、孤立点検出部122aは、誤差拡散処理と同様に各画素を順に選択する。調整対象画素とは、孤立点の発生の検出対象となる画素である。
ステップS220では、孤立点検出部122aは、減色後の階調値(第1階調値乃至第4階調値のいずれか)と第1の特定閾値を比較し、減色後の階調値が第1の特定閾値以上であるか否かを判断する。本実施形態では、第1の特定閾値は、「3」に設定されている。減色後の階調値が第1の特定閾値である3以上の場合には、ハーフトーン処理部122は、処理をステップS230に進め、減色後の階調値が第1の特定閾値である3未満の場合には、ハーフトーン処理部122は、処理をステップS210に戻し、調整対象画素を次の画素に変更する。
この例では、図5(a)のドットパターン及び図5(b)の左側のドットパターンは、いずれも減色後の階調値が「3」なので、ハーフトーン処理部122は、処理をステップS230に進める。
ステップS230では、孤立点検出部122aは、最大隣接階調値抽出処理を実行する。最大隣接階調値は、調整対象画素に隣接する画素である隣接画素の階調値である隣接階調値の最大値である。隣接画素は、図5(a)及び図5(b)に示されるように、第1隣接画素乃至第8隣接画素の8個の隣接画素を含んでいる。
最大隣接階調値は、第1隣接画素乃至第8隣接画素の8個の隣接画素の階調値のうちで最大の階調値である。図5(a)のドットパターンでは、最大隣接階調値は、「2」である。図5(b)のドットパターンでは、最大隣接階調値は、「1」である。
ステップS240では、孤立点検出部122aは、最大隣接階調値と第2の特定閾値を比較し、最大隣接階調値が第2の特定閾値未満であるか否かを判断する。本実施形態では、第2の特定閾値は、「2」に設定されている。最大隣接階調値が第2の特定閾値である2未満の場合には、ハーフトーン処理部122は、処理をステップS250に進め、最大隣接階調値が第2の特定閾値である2以上の場合には、ハーフトーン処理部122は、処理をステップS210に戻し、調整対象画素を次の画素に変更する。
この例では、図5(a)のドットパターンは、最大隣接階調値が第2の特定閾値以上の「2」(第6隣接画素の階調値)なので、ハーフトーン処理部122は、処理をステップS210に戻す。一方、図5(b)の左側のドットパターンは、最大隣接階調値が第2の特定閾値未満の「1」なので、ハーフトーン処理部122は、処理をステップS250に進める。
ステップS250では、ハーフトーン処理部122の階調値調整部122bは、階調値調整処理を実行する。階調値調整処理では、ハーフトーン処理部122は、調整対象画素の階調値「3」を1つだけ下げて階調値「2」とする。次に、ハーフトーン処理部122は、処理をステップS210に戻し、調整対象画素を次の画素に変更する。ハーフトーン処理部122は、調整対象画素を変更しつつ、このような処理を全画素に対して実行する(ステップS260)。
このように、第1実施形態に係る画像形成装置100では、階調値の低い(すなわち濃度の低いあるいは空白の)隣接画素に囲まれている階調値の高い(すなわち濃度の高い)孤立点の濃度を低減させることができる。これにより、第1実施形態に係る画像形成装置100は、簡易な構成で孤立ドットに起因する粒状感の抑制を実現することができる。
B.第2実施形態:
図6は、第2実施形態に係るハーフトーン処理手順の内容を示すフローチャートである。第2実施形態に係るハーフトーン処理は、孤立点抑制処理TA1が孤立点抑制処理TA2に変更されている点で第1実施形態に係るハーフトーン処理と相違する。孤立点抑制処理TA2は、ステップS230及びステップS240がそれぞれステップS230a及びステップS240aに変更されている点で孤立点抑制処理TA1と相違する。
ステップS230aでは、孤立点検出部122aは、予め設定されている特定のドットパターンと比較することによって孤立点であるか否かを判断する。孤立点検出部122aは、着目画素を中心とするドットパターンが特定のドットパターンと一致する場合には、孤立点であると判断する。孤立点検出部122aは、パターンマッチング処理で孤立点であるか否かを判断する点で、最大隣接階調値と第2の特定閾値とを比較するステップS230の処理と相違する。ドットパターンは、前述のように、調整対象画素と、調整対象画素に直接的に隣接する画素である直接隣接画素とを含む画素群におけるドットデータによって表されるパターンである。
ステップS240aでは、ハーフトーン処理部122は、孤立点であると判断された場合には、処理をステップS250に進め、孤立点であると判断されなかった場合には、処理をステップS210に戻し、調整対象画素を次の画素に変更する。
図7は、第2実施形態に係るパターンマッチングで使用されるドットパターンの例を示す説明図である。図7には、孤立点として判断されるドットパターンである孤立点パターンの例として、第1のドットパターン、第2のドットパターン及び第3のドットパターンが示されている。第1のドットパターン、第2のドットパターン及び第3のドットパターンは、孤立点を生じさせると判断されるドットパターンであり、孤立点パターンとも呼ばれる。
第1のドットパターンは、全隣接画素の階調値、すなわち全ての隣接階調値が「1」である。第2のドットパターンは、第4隣接画素の隣接階調値が「2」である一方、他の全ての隣接階調値が「1」である。第3のドットパターンは、第5隣接画素の隣接階調値が「2」である一方、他の全ての隣接階調値が「1」である。
第1実施形態に係るハーフトーン処理手順では、孤立点検出部122aは、最大隣接階調値が第2の特定閾値未満である場合に孤立点であると判断する。すなわち、孤立点検出部122aは、隣接階調値が「2」の隣接画素が存在すれば、隣接階調値が「2」の隣接画素の位置に拘わらず孤立点であると判断している。これに対して、第2実施形態に係るハーフトーン処理手順では、孤立点検出部122aは、隣接階調値が「2」の隣接画素が主走査方向に隣接している場合にのみ孤立点であると判断することができる。
このように、第2実施形態に係るパターンマッチングは、孤立点であるか否かの判断において、隣接階調値が高い隣接画素と着目画素の位置関係を利用することができる。これにより、第2実施形態は、たとえば画像形成装置100における主走査方向と副走査方向の解像度の大小関係、人間の視覚特性に基づく孤立点としての認識性、あるいはドットの形状といった観点から階調値調整に関する判断をミクロの観点からきめ細かに行うことができる。
なお、階調値調整部122bは、複数の孤立点パターンのうちのいずれにドットパターンが一致したかに基づいて調整量を決定するようにしてもよい。具体的には、階調値調整部122bは、たとえば第1のドットパターンに一致した場合には、階調値を2つ低下させ、第2のドットパターン又は第3のドットパターンに一致した場合には、階調値を1つ低下させるようにしてもよい。
さらに、階調値の調整量は、ドットパターンが一致した孤立点パターンに加え、着目画素の階調値に基づいて調整量を決定するようにしてもよい。具体的には、階調値調整部122bは、着目画素の階調値が「4」の場合には、たとえば第1のドットパターンに一致した場合には、階調値を3つ低下させ、第2のドットパターン又は第3のドットパターンに一致した場合には、階調値を2つ低下させるようにしてもよい。このような階調値の調整量は、孤立点パターンの属性データとして、孤立点パターンに紐付けて管理してもよい。
図8は、第3実施形態に係るハーフトーン処理手順の内容を示すフローチャートである。第3実施形態に係るハーフトーン処理は、孤立点抑制処理TA1が孤立点抑制処理TA3に変更されている点で第1実施形態に係るハーフトーン処理と相違する。孤立点抑制処理TA3は、ステップS230及びステップS240がそれぞれステップS230b及びステップS240bに変更されている点で孤立点抑制処理TA1と相違する。
ステップS230bでは、孤立点検出部122aは、隣接階調値加算処理を実行する。隣接階調値加算処理では、孤立点検出部122aは、全ての直接隣接画素の隣接階調値を加算して合計値を算出する。ステップS240bでは、孤立点検出部122aは、合計隣接階調値が第3の特定閾値未満であるか否かを判断する。合計隣接階調値が第3の特定閾値未満の場合には、ハーフトーン処理部122は、処理をステップS250に進め、合計隣接階調値が第3の特定閾値以上の場合には、ハーフトーン処理部122は、処理をステップS210に戻し、調整対象画素を次の画素に変更する。
このように、第3実施形態に係るパターンマッチングは、孤立点であるか否かの判断において、直接隣接画素全体の濃度を表す合計隣接階調値を利用している。これにより、第3実施形態は、全隣接画素の濃度全体の観点から階調値調整に関する判断をマクロの観点から包括的に行うことができる。
なお、階調値調整部122bは、合計隣接階調値に基づいて調整量を決定するようにしてもよい。具体的には、階調値調整部122bは、合計隣接階調値が「8」の場合には、階調値を2つ低下させ、合計隣接階調値が「9」以上の場合には、階調値を1つ低下させるようにしてもよい。さらに、階調値の調整量は、着目画素の階調値と、合計隣接階調値とに基づいて調整量を決定するようにしてもよい。
D.変形例:
本発明は、上述の実施形態だけでなく、以下のような変形例でも実施することができる。
変形例1:上述の実施形態では、本発明は、256階調を4値化する誤差拡散処理に適用されているが、4値化に限られず3値化や5値化以上であってもよい、すなわち、N(Nは3以上の整数)階調化であればよい。さらに、本発明は、誤差拡散処理で2値化する場合にも適用することができる。ただし、誤差拡散処理で2値化する場合には、減色後の階調を調整するのではなく、ドットの濃度を低下するように露光等を調整することによって本発明の適用が可能となる。
変形例2:上述の実施形態では、孤立点検出部は、調整対象画素に直接的に隣接する画素の階調値に基づいて調整対象画素に孤立点が発生しているか否かを判断している。しかしながら、調整対象画素に直接的に隣接する画素である直接隣接画素だけでなく、さらに、直接隣接画素の外側に隣接する画素である間接隣接画素の階調値を利用するようにしてもよい。
具体的には、たとえば図9(b)に示されるように、第1隣接画素乃至第8隣接画素の8個の直接隣接画素の外側に隣接する第9隣接画素乃至第24隣接画素の16個の間接隣接画素の階調値をも利用して、直接隣接画素と同様の方法と基準とで判定することができる。この場合、直接隣接画素だけでなく間接隣接画素を利用した基準においても孤立点と判定された場合には、直接隣接画素だけで孤立点と判定された場合よりも階調値の調整量を大きくすることによって、顕著に目立つ孤立点をさらに目立たなくすることもできる。
具体的には、たとえば図9の例では、図9(a)のドットパターンでは、階調値調整部は、直接隣接画素だけで孤立点と判定されて階調値が「3」から「2」に一つだけ調整している。一方、ハーフトーン処理部122は、図9(b)のドットパターンを、直接隣接画素及び間接隣接画素で孤立点と判定して階調値を「3」から「1」に2つ調整している。
ただし、階調値調整部は、調整後の階調値が直接隣接画素の階調値の最大値よりも小さくなるときには、直接隣接画素の階調値の最大値と同一の階調値とするようにすることが好ましい。この点は、直接隣接画素のみを利用して孤立点を判定する上述の実施形態において、第1の特定閾値と第2の特定閾値とを同一とした場合にも同様である。
変形例3:上記実施形態では、階調値調整部は、調整対象画素で孤立点の発生が検出された場合には、調整対象画素の階調値を小さくして孤立点を目立たなくしている。調整対象画素の階調値の調整は、入力階調値に対して新たに階調値の誤差を発生させているが、たとえば隣接画素の階調値を調整して新たに発生した誤差を相殺するようにしてもよい。
具体的には、たとえば図10(a)に示されるように、調整対象画素の階調値が「3」から「2」に調整される一方、第6隣接画素の階調値が「1」から「2」に調整されている。これにより、孤立点を目立たなくするための階調値の調整に起因する新たな誤差の発生を抑制することができる。この階調値の調整の対象となる隣接画素は、たとえば調整対象画素に対して一定の位置に配置されている隣接画素に固定しても良いし、あるいは隣接する間接隣接画素の階調値が比較的に低い直接隣接画素を選択するようにしてもよい。
変形例3:上記実施形態では、誤差拡散処理が完了してから階調値調整処理を実行しているが、たとえば図10(b)及び図11に示されるように、同時に処理するようにしてもよい。具体的には、図10(b)に示されるように誤差拡散処理で着目画素の階調値を決定する際に、調整対象画素の調整の必要性を判断する。調整の必要性は、孤立点検出処理(ステップS230m)に基づいて判断される(ステップS240m)。孤立点検出処理(ステップS230m)は、孤立点を検出するための処理であり、たとえばステップS230、ステップS230a及びステップS230bのいずれの方法を採用してもよい。
図10(b)及び図11の例では、ハーフトーン処理部122は、誤差拡散処理のための着目画素を選択し、階調値を判定する(ステップS110(図11参照))。ハーフトーン処理部122は、孤立点抑制処理TAmを実行して、着目画素の階調値が「1」と判定された場合には、調整対象画素の階調値を1つだけ下げる。
ハーフトーン処理部122は、その際に発生する誤差(この例では85階調)を着目画素の階調値に加算する(誤差再拡散処理(ステップS260))。ハーフトーン処理部122は、誤差が加算された階調値に基づいて着目画素の階調値を決定して誤差を周辺画素に拡散する(ステップS120(図11参照))。ハーフトーン処理部122は、このような処理を全画素について実行することができる(ステップS130(図11参照))。
変形例3:上記実施形態では、第1乃至第3の実施形態に係る孤立点検出処理(ステップS230、ステップS230a及びステップS230b)が開示されているが、これらの処理は適切に組み合わせて実施してもよい。
変形例4:上記実施形態では、誤差拡散が採用されているが、平均誤差最小法を使用する場合にも本発明は適用可能である。上記実施形態では、本発明は、画像形成装置に適用されているが、画像処理装置に適用することもできる。
100 画像形成装置
110 制御部
120 画像形成部
121 色変換処理部
122 ハーフトーン処理部
123 露光部
124 現像部
125 帯電部
126 感光体ドラム
140 記憶部
150 画像読取部

Claims (13)

  1. 画像処理装置であって、
    多階調の画像データをハーフトーン処理するハーフトーン処理部を備え、
    前記ハーフトーン処理部は、
    孤立点が発生する画素を検出する孤立点検出部と、
    前記検出された画素に形成されるドットの濃度を小さくする階調値調整部と、
    を有する画像処理装置。
  2. 請求項1記載の画像処理装置であって、
    前記ハーフトーン処理部は、誤差拡散処理を使用して前記ハーフトーン処理を実行し、ドットの形成状態を表すドットデータを生成し、
    前記孤立点検出部は、前記孤立点の発生の検出対象となる調整対象画素を選択し、前記調整対象画素と、前記調整対象画素に直接的に隣接する画素である直接隣接画素とを含む画素群における前記ドットデータによって構成されるドットパターンに基づいて、前記孤立点を検出する画像処理装置。
  3. 請求項2記載の画像処理装置であって、
    前記ハーフトーン処理部は、N(Nは3以上の整数)階調に多値化する誤差拡散処理を使用して前記ハーフトーン処理を実行し、
    前記孤立点検出部は、前記選択された調整対象画素の階調値が予め設定されている第1の特定閾値以上であり前記選択された調整対象画素に直接的に隣接する画素である直接隣接画素の階調値の最大値が予め設定されている第2の特定閾値よりも小さい場合に、前記孤立点が発生する画素として前記調整対象画素を検出する画像処理装置。
  4. 請求項3記載の画像処理装置であって、
    前記階調値調整部は、前記ハーフトーン処理後の階調値を少なくとも1つ小さくすることによって前記ドットの濃度を小さくする画像処理装置。
  5. 請求項4記載の画像処理装置であって、
    前記階調値調整部は、前記ハーフトーン処理後の階調値を少なくとも1つ小さくすることによって前記直接隣接画素の階調値の最大値よりも小さくなるときには、前記直接隣接画素の階調値の最大値と同一の階調値とする画像処理装置。
  6. 請求項4又は5に記載の画像処理装置であって、
    前記階調値調整部は、前記直接隣接画素の外側に隣接する画素である間接隣接画素の階調値の最大値が前記第2の特定閾値よりも小さい場合には、前記直接隣接画素の階調値の最大値のみが前記第2の特定閾値よりも小さい場合よりも前記ハーフトーン処理後の階調値を小さくする画像処理装置。
  7. 請求項2記載の画像処理装置であって、
    前記ハーフトーン処理部は、N(Nは3以上の整数)階調に多値化する誤差拡散処理を使用して前記ハーフトーン処理を実行し、
    前記孤立点検出部は、前記選択された調整対象画素の階調値が予め設定されている第1の特定閾値以上であり前記選択された調整対象画素に直接的に隣接する画素である直接隣接画素の階調値の合計値が予め設定されている第3の特定閾値よりも小さい場合に、前記孤立点が発生する画素として前記調整対象画素を検出する画像処理装置。
  8. 請求項7記載の画像処理装置であって、
    前記階調値調整部は、前記直接隣接画素の階調値の合計値に応じて前記濃度の調整量を決定し、前記直接隣接画素の階調値の合計値が小さいほど、前記調整量を大きくする画像処理装置。
  9. 請求項2記載の画像処理装置であって、
    前記孤立点検出部は、予め設定されている少なくとも1つの孤立点パターンと一致する前記ドットパターンの前記調整対象画素を前記孤立点として検出する画像処理装置。
  10. 請求項9記載の画像処理装置であって、
    前記少なくとも1つの孤立点パターンは、複数の孤立点を含み、
    前記階調値調整部は、前記複数の孤立点パターンのうちのいずれに前記ドットパターンが一致したかに基づいて前記濃度の調整量を決定する画像処理装置。
  11. 画像形成装置であって、
    請求項9又は10に記載の画像処理装置と、
    前記ドットデータに基づいて画像形成媒体上にドットを形成して画像を形成する画像形成部と、
    を備え、
    前記孤立点パターンは、前記画像形成装置に対応して設定されている画像形成装置。
  12. 画像処理方法であって、
    多階調の画像データをハーフトーン処理するハーフトーン処理工程を備え、
    前記ハーフトーン処理工程は、
    孤立点が発生する画素を検出する孤立点検出工程と、
    前記検出された画素に形成されるドットの濃度を小さくする階調値調整工程と、
    を含む画像処理方法。
  13. 画像処理装置を制御するための画像処理プログラムであって、
    多階調の画像データをハーフトーン処理するハーフトーン処理部として前記画像処理装置を機能させ、
    前記ハーフトーン処理部は、孤立点が発生する画素を検出する孤立点検出部と、前記検出された画素に形成されるドットの濃度を小さくする階調値調整部とを有する画像処理プログラム。
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