JP2002356162A - 鉄道車両の内装品取り付け構造 - Google Patents

鉄道車両の内装品取り付け構造

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JP2002356162A
JP2002356162A JP2001209784A JP2001209784A JP2002356162A JP 2002356162 A JP2002356162 A JP 2002356162A JP 2001209784 A JP2001209784 A JP 2001209784A JP 2001209784 A JP2001209784 A JP 2001209784A JP 2002356162 A JP2002356162 A JP 2002356162A
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JP2001209784A
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Hirotsugu Hirano
博嗣 平野
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Nippon Sharyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体内へ内装品を取り付けする際に、製作誤
差を吸収しつつ内装品を簡便に取り付けできるようにす
る。車体内での作業工程を極力少なくし、作業者の負担
を軽減し、製造コストの削減を図る。 【解決手段】 荷棚ブラケット20の座板20aに止め
ねじ24のねじ挿通孔20dを設ける。内張板15と内
骨23とに、ねじ挿通孔15a,23aを重合して設
け、このねじ挿通孔15a,23aを、ねじ座27のめ
ねじ孔27aよりも大径に形成する。内骨23の車体外
側面にガイド枠26を設け、ガイド枠26内にねじ座2
7をスライド可能に支持する。ねじ挿通孔15a,23
aに荷棚ブラケット20のねじ挿通孔20dを合致さ
せ、前記挿通孔15a,23aに荷棚ブラケット20側
から挿通した止めねじ24を、前記めねじ孔27aにね
じ込んで荷棚ブラケット20を内張板15及び内骨23
に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両の内張板
に荷棚や扇風機,広告レール等の内装品を取り付ける構
造に係り、特に長尺物である荷棚や吊り手棒、車内灯等
の取り付けに好適な内装品の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両の内装品の一つである荷棚は、
その長さが隣接する2つの側出入口に及ぶ長尺物で、荷
棚の取り付け構造の一例としては、例えば図14に示さ
れるものがある。この荷棚1は、側構体2を構成する側
内骨3の車体内側に内張板4を配設し、側内骨3の車体
外側にはねじ座5を固着しておき、側内骨3と内張板4
とねじ座5の複数箇所に下穴を開けたのち、これらにめ
ねじ孔6を形成し、該めねじ孔6に荷棚ブラケット7の
ねじ挿通孔7aを合致させて、ねじ挿通孔7aからめね
じ孔6に止めねじ8をねじ込むことにより、複数の荷棚
ブラケット7を取り付け、これら荷棚ブラケット7に複
数本の荷受け棒9を掛け渡して荷棚1を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような内装品の取
り付け作業は、車体構成部品と内装品とに製作誤差があ
るために、内装品を取り付けする位置の寸法出しや、ケ
ガキ,穴開け,タップ切りといった殆どを車体内部の現
車作業として行っている。このため、高い位置での上向
きや横向き作業が多くなり、作業員に負担を強いるばか
りか作業性と経済性の悪いものとなっている。また、穴
開けやタップ切り作業では、車体内部に切り屑が発生た
め、この切り屑の清掃にもかなりの時間を要している。
【0004】そこで本発明は、車体構成部品と内装品と
の製作誤差を吸収しながら、各種の内装品を容易に取り
付けできるようにし、また車体内部での各種取り付け作
業を極力減少して、作業性の向上と製造コストの削減を
図ることのできる鉄道車両の内装品取り付け構造を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、内張板と、該内張板の車体外側に配設さ
れる内骨とにねじ挿通孔を重合して設け、該ねじ挿通孔
に内装品のねじ挿通孔を合致させて、これらねじ挿通孔
に内装品側から挿通した止めねじを、前記内骨の車体外
側面に取り付けたねじ座のめねじ孔にねじ込んで前記内
装品を取り付ける鉄道車両の内装品取り付け構造におい
て、少なくとも前記内張板と内骨のねじ挿通孔を前記め
ねじ孔よりも大径に形成し、前記内骨の車体外側面にガ
イド枠を設けて、該ガイド枠内に前記ねじ座をスライド
可能に支持したことを特徴としている。
【0006】上述のねじ挿通孔は、内張板と内骨とを車
体へ組み付けする前に、予めこれら内張板と内骨に穿設
しておくこともでき、また、ねじ座が最大にスライドし
た際にも、ねじ座のめねじ孔全体が内張板と内骨のねじ
挿通孔内に位置するようにしておくことが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各形態例を図面に
基づいて説明する。図1乃至図6は、本発明の内装品を
荷棚に適用した第1形態例を示すもので、鉄道車両10
の側部を構成する側構体11には、複数の側入口12が
所定間隔で配設されており、隣接する側入口12,12
の間には、側窓13と座席14とが配設され、側窓13
や座席14等の所要部品を除く車体内側の全面に内張板
15が貼設されると共に、側窓13の上方に荷棚16が
略座席14に相当する長さで設けられている。
【0008】上記荷棚16は、側窓13の上方に所定間
隔を置いて配設される3つの荷棚ブラケット20に、複
数の荷受け棒21を掛け渡して構成されている。各荷棚
ブラケット20は、内張板15に正対して配設される座
板20aと、該座板20aの中央から縦方向に垂下し、
さらに車体中央部方向へ床面と略平行に突出する荷受け
棒支持腕20bと、該支持腕20bからやや下方に延び
る手すり棒支持腕20cとからなっている。座板20a
には、四角形の角部に相当する4箇所に、ざくり穴付き
のねじ挿通孔20dが穿設されており、荷受け棒支持腕
20bには複数の荷受け棒21が挿通され、また手すり
棒支持腕20cには手すり棒22が支持される。
【0009】内張板15の車体外側には、縦方向の内骨
23が、棚板ブラケット20の取り付け位置に対応する
3箇所にそれぞれ配設されており、これら内張板15と
内骨23には、棚板ブラケット取り付け用の止めねじ2
4のおねじ24aよりも大径なねじ挿通孔15a,23
aとが重合して設けられている。このねじ挿通孔15
a,23aは、棚板ブラケット20一つに対して、座板
20aの4つのねじ挿通孔20dと同位置に4組設けら
れる。
【0010】さらに、これらねじ挿通孔15a,23a
は、内張板15と内骨23を車体へ組み付けする前に、
予め製作現場において穿設しておく。このため、内張板
15と内骨23を車体に組み付けした際に、その製作誤
差によってねじ挿通孔15a,23aの位置がずれてし
まうことが予想されるが、仮にこのようなずれを生じる
ことがあっても、ねじ挿通孔15a,23aの連続した
開口の大きさに、少なくとも止めねじ24のおねじ24
aに対するばか孔の径を確保するか、好ましくは棚板ブ
ラケット20の正規の取り付け位置に対するねじ挿通孔
15a,23aの製作誤差を最大に見込んだ大きさを確
保する。
【0011】各ねじ挿通孔15a,23aの裏側となる
内骨23の車体外側それぞれに、ねじ座ユニット25が
設けられている。このねじ座ユニット25は、内骨23
にねじ止めされる角U字状の枠体26aの略中央に、ガ
イド板26bを車体前後方向に架設して形成されるガイ
ド枠26と、枠体26aの内部空間に収容される板状の
ねじ座27とよりなっている。枠体26aの内部空間
は、車体前後方向の長さがねじ座27よりもやや長く設
定されており、ねじ座27が枠体26aとの間隙分だけ
車体前後方向へスライドできるようになっている。
【0012】ねじ座27には、4つのめねじ孔27a
が、内張板15と内骨23のねじ挿通孔15a,23a
と同位置に穿設されており、これらめねじ孔27aは、
ねじ座27が枠体26aの内部空間を車体前後方向へ最
大にスライドした際にも、めねじ孔27aの全体がねじ
挿通孔15a,23aの連続した開口の内側に位置する
よう設定されていて、止めねじ24のねじ込みができる
ようにしている。
【0013】荷棚ブラケット20の取り付けは、座板2
0aを内張板15の取り付け位置に当接させて、ねじ挿
通孔20dを内張板15と内骨23のねじ挿通孔15
a,23aに位置あわせし、座板20aのねじ挿通孔2
0dそれぞれに止めねじ24を差し込む。そして、座板
20aと内張板15,内骨23のねじ挿通孔20d,1
5a,23aを通過した止めねじ24のおねじ24a
を、ねじ座27のめねじ孔27aにねじ込むことにより
荷棚ブラケット20が取り付けされる。
【0014】上述の取り付けでは、ねじ挿通孔15a,
23aの連続した開口の大きさを、前述の如く、少なく
とも止めねじ24のおねじ24aに対するばか孔か、荷
棚ブラケット20の所定の取り付け位置に対するねじ挿
通孔15a,23aの製作誤差を最大に見込んだ大きさ
で形成しているため、荷棚ブラケット20はこの範囲に
おいて、止めねじ24のおねじ24aをねじ座27のめ
ねじ孔27aに緩くねじ込んだままねじ座27と共に左
右上下及び斜め方向にずらすことが可能であり、このよ
うにして荷棚ブラケット20を所定の取り付け位置へ移
動したのち、止めねじ24を増し締めして荷棚ブラケッ
ト20が取り付けされる。
【0015】このことは、ねじ座27のめねじ孔27a
が、内張板15と内骨23のねじ挿通孔15a,23a
の連続した開口から車体上下方向へずれている場合も同
様で、例えば図6に示すように、ねじ挿通孔15a,2
3aとが荷棚ブラケット20の取り付け位置よりも下側
にずれている場合には、ねじ挿通孔20d,15a,2
3aに挿通したおねじ24aをねじ座27のめねじ孔2
7aへ緩くねじ込み、この状態で荷棚ブラケット20と
ねじ座27とを荷棚ブラケット20の取り付け位置であ
る上方へ移動し、止めねじ24を増し締めすることによ
り荷棚ブラケット20が所定の位置に取り付けされる。
【0016】このようにして取り付けした3つの荷棚ブ
ラケット20には、前述のごとく複数の荷受け棒21を
架設して荷棚16が構成され、また手すり棒支持腕20
cには手すり棒22が取り付けされる。
【0017】以上のように、本形態例は、荷棚ブラケッ
ト20を車体に取り付けするのに、内張板15,内骨2
3のねじ挿通孔15a,23aを大きく形成しておき、
これらねじ挿通孔15a,23aに挿通した止めねじ2
4のおねじ24aを、ガイド枠26に車体前後方向へス
ライド可能に支持されるねじ座27のめねじ孔27aに
ねじ込むようにしたから、荷棚ブラケット20の取り付
けに多少の製作誤差があっても、内張板15と内骨23
の大径なねじ挿通孔15a,23aと、車体前後方向へ
スライドするガイド枠26とがこれを吸収して、荷棚ブ
ラケット20を所定の取り付け位置へ容易に取り付けす
ることができる。
【0018】この結果、生産性と作業性の向上が図れ、
低コスト化に寄与する。しかも、車内作業の減少によっ
て切り屑等の発生が激減するので、清掃作業を短時間で
簡便に行えて、製造コストをより一層低減することがで
きるようになる。
【0019】また、従来荷棚ブラケット20を取り付け
するために車体内部で行ってきた取り付け位置の寸法出
しや、ケガキ,穴開け,タップ切りといった現車作業の
殆どを省略して、荷棚16の取り付け作業を短時間で効
率よく行うことができ、また作業員の負担を大幅に軽減
できる。
【0020】さらに本形態例は、内張板15と内骨23
に設定されるねじ挿通孔15a,23aを、車体へ組み
付けする前の内張板15と内骨23とに予め穿設してお
くので、車体組み付け時に製作誤差があっても、これを
吸収しつつ荷棚ブラケット20を車体に取り付けするこ
とができる。また、車体内部ではねじ挿通孔15a,2
3aの孔開け作業はしないので、作業効率の向上と清掃
作業の簡素化が図れる。
【0021】また、ねじ座27がガイド枠26の内部空
間を車体前後方向へ最大にスライドした場合にも、めね
じ孔27aの全部が内張板15と内骨23のねじ挿通孔
15a,23aの連続した開口内に位置するようにした
から、おねじ24aをめねじ孔27aへ簡便且つ確実に
ねじ込むことができる。
【0022】図7乃至図10は、本発明の内装品を吊り
手棒に適用した第2形態例を示すもので、吊り手棒30
は、天井板を構成する複数の内張板31に垂設された吊
り手棒ブラケット32を介して、車体前後方向と出入口
近傍の車体幅方向とに配設される。内張板31,31の
間には受け板(本発明の内張板に相当)33が車体前後
方向に配設され、吊り手棒ブラケット32は、この受け
板33に取り付けられる座板32aと、該座板32aか
ら垂下する吊り手棒支持腕32bとからなっている。座
板32aには、ざぐり穴付のねじ挿通孔32cが穿設さ
れ、また吊り手棒支持腕32b,32bの下端間に車体
前後方向や車体幅方向に吊り手棒30が架設され、この
吊り手棒30に複数の吊り手34が吊持されている。
【0023】受け板33の上側には、両側にウェブ35
b,35bを有するU字状の内骨35が設けられてお
り、受け板33と内骨35には、吊り手棒ブラケット3
2の取り付けに用いる止めねじ36のおねじ36aより
も大径なねじ挿通孔33a,35aが重合して設けられ
ている。これらねじ挿通孔33a,35aは、1つの吊
り手棒ブラケット32に対して、座板32aの4つのね
じ挿通孔32cと同位置に4組設けられる。
【0024】内骨35のウェブ35b,35bの間に
は、ねじ座ユニット37が配設されており、該ねじ座ユ
ニット37は、第1形態例と同様に、ガイド枠38とね
じ座39とで構成されている。ガイド枠38には、内骨
35のウェブ35b,35bの間隔よりもやや幅狭の板
材が用いられ、内骨35にねじ止めされる車体前後方向
両端部の取り付けフランジ38a,38aの間の天板3
8bを車体外側に突出させて、その内側の内部空間にね
じ座39を収容するようにした断面ハット型に形成され
ている。天板38bには、四隅をテーパ状に面取りした
矩形孔38cが開口していて、止めねじ36のおねじ3
6aが干渉しないようにしており、その内側の内部空間
は、車体前後方向長さがねじ座39よりも長く設定され
ると共に、車体幅方向の両端は開口している。
【0025】ねじ座39には、内骨35のウェブ35
b,35bの間隔とガイド枠38の内部空間よりも小さ
な矩形板が用いられており、ウェブ35b,35b間の
隙間と取り付けフランジ38a,38a間の隙間分だ
け、ねじ座39が車体前後方向及び車体幅方向へスライ
ドできるようにしている。またねじ座39には、4つの
めねじ孔39aが、受け板33と内骨35のねじ挿通孔
33a,35aと同位置に穿設されており、これらめね
じ孔39aは、ねじ座39がガイド枠38の内部空間を
車体前後方向または幅方向へ最大にスライドした際に
も、その全体がねじ挿通孔33a,35aの連続した開
口の内側に位置するよう設定されていて、止めねじ36
のねじ込みが容易に行えるようにしている。
【0026】図11乃至図13は、上記第2形態例の変
形例を示す本発明の第3形態例で、ねじ座ユニット40
は、本発明のねじ座となる角形のフローティングナット
41と、ガイド枠42とで構成されており、中央にめね
じ孔41aを穿設したフローティングナット41は、ガ
イド枠42の内部空間に、車体前後方向または幅方向へ
スライド可能に収容されている。
【0027】ガイド枠42は、内骨35の車体外側にボ
ルト止めされる半円状の取り付けフランジ42a,42
aと、両取り付けフランジ42a,42a間に天板42
bを車体外側に突出させて、その内側の内部空間にフロ
ーティングナット41を収容するように形成されてい
る。
【0028】ガイド枠42の天板42bには、中央に止
めねじ36のおねじ36aよりも大径なねじ挿通孔42
cが穿設され、フランジ部42a,42aと直交する車
体幅方向の二辺に、一対の爪片42d,42dが車体内
側に向けて折り曲げされている。ガイド枠42の内部空
間に収容されるフローティングナット41は、爪片42
d,42d間の隙間と、取り付けフランジ42a,42
a間の隙間分だけ、車体前後方向及び車体幅方向へスラ
イドできるようにしており、またフローティングナット
41がガイド枠42の内部空間を車体前後方向または幅
方向へ最大にスライドした際にも、その全体がねじ挿通
孔33a,35a,42cの開口の内側に位置するよう
設定されていて、止めねじ36のねじ込みが容易に行え
るようにしている。
【0029】このように構成されたねじ座ユニット40
は、内骨35に形成された4つのねじ挿通孔35aの裏
側に1つづつ設けられ、内骨35の各ねじ挿通孔35a
と、フローティングナット41のめねじ孔41aとを位
置合わせして、ボルト止めされる。
【0030】本発明は、上記した第2,第3形態例での
形態も実施可能で、第1形態例と同様の効果が期待でき
る。
【0031】なお本発明は、ねじ座をガイド枠のガイド
によって、車体前後方向と車体幅方向と車体上下方向の
いずれか一つの方向または複数の方向へスライドさせる
ことができればよく、ねじ座やガイド枠の形状や位置は
上記した形態例以外であっても差し支えない。
【0032】さらに本発明は、形態例で示した荷棚や吊
り手棒以外に、鉄道車両の内張板に取り付けられる扇風
機,広告レール等の内装品の取り付けに幅広く適用が可
能である。特に、荷棚や吊り手棒、車内灯といった製作
誤差が大きく生じる長尺物の取り付けに好適である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の鉄道車両
の内装品取り付け構造によれば、車体の内張板を通して
内装品を取り付ける際に、車体や内装品の製作誤差を吸
収しながら、内装品を所定位置へ簡便に取り付けするこ
とができるようになる。また、内装品取り付け位置の寸
法出しや、ケガキ、穴開け、タップ作業といった従来車
体内で行われていたこれらの作業を不要にできるので、
生産性と作業性の向上が図れ、しかも作業者への負担を
軽減できるばかりか、製造コストの削減に寄与する。さ
らに、車体内作業の減少によって切り屑等の発生が激減
するので、清掃作業を短時間で簡便に行えて、製造コス
トをより一層低減することができるようになる。
【0034】また、内張板と内骨に設定されるねじ挿通
孔を、車体へ組み付けする前の内張板と内骨に予め大き
く穿設しておくことにより、車体組み付け時に製作誤差
があっても、これを吸収しつつ内装品を簡便に取り付け
できるようになる。また、車体内部で孔開け作業しない
ので、作業効率の向上と清掃作業の簡素化がより一層図
れる。
【0035】さらに、ねじ座がガイド枠の内部空間を車
体前後方向へ最大にスライドした場合にも、めねじ孔の
全部が内張板と内骨のねじ挿通孔内に位置するようにし
たから、止めねじをめねじ孔へ簡便且つ確実にねじ込む
ことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1形態例を示す図5のI−I断
面図
【図2】 本発明の第1形態例を示す荷棚ブラケット
の取り付け状態を示す要部断面側面図
【図3】 本発明の第1形態例を示す荷棚ブラケット
の取り付け状態を示す背面図
【図4】 本発明の第1形態例を示す図3のIV−I
V断面図
【図5】 本発明の第1形態例を示す荷棚の取り付け
状態を示す正面図
【図6】 本発明の第1形態例を示す荷棚ブラケット
の取り付け状態を示す背面図
【図7】 本発明の第2形態例を示す吊り手棒の取り
付け状態を示す正面図
【図8】 本発明の第2形態例を示す吊り手棒ブラケ
ットの取り付け状態を示す平面図
【図9】 本発明の第2形態例を示す図8のIX−I
X断面図
【図10】 本発明の第2形態例を示す図8のX−X断
面図
【図11】 本発明の第3形態例を示す吊り手棒ブラケ
ットの取り付け状態を示す平面図
【図12】 本発明の第3形態例を示す図11のXII
−XII断面図
【図13】 本発明の第3形態例を示す図11のXII
I−XIII断面図
【図14】 従来の荷棚ブラケットの取り付け状態を示
す断面図
【符号の説明】
10…鉄道車両、11…側構体、12…側入口、15,
31…内張板、15a,20e,23a,33a,35
a…ねじ挿通孔、16…荷棚、20…荷棚ブラケット、
20a…座板、20b…荷受け棒支持腕、20c…手す
り棒支持腕、21…荷受け棒、23,35…内骨、2
4,36…止めねじ、24a,36a…おねじ、25,
37,40…ねじ座ユニット、26,38…ガイド枠、
26a…枠体、26b…ガイド板、27,39…ねじ
座、27a,39a,41a…めねじ孔、30…吊り手
棒、32…吊り手棒ブラケット、34…吊り手、41…
フローティングナット、42…ガイド枠

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内張板と、該内張板の車体外側に配設さ
    れる内骨とにねじ挿通孔を重合して設け、該ねじ挿通孔
    に内装品のねじ挿通孔を合致させて、これらねじ挿通孔
    に内装品側から挿通した止めねじを、前記内骨の車体外
    側面に取り付けたねじ座のめねじ孔にねじ込んで前記内
    装品を取り付ける鉄道車両の内装品取り付け構造におい
    て、少なくとも前記内張板と内骨のねじ挿通孔を前記め
    ねじ孔よりも大径に形成し、前記内骨の車体外側面にガ
    イド枠を設けて、該ガイド枠内に前記ねじ座をスライド
    可能に支持したことを特徴とする鉄道車両の内装品取り
    付け構造。
  2. 【請求項2】 前記ねじ挿通孔は、前記内張板と内骨と
    を車体へ組み付けする前に、予めこれら内張板と内骨に
    穿設されていることを特徴とする請求項1に記載の鉄道
    車両の内装品取り付け構造。
  3. 【請求項3】 前記めねじ孔は、前記ねじ座が最大にス
    ライドした際に、その全体が前記内張板と内骨のねじ挿
    通孔内に位置していることを特徴とする請求項1または
    2に記載の鉄道車両の内装品取り付け構造。
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