JP2001285629A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JP2001285629A
JP2001285629A JP2000092044A JP2000092044A JP2001285629A JP 2001285629 A JP2001285629 A JP 2001285629A JP 2000092044 A JP2000092044 A JP 2000092044A JP 2000092044 A JP2000092044 A JP 2000092044A JP 2001285629 A JP2001285629 A JP 2001285629A
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Tetsuya Hamada
徹也 浜田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハイライト部のような誤差蓄積率が少なく、そ
のために通常の多値誤差拡散処理ではドットの偏りやつ
ながりが発生してしまう場合にもドットのつながりや偏
りを防止することができる装置を提供する。 【解決手段】 誤差が加算された多値画像データは比較
器102において強制的量子化範囲データ101のデー
タと比較され、強制的量子化範囲にある場合には乱数発
生器104よりの発生乱数に従って強制的に出力値が決
定される。強制的量子化範囲にない場合には通常の多値
誤差拡散処理が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び画
像処理方法に間し、例えば、画像を表示装置や記録装置
で出力するために多値閾値による多値化処理により擬似
中間調処理を行う処理に特徴を有する画像処理装置及び
画像処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像処理装置における入力多値画
像データを2値または入力多値画像データよりも少ない
レベルの多値で表現する擬似中間調処理として、誤差拡
散法が知られている。この誤差拡散法については、"An
Adaptive Algorithm for Spatial Gray Scale"in socie
ty for Information Display 1975 Symposium Digest o
f Technical Papers,1975,36で発表されている。
【0003】誤差拡散法は、注目画素をP、その画素の
濃度をV、P点の周辺の未2値化画素P0,P1,P
2,P3の濃度をそれぞれV0,V1,V2,V3、2
値化のための閾値をTとすると、着目点Pにおける2値
化誤差Eを周辺画素P0,P1,P2,P3に経験的に
求めた重み係数W0,W1,W2,W3で重み付け処理
をして振り分け、振り分けられた誤差を周辺画素データ
に加算していき、マクロ的に出力画像の平均濃度を入力
画像の濃度と等しくする。
【0004】この時、出力2値データをOとすると、以
下の式により周辺画素P0,P1,P2,P3に対する
誤差E0,E1,E2,E3を求めることができる。
【0005】 V>=T ならば O=1、E=V−Vmax V<T ならば O=0、E=V−Vmin (Vmax:最大濃度、Vmin:最小濃度) 誤差は E0=E×W0 E1=E×W1 E2=E×W2 E3=E×W3 となる。
【0006】以上の操作を画素ごとに順次行っていく。
【0007】また、Katoh.Y.Arai,Y.Yasudaによる「多
値誤差拡散法」(National Conference of Communicatio
n,Department in Showa53 Year,Society of Electronic
Communication in Japan(1973),pp 504(Japanese))で
は、1つの固定閾値ではなく、複数の閾値を設ける誤差
拡散法実現しており、その結果として、複数の閾値に対
応した多値の出力値データを得るようにしている。
【0008】上述した誤差拡散法は、入力多値画像デー
タと出力画像データとの誤差分を補正する方式の為、入
力画像の濃度を出力画像に保存することができるので、
解像度及び階調性共に優れた画像が生成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た誤差拡散法は、入力多値画像データと出力画像データ
との誤差補正を行う際、特に入力画像レベルがハイライ
トの領域においては、誤差データが分配される周辺領域
の方向性がドットのつながりとなってしまう欠点があっ
た。
【0010】また、拡散される誤差が微小なため、誤差
がなかなか蓄積されずドットの偏りとして出力画像に規
れてしまうと言った欠点があった。
【0011】本発明は係る課題を解決し、ドットのつな
がりやドット偏りのない高品位な画像を出力することが
可能な画像処理装置及び方法を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決して
上記目的を達成する一手段として、例えば以下の構成を
備える。
【0013】即ち、入力される多値画像データを任意に
定められた閾値を基準に量子化する誤差拡散手段と、前
記誤差拡散手段において誤差拡散処理を行う際に入力多
値画像データに関連しない乱数データに基づき強制的に
量子化を行う強制的量子化手段とを備えることを特徴と
する。
【0014】または、入力される多値画像データを任意
に定められた複数の閾値を基準に量子化する多値誤差拡
散手段と、複数の閾値に基づき多値誤差拡散を行う際に
前記入力多値画像データに関連しない乱数データにより
強制的に量子化を行う前記強制的量子化手段とを備える
ことを特徴とする。
【0015】そして例えば、前記強制的量子化手段によ
る量子化を、入力多値画像データに適用する際の適用範
囲に限定して行なわせる強制的量子化限定手段を有する
ことを特徴とする。
【0016】また例えば、前記入力多値画像データに関
連しない乱数データを発生する乱数発生手段を備え、前
記強制的量子化手段は前記乱数発生手段で発生した乱数
に基づいて入力多値画像データを強制的に量子化するこ
とを特徴とする。あるいは、前記乱数発生手段は、前記
強制的量子化手段により量子化される確率を定める強制
的量子化確率決定手段を含むことを特徴とする。
【0017】更に例えば、前記入力多値画像データに関
連しない乱数データは、外部制御装置より転送される乱
数データであり、前記強制的量子化手段は前記外部制御
装置より転送された乱数データにより強制的量子化を行
うことを特徴とする。
【0018】また例えば、前記強制的量子化手段が量子
化に用いる乱数データを量子化前に記憶する記憶手段を
備え、前記強制的量子化手段は、前記記憶手段より読み
出した前記乱数発生手段よりの乱数データに基づいて強
制的な量子化を行うことを特徴とする。
【0019】更に例えば、前記入力される多値画像デー
タはカラー多値画像であり、前記強制的量子化手段が強
制的量子化を行う際の乱数データは、前記入力された多
値カラー画像データの各色毎に変化させて乱数データの
規則性が表れないように制御することを特徴とする。あ
るいは、前記強制的量子化手段が強制的量子化を行う際
の強制的量子化を適用する範囲ごとに前記乱数データを
変化させて乱数データの規則性が表れないように制御す
ることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図研を参照して本発明に係
る一発明の実施の形態例を詳細に説明する。
【0021】[第1の実施の形態例]以下図面を参照し
ながら本発明に係る第1の実施の形態例について説明す
る。図1は本発明に係る第1の実施の形態例の画像処理
装置における画像処理部に関する概略ブロック図であ
る。
【0022】図1において、101は通常の入力多値画
像データと閾値の関係にとらわれない強制的量子化を行
う入力多値画像データ範囲を表わす強制的量子化範囲デ
ータ、102は入力多値画像データに誤差が加算された
データが強制的量子化範囲内かどうかの比較を行う比較
器、103は強制的量子化を行う場合と通常の多値誤差
拡散を行う場合を選択するセレクタ、104は強制的量
子化を行う際の乱数データを発生する閾値乱数発生器で
ある。
【0023】また、105は出力されるべき多階調多値
データを決定する出力値データ発生器、106は入力多
値画像データと誤差が加算されたデータと出力値との比
較を行う比較器、107は出力データと誤差データを選
択するセレクタ、108は誤差データの蓄積を行う蓄積
誤差バッファ、109は蓄積された誤差データの和を周
辺画素に分配する割合に分配する割算器、110は多値
誤差拡散出力画像データを2値データに変換する2値出
力データ変換LUTである。
【0024】以上の構成を備える本実施の形態例におけ
る量子化処理を以下、図2、図3を参照して説明する。
図2は図1に示す本実施の形態例における強制的量子化
を行う入力多値画像データ範囲を示す図である。図3は
本実施の形態例における多値誤差拡散の出力と2値化デ
ータの関係を説明するための図である。
【0025】本実施の形態例においても、多値画像デー
タには加算器120により誤差拡散処理により生じた誤
差が加算される。この誤差が加算された多値画像データ
は比較器102において強制的量子化範囲データ101
のデータと比較される。
【0026】強制的量子化が行われる範囲は、図2に示
す通り、ある入力多値画像データが図中のA領域に該当
する場合には1/n(n:実数)の確率で乱数的かつ強
制的に出力値が決定される。B領域に関しては通常の多
値誤差拡散処理が行なわれる。
【0027】本実施の形態例では、例えば、図2におい
て入力多値画像データ値と蓄積誤差の和が7で、7がA
領域中のデータであるとすれば、通常の多値誤差拡散で
あれば多値誤差拡散出力値は8となるはずだが、強制的
量子化における多値誤差拡散の出力値は1/nの確率
で、強制的に0とされる。同様のことがすべてのA領域
で行われる。
【0028】このように、比較器102で強制的量子化
範囲データ101のデータと誤差が加算された多値画像
データとが比較され、誤差が加算された多値画像データ
が強制的量子化を行うA領域のデータか、通常の多値誤
差拡散を行うB領域のデータかの判別が行なわれる。
【0029】そして、多値画像データが強制的量子化を
行うA領域のデータである場合には、閾値乱数発生器1
04にて発生された乱数データに従い強制的に多値誤差
拡散出力値が決定される。
【0030】一方、多値画像データが通常の多値誤差拡
散処理を行うB領域のデータである場合には、入力多値
画像データと閾値の関係から多値誤差拡散の出力値が決
定される。この誤差拡散処理は公知の処理を適用して良
い。
【0031】多値誤差拡散出力値は、更に比較器106
において、入力多値画像データに蓄積誤差が加算された
データと比較され、セレクタ107において多値誤差拡
散出力値と入力多値画像データに蓄積誤差が加算された
ものから多値誤差拡散出力値を差し引いた誤差データを
蓄積誤差バッファに蓄積していく。
【0032】蓄積された誤差データは割算機109にお
いて周辺画素に分配される割合に分割され、加算器12
0により該当する周辺画素の入力多値画像データに加算
される。また、セレクタ107により出力された多値誤
差拡散出力値は、図3に示すように2値出力データLU
T110により多値誤差拡散出力値に一対一に対応した
面積階調ドットパターンにより2値画像データが生成さ
れる。
【0033】以上のような構成により、ハイライト部の
ような誤差蓄積率が少なく、そのために通常の多値誤差
拡散処理ではドットの偏りやつながりが発生してしまう
場合にも、強制的に出力値を決定してしまうことでより
大きな誤差を発生させドットのつながりや偏りを防止す
ることが出来る。このため、乱数により量子化する範囲
は、ハイライト部のような、誤差蓄積率が少なく、その
ために通常の多値誤差拡散処理ではドットの偏りやつな
がりが発生してしまう様な画像範囲とすることにより、
特に優れた作用効果が得られる。
【0034】なお、以上に説明した第1の実施の形態例
では、多値誤差拡散により量子化を行う場合について述
べたが、通常の誤差拡散により2階調の出力を得る場合
に関しても同様にして適用できることは言うまでも無
い。
【0035】また、乱数発生器104よりの発生乱数を
直接出力値データ発生器105にきょうきゅうするので
はなく、一旦メモリに記憶し、記憶した乱数を読み出し
てきて出力値データ発生器105に供給しても良い。
【0036】[第2の実施の形態例]次に、図面を参照
して本発明に係る第2の実施の形態例について説明す
る。図4は本発明に係る第2の実施の形態例の画像処理
装置の画像処理部に関する概略ブロック図である。ま
た、図5は第2の実施の形態例における入力多値画像デ
ータに対する強制的量子化の適用範囲と各適用範囲に対
応する強制的量子化乱数データを説明するための図であ
る。図6は第2の実施の形態例における強制的量子化を
行う乱数データを説明するための図である。図7は第2
の実施の形態例における入力多値データに誤差が加算さ
れたデータに対し、乱数データを適用して強制的量子化
を行う処理を説明するためのイメージ図である。
【0037】図4に示す第2の実施の形態例において、
上述した図1に示す第1の実施の同様構成には同一番号
を付し詳細説明を省略する。
【0038】図4において、図1に示す第1の実施の形
態例と異なるのは強制的量子化を行う際に用いる乱数デ
ータを、例えば画像データ供給装置や制御装置などの外
部装置からロードし、閾値乱数メモリ401に記憶する
点である。
【0039】以上の図4に示す構成を備える第2の実施
の形態例の動作を次に説明する。
【0040】第2の実施の形態例においても、入力され
る多値画像データに対して加算器120により誤差拡散
処理により生じた誤差が加算される。そして誤差が加算
された画像データは比較器102において強制的量子化
範囲データ101のデータと比較される。強制的量子化
が行われる範囲は図5に示すように、ある入力多値画像
データが図中のA0〜Ax(x:整数)領域に該当する
場合には1/n(n:実数)の確率で乱数的かつ強制的
に出力値が決定される。B領域に関しては通常の多値誤
差拡散処理がおこなわれる。
【0041】例えば、図5において入力多値画像データ
値と蓄積誤差の和が7で7はA1領域中のデータである
とすれば、通常の多値誤差拡散であれば多値誤差拡散出
力値は8となるはずだが、強制的量子化における多値誤
差拡散の出力値は1/nの確率で、強制的に0とされ
る。同様のことがすべてのA領域で行われる。比較器1
02で強制的量子化範囲データ101のデータと比較さ
れ、強制的量子化を行うA領域か通常の多値誤差拡散を
行うB領域かの判別し、強制的量子化を行うA領域の場
合は、外部から読み込まれた乱数データが記憶されてい
る閾値乱数メモリ401に記憶された乱数データにより
強制的に多値誤差拡散出力値が決定される。
【0042】第2の実施の形態例の強制的量子化を行う
為の乱数データは、図6に示すように、あらかじめ設定
した強制的量子化を行う各領域Ax(x:整数)毎にデ
ータの変更を可能とし、自由に強制的量子化を行わせる
確率も設定可能としておく。これにより、入力画像のハ
イライト部のみで強制的量子化を行い、高濃度部に関し
ては通常の多値誤差拡散処理のみとすることもできる。
【0043】強制的量子化を行わせるための閾値乱数メ
モリ401に記憶された乱数データは、第2の実施の形
態例では図6に示すようなm×nの乱数データマスクを
構成するようにし、乱数閾値メモリ401に記憶された
1バイト(8ビット)のデータが入力多値画像データの
8ピクセル分の強制的量子化の実行を左右する。
【0044】今ある入力多値画像データPが比較器10
2において、強制的量子化を行う範囲内のデータである
と判別された場合、図7に示すように、入力画像データ
にm×nの乱数データマスクを適応させていき、問題の
入力多値画像データPの位置に相当する乱数データマス
クのビットデータが1の場合は、入力多値画像データP
が強制的量子化により処理される。または、入力多値画
像データPの位置に相当する乱数データマスクのビット
データが0の場合は、入力多値画像データPは通常の多
値誤差拡散処理が行われる。
【0045】その後の処理は第1の実施の形態例と同様
に、強制的量子化もしくは通常の多値誤差拡散により多
値誤差拡散の出力値が決定されると、多値誤差拡散出力
値は比較器106において、入力多値画像データに蓄積
誤差が加算されたデータと比較され、セレクタ107に
おいて多値誤差拡散出力値と入力多値画像データに蓄積
誤差が加算されたものから多値誤差拡散出力値を差し引
いた誤差データを蓄積誤差バッファに蓄積していく。
【0046】蓄積された誤差データは割算機109にお
いて周辺画乗に分配される割合に分割され、該当する周
辺画素の入力多値画像データに加算される。また、セレ
クタ107により出力された多値誤差拡散出力値は、図
3に示すように2値出力データLUT110により多値
誤差拡散出力値に一対一に対応した面積階調ドットパタ
ーンにより2値画像データが生成される。
【0047】以上説明したように第2の実施の形態例に
よれば、ハイライト部のような誤差蓄積率が少なく、そ
のために通常の多値誤差拡散処理ではドットの偏りやつ
ながりが発生してしまう場合にも、強制的に出力値を決
定してしまうことでより大きな誤差を発生させドットの
つながりや偏りを防止することができる。
【0048】また、閾値乱数メモリに読み込ませる乱数
データを、出力色ごとに変えることにより、混色した場
合に乱数の規則性が表れないようにすることも可能であ
る。即ち、入力される画像データがカラー画像データで
ある場合には、外部装置より各色毎に異なる乱数データ
を割当て、閾値乱数メモリに格納しておくことにより、
各色毎に特有の誤差蓄積率が少なく、そのために通常の
多値誤差拡散処理ではドットの偏りやつながりが発生し
てしまう様な画像範囲に対してよりきめ細かい量子化処
理が行なえ、混色した場合に乱数データの規則性が表れ
ないようにすることができる。
【0049】なお、この各色毎に異なる乱数データを割
当てる制御は第2の実施の形態例に限定されるものでは
なく、第1の実施の形態例に適用しても良いことは勿論
である。この場合においても、乱数発生器で発声した乱
数をそのままもちいても、あるいは他の記憶手段に一旦
記憶させて用いても良い。
【0050】また、第2の実施の形態例では、強制的量
子化を行う為の乱数データを乱数データマスクとして使
用したが、本発明はこの使用方法に限定されない。
【0051】なお、上記第2の実施の形態例では多値誤
差拡散により量子化を行う場合について述べたが、通常
の誤差拡散により2階調の出力を得る場合に関しても同
様にして適用できることは言うまでも無い。
【0052】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0053】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0054】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、乱
数を用いて強制的に量子化することによりドットの偏り
やドットつながりを防止することができる。
【0056】また本発明によれば、乱数を用いて強制的
に量子化する範囲を定め、例えば、ハイライト部等を強
制的に乱数を用いて量子化することにより、誤差拡散時
の誤差の発生を人為的に行い、ハイライト部のドットの
偏りやドットつながりを防止することができる。
【0057】更に、本発明によれば、通常の誤差拡散及
び多値誤差拡散の特徴である解像度や階調性に優れる特
徴を生かしながら、例えばハイライト部等の任意の領域
でのドットの偏りやドットのつながりを防止する効果が
ある。
【0058】更に、強制的量子化を行う確率を任意に設
定することにより乱数発生手段で発生する乱数を制御
し、最終的なドット配列を制御することができる。
【0059】また、強制的量子化を行う為の乱数データ
を各色毎に変化させ、さらに強制的量子化を適用する範
囲ごとに乱数データを変化させることで混色した場合に
乱数データの規則性が表れないようにすることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態例に係わる画像
処理装置における画像処理部に関する概略ブロック図で
ある。
【図2】本実施の形態例における強制的量子化を行う入
力多値画像データ範囲を示す図である。
【図3】本実施の形態例における多値誤差拡散の出力と
2値化データの関係を説明するための図である。
【図4】本発明に係る第2の実施の形態例の画像処理部
の概略ブロック図である。
【図5】第2の実施の形態例における入力多値画像デー
タに対する強制的量子化の適用範囲と各適用範囲に対応
する強制的量子化乱数データを説明するための図であ
る。
【図6】第2の実施の形態例における強制的量子化を行
う乱数データを説明するための図である。
【図7】第2の実施の形態例における入力多値データに
誤差が加算されたデータに対し、乱数データを適用して
強制的量子化を行う処理を説明するための図である。
【符号の説明】
101 強制的量子化範囲データ 102、106 比較器 103、107 セレクタ 104 閾値乱数発生器 105 出力値データ発生器 108 蓄積誤差バッファ 109 割算器 110 2値出力データ変換LUT 120 加算器 401 閾値乱数メモリ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される多値画像データを任意に定め
    られた閾値を基準に量子化する誤差拡散手段と、 前記誤差拡散手段において誤差拡散処理を行う際に入力
    多値画像データに関連しない乱数データに基づき強制的
    に量子化を行う強制的量子化手段とを備えることを特徴
    とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 入力される多値画像データを任意に定め
    られた複数の閾値を基準に量子化する多値誤差拡散手段
    と、 複数の閾値に基づき多値誤差拡散を行う際に前記入力多
    値画像データに関連しない乱数データにより強制的に量
    子化を行う前記強制的量子化手段とを備えることを特徴
    とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記強制的量子化手段による量子化を、
    入力多値画像データに適用する際の適用範囲に限定して
    行なわせる強制的量子化限定手段を有することを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記入力多値画像データに関連しない乱
    数データを発生する乱数発生手段を備え、 前記強制的量子化手段は前記乱数発生手段で発生した乱
    数に基づいて入力多値画像データを強制的に量子化する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記乱数発生手段は、前記強制的量子化
    手段により量子化される確率を定める強制的量子化確率
    決定手段を含むことを特徴とする請求項4記載の画像処
    理装置。
  6. 【請求項6】 前記入力多値画像データに関連しない乱
    数データは、外部装置より転送される乱数データであ
    り、前記強制的量子化手段は前記外部制御装置より転送
    された乱数データにより強制的量子化を行うことを特徴
    とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載画像処理
    装置。
  7. 【請求項7】 前記強制的量子化手段が量子化に用いる
    乱数データを量子化前に記憶する記憶手段を備え、 前記強制的量子化手段は、前記記憶手段より読み出した
    前記乱数発生手段よりの乱数データに基づいて強制的な
    量子化を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項6の
    いずれかに記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記入力される多値画像データはカラー
    多値画像であり、 前記強制的量子化手段が強制的量子化を行う際の乱数デ
    ータは、前記入力された多値カラー画像データの各色毎
    に変化させて乱数データの規則性が表れないように制御
    することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか
    に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記強制的量子化手段が強制的量子化を
    行う際の強制的量子化を適用する範囲ごとに前記乱数デ
    ータを変化させて乱数データの規則性が表れないように
    制御することを特徴とする請求項8記載の画像処理装
    置。
  10. 【請求項10】 入力される多値画像データを任意に定
    められた閾値を基準に量子化する誤差拡散処理を行う際
    に、入力多値画像データに関連しない乱数データに基づ
    き強制的に量子化を行うことを備えることを特徴とする
    画像処理方法。
  11. 【請求項11】 入力される多値画像データを任意に定
    められた複数の閾値を基準に量子化する多値誤差拡散を
    行う際に前記入力多値画像データに関連しない乱数デー
    タにより強制的に量子化を行うことを特徴とする画像処
    理方法。
  12. 【請求項12】 前記強制的な量子化は、入力多値画像
    データに適用する際の適用範囲に限定して行なわせるこ
    とを特徴とする請求項10又は請求項11記載の画像処
    理方法。
  13. 【請求項13】 前記入力多値画像データに関連しない
    乱数データは装置に備えられた乱数発生手段より発生さ
    え、前記強制的な量子化に際しては前記乱数発生手段で
    発生した乱数に基づいて入力多値画像データを強制的に
    量子化することを特徴とする請求項10乃至請求項12
    のいずれかに記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記入力多値画像データに関連しない
    乱数データは、外部装置より転送される乱数データであ
    り、前記外部制御装置より転送された乱数データにより
    強制的量子化を行うことを特徴とする請求項10乃至請
    求項12のいずれかに記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記強制的な量子化の際に用いる乱数
    データは、量子化前に記憶手段に記憶されており、 前記記憶手段より読み出した前記乱数発生手段よりの乱
    数データに基づいて強制的な量子化を行うことを特徴と
    する請求項10乃至請求項14のいずれかに記載の画像
    処理方法。
  16. 【請求項16】 前記入力される多値画像データはカラ
    ー多値画像であり、 前記強制的に量子化を行う際の乱数データは、前記入力
    された多値カラー画像データの各色毎に変化させて乱数
    データの規則性が表れないように制御することを特徴と
    する請求項10乃至請求項15のいずれかに記載の画像
    処理方法。
  17. 【請求項17】 前記強制的に量子化を行う際の強制的
    量子化は適用する範囲ごとに前記乱数データを変化させ
    て乱数データの規則性が表れないように制御することを
    特徴とする請求項16記載の画像処理方法。
  18. 【請求項18】 前記請求項1乃至請求項17のいずれ
    か1項に記載の機能を実現するコンピュータプログラム
    列。
  19. 【請求項19】 前記請求項1乃至請求項17のいずれ
    か1項に記載の機能を実現するコンピュータプログラム
    を記憶したコンピュータ可読記録媒体。
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