JP2713013B2 - エレベーター用敷居の取付構造 - Google Patents

エレベーター用敷居の取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベーターの乗場
の戸を案内する敷居を取付ける構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4、図5によって例えば実開昭60−
35886に示された従来のエレベーター用敷居の取付
構造について説明する。図中、(1)はエレベーターの乗
場、(2)はエレベーターの昇降路、(3)はこの昇降路に設
けられた乗場(1)の出入口、(4)は出入口(3)を開閉する
引き戸で、下端に脚(4a)を有する。(5)は乗場(1)を構成
する建築の躯体、(5a)はその鉄筋、(6)は出入口(3)の上
縁部及び側縁部を構成した枠、(7)は枠(6)の下端に締結
され出入口(3)の下縁部を構成した敷居である。(7a)は
この上面に設けられ上記脚(4a)をガイドする案内溝、(7
b)はその底面を貫通する塵埃等の異物落下用の貫通孔、
(7c)は敷居(7)の裏側長手方向に縦通して設けられた縦
通溝、(7d)は敷居(7)の長手端部である。
【0003】(8)は敷居の長手方向に沿って配設された
受け梁で、鋼板を折曲して側断面が溝形をなし、溝形の
一方の立上り壁は、上記縦通溝(7c)に嵌合され、他方の
折曲壁面は敷居(7)の下面に当接している。(8a)は受け
梁(8)の底部の昇降路(2)側に設けられ、貫通孔(7b)と対
向する貫通孔である。(9)は取付棒で、一端が受け梁(8)
に、他端が鉄筋(5a)に溶接されている。(10)は躯体(5)
と敷居(7)の間に打設され、また乗場(1)の仕上面を形成
したモルタル、(11)は躯体(5)と受け梁(8)間に設けられ
たモルタルのセキ板、(12)は上端が敷居(7)に締結され
て垂設されたトーガード、(13)は敷居(7)と躯体(5)の間
に入れられたクサビである。
【0004】次に取付方法について説明する。受け梁
(8)を躯体(5)内に置き、クサビ(13)を使用して受け梁
(8)をエレベーター機器を据付けるための図示されない
基準線及び建築の床仕上げ線に合わせるため、基準線に
対して前後、左右および床仕上げ線に対して上下方向の
芯出しを行なう。次に鉄筋(5a)と受け梁(8)を取付棒(9)
により溶接固定をし、その後敷居(7)に枠(6)を組付け、
セキ板(11)を溶接等で固定し、モルタル(10)を敷居下に
詰める。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベーター用
敷居の固定方法は、以上のように構成されているので、
敷居受け梁の芯出しをするのに受け梁と躯体との狭い隙
間にクサビを入れ、前後、左右、上下方向の芯出しをし
なければならない。また、この状態で取付棒による溶接
固定をしなければならないため作業が面倒であった。ま
た、敷居と受け梁との左右方向の位置決めが出来ない等
の問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、受け梁の芯出し、水平出しおよ
び固定を容易に行えるエレベーター用敷居の取付構造を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ター用敷居の固定構造は、上記目的を達成するために、
エレベーターの乗り場の戸の下方を案内する敷居の取付
構造において、板状の水平基部およびこの水平基部から
立ち上げた垂直取付部からなり、上記水平基部が上記乗
り場の床を構成する建築躯体に固定される取付金具と、
上記水平基部の上面に設けた複数のジャッキボルトによ
り昇降自在に配置され、かつ上記敷居を上記戸の開閉方
向へ摺動可能に装着できる受け梁と、この受け梁の一部
であって上記垂直取付部に対向して配置される固定片
と、この固定片と上記垂直取付部とを締結する固定ネジ
とを備え、上記取付金具を建築の基準線を基にして上記
建築躯体の所定位置に固定し、次いで芯出しをした上記
受け梁を上記ジャッキボルトと上記固定ネジとにより上
記取付金具に固定し、次いで上記受け梁に上記敷居を装
着し、この敷居を摺動させて上記敷居の長手端部を上記
取付金具の垂直取付部に当接させる如くしたことを主要
な構成としている。
【0008】
【作用】この発明におけるエレベーター用敷居の取付構
造は、ジャッキボルトにより、取付金具の水平基部に対
し、複数のジャッキボルトにより昇降させた受け梁の本
体の両側に配設された固定片を固定ネジにより垂直取付
部に取付け、敷居の位置決め、芯出しおよび水平出しを
行う。
【0009】
【実施例】実施例1. 以下この発明の一実施例を図1、図2および図3によっ
て説明する。図5と同一部分又は相当部分には同一符号
を用い、一部説明を省略する。(14)は取付金具で、一部
が切欠された水平基部(14H)と両側端がL字状に折曲し
て立上げられた垂直取付部(14V)とからなっている。(14
a)は垂直取付部(14V)に設けられた上下方向の縦長孔、
(14b)は水平基部(14H)に設けられたアンカーボルト(15)
の固定用孔で、上記水平基部(14H)はアンカーボルト(1
5)によって上記乗り場の床を構成 する建築躯体(5)に固
定される.(8)は上記敷居(7)を上記戸の開閉方向へ摺動
可能に装着できる受け梁で上記水平基部(14H)の上面に
設けた芯出し用の複数のジャッキボルト(17)とネジ穴
(8e)により昇降自在に配置されている。(8C)は上記垂
直取付部(14V)に対向して上記受け梁(8)と一体に配置さ
れた固定片、(8d)はこの固定片(8c)に設けられたネジ
穴、(16)は上記垂直取付部(14V)と上記固定片(8c)とを
固定する固定ネジとしてのボルトである。
【0010】次に取付方法について説明する。まず、受
け梁(8)に左右の取付金具(14)をボルト(16)により仮固
定する。すなわち、ボルト(16)を取付金具(14)に設けら
れた上下方向の長孔(14a)に挿入し、受け梁(8)の両側に
配設された固定片(8c)の上記ネジ穴(8d)に螺入する。次
に、基準線と受け梁(8)の関係寸法を出し、アンカーボ
ルト孔を躯体(5)に明け、アンカーボルト(15)を打ち込
み、取付金具(14)を固定する。その後敷居(7)を受け梁
(8)に乗せ、ジャッキボルト(17)により敷居(7)の上下方
向の芯出しおよび左右方向の水平出しを行なう。このと
きのジャッキボルトの操作は、敷居(7)の貫通孔(7b)よ
り行なう。この作業が終了すると、ボルト(16)を締め付
けて、受け梁の芯出し固定を完了する。次いで、敷居を
受け梁の所定の位置に装着し、長手方向に沿って左右に
摺動させながら、図2の一点鎖線に示すように、上記敷
居の長手端部(7d)を上記取付金具の垂直取付部(14V)に
当接させることにより、敷居の位置決めを行うと共に枠
等の組立を従来と同様に実施する。
【0011】実施例2. なお、上記実施例では、受け梁と取付金具の固定は、固
定片(8c)に設けられたネジ穴(8d)で行なっていたが、固
定片(8c)に前後方向の長穴(8f)を設けると共に、固定片
(8c)の内側にジャッキボルト(17)を設けて固定すること
により、前後方向の芯出しが容易になり、上記実施例と
同様の効果が得られる。
【0012】実施例3. また上記実施例では、固定片を垂直取付部に固定する固
定ネジとして固定ボルト(16)を用いたが、固定片から突
設された図示されない植込ボルトに対し、ナットで固定
するようにしても同様の効果が得られる。
【0013】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、板状
の水平基部およびこの水平基部から立ち上げた垂直取付
部からなり、上記水平基部が上記乗り場の床を構成する
建築躯体に固定される取付金具と、上記水平基部の上面
に設けた複数のジャッキボルトにより昇降自在に配置さ
れ、かつ上記敷居を上記戸の開閉方向へ摺動可能に装着
できる受け梁と、この受け梁の一部であって上記垂直取
付部に対向して配置される固定片と、この固定片と上記
垂直取付部とを締結する固定ネジとを備えたことによ
り、受け梁と鉄筋との溶接固定を行うことなく、複数の
ジャッキボルトにより受け梁の芯出しと水平出しが行え
るばかりでなく、ジャッキボルトが受け梁の支持点とな
り強度が大巾に向上する効果がある。
【0014】また、受け梁の長手方向に沿って左右に摺
動自在に備えた敷居を摺動させて上記敷居の長手端部を
上記取付金具の垂直取付部に当接させる如くしたことに
より、敷居の左右方向の位置決めが容易に行える効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による床部の縦断面図。
【図2】この発明の一実施例による受け梁、取付金具の
平面図。
【図3】この発明の一実施例による固定片の平面図。
【図4】従来の一実施例による床部の正面図。
【図5】従来の一実施例による床部の縦断面図。
【符号の説明】
5 躯体 7 敷居7d 敷居の長手端部 8 受け梁 8c 固定片 8d ネジ穴 8e ネジ穴 14 取付金具 14H 取付金具の水平基部 14V 取付金具の垂直取付部 14a 縦長孔 14b アンカーボルト固定用孔 15 アンカーボルト 16 固定ネジ(ボルト) 17 ジャッキボルト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベーターの乗り場の戸の下方を案内
    する敷居の取付構造において、板状の水平基部およびこ
    の水平基部から立ち上げた垂直取付部からなり、上記水
    平基部が上記乗り場の床を構成する建築躯体に固定され
    る取付金具と、上記水平基部の上面に設けた複数のジャ
    ッキボルトにより昇降自在に配置され、かつ上記敷居を
    上記戸の開閉方向へ摺動可能に装着できる受け梁と、こ
    の受け梁の一部であって上記垂直取付部に対向して配置
    される固定片と、この固定片と上記垂直取付部とを締結
    する固定ネジとを備え、上記取付金具を建築の基準線を
    基にして上記建築躯体の所定位置に固定し、次いで芯出
    しをした上記受け梁を上記ジャッキボルトと上記固定ネ
    ジとにより上記取付金具に固定し、次いで上記受け梁に
    上記敷居を装着し、この敷居を摺動させて上記敷居の長
    手端部を上記取付金具の垂直取付部に当接させる如くし
    ことを特徴とするエレベーター用敷居の取付構造。
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CN104291195A (zh) * 2014-10-29 2015-01-21 康力电梯股份有限公司 一种电梯层门地坎装置
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WO2021075053A1 (ja) * 2019-10-18 2021-04-22 株式会社日立製作所 エレベータの乗場敷居装置及びこれを備えたエレベータ装置

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