JP2006077440A - スチールハウスにおける開口部の枠体の上部構造 - Google Patents

スチールハウスにおける開口部の枠体の上部構造 Download PDF

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秀夫 清水
Yasuo Ichinohe
康生 一戸
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Abstract

【課題】 まぐさを無くすことができるとともに、開口部の開口高さを自由に設定でき、かつ外装材等を段差なく設けることができるスチールハウスにおける開口部の枠体の上部構造を提供する。
【解決手段】 左右のたて枠材11と、これらのたて枠材11の上端に掛け渡された上枠材12と、この上枠材12の下側に間隔をおいてかつ左右のたて枠材11間に設けられたよこ枠材13と、上枠材12とよこ枠材13との間に設けられた束材14と、左右のたて枠材11、上枠材12、よこ枠材13および束材14に渡って、前面および後面の少なくとも一方に設けられた面材15とからなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スチールハウスにおける開口部の枠体の上部構造に関する。
スチールハウスにおいて、窓あるいは出入り口などの壁の開口部の枠体の上部には、従来、まぐさと垂れ壁とが設けられている。まぐさは、開口部において上部荷重を受ける梁の機能を有するものであり、垂れ壁は、開口高さを調整するために、まぐさの下側あるいは上側に設けられる壁である。
図5は、このような開口部の枠体の上部構造の一例を示す図である。
同図に示すように、左右のたて枠材1の上端に溝形鋼からなる上枠材2が掛け渡され、この上枠材2の下側にまぐさ3および垂れ壁4が設けられている。
まぐさ3は、2つのリップ溝形鋼からなる。これらの2つのリップ溝形鋼は、開口部を対向させてかつ少しの間隔をおいて、または開口部を外側にしてウェブを背中合わせにして(図示せず)、左右のたて枠材1の間に配置されており、各リップ溝形鋼の各ウエブがそれぞれ、上枠材2の前後の各フランジにねじにより固定されている。また、各リップ溝形鋼の左右の両端部はそれぞれ、各たて枠材1に固定された溝形鋼からなるまぐさ受け金具5にねじにより固定されている。
垂れ壁4は、溝形鋼からなる2つのよこ枠材6と、リップ溝形鋼からなる複数個の束材7とから構成されている。2つのよこ枠材6は、上下に間隔をおいてかつ開口部を対向させて、左右のたて枠材1の間に配置されており、これらの2つのよこ枠材6の間に束材7が間隔をおいて配置されている。まぐさ3の各リップ溝形鋼の下側の各フランジに、上側のよこ枠材6のウエブがねじにより固定されている。また、各束材7の前後のフランジの上端部および下端部にそれぞれ、上側および下側のよこ枠材6の前後のフランジがねじにより固定されている。また、たて枠材1に接して配置された束材7は、そのウエブがたて枠材1にビスにより固定されている。
左右のたて枠材1、上枠材2、まぐさ3および垂れ壁4に渡って、上部構造の前面には、構造用合板等の面材8が、ビスにより固定されている。
しかしながら、この開口部の枠体の上部構造においては、まぐさ3と垂れ壁4とが設けられているので、これらを製作するために部品数と製作工数が多くなり、部品コストおよび製作コストが高くなるという問題がある。
このため、図6に示すように、断面形状がコ字状のC型鋼材からなるまぐさ梁9を用い、開口部を構成する枠体10の上部にこのまぐさ梁9を嵌め込むようにし、これにより部品数を少なくして、部品コストおよび製作コストを低減することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この開口部の枠体の上部構造にあっては、図7に示すように、前面および後面において、まぐさ梁9と枠体10との間に段差があるので、外装材Gあるいは内装下地材Nなどをねじにより取り付けると、まぐさ梁9のある部分とない部分とで段差が生じるという問題がある。特に、石膏ボードなどの内装下地材Nに段差が生じると、ビニールクロス貼りなどの内装材の仕上げ面精度に影響するので大きな問題となる。
一方、特許文献2には、耐力壁パネルの上部に設ける臥梁を薄板軽量形鋼の組み合わせ材や形鋼等で構成し、この臥梁と耐力壁パネルおよび床パネルとの間をボルト接合し、開口部上部のまぐさを設けず臥梁直下まで開口することが記載されている。
しかしながら、このような構成では、臥梁と耐力壁パネル等とをボルト接合する必要があり、組み立てに手間がかかるとともに、開口部の開口高さが臥梁直下までの高さのみの設定となり、開口部の設計が制約されるという問題がある。
特開2002−339503号公報 特開2003−147852号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、まぐさを無くすことができるとともに、開口部の開口高さを自由に設定でき、かつ外装材等を段差なく設けることができるスチールハウスにおける開口部の枠体の上部構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のスチールハウスにおける開口部の枠体の上部構造は、左右のたて枠材と、これらのたて枠材の上端に掛け渡された上枠材と、この上枠材の下側に間隔をおいてかつ前記左右のたて枠材間に設けられたよこ枠材と、前記上枠材と前記よこ枠材との間に設けられた束材と、前記左右のたて枠材、前記上枠材、前記よこ枠材および前記束材に渡って、前面および後面の少なくとも一方に設けられた面材とからなることを特徴とする。
面材としては、構造用合板等を用いることができる。
また、面材を薄鋼板と構造用合板とにより構成するようにしても良い(請求項2)。このようにすると、強度が高まる。薄鋼板は、必要な強度に応じて例えば1mm前後の厚みのものを選択すれば良い。
本発明のスチールハウスにおける開口部の枠体の上部構造によれば、まぐさを設けなくても十分に上部荷重を支持することができるので、部品数と製作工数を少なくすることができ、部品コストおよび製作コストを低減することができる。また、束材の高さを変えることにより、自由に開口部の開口高さを設定することができる。さらに、本発明の開口部の枠体の上部構造の前後面に内装下地材あるいは外装材などを設けても、これらに段差を生じることがない。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
本発明の実施の形態に係るスチールハウスにおける開口部の枠体の上部構造は、図1ないし図3に示すように、左右のたて枠材11と、これらのたて枠材11の上端に掛け渡された上枠材12と、この上枠材12の下側に間隔をおいてかつ左右のたて枠材11間に設けられたよこ枠材13と、上枠材12とよこ枠材13との間に設けられた複数個の束材14と、左右のたて枠材11、上枠材12、よこ枠材13および束材14に渡って、前面に設けられた面材15から構成されている。
上枠材12は、溝形鋼からなるものであり、開口部を下側にして、左右のたて枠11の上端を覆うようにして配置されている。
よこ枠材13は、上枠材12と同寸法の溝形鋼からなるものであり、長さが左右のたて枠11間の寸法に設定されている。このよこ枠材13は、開口部を上側にして、上枠材12に対向して配置されている。
複数個の束材14はともに、同寸法のリップ溝形鋼からなるもので、たて枠材11に開口部を向けて垂直に配置されている。各束材14は、上枠材12内およびよこ枠材13内にそれぞれ、上端部および下端部が挿入され、上枠材12およびよこ枠材13の各ウエブにそれぞれ、束材14の上端および下端が当接しているとともに、上枠材12およびよこ枠材13のフランジの内側にそれぞれ、束材14のフランジが重なっている。
面材15は、1つの構造用合板からなるものである。この面材15を取り付ける固定具としてのねじ(ドリリングタッピンねじ)16は、この面材15側からたて枠材11、上枠材12のフランジ、よこ枠材13のフランジおよび束材14のフランジに打ち込まれ、これによりたて枠1に上枠材12のフランジを固定するねじ、ならびに、上枠材12のフランジおよびよこ枠材13のフランジにそれぞれ各束材14のフランジを固定するねじを、面材15を固定するねじ16が兼用している。打ち込まれたねじ16のねじ頭は、構造用合板の面材16に埋まっている。
このように構成されたスチールハウスにおける開口部の枠体の上部構造にあっては、まぐさを設けなくても十分に上部荷重を支持することができるので、部品数と製作工数を少なくすることができ、部品コストおよび製作コストを低減することができる。さらに、束材14の高さを変えることにより、自由に開口部の開口高さを変えることができる。さらには、この上部構造の前面には面材15が設けられているので、外装材を設けても、これらに段差を生じない。また、この上部構造の後面は、上枠材12のフランジとよこ枠材13のフランジとが同一平面上に位置しているので、内装下地材を設けても、これらに段差を生じない。加えて、たて枠材1に上枠材12のフランジを固定するねじ、ならびに、上枠材12のフランジおよびよこ枠材13のフランジにそれぞれ各束材14のフランジを固定するねじを、構造用合板の面材15を固定するねじ16が兼用しているので、打ち込まれたねじ16のねじ頭が面材15に埋まり、出っ張ることがなく、外装材を支障なく取り付けることができる。
なお、各部材を仮止めする場合には、頭の出ない仮止め用のリベットを用いたり、スポット溶接等の方法により、本発明の効果が更に効率良く発揮される。
また、図4に示すように、構造用合板の面材15に補強用として面材15の後側に薄鋼板18を重ねて設けるようにしてもよい。この場合も、前述の実施の形態と同様に、前面および後面にそれぞれ、外装材Gおよび内装下地材Nを設けても、これらに段差が生じない。
本発明の実施の形態に係るスチールハウスにおける開口部の枠体の上部構造を示す図であって、要部の斜視図である。 図1の要部の縦断面図である。 図1の要部の縦断面図であって、ねじによる固定状態を示す図である。 本発明の変形例を示す要部の縦断面図である。 従来のスチールハウスにおける開口部の枠体の上部構造の一例を示す図であって、要部の斜視図である。 他の従来例を示す分解斜視図である。 図6の要部の縦断面図である。
符号の説明
11 たて枠材
12 上枠材
13 よこ枠材
14 束材
15 面材

Claims (2)

  1. 左右のたて枠材と、これらのたて枠材の上端に掛け渡された上枠材と、この上枠材の下側に間隔をおいてかつ前記左右のたて枠材間に設けられたよこ枠材と、前記上枠材と前記よこ枠材との間に設けられた束材と、前記左右のたて枠材、前記上枠材、前記よこ枠材および前記束材に渡って、前面および後面の少なくとも一方に設けられた面材とからなることを特徴とするスチールハウスにおける開口部の枠体の上部構造。
  2. 前記面材が薄鋼板と構造用合板からなることを特徴とする請求項1に記載のスチールハウスにおける開口部の枠体の上部構造。
JP2004261556A 2004-09-08 2004-09-08 スチールハウスにおける開口部の枠体の上部構造 Withdrawn JP2006077440A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006336410A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Sumitomo Metal Ind Ltd 枠組壁工法による木造建物および開口付き枠組壁

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