JP2006206216A - エレベータの戸の案内装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 エレベータの戸の案内脚の調整範囲を拡大できるようにしたエレベータの戸の案内装置を提供する。
【解決手段】 エレベータの戸3の下端部に取り付けられた取付金11及びこの取付金の下端部に設けられた摺動片12からなる案内脚10と、案内脚の下端部の摺動片を摺動案内する案内溝8aを有する敷居8とを備えたものにおいて、摺動片に複数の取付板15を設けるとともに、案内脚10の取付金11を複数の取付板15のうち、互いに隣接する相互間に選択的に配置して固定する。
【選択図】 図2
【解決手段】 エレベータの戸3の下端部に取り付けられた取付金11及びこの取付金の下端部に設けられた摺動片12からなる案内脚10と、案内脚の下端部の摺動片を摺動案内する案内溝8aを有する敷居8とを備えたものにおいて、摺動片に複数の取付板15を設けるとともに、案内脚10の取付金11を複数の取付板15のうち、互いに隣接する相互間に選択的に配置して固定する。
【選択図】 図2
Description
この発明は、エレベータの戸の下端部を案内するエレベータの戸の案内装置に関するものである。
従来、エレベータの戸の案内装置は、図6及び図7に示すように、乗場床に敷設された敷居8に案内溝8aが凹設され、乗場の戸3の下端部に案内脚10の上端である平板状の取付金11がボルト等の締結具14により固着されており、この案内脚10の下端である摺動片12が敷居8の案内溝8aに収納されている。そして、乗場の戸3はドア駆動機(図示せず)によって駆動され、乗場出入口を開閉する。この時、乗場の戸3の下端は摺動片12が敷居8の案内溝8a内を摺動することによって案内される。なお、案内脚10の取付位置は、案内脚10の平板状の取付金11及び締結具14の相互間に介装される調整片13の挿入枚数により調整される(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来のエレベータの戸の案内装置では、案内脚10を乗場の戸3の下端部に取り付ける際、調整片13によって取付位置を調整しているため、調整できる範囲が限られてしまうという問題があった。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、案内脚の調整範囲を拡大できるようにしたエレベータの戸の案内装置を提供することを目的とする。
この発明に係るエレベータの戸の案内装置は、エレベータの戸の下端部に取り付けられた取付金及びこの取付金の下端部に設けられた摺動片からなる案内脚と、案内脚の下端部の摺動片を摺動案内する案内溝を有する敷居とを備えたものにおいて、摺動片に複数の取付板を設けるとともに、案内脚の取付金を複数の取付板のうち、互いに隣接する相互間に選択的に配置して固定するものである。
この発明は、摺動片に複数の取付板を設けるとともに、案内脚の取付金を複数の取付板のうち、互いに隣接する相互間に選択的に配置して固定するようにしたので、案内脚の調整範囲を更に拡大することができるという効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの戸の案内装置を示す昇降路側から見た乗場の戸の正面図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの戸の案内装置を示す要部拡大断面図、図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの戸の案内装置を示す要部斜視図である。
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの戸の案内装置を示す昇降路側から見た乗場の戸の正面図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの戸の案内装置を示す要部拡大断面図、図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの戸の案内装置を示す要部斜視図である。
図1において、1は昇降路乗場側の建物の壁、2は壁1に設けられた乗場出入口、3は乗場出入口2の昇降路側(図1の手前側)に配置された乗場の戸、4は乗場の戸3の上端に固定されたドアハンガ、5はドアハンガ4の上部に装着されたハンガローラ、6は乗場出入口2の上方の壁1に固定されたハンガケース、7はハンガケース6に固定されて横通しされ、ハンガローラ5を案内するドアレール、8は乗場床に敷設された敷居で、案内溝8aが凹設されている。9は乗場の戸3の下端部に固着された下部補強部材、10は下部補強部材9に取り付けられる案内脚で、下部補強部材9に取り付けられる平板状の取付金11と、その下端部に固着された摺動片12から成っており、取付金11の上端は調整片13を介してボルト等の締結具14で下部補強部材9に締結され、取付金11の下端部には別の締結具17を挿入する貫通穴が設けられている。また、摺動片12は敷居8の案内溝8aに収納されている。そして、乗場の戸3はドアハンガ4及びハンガローラ5によってドアレール7に懸架され、ドア駆動機(図示せず)によって駆動されると、ハンガローラ5はドアレール7上を転動して、乗場の戸3は乗場出入口2を開閉する。この時、乗場の戸3の下端は摺動片12が敷居8の案内溝8a内を摺動することによって案内される。案内脚10の取付位置は、調整片13の挿入枚数によって調整される。
なお、乗場の戸3について説明したが、かごの戸であっても適用可能であることは勿論である。
なお、乗場の戸3について説明したが、かごの戸であっても適用可能であることは勿論である。
次に、図2及び図3によりこの発明の案内脚10の詳細構造について説明する。
15a〜15dは敷居8の案内溝8a内を摺動する摺動片12の上部に取付金11とほぼ同等の間隔で固着された複数の取付板である。この複数の取付板15a〜15dの上端部は摺動片12の上面より突出しており、その上端突出部には貫通穴がそれぞれ設けられている。そして、複数の取付板15a〜15dの上端部と平板状の取付金11の下端部は、上記各貫通穴を通してボルト等の締結具17とナット18とにより取付金11の下端部において互いに締結固定されている。なお、複数の取付板15a〜15dの相互間であって上記取付金11が位置しない締結具17の挿通部分の周りには、座16がそれぞれ設けられ、これにより締結時における複数の取付板15a〜15dの取付間隔を均等に保つようにしている。
15a〜15dは敷居8の案内溝8a内を摺動する摺動片12の上部に取付金11とほぼ同等の間隔で固着された複数の取付板である。この複数の取付板15a〜15dの上端部は摺動片12の上面より突出しており、その上端突出部には貫通穴がそれぞれ設けられている。そして、複数の取付板15a〜15dの上端部と平板状の取付金11の下端部は、上記各貫通穴を通してボルト等の締結具17とナット18とにより取付金11の下端部において互いに締結固定されている。なお、複数の取付板15a〜15dの相互間であって上記取付金11が位置しない締結具17の挿通部分の周りには、座16がそれぞれ設けられ、これにより締結時における複数の取付板15a〜15dの取付間隔を均等に保つようにしている。
上記のように構成されたエレベータの戸の案内装置においては、取付金11を、図2に示す取付板15cと15dの間の取付位置から、例えば取付板15cと15bの間に移動させることにより、乗場の戸3を表裏方向へ変位させることができる。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2におけるエレベータの戸の案内装置を示す要部拡大断面図、図5はこの発明の実施の形態2におけるエレベータの戸の案内装置を示す要部斜視図である。図中、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
図4はこの発明の実施の形態2におけるエレベータの戸の案内装置を示す要部拡大断面図、図5はこの発明の実施の形態2におけるエレベータの戸の案内装置を示す要部斜視図である。図中、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
摺動片12は枠形状を呈しており、その表裏両面にはボルト等の締結具17の頭部及びナット18を収容する凹部12aとボルト等の締結具17を挿入する貫通穴12bとが設けられている。15は枠形状の摺動片12内に収容される複数の取付板で、平板状の取付金11とほぼ同等の厚さを持っており、取付金11を含む複数の取付板15を一緒に重ね合わせることにより摺動片12の枠形内に収容される。上記取付金11の下端部には締結具17を挿入する貫通穴が設けられている。また、複数の取付板15の左右両側の上下方向中央部には貫通穴がそれぞれ設けられている。そして、複数の取付板15と平板状の取付金11の下端部は、上記各貫通穴を通じてボルト等の締結具17とナット18とにより取付金11の下端部において互いに締結固定されている。この締結状態においては、摺動片12の表裏両面の凹部12a内にボルト等の締結具17の頭部及びナット18が収容される。
上記のように構成されたエレベータの戸の案内装置においては、取付金11を、図4に示す左側から1番目の取付板15と左側から2番目の取付板15の間の取付位置から、例えば左側から2番目の取付板15と左側から3番目の取付板15の間に移動させることにより、乗場の戸3を表裏方向へ変位させることができる。
この実施の形態2によれば、複数の取付板15のうち、選択された一枚の取付板を上下方向の長さを長くすることにより、平板状の取付金11として兼用させることもできる。また、実施の形態1における座16を不要にすることもできる。
この実施の形態2によれば、複数の取付板15のうち、選択された一枚の取付板を上下方向の長さを長くすることにより、平板状の取付金11として兼用させることもできる。また、実施の形態1における座16を不要にすることもできる。
1 昇降路乗場側の建物の壁
2 乗場出入口
3 乗場の戸
4 ドアハンガ
5 ハンガローラ
6 ハンガケース
7 ドアレール
8 敷居
8a 案内溝
9 下部補強部材
10 案内脚
11 取付金
12 摺動片
12a 凹部
12b 貫通穴
13 調整片
14 締結具(ボルト)
15、15a〜15d 取付板
16 座
17 締結具(ボルト)
18 ナット
2 乗場出入口
3 乗場の戸
4 ドアハンガ
5 ハンガローラ
6 ハンガケース
7 ドアレール
8 敷居
8a 案内溝
9 下部補強部材
10 案内脚
11 取付金
12 摺動片
12a 凹部
12b 貫通穴
13 調整片
14 締結具(ボルト)
15、15a〜15d 取付板
16 座
17 締結具(ボルト)
18 ナット
Claims (3)
- エレベータの戸の下端部に取り付けられた取付金及びこの取付金の下端部に設けられた摺動片からなる案内脚と、前記案内脚の下端部の摺動片を摺動案内する案内溝を有する敷居とを備えたエレベータの戸の案内装置において、
前記摺動片に複数の取付板を設けるとともに、前記案内脚の取付金を前記複数の取付板のうち、互いに隣接する相互間に選択的に配置して固定することを特徴とするエレベータの戸の案内装置。 - 複数の取付板はその上端部が摺動片の上面より突出して設けられ、その上端突出部には締結具を挿入する貫通穴が設けられ、また、案内脚の取付金の下端部には前記締結具を挿入する貫通穴が設けられ、前記複数の取付板の上端部と前記案内脚の取付金の下端部は、前記各貫通穴を通して前記締結具により互いに締結固定されることを特徴とする請求項1記載のエレベータの戸の案内装置。
- 複数の取付板は摺動片内に収容され、その中央部には締結具を挿入する貫通穴が設けられ、また、案内脚の取付金の下端部には前記締結具を挿入する貫通穴が設けられ、更に前記摺動片の両側には前記締結具の頭部を収容する凹部と締結具を挿入する貫通穴とが設けられ、前記複数の取付板と前記案内脚の取付金の下端部は、前記摺動片の両側から前記各貫通穴を通して前記締結具により互いに締結固定されることを特徴とする請求項1記載のエレベータの戸の案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005017974A JP2006206216A (ja) | 2005-01-26 | 2005-01-26 | エレベータの戸の案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005017974A JP2006206216A (ja) | 2005-01-26 | 2005-01-26 | エレベータの戸の案内装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006206216A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107285175A (zh) * | 2016-04-13 | 2017-10-24 | 奥的斯电梯公司 | 电梯厅门总成和电梯系统 |
CN108473282A (zh) * | 2015-11-17 | 2018-08-31 | 威特控股有限公司 | 引导组件和滑轨 |
-
2005
- 2005-01-26 JP JP2005017974A patent/JP2006206216A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108473282B (zh) * | 2015-11-17 | 2020-10-23 | 威特控股有限公司 | 引导组件和滑轨 |
CN107285175A (zh) * | 2016-04-13 | 2017-10-24 | 奥的斯电梯公司 | 电梯厅门总成和电梯系统 |
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