JP2005069477A - ケーシング構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ケーシング構造において、各部材を組み付けてセット加工せずに、単品加工して要求公差を満たし、コストを低減し、確実に駆動力を伝達する。
【解決手段】 駆動源からの駆動力を入力するリングギヤ(入力部材)39と、軸方向の一方に開口を有するケーシング本体(第1のケーシング部材)15と、開口31を閉鎖するカバー(第2のケーシング部材)17と、ケーシング本体15とカバー17にそれぞれ設けられたボルト孔(ボルト挿通孔)35、37を貫通しリングギヤ39に設けられたねじ部に螺合してケーシング本体15とカバー17とを共締めするボルト21と、ケーシング本体15により駆動される出力部材とを有するケーシング構造であって、ケーシング本体15に設けたボルト孔35の径をカバー17に設けたボルト孔37の径よりも小さくした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、デファレンシャル装置等の駆動力を伝達する駆動力伝達装置に用いられるケーシング構造に関する。
特許文献1に図3のようなデファレンシャル装置501が記載されている。
このデファレンシャル装置501は、デフケース503、ベベルギヤ式の差動機構505、多板クラッチ507,507、皿ばね509,509などから構成されている。
差動機構505は、両端をデフケース503に連結されたピニオンシャフト511と、ピニオンシャフト511上に支承されたピニオンギヤ513と、これらのピニオンギヤ513と噛み合った出力側サイドギヤ515,517から構成されている。各サイドギヤ515,517は車軸519,521を介してそれぞれの車輪側に連結されている。エンジンの駆動力はドライブピニオンギヤ523からリングギヤ525を介してデフケース503を回転させ、デフケース503の回転はピニオンシャフト511からピニオンギヤ513を介してサイドギヤ515,517に配分され、各車輪側に伝達される。
デフケース503は、ケーシング本体527とカバー529の2部材構成であり、ケーシング本体527とカバー529にはそれぞれフランジ部531,533が設けられている。フランジ部531,533はボルト535によって固定されており、上記のリングギヤ525はボルト537によってフランジ部531,533に共締めされている。
特開平9−89086号公報
デファレンシャル装置501のデフケース503は、フランジ部531,533に形成されたリングギヤ525用ボルト537の挿通孔539,541の径がケーシング本体527とカバー529の周方向の位置関係を正常に保つために、すなわちボルト537の首下部分540と挿通孔の位置精度を適正にして確実に駆動力を伝達するために同一の孔公差及び同一の孔幾何公差に設定されている。
挿通孔539,541は周方向等間隔に数個所(例えば、4個所)設けられており、対応する各挿通孔539,541を互いに要求された個所(同一の径位置及び周方向間隔)に設けるには、ケーシング本体527とカバー529のそれぞれで、挿通孔539,541の孔公差及び孔幾何公差をそれだけ厳しく設定しなければならず、このような精密加工はコストを大幅に上昇させる。
また、挿通孔539,541の孔公差及び孔幾何公差を満たすには、ケーシング本体527とカバー529を組み付けた状態で行うセット加工が必要であるが、このセット加工
は、仮組み付け、機械加工(挿通孔の加工)、分解、洗浄、再組み付けなど沢山の工程が必要で手間が掛かり、製品コストに負担を与える。
そこで、この発明は、各部材を組み付けてセット加工せずに、単品で加工しても要求された公差を満たすことができ、それだけコストが低減され確実に駆動力を伝達することができるケーシング構造の提供を目的としている。
請求項1の発明は、駆動源からの駆動力を入力する入力部材と、軸方向の一方に開口を有する第1のケーシング部材と、前記開口を閉鎖する第2のケーシング部材と、前記第1のケーシング部材と前記第2のケーシング部材にそれぞれ設けられたボルト挿通孔を貫通し前記入力部材に設けられたねじ部に螺合して前記第1のケーシング部材と前記第2のケーシング部材とを共締するボルトと、前記第1のケーシング部材より駆動される出力部材とを有するケーシング構造であって、前記第1のケーシング部材に設けられた前記ボルト挿通孔の径が前記第2のケーシング部材に設けられた前記ボルト挿通孔の径よりも小さいことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のケーシング構造であって、前記第1のケーシング部材と前記第2のケーシング部材にそれぞれフランジ部を設け、前記ボルト挿通孔が前記フランジ部に形成され、前記ボルトは前記第1のケーシング部材と前記第2のケーシング部材のうち一方のフランジ部の端面側から挿入され、他方のフランジ部の端面側に当接する前記入力部材に螺合し前記第1のケーシング部材と前記第2のケーシング部材とを共締することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載されたケーシング構造であって、前記出力部材は、2つの出力部材を有し、一方の出力部材は前記第1のケーシング部材に支承され、他方の出力部材は前記第2のケーシング部材に支承されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、トルクを外部の部材と授受して軸回りに回転する、ひとつ以上のボルト穴を有した第一の回転部材と、ひとつ以上の第一の挿通孔を有する第一の構成部材と、ひとつ以上の第二の挿通孔を有する第二の構成部材と、それぞれ前記第一の挿通孔および前記第二の挿通孔とに挿入されて前記ボルト孔に螺着されて前記第二の部材を前記第一の回転部材に固定するひとつ以上のボルトと、を備え、前記第一の部材とともに回転する第二の回転部材と、を備えた、前記第一の挿通孔の第一の直径と前記第二の挿通孔の第二の直径とは異径である、トルク伝達装置のためのケーシング構造である。
請求項5の発明は、請求項4記載のケーシング構造であって、前記第一の構成部材は前記第一の挿通孔を有する第一のフランジを備え、前記第二の構成部材は前記第二の挿通孔を有する第二のフランジを備えるケーシング構造である。
請求項6の発明は、請求項5記載のケーシング構造であって、前記ボルトは前記第一のフランジ側から前記第二のフランジを貫通して挿入されているケーシング構造である。
請求項7の発明は、請求項5記載のケーシング構造であって、前記ボルトは前記第二のフランジ側から前記第一のフランジを貫通して挿入されているケーシング構造である。
請求項8の発明は、請求項4記載のケーシング構造であって、前記第一の直径は、前記第二の直径より大きくされているケーシング構造である。
請求項9の発明は、請求項4記載のケーシング構造であって、前記第二の直径は、前記第一の直径より大きくされているケーシング構造である。
請求項10の発明は、請求項4記載のケーシング構造であって、前記ボルトはそれぞれ前記第一の挿入孔とほぼ径が一致する首部を備えているケーシング構造である。
請求項11の発明は、請求項4記載のケーシング構造であって、前記ボルトはそれぞれ前記第二の挿入孔とほぼ径が一致する首部を備えているケーシング構造である。
請求項12の発明は、請求項4記載のケーシング構造であって、前記第二の回転部材は前記第一の構成部材を前記第二の構成部材に対してセンタリングするべく構成された嵌合部を備えているケーシング構造である。
請求項13の発明は、請求項4記載のケーシング構造であって、前記第二の回転部材に支承されかつ収容され、前記第二の回転部材に対して回転可能な、第3の回転部材をさらに備えているケーシング構造である。
請求項14の発明は、請求項13記載のケーシング構造であって、前記第二の回転部材は前記第三の回転部材を支承するための支承部を備えているケーシング構造である。
請求項15の発明は、請求項13記載のケーシング構造であって、前記第3の回転部材はデファレンシャル機構を備えているケーシング構造である。
請求項16の発明は、請求項13記載のケーシング構造であって、前記第二の回転部材と前記第三の回転部材とを連結するためのクラッチを備えているケーシング構造である。
請求項1のケーシング構造では、第1のケーシング部材のボルト挿通孔の径を第2のケーシング部材のボルト挿通孔の径より小さくする構成にされており、例えば、第2のケーシング部材のボルト挿通孔を第1のケーシング部材のボルト挿通孔より適度に大径にすれば、これらを組み付けたときの誤差が第2のケーシング部材の大径のボルト挿通孔で吸収されかつ、第1のケーシング部材側で駆動力を伝達できるから、両方のボルト挿通孔の孔公差及び幾何公差を厳しく設定する必要がなくなり、精密加工に伴うコストの大幅な上昇が避けられる。また、第1のケーシング部材のボルト挿通孔は径が小さくボルトに対してタイトな隙間をもって接することで入力部材の螺合部からボルトを介して第1のケーシング部材に確実に駆動力を伝達できる。
また、第1と第2のケーシング部材組み付けた状態で行うセット加工も不要になるから、仮組み付け、機械加工(ボルト孔の加工)、分解、洗浄、再組み付けなど、セット加工に伴う工程とコストの上昇が大幅に回避される。
請求項2のケーシング構造では、第1、第2のケーシング部材がそれぞれに設けられたフランジ部によってボルトと入力部材との間で共締めされている。従って、例えば、デファレンシャル装置のように、トルクが入力する回転半径(ケーシングの回転軸心からボルト位置までの半径)を大きくすることでボルト(複数の場合には各ボルト)に大きな負担が掛からなく、第1のケーシング部材側で駆動力伝達が行え、また入力トルクの変動に対してもボルトの締付トルクが保持されてフランジの端面に作用する摩擦力も長期に渡り適正に保持され、確実な駆動力の伝達が行える。
請求項3のケーシング構造は、2つの出力部材が別々のケーシング部材(第1又は第2のケーシング部材)に保持されたものであり、請求項1及び請求項2の構成と同等の効果が得られる。
加えて、出力部材の支持を第1と第2のケーシング部材に分配することができ、ケーシング内部に配置されトルク伝達部材が複数で構成される場合の設計自由度が向上する。
請求項4乃至請求項16のケーシング構造では、第一の直径と第一の直径とを異径としたことにより、第一の回転部材、第一の構成部材、第二の構成部材を組み付けたときの誤差が大径のボルト挿通孔で吸収されるので、両方のボルト挿通孔の孔公差及び幾何公差を厳しく設定する必要がなくなり、精密加工に伴うコストの大幅な上昇が避けられる。
図1と図2によってデフケース1(本発明のケーシング構造、請求項4における第二の回転部材)とフロントデフ3の説明をする。このフロントデフ3はデフケース1を用いて構成されている。なお、左右の方向はフロントデフ3を用いた車両及び図1と図2での左右の方向である。
デフケース1は、軸方向の一方に開口31を有するケーシング本体(請求項1乃至請求項3における第1のケーシング部材、請求項4における第一の構成部材)15と、開口31を閉鎖するカバー(請求項1乃至請求項3における第2のケーシング部材、請求項4における第二の構成部材)17を、ケーシング本体15とカバー17にそれぞれ設けられたボルト孔(ボルト挿通孔)35,37にボルト21を挿通し互いに固定してなり、原動機からの駆動力を受けて回転し、ケーシング本体15に設けたボルト孔35の径とカバー17に設けたボルト孔37の径とを異径としたことにより、下記のように、ボルト孔37の孔公差及び孔幾何公差を適度に緩和して精密加工に伴うコストの上昇を避けると共に、ケーシング本体15とカバー17を組み付けた状態で行うセット加工を不要にし、仮組み付け、機械加工(ボルト孔の加工)、分解、洗浄、再組み付けなど、セット加工に伴う工程とコストの上昇を避ける。
フロントデフ3(エンジンの駆動力を左右の前輪に配分するデファレンシャル装置)は、4輪駆動車の前輪側動力伝達系に用いられており、2輪駆動時は前輪側への駆動力を切断するように構成されている。
この4輪駆動車の動力伝達系は、エンジン(原動機)、トランスミッション、トランスファ、2−4切り換え機構、前輪側のプロペラシャフト、フロントデフ3、前車軸、左右の前輪、後輪側のプロペラシャフト、リヤデフ(エンジンの駆動力を左右の後輪に配分するデファレンシャル装置)、後車軸、左右の後輪などから構成されている。
エンジンの駆動力はトランスミッションからトランスファに伝達され、トランスファから前輪側と後輪側に配分される。後輪側に配分された駆動力は、後輪側プロペラシャフトからリヤデフに伝達され、リヤデフから後車軸を介して左右の後輪に配分される。前輪側に配分された駆動力は、2−4切り換え機構とフロントデフ3が連結されている間は、2−4切り換え機構、前輪側プロペラシャフト、フロントデフ3から前車軸を介して左右の前輪に配分され、車両は4輪駆動状態になる。また、2−4切り換え機構とフロントデフ3の連結をそれぞれ解除すると、前輪側がエンジンから切り離されて、車両は2輪駆動状態になる。上記のように、2−4切り換え機構はトランスファの前輪側出力インターフェースを構成しており、フロントデフ3と連動して連結解除操作及び連結操作され、前輪側
への駆動力を断続する。
フロントデフ3は、デフケース1、インナーケース5、ベベルギア式の差動機構7、ドッグクラッチ9、リング状の空気式アクチュエータ11、リターンスプリング13などから構成されている。フロントデフ3はトランスファケースの内部に配置されており、トランスファケースにはオイル溜りが形成されている。
デフケース1は、ケーシング本体15とカバー17とこれらを互いに固定するボルト19,21から構成されており、ケーシング本体15とカバー17にそれぞれ形成されたボス部23,25はベアリングを介してトランスファケースに支承されている。ケーシング本体15とカバー17にはそれぞれフランジ部27,29が形成され、ケーシング本体15には左方に向いた開口31が設けられている。ケーシング本体15とカバー17はフランジ部27,29をボルト19により周方向の複数個所で固定されて互いに組み付けられている。符号28はボルト21に設けられた首部であり、ボルト孔35、37に対向している。このとき、ケーシング本体15とカバー17は開口31とカバー17との間に形成されたインロー部33で互いにセンターリングすると共に、カバー17は開口31を閉鎖する。
また、フランジ部27,29にはそれぞれ10個のボルト孔35,37が周方向等間隔に形成されており、ボルト21はボルト孔35,37を通してリングギア(請求項1乃至請求項3における入力部材、請求項4における第一の回転部材)39に螺着されフランジ部27,29を共締めしている。リングギア39はドライブピニオンギアと噛み合っており、ドライブピニオンギアはドライブピニオンシャフトと一体に形成されている。このドライブピニオンシャフトは継ぎ手と前輪側プロペラシャフトなどを介してトランスファの2−4切り換え機構に連結されており、エンジンの駆動力はトランスファと2−4切り換え機構からこの前輪側動力伝達系を介してデフケース1を回転させる。
また、本発明のデフケース1では、図2(a)に示すごとく、カバー17側ボルト孔37の直径bをケーシング本体15側ボルト35の直径aより大径にしてある。図2(b)に示すごとく、カバー17側ボルト孔37の直径bをケーシング本体15側ボルト孔35の直径aより小径にしてもよい。すなわち、カバー17側ボルト孔37の径bとケーシング本体15側ボルト孔35の径aとは異径である。
インナーケース5はデフケース1(ケーシング本体15)の内周で摺動回転自在に支持されている。
差動機構7は、複数本のピニオンシャフト41、各ピニオンシャフト41上で回転自在に支承されたピニオンギア43、左右の出力側サイドギア45,47から構成されている。各ピニオンシャフト41はそれぞれの先端をインナーケース5の貫通孔49に係合し、スプリングピン51によって抜け止めされている。また、各サイドギア45,47は左右からピニオンギア43と噛み合っている。
各サイドギア45,47のボス部53,55はカバー17とケーシング本体15にそれぞれ形成された支承部57,59で支承されており、各ボス部53,55には左右の前車軸がそれぞれスプライン連結されている。各サイドギア45,47とデフケース1との間にはスラストワッシャ61が配置され、サイドギア45,47の噛み合いスラスト力を受けている。インナーケース5の内周には、各ピニオンギア43と対向して球面ワッシャ部63が形成されており、ピニオンギア43の遠心力と、各サイドギア45,47との噛み合いによってピニオンギア43が受ける噛み合い反力とを負担している。
ドッグクラッチ9は、クラッチリング65に形成された噛み合い歯67とインナーケース5に形成された噛み合い歯69とで構成されている。クラッチリング65はケーシング本体15の内周で軸方向移動自在に支承されている。また、ケーシング本体15にはオイルが流出入する開口71が周方向等間隔に設けられており、クラッチリング65は右端に周方向等間隔に設けられた4本の脚部73をこの開口71に係合し、外部に突き出している。
クラッチリング65は左右に移動操作され、左方に移動操作されるとドッグクラッチ9が噛み合ってデフケース1とインナーケース5とが連結され、右方に戻るとドッグクラッチ9の噛み合いが解除され、デフケース1とインナーケース5とが切り離される。
なお、デフケース1内に配置される符号41、43、45、47、55、73などが本発明の出力部材に該当する。
リング状の空気式アクチュエータ11は、デフケース1(ケーシング本体15)のボス部23の周囲に配置されており、支持部材75を介してトランスファケースに支持され回り止めされている。アクチュエータ11の圧力室77は基部材79にダイヤフラム81を気密に固定して形成されており、ダイヤフラム81には押圧部材83が固定されている。
また、アクチュエータ11(押圧部材83)とクラッチリング65との間にはリテーナ85が配置されている。
リテーナ85には、クラッチリング65の4本の脚部73に対応する位置に径方向の係止腕87が設けられており、各係止腕87には軸方向の係止腕89が形成されている。リテーナ85は係止腕87と係止腕89とで脚部73を挟み込むことによって、クラッチリング65と一体移動可能に連結されている。
リターンスプリング13は、リテーナ85の周方向等間隔に4個形成されており、ケーシング本体15の右端面と接触し、クラッチリング65をドッグクラッチ9の噛み合い解除方向(右方)に付勢している。
アクチュエータ11の圧力室77は、空気パイプ91を介して車載のコンプレッサに接続されており、圧力室77に空気圧が送られるとダイヤフラム81が左方に変位し、リテーナ85の各リターンスプリング13を撓ませながら押圧部材83とリテーナ85とを介してクラッチリング65を左方に移動操作し、ドッグクラッチ9を噛み合わせる。また、圧力室77への空気圧供給を停止すると、各リターンスプリング13の付勢力によってクラッチリング65が右方に戻り、ドッグクラッチ9の噛み合いが解除される。
上記のように、2−4切り換え機構とフロントデフ3のドッグクラッチ9は、2輪駆動状態から4輪駆動状態への切り換えに当たって同時に連結操作され、4輪駆動状態から2輪駆動状態への切り換えに当たって同時に連結解除操作される。
4輪駆動状態では、エンジンの駆動力が2−4切り換え機構から前輪側動力伝達系を介してデフケース1に伝達され、ドッグクラッチ9を介してインナーケース5が回転駆動される。この回転はピニオンシャフト41からピニオンギア43を介してサイドギア45,47に配分され、各車軸を介して左右の前輪に伝達される。また、例えば、悪路走行中に前輪間に駆動抵抗差が生じ、前輪の左右いずれかが空転すると、各ピニオンギア43の自転に伴ってエンジンの駆動力は左右の前輪に差動配分される。
2輪駆動状態では、ドッグクラッチ9によってインナーケース5から前輪までがフリー回転状態になると共に、2−4切り換え機構からデフケース1までの動力伝達系は、エンジンの駆動力と前輪による連れ回りの両方から切り離されて回転が停止する。2輪駆動状態では、このように前輪側動力伝達系の回転が停止し、振動が軽減して乗り心地が向上すると共に、前輪側動力伝達系の各部で磨耗が軽減されて耐久性が向上し、さらに、回転抵抗の低減分だけエンジンの負担が軽減し、燃費が向上する。
デフケース1には、開口71の他に、ボス部23,25の内周にそれぞれ螺旋状のオイル溝が形成されており、トランスファケースに形成されたオイル溜りのオイルはデフケース1の回転に伴って流出入し、ケーシング本体15とインナーケース5との摺動部、ギア43,45,47の噛み合い部、ピニオンシャフト41とピニオンギア43の摺動部、ケーシング本体15とクラッチリング65の摺動部、ドッグクラッチ9(噛み合い歯67,69)などに供給されてこれらを潤滑・冷却する。
デフケース1は、上記のように構成されたことによって次のような効果が得られる。
カバー17側ボルト孔37の径bとケーシング本体15側ボルト孔35の径aとを異径としたことにより、これらを組み付けたときの誤差が径aと径bとの差により吸収されるから、両ボルト孔35、37の穴公差及び穴幾何公差を、単品加工用に、厳しく設定する必要がなくなり、従って、精密加工に伴う大幅なコスト上昇が避けられる。
また、ボルト孔35、37のいずれかはボルト21に対してタイトな隙間を持って接するので、入力部材の螺合部からボルト21を介してケーシング本体15に確実に駆動力を伝達できる。
また、ケーシング本体15とカバー17を組み付けた状態で行うセット加工も不要になるから、仮組み付け、機械加工(ボルト孔の加工)、分解、洗浄、再組み付けなど、セット加工に伴う工程が回避され、コストがそれだけ低減される。
また、リングギア39からの入力トルクの大部分を負担するケーシング本体15のボルト孔35よりカバー17のボルト孔37を大径にした図2(a)の例では、トルクはリングギア39からケーシング本体15に伝達される。図2(b)の例では、トルクはリングギア39からカバー17に伝達され、フランジ27、29による広い圧着面を介してケーシング本体15に伝達される。ボルト孔35、37のいずれもがボルト21に対して隙間を有し、専らリングギア39とケーシング本体15との圧着面によりトルクが伝達される場合に比べて、カバー17、ボルト21やリングギア39には大きな負担が掛からない。
また、カバー17側ボルト孔37の直径bとケーシング本体15側ボルト孔35の直径aの差を0.1〜0.3mmという小さい範囲に設定したから、カバー17(支承部57)による左サイドギア45の支持と、ケーシング本体15(支承部59)による右サイドギア47の支持は正常に行われる。
また、ケーシング本体15、カバー17がそれぞれに設けられたフランジ部27、29によってボルト21とリングギヤ39によって共締めされているので、トルクが入力する回転半径(ケーシング本体15の回転軸心からボルト位置までの半径)を大きくすることで各ボルト21に大きな負担が掛からなく、ケーシング本体15側で駆動力伝達が行え、またトルクの変動に対してもボルトの締付トルクが保持されてフランジ部27、29の端面に作用する摩擦力も長期に渡り適正に保持され、確実な駆動力の伝達が行える。
さらに、出力部材(例えばサイドギヤ)の支持をケーシング本体15とカバー17に分配することができ、デフケース内部に配置されトルク伝達部材が複数で構成される場合の設計自由度が向上する。
[本発明の範囲に含まれる他の態様]
なお、本発明のケーシング構造は、上記実施例と異なってデフケースに限らず、例えば、動力の断続を行うカップリングに用いてもよい。
また、上記実施例では、カバー側ボルト孔の径bとケーシング本体側ボルト孔の径aの差は0.1〜0.3mmの範囲で設定されているが、大径のボルト孔側のカバーにおいてボルトの座面93に充分な面積が得られる範囲で、径bと径aの差は数mmと、やや大きめに設定してもよい。
また、フランジ27,29と入力部材39及びボルト21の軸方向の並びについては他の態様として図1の紙面に合わせて説明すると入力部材39を一番左方に配置しその右方側に第2のケーシング部材としてのフランジ29、第1のケーシング部材としてのフランジ27,そしてボルト21としても良く、ボルト21はフランジ27の右端面側から軸方向左方に向けてフランジ27、29を貫通して最左方に配置された入力部材に設けられたねじ部に螺合し共締めされる態様であっても良い。
また、本発明のケーシング構造を用いたデファレンシャル装置は、上記実施例のような断続機能を用いたものに限らず、差動制限機能を持ったデファレンシャル装置でも、差動制限機能を持たないデファレンシャル装置でもよい。また、断続機能や差動制限機能をアクチュエータで操作する場合、アクチュエータは空気式でも、油圧式でも、電動式でもよい。
さらに、本発明のケーシング構造は、デファレンシャル装置に限らず、トランスファなどの他の駆動力伝達装置におけるケーシング構造にも適用しうる。
本発明の1実施例を示す断面図である。 図1の要部を示す拡大図である。 従来例の断面図である。
符号の説明
1 デフケース(第二の回転部材)
3 フロントデフ(デファレンシャル装置)
7 差動機構(第三の回転部材)
15 ケーシング本体(第1のケーシング部材、第一の構成部材)
17 カバー(第2のケーシング部材、第二の構成部材)
21 ボルト
27 ケーシング本体のフランジ部
29 カバーのフランジ部
31 ケーシング本体の開口
35 ケーシング本体のボルト孔(ボルト挿通孔)
37 カバーのボルト孔
39 リングギヤ(入力部材、第一の回転部材)
45,47 出力側サイドギア

Claims (16)

  1. 駆動源からの駆動力を入力する入力部材と、軸方向の一方に開口を有する第1のケーシング部材と、前記開口を閉鎖する第2のケーシング部材と、前記第1のケーシング部材と前記第2のケーシング部材にそれぞれ設けられたボルト挿通孔を貫通し前記入力部材に設けられたねじ部に螺合して前記第1のケーシング部材と前記第2のケーシング部材とを共締するボルトと、前記第1のケーシング部材より駆動される出力部材とを有するケーシング構造であって、前記第1のケーシング部材に設けられた前記ボルト挿通孔の径が前記第2のケーシング部材に設けられた前記ボルト挿通孔の径よりも小さいことを特徴とするケーシング構造。
  2. 請求項1記載のケーシング構造であって、前記第1のケーシング部材と前記第2のケーシング部材にそれぞれフランジ部を設け、前記ボルト挿通孔が前記フランジ部に形成され、前記ボルトは前記第1のケーシング部材と前記第2のケーシング部材のうち一方のフランジ部の端面側から挿入され、他方のフランジ部の端面側に当接する前記入力部材に螺合し前記第1のケーシング部材と前記第2のケーシング部材とを共締することを特徴とするケーシング構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載されたケーシング構造であって、前記出力部材は、2つの出力部材を有し、一方の出力部材は前記第1のケーシング部材に支承され、他方の出力部材は前記第2のケーシング部材に支承されていることを特徴とするケーシング構造。
  4. トルクを外部の部材と授受して軸回りに回転する、ひとつ以上のボルト穴を有した第一の回転部材と、
    ひとつ以上の第一の挿通孔を有する第一の構成部材と、ひとつ以上の第二の挿通孔を有する第二の構成部材と、それぞれ前記第一の挿通孔および前記第二の挿通孔とに挿入されて前記ボルト孔に螺着されて前記第二の部材を前記第一の部材に固定するひとつ以上のボルトと、を備え、前記第一の回転部材とともに回転する第二の回転部材と、を備えた、
    前記第一の挿通孔の第一の直径と前記第二の挿通孔の第二の直径とは異径である、トルク伝達装置のためのケーシング構造。
  5. 請求項4記載のケーシング構造であって、前記第一の構成部材は前記第一の挿通孔を有する第一のフランジを備え、前記第二の構成部材は前記第二の挿通孔を有する第二のフランジを備えるケーシング構造。
  6. 請求項5記載のケーシング構造であって、前記ボルトは前記第一のフランジ側から前記第二のフランジを貫通して挿入されているケーシング構造。
  7. 請求項5記載のケーシング構造であって、前記ボルトは前記第二のフランジ側から前記第一のフランジを貫通して挿入されているケーシング構造。
  8. 請求項4記載のケーシング構造であって、前記第一の直径は、前記第二の直径より大きくされているケーシング構造。
  9. 請求項4記載のケーシング構造であって、前記第二の直径は、前記第一の直径より大きくされているケーシング構造。
  10. 請求項4記載のケーシング構造であって、前記ボルトはそれぞれ前記第一の挿入孔とほぼ径が一致する首部を備えているケーシング構造。
  11. 請求項4記載のケーシング構造であって、前記ボルトはそれぞれ前記第二の挿入孔とほぼ径が一致する首部を備えているケーシング構造。
  12. 請求項4記載のケーシング構造であって、前記第二の回転部材は前記第一の構成部材を前記第二の構成部材に対してセンタリングするべく構成された嵌合部を備えているケーシング構造。
  13. 請求項4記載のケーシング構造であって、前記第二の回転部材に支承されかつ収容され、前記第二の回転部材に対して回転可能な、第3の回転部材をさらに備えているケーシング構造。
  14. 請求項13記載のケーシング構造であって、前記第二の回転部材は前記第三の回転部材を支承するための支承部を備えているケーシング構造。
  15. 請求項13記載のケーシング構造であって、前記第3の回転部材はデファレンシャル機構を備えているケーシング構造。
  16. 請求項13記載のケーシング構造であって、前記第二の回転部材と前記第三の回転部材とを連結するためのクラッチを備えているケーシング構造。
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