JP6951700B2 - 天井吊り金具及び多階層建物の躯体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、天井吊り金具及び多階層建物の躯体構造に関する。
従来、H形梁に固定され且つ野縁及び野縁受を介して天井下地材を吊り下げる天井吊り金具の一例が、特許文献1に開示されており、C形梁に固定され且つ野縁及び野縁受を介して天井下地材を吊り下げる天井吊り金具(以下、金具)の一例が、特許文献2に開示されている。
特開平9−228541 特開平10−102670
複数種類の金具が存在していると、以下のような問題が発生する。まず、梁がH形梁又はC形梁であるかに応じて、対応する金具を探す手間が発生する。また、H形梁用の金具とC形梁用の金具との間で、梁及び野縁受への取付手順及び取付角度が異なっている。そのため、例えば、同一の野縁受にH形梁用の金具とC形梁用の金具とが同時に取り付けられる場合に、通常と異なる取付手順が要求されたり、通常と異なる無理な取付角度で金具の取付が行われる場合が発生する。つまり、金具の取付作業が困難になっている。さらに、複数種類の金具を準備しておく必要があるため、金具の在庫管理を含む建物の製造コストの抑制が困難である。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、梁及び野縁受への取付作業が困難になることを防止できる天井吊り金具を提供することである。
(1) 本発明に係る天井吊り金具は、梁ネジ孔及び野縁受孔を有し且つ第1方向に沿って延びる第1板状部、及び、上記第1板状部と垂直な第2方向に沿って延び且つ固定溝を有する第2板状部を備える本体と、上記梁ネジ孔に螺合する梁ネジと、上記野縁受孔に螺合する野縁受ネジと、上記野縁受ネジに螺合する複数の野縁受ナットと、を備えており、上記固定溝は、上記第1方向に延び且つ上記第1方向の一方向きに上記第2板状部の外部へ開口する第1溝と、上記第1溝に開口し且つ上記第2方向に延びる第2溝と、を有し、上記梁ネジ孔は、上記第1方向において上記第1溝と重なる位置にあり、上記野縁受孔は、上記第1方向において上記第1溝よりも上記第1方向の他方向きに離れた位置にある。
上記構成によれば、第2板状部が第1溝及び第2溝を有するので、H形梁及びC形梁のフランジが第1溝内に挿入可能であり、C形梁のリップが第2溝内に挿入可能である。そのため、上記構成に係る天井吊り金具は、H形梁及びC形梁のいずれにも固定可能である。H形梁用の天井吊り金具及びC形梁用の天井吊り金具を併存させる必要がないので、天井吊り金具の取付作業の複雑化が防止される。
(2) 好ましくは、上記第1溝は、上記第1方向において上記第2溝を所定距離だけ超えて形成され、上記第1溝と上記第2溝とを合わせた形状は、T字形状である。
上記構成によれば、上記第1溝は、上記第1方向において上記第2溝を所定距離だけ超えて形成されているので、H形梁のフランジの端面が第1溝に当接する位置と、C形梁のリップの表面が第2溝に当たる位置とが異なっている。そのため、同一の野縁受が天井吊り金具を介して直列に配置されたH形梁及びC形梁に支持される場合に、C形梁のリップの端面がH形梁のフランジの端面から離れていても、この離間距離に合わせて所定距離を設定することで、同一種類の天井吊り金具により無理なく野縁受がH形梁及びC形梁の双方に支持される。
(3) 本発明に係る多階層建物の躯体構造は、最上階の天井下地材を支持する最上構造部分と、上記最上階を除く他の階の上記天井下地材を支持する中間構造部分と、を備える多階層建物の躯体構造であって、上記最上構造部分は、フランジを有するH形梁と、上記H形梁に固定され且つフランジ及びリップを有するC形梁と、上記H形梁及び上記C形梁のそれぞれに固定された最上天井吊り金具と、上記最上天井吊り金具に固定された野縁受と、上記野縁受及び上記天井下地材に固定された野縁と、を備えており、上記中間構造部分は、上記H形梁と、上記C形梁と、上記H形梁及び上記C形梁のそれぞれに固定された中間天井吊り金具と、上記中間天井吊り金具に固定された上記野縁受と、上記野縁受及び上記天井下地材に固定された野縁と、を備えており、上記最上天井吊り金具及び上記中間天井吊り金具はそれぞれ、梁ネジ孔及び野縁受孔を有し且つ水平方向に沿って延びる水平部、及び、上記水平部と垂直な上下方向に沿って延び且つ固定溝を有する鉛直部を備える本体と、上記梁ネジ孔に螺合し且つ上記固定溝と協働して上記本体に上記H形梁又は上記C形梁のフランジを固定する上記梁ネジと、上記野縁受孔に螺合する野縁受ネジと、上記野縁受ネジに螺合し且つ上記野縁受ネジと協働して上記本体に上記野縁受を固定する複数の野縁受ナットと、を備えており、上記固定溝は、上記水平方向に延び且つ上記水平方向の一方向きに上記鉛直部の外部へ開口する水平溝と、上記水平溝に開口し且つ上記上下方向に延びる鉛直溝と、を有し、上記梁ネジ孔は、上記水平方向において上記固定溝と重なる位置にあり、上記野縁受孔は、上記水平方向において上記固定溝よりも上記水平方向の他方向きに離れた位置にあり、上記中間天井吊り金具は、上記野縁受ネジと上記水平部との間に配置された防振ゴム部材を有する。
上記構成によれば、鉛直部が水平溝及び鉛直溝を有するので、H形梁のフランジ及びC形梁のフランジ及びリップが水平溝内に挿入可能であり、C形梁のリップが鉛直溝内に挿入可能である。そのため、上記構成に係る天井吊り金具は、H形梁及びC形梁のいずれにも固定可能である。H形梁用の天井吊り金具及びC形梁用の天井吊り金具を併存させる必要がないので、天井吊り金具の取付作業の複雑化が防止される。また、天井及び床を支持する中間構造部分に設けられた中間天井吊り金具が防振ゴム部材を備えるので、防振ゴム部材により、床に加えられた振動が低減され、この振動の天井への伝達が抑制される。
(4) 好ましくは、上記最上天井吊り金具は、上記水平部である第1水平部、第2水平部、及び第3水平部と、上記鉛直部である第1鉛直部及び第2鉛直部を有しており、上記第1水平部、上記第1鉛直部、上記第2水平部、上記第2鉛直部、及び上記第3水平部が順に接続されており、上記第1水平部に上記第3水平部が重ねられている。
上記構成によれば、第1水平部、第1鉛直部、第2水平部、第2鉛直部、及び第3水平部が順に接続され、第1水平部に第3水平部が重ねられているので、板状に構成された最上天井吊り金具の剛性が強化されている。天井下地材を支持するのに要する剛性を失うことなく最上天井吊り金具の高さが低減されるので、最上構造部分の高さの増大が抑制される。
(5) 好ましくは、上記中間天井吊り金具の上記鉛直部の表面には、凹凸が形成されている。
上記構成によれば、鉛直部の表面には、凹凸が形成されているので、中間天井吊り金具の剛性が強化されている。そのため、天井下地材を支持するのに要する剛性を失うことなく中間天井吊り金具の構造の複雑化が抑制される。
(6) 好ましくは、上記最上天井吊り金具及び上記中間天井吊り金具の少なくとも一方において、上記水平溝は、上記水平方向において上記鉛直溝を所定距離だけ超えて形成され、上記水平溝と上記鉛直溝とを合わせた形状は、T字形状である。
上記構成によれば、上記水平溝は、上記水平方向において上記鉛直溝を所定距離だけ超えて形成されているので、H形梁のフランジの端面が水平溝に当接する位置と、C形梁のリップの表面が鉛直溝に当たる位置とが異なっている。そのため、同一の野縁受が天井吊り金具を介して直列に配置されたH形梁及びC形梁に支持される場合に、C形梁のリップの端面がH形梁のフランジの端面から離れていても、この離間距離に合わせて所定距離を設定することで、同一種類の天井吊り金具により無理なく野縁受がH形梁及びC形梁の双方に支持される。
(7) 好ましくは、上記最上構造部分及び上記中間構造部分の少なくとも一方において上記H形梁及び上記C形梁が直列に配置されており、上記水平方向における上記C形梁の上記リップの端面と上記水平方向における上記H形梁の上記フランジの端面との離間距離が、上記所定距離と同一または当該所定距離よりも小さい。
上記構成によれば、水平溝が鉛直溝を超えた所定距離が、直列に配置されたC形梁及びH形梁の端面間の離間距離と同一又は当該離間距離よりも小さい。ここで、中間天井吊り金具のC形梁に対する取付位置は、鉛直溝の水平方向における幅内に限定され、中間天井吊り金具のH形梁に対する取付位置は、水平溝の水平方向における幅内に限定される。中間天井吊り金具のH形梁に対する取付位置は、水平方向の一方向きには梁ネジ孔から外れない範囲で自由に変更でき、水平方向の他方向きには所定距離の範囲内で自由に変更できる。離間距離が所定距離と同一または当該所定距離よりも小さいので、中間天井吊り金具のH形梁に対する取付位置を変更することにより、C形梁に固定された中間天井吊り金具の位置とH形梁に固定された中間天井吊り金具の位置とが水平方向において揃えられる。C形梁に固定された中間天井吊り金具の位置とH形梁に固定された中間天井吊り金具の位置とが水平方向において揃うと、同一の野縁受がC形梁に固定された中間天井吊り金具とH形梁に固定された中間天井吊り金具との双方に歪み無く取り付けられる。そのため、同一種類の天井吊り金具により無理なく野縁受がH形梁及びC形梁の双方に支持されうる。
本発明に係る天井吊り金具は、梁及び野縁受への取付作業が困難になることを防止できる。
図1は、本発明の実施形態に係る多階層建物の躯体構造100を示す正面図である。 図2は、本発明の本実施形態に係る第1中間構造部分13を第2水平方向9から視た図である。 図3は、本発明の本実施形態に係る第1中間構造部分13を第1水平方向8から視た図である。 図4は、本発明の本実施形態に係る中間天井吊り金具23の斜視図である。 図5は、本発明の本実施形態に係る第1中間構造部分13の斜視図である。 図6は、本発明の本実施形態に係る第1中間構造部分13を第2水平方向9から視た図である。 図7は、本発明の本実施形態に係る第1中間構造部分13を第1水平方向8から視た図である。 図8は、本発明の本実施形態に係る最上構造部分15を第2水平方向9から視た図である。 図9は、本発明の本実施形態に係る最上構造部分15を第1水平方向8から視た図である。 図10は、本発明の本実施形態に係る最上天井吊り金具64の斜視図である。 図11は、本発明の本実施形態に係る最上構造部分15の斜視図である。 図12は、本発明の本実施形態に係る最上構造部分15を第2水平方向9から視た図である。 図13は、本発明の本実施形態に係る最上構造部分15を第1水平方向8から視た図である。 図14は、本発明の本実施形態に係る第1中間構造部分においてH形梁21及びC形梁22が直列に配置された構造部分を示す平面図である。 図15は、本発明の本実施形態に係る第1中間構造部分においてH形梁21及びC形梁22が直列に配置された構造部分における第1水平方向の位置関係を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態が説明される。なお、各実施形態は、本発明の一実施態様にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施態様が変更できることは言うまでもない。
[実施形態に係る多階層建物の躯体構造100]
図1を参照して、本発明の実施形態に係る多階層建物の躯体構造100が説明される。本実施形態に係る多階層建物は、3階層の建物である。躯体構造100は、基礎10、複数の柱11、最下構造部分12、第1中間構造部分13、第2中間構造部分14、及び最上構造部分15を備えている。最下構造部分12と第1中間構造部分13との間に、1階の室内16が構成されている。第1中間構造部分13と第2中間構造部分14との間に、2階の室内17が構成されている。第2中間構造部分14と最上構造部分15との間に、3階の室内18が構成されている。
図1に示されるように、最下構造部分12は、1階の床下地材19を複数の柱11に対して支持する水平構造部分である。第1中間構造部分13は、1階の天井下地材20及び2階の床下地材19を複数の柱11に対して支持する水平構造部分である。第2中間構造部分14は、2階の天井下地材20及び3階の床下地材19を複数の柱11に対して支持する水平構造部分である。最上構造部分15は、3階の天井下地材20を複数の柱11に対して支持する水平構造部分である。第1中間構造部分13、第2中間構造部分14、及び最上構造部分15はいずれも、複数のH形梁21(図2、図8等)及び複数のC形梁22(図5、図11等)を備えている。
第1中間構造部分13及び第2中間構造部分14は、中間天井吊り金具23を備えている。最上構造部分15は、最上天井吊り金具64を備えている。中間天井吊り金具23及び最上天井吊り金具64はいずれも、天井下地材20をH形梁21又はC形梁22に吊り下げる金具である。中間天井吊り金具23の構造と最上天井吊り金具64の構造とは部分的に異なっているため、これらの金具23、64には異なる符号が付されている。
図2から図7を参照して、第1中間構造部分13が説明される。第1中間構造部分13は、H形梁21(図2、図3、図5)と、C形梁22(図5から図7)と、を備えている。第1中間構造部分13は、天井下地材20がC形梁22を介することなくH形梁21に支持される構造部分と、天井下地材20がC形梁22を介してH形梁21に支持される構造部分と、を有している。
以下の説明では、施工された多階層建物の姿勢を基準として、上下方向7が定義されている。また、上下方向7に直交する水平面内に含まれる2つの方向として、第1水平方向8及び第2水平方向9が定義されている。第1水平方向8及び第2水平方向9は互いに直交する方向である。第1水平方向8は、H形梁21又はC形梁の短手方向として定義されており、第2水平方向9は、H形梁21又はC形梁の長手方向として定義されている。したがって、上下方向7は、全図において同一の方向であるが、第1水平方向8及び第2水平方向9は図毎に定義された方向であり、異なる図の間では第1水平方向8及び第2水平方向9が異なる場合がある。
まず、第1中間構造部分13において、天井下地材20がC形梁22を介することなくH形梁21に支持される構造部分が、説明される。この構造部分では、図2、図3に示されるように、第1中間構造部分13は、H形梁21と、H形梁21に固定された中間天井吊り金具23と、中間天井吊り金具23に固定された野縁受24と、野縁受24及び天井下地材20に固定された野縁25と、を備えている。
図2、図3、図5に示されるように、H形梁21は、長手のH形鋼である。H形梁21は、長手方向に沿って延びる平行な板状部分である2つのフランジ26と、長手方向に沿って延び且つ2つのフランジ26の中央部同士を連結するウェブ27と、を備えている。
図2、図3、図5に示されるように、野縁受24は、長手の溝形綱である。野縁受24は、長手方向に沿って延びる平行な板状部分である2つのフランジ28と、長手方向に沿って延び且つ2つのフランジ28の端部同士を連結するウェブ29と、を備えている。フランジ28には、長手方向に沿って間隔を空けてボルト挿通孔28a(図5)が形成されている。
図2、図3に示されるように、野縁25は、矩形状の断面を有する長手の筒材である。野縁25は、2つの板状の当接部30と、2つの板状の取付部31と、を有している。当接部30及び取付部31は交互に位置している。1つの当接部30は野縁受24のフランジ28に当接している。取付部31の外面には、長手方向に沿って係止溝32が形成されている。
図2、図3に示されるように、天井下地材20は、矩形の板状部材であり、例えば石膏ボードである。天井下地材20は、野縁25の当接部30に当接した状態で、ビスによって野縁25に固定される。
図2、図3に示されるように、第1中間構造部分13は、野縁25を野縁受24に固定する野縁支持具33を備えている。野縁支持具33は、板状の支持具本体34と、2つの板状の野縁取付部35と、2つの鉤状の野縁受取付部36と、を備えている。2つの野縁取付部35は、支持具本体34の両端部からそれぞれ突出している。支持具本体34及び2つの野縁取付部35の全体形状は、溝形状となっている。各野縁取付部35は、内側に突出する突出部37を有している。支持具本体34に野縁25の当接部30が当接した状態で、各突出部37が野縁25の各係止溝32に係合することで、野縁25が野縁支持具33に固定される。2つの野縁受取付部36は、野縁取付部35が支持具本体34から突出する向きとは反対の向きに、支持具本体34から突出している。各野縁受取付部36は鉤状であり、各野縁受取付部36と支持具本体34との間に野縁受24のフランジ28を挿入することで、野縁受取付部36はフランジ28に係合できる。このようにして野縁支持具33が野縁受24に固定されるので、結果として、野縁25が野縁受24に固定される。
図2から図4に示されるように、中間天井吊り金具23は、本体38、梁ネジ39、野縁受ネジ40、野縁受ナット41、2つの野縁受ナット42、及び防振ゴム部材54を備えている。
本体38は、水平部43(第1板状部の一例)及び2つの鉛直部44(第2板状部の一例)を有している。
水平部43は、矩形の板状部分であり、第1水平方向8(第1方向の一例)に沿って延びている。水平部43は、上下方向7に延びる梁ネジ孔45及び野縁受孔46を有している。梁ネジ孔45の内周面にはネジが形成されており、梁ネジ孔45には梁ネジ39が螺合可能である。野縁受孔46には、野縁受ネジ40が挿通可能である。梁ネジ孔45及び野縁受孔46は、第1水平方向8に沿って離間して位置している。
各鉛直部44は、台形状の板状部分であり、水平部43の第2水平方向9の端部から上下方向7(第2方向の一例)に沿って延びている。2つの鉛直部44は互いに平行である。各鉛直部44は、第1水平方向8の一方向き8Aに開口する固定溝47を有している。各鉛直部44の第2水平方向9の外向きの表面には凸部50が形成され、各鉛直部44の第2水平方向9の井内向きの表面には凹部51が形成されている。例えば、鉛直部44をプレス加工することにより、凸部50及び凹部51が鉛直部44に形成される。鉛直部44に凸部50及び凹部51が形成されることにより、凸部50及び凹部51が形成されない場合と比べて、鉛直部44の剛性が強化されている。
図4に示されるように、固定溝47は、水平溝48(第1溝の一例)及び鉛直溝49(第2溝の一例)を有している。水平溝48は、第1水平方向8に延びている。水平溝48は、第1水平方向8の一方向き8Aに鉛直部44の外部へ開口している。鉛直溝49は、上下方向7に延びている。鉛直溝49は、水平溝48に開口しており、すなわち水平溝48につながっている。水平溝48は水平部43の上方に位置し、鉛直溝49は水平部48の上方に位置している。
水平溝48は、端面48a、上面48b、上面48c、及び下面48dを有する。端面48aは、第1水平方向8において一方向き8Aと反対の他方向き8Bに位置し、上下方向7に延びる面である。2つの上面48b及び上面48cと、下面48cとは、それぞれ、第1水平方向8に延び且つ上下方向7において対向する面である。上面48bは鉛直溝49よりも一方向き8Aに位置し、上面48cは鉛直溝49よりも他方向き8Bに位置する。
鉛直溝49は、他方面49a、一方面49b、及び端面49cを有する。他方面49a及び一方面49bは、上下方向7に延び且つ第1水平方向8において対向する面である。他方面49aは鉛直溝49の他方向き8Bに位置し、一方面49bは鉛直溝49の一方向き8Aに位置する。
水平溝48は、第1水平方向8において、鉛直溝49を所定距離101(図4参照)だけ超えて形成されている。すなわち、水平溝48の端面48aと鉛直溝49の他方面49aとの距離が、所定距離101である。したがって、第2水平方向9から視て、水平溝48及び鉛直溝49が合わせられた固定溝47の全体形状は、逆T字状である。
水平部43の梁ネジ孔45は、第1水平方向8において固定溝47と重なる位置にある。一方、水平部43の野縁受孔46は、固定溝47よりも第1水平方向8の他方向き8Bに離れた位置にある。他方向き8Bは、一方向き8Aとは反対の向きである。つまり、梁ネジ孔45に螺合した梁ネジ39は、第1水平方向8において固定溝47と重なる位置にあるが、野縁受孔46に螺合した野縁受ネジ40は、第1水平方向8において固定溝47と重なる位置にない。
梁ネジ39は、ネジが形成された軸部52と、軸部52の一端部に固定された頭部53と、を有する。
野縁受ネジ40は、ネジが形成された軸部である。野縁受ネジ40には、3つの野縁受ナット41が螺合されている。
防振ゴム部材54は、ゴム製の筒状部材である。防振ゴム部材54の上端部の内側には、円環状の皿バネ座金55が嵌め込まれている。皿バネ座金55の上側には、野縁受ナット41が回転可能に支持されている。なお、野縁受ナット41は、皿バネ座金55に支持されることなく、皿バネ座金55とは別体であってもよい。防振ゴム部材54の下端部の外側には、矩形の板状の外形を有する角座金56が嵌め込まれている。角座金56は、例えばカシメ加工により水平部43の上面に固定されている。そのため、皿バネ座金55、防振ゴム部材54、及び角座金56の全体が本体38に固定されている。また、皿バネ座金55、防振ゴム部材54、皿バネ座金55、及び水平部43に野縁受ネジ40が挿入され、野縁受ネジ40の上端部に野縁受ナット41が螺合されている。このようにして、野縁受ネジ40が防振ゴム部材54を介して本体38に吊り下げ支持されている。2つの鉛直部44の上端面44a(図4参照)は、防振ゴム部材54の上面、野縁受ナット41の上面、及び野縁受ネジ40の上端面よりも、上方に位置する。
2つの野縁受ナット42は、水平部43の下方に位置している。野縁受ナット42は、フランジナットであり、円環状のフランジ部57を有している。
図2、図3に示されるように、中間天井吊り金具23は、H形梁21に固定され、野縁受24を支持している。
中間天井吊り金具23は、H形梁21に以下のようにして固定されている。固定溝47の水平溝48の上下方向7に沿った幅は、H形梁21のフランジ26の上下方向7に沿った幅よりも大きい。したがって、水平溝48内に、H形梁21のフランジ26が第1水平方向8に沿って挿入可能である。フランジ26は、例えば、固定溝47の第1水平方向8の端面48aに当接する位置まで、水平溝48内に挿入される。この状態で、梁ネジ39が水平部43の梁ネジ孔45に取り付けられて締め付けられることで、梁ネジ39の軸部52の上面がフランジ26の下面26bに当接する。フランジ26の上面26aが水平溝48の上面48b、48cに当接するまで梁ネジ39が締め付けられる。このようにして、梁ネジ39は、水平溝48と協働して、本体38にH形梁21を固定する。
中間天井吊り金具23は、野縁受24を以下のようにして支持している。野縁受24の上方のフランジ28のボルト挿通孔28aに、予め野縁受ナット42が取り付けられた野縁受ネジ40が挿通される。この状態で、野縁受ネジ40に下方から野縁受ナット42が取り付けられる。いずれか一方の野縁受ナット42が締め付けられることで、2つの野縁受ナット42同士が接近する。このようにして、2つの野縁受ナット42は、野縁受ネジ40にフランジ28を固定する。野縁受ネジ40は本体38に支持されているので、本体38は、野縁受ネジ40を介して野縁受24を支持する。
以上で説明したように、天井下地材20は野縁25に固定され、野縁25は野縁受24に固定され、野縁受24は中間天井吊り金具23に支持され、中間天井吊り金具23はH形梁21に固定されている。このようにして、天井下地材20がC形梁22を介することなくH形梁21に支持される構造部分における第1中間構造部分13が構成されている。
次に、第1中間構造部分13において、天井下地材20がC形梁22を介してH形梁21に支持される構造部分が、説明される。この構造部分では、図5から図7に示されるように、第1中間構造部分13は、H形梁21(図5)と、H形梁21に固定されたC形梁22(図6、図7)と、C形梁22に固定された中間天井吊り金具23と、中間天井吊り金具23に固定された野縁受24と、野縁受24及び天井下地材20に固定された野縁25と、を備えている。
図5から図7に示されるように、C形梁22は、長手のC形鋼である。C形梁22は、2つのフランジ58と、ウェブ59と、2つのリップ63と、を備えている。2つのフランジ58は、長手方向に沿って延びる平行な板状部分である。ウェブ59は、長手方向に沿って延び且つ2つのフランジ58の一端部同士を連結する。各リップ63は、各フランジ58の他端部からウェブ59と平行に延びている。2つのリップ63同士は、互いに接近する向きに延びている。
図5に示されるように、第1中間構造部分13は、H形梁21にC形梁22を連結する連結金具60を備えている。連結金具60は、板状の第1取付部61及び板状の第2取付部62を備えている。第2取付部62は第1取付部61の端部から第1取付部61と直交する向きに延びている。第1取付部61及び第2取付部62を合わせた連結金具60の全体形状はL字状である。第1取付部61は、H形梁21のウェブ27に固定されている。第2取付部62は、C形梁22のウェブ59に固定されている。
C形梁22は、2つの対向するH形梁21の間に配置され、各H形梁21に連結金具60を介して固定されている。C形梁22は、当該C形梁22が固定されたH形梁21に対して直交する方向に延びている。
中間天井吊り金具23は、C形梁22に以下のようにして固定されている。固定溝47の水平溝48の上下方向7における幅はC形梁22のリップ63の上下方向7における幅よりも大きく、固定溝47の水平溝48内に、リップ63及びフランジ58が挿入可能である。また、固定溝47の鉛直溝49の上下方向7における幅はC形梁22のリップ63の上下方向7における幅よりも大きい。さらに、鉛直溝49の第1水平方向8における幅は、リップ63の第1水平方向8における幅よりも大きい。そのため、リップ63は鉛直溝49内に挿入可能である。
リップ63は、第1水平方向8の一方向き8Aに位置する一方面63aと、他方向き8Bに位置する他方面63bと、を有する。リップ63は、例えば、リップ63の他方面63bが鉛直溝49の他方面49aに当接する位置まで、固定溝47内に挿入される。このとき、当然ながらフランジ58は水平溝48内に挿入されている。この状態で、梁ネジ39が水平部43の梁ネジ孔45に取り付けられて締め付けられることで、梁ネジ39の軸部52の上面がフランジ58の下面に当接する。フランジ58の上面が水平溝48の上面に当接するまで梁ネジ39が締め付けられる。このようにして、梁ネジ39は、水平溝48と協働して、本体38にC形梁22を固定する。
天井下地材20は野縁25に固定され、野縁25は野縁受24に固定され、野縁受24は中間天井吊り金具23に支持され、中間天井吊り金具23はH形梁21に固定されている。このようにして、天井下地材20がC形梁22を介してH形梁21に支持される構造部分における第1中間構造部分13が構成されている。
第2中間構造部分14も、第1中間構造部分13と同様の構成を有している。そのため、第2中間構造部分14に関する説明は省略される。
図8から図13を参照して、最上構造部分15が説明される。最上構造部分15は、H形梁21(図8、図9、図11)と、C形梁22(図11から図13)と、を備えている。最上構造部分15も、第1中間構造部分13と同様に、天井下地材20がC形梁22を介することなくH形梁21に支持される構造部分と、天井下地材20がC形梁22を介してH形梁21に支持される構造部分と、を有している。また、最上構造部分15は、第1中間構造部分13に用いられている中間天井吊り金具23の代わりに、最上天井吊り金具64を備えている。
まず、最上構造部分15において、天井下地材20がC形梁22を介することなくH形梁21に支持される構造部分が、説明される。この構造部分では、図8、図9に示されるように、最上構造部分15は、H形梁21と、H形梁21に固定された最上天井吊り金具64と、最上天井吊り金具64に固定された野縁受24と、野縁受24及び天井下地材20に固定された野縁25と、を備えている。
図8から図10に示されるように、最上天井吊り金具64は、本体38、梁ネジ39、野縁受ネジ40、2つの野縁受ナット77、及び2つの野縁受ナット42を備えている。最上天井吊り金具64は、中間天井吊り金具23が有する防振ゴム部材54を有しない。
本体65は、第1水平部66(第1板状部、水平部の一例)、第2水平部67(第1板状部、水平部の一例)、第3水平部68(第1板状部、水平部の一例)、第1鉛直部69(第2板状部、鉛直部の一例)、及び第2鉛直部70(第2板状部、鉛直部の一例)を有している。
第1水平部66、第2水平部67、及び第3水平部68はいずれも、矩形の板状部分であり、第1水平方向8(第1方向の一例)に沿って延びている。第1水平部66、第2水平部67、及び第3水平部68は互いに平行である。上方から下方に向けて、第1水平部66、第3水平部68、及び第2水平部67が順に配置されている。第1水平部66及び第3水平部68は、第2水平部67よりも第1水平方向8の他方向き8Bに延びている。第1水平部66、第2水平部67、及び第3水平部68の間で、第1水平方向8の一方向き8Aにおける端面の位置は、同一である。第1水平部66は、上下方向7に延びる野縁受孔71を有している。第2水平部67は、上下方向7に延びる梁ネジ孔72を有している。第3水平部68は、上下方向7に延びる野縁受孔73を有している。2つの野縁受孔71、73は上下方向7から視て重複する位置にある。野縁受ネジ40は、2つの野縁受孔71、73を挿通可能である。梁ネジ孔72の内周面にはネジが形成されており、梁ネジ孔72には梁ネジ39が螺合可能である。梁ネジ孔72と、2つの野縁受孔71、73とは、第1水平方向8に沿って離間して位置している。
第1鉛直部69及び第2鉛直部70はいずれも、矩形状の板状部分である。第1鉛直部69は、上下方向7(第2方向の一例)に延び、第1水平部66の第2水平方向9の一端部と第2水平部67の第2水平方向9の一端部とを接続している。第2鉛直部70は、上下方向7(第2方向の一例)に延び、第1水平部66の第2水平方向9の他端部と第2水平部67の第2水平方向9の他端部とを接続している。第1鉛直部69及び第2鉛直部70はそれぞれ、第1水平方向8の一方向き8Aに開口する固定溝74を有している。第1鉛直部69及び第2鉛直部70において、少なくとも水平溝75がある高さ位置より下方では、野縁受孔71、73の下方の領域が切り欠かれて、空間が形成されている。
第1水平方向8の一方向き8Aに向かって視て、第1水平部66、第1鉛直部69、第2水平部67、第2鉛直部70、及び第3水平部68が順に右回りに接続されている。第1水平部66に第3水平部68が重ねられている。本体65は、第1水平方向8から視て閉じるように構成されているので、本体65が開かれて構成されている場合と比べて、本体65の剛性が強化されている。
図10に示されるように、固定溝74は、水平溝75(第1溝の一例)及び鉛直溝76(第2溝の一例)を有している。水平溝75は、第1水平方向8に延びている。水平溝75は、第1水平方向8の一方向き8Aに第1鉛直部69又は第2鉛直部70の外部へ開口している。鉛直溝76は、上下方向7に延びている。鉛直溝76は、水平溝75に開口しており、すなわち水平溝75につながっている。鉛直溝76は、水平溝75の第1水平方向8の他方向き8Bの端部から、上方に形成されている。第2水平方向9から視て、水平溝75及び鉛直溝76が合わせられた固定溝74の全体形状は、L字状である。
水平溝75は、端面75a、上面75b、及び下面75dを有する。端面75aは、第1水平方向8において一方向き8Aと反対の他方向き8Bに位置し、上下方向7に延びる面である。上面75b及び下面75dは、それぞれ、第1水平方向8に延び且つ上下方向7において対向する面である。
鉛直溝76は、他方面76a、一方面76b、及び端面76cを有する。他方面76a及び一方面76bは、上下方向7に延び且つ第1水平方向8において対向する面である。他方面76aは鉛直溝76の他方向き8Bに位置し、一方面49bは鉛直溝76の一方向き8Aに位置する。
第2水平部67の梁ネジ孔72は、第1水平方向8において固定溝74と重なる位置にある。一方、第1水平部66の野縁受孔71及び第3水平部68の野縁受孔73は、固定溝74よりも第1水平方向8の他方向き8Bに離れた位置にある。つまり、梁ネジ孔72に螺合した梁ネジ39は、第1水平方向8において固定溝74と重なる位置にあるが、野縁受孔71、73に螺合した野縁受ネジ40は、第1水平方向8において固定溝74と重なる位置にない。第1水平部66及び第3野縁受孔71、73は、水平溝75の上面75bよりも高い位置にある。
図8に示されるように、1つの野縁受ナット77が第1水平部66の上方に位置し、1つの野縁受ナット77が第3水平部68の下方に位置している。野縁受ネジ40が第1水平部66の野縁受孔71及び第3水平部68の野縁受孔73に挿通されている。上方の野縁受ナット77は第1水平部66の上面に当接するまで締め付けられ、下方の野縁受ナット77は第3水平部68の下面に当接するまで締め付けられている。このようにして、2つの野縁受ナット77は、野縁受ネジ40を本体65に固定している。
図8、図9に示されるように、最上天井吊り金具64は、H形梁21に固定され、野縁受24を支持している。
最上天井吊り金具64は、H形梁21に以下のようにして固定されている。上下方向7において、固定溝74の水平溝75の幅はH形梁21のフランジ26の幅よりも大きく、水平溝75内に、H形梁21のフランジ26が挿入可能である。フランジ26は、例えば、固定溝47の第1水平方向8の端面75aに当接する位置まで、水平溝75内に挿入される。この状態で、梁ネジ39が第2水平部67の梁ネジ孔45に取り付けられて締め付けられることで、梁ネジ39の軸部52の上面がフランジ26の下面に当接する。フランジ26の上面が水平溝75の上面に当接するまで梁ネジ39が締め付けられる。このようにして、梁ネジ39は、水平溝75と協働して、本体65にH形梁21を固定する。
最上天井吊り金具64において、2つの野縁受ナット42は、野縁受ネジ40に野縁受24のフランジ28を固定する。野縁受ネジ40は本体65に固定されているので、本体65は、野縁受ネジ40を介して野縁受24を支持する。
次に、最上構造部分15において、天井下地材20がC形梁22を介してH形梁21に支持される構造部分が、説明される。この構造部分では、図11から図13に示されるように、最上構造部分15は、H形梁21(図11)と、H形梁21に固定されたC形梁22(図12、図13)と、C形梁22に固定された最上天井吊り金具64と、最上天井吊り金具64に固定された野縁受24と、野縁受24及び天井下地材20に固定された野縁25と、を備えている。
最上天井吊り金具64は、C形梁22に以下のようにして固定されている。固定溝74の水平溝75の上下方向7における幅は、C形梁22のリップ63の上下方向7における幅よりも大きく、固定溝74の水平溝75内に、リップ63及びフランジ58が挿入可能である。また、固定溝74の鉛直溝76の上下方向7における幅は、C形梁22のリップ63の上下方向7における幅よりも大きい。さらに、鉛直溝76の第1水平方向8における幅は、リップ63の第1水平方向8における幅よりも大きい。そのため、リップ63は鉛直溝76内に挿入可能である。
リップ63は、例えば、リップ63の他方面63bが鉛直溝76の第1水平方向8の他方向き8Bの他方面76aに当接する位置まで、固定溝74内に挿入される。なお、固定溝74の全体形状はL字状であるので、鉛直溝76の他方面76aは、水平溝75の端面75aと面一である。このとき、当然ながらフランジ58は水平溝75内に挿入されている。この状態で、梁ネジ39が第2水平部67の梁ネジ孔72に取り付けられて締め付けられることで、梁ネジ39の軸部52の上面がフランジ58の下面に当接する。フランジ58の上面が水平溝75の上面に当接するまで梁ネジ39が締め付けられる。このようにして、梁ネジ39は、水平溝75と協働して、本体65にC形梁22を固定する。
天井下地材20は野縁25に固定され、野縁25は野縁受24に固定され、野縁受24は最上天井吊り金具64に支持され、最上天井吊り金具64はH形梁21に固定されている。このようにして、天井下地材20がC形梁22を介してH形梁21に支持される構造部分における最上構造部分15が構成されている。
図14、図15を参照して、第1中間構造部分においてH形梁21及びC形梁22が直列に配置された構造部分が説明される。
第1中間構造部分は、複数のH形梁21を有しており、一のH形梁21に他のH形梁21が直交して固定された構造部分を含んでいる。また、上述したように、C形梁22は、いずれかのH形梁に直交して固定されている。そのため、第1中間構造部分は、図14に示されるように、H形梁21及びC形梁22が直列に配置された構造部分を含んでいる。
図14には、H形梁21及びC形梁22が直列に配置された構造部分において、H形梁21及びC形梁22の双方に同一の野縁受24が支持される場合が示されている。
図15には、図14の場合におけるH形梁21、C形梁22、及び中間天井吊り金具23の第1水平方向8における位置関係が示されている。離間距離102は、第1水平方向8におけるC形梁22のリップ63の端面と第1水平方向8におけるH形梁21のフランジ26の端面との離間距離である。本実施形態では、離間距離102は、水平溝48が鉛直溝49を第1水平方向8において超えた所定距離101と同一である。離間距離102は、所定距離101よりも小さくてもよい。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態に係る多階層建物の躯体構造100によれば、鉛直部44が水平溝48及び鉛直溝49を有するので、H形梁21のフランジ26及びC形梁22のフランジ58及びリップ63が水平溝48内に挿入可能であり、C形梁22のリップ63が鉛直溝49内に挿入可能である。そのため、中間天井吊り金具23は、H形梁21及びC形梁22のいずれにも固定可能である。同様に、第1鉛直部69及び第2鉛直部70がそれぞれ水平溝75及び鉛直溝76を有するので、最上天井吊り金具64は、H形梁21及びC形梁22のいずれにも固定可能である。H形梁用の中間天井吊り金具23及びC形梁用の中間天井吊り金具23を併存させる必要がないので、天井吊り金具の取付作業の複雑化が防止される。同様に、H形梁用の最上天井吊り金具64及びC形梁用の最上天井吊り金具64を併存させる必要もない。また、天井及び床を支持する中間構造部分に設けられた中間天井吊り金具23が防振ゴム部材54を備えるので、防振ゴム部材54により、床に加えられた振動が低減され、この振動の天井への伝達が抑制される。
また、最上天井吊り金具64において、第1水平部66、第1鉛直部69、第2水平部67、第2鉛直部70、及び第3水平部68が順に接続され、第1水平部66に第3水平部68が重ねられているので、板状に構成された最上天井吊り金具64の剛性が強化されている。天井下地材20を支持するのに要する剛性を失うことなく最上天井吊り金具64の高さが低減されるので、最上構造部分15の高さの増大が抑制される。
また、中間天井吊り金具23の鉛直部44の表面には、凹部51及び凸部50が形成されているので、中間天井吊り金具23の剛性が強化されている。そのため、天井下地材20を支持するのに要する剛性を失うことなく中間天井吊り金具23の構造の複雑化が抑制される。
また、中間天井吊り金具23において、水平溝48は、第1水平方向8において鉛直溝49を所定距離101だけ超えて形成されているので、H形梁21のフランジ26の端面が水平溝48に当接する位置と、C形梁22のリップ63の表面が鉛直溝49に当たる位置とが異なっている。そのため、同一の野縁受24が中間天井吊り金具23を介して直列に配置されたH形梁21及びC形梁22に支持される場合に、C形梁22のリップ63の端面がH形梁21のフランジ26の端面から離れていても、この離間距離102に合わせて所定距離101を設定することで、同一種類の中間天井吊り金具23により無理なく野縁受24がH形梁21及びC形梁22の双方に支持される。
また、中間天井吊り金具23において、水平溝48が鉛直溝49を超えた所定距離101が、直列に配置されたC形梁22及びH形梁21の端面間の離間距離102と同一又は当該離間距離102よりも小さい。ここで、中間天井吊り金具23のC形梁22に対する取付位置は、鉛直溝49の第1水平方向8における幅内に限定され、中間天井吊り金具23のH形梁21に対する取付位置は、水平溝48の第1水平方向8における幅内に限定される。中間天井吊り金具23のH形梁21に対する取付位置は、第1水平方向8の一方向き8Aには梁ネジ孔45から外れない範囲で自由に変更でき、第1水平方向8の他方向き8Bには所定距離101の範囲内で自由に変更できる。離間距離102が所定距離101と同一または当該所定距離101よりも小さいので、中間天井吊り金具23のH形梁21に対する取付位置を変更することにより、C形梁22に固定された中間天井吊り金具23の位置とH形梁21に固定された中間天井吊り金具23の位置とが第1水平方向8において揃えられる。C形梁22に固定された中間天井吊り金具23の位置とH形梁21に固定された中間天井吊り金具23の位置とが第1水平方向8において揃うと、同一の野縁受24がC形梁22に固定された中間天井吊り金具23とH形梁21に固定された中間天井吊り金具23との双方に歪み無く取り付けられる。そのため、同一種類の中間天井吊り金具23により無理なく野縁受24がH形梁21及びC形梁22の双方に支持されうる。
最上天井吊り金具64では、梁ネジ孔72が第2水平部67に形成されているのに対して、野縁受孔71、73はそれぞれ第1水平部66及び第3水平部68に形成されている。また、水平溝75は、第1鉛直部69及び第2鉛直部70に形成されている。この水平溝75にはH形梁21のフランジ26又はC形梁22のフランジ58が取り付けられ、フランジ26、58の上面は水平溝75の上面75bに当接する。第1水平部66及び第3野縁受孔71、73は、水平溝75の上面75bよりも高い位置にある。また、水平溝75がある高さ位置及び水平溝75よりも下方の高さ位置において、当該水平溝75が形成された第1鉛直部69及び第2鉛直部70は、野縁受孔71、73よりも第1水平方向8の一方向き8Aに離間して位置している。そのため、図8に示されるように、野縁受24及び野縁受ナット42が野縁受孔71、73に接近した位置に配置されても、野縁受24及び野縁受ナット42が、最上天井吊り金具64と干渉することが防止されている。したがって、最上天井吊り金具64に固定されたフランジ26と野縁受24との上下方向7における距離が、中間天井吊り金具23の場合よりも短縮できる。その結果、最上構造部分15の上下方向7における幅が、第1中間構造部分13の上下方向7における幅よりも短縮できる。
[変形例]
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。本実施形態に係る躯体構造100の各構成要素に関して、実施の形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換、及び追加が行われてもよい。また、上記躯体構造100の各構成要素の形状及び大きさも、実施の形態に応じて、適宜、設定されてよい。例えば、以下の変更が可能である。
本実施形態では、第1中間構造部分13及び第2中間構造部分14に中間天井吊り金具23が設けられ、最上構造部分15に最上天井吊り金具64が設けられている。同一の天井吊り金具が、第1中間構造部分13、第2中間構造部分14、及び最上構造部分15に設けられてもよい。
本実施形態では、最上天井吊り金具64の固定溝74の形状はL字形状であるが、中間天井吊り金具23の固定溝47の形状と同様に、逆T字形状であってもよい。
本実施形態では、中間天井吊り金具23は、2つの鉛直部44が水平部43の両端部にそれぞれ接続された開かれた構造を有するのに対して、最上天井吊り金具64は、第1水平部66、第1鉛直部69、第2水平部67、第2鉛直部70、及び第3水平部68が順に接続された閉じられた構造を有している。中間天井吊り金具23が閉じられた構造を有してもよく、最上天井吊り金具64が開かれた構造を有してもよい。
13・・・第1中間構造部分
14・・・第2中間構造部分
15・・・最上構造部分
20・・・天井下地材
21・・・H形梁
22・・・C形梁
23・・・中間天井吊り金具
24・・・野縁受
25・・・野縁
26・・・(H形梁の)フランジ
27・・・(H形梁の)ウェブ
38・・・(中間天井吊り金具の)本体
39・・・梁ネジ
40・・・野縁受ネジ
41、42・・・(中間天井吊り金具の)野縁受ナット
43・・・(中間天井吊り金具の)水平部
44・・・(中間天井吊り金具の)鉛直部
45・・・(中間天井吊り金具の)梁ネジ孔
46・・・(中間天井吊り金具の)野縁受孔
47・・・(中間天井吊り金具の)固定溝
48・・・(中間天井吊り金具の)水平溝
49・・・(中間天井吊り金具の)鉛直溝
50・・・凸部(凹凸の一部)
51・・・凹部(凹凸の一部)
54・・・防振ゴム部材
58・・・(C形梁の)フランジ
59・・・(C形梁の)ウェブ
63・・・(C形梁の)リップ
64・・・最上天井吊り金具
65・・・(最上天井吊り金具の)本体
66・・・第1水平部
67・・・第2水平部
68・・・第3水平部
69・・・第1鉛直部
70・・・第2鉛直部
71・・・(最上天井吊り金具の)野縁受孔
72・・・(最上天井吊り金具の)梁ネジ孔
73・・・(最上天井吊り金具の)野縁受孔
74・・・(最上天井吊り金具の)固定溝
75・・・(最上天井吊り金具の)水平溝
76・・・(最上天井吊り金具の)鉛直溝
77・・・(最上天井吊り金具の)野縁受ナット
100・・・躯体構造
101・・・所定距離
102・・・離間距離


Claims (6)

  1. 直列に配置されたH形梁及びC形梁にそれぞれ固定されて同一の野縁受けを支持する天井吊り金具であって、
    梁ネジ孔及び野縁受孔を有し且つ第1方向に沿って延びる第1板状部、及び、上記第1板状部と垂直な第2方向に沿って延び且つ固定溝を有する第2板状部を備える本体と、
    上記梁ネジ孔に螺合する梁ネジと、
    上記野縁受孔に螺合する野縁受ネジと、
    上記野縁受ネジに螺合する複数の野縁受ナットと、を備えており、
    上記固定溝は、上記第1方向に延び且つ上記第1方向の一方向きに上記第2板状部の外部へ開口する第1溝と、上記第1溝に開口し且つ上記第2方向に延びる第2溝と、を有し、
    上記梁ネジ孔は、上記第1方向において上記第1溝と重なる位置にあり、
    上記野縁受孔は、上記第1方向において上記第1溝よりも上記第1方向の他方向きに離れた位置にあり、
    上記第1溝は、上記第1方向において上記第2溝を所定距離だけ超えて形成され、上記第1溝と上記第2溝とを合わせた形状は、T字形状である天井吊り金具。
  2. 最上階の天井下地材を支持する最上構造部分と、上記最上階を除く他の階の上記天井下地材を支持する中間構造部分と、を備える多階層建物の躯体構造であって、
    上記最上構造部分は、フランジを有するH形梁と、上記H形梁に固定され且つフランジ及びリップを有するC形梁と、上記H形梁及び上記C形梁のそれぞれに固定された最上天井吊り金具と、上記最上天井吊り金具に固定された野縁受と、上記野縁受及び上記天井下地材に固定された野縁と、を備えており、
    上記中間構造部分は、上記H形梁と、上記C形梁と、上記H形梁及び上記C形梁のそれぞれに固定された中間天井吊り金具と、上記中間天井吊り金具に固定された上記野縁受と、上記野縁受及び上記天井下地材に固定された野縁と、を備えており、
    上記最上天井吊り金具及び上記中間天井吊り金具はそれぞれ、
    梁ネジ孔及び野縁受孔を有し且つ水平方向に沿って延びる水平部、及び、上記水平部と垂直な上下方向に沿って延び且つ固定溝を有する鉛直部を備える本体と、
    上記梁ネジ孔に螺合し且つ上記固定溝と協働して上記本体に上記H形梁又は上記C形梁のフランジを固定する梁ネジと、
    上記野縁受孔に螺合する野縁受ネジと、
    上記野縁受ネジに螺合し且つ上記野縁受ネジと協働して上記本体に上記野縁受を固定する複数の野縁受ナットと、を備えており、
    上記固定溝は、上記水平方向に延び且つ上記水平方向の一方向きに上記鉛直部の外部へ開口する水平溝と、上記水平溝に開口し且つ上記上下方向に延びる鉛直溝と、を有し、
    上記梁ネジ孔は、上記水平方向において上記固定溝と重なる位置にあり、
    上記野縁受孔は、上記水平方向において上記固定溝よりも上記水平方向の他方向きに離れた位置にあり、
    上記中間天井吊り金具は、上記野縁受ネジと上記水平部との間に配置された防振ゴム部材を有する多階層建物の躯体構造。
  3. 上記最上天井吊り金具は、上記水平部である第1水平部、第2水平部、及び第3水平部と、上記鉛直部である第1鉛直部及び第2鉛直部を有しており、
    上記第1水平部、上記第1鉛直部、上記第2水平部、上記第2鉛直部、及び上記第3水平部が順に接続されており、
    上記第1水平部に上記第3水平部が重ねられている請求項に記載の多階層建物の躯体構造。
  4. 上記中間天井吊り金具の上記鉛直部の表面には、凹凸が形成されている請求項2又は3に記載の多階層建物の躯体構造。
  5. 上記最上天井吊り金具及び上記中間天井吊り金具の少なくとも一方において、上記水平溝は、上記水平方向において上記鉛直溝を所定距離だけ超えて形成され、上記水平溝と上記鉛直溝とを合わせた形状は、T字形状である請求項2から4のいずれかに記載の多階層建物の躯体構造。
  6. 上記最上構造部分及び上記中間構造部分の少なくとも一方において上記H形梁及び上記C形梁が直列に配置されており、上記水平方向における上記C形梁の上記リップの端面と上記水平方向における上記H形梁の上記フランジの端面との離間距離が、上記所定距離と同一または上記所定距離よりも小さい請求項に記載の多階層建物の躯体構造。
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