JPH10102670A - 天井吊り金具 - Google Patents
天井吊り金具Info
- Publication number
- JPH10102670A JPH10102670A JP8254221A JP25422196A JPH10102670A JP H10102670 A JPH10102670 A JP H10102670A JP 8254221 A JP8254221 A JP 8254221A JP 25422196 A JP25422196 A JP 25422196A JP H10102670 A JPH10102670 A JP H10102670A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piece
- hanging
- ceiling
- vertical
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】C型フレームの勾配と関係なく任意の勾配の天
井下地材を支持する。 【解決手段】横断面コ字状の吊り金具本体21、この吊
り金具本体21の内面側に設けられた断面略L字状の係
合バネ片22および吊り金具本体21の外面側に設けら
れた断面L字状の連結金具23からなる吊り金具2と、
天井下地材16を嵌め込んで支持可能な受け金具3と、
吊り金具2の連結金具23と受け金具3とにそれぞれ一
対のナット5を介して連結可能な連結ボルト4と、から
構成され、連結金具23は、吊り金具本体21に対して
水平軸線回りに回動自在に連結され、C型フレーム12
に吊り金具本体21と係合バネ片22で挟み込んで取り
付けた吊り金具2に対して連結ボルト4を任意の角度で
懸吊する。
井下地材を支持する。 【解決手段】横断面コ字状の吊り金具本体21、この吊
り金具本体21の内面側に設けられた断面略L字状の係
合バネ片22および吊り金具本体21の外面側に設けら
れた断面L字状の連結金具23からなる吊り金具2と、
天井下地材16を嵌め込んで支持可能な受け金具3と、
吊り金具2の連結金具23と受け金具3とにそれぞれ一
対のナット5を介して連結可能な連結ボルト4と、から
構成され、連結金具23は、吊り金具本体21に対して
水平軸線回りに回動自在に連結され、C型フレーム12
に吊り金具本体21と係合バネ片22で挟み込んで取り
付けた吊り金具2に対して連結ボルト4を任意の角度で
懸吊する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井下地材の天井
吊り金具に関するものである。
吊り金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、天井は、梁間に渡した吊り木受
けと天井板が貼り付けられた野縁との間を吊り木で接続
するとともに、間仕切りパネルに設けた廻縁で天井板の
周縁を固定して構成されている。このような天井構造の
場合、間仕切りパネルで仕切った部屋毎に吊り木受け、
天井板、野縁、吊り木および廻縁の施工を行わなければ
ならず、多くの作業時間が必要となるばかりでなく、費
用が嵩むという問題があった。
けと天井板が貼り付けられた野縁との間を吊り木で接続
するとともに、間仕切りパネルに設けた廻縁で天井板の
周縁を固定して構成されている。このような天井構造の
場合、間仕切りパネルで仕切った部屋毎に吊り木受け、
天井板、野縁、吊り木および廻縁の施工を行わなければ
ならず、多くの作業時間が必要となるばかりでなく、費
用が嵩むという問題があった。
【0003】このため、木桟材を矩形に枠組みしてパネ
ル化し、この天井パネルを連結して天井を施工した後、
間仕切りパネルで間仕切りすることが提案されている。
そして、このような天井パネルを梁に吊り下げて固定す
るための天井吊り金具が知られている(出願人の出願に
係る特開平6−193188公報参照)。
ル化し、この天井パネルを連結して天井を施工した後、
間仕切りパネルで間仕切りすることが提案されている。
そして、このような天井パネルを梁に吊り下げて固定す
るための天井吊り金具が知られている(出願人の出願に
係る特開平6−193188公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この天
井吊り金具を用いて天井を施工する場合、床面と平行に
梁を固定し、この梁と平行な水平面を形成するように施
工されるのが一般的であるが、最上階などにおいて、一
定勾配に傾斜した梁に対して水平な天井を形成したり、
梁の勾配とは関係なく床面に対して傾斜する天井を形成
する場合がある。このような梁の勾配と相対的に異なる
勾配の天井を形成する場合、前述した天井吊り金具を使
用すると、連結ボルトが常に梁と直交することから、作
業がやりにくいという問題があった。
井吊り金具を用いて天井を施工する場合、床面と平行に
梁を固定し、この梁と平行な水平面を形成するように施
工されるのが一般的であるが、最上階などにおいて、一
定勾配に傾斜した梁に対して水平な天井を形成したり、
梁の勾配とは関係なく床面に対して傾斜する天井を形成
する場合がある。このような梁の勾配と相対的に異なる
勾配の天井を形成する場合、前述した天井吊り金具を使
用すると、連結ボルトが常に梁と直交することから、作
業がやりにくいという問題があった。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、野縁受けなどの天井下地材をC型フレーム
の勾配と異なる勾配で簡単に取り付けることのできる天
井吊り金具を提供するものである。
れたもので、野縁受けなどの天井下地材をC型フレーム
の勾配と異なる勾配で簡単に取り付けることのできる天
井吊り金具を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、中央垂直片お
よびこの中央垂直片の左右各端に連続して折曲され、略
中央部の下端縁から上方にかけて切欠部が形成された左
右の垂直片を有する横断面コ字状の吊り金具本体、吊り
金具本体の中央垂直片の内面側に設けられ、垂直部およ
びこの垂直部の下端に連続して折曲された山形部を有す
る断面略L字状の係合バネ片および吊り金具本体の中央
垂直片の外面側に設けられ、垂直片およびこの垂直片の
下端に連続して折曲された水平片を有する断面L字状の
連結金具からなる吊り金具と、吊り金具の連結金具に一
対のナットを介して連結可能な連結ボルトと、連結ボル
トに直接もしくは間接的に連結された天井下地材と、か
ら構成され、前記連結金具は、吊り金具本体に対して水
平軸線回りに回動自在に連結され、C型フレームのリッ
プ片に吊り金具本体の左右の垂直片に形成された切欠部
を差し込み、C型フレームの下方フランジを左右の垂直
片の先端側下端縁と係合バネ片の山形部との間で挟み込
んで取り付けた吊り金具に対して連結ボルトを任意の角
度で懸吊することを特徴とするものである。
よびこの中央垂直片の左右各端に連続して折曲され、略
中央部の下端縁から上方にかけて切欠部が形成された左
右の垂直片を有する横断面コ字状の吊り金具本体、吊り
金具本体の中央垂直片の内面側に設けられ、垂直部およ
びこの垂直部の下端に連続して折曲された山形部を有す
る断面略L字状の係合バネ片および吊り金具本体の中央
垂直片の外面側に設けられ、垂直片およびこの垂直片の
下端に連続して折曲された水平片を有する断面L字状の
連結金具からなる吊り金具と、吊り金具の連結金具に一
対のナットを介して連結可能な連結ボルトと、連結ボル
トに直接もしくは間接的に連結された天井下地材と、か
ら構成され、前記連結金具は、吊り金具本体に対して水
平軸線回りに回動自在に連結され、C型フレームのリッ
プ片に吊り金具本体の左右の垂直片に形成された切欠部
を差し込み、C型フレームの下方フランジを左右の垂直
片の先端側下端縁と係合バネ片の山形部との間で挟み込
んで取り付けた吊り金具に対して連結ボルトを任意の角
度で懸吊することを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0008】図1には、本発明の天井吊り金具1が示さ
れており、この天井吊り金具1は、天井パネル10のC
型フレーム12に取り付け可能な吊り金具2と、天井下
地15を構成する天井下地材、例えば、野縁受け16を
支持可能な断面略鉤状の受け金具3と、吊り金具2およ
び受け金具3をそれぞれ一対のナット5で挟み込むこと
により連結可能な連結ボルト4と、から構成されてい
る。
れており、この天井吊り金具1は、天井パネル10のC
型フレーム12に取り付け可能な吊り金具2と、天井下
地15を構成する天井下地材、例えば、野縁受け16を
支持可能な断面略鉤状の受け金具3と、吊り金具2およ
び受け金具3をそれぞれ一対のナット5で挟み込むこと
により連結可能な連結ボルト4と、から構成されてい
る。
【0009】吊り金具2は、図3に示すように、中央垂
直片211およびこの中央垂直片211の左右各端縁に
連続して折曲された左右の垂直片212,212を有す
る横断面コ字状の吊り金具本体21と、この吊り金具本
体21の中央垂直片211の内面側に配置された垂直部
221およびこの垂直部221の下端縁に連続して折曲
された山形部222を有する断面略L字状の係合バネ片
22と、吊り金具本体21の中央垂直片211の外面側
に配置された垂直片231およびこの垂直片231の下
端縁に連続して折曲された水平片232を有する断面L
字状の連結金具23と、からなり、前記係合バネ片22
および連結金具23は、吊り金具本体21にリベットR
により水平軸線回りに回動自在に連結されている。ただ
し、係合バネ片22の横幅は、吊り金具本体21の左右
の垂直片212の内面幅にほぼ一致しており、このた
め、係合バネ片22が回動することはない。
直片211およびこの中央垂直片211の左右各端縁に
連続して折曲された左右の垂直片212,212を有す
る横断面コ字状の吊り金具本体21と、この吊り金具本
体21の中央垂直片211の内面側に配置された垂直部
221およびこの垂直部221の下端縁に連続して折曲
された山形部222を有する断面略L字状の係合バネ片
22と、吊り金具本体21の中央垂直片211の外面側
に配置された垂直片231およびこの垂直片231の下
端縁に連続して折曲された水平片232を有する断面L
字状の連結金具23と、からなり、前記係合バネ片22
および連結金具23は、吊り金具本体21にリベットR
により水平軸線回りに回動自在に連結されている。ただ
し、係合バネ片22の横幅は、吊り金具本体21の左右
の垂直片212の内面幅にほぼ一致しており、このた
め、係合バネ片22が回動することはない。
【0010】また、吊り金具本体21の左右の垂直片2
12には、前後方向の略中央部の下端縁から上方にかけ
て切欠部212aが形成されている。この切欠部212
aの幅は、天井パネル10のC型フレーム12の厚みに
略相当している。また、吊り金具本体21の左右の垂直
片212の下端縁先端から切欠部212aにかけて、切
欠部212aの幅に相当する高さ分切除されており、こ
の切除された左右の垂直片212の下端縁212bは、
鋸刃状に形成されている。そして、係合バネ片22の垂
直部221は、吊り金具本体21の左右の垂直片212
に形成された切欠部212aの垂直部分よりも中央垂直
片211側に位置している他、その山形部222の頂部
は、側面より見て、左右の垂直片212の鋸刃状下端縁
212bにほぼ接するように位置している。
12には、前後方向の略中央部の下端縁から上方にかけ
て切欠部212aが形成されている。この切欠部212
aの幅は、天井パネル10のC型フレーム12の厚みに
略相当している。また、吊り金具本体21の左右の垂直
片212の下端縁先端から切欠部212aにかけて、切
欠部212aの幅に相当する高さ分切除されており、こ
の切除された左右の垂直片212の下端縁212bは、
鋸刃状に形成されている。そして、係合バネ片22の垂
直部221は、吊り金具本体21の左右の垂直片212
に形成された切欠部212aの垂直部分よりも中央垂直
片211側に位置している他、その山形部222の頂部
は、側面より見て、左右の垂直片212の鋸刃状下端縁
212bにほぼ接するように位置している。
【0011】さらに、連結金具23の水平片232に
は、連結ボルト4を挿通可能な小孔232aが形成され
ており、この小孔232aに連結ボルト4を挿通し、連
結ボルト4に螺合された一対のナット5で水平片232
を上下から挾み込むことにより、連結ボルト4を連結金
具23に連結することができる。この際、吊り金具2の
連結金具23は、前述したように、吊り金具本体21に
対して水平軸線回りに回動できることから、連結ボルト
4を任意の角度で懸吊することができる。
は、連結ボルト4を挿通可能な小孔232aが形成され
ており、この小孔232aに連結ボルト4を挿通し、連
結ボルト4に螺合された一対のナット5で水平片232
を上下から挾み込むことにより、連結ボルト4を連結金
具23に連結することができる。この際、吊り金具2の
連結金具23は、前述したように、吊り金具本体21に
対して水平軸線回りに回動できることから、連結ボルト
4を任意の角度で懸吊することができる。
【0012】このように構成した吊り金具2を天井パネ
ル10のC型フレーム12に取り付けるには、まず、吊
り金具2を把持し、その吊り金具本体21の左右の垂直
片212の鋸刃状下端縁212bの先端と係合バネ片2
2の山形部222の先端とで形成される隙間をC型フレ
ーム12のリップ片12aに差し込み、吊り金具2を回
しながら押し込む。この際、係合バネ片22の山形部2
22がその弾性により鋸刃状下端縁212bとの間隔を
広げながらC型フレーム12の下方フランジ12bの下
面に回り込み、C型フレーム12のリップ片12aを切
欠部212aに差し込んだ状態でその下方フランジ12
bを鋸刃状下端縁212bと係合バネ片22の山形部2
22との間で挟み込む。この結果、吊り金具2をC型フ
レーム12に取り付けることができる。
ル10のC型フレーム12に取り付けるには、まず、吊
り金具2を把持し、その吊り金具本体21の左右の垂直
片212の鋸刃状下端縁212bの先端と係合バネ片2
2の山形部222の先端とで形成される隙間をC型フレ
ーム12のリップ片12aに差し込み、吊り金具2を回
しながら押し込む。この際、係合バネ片22の山形部2
22がその弾性により鋸刃状下端縁212bとの間隔を
広げながらC型フレーム12の下方フランジ12bの下
面に回り込み、C型フレーム12のリップ片12aを切
欠部212aに差し込んだ状態でその下方フランジ12
bを鋸刃状下端縁212bと係合バネ片22の山形部2
22との間で挟み込む。この結果、吊り金具2をC型フ
レーム12に取り付けることができる。
【0013】また、受け金具3の上片31にも、連結金
具23の水平片232に形成された小孔232aに対応
して連結ボルト4を挿通可能な小孔(図示せず)が形成
されており、この小孔に連結ボルト4を挿通し、連結ボ
ルト4に螺合された一対のナット5で受け金具3の上片
31を上下から挾み込むことにより、受け金具3に連結
ボルト4を連結することができる。そして、前述した連
結金具23を挟み込む一対のナット5とともに、それぞ
れの挟み込み位置を変えることにより、連結ボルト4の
長さ範囲内において、吊り金具2と受け金具3との間隔
を調整することができる。
具23の水平片232に形成された小孔232aに対応
して連結ボルト4を挿通可能な小孔(図示せず)が形成
されており、この小孔に連結ボルト4を挿通し、連結ボ
ルト4に螺合された一対のナット5で受け金具3の上片
31を上下から挾み込むことにより、受け金具3に連結
ボルト4を連結することができる。そして、前述した連
結金具23を挟み込む一対のナット5とともに、それぞ
れの挟み込み位置を変えることにより、連結ボルト4の
長さ範囲内において、吊り金具2と受け金具3との間隔
を調整することができる。
【0014】なお、天井パネル10は、野地板11と、
野地板11の下面に間隔をおいて固定された複数本のC
型フレーム12とから構成されている。
野地板11の下面に間隔をおいて固定された複数本のC
型フレーム12とから構成されている。
【0015】また、天井下地15は、断面コ字状に折曲
された野縁受け16と、この野縁受け16の下面に直交
するように連結された断面方形の野縁17と、からな
り、この野縁17の下面に天井ボード18が取り付けら
れるものである。ここで、19は、天井裏面に配設され
た断熱材である(図2参照)。
された野縁受け16と、この野縁受け16の下面に直交
するように連結された断面方形の野縁17と、からな
り、この野縁17の下面に天井ボード18が取り付けら
れるものである。ここで、19は、天井裏面に配設され
た断熱材である(図2参照)。
【0016】次に、一定勾配で傾斜した屋根パネル10
のC型フレーム12に対して天井吊り金具1を用いて天
井下地15を水平に形成する場合を説明すると、まず、
C型フレーム12に設定間隔をおいて複数個の吊り金具
2を取り付ける。すなわち、吊り金具2を把持し、その
吊り金具本体21の左右の垂直片212の鋸刃状下端縁
212bの先端と係合バネ片22の山形部222の先端
とで形成される隙間をC型フレーム12のリップ片12
aに差し込み、吊り金具2を回しながら押し込むことに
より、C型フレーム12の下方フランジ12bを左右の
垂直片212の鋸刃状下端縁212bと係合バネ片22
の山形部222との間で挟み込み、取り付ける。
のC型フレーム12に対して天井吊り金具1を用いて天
井下地15を水平に形成する場合を説明すると、まず、
C型フレーム12に設定間隔をおいて複数個の吊り金具
2を取り付ける。すなわち、吊り金具2を把持し、その
吊り金具本体21の左右の垂直片212の鋸刃状下端縁
212bの先端と係合バネ片22の山形部222の先端
とで形成される隙間をC型フレーム12のリップ片12
aに差し込み、吊り金具2を回しながら押し込むことに
より、C型フレーム12の下方フランジ12bを左右の
垂直片212の鋸刃状下端縁212bと係合バネ片22
の山形部222との間で挟み込み、取り付ける。
【0017】次いで、吊り金具2の連結金具23をその
水平片232がほぼ水平となるように吊り金具本体21
に対してリベットR回りに回動させた後、下端側に受け
金具3を一対のナット5で挟み込んで連結した連結ボル
ト4の上端側を連結金具23の水平片232の小孔23
2aに挿通し、一対のナット5で挟み込み、吊り金具本
体21の連結金具23に懸吊する。この際、ナット5を
締め込んで、あるいは緩めて野縁受け16の取り付け高
さに合わせて受け金具3の連結位置を調整する。このよ
うにしてC型フレーム12に取り付けられた全ての天井
吊り金具1の高さ調整が終了すれば、天井吊り金具1の
受け金具3に野縁受け16を嵌め込めばよい。
水平片232がほぼ水平となるように吊り金具本体21
に対してリベットR回りに回動させた後、下端側に受け
金具3を一対のナット5で挟み込んで連結した連結ボル
ト4の上端側を連結金具23の水平片232の小孔23
2aに挿通し、一対のナット5で挟み込み、吊り金具本
体21の連結金具23に懸吊する。この際、ナット5を
締め込んで、あるいは緩めて野縁受け16の取り付け高
さに合わせて受け金具3の連結位置を調整する。このよ
うにしてC型フレーム12に取り付けられた全ての天井
吊り金具1の高さ調整が終了すれば、天井吊り金具1の
受け金具3に野縁受け16を嵌め込めばよい。
【0018】以下、詳細には説明しないが、野縁受け1
6に図示しない野縁金具を取り付けた後、この野縁金具
に野縁17を嵌め込んで取り付け、天井下地15を形成
するものである。
6に図示しない野縁金具を取り付けた後、この野縁金具
に野縁17を嵌め込んで取り付け、天井下地15を形成
するものである。
【0019】この結果、天井吊り金具1の連結ボルト4
は、連結金具23が吊り金具本体21にリベットRを介
して水平軸線回りに回動自在に連結されていることか
ら、傾斜したC型フレーム12に対して鉛直方向に懸吊
することができ、天井下地材である野縁受け16を水平
に支持することができる。
は、連結金具23が吊り金具本体21にリベットRを介
して水平軸線回りに回動自在に連結されていることか
ら、傾斜したC型フレーム12に対して鉛直方向に懸吊
することができ、天井下地材である野縁受け16を水平
に支持することができる。
【0020】なお、前述した実施形態においては、天井
下地材としての野縁受け16を受け金具3で支持するよ
うに構成したが、受け金具3を使用することなく連結ボ
ルト4と一対のナット5により直接野縁受け16を支持
するようにしてもよい。
下地材としての野縁受け16を受け金具3で支持するよ
うに構成したが、受け金具3を使用することなく連結ボ
ルト4と一対のナット5により直接野縁受け16を支持
するようにしてもよい。
【0021】また、この実施形態においては、一定勾配
に傾斜する屋根パネル10のC型フレーム12に対して
天井下地材を水平に取り付ける場合について説明した
が、連結ボルト4は、吊り金具本体2に対して水平軸線
回りに回動させて任意の角度に向けることができること
から、C型フレーム12に対して天井下地材を一定勾配
で取り付けることもでき、結局、相対的にC型フレーム
12の勾配と天井下地材の勾配が異なる場合に対応する
ことができるものである。
に傾斜する屋根パネル10のC型フレーム12に対して
天井下地材を水平に取り付ける場合について説明した
が、連結ボルト4は、吊り金具本体2に対して水平軸線
回りに回動させて任意の角度に向けることができること
から、C型フレーム12に対して天井下地材を一定勾配
で取り付けることもでき、結局、相対的にC型フレーム
12の勾配と天井下地材の勾配が異なる場合に対応する
ことができるものである。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、中央垂直
片およびこの中央垂直片の左右各端に連続して折曲さ
れ、略中央部の下端縁から上方にかけて切欠部が形成さ
れた左右の垂直片を有する横断面コ字状の吊り金具本
体、吊り金具本体の中央垂直片の内面側に設けられ、垂
直部およびこの垂直部の下端に連続して折曲された山形
部を有する断面略L字状の係合バネ片および吊り金具本
体の中央垂直片の外面側に設けられ、垂直片およびこの
垂直片の下端に連続して折曲された水平片を有する断面
L字状の連結金具からなる吊り金具と、吊り金具の連結
金具に一対のナットを介して連結可能な連結ボルトと、
連結ボルトに直接もしくは間接的に連結された天井下地
材と、から構成され、前記連結金具は、吊り金具本体に
対して水平軸線回りに回動自在に連結され、C型フレー
ムのリップ片に吊り金具本体の左右の垂直片に形成され
た切欠部を差し込み、C型フレームの下方フランジを左
右の垂直片の先端側下端縁と係合バネ片の山形部との間
で挟み込んで取り付けた吊り金具に対して連結ボルトを
任意の角度で懸吊することにより、C型フレームの勾配
と相対的に異なる勾配に天井下地材を簡単に取り付ける
ことができる。
片およびこの中央垂直片の左右各端に連続して折曲さ
れ、略中央部の下端縁から上方にかけて切欠部が形成さ
れた左右の垂直片を有する横断面コ字状の吊り金具本
体、吊り金具本体の中央垂直片の内面側に設けられ、垂
直部およびこの垂直部の下端に連続して折曲された山形
部を有する断面略L字状の係合バネ片および吊り金具本
体の中央垂直片の外面側に設けられ、垂直片およびこの
垂直片の下端に連続して折曲された水平片を有する断面
L字状の連結金具からなる吊り金具と、吊り金具の連結
金具に一対のナットを介して連結可能な連結ボルトと、
連結ボルトに直接もしくは間接的に連結された天井下地
材と、から構成され、前記連結金具は、吊り金具本体に
対して水平軸線回りに回動自在に連結され、C型フレー
ムのリップ片に吊り金具本体の左右の垂直片に形成され
た切欠部を差し込み、C型フレームの下方フランジを左
右の垂直片の先端側下端縁と係合バネ片の山形部との間
で挟み込んで取り付けた吊り金具に対して連結ボルトを
任意の角度で懸吊することにより、C型フレームの勾配
と相対的に異なる勾配に天井下地材を簡単に取り付ける
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の天井吊り金具を示す正面図である。
【図2】図1の天井吊り金具の側面図である。
【図3】本発明の天井吊り金具の吊り金具を示す斜視図
である。
である。
1 天井吊り金具 2 吊り金具 21 吊り金具本体 211 中央垂直片 212 左(右)垂直片 212a 切欠部 22 係合バネ片 221 垂直部 222 山形部 23 連結金具 231 垂直片 232 水平片 3 受け金具 4 連結ボルト 5 ナット 10 天井パネル 12 C型フレーム 12a リップ片 12b 下方フランジ 15 天井下地 16 野縁受け(天井下地材) 17 野縁(天井下地材) R リベット
Claims (1)
- 【請求項1】 中央垂直片およびこの中央垂直片の左右
各端に連続して折曲され、略中央部の下端縁から上方に
かけて切欠部が形成された左右の垂直片を有する横断面
コ字状の吊り金具本体、吊り金具本体の中央垂直片の内
面側に設けられ、垂直部およびこの垂直部の下端に連続
して折曲された山形部を有する断面略L字状の係合バネ
片および吊り金具本体の中央垂直片の外面側に設けら
れ、垂直片およびこの垂直片の下端に連続して折曲され
た水平片を有する断面L字状の連結金具からなる吊り金
具と、吊り金具の連結金具に一対のナットを介して連結
可能な連結ボルトと、連結ボルトに直接もしくは間接的
に連結された天井下地材と、から構成され、前記連結金
具は、吊り金具本体に対して水平軸線回りに回動自在に
連結され、C型フレームのリップ片に吊り金具本体の左
右の垂直片に形成された切欠部を差し込み、C型フレー
ムの下方フランジを左右の垂直片の先端側下端縁と係合
バネ片の山形部との間で挟み込んで取り付けた吊り金具
に対して連結ボルトを任意の角度で懸吊することを特徴
とする天井吊り金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8254221A JPH10102670A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 天井吊り金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8254221A JPH10102670A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 天井吊り金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10102670A true JPH10102670A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17261954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8254221A Pending JPH10102670A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 天井吊り金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10102670A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012092578A (ja) * | 2010-10-27 | 2012-05-17 | Nakai:Kk | 遮熱断熱屋根構造および遮熱断熱材取付具 |
JP2018119326A (ja) * | 2017-01-26 | 2018-08-02 | 積水ハウス株式会社 | 天井吊り金具及び多階層建物の躯体構造 |
JP2020070553A (ja) * | 2018-10-29 | 2020-05-07 | 株式会社能重製作所 | 野縁の取付け構造、および野縁取付金具 |
-
1996
- 1996-09-26 JP JP8254221A patent/JPH10102670A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012092578A (ja) * | 2010-10-27 | 2012-05-17 | Nakai:Kk | 遮熱断熱屋根構造および遮熱断熱材取付具 |
JP2018119326A (ja) * | 2017-01-26 | 2018-08-02 | 積水ハウス株式会社 | 天井吊り金具及び多階層建物の躯体構造 |
JP2020070553A (ja) * | 2018-10-29 | 2020-05-07 | 株式会社能重製作所 | 野縁の取付け構造、および野縁取付金具 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4712168A (en) | Spotlight bracket for a false ceiling or a false wall | |
JPH10102670A (ja) | 天井吊り金具 | |
US4845807A (en) | Flashing bracket | |
JP2568635Y2 (ja) | 天井パネル支持構造 | |
JP3346435B2 (ja) | カバーフレームの取付け用ホルダーの連結金具 | |
JPH09228543A (ja) | 吹抜部の天井構造 | |
JP2877250B2 (ja) | 防煙用仕切壁の取付構造 | |
JPH0710142U (ja) | 野縁受取付金物 | |
JPH09296940A (ja) | エアコン室外機の取付装置 | |
JPS5838967Y2 (ja) | 照明器具の吊下げ装置 | |
JP2747203B2 (ja) | 建築用パネル材の取付構造 | |
JPS5851737Y2 (ja) | 園芸用ビニ−ルハウスにおける可傾ア−チ受け金具 | |
JP2000204712A (ja) | 天井パネルの取付構造 | |
JPH0449289Y2 (ja) | ||
JPH0422180Y2 (ja) | ||
JP3023613U (ja) | 防煙用仕切壁の取付構造 | |
JPH11193592A (ja) | カ−テンウォ−ルの取付構造 | |
JPH109489A (ja) | ディスプレイ支持装置 | |
JP2558431Y2 (ja) | 外装板取付構造 | |
JPH10110502A (ja) | サイディングボードの固定構造 | |
JPH09228541A (ja) | 天井吊り金具 | |
JPH09228542A (ja) | 天井吊り金具 | |
JP2513643Y2 (ja) | 格子状天井材の固定金具 | |
JP2539936Y2 (ja) | テレビハンガー | |
JP2003041694A (ja) | 保持部材の取り付け構造、および、ボルト |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040302 |