JPH11252364A - 画像処理方法および画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法および画像処理装置

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JPH11252364A
JPH11252364A JP10049485A JP4948598A JPH11252364A JP H11252364 A JPH11252364 A JP H11252364A JP 10049485 A JP10049485 A JP 10049485A JP 4948598 A JP4948598 A JP 4948598A JP H11252364 A JPH11252364 A JP H11252364A
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伸司 田端
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 擬似輪郭の発生を防止し、構成が簡単で、ノ
イズの目立たない画像処理装置および画像処理方法を提
供する。 【解決手段】 閾値/量子化レベル設定器1は、入力デ
ータに応じて閾値および量子化レベルの変動範囲を設定
し、その変動範囲内で変動する閾値および量子化レベル
を決定する。このとき、入力データが小さいときには変
動幅を小さく(あるいは0に)する。一方、加算器3は
誤差バッファメモリ2内の当該画素の累積誤差12と入
力データ11を加算し、誤差加算信号13とする。比較
器4では、誤差加算信号13と閾値/量子化レベル設定
器1で設定された閾値とを比較し、比較結果に基づいて
出力データ14および量子化レベル15を出力する。誤
差演算部5は、誤差加算信号13と量子化レベル15か
ら誤差信号16を演算し、誤差配分演算器6により誤差
配分係数を用いて周辺の画素に誤差を配分する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階調を持つ画像情
報の入力データを擬似中間調処理して複数の量子化レベ
ルに多値化する画像処理方法および画像処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】入力データを擬似中間調処理して階調を
表現する方法の一つとして、誤差拡散法がある。この方
法は、着目画素の入力濃度信号に周辺の画素から渡され
る誤差信号を加算し、閾値と比較して2値化出力信号を
得る。さらに、閾値との誤差信号を誤差配分係数を乗じ
て周辺の複数画素へ配分させていくものである。このよ
うな処理によって、2値しか表現できない記録装置で
も、高品質の階調が表現できるという特徴を持つ。例え
ば特開平3−241971号公報には、この2値の誤差
拡散法の改良に関する記載がある。
【0003】このような2値表現への変換を行なう誤差
拡散法を、多値表現が可能なように展開した多値誤差拡
散法も提案されている。例えば、昭和53年電子通信学
会通信部門全国大会,1978,加藤ほか,504「平
均誤差最小法の多値化について」,P.504などに記
載されている。この多値誤差拡散法は、数階調程度の濃
淡表示が可能な記録装置に対して適応され、複数の閾値
を設けて、記録階調に相当する量子化レベルに対応する
出力データに割り当てるものである。
【0004】図2は、従来の4値の誤差拡散法によって
量子化された各濃度のドット占有率と入力信号との関係
を示すグラフ、図3は、同じく閾値、量子化レベルに対
応する出力データ、誤差配分係数の一例の説明図であ
る。ここでは入力信号として8ビット(0〜255)の
信号が入力されるものとし、4値の誤差拡散法によって
それぞれの画素の値を0,濃度1,濃度2,濃度3のい
ずれかの値に量子化する。図2において、すべての画素
が濃度1となったとき、画像は大局的には濃度D1とな
る。同様に、すべての画素が濃度2となったとき、画像
は大局的には濃度D2となり、すべての画素が濃度3の
値となったとき、画像の大局的な濃度は255となる。
【0005】各画素ごとに、これらの濃度(0,濃度
1,濃度2,濃度3)のいずれにするかを決定するた
め、図3(A)に示すようにそれらの濃度値に基づいて
閾値1(TH1)、閾値2(TH2)、閾値3(TH
3)が設定されている。各画素における入力信号の値
と、周囲の画素を処理した際に発生する誤差との和と、
これらの閾値1〜3を比較することによって、量子化さ
れた濃度値(0,濃度1,濃度2,濃度3のいずれか)
を決定する。
【0006】例えば量子化された濃度値が決定されたと
き、その画素の値と周囲の画素からの誤差との和と、決
定された濃度値との間に誤差が生じる。その誤差を図3
(B)に示すように近隣の画素(ここではその後に画素
値を決定する周囲の画素)に配分する。例えば右隣の画
素には誤差の7/16を配分する。右隣の画素の画素値
を決定する際には、その画素の画素値と、周囲の画素か
ら配分された誤差値の和をもとに、閾値との比較を行な
って量子化された濃度値を決定する。
【0007】このようにして各画素における量子化され
た濃度値を決定してゆく。例えば閾値2(TH2)に近
い濃度の画像では、ある画素で濃度2に量子化されると
負の誤差値が近隣の画素に配分され、例えば隣接する画
素では濃度1に量子化される。このようにして、濃度2
と濃度1の画素が交錯した画像が形成される。形成され
た画像の濃度は、大局的には濃度2と濃度1の中間のほ
ぼ閾値2(TH2)に近い濃度となる。
【0008】このように、量子化された濃度値0,濃度
1,濃度2,濃度3の画素の占有率を入力信号に応じて
変化させることによって、入力信号に対応した濃度の画
像を得ることができる。図2において、入力信号が0か
ら大きくなるに従い、濃度1の画素の占有率が増加し、
入力信号がD1のとき、濃度1の画素の占有率が100
%、すなわち、すべての画素が濃度1となる。さらに、
入力信号が濃度D1より大きくなると、濃度1のドット
占有率が減少し、濃度2のドット占有率が増加する。そ
して、入力信号が濃度D2のとき、濃度2のドット占有
率が100%、すなわち、すべての画素が濃度2とな
る。以下、同様に濃度3の場合も説明できる。
【0009】図4は、入力信号の値と従来の4値の誤差
拡散法によって量子化された各画素の濃度値との関係の
説明図である。上述のように、入力信号の値Inが0,
D1,D2,255のとき、各画素の量子化された濃度
値はすべて0,濃度1,濃度2,濃度3となる。その中
間では、0<In<D1のときは各画素の量子化された
濃度値は0または濃度1となり、D1<In<D2のと
きは各画素の量子化された濃度値は濃度1または濃度2
となり、D2<In<255のときは各画素の量子化さ
れた濃度値は濃度2または濃度3となる。図4では、入
力信号の値Inに応じて量子化後に存在する濃度値に○
印を付して示している。
【0010】このように、4値の誤差拡散法を行なった
場合、濃度値D1,D2を境に量子化された濃度値の構
成が変わるため、この濃度値D1,D2の位置に擬似輪
郭が発生するという問題がある。入力信号の値inが濃
度値D1,D2およびその近傍の場合には、画素値は濃
度1または濃度2のみの一様なパターンとなり、他の入
力信号値の場合の複数の濃度値の画素が混交するパター
ンとは異なったパターンとなる。そのため、この濃度値
D1,D2の部分に擬似輪郭が発生するなどの画質低下
が見られる。
【0011】これらを改善するものとして、いくつかの
方法が提案されている。例えば、画像電子学会誌、第2
4巻、第1号、1995、越智宏、「階調化処理による
高品質多値誤差拡散法」、P.10〜17に記載されて
いる方法では、まず、通常の2値誤差拡散法の処理を行
ない、第1階層の2値画像を得る。続いて、原画信号レ
ベルと第1階層の出力レベルとの差分値を、第1階層の
処理における量子化レベルの中間量子化レベルで誤差拡
散を行ない、第1階層の画像出力レベルに加えることに
より第2階層の3値画像を得る。以下、同様に処理し、
多値の画像出力を得るというものである。この方法によ
れば、中間量子化レベル付近でも一様なパターンとはな
らず、擬似輪郭の発生を抑えることができる。しかしな
がらこの方法では、処理が複雑で処理時間が長くなるば
かりでなく、粒状性が悪化し、画像にノイズが目立つよ
うになるという欠点を有している。
【0012】また、例えば特開平9−107472号公
報に記載されている方法では、入力信号に対して誤差係
数を用いて補正処理することによって、中間量子化レベ
ルにおいても量子化レベルが均一にならないようにし、
擬似輪郭の発生を防いでいる。
【0013】これとは別の方法として、例えば特開平3
−16379号公報には、閾値をディザマトリクスや乱
数等を使用して変動させて多値の画像出力を得る技術が
開示されている。しかし、ディザマトリクスのような周
期的な変動を用いた場合、モアレの発生などの欠点を有
している。また、乱数等を使用する場合、特に画素値の
小さい白色部分において乱数によるノイズが目立つ画像
になるという欠点がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、擬似輪郭の発生を防止し、
構成が簡単で、ノイズの目立たない画像処理装置および
画像処理方法を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、多値誤差拡散
法を用いて入力データを複数の量子化レベルに対応した
出力データに多値化する画像処理方法および画像処理装
置において、多値化の際に用いる閾値、あるいは、その
閾値と量子化レベルの両方の変動範囲を入力データに応
じて設定し、設定された変動範囲内で、閾値、あるい
は、閾値と量子化レベルの両方を変動させる。このよう
な閾値あるいは閾値と量子化レベルの変動によって、入
力データが量子化レベルあるいはその近傍の値を取る場
合であっても誤差変動が生じ、擬似輪郭の発生を防止す
ることができる。
【0016】本発明ではさらに、入力データに応じて閾
値や量子化レベルの変動範囲を変化させる。例えば入力
データがある値より大きい場合は一定にし、ある値より
小さくなるに従って変動範囲を小さくしたり、あるい
は、入力データが大きい場合には変動範囲が大きく、小
さくなるに従って変動範囲が小さくなるようにしたり、
さらには入力データがある値より小さい場合は変動範囲
を一定(例えば0)にすることができる。これによっ
て、入力データが小さい場合に特に目障りとなるノイズ
を減少させることができ、全体としてノイズの目立たな
い画像を形成することができる。さらには、変動範囲を
入力データが閾値に近い領域の場合には大きく、離れた
領域になるに従って小さくしてもよい。
【0017】さらに、このような閾値や量子化レベルの
変動によって、入力データが最高濃度であっても最高の
量子化レベルに対応した出力データとならなかったり、
入力データが最低濃度であっても最低の量子化レベルに
対応した出力データとならない場合の不具合を想定し、
入力データが最高濃度に対応する場合は量子化レベルに
対応した出力データを強制的に最高濃度に対応する値と
し、入力データが最低濃度に対応する場合は量子化レベ
ルに対応した出力データを強制的に最低濃度に対応する
値とするように処理してもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態を
示すブロック図である。図中、1は閾値/量子化レベル
設定器、2は誤差バッファメモリ、3は加算器、4は比
較器、5は誤差演算器、6は誤差配分演算器、11は入
力データ、12は累積誤差、13は誤差加算信号、14
は出力データ、15は量子化レベル、16は誤差信号で
ある。
【0019】閾値/量子化レベル設定器1は、入力デー
タ11に応じて閾値および量子化レベルを設定し、比較
器4に出力する。このとき、後述するように、閾値ある
いは閾値と量子化レベルの両方を、入力データに応じて
設定した変動範囲内で変動させる。誤差バッファメモリ
2は、各画素ごとに周囲の画素から配分される誤差の累
計を格納する。なお、画像すべてについてこの誤差の累
計値(累積誤差)を保持する必要はなく、例えば図3
(B)に示すような範囲に誤差を配分するのであれば1
ライン+1画素分の容量があればよい。加算器3は、注
目画素の入力データと、誤差バッファメモリ2に格納さ
れている注目画素に配分された誤差の累計(累積誤差1
2)との和を算出し、誤差加算信号13として出力す
る。比較器4は、加算器3からの誤差加算信号13と、
閾値/量子化レベル設定器1からの閾値とを比較し、同
じく閾値/量子化レベル設定器1からの量子化レベルの
いずれに該当するかを決定する。決定した量子化レベル
を誤差演算器5に出力するとともに、決定した量子化レ
ベルに対応した値を出力データ14として出力する。誤
差演算器5は、比較器4からの量子化レベル15と、加
算器3からの誤差加算信号13との差を算出し、誤差信
号16として出力する。誤差配分演算器6は、誤差演算
器5からの誤差信号16を予め設定された係数により注
目画素の周囲の画素に配分し、誤差バッファメモリ2に
格納されている各画素の累積誤差に配分した誤差を加算
して、誤差バッファメモリ2に格納する。
【0020】以下の説明では具体例として、入力データ
11として0〜255(8ビット)の画像情報が入力さ
れ、出力データ14として0、濃度1、濃度2、濃度3
の4値に変換する場合を示している。なお、値は0が
白、255が黒であるものと仮定する。また、このよう
に4値に変換するため、閾値/量子化レベル設定器1で
は、閾値TH1,TH2,TH3と、量子化レベル0,
D1,D2,255を設定する。もちろん、量子化レベ
ル0および255は設定しなくてもよい。また、比較器
4では出力データ14として、量子化レベル0,D1,
D2,255にそれぞれ対応した出力データ0、濃度
1、濃度2、濃度3を出力する。出力データ14は、例
えば0〜3(2ビット)のデータとすることができる。
なお、閾値/量子化レベル設定器1によって量子化レベ
ルD1,D2は変化するが、対応する出力データ14は
固定した値を出力するように構成できる。
【0021】この具体例に基づいて本発明の実施の一形
態における動作の一例を説明する。0〜255(8ビッ
ト)の画像情報を持つ入力データ11が入力されると、
入力データに応じて、閾値/量子化レベル設定器1にお
いて閾値TH1,TH2,TH3、量子化レベル0,D
1,D2,255がそれぞれ決定される。
【0022】一方、入力データ11は、誤差バッファメ
モリ2に格納されている当該画素の累積誤差12と加算
器3で加算され、誤差加算信号13が生成される。誤差
加算信号13は、比較器4に入力され、閾値TH1,T
H2,TH3と比較される。誤差加算信号13が閾値T
H1より小さい場合は“00”、閾値TH1と閾値TH
2の間の場合は“01”、閾値TH2と閾値TH3の間
の場合は“10”、閾値TH3より大きい場合は“1
1”を出力データ14として出力する。なお、“”内は
2進数である。また同様に、誤差加算信号13が閾値T
H1より小さい場合は0、閾値TH1と閾値TH2の間
の場合はD1、閾値TH2と閾値TH3の間の場合はD
2、閾値TH3より大きい場合は255を量子化レベル
15として誤差演算器5に出力する。
【0023】加算器3から出力された誤差加算信号13
と、比較器4から出力された量子化レベル15は、その
差が誤差演算器5により演算され、誤差信号16として
出力される。出力された誤差信号16は、誤差配分演算
器6により予め設定された誤差配分係数を用いて周辺の
画素における誤差の配分値が演算され、誤差バッファメ
モリ2に格納されている周辺の画素の積算誤差と加算
し、加算された新たな積算誤差を改めて格納する。
【0024】本発明では上述のように、閾値/量子化レ
ベル設定器1によって設定する閾値または閾値と量子化
レベルの両方を変動させる。これによって、入力データ
が量子化レベルあるいはその近傍の値を取っても誤差が
不均一になり、ばらつく。そのため、例えば入力データ
が量子化レベルD1付近の値であっても、誤差の配分に
よって、ある場合には量子化レベルが0になったり、あ
るいはD2になったりする。そのため、量子化レベルD
1付近でも各種の量子化レベルの画素が現われ、擬似輪
郭の発生を防止することができる。
【0025】しかし入力データに関係なく変動させる
と、従来の技術において発生していたように、濃度の低
い領域(白領域)においてノイズが顕著となるという不
具合が発生する。そのため、本発明では入力データに応
じて閾値もしくは閾値と量子化レベルの変動範囲を決定
し、その変動範囲内で変動させることによって、ノイズ
の発生を防止している。以下、ノイズの発生を防止する
ための閾値、量子化レベルの生成方法についていくつか
例を示す。
【0026】図5、図6は、閾値/量子化レベル設定器
1で設定する閾値および量子化レベルの第1の例の説明
図である。上述の具体例のように4値化する場合には、
図3(A)でも説明したように3つの閾値TH1,TH
2,TH3を用い、図5(A)に示すように量子化レベ
ル0,D1,D2,255のいずれかに量子化するもの
とする。これは以降の各例において同様である。
【0027】この第1の例では、閾値TH1,TH2,
TH3と量子化レベルD1,D2を変動させる。そし
て、入力データが42より大きい場合にはその変動範囲
を一定幅とするとともに、入力データが30以下の場合
にはその変動範囲を0とし、入力データが30より大き
く42以下の場合には入力データの値に従った変動範囲
を設定する例を示している。なお、図6では閾値TH1
を42として示し、変動範囲にはハッチングを施して示
している。
【0028】具体的には、図5(B)に示すように、入
力データInが30以下のとき、閾値および量子化レベ
ルの変動範囲の幅は0であり、閾値と量子化レベル0/
TH1/D1/TH2/D2/TH3/255は、それ
ぞれ、0/42/84/127/170/212/25
5とする。
【0029】入力データInが42より大きいとき、量
子化レベル0,255はそのままとし、閾値および量子
化レベルの変動範囲の幅を±12として、入力データが
30以下の閾値と量子化レベル42/84/127/1
70/212をこの変動範囲内で変化させる。変化のさ
せ方は任意であり、例えばこの範囲内の乱数を発生さ
せ、発生した乱数を加減算して閾値および量子化レベル
を得てもよい。ここでは簡便な方法として、予め4つの
値を用意しておき、いずれの値を選択するかを乱数で決
定している。具体的には、閾値と量子化レベルTH1/
D1/TH2/D2/TH3の値として、54/96/
139/182/224、42/84/127/170
/212、30/72/115/158/200、42
/84/127/170/212の各組み合わせのいず
れかを、入力データInに応じて乱数により選択する。
もちろん、各閾値および各量子化レベルごとに乱数によ
っていずれかの値を選択してもよい。
【0030】入力データが30より大きく42以下の
時、量子化レベル0,255はそのままで、閾値と量子
化レベルTH1/D1/TH2/D2/TH3の変動範
囲を、入力データが大きくなるにつれて幅が大きくなる
ように設定する。ここでは直線的に変動範囲の幅が広が
るように設定し、入力データが30のときに0、42の
ときに±12となるようにしている。すなわち入力デー
タInの値に応じて、閾値TH1の変動範囲は54−
(42−In)〜30+(42−In)、量子化レベル
D1の変動範囲は96−(42−In)〜72+(42
−In)、閾値TH2の変動範囲は139−(42−I
n)〜115+(42−In)、量子化レベルD2の変
動範囲は182−(42−In)〜158+(42−I
n)、閾値TH3の変動範囲は224−(42−In)
〜200+(42−In)となる。変化のさせ方は任意
であり、例えば入力データInから決まる変動範囲内の
値を乱数で決定してもよいが、ここでは、予め4つの値
を用意しておき、いずれの値を選択するかを乱数で決定
している。
【0031】具体的には、閾値と量子化レベルTH1/
D1/TH2/D2/TH3の値として、54−(42
−In)/96−(42−In)/139−(42−I
n)/182−(42−In)/224−(42−I
n)、42/84/127/170/212、30+
(42−In)/72+(42−In)/115+(4
2−In)/158+(42−In)/200+(42
−In)、42/84/127/170/212の値の
組のいずれかを乱数によって選択し、入力データInに
よって各閾値および量子化レベルを決定している。
【0032】このようにして入力データに応じて決定さ
れた閾値および量子化レベルが比較器4に出力される。
入力データが小さい場合には閾値および量子化レベルを
変動させないようにして白領域にノイズが乗るのを防止
するとともに、入力データが大きい領域では閾値および
量子化レベルを変動させ、擬似輪郭の発生を防止するこ
とができる。またその間の領域では、閾値および量子化
レベルの変動幅を入力データが大きくなるほど広くなる
ように設定し、変動幅の切り替えによる擬似輪郭の発生
を防いでいる。
【0033】なお、比較器4には入力データ11がその
まま入力されるわけではなく、加算器3によって累積誤
差12が加算された誤差加算信号13が入力される。そ
のため、例えば入力データが閾値TH2の近傍のデータ
であったとしても、比較器4に入力される誤差加算信号
13はいずれの値であるかは累積誤差12によるので、
比較器4は閾値TH2および量子化レベルD1,D2が
必要なだけではなく、閾値/量子化レベル設定器1で設
定されるすべての閾値および量子化レベルが必要であ
る。
【0034】図7、図8は、閾値/量子化レベル設定器
1で設定する閾値および量子化レベルの第2の例の説明
図である。この第2の例では、閾値TH1,TH2,T
H3と量子化レベルD1,D2を変動させることとし、
入力データが30以下の場合に変動幅を0とし、入力デ
ータが30より大きい場合に、入力データが大きくなる
に従ってその変動幅が大きくなるように設定する例を示
している。
【0035】具体的には、入力データが30以下のと
き、閾値と量子化レベル0/TH1/D1/TH2/D
2/TH3/255は、それぞれ、0/42/84/1
27/170/212/255である。
【0036】入力データが30より大きいとき、量子化
レベル0,255はそのままで、閾値と量子化レベルT
H1/D1/TH2/D2/TH3の変動範囲を、入力
データが30のときに0、255のときに最大の変動幅
である±12となるように、入力データが大きくなるに
つれて直線的に変動範囲の幅が大きくなるように設定す
る。すなわち入力データInの値に応じて、閾値TH1
の変動範囲は54−(255−In)×12/255
(=TH1h)〜30+(255−In)×12/25
5(=TH1l)、量子化レベルD1の変動範囲は96
−(255−In)×12/255(=D1h)〜72
+(255−In)×12/255(=D1l)、閾値
TH2の変動範囲は139−(255−In)×12/
255(=TH2h)〜115+(255−In)×1
2/255(=TH2l)、量子化レベルD2の変動範
囲は182−(255−In)×12/255(=D2
h)〜158+(255−In)×12/255(=D
2l)、閾値TH3の変動範囲は224−(255−I
n)×12/255(=TH3h)〜200+(255
−In)×12/255(=TH3l)となる。変化の
させ方は任意であり、例えば入力データInから決まる
変動範囲内の値を乱数で決定してもよいが、ここでは、
予め4つの値を用意しておき、いずれの値を選択するか
を乱数で決定している。
【0037】具体的には、閾値と量子化レベルTH1/
D1/TH2/D2/TH3の値は、TH1h/D1h
/TH2h/D2h/TH3h、42/84/127/
170/212、TH1l/D1l/TH2l/D2l
/TH3l、42/84/127/170/212の値
の組のいずれかを乱数によって選択し、入力データIn
によって各閾値および量子化レベルを決定している。
【0038】この第2の例においても、入力データが小
さい場合には閾値および量子化レベルを変動させないよ
うにして白領域にノイズが乗るのを防止するとともに、
入力データが大きい領域では閾値および量子化レベルを
変動させ、擬似輪郭の発生を防止することができる。
【0039】図9は、閾値/量子化レベル設定器1で設
定する閾値および量子化レベルの第3の例の説明図であ
る。この第3の例においても、閾値TH1,TH2,T
H3と量子化レベルD1,D2を変動させる。そして、
入力データがある値以下の場合に変動幅を0とし、閾値
と量子化レベル0/TH1/D1/TH2/D2/TH
3/255は、それぞれ一定の値とする。入力データが
ある値より大きいとき、量子化レベル0,255はその
ままとし、閾値と量子化レベルTH1/D1/TH2/
D2/TH3は、入力データが閾値TH1,TH2,T
H3に近い領域では変動幅が大きく、閾値から離れる領
域では変動幅が小さくなるように、入力データInに応
じて変動幅を設定している。そしてその変動幅内で、閾
値と量子化レベルTH1/D1/TH2/D2/TH3
の値を乱数により変動させている。すなわち、入力デー
タがある値より大きい時、入力データがTH1,TH
2,TH3の時は変動幅が最大となり、それらの中間で
変動幅が最小となる。
【0040】図10は、閾値/量子化レベル設定器1で
設定する閾値および量子化レベルの第4の例の説明図で
ある。この第4の例においても、閾値TH1,TH2,
TH3と量子化レベルD1,D2を変動させ、入力デー
タがある値以下の場合に変動幅を0とし、閾値と量子化
レベル0/TH1/D1/TH2/D2/TH3/25
5は、それぞれ一定の値とする。また、入力データがあ
る値より大きいとき、量子化レベル0,255はそのま
まとし、閾値と量子化レベルTH1/D1/TH2/D
2/TH3は、入力データが閾値TH1,TH2,TH
3に近い領域では変動幅が大きく、閾値から離れる領域
では変動幅が小さくなるように、入力データInに応じ
て変動幅を設定している。さらにこの第4の例において
は、全体の傾向として上述の第2の例と同様に入力デー
タが大きくなるにつれて変動幅が大きくなるようにして
いる。そのため、入力データがTH1,TH2,TH3
の時は変動幅が極大となるが、変動幅はTH1の時より
もTH2の時の方が大きく、さらにTH3の時の方が大
きくなっている。また、それらの中間で変動幅が極小と
なるが、その極小値も入力データの大きい方が大きくな
っている。そしてこのような変動幅内で、閾値と量子化
レベルTH1/D1/TH2/D2/TH3の値を乱数
により変動させる。
【0041】これらの第3、第4の例においても、入力
データが小さい場合には閾値および量子化レベルを変動
させないようにして白領域にノイズが乗るのを防止する
とともに、入力データが大きい領域では閾値および量子
化レベルを変動させ、擬似輪郭の発生を防止することが
できる。
【0042】図11ないし図14は、閾値/量子化レベ
ル設定器1で設定する閾値および量子化レベルの第5な
いし第8の例の説明図である。上述の第1ないし第4の
例においては、入力データに応じて閾値TH1,TH
2,TH3および量子化レベルD1,D2を変動させる
例を示したが、閾値TH1,TH2,TH3のみ変動さ
せるようにしてもよい。上述の第1ないし第4の例に対
応して、閾値のみ変動させた例をそれぞれ第5ないし第
8の例として、図11ないし図14に示している。
【0043】これらの第5ないし第9の例においても、
入力データが小さい場合には閾値および量子化レベルを
変動させないようにして白領域にノイズが乗るのを防止
するとともに、入力データが大きい領域では閾値および
量子化レベルを変動させ、擬似輪郭の発生を防止するこ
とができる。
【0044】図15は、本発明の実施の一形態において
4値の誤差拡散法を使用した場合の量子化された各濃度
のドット占有率と入力データとの関係を示すグラフ、図
16は、入力データと同じく量子化された各画素の濃度
値との関係の説明図である。図16において、○△印は
その濃度の画素の多少を示し、△印は、○印に比べて画
素が少ないことを示している。
【0045】上述の各例に示したように、入力データに
応じて閾値および量子化レベルを設定し、その設定され
た閾値と誤差加算信号を比較して量子化レベルおよび出
力データを決定する。入力データが0から大きくなるに
従い、出力データは濃度1の画素のドット占有率が増加
し、入力データが量子化レベルD1より少し小さいレベ
ルから濃度2のドット占有率が増加する。入力データが
量子化レベルD1の時、濃度1のドット占有率は最大と
なるが、100%にはならず、少し小さいドット占有率
となる。このとき、濃度1の画素とともに、濃度2の画
素が少し混在している。また、画素値が0の画素もまだ
存在している。
【0046】入力データが量子化レベルD1より大きく
なると、濃度2のドット占有率は増加するが、濃度1の
ドット占有率が減少する。入力データが量子化レベルD
2より少し小さいレベルから濃度3のドット占有率が増
加する。入力データが量子化レベルD2の時、濃度2の
ドット占有率は最大となるが、100%にはならず、少
し小さいドット占有率となる。このとき、濃度1および
濃度3の画素も少し混在している。
【0047】入力データが量子化レベルD2より大きく
なると、濃度3のドット占有率は増加するが、濃度2の
ドット占有率が減少し、また濃度1の画素はなくなる。
入力データが255のとき、濃度2の画素はなくなり、
濃度3の画素のみとなる。
【0048】このように、入力データが量子化レベルD
1,D2およびその近傍の値であっても単一のデータが
出力されることはなく、擬似輪郭の発生を防止すること
ができる。また、入力データが0あるいは0に近い値の
場合には閾値や量子化レベルを変動させないので、ドッ
ト占有率はほぼ0%となり、ノイズの発生を抑えること
ができる。
【0049】なお、上述のように閾値や量子化レベルを
変動させたとき、例えば入力データが最高濃度に対応す
る場合でも、出力データは濃度3になるとは限らず、最
高濃度が表現できない場合が発生する。このような場合
に対処するため、図1に破線で示したように、比較部4
は入力データを参照し、入力データが最高濃度に対応す
る値の場合には、出力データとして最大の値を強制的に
出力するように構成してもよい。同様に、入力データが
最低濃度の場合に出力データに濃度1以上の画素が出力
されないように、入力データが最低濃度に対応する値の
場合には、出力データとして最低の値を強制的に出力す
るように構成してもよい。
【0050】図17は、本発明の実施の一形態において
出力された出力データに従って多値記録を行なう場合の
記録形態の一例の説明図である。本発明の実施の一形態
によって例えば上述の具体例のように4値の多値誤差拡
散を行ない、0〜255の入力データを0、濃度1、濃
度2、濃度3の出力データに変換して出力した場合、こ
の出力データに従って記録装置において多値記録を行な
うことにより、画像全体として多階調の画像を記録する
ことができる。
【0051】例えば図17(A)に示した例では、出力
データが0の場合には印字せず、出力データが濃度1の
場合に1度打ち、濃度2の場合に2度打ち、濃度3の場
合に3度打ちの重ね印字を行なうことによって、各画素
ごとに4値の階調記録が実現できる。また、例えば図1
7(B)に示した例では、出力データによって記録する
ドット径を変え、出力データが濃度1の場合に小ドッ
ト、濃度2の場合に中ドット、濃度3の場合に大ドット
を印字することによって、各画素ごとに4値の階調記録
が実現できる。あるいはドットの大きさの代わりに、万
線スクリーン処理によって各画素の記録幅を出力データ
によって変化させてもよい。さらに別の例として、図1
7(C)に示した例では、出力データによって記録に用
いるインクの濃度を変え、出力データが濃度1の場合に
淡インクを用い、濃度2の場合に中濃度のインクを用
い、濃度3の場合に濃インクを用いて印字することによ
って、各画素ごとに4値の階調記録が実現できる。もち
ろん、他の方法で多階調の記録を行なうこともできる
し、また、これらの記録方法を組み合わせて用いてもよ
い。
【0052】このような多階調の記録方法では、たかだ
か数階調しか記録できないが、本発明の画像処理方法ま
たは画像処理装置と組み合わせることによって、多階調
の画像を形成することが可能となる。このとき、擬似輪
郭の発生は防止されており、またノイズの発生も抑えら
れているので、高画質の画像を形成することが可能であ
る。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、多値誤差拡散法において閾値、あるいは閾値
と量子化レベルの両方を変動させることによって、量子
化レベルに対応する出力データが緩やかに入り交じり、
入力データが量子化レベルまたはその近傍の場合に発生
する擬似輪郭を低減することができる。このとき、変動
範囲を入力データが閾値に近い領域の場合には大きく、
離れた領域になるに従って小さくすることによって、よ
り一層低減することができる。
【0054】本発明ではさらに、閾値、あるいは閾値と
量子化レベルの両方を変動させる際に、変動範囲を入力
データがある値より大きい場合は一定にし、ある値より
小さくなるに従って小さくしたり、変動範囲を入力デー
タが大きい場合には大きく、小さくなるに従って小さく
したり、あるいは、入力データが小さい範囲では変動範
囲を一定(例えば変動幅を0)とすることによって、画
像濃度が薄くなるに従って目立ちやすい誤差拡散特有の
テクスチャと呼ばれるノイズも低減することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態を示すブロック図であ
る。
【図2】 従来の4値の誤差拡散法によって量子化され
た各濃度のドット占有率と入力信号との関係を示すグラ
フである。
【図3】 従来の4値の誤差拡散法における閾値、量子
化レベル、誤差配分係数の一例の説明図である。
【図4】 入力信号の値と従来の4値の誤差拡散法によ
って量子化された各画素の濃度値との関係の説明図であ
る。
【図5】 閾値/量子化レベル設定器で設定する閾値お
よび量子化レベルの第1の例の説明図である。
【図6】 閾値/量子化レベル設定器で設定する閾値お
よび量子化レベルの第1の例を示すグラフである。
【図7】 閾値/量子化レベル設定器で設定する閾値お
よび量子化レベルの第2の例の説明図である。
【図8】 閾値/量子化レベル設定器で設定する閾値お
よび量子化レベルの第2の例を示すグラフである。
【図9】 閾値/量子化レベル設定器で設定する閾値お
よび量子化レベルの第3の例のグラフである。
【図10】 閾値/量子化レベル設定器で設定する閾値
および量子化レベルの第4の例のグラフである。
【図11】 閾値/量子化レベル設定器で設定する閾値
および量子化レベルの第5の例のグラフである。
【図12】 閾値/量子化レベル設定器で設定する閾値
および量子化レベルの第6の例のグラフである。
【図13】 閾値/量子化レベル設定器で設定する閾値
および量子化レベルの第7の例のグラフである。
【図14】 閾値/量子化レベル設定器で設定する閾値
および量子化レベルの第8の例のグラフである。
【図15】 本発明の実施の一形態において4値の誤差
拡散法を使用した場合の量子化された各濃度のドット占
有率と入力データとの関係を示すグラフである。
【図16】 入力データと本発明の実施の一形態におい
て4値の誤差拡散法を使用した場合の量子化された各画
素の濃度値との関係の説明図である。
【図17】 本発明の実施の一形態において出力された
出力データに従って多値記録を行なう場合の記録形態の
一例の説明図である。
【符号の説明】
1…閾値/量子化レベル設定器、2…誤差バッファメモ
リ、3…加算器、4…比較器、5…誤差演算器、6…誤
差配分演算器、11…入力データ、12…累積誤差、1
3…誤差加算信号、14…出力データ、15…量子化レ
ベル、16…誤差信号。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階調を持つ画像の入力データを複数の量
    子化レベルに対応した出力データに多値化する際に発生
    する誤差をあらかじめ設定された係数により周辺の画素
    へ配分し、注目画素に配分された誤差の累計を該注目画
    素の入力データに加算し、該加算値に基づいて閾値に従
    って前記複数の量子化レベルに対応した出力データに多
    値化する画像処理方法において、前記閾値あるいは前記
    閾値と前記量子化レベルの両方の変動範囲を入力データ
    に応じて設定し、設定された変動範囲内で前記閾値ある
    いは前記閾値と前記量子化レベルの両方を変動させるこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記変動範囲は、入力データがある値よ
    り大きい場合は一定とし、ある値より小さくなるに従っ
    て小さくなるように設定することを特徴とする請求項1
    に記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記変動範囲は、入力データが大きい場
    合には大きく、小さくなるに従って小さくなるように設
    定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方
    法。
  4. 【請求項4】 前記変動範囲は、入力データが閾値に近
    い領域の場合には大きく、離れた領域になるに従って小
    さくすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方
    法。
  5. 【請求項5】 前記変動範囲は、入力データがある値よ
    り小さい場合は一定にすることを特徴とする請求項1な
    いし請求項4のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 入力データが最高濃度に対応する場合は
    量子化レベルに対応した出力データを強制的に最高濃度
    に対応する値とし、入力データが最低濃度に対応する場
    合は量子化レベルに対応した出力データを強制的に最低
    濃度に対応する値とすることを特徴とする請求項1ない
    し請求項5のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 各画素ごとに周囲の画素の多値化に際し
    て発生する誤差の配分値の累計を格納する誤差記憶手段
    と、注目画素の入力データと前記誤差バッファメモリに
    格納されている該注目画素に配分された誤差の累計との
    和を算出する加算手段と、入力データに応じて閾値およ
    び量子化レベルを設定する閾値/量子化レベル設定手段
    と、前記加算手段によって算出された値と前記閾値/量
    子化レベル設定手段によって設定された閾値とを比較し
    該比較結果に従って前記閾値/量子化レベル設定手段に
    よって設定された量子化レベルおよび前記量子化レベル
    に対応した出力データを出力する比較手段と、該比較手
    段から出力される量子化レベルと前記加算手段で算出さ
    れた値とから誤差を算出する誤差演算手段と、該誤差演
    算手段で算出された誤差を予め設定された係数により注
    目画素の周囲の画素における配分値を演算して前記誤差
    記憶手段に格納されている値に加算して格納する誤差配
    分演算手段を有し、前記閾値/量子化レベル設定手段
    は、前記閾値あるいは前記閾値と前記量子化レベルの両
    方の変動範囲を入力データに応じて設定し、設定された
    変動範囲内で前記閾値あるいは前記閾値と前記量子化レ
    ベルの両方を変動させることを特徴とする画像処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記閾値/量子化レベル設定手段は、入
    力データがある値より大きい場合は前記変動範囲を一定
    とし、ある値より小さくなるに従って小さくなるように
    前記変動範囲を設定することを特徴とする請求項7に記
    載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記閾値/量子化レベル設定手段は、入
    力データが大きい場合には大きく、入力データが小さく
    なるに従って小さくなるように前記変動範囲を設定する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記閾値/量子化レベル設定手段は、
    入力データが閾値に近い領域の場合には大きく、離れた
    領域になるに従って小さくなるように前記変動範囲を設
    定することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記閾値/量子化レベル設定手段は、
    入力データがある値より小さい場合は前記変動範囲を一
    定にすることを特徴とする請求項7ないし請求項10の
    いずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記比較器は、入力データが最高濃度
    に対応する場合は量子化レベルに対応する出力データを
    強制的に最高濃度に対応する値とし、入力データが最低
    濃度に対応する場合は量子化レベルに対応する出力デー
    タを強制的に最低濃度に対応する値とすることを特徴と
    する請求項7ないし請求項11のいずれか1項に記載の
    画像処理装置。
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