JP2005072891A - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2005072891A
JP2005072891A JP2003298986A JP2003298986A JP2005072891A JP 2005072891 A JP2005072891 A JP 2005072891A JP 2003298986 A JP2003298986 A JP 2003298986A JP 2003298986 A JP2003298986 A JP 2003298986A JP 2005072891 A JP2005072891 A JP 2005072891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
element number
value
pixel
dot
target pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003298986A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4238673B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Ko
清 高
Kenichiro Hiramoto
健一郎 平本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2003298986A priority Critical patent/JP4238673B2/ja
Publication of JP2005072891A publication Critical patent/JP2005072891A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4238673B2 publication Critical patent/JP4238673B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を行う際に、計算量を低減した上で、原画像の階調を維持できる画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムとする。
【解決手段】多階調画像データの注目画素について、当該注目画素周辺の既に量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する量子化を行う際に、注目画素の周辺画素についてのドット出現情報配列を構成する要素の要素番号毎に、周辺画素にドットが出現する期待値を算出し、要素番号毎の期待値をその値の小さい順に並べた要素番号列を算出する。要素番号列を算出するにあたって要素番号毎の期待値が同じものが存在する場合には、当該注目画素の1つ前に処理した注目画素についてのドット出現情報配列における一の値を付した最も大きな要素番号と比較して、順位付けを行うようになっている。
【選択図】図1


Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに係り、特には多階調画像データを量子化して擬似中間調の出力用画像データに変換する画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムに関する。
従来、多階調の原画像データを擬似中間調の出力用画像データに変換する量子化処理の手法として、組織的ディザ法、誤差拡散法等が知られている。この中でも、誤差拡散法は、比較的高い画質を得ることができるため、高画質の用途に用いられることが多く、種々の改良がなされてきた。誤差拡散法での画質的な課題は、ノイズを増幅させずにアルゴリズム特有のテクスチャをいかに低減させるかである。
例えば、複数の誤差拡散マトリクスを利用して均一性を確保しようと試みているものがある(特許文献1参照。)。具体的には、2つのマトリクスを入力値に応じて切り替え、大きいマトリクスをハイライトやシャドー部で使用し、ウォームと呼ばれる模様の発生を防ぎ、小さいマトリクスを中域部で使用し、ノイズを抑えようとするものである。
また、ハイライト及びシャドー領域でより均一な結果を生成するため、出力値に依存するしきい値を用いてしきい値を変更するものもある(特許文献2参照。)。具体的には、2値化出力が白か黒かで、入力に応じたしきい値変更を周囲画素に対して行い、それを繰り返し伝搬し用いるというものである。
その他にも、誤差拡散マトリクスのサイズ、係数を最適化する方法や、処理順序(走査方向)の変更などが行われてきた。しかし、これらの手法からは一定の効果を得ることはできたが、十分と呼べるような効果を得ることはできなかった。
一方、これらの誤差拡散法やその改良方法、ディザ法などとは異なる量子化処理の手法として、逆相関型のデジタルハーフトーニング法が提案されている(非特許文献1参照。)。この方法は、画素毎にドットの出現情報を表す配列(以下、ドット出現パターンとする)、すなわち、注目画素を構成する階調数に実質的に比例した数だけドットの有無情報を配列させたもの、を設定し、その情報に基づきハーフトーニングする方法であって、注目画素についてのドット出現パターンの内容決定においては、注目画素の周辺画素について既に決定済みのドット出現パターンを用い、これらドット出現パターンを構成する要素の要素番号毎に、周辺画素にドットが出現する期待値(以下、ヒストグラムとする)を算出し、この期待値に基づき、ドット出現数の少ない要素番号にドット有り情報を優先的に設定し、ドット出現数の多い要素番号にドット無し情報を設定するよう、注目画素のドット出現パターンを決める方法である。
以下、逆相関型のデジタルハーフトーニング法について、具体的な例を挙げて説明する。なお、以下の説明においては、左から右に向かう方向に注目画素を切り換えて処理を行うこととする。
図9に示すように、逆相関型のデジタルハーフトーニング法による画像処理においては、原画像データ(多階調画像データ)が入力される前に、予め0〜(n−1)の範囲内から無作為にランダム変数r(rは整数)を決定する(ステップT1)。なお、「n」は画素値gi,jの最大値である。画素値gi,jとは、i行j列目の画素における階調値のことであり、ここでは0〜nの範囲内の何れかの値である。
原画像データが入力されたら、原画像データ中からi行j列目の画素(注目画素)に関する画素値gi,jを取得する(ステップT2)。
画素値gi,jを取得したら、その画素値gi,jに基づきi行j列目の画素のローカルフィルタPを生成する(ステップT3)。具体的には、始めに画素値gi,jを下記式(1)に代入してΔを求め、そのΔが図10中左欄のどの範囲に属するかを特定し、特定した範囲に対応するローカルフィルタPの情報を図10中右欄から特定する。なお、図中、例えば「Δ∈[0,13/255)」は、0≦Δ<13/255を示している。
Δ=|gi,j−n/2|/n … (1)
例えば、画素値gi,jが120だとしたら、上記式(1)からΔ=|120−255/2|/255=7.5/255が導き出され、このΔ(=7.5/255)が、図10中左欄の最も上の欄に記載されたΔ∈[0,13/255)に属しているのを特定することができる。そしてΔ∈[0,13/255)が記載された特定済みの欄から、その右隣に配置された欄のR(K1,6,−5)をローカルフィルタPの情報として特定することができる。
次に、特定された情報を便宜的に一般化して「R(K,lk,ε(lk))」とした場合に、まず「K」を参照することにより、図11及び図12に示した6つの基礎フィルタK1〜K6の何れかを選択する。次に、「lk」を参照することにより、基礎フィルタK中の×印の画素、即ちi行j列目の画素から、上方向、左方向及び右方向に(lk−1)画素分の広がりを有するlk行×(2lk−1)列のサイズのフィルタを生成する。そして、「lk」及び「ε(lk)」を参照し、生成されたフィルタ中の1列目から(lk−ε(lk))列目までの各画素には基礎フィルタKの画素値をそのまま割り当て、かつ(lk−ε(lk))列目より先の列の各画素には0を割り当てることにより、ローカルフィルタPを生成する。
例えば、ローカルフィルタPの情報がR(K6,4,−1)で表されるとしたら、以下のような手順でローカルフィルタPを生成する。すなわち、R(K6,4,−1)において、基礎フィルタKに対応するのが「K6」であるから、図12中の3つの基礎フィルタK4〜K6のなかから下段に図示された基礎フィルタK6を基礎フィルタKとして特定する。そしてR(K6,4,−1)において、lkに対応するのが「4」であり、ε(lk)に対応するのが「−1」であるから、まず始めに、図12中下段の基礎フィルタK6中で×印の画素から、上方向、左方向及び右方向に3(=lk−1)画素分の広がりを有する4行×7(=2×4−1)列のサイズのフィルタを生成し、その後、その生成した4行×7列のフィルタにおいて、1列目から5(=4−(−1))列目までの各画素には基礎フィルタK6の画素値をそのまま割り当て、5列目より先の列の各画素には0を割り当てる。このような手順で生成されたローカルフィルタPを図13に示す。
ローカルフィルタPを生成したら、i行j列目の画素のヒストグラムHi,j[k]を算出する(ステップT4)。「ヒストグラムHi,j[k]」というのは、ローカルフィルタP中に×印で示される注目画素の周辺の画素の配置位置を(x,y)で表したときに、注目画素周辺の各画素のドット出現パターンCx,y[k]をローカルフィルタPの(x,y)の位置の値で重み付けし、要素kの値(要素番号)毎に加算した合計値(期待値)である。ただし、「k」は0から(n−1)までの任意の整数値であって、ドット出現パターンCx,y[k]の要素kと同義である。また、「ドット出現パターンCi,j[k]」というのは、それぞれ0または1の値をとるCi,j[0]〜Ci,j[n−1]によって構成される数列(ドット出現情報配列)である。このドット出現パターンCi,j[k]は、要素kに0から(n−1)の何れかの値を代入したときに「1」となればi行j列目の画素にドットを形成することを示し、「0」となればドットを形成しないことを示す。
例えば、図13に示すローカルフィルタPを生成した場合に、ローカルフィルタP中の各画素の位置(x,y)、ローカルフィルタP中の各画素の画素値px,yが図14(a)、(b)のように設定されたとしたら、i行j列目の注目画素(図13,図14中×印の画素)のヒストグラムHi,j[k]を、下記の式にしたがって要素kの値ごとに算出する。
i,j[0]=Cx1,y1[0]×px1,y1+Cx1,y2[0]×px1,y2+Cx1,y3[0]×px1,y3+ … +Cx4,y3[0]×px4,y3
i,j[1]=Cx1,y1[1]×px1,y1+Cx1,y2[1]×px1,y2+Cx1,y3[1]×px1,y3+ … +Cx4,y3[1]×px4,y3
i,j[2]=Cx1,y1[2]×px1,y1+Cx1,y2[2]×px1,y2+Cx1,y3[2]×px1,y3+ … +Cx4,y3[2]×px4,y3


i,j[n−1]=Cx1,y1[n−1]×px1,y1+Cx1,y2[n−1]×px1,y2+Cx1,y3[n−1]×px1,y3+ … +Cx4,y3[n−1]×px4,y3
次に、各要素kについて算出されたヒストグラムHi,j[0]〜Hi,j[n−1]を値の小さい順に並べ替え、ヒストグラムHi,j[k]の要素番号列S[k]を算出する(ステップT5)。
例えば、ヒストグラムHi,j[0]〜Hi,j[n−1]が、Hi,j[8]<Hi,j[3]<Hi,j[4]<Hi,j[1]<Hi,j[5]<…<Hi,j[n−1]のように並べ替えられたら、要素番号列S[k]は{8,3,4,1,5,…,(n−1)}のように算出される。なお、この要素番号列S[k]において、「8」は0番目の要素であり、「3」は1番目の要素である。
要素番号列S[k]を算出したら、カウンタ値Countを0に設定し(ステップT6)、要素番号列S[k]の要素k’に、要素番号列S[k]中、カウンタ値Countの値に対応する順番の要素S[Count]の値を代入する(ステップT7)。すなわち、上記した要素番号列S[k](={8,3,4,1,5,…,(n−1)})を例にすると、カウンタ値Countが0であるから、k’に8(=S[0])を代入する。
続いて、カウンタ値Countと画素値(gi,j−1)との大小関係を比較する(ステップT8)。
比較の結果、カウンタ値Countが画素値(gi,j−1)以下であれば、要素k’に対応するドット出現パターンCi,j[k’]を「1」に設定し(ステップT9)、大きければ「0」に設定する(ステップT10)。例えば、画素値gi,jが3で、かつ要素番号列S[k]が{8,3,4,1,5,…,(n−1)}であれば、ドット出現パターンCi,j[k]のうち、まず要素Ci,j[8]を「1」に設定する。
ステップT9又はステップT10の処理を終えたら、カウンタ値Countに1を加算し(ステップT11)、カウンタ値Count(=1)と(n−1)との大小関係を比較し(ステップT12)、カウンタ値Countが(n−1)と同じ値になるまでステップT7からステップT11までの処理を繰り返し行うことにより、ドット出現パターンCi,j[k]を決定する。これにより、以上のようにして要素Ci,j[8],Ci,j[3],Ci,j[4]に「1」が設定される。ドット出現パターンCi,j[k]が決定されたら、ドット出現パターンCi,j[k]のうち、上記ステップT1で決定したランダム変数rを要素番号とするCi,j[r]を、i行j列目の画素の出力値bi,jとして算出する(ステップT13)。なお、出力値bi,jは上記ステップT9又はステップT10の処理からもわかるように「0」又は「1」である。
出力値bi,jを算出したら、入力された原画像データの全ての画素について出力値bを算出したか否かを判断し(ステップT14)、全ての画素の出力値bを未だ算出していないと判定したら、未処理の各画素について上記ステップT2からステップT13までの処理を繰り返し行う。全ての画素の出力値b、つまり疑似中間調の出力用画像データを算出したと判定したら処理を終了する。
以上の逆相関型のデジタルハーフトーニング法による画像処理によれば、1つの画素に着目した場合にはドットの出現頻度がその画素の画素値gi,jに比例し、近接する複数の画素に着目した場合には各画素でのドットの出現の仕方が周辺画素との逆相関を実質的に最大とすることとなるため、画像の記録時において記録媒体に形成されるドットの分散性が向上する。そのため、逆相関型のデジタルハーフトーニング法は、誤差拡散法に見られる特有のテクスチャが少ないという特徴を有している。
なお、画像端部に関するドット出現パターンCi,j[k]の決定には、画像領域外の周辺画素に関するドット出現パターンが必要となるが、このための画像領域外の周辺画素に関してはランダム変数を用いる等してドット出現パターンを決めておく。具体的には、例えば次のように定義する。
i,j[k]= 1 ( rBR < nΔ のとき)、 0 ( それ以外のとき )
ここで、Δ=| gi,j − n/2 |/nであり、「gi,j」は注目画素の画素値である。また、「rBR」は{0,1,...(int)(n/2)}に含まれるランダムな整数であり、毎回異なる値とする。
特開平4−328957号公報 特開平8−107500号公報 ドミトリ・A・グゼフ(Dmitri A. Gusev)、"Anti-Correlation Digital Halftoning"、[online]、平成10年8月、インディアナ大学、[平成15年、7月1日検索]、インターネット<URLhttp://www.cs.indiana.edu/cgi-bin/techreports/TRNNN.cgi?trnum=TR513>
ところで、逆相関型のデジタルハーフトーニング法を用いた2次元のハーフトーニング処理を行う際には、注目画素の周辺の既に量子化が行われた画素に対して、一定の領域(ここでは「重み係数マスク」と呼ぶ。)を指定し、ローカルフィルタPを適用してマスク領域内にある画素(例えば、前記した7×4の範囲内の画素や、図15に示す5×3の範囲内の画素)の期待値を算出し、当該期待値をその値の小さい順に並べた要素番号列を算出することが行われる。
そのとき、期待値の同じもの(例えば、H[k1]とH[k2])が存在する場合には、数式(1)を用いて判断する。
つまり、期待値の同じH[k1]とH[k2]が存在する場合は、今までに算出してきたドット出現パターンにおける各要素での値の累積が小さいものから順に並べるようになっている。
例えば、図15においては、H[3]とH[4]は、その期待値がともに16であるが、数式(1)に当てはめた結果、要素番号列ではH[3]<H[4]となっている。すなわち、H[4]に比べてH[3]の要素k=3の方が、今までのドット出現パターンにおいて「1」を割り当てた数が少ないため、先の順番となるのである。
そして、並び順を変更した後、小さい順から対応する要素kに対して、注目画素の階調値の数だけ、C[k]に1を入れる作業を行う。
その後、予め求めた0〜最大階調数の間の値を取るランダム変数rに対応するC[r]を注目画素の出力値とする。
この方法を用いた場合、全体処理の始まるところが連続したシャドーやハイライトの場合でも、原画像を維持することができる。
以下、図16と図17を参考に説明する。
シャドーの場合を例にとって考えると、図16に示すように、画像の最も先端にある値が階級値1/255の4つの画素I0〜I3があり、I0のドット出現パターンをC[0]=1とする。重み係数マスクの最も上部のラインサイズは5画素分、最も左部の列のサイズは3画素分、最も下部の中心に注目画素があるとする。この様な場合、I1のドット出現パターンを計算する際に、マスク内にあるI0のドット出現パターンに影響され、重み付きヒストグラムH[0]は最大値になり、他のH[k]はほぼ同じ値になるため、I1のドット出現パターンはC[1]=1になる。同様に、I2のドット出現パターンを計算する際に、マスク内にあるI0とI1のドット出現パターンに影響され、重み付きヒストグラムH[0]とH[1]は比較的大きな値になり、他のH[k]はほぼ同じく小さい値になるため、I2のドット出現パターンはC[2]=1になる。
また、I3のドット出現パターンを計算する際に、I0はマスクの範囲外にあるため、マスク内にある計算済みの画素はI1とI2となる。重み付きヒストグラムH[1]とH[2]は比較的大きな値になり、他のH[k]はほぼ同じく小さい値になる。その時、期待値の同じH[0]とH[3]が存在する場合は、前記数式(1)により、今までに算出してきたドット出現パターンにおける各要素での値の累積で判断され、累積の値が小さいH[3]が最小値と認識されてI3のドット出現パターンをC[3]=1とされる。
その後、図17に示すように、もしI3からの画素の階級値が全て1/255であるなら、I3以降の画素のドット出現パターンは順次前の画素より要素番号が1増えたところの値が1になり、他の要素は0になる。
このような処理により、最終結果を出すためのランダム変数rがどういう値であっても、各要素番号のドット出現パターンには1が必ず1個のみ存在するため、255の出力値の中で1が必ず1個のみ存在するようになり、入力した多階調画像データの平均画素値が1/255に対して、出力画像の平均画素値も1/255となり、入力画像の階調を維持することができる。
図18に入力画像の先端がシャドーの場合におけるr=0及びr=255の処理結果を示す。ここで、(a)は入力された原画像、(b)はr=0のときの画像処理の結果、出力された画像、(c)はr=255のときの画像処理の結果、出力された画像を示す。ここでは、rが0であっても255であっても、同様に入力画像の階調を維持しており、rの値によらず、入力画像の階調を維持できることがわかる。
なお、全体処理の始まるところが連続したハイライトの場合にも同様な結果が考えられる。
しかしながら、期待値が同じである場合に前記したような処理を行うようにすると、画素毎に今までに算出してきたドット出現パターンにおける各要素での値の累積の計算が必要となり、特に要素番号の数や画素数が多い場合には、莫大な計算負担となる問題があった。
そこで、本発明の課題は、逆相関型のデジタルハーフトーニング法を用いたハーフトーニング処理を行う際に、計算量を低減した上で、原画像の階調を維持することができる画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、
多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換するための演算処理部を有する画像処理装置であって、
前記演算処理部は、
多階調画像データの注目画素について、当該注目画素周辺の既に量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する量子化を行う際に、
前記注目画素の周辺画素についてのドット出現情報配列を構成する要素の要素番号毎に、周辺画素にドットが出現する期待値を算出し、
前記要素番号毎の期待値をその値の小さい順に並べた要素番号列を算出し、
前記要素番号列の任意の開始点から、前記注目画素の階級値分の要素番号に対して一の値を付すと共に、他の要素番号に対して他の値を付して前記注目画素のドット出現情報配列を決定する構成となっており、
前記要素番号列を算出するにあたって要素番号毎の期待値が同じものが存在する場合には、当該注目画素の1つ前に処理した注目画素についてのドット出現情報配列における一の値を付した最も大きな要素番号と比較して、順位付けを行う構成となっていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、
多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換するための演算処理部を有する画像処理装置であって、
前記演算処理部は、
多階調画像データの注目画素について、当該注目画素周辺の既に量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する量子化を行う際に、
前記注目画素の周辺画素についてのドット出現情報配列を構成する要素の要素番号毎に、周辺画素にドットが出現する期待値を算出し、
前記要素番号毎の期待値をその値の小さい順に並べた要素番号列を算出し、
前記要素番号列の任意の開始点から、前記注目画素の階級値分の要素番号に対して一の値を付すと共に、他の要素番号に対して他の値を付して前記注目画素のドット出現情報配列を決定する構成となっており、
前記要素番号列を算出するにあたって要素番号毎の期待値が同じものが存在する場合には、当該注目画素の1つ前に処理した注目画素についてのドット出現情報配列における一の値を付した最も小さな要素番号と比較して、順位付けを行う構成となっていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像処理装置において、
前記任意の開始点は、算出された要素番号列において最小と順位付けされた要素番号であることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
前記要素番号毎の期待値には、所定の重み付けがなされていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、
多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換する画像処理方法であって、
多階調画像データの注目画素について、当該注目画素周辺の既に量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する量子化を行う際に、
前記注目画素の周辺画素についてのドット出現情報配列を構成する要素の要素番号毎に、周辺画素にドットが出現する期待値を算出し、
前記要素番号毎の期待値をその値の小さい順に並べた要素番号列を算出し、
前記要素番号列の任意の開始点から、前記注目画素の階級値分の要素番号に対して一の値を付すと共に、他の要素番号に対して他の値を付して前記注目画素のドット出現情報配列を決定するようになっており、
前記要素番号列を算出するにあたって要素番号毎の期待値が同じものが存在する場合には、当該注目画素の1つ前に処理した注目画素についてのドット出現情報配列における一の値を付した最も大きな要素番号と比較して、順位付けを行うようになっていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、
多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換する画像処理方法であって、
多階調画像データの注目画素について、当該注目画素周辺の既に量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する量子化を行う際に、
前記注目画素の周辺画素についてのドット出現情報配列を構成する要素の要素番号毎に、周辺画素にドットが出現する期待値を算出し、
前記要素番号毎の期待値をその値の小さい順に並べた要素番号列を算出し、
前記要素番号列の任意の開始点から、前記注目画素の階級値分の要素番号に対して一の値を付すと共に、他の要素番号に対して他の値を付して前記注目画素のドット出現情報配列を決定するようになっており、
前記要素番号列を算出するにあたって要素番号毎の期待値が同じものが存在する場合には、当該注目画素の1つ前に処理した注目画素についてのドット出現情報配列における一の値を付した最も小さな要素番号と比較して、順位付けを行うようになっていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の画像処理方法において、
前記任意の開始点は、算出された要素番号列において最小と順位付けされた要素番号であることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項5〜7のいずれか一項に記載の画像処理方法において、
前記要素番号毎の期待値には、所定の重み付けがなされていることを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、
画像処理プログラムであって、
多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換するためのコンピュータに、
多階調画像データの注目画素について、当該注目画素周辺の既に量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する量子化を行う際に、
前記注目画素の周辺画素についてのドット出現情報配列を構成する要素の要素番号毎に、周辺画素にドットが出現する期待値を算出し、
前記要素番号毎の期待値をその値の小さい順に並べた要素番号列を算出し、
前記要素番号列の任意の開始点から、前記注目画素の階級値分の要素番号に対して一の値を付すと共に、他の要素番号に対して他の値を付して前記注目画素のドット出現情報配列を決定し、
前記要素番号列を算出するにあたって要素番号毎の期待値が同じものが存在する場合には、当該注目画素の1つ前に処理した注目画素についてのドット出現情報配列における一の値を付した最も大きな要素番号と比較して、順位付けを行う機能を実現させることを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、
画像処理プログラムであって、
多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換するためのコンピュータに、
多階調画像データの注目画素について、当該注目画素周辺の既に量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する量子化を行う際に、
前記注目画素の周辺画素についてのドット出現情報配列を構成する要素の要素番号毎に、周辺画素にドットが出現する期待値を算出し、
前記要素番号毎の期待値をその値の小さい順に並べた要素番号列を算出し、
前記要素番号列の任意の開始点から、前記注目画素の階級値分の要素番号に対して一の値を付すと共に、他の要素番号に対して他の値を付して前記注目画素のドット出現情報配列を決定し、
前記要素番号列を算出するにあたって要素番号毎の期待値が同じものが存在する場合には、当該注目画素の1つ前に処理した注目画素についてのドット出現情報配列における一の値を付した最も小さな要素番号と比較して、順位付けを行う機能を実現させることを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項9又は10に記載の画像処理プログラムにおいて、
前記任意の開始点は、算出された要素番号列において最小と順位付けされた要素番号であることを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、請求項9〜11のいずれか一項に記載の画像処理プログラムにおいて、
前記要素番号毎の期待値には、所定の重み付けがなされていることを特徴としている。
請求項1,5,9に記載の発明によれば、多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換する処理における要素番号列の算出にあたって、要素番号毎の期待値が同じものが存在する場合には、当該注目画素の1つ前に処理した注目画素についてのドット出現情報配列における一の値を付した最も大きな要素番号と比較して、順位付けを行うようになっているため、計算量を低減して簡単及び高速に処理することが可能な上で、原画像の階調を維持することができる。
請求項2,6,10に記載の発明によれば、多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換する処理における要素番号列の算出にあたって、要素番号毎の期待値が同じものが存在する場合には、当該注目画素の1つ前に処理した注目画素についてのドット出現情報配列における一の値を付した最も小さな要素番号と比較して、順位付けを行うようになっているため、請求項1,5,9に記載の発明と同様に、計算量を低減して簡単及び高速に処理することが可能な上で、原画像の階調を維持することができる。
請求項3,7,11に記載の発明によれば、任意の開始点が、算出された要素番号列において最小と順位付けされた要素番号であるため、確実に、計算量を低減して簡単及び高速に処理することが可能な上で、原画像の階調を維持することができる。
請求項4,8,12に記載の発明によれば、要素番号毎の期待値には、所定の重み付けがなされているため、より信頼性の高い注目画素のドット出現情報を作成することができ、より確実に、計算量を低減して簡単及び高速に処理することが可能な上で、原画像の階調を維持することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る画像処理装置、画像処理方法及び画像処理のプログラムについて、図面を参照しながら説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。
まず、本実施の形態に係る画像処理装置1の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像処理装置1の概略構成を示すブロック図である。この図に示すように、画像処理装置1は、入力される多階調画像(原画像)データを量子化して擬似中間調の出力用画像データに変換して出力するための演算処理部2を備えている。なお、この画像処理装置1は、インクジェットプリンタ等の周知の出力装置に搭載可能となっている。また、本実施の形態においては、多階調画像データを、各画素値が8bitのグレースケールを持つRGB画像に関するデータとして説明する。
演算処理部(コンピュータ)2は、互いに接続されたROM(Read Only Memory)3、RAM(Random Access Memory)4及びCPU(Central Processing Unit)5を備えている。
ROM3には、本発明に係る画像処理プログラムが格納されている。この画像処理プログラムは、多階調画像データに対する逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を演算処理部2に実行させるためのものである。
RAM4には、CPU5による作業領域が備えられている。
CPU5は、ROM3に格納されている画像処理プログラムをRAM4内の作業領域に展開し、多階調画像データから出力用画像を生成するようになっている。
次に、本発明に係る画像処理方法について、図2〜図8を参照しながら説明する。なお、以下においては、画像処理装置1は、左から右に向かう方向に注目画素を切り換えて処理を行うこととするが、所定数の画素からなる行を切り換えた後の処理方向については、再び左から右に向かう方向としても良いし、反転させて右から左に向かう方向としても良いし、左右方向の何れかをランダムに選択することとしても良い。好ましくは、画像処理装置1は、全体として蛇行するような順序で処理を行うべく、1行毎または複数行毎に処理方向を反転させるようになっている。
図2は、画像処理装置1の演算処理部2が前記画像処理プログラムに基づいて、出力用画像データを生成するために実行する逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を経時的に示したフローチャートである。
この図に示すように、演算処理部2は、従来のステップT1と同様に、多階調画像データが入力される前に、予めランダム変数rを決定する(ステップS1)。
多階調画像データが入力されたら、演算処理部2は多階調画像データ中からi行j列目の画素(注目画素)に関する画素値gi,jを取得し(ステップS2)、従来のステップT3と同様に、この画素値gi,jに基づきi行j列目の画素のローカルフィルタPを生成する(ステップS3)。
ローカルフィルタPを生成したら、演算処理部2は、従来のステップT4と同様にi行j列目の画素のヒストグラムHi,j[k]を算出する(ステップS4)。
次に、演算処理部2は、各要素kについて算出されたヒストグラムHi,j[0]〜Hi,j[n−1]を値の小さい順に並べ替え、ヒストグラムHi,j[k]の大小順を示す要素番号列S[k]を算出する(ステップS5)。
例えば、ヒストグラムHi,j[0]〜Hi,j[n−1]が、Hi,j[8]<Hi,j[3]<Hi,j[4]<Hi,j[1]<Hi,j[5]<…<Hi,j[n−1]のように並べ替えられたら、要素番号列S[k]は{8,3,4,1,5,…,(n−1)}のように算出される。なお、この要素番号列S[k]において、「8」は0番目の要素であり、「3」は1番目の要素である。
S5の後、演算処理部2は、従来のステップT6〜T14と同様に、ドット出現パターン(ドット出現情報配列)Ci,j[k]を決定し、全ての画素についての出力値b、つまり出力用画像データを算出する(ステップS6〜S14)。これにより、1つの画素に着目した場合にはドットの出現頻度がその画素の画素値gi,jに比例し、近接する複数の画素に着目した場合には各画素でのドットの出現の仕方が周辺画素との逆相関を実質的に最大とすることとなるため、画像の記録時において記録媒体に形成されるドットの分散性が向上する。
本実施の形態では、前記要素番号列S[k]を算出するにあたって、要素番号毎のヒストグラムHi,j[k]の値(期待値)が同じものが存在する場合には、当該注目画素の1つ前に処理した注目画素についてのドット出現パターン(ドット出現情報配列)における一の値(この例では「1」)を付した最も大きな要素番号と比較して、順位付けを行うようになっている。
具体的方法としては、まず、入力画像最初の画素のドット出現パターンを決定する際に、要素番号kの最も小さい値に対応するC[k]に1を入れる。
さらに、各注目画素のドット出現パターンを決定する際に、1つ前で処理された画素のドット出現パターンの中、C[k]=1を満たす最も大きい要素番号kを求める。
そして、前記ヒストグラムを小さい順に並べ直し、要素番号列S[k]を計算する際、重み付きヒストグラム値の同じH[k1]とH[k2]が存在する場合は、式(2)により、重み付きヒストグラムの順序を決める。
H[k1]<H[k2],if k1<k2<k
式(2) H[k2]<H[k1],if k2>k and k1<k
H[k1]<H[k2],if k<k1<k2
それから、順序が決定されたH[k]に対し、小さい順で、対応する要素番号kに基づきC[k]に1を入れる。
さらに具体的には、図3を参考に説明する。従来例で説明した図15に示すような入力画像に対して、I3のドット出現パターンを計算する際に、I0はマスクの範囲外にあるため、マスク内にある計算済みの画素はI1とI2となる。重み付きヒストグラムH[1]とH[2]は比較的大きな値になり、他のH[k]はほぼ同じく小さい値になる。そのとき、式(2)により、H[3]を最小値と認識し、I3のドット出現パターンがC[3]=1にされる。
その後、図4に示すように、もしI3からの画素の階級値が全て1/255であるなら、I3以降の画素のドット出現パターンは順次前の画素より要素番号が1増えたところの値が1(一の値)になり、他の要素は0(他の値)になる。
このような処理により、最終結果を出すためのランダム変数rがどういう値であっても、各要素番号のドット出現パターンには1が必ず1個のみ存在するため、255の出力値の中で1が必ず1個のみ存在するようになり、入力した多階調画像データの平均画素値が1/255に対して、出力画像の平均画素値も1/255となり、入力画像の階調を維持することができる。
図5に入力画像の先端がシャドーの場合におけるr=0及びr=255の処理結果を示す。ここで、(a)は入力された原画像、(b)はr=0のときの画像処理の結果、出力された画像、(c)はr=255のときの画像処理の結果、出力された画像を示す。ここでは、rが0であっても255であっても、同様に入力画像の階調を維持しており、rの値によらず、入力画像の階調を維持できることがわかる。
このように、1つ前で処理された画素のドット出現パターンの中でC[k]=1を満たす最も大きな要素番号を検出しておくだけで、入力画像の階調を維持することができる。
なお、全体処理の始まるところが連続したハイライトの場合も同様の結果が得られる。
次に、本発明における他の実施形態について説明する。本実施の形態においては、以下に記載するもの以外の、画像処理装置の構成及び画像処理方法等については、前記した実施の形態と同様である。
本実施の形態では、ドット出現パターンを決定する際に、大きい要素番号から「1」を入れるようになっている。すなわち、前記要素番号列S[k]を算出するにあたって、値の大きい順に並べ替えるようになっている。また、前記要素番号列S[k]を算出するにあたって、要素番号毎のヒストグラムHi,j[k]の値(期待値)が同じものが存在する場合には、当該注目画素の1つ前に処理した注目画素についてのドット出現パターン(ドット出現情報配列)における一の値(この例では「1」)を付した最も小さな要素番号と比較して、順位付けを行うようになっている。
具体的方法としては、まず、入力画像最初の画素のドット出現パターンを決定する際に、要素番号kの最も大きい値に対応するC[k]に1を入れる。
さらに、各注目画素のドット出現パターンを決定する際に、1つ前で処理された画素のドット出現パターンの中、C[k]=1を満たす最も小さい要素番号kを求める。
そして、前記ヒストグラムを大きい順(値の大きいものが最小となるように並べる)に並べ直し、要素番号列S[k]を計算する際、重み付きヒストグラム値の同じH[k1]とH[k2]が存在する場合は、式(3)により、重み付きヒストグラムの順序を決める。
H[k2]<H[k1],if k1<k2<k
式(3) H[k1]<H[k2],if k2>k and k1<k
H[k2]<H[k1],if k<k1<k2
それから、順序が決定されたH[k]に対し、小さい順で、対応する要素番号kに基づきC[k]に1を入れる。
さらに具体的には、図6を参考に説明する。シャドーの場合を例として考えると、画像の最も先端にある値が1/255の4つの画素I0〜I3があり、I0のドット出現パターンをC[254]=1とする。重み係数マスクの最も上部のラインサイズは5画素分、最も左部の列のサイズは3画素分、最も下部の中心に注目画素があるとする。この様な場合、I1のドット出現パターンを計算する際に、マスク内にあるI0のドット出現パターンに影響され、重み付きヒストグラムH[254]は最大値になり、他のH[k]はほぼ同じ値になるため、I1のドット出現パターンがC[253]=1になる。同様に、I2のドット出現パターンを計算する際に、マスク内にあるI0とI1のドット出現パターンに影響され、重み付きヒストグラムH[254]とH[253]は比較的大きな値になり、他のH[k]はほぼ同じく小さい値になるため、I2のドット出現パターンがC[252]=1になる。
また、I3のドット出現パターンを計算する際に、I0はマスクの範囲外にあるため、マスク内にある計算済みの画素はI1とI2となる。重み付きヒストグラムH[253]とH[252]は比較的大きな値になり、他のH[k]はほぼ同じく小さい値になる。その時、期待値の同じH[254]とH[251]が存在する場合は、式(3)により、H[251]を最小値と認識し、I3のドット出現パターンがC[251]=1にされる。
このような処理により、最終結果を出すためのランダム変数rがどういう値であっても、各要素番号のドット出現パターンには1が必ず1個のみ存在するため、255の出力値の中で1が必ず1個のみ存在するようになり、入力した多階調画像データの平均画素値が1/255に対して、出力画像の平均画素値も1/255となり、入力画像の階調を維持することができる。
このように、1つ前で処理された画素のドット出現パターンの中でC[k]=1を満たす最も小さな要素番号を検出しておくだけで、入力画像の階調を維持することができる。
なお、全体処理の始まるところが連続したハイライトの場合も同様の結果が得られる。
次に、本発明におけるさらに他の実施形態について説明する。本実施の形態においては、以下に記載するもの以外の、画像処理装置の構成及び画像処理方法等については、前記した実施の形態と同様である。
本実施の形態では、入力画像最初の画素のドット出現パターンを決定する際に、任意の要素番号(任意の開始点)から「1」を入れるようになっている。また、前記要素番号列S[k]を算出するにあたって、要素番号毎のヒストグラムHi,j[k]の値(期待値)が同じものが存在する場合には、当該注目画素の1つ前に処理した注目画素についてのドット出現パターン(ドット出現情報配列)における一の値(この例では「1」)を付した最も小さな要素番号又は最も大きな要素番号と比較して、順位付けを行うようになっている。
具体的方法としては、まず、入力画像最初の画素のドット出現パターンを決定する際に、要素番号kの任意の値に対応するC[k]に1を入れる。
さらに、各注目画素のドット出現パターンを決定する際に、1つ前で処理された画素のドット出現パターンの中、C[k]=1を満たす最も大きい要素番号kを求める。
そして、前記ヒストグラムを小さい順に並べ直し、要素番号列S[k]を計算する際、重み付きヒストグラム値の同じH[k1]とH[k2]が存在する場合は、式(2)により、重み付きヒストグラムの順序を決める。
または、各注目画素のドット出現パターンを決定する際に、1つ前で処理された画素のドット出現パターンの中、C[k]=1を満たす最も小さい要素番号kを求める。
そして、前記ヒストグラムを大きい順(値の大きいものが最小となるように並べる)に並べ直し、要素番号列S[k]を計算する際、重み付きヒストグラム値の同じH[k1]とH[k2]が存在する場合は、式(3)により、重み付きヒストグラムの順序を決める。ただし、kと計算式の選び方は画像全体一致である。
それから、順序が決定されたH[k]に対し、小さい順で、対応する要素番号kに基づきC[k]に1を入れる。
さらに具体的には、図7及び図8を参考に説明する。シャドーの場合を例として考えると、画像の最も先端にある値が1/255の4つの画素I0〜I3があり、I0のドット出現パターンをC[128]=1とする。重み係数マスクの最も上部のラインサイズは5画素分、最も左部の列のサイズは3画素分、最も下部の中心に注目画素があるとする。この様な場合、I1のドット出現パターンを計算する際に、マスク内にあるI0のドット出現パターンに影響され、重み付きヒストグラムH[128]は最大値になり、他のH[k]はほぼ同じ値になる。
ここで、I0のドット出現パターンの中でC[k]=1を満たす最も大きい値として要素番号128を選び、対応する式(2)を選ぶと、図7に示すように、I1のドット出現パターンがC[129]=1になる。同様に、I2のドット出現パターンを計算する際に、マスク内にあるI0とI1のドット出現パターンに影響され、重み付きヒストグラムH[128]とH[129]は比較的大きな値になり、他のH[k]はほぼ同じく小さい値になるため、I2のドット出現パターンがC[130]=1になる。
また、I3のドット出現パターンの計算をする際に、I0はマスクの範囲外にあるため、マスク内にある計算済みの画素はI1とI2となる。重み付きヒストグラムH[129]とH[130]は比較的大きな値になり、他のH[k]はほぼ同じく小さい値になる。その時、期待値の同じH[128]とH[131]が存在する場合は、式(2)により、H[131]を最小値と認識し、I3のドット出現パターンがC[131]=1にされる。
また、I0のドット出現パターンの中でC[k]=1を満たす最も小さい値として要素番号128を選び、対応する式(3)を選ぶと、図8に示すように、I1のドット出現パターンがC[127]=1になる。同様に、I2のドット出現パターンを計算する際に、マスク内にあるI0とI1のドット出現パターンに影響され、重み付きヒストグラムH[128]とH[127]は比較的大きな値になり、他のH[k]はほぼ同じく小さい値になるため、I2のドット出現パターンがC[126]=1になる。
また、I3のドット出現パターンを計算する際に、I0はマスクの範囲外にあるため、マスク内にある計算済みの画素はI1とI2となる。重み付きヒストグラムH[127]とH[126]は比較的大きな値になり、他のH[k]はほぼ同じく小さい値になる。その時、期待値の同じH[128]とH[125]が存在する場合は、式(3)により、H[125]を最小値と認識し、I3のドット出現パターンがC[125]=1にされる。
このような処理により、最終結果を出すためのランダム変数rがどういう値であっても、各要素番号のドット出現パターンには1が必ず1個のみ存在するため、255の出力値の中で1が必ず1個のみ存在するようになり、入力した多階調画像データの平均画素値が1/255に対して、出力画像の平均画素値も1/255となり、入力画像の階調を維持することができる。
このように、1つ前で処理された画素のドット出現パターンの中でC[k]=1を満たす最も大きな要素番号又は最も小さな要素番号を検出しておくだけで、入力画像の階調を維持することができる。
なお、全体処理の始まるところが連続したハイライトの場合も同様の結果が得られる。
以上のように、本実施の形態の画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムによれば、多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換する処理における要素番号列の算出にあたって、要素番号毎の期待値が同じものが存在する場合には、当該注目画素の1つ前に処理した注目画素についてのドット出現情報配列における一の値を付した最も大きな要素番号と比較して、順位付けを行うようになっているため、計算量を低減して簡単及び高速に処理することが可能な上で、原画像の階調を維持することができる。
また、本実施の形態では、任意の開始点が、算出された要素番号列において最小と順位付けされた要素番号であるため、確実に、計算量を低減して簡単及び高速に処理することが可能な上で、原画像の階調を維持することができる。
さらに、本実施の形態では、要素番号毎の期待値には、所定の重み付けがなされているため、より信頼性の高い注目画素のドット出現情報を作成することができ、より確実に、計算量を低減して簡単及び高速に処理することが可能な上で、原画像の階調を維持することができる。
またさらに、多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換する処理における要素番号列の算出にあたって、要素番号毎の期待値が同じものが存在する場合に、当該注目画素の1つ前に処理した注目画素についてのドット出現情報配列における一の値を付した最も小さな要素番号と比較して、順位付けを行うようになっていても、計算量を低減して簡単及び高速に処理することが可能な上で、原画像の階調を維持することができる。
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、本実施の形態では、入力画像は8bitのグレースケールを持つモノクロ画像であるが、これに限るものではなく、階調、解像度、モノクロ画像かカラー画像か等適宜の画像を用いることができる。
また、出力画像についても、本実施の形態では、白黒の2値化した出力画像であるが、これに限らず、カラー画像を含めて3値以上の出力値を有する出力画像にする場合にも適用可能である。
これらにより、画像の多様性に対応させることができる。
本発明に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。 画像処理装置の演算処理部が実行する逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を経時的に示したフローチャートである。 本発明の一実施形態を具体的に説明する図である。 本発明の一実施形態の結果を具体的に説明する図である。 (a)は原画像を示す図、(b)は本発明においてランダム変数r=0の場合の出力画像を示す図、(c)は本発明においてランダム変数r=255の場合の出力画像を示す図である。 本発明の他の実施形態を具体的に説明する図である。 本発明のさらに他の実施形態を具体的に説明する図である。 本発明のさらに他の実施形態を具体的に説明する図である。 従来の逆相関型のデジタルハーフトーニング法による画像処理を経時的に示したフローチャートである。 画素値に基づく値ΔとローカルフィルタPの情報とを対応づけた表である。 基礎フィルタK1〜K3を示す図面である。 基礎フィルタK4〜K6を示す図面である。 ローカルフィルタP(=R(K6,4,−1)を示す図面である。 ヒストグラムHi,j[k]の生成を説明するための図面である。 逆相関型のデジタルハーフトーニング法による画像処理を簡単に説明する図である。 従来例を具体的に説明する図である。 従来例の結果を具体的に説明する図である。 (a)は原画像を示す図、(b)は従来においてランダム変数r=0の場合の出力画像を示す図、(c)は従来においてランダム変数r=255の場合の出力画像を示す図である。
符号の説明
1 画像処理装置
2 演算処理部

Claims (12)

  1. 多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換するための演算処理部を有する画像処理装置であって、
    前記演算処理部は、
    多階調画像データの注目画素について、当該注目画素周辺の既に量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する量子化を行う際に、
    前記注目画素の周辺画素についてのドット出現情報配列を構成する要素の要素番号毎に、周辺画素にドットが出現する期待値を算出し、
    前記要素番号毎の期待値をその値の小さい順に並べた要素番号列を算出し、
    前記要素番号列の任意の開始点から、前記注目画素の階級値分の要素番号に対して一の値を付すと共に、他の要素番号に対して他の値を付して前記注目画素のドット出現情報配列を決定する構成となっており、
    前記要素番号列を算出するにあたって要素番号毎の期待値が同じものが存在する場合には、当該注目画素の1つ前に処理した注目画素についてのドット出現情報配列における一の値を付した最も大きな要素番号と比較して、順位付けを行う構成となっていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換するための演算処理部を有する画像処理装置であって、
    前記演算処理部は、
    多階調画像データの注目画素について、当該注目画素周辺の既に量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する量子化を行う際に、
    前記注目画素の周辺画素についてのドット出現情報配列を構成する要素の要素番号毎に、周辺画素にドットが出現する期待値を算出し、
    前記要素番号毎の期待値をその値の小さい順に並べた要素番号列を算出し、
    前記要素番号列の任意の開始点から、前記注目画素の階級値分の要素番号に対して一の値を付すと共に、他の要素番号に対して他の値を付して前記注目画素のドット出現情報配列を決定する構成となっており、
    前記要素番号列を算出するにあたって要素番号毎の期待値が同じものが存在する場合には、当該注目画素の1つ前に処理した注目画素についてのドット出現情報配列における一の値を付した最も小さな要素番号と比較して、順位付けを行う構成となっていることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像処理装置において、
    前記任意の開始点は、算出された要素番号列において最小と順位付けされた要素番号であることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記要素番号毎の期待値には、所定の重み付けがなされていることを特徴とする画像処理装置。
  5. 多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換する画像処理方法であって、
    多階調画像データの注目画素について、当該注目画素周辺の既に量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する量子化を行う際に、
    前記注目画素の周辺画素についてのドット出現情報配列を構成する要素の要素番号毎に、周辺画素にドットが出現する期待値を算出し、
    前記要素番号毎の期待値をその値の小さい順に並べた要素番号列を算出し、
    前記要素番号列の任意の開始点から、前記注目画素の階級値分の要素番号に対して一の値を付すと共に、他の要素番号に対して他の値を付して前記注目画素のドット出現情報配列を決定するようになっており、
    前記要素番号列を算出するにあたって要素番号毎の期待値が同じものが存在する場合には、当該注目画素の1つ前に処理した注目画素についてのドット出現情報配列における一の値を付した最も大きな要素番号と比較して、順位付けを行うようになっていることを特徴とする画像処理方法。
  6. 多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換する画像処理方法であって、
    多階調画像データの注目画素について、当該注目画素周辺の既に量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する量子化を行う際に、
    前記注目画素の周辺画素についてのドット出現情報配列を構成する要素の要素番号毎に、周辺画素にドットが出現する期待値を算出し、
    前記要素番号毎の期待値をその値の小さい順に並べた要素番号列を算出し、
    前記要素番号列の任意の開始点から、前記注目画素の階級値分の要素番号に対して一の値を付すと共に、他の要素番号に対して他の値を付して前記注目画素のドット出現情報配列を決定するようになっており、
    前記要素番号列を算出するにあたって要素番号毎の期待値が同じものが存在する場合には、当該注目画素の1つ前に処理した注目画素についてのドット出現情報配列における一の値を付した最も小さな要素番号と比較して、順位付けを行うようになっていることを特徴とする画像処理方法。
  7. 請求項5又は6に記載の画像処理方法において、
    前記任意の開始点は、算出された要素番号列において最小と順位付けされた要素番号であることを特徴とする画像処理方法。
  8. 請求項5〜7のいずれか一項に記載の画像処理方法において、
    前記要素番号毎の期待値には、所定の重み付けがなされていることを特徴とする画像処理方法。
  9. 多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換するためのコンピュータに、
    多階調画像データの注目画素について、当該注目画素周辺の既に量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する量子化を行う際に、
    前記注目画素の周辺画素についてのドット出現情報配列を構成する要素の要素番号毎に、周辺画素にドットが出現する期待値を算出し、
    前記要素番号毎の期待値をその値の小さい順に並べた要素番号列を算出し、
    前記要素番号列の任意の開始点から、前記注目画素の階級値分の要素番号に対して一の値を付すと共に、他の要素番号に対して他の値を付して前記注目画素のドット出現情報配列を決定し、
    前記要素番号列を算出するにあたって要素番号毎の期待値が同じものが存在する場合には、当該注目画素の1つ前に処理した注目画素についてのドット出現情報配列における一の値を付した最も大きな要素番号と比較して、順位付けを行う機能を実現させるための画像処理プログラム。
  10. 多階調画像データを量子化して疑似中間調の出力用画像データに変換するためのコンピュータに、
    多階調画像データの注目画素について、当該注目画素周辺の既に量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する量子化を行う際に、
    前記注目画素の周辺画素についてのドット出現情報配列を構成する要素の要素番号毎に、周辺画素にドットが出現する期待値を算出し、
    前記要素番号毎の期待値をその値の小さい順に並べた要素番号列を算出し、
    前記要素番号列の任意の開始点から、前記注目画素の階級値分の要素番号に対して一の値を付すと共に、他の要素番号に対して他の値を付して前記注目画素のドット出現情報配列を決定し、
    前記要素番号列を算出するにあたって要素番号毎の期待値が同じものが存在する場合には、当該注目画素の1つ前に処理した注目画素についてのドット出現情報配列における一の値を付した最も小さな要素番号と比較して、順位付けを行う機能を実現させるための画像処理プログラム。
  11. 請求項9又は10に記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記任意の開始点は、算出された要素番号列において最小と順位付けされた要素番号であることを特徴とする画像処理プログラム。
  12. 請求項9〜11のいずれか一項に記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記要素番号毎の期待値には、所定の重み付けがなされていることを特徴とする画像処理プログラム。
JP2003298986A 2003-08-22 2003-08-22 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Expired - Fee Related JP4238673B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003298986A JP4238673B2 (ja) 2003-08-22 2003-08-22 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003298986A JP4238673B2 (ja) 2003-08-22 2003-08-22 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005072891A true JP2005072891A (ja) 2005-03-17
JP4238673B2 JP4238673B2 (ja) 2009-03-18

Family

ID=34404330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003298986A Expired - Fee Related JP4238673B2 (ja) 2003-08-22 2003-08-22 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4238673B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8585156B2 (en) 2005-11-02 2013-11-19 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Travel control device for work vehicle and work vehicle

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8585156B2 (en) 2005-11-02 2013-11-19 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Travel control device for work vehicle and work vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JP4238673B2 (ja) 2009-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7791766B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP2005210731A (ja) 複数の画素からハーフトーンを生成する方法ハーフトーン処理方法及びシステム
JP5013805B2 (ja) プロセッサ読取可能記憶媒体
JP2003134339A (ja) 画像形成装置
US7315398B2 (en) Multi-level error diffusion with color image data
JP5124268B2 (ja) 好ましいパターンの間での補間によってディザ・マスクを生成する方法および装置
KR20190005114A (ko) 화상 처리 장치, 화상 처리 방법 및 저장 매체
JP4238673B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP6355321B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
US7295347B2 (en) Image processing method for generating multi-level data
US7492482B2 (en) Image processing apparatus, image processing method and image processing program
US6757079B1 (en) Method and apparatus for forming multi-level dither images from an input digital image
JP4222151B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP4222187B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP4151520B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP4158652B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP4238660B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2005064769A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP4496765B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2005078150A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2006020219A (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JP6409565B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP4965378B2 (ja) 画像形成方法および画像形成システム
JP5501108B2 (ja) 電子機器及び画像処理プログラム
JP2006197411A (ja) ハーフトーンスクリーニング方法及びプリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081208

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4238673

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees