JP2005066894A - 画像形成装置およびその節電制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
接続されたネットワークの利用状況に応じて節電制御を行い、現在のネットワーク環境およびネットワーク利用状況から節電モードへの移行基準値を取得して設定する画像形成装置を提供する。
【解決手段】
画像形成装置制御部(18)は、ネットワークインタフェース(4)を介してネットワーク(2)の各ノードに対してブロードキャストパケットを送信し、パケット送受信制御部(8)を介して受信した応答パケット数が画像形成装置記憶部B(16B)に記憶された節電モードへの移行基準値以下の場合、主電源(17)からの給電を遮断する制御信号を電源コントローラ(24)に出力する。また、操作/表示部(15)に表示された節電モード移行基準値設定画面(30)において、自動設定ボタン(37)の押下を検知すると、画像形成装置制御部(18)は、ネットワーク(2)で稼動中の接続機器の台数を集計して画像形成装置記憶部B(16B)に設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワークから受信した印刷ジョブに基づいて印刷処理を行い、アイドリング持続時間の監視およびネットワークの利用状況(稼動中機器の台数、ネットワークトラフィック量)に応じて節電制御を行う画像形成装置およびその節電制御方法に関する。
従来におけるネットワークに接続された画像形成装置の節電制御に関する技術として、特許文献1の「画像形成装置およびその電力制御方法ならびに電力制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体」がある。
上記特許文献1の発明は、接続されるネットワーク回線上で所定時間内に通信されるデータ量に見合った省電力機能の実現を課題としている。
プリンタに設けられたネットワークトラフィック検知部は、ネットワーク回線上で所定時間内に通信されるデータ量を検知する。
また、プリンタの省電力モードは多段階に設定することが可能であり、検知したデータ量が多い場合は、省電力モード選択部は、プリンタが省電力モードからの復帰時間が短くなるように省電力の低い設定を選択する。
また、省電力モード設定部は、省電力モード選択部による選択結果に基づいてプリンタ本体への供給電力を制御する。
特開2001−34437号公報。
ところで、節電制御を行う画像形成装置において、上記特許文献1の発明に示すような省電力の強度が異なる多段階の節電モードを持たないプリンタにおいては、節電モード移行基準値が節電効果を大きく左右するために最適な値の設定が要求される。
特に、ネットワーク監視によるネットワークのトラフィック量の基準値設定に関しては、ネットワークの構成および一日の利用頻度等を把握した管理者が行う必要がある。
しかし、ネットワーク構成およびネットワークの利用状況は、常に変化するものであり、その都度、特定の管理者が状況を判断して基準値のチューニングを行うことは、非効率であり、画像形成装置の節電機能を有効に活用することができない。
そこで、本発明は、ネットワーク環境で利用され節電制御機能を持つ画像形成装置において、ネットワーク構成および利用状況に応じた節電制御を行うと共に、節電モードへの移行基準値を現在のネットワーク環境およびネットワーク利用状況から取得して設定する画像形成装置およびその節電制御方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決する為に、請求項1の発明は、ネットワークに接続され、ネットワークから受信した印刷ジョブに基づいて印刷処理を行う画像形成装置において、ネットワーク上を流れるデータのトラフィック量を監視するトラフィック量監視手段と、トラフィック量監視手段により監視されたネットワーク上を流れるデータのトラフィック量に基づき少なくとも一部への給電を遮断する節電制御に移行する節電制御手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、トラフィック量監視手段は、ネットワークに対して定期的にブロードキャストを行い、ブロードキャストに対する応答台数を監視することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、節電制御手段は、節電制御に移行する基準台数を設定する設定手段と、トラフィック量監視手段により監視された応答台数が設定手段に設定された基準台数以下になると節電制御に移行する節電移行手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3の発明において、設定手段は、ネットワークに対してブロードキャストを行い、ブロードキャストに対する応答台数に基づき基準台数を設定することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項3の発明において、節電制御手段は、印刷ジョブを受け付けなくなってからの経過時間を計時するタイマ手段を更に具備し、節電移行手段は、トラフィック量監視手段により監視された応答台数が設定手段に設定された基準台数以下になった場合若しくはタイマ手段の計時時間が予め設定された基準時間を越えた場合に節電制御に移行することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、ネットワークに接続され、ネットワークから受信した印刷ジョブに基づいて印刷処理を行う画像形成装置の節電制御方法において、ネットワーク上を流れるデータのトラフィック量を監視し、監視したネットワーク上を流れるデータのトラフィック量に基づき少なくとも一部への給電を遮断する節電制御に移行することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項6の発明において、ネットワークに対して定期的にブロードキャストを行い、ブロードキャストに対する応答台数に基づきネットワーク上を流れるデータのトラフィック量を監視することを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項7の発明において、節電制御に移行する基準台数を予め設定し、ブロードキャストに対する応答台数が予め設定された基準台数以下になると節電制御に移行することを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項8の発明において、ネットワークに対してブロードキャストを行い、ブロードキャストに対する応答台数に基づき基準台数を設定することを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項8の発明において、印刷ジョブを受け付けなくなってからの経過時間をタイマ手段により計時し、ブロードキャストに対する応答台数が基準台数以下になった場合若しくはタイマ手段の計時時間が予め設定された基準時間を越えた場合に節電制御に移行することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置および画像形成装置の節電制御方法によれば、ネットワークの利用状況に応じた節電制御行うことができ、また、現在のネットワーク環境を節電モードの移行基準値として自動で取得して設定することができる。
これにより、ネットワーク構成、ネットワークワーク利用状況を十分把握していないユーザにおいても、簡便な操作で、現在のネットワーク利用状況を取得して移行基準値を設定することができる。
以下、本発明の画像形成装置及びその節電制御方法の実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる画像形成装置の第1の制御構成を示すブロック図である。
画像形成装置3は、ネットワーク2に接続し、複数の印刷クライアント端末1からの印刷要求を受信して印刷処理を行う。
また、画像形成装置3は、画像形成装置3に供給される電力の一部を遮断して節電モードへ移行する節電機能を有する。
画像形成装置3における節電モードへの移行は、画像出力部21のアイドリング持続時間、ネットワーク監視機能により取得したネットワーク2の利用状況(接続機器の台数およびネットワークトラフィック量)に基づいて判断される。
また、画像形成装置3は、節電モードへの移行判断基準値の変更が可能なユーザインタフェースを有し、特に、ネットワーク監視時の移行判断基準値に対しては、現在のネットワーク2における稼動台数をネットワーク監視機能によって取得し、節電モードへの移行判断基準値に自動設定することが可能である。
画像形成装置3は、主電源17、サブ電源13の2つの電源装置からの給電によって稼動し、サブ電源13からの給電によって稼動するサブ電源給電部42と、それ以外の主電源17からの給電によって稼動する主電源給電部41とで構成される。
サブ電源給電部42は、ネットワークインタフェース4、画像形成装置制御部18、画像形成装置記憶部A(16A)、画像形成装置内部バス23で構成される。
画像形成装置制御部18は、CPU(図示せず)およびRAM(図示せず)を具備し、画像形成装置3における節電制御、印刷処理、ネットワーク監視制御、パラメータ設定等の各制御プログラムを実行して画像形成装置3全体を制御する。
画像形成装置記憶部A(16A)は、画像形成装置制御部18で実行する各制御プログラおよびそのパラメータを記憶する書換え可能な不揮発性メモリで構成される。
また、画像形成装置制御部18で実行される各制御プログラムおよびその制御用パラメータは、画像形成装置記憶部A(16A)以外に、主電源17から給電されるの画像形成装置記憶部B(16B)の2つの記憶デバイスに分けて記憶される。
画像形成装置記憶部A(16A)は、節電モードで待機稼動する場合に最低限必要なプログラムデータおよび制御用パラメータを少なくとも記憶して管理し、それ以外のデータは、画像形成装置記憶部B(16B)に記憶して管理する。
ネットワークインタフェース4は、画像形成装置内部バス23を介して画像形成装置制御部18とのデータの送受信制御を行う外部バスインタフェース14と、パケット送受信用のポート(図示せず)、物理層におけるデータの送受信を制御するPHYチップ(図示せず)、通信機器のマックアドレスを監視して制御するMACチップ(図示せず)、ネットワーク2から受信したバケットデータを一時的に保持する受信バッファ(図示せず)を具備するパケット送受信制御部8で構成される。
一方、主電源給電部41は、操作/表示部15、入出力インタフェース20、画像形成装置記憶部B(16B)、画像出力部21で構成される。
画像形成装置記憶部B(16B)は、画像形成装置3が節電モードに移行する際は、給電が遮断されるメモリデバイスであり、通常モードでの稼動時においてのみ必要な機能に関する各制御プログラムおよびそのパラメータを記憶する。
画像出力部21は、画像形成装置制御部18から受信した印刷用データをページ単位の印刷画像に展開して印刷用紙に画像を形成するプリンタエンジンである。
操作/表示部15は、節電制御機能を始めとする画像形成装置3の各機能に関するメンテナンス操作をユーザが行うための入出力装置である。
入出力インタフェース20は、操作/表示部15からの入力操作を検知して画像形成装置制御部18に検知信号を出力し、また、画像形成装置制御部18から受信した表示用データを操作/表示部15への出力データ形式に変換して操作/表示部15に出力する。
次に、画像形成装置3の操作/表示部15にて行われる節電制御移行基準値の設定操作について説明する。
図2は、本発明の画像形成装置において、節電モード移行基準値を設定、確認するためのユーザインタフェース画面の例である。
図2において、節電モード移行基準値として設定する項目は、アイドリング時間監視設定と、ネットワーク監視設定の2つの項目がある。
アイドリング時間監視設定の設定項目は、アイドリング時間監視設定入力部31にて設定するアイドリング持続時間があり、画像出力部21におけるアイドリング状態の持続時間を監視するためのタイマ値を設定する。
一方、ネットワーク監視設定に関する設定項目は、画像形成装置制御部18がネットワーク監視を行う時間間隔をネットワーク監視間隔入力部35にて入力する監視間隔と、節電モードに移行する条件としてネットワーク上の稼動機器の台数を接続機器台数入力部36にて設定する接続機器台数がある。
接続機器台数は、数値入力にて行う設定方法と、自動設定ボタン37の押下によって、現在ネットワーク上で稼動中の機器台数を自動で集計して設定する方法がある。
また、ユーザは、画面表示された内容を移行基準値として設定する場合は、登録ボタン33を押下し、設定操作を中止する場合、あるいは、設定操作を終了する場合は閉じるボタン39を押下する。
また、項目の設定内容無効チェックボックス38をチェックすることにより、節電制御処理の移行判断処理(詳細は後述)におけるアイドリング持続時間の監視、ネットワーク監視による節電モードへの移行判定処理をスキップすることができる。
次に、節電制御移行基準値のメンテナンス処理について説明する。
図3は、図1に示した画像形成装置3の操作/表示部15に表示された図2のユーザインタフェースによって処理される節電制御移行基準値のメンテナンス処理を示すフローチャートである。
操作/表示部15における節電モード移行基準設定画面の起動操作を入出力インタフェースを介して検知すると、画像形成装置制御部18は、画像形成装置記憶部B(16B)に記憶された節電制御用パラメータの読み出しを行い(ステップS101)、図2に示すような節電モード移行基準値設定画面を操作/表示部15に表示するための画面出力用データを作成し、入出力インタフェース20に出力する(ステップS102)。
ユーザが操作/表示部15に表示された節電モード移行基準値設定画面において、ユーザのボタン入力操作を入出インタフェース20が検知すると(ステップS103でYES)、入出力インタフェース20は、押下されたボタンの種類および、画面の各入力部に表示されたデータを画像形成装置制御部18に通知する。
押下されたボタンが自動設定ボタン37の場合(ステップS104でYES)、画像形成装置制御部18は、ネットワーク監視プログラムを起動し、ネットワーク2の各ノードに対して応答を指示するブロードキャストパケットデータを生成し、ネットワークインタフェース4を介してネットワーク2に送出する(ステップS105)。
画像形成装置制御部18は、各ノードからの応答パケットをネットワークインタフェース4を介して受信するとともに、応答したパケット数を接続機器台数として集計する(ステップS106)。
画像形成装置制御部18は、操作/表示部15に表示中の節電モード移行基準値設定画面をステップS106における集計結果に基づいて更新するための表示用データを作成して入出力インタフェース20に出力し、入出力インタフェース20は、画像形成装置制御部18から受信した更新用データに基づいて操作/表示部15に表示された節電モード移行基準値設定画面を更新する(ステップS107)。
再度、ステップS104に戻り、押下されたボタンが、登録ボタン33の場合(ステップS108でYES)、画像形成装置制御部18は、節電モード移行基準値設定画面30に表示中の各基準値に対応する画像形成装置記憶部B(16B)の各節電モード移行基準値を更新する。
また、閉じるボタン39が押下された場合(ステップS108でNO)、画像形成装置制御部18は、節電モード移行基準値設定画面30の表示を終了する制御データを入出力インタフェース20に出力して操作/表示部15における節電モード移行基準値設定画面30の表示を終了する(ステップS110)。
次に、図1に示した画像形成装置3の節電制御処理を図4のフローチャートに示して説明する。
図4において、画像形成装置制御部18は、ネットワーク2を介して受信した印刷ジョブを監視し、全ての印刷ジョブに対する印刷処理が完了した画像出力部21のアイドリング状態への遷移を監視する(ステップS201でNO)。
画像出力部21のアイドリング状態への遷移を検知すると(ステップS201でYES)、画像形成装置制御部18は、画像形成装置記憶部B(16B)から取得したアイドリング持続時間をタイマ値として取得し、アイドリング監視タイマをリセットする(ステップS202)。
また、画像形成装置制御部18は、画像形成装置記憶部B(16B)からネットワーク監視間隔をタイマ値として取得してタイマリセットし、次のネットワーク監視時刻への到達を監視する(ステップS203)。
画像出力部21のアイドリング持続時間が節電モード移行基準値以上継続したことをアイドリング監視タイマが検知した場合(ステップS204でYES)、画像形成装置制御部18は、節電モードに移行するために、主記憶領域のメモリ管理領域の内容を節電モード時にアクセス可能なメモリ領域を示す内容に書換えを行う。
そして、画像形成装置制御部18は、節電モード時の稼動制御に関与しない制御プログラムを停止し、主電源17からの給電を遮断する制御信号を電源コントローラ24に対して出力して節電モードへ移行する(ステップS208)。
一方、アイドリング持続時間の監視中(ステップS204でNO)にネットワーク監視タイマがネットワーク監視時刻を検知した場合(ステップS205でYES)、画像形成装置制御部18は、ネットワーク監視機能によりネットワーク2に接続された機器の接続台数を集計する(ステップS206)。
ステップS206で集計した接続機器の台数が、画像形成装置記憶部B(16B)に記憶された節電モード移行基準値の設定台数以下となる場合(ステップS207でYES)、画像形成装置制御部18は、節電モードへの移行制御を行う(ステップS208)。
画像形成装置制御部18は、節電モード中においては、ネットワークインタフェース4を介して自分宛に送付される印刷ジョブデータを含む印刷要求パケットの受信を監視する(ステップS209でNO)。
節電モード中において、ネットワーク2からの印刷要求パケットをネットワークインタフェース4を介して受信すると(ステップS209でYES)、画像形成装置制御部18は、主電源17からの給電を再開する制御信号を電源コントローラ24に対して出力し、主記憶領域のメモリ管理領域を通常モードにおいてアクセス可能なメモリ領域を示す内容に書換え、給電を再開したメモリデバイスのメモリチェック、節電モードへの移行時に停止した制御プログラムを再起動して節電モードからの復帰制御を行う(ステップS210)。
ステップS206に戻り、集計した接続機器の台数が、画像形成装置記憶部B(16B)に記憶された節電モード移行基準値の設定台数を超える場合(ステップS207でNO)、画像形成装置制御部18は、ステップS203に戻りネットワーク監視タイマをリセットとして次のネットワーク監視時刻の到達を引き続き監視する。
また、アイドリング持続時間の監視中、および、ネットワーク監視中において、印刷要求パケットをネットワークインタフェース4を介して受信した場合(ステップS211でYES)、画像形成装置制御部18は、受信した印刷ジョブに基づいて印刷処理を開始し、ステップS201に戻り、画像出力部21のアイドリング状態への遷移を監視する。
以上が本発明に係る画像形成装置およびその節電制御方法の第1実施例の説明である。
次に、本発明に係る画像形成装置およびその節電方法の第2実施例を示して説明する。
図5は、本発明に係る画像形成装置の第2の制御構成を示すブロック図である。
なお、説明の都合上、図1と重複する構成要素に対しては、同一の符号を付与し、構成要素の説明は適宜省略する。
図5において、画像形成装置3のサブ電源給電部42は、電源コントローラ24と、ネットワークインタフェース4、画像形成装置内部バス23で構成される。
一方、画像形成装置3の主電源給電部41は、操作/表示部15、入出力インタフェース20、画像形成装置制御部18、画像形成装置記憶部16、画像出力部21で構成される。
ここで、図1に示した画像形成装置の第一の制御構成との相違点は、画像形成装置制御部18および画像形成装置記憶部16(図1では画像形成装置記憶部A(16A)および画像形成装置記憶部B(16B))が、主電源給電部41に配置されており、一方のサブ電源給電部42におけるネットワークインタフェース4は、CPU(図示せず)およびRAM(図示せず)を具備して独自に制御可能なネットワークインタフェース制御部9と、ネットワークインタフェース記憶部5が追加された構成となっている。
さらに、ネットワークインタフェース記憶部5は、節電モードでの縮退稼動に最低限必要な制御プログラムおよびそのパラメータを少なくとも含む図1に示した画像形成装置記憶部A(16A)に記憶されたデータを記憶する。
この図5の構成にすることで、画像形成装置3は、節電モードに移行中は、画像形成装置制御部18ではなく、ネットワークインタフェース制御部9を中心としたサブ電源給電部42のみでの稼動制御を行う。
次に、図5に示した画像形成装置3の第2の制御構成での節電制御処理について説明する。
図6は、図5に示した第2の制御構成における画像形成装置の節電制御の処理手順を示したフローチャートである。
図6において、画像形成装置制御部18は、印刷ジョブの処理状況の監視により画像出力部21のアイドリング状態への遷移を監視する(ステップS301でNO)。
画像出力部21がアイドリング状態に遷移すると(ステップS301でYES)、画像形成装置制御部18は、画像形成装置記憶部16からアイドリング監視時間をタイマ値として取得し、アイドリング持続時間の監視タイマをリセットする(ステップS302)。
また、画像形成装置制御部18は、画像形成装置記憶部16からネットワーク監視間隔をタイマ値として取得し、ネットワーク監視タイマをリセットしてネットワーク監視時刻の到達を監視する(ステップS303)。
アイドリング監視タイマが、画像出力部21におけるアイドリング持続時間の節電モード移行基準値を超えたことを検知した場合(ステップS304でYES)、画像形成装置制御部18は、制御プログラムを停止し、節電モードへの準備が完了すると画像形成装置3全体の制御を移行する指示を示す制御信号をネットワークインタフェース制御部9に対して出力する。
ネットワークインタフェース制御部9は、主電源17からの給電を遮断する制御信号を電源コントローラ24に対して出力し、画像形成装置制御部18を含む主電源給電部41への給電を遮断して節電モードに移行する(ステップS308)。
ステップS305に戻り、画像出力装置21のアイドリング状態の監視中に、ネットワーク監視タイマがネットワーク監視時刻を検知した場合(ステップS305でYES)、画像形成装置制御部18は、ネットワーク監視機能によりネットワーク2に接続された機器の接続台数を集計する(ステップS306)。
ステップS306で集計した接続機器の台数が、画像形成装置記憶部16に記憶された節電モード移行基準値の設定値以下である場合(ステップS307でYES)、画像形成装置制御部18は、節電モードへの移行準備を開始し、節電モード中における画像形成装置3全体の制御を指示する制御信号をネットワークインタフェース制御部9に出力する(ステップS308)。
ネットワークインタフェース制御部9は、節電モード中においては、ネットワーク2からの印刷要求パケットの受信を監視する(ステップS309でNO)。
節電モード移行中において、ネットワーク2からの印刷要求パケットの受信をネットワークインタフェース4を介して受信すると(ステップS309でYES)、ネットワークインタフェース制御部9は、主電源17からの給電開始を指示する制御信号を電源コントローラ24に出力する。
そして、ネットワークインタフェース制御部9は、主電源17による主電源給電部41への電力供給が安定すると、通常モードへの復帰制御を指示する制御信号を画像形成装置制御部18に出力する。
そして、画像形成装置制御部18は、節電モードからの復帰制御として、給電が再開された画像形成装置記憶部16のメモリチェック、節電モード移行時に停止した制御プログラムの再起動を行う(ステップS310)。
節電モードからの復帰制御の完了通知を画像形成装置制御部18から受信すると(ステップS311でYES)、ネットワークインタフェース制御部9は、ネットワークインタフェース記憶部5に一時的に保存した印刷ジョブを含むパケットデータを外部バスインタフェース14および画像形成装置内部バス23を介して画像形成装置制御部18に出力する(ステップS312)。
ステップS305に戻り、画像出力部21のアイドリング持続時間の監視中、および、ネットワーク監視タイマによるネットワーク監視時刻の監視中において、印刷要求パケットをパケット送受信制御部8を介してネットワーク2から受信すると(ステップ313でYES)、画像形成装置制御部18は、ステップS301に戻り、受信した印刷ジョブに基づいて印刷処理を開始し、再度、画像出力部21のアイドリング状態への遷移を監視する。
また、ステップS307において、ネットワーク監視時刻に到達したものの、ネットワーク監視結果が節電モード移行基準値に基づく移行条件を満たさない場合は(ステップS307でNO)、ステップS303に戻り、画像形成装置制御部18は、ネットワーク監視タイマをリセットし、次のネットワーク監視時刻の到達を監視する。
以上が、本発明に係る画像形成装置およびその節電制御方法の第2実施例の説明である。
なお、上記、第1実施例および、第2実施例に示した構成において、図1および図5に示した画像形成装置制御部18によるネットワーク監視機能に単位時間におけるネットワーク上のパケット通信量を測定するトラフィック量測定機能を追加し、図2に示した節電モード移行基準値の設定画面においては、ネットワーク監視項目として単位時間あたりのパケット通信量を設定項目として追加してメンテナンス可能にし、図4および図6に示した節電制御処理においては、ネットワーク監視処理において、接続機器の台数の集計処理に加えて、ネットワークトラフィック量の測定および算出結果に基づく移行基準値との比較処理を追加し、測定したトラフィック量に応じて節電制御を行う構成にしてもよい。
また、本発明の画像形成装置をネットワーク上で複数接続して運用する構成にし、各接続機器において個別の移行基準値を設けて節電制御を実施してもよい。
この発明の画像形成装置およびその節電制御方法は、ネットワークに接続され、該ネットワークから受信した印刷ジョブに基づいて印刷処理を行う画像形成装置に利用可能である。この発明によれば、ネットワークの利用状況に応じた節電制御を行うことができ、また、現在のネットワーク環境を節電モードの移行基準値として自動で取得して設定することができ、これにより、ネットワーク構成、ネットワークワーク利用状況を十分把握していないユーザにおいても、簡便な操作で、ネットワーク環境の変化に対応した節電モードへの移行基準値を設定することができる。
本発明に係わる画像形成装置の第1の制御構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置の操作/表示部に表示される節電モード移行基準値のメンテナンス画面の例を示すユーザインタフェース画面である。 図1に示す画像形成装置における節電モード移行基準値のメンテナンス処理の手順を示すフローチャートである。 図1に示す画像形成装置における節電制御の処理手順を示すフローチャートである。 本発明に係わる画像形成装置の第2の制御構成を示すブロック図である。 図5に示す画像形成装置における節電制御の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 印刷クライアント端末
2 ネットワーク
3 画像形成装置
4 ネットワークインタフェース
5 ネットワークインタフェース記憶部
8 パケット送受信制御部
9 ネットワークインタフェース制御部
10 ネットワークインタフェース内部バス
13 サブ電源
14 外部バスインタフェース
15 操作/表示部
18 画像形成装置制御部
17 主電源
16 画像形成装置記憶部
16A 画像形成装置記憶部A
16B 画像形成装置記憶部B
20 入出力インタフェース
21 画像出力部
23 画像形成装置内部バス
24 電源コントローラ
30 節電モード移行基準値設定画面
34 アイドリング時間監視設定入力部
32 ネットワーク監視設定入力部
33 登録ボタン
35 ネットワーク監視間隔入力部
36 接続機器台数入力部
37 自動設定ボタン
39 閉じるボタン
41 主電源給電部
42 サブ電源給電部
38 設定内容無効チェックボックス

Claims (10)

  1. ネットワークに接続され、該ネットワークから受信した印刷ジョブに基づいて印刷処理を行う画像形成装置において、
    前記ネットワーク上を流れるデータのトラフィック量を監視するトラフィック量監視手段と、
    前記トラフィック量監視手段により監視された前記ネットワーク上を流れるデータのトラフィック量に基づき少なくとも一部への給電を遮断する節電制御に移行する節電制御手段と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トラフィック量監視手段は、
    前記ネットワークに対して定期的にブロードキャストを行い、該ブロードキャストに対する応答台数を監視する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記節電制御手段は、
    前記節電制御に移行する基準台数を設定する設定手段と、
    前記トラフィック量監視手段により監視された応答台数が前記設定手段に設定された基準台数以下になると前記節電制御に移行する節電移行手段と
    を具備することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記設定手段は、
    前記ネットワークに対してブロードキャストを行い、該ブロードキャストに対する応答台数に基づき前記基準台数を設定する
    ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記節電制御手段は、
    前記印刷ジョブを受け付けなくなってからの経過時間を計時するタイマ手段
    を更に具備し、
    前記節電移行手段は、
    前記トラフィック量監視手段により監視された応答台数が前記設定手段に設定された基準台数以下になった場合若しくは前記タイマ手段の計時時間が予め設定された基準時間を越えた場合に前記節電制御に移行する
    ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  6. ネットワークに接続され、該ネットワークから受信した印刷ジョブに基づいて印刷処理を行う画像形成装置の節電制御方法において、
    前記ネットワーク上を流れるデータのトラフィック量を監視し、
    該監視した前記ネットワーク上を流れるデータのトラフィック量に基づき少なくとも一部への給電を遮断する節電制御に移行する
    ことを特徴とする画像形成装置の節電制御方法。
  7. 前記ネットワークに対して定期的にブロードキャストを行い、該ブロードキャストに対する応答台数に基づき前記ネットワーク上を流れるデータのトラフィック量を監視する
    ことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置の節電制御方法。
  8. 前記節電制御に移行する基準台数を予め設定し、
    前記ブロードキャストに対する応答台数が該予め設定された基準台数以下になると前記節電制御に移行する
    ことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置の節電制御方法。
  9. 前記ネットワークに対してブロードキャストを行い、該ブロードキャストに対する応答台数に基づき前記基準台数を設定する
    ことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置の節電制御方法。
  10. 前記印刷ジョブを受け付けなくなってからの経過時間をタイマ手段により計時し、
    前記ブロードキャストに対する応答台数が前記基準台数以下になった場合若しくは前記タイマ手段の計時時間が予め設定された基準時間を越えた場合に前記節電制御に移行する
    ことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置の節電制御方法。
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