JP5336312B2 - 通信装置、及び、その通信装置を備える画像処理装置 - Google Patents

通信装置、及び、その通信装置を備える画像処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、省エネルギーモード(以下「省エネモード」と記す。)機能を有する通信装置、及び、その通信装置を備える画像処理装置に関し、特には、リンクスピードの制御を行なう技術に関する。
近年、省エネモード機能を有する画像処理装置を備える画像形成装置が広まっている。このような画像処理装置には、省エネモード時において、画像形成装置全体の動作を制御するメイン基板に対する通電を遮断し、ネットワークへの接続性維持のために、データ通信等を行なうサブ基板のみに通電を行なうものがある。
例えば、後掲の特許文献1には、装置全体を制御するメインCPUに対して電源を供給するメイン電源と、パネルコントローラとして機能するサブCPUに対して電源を供給するサブ電源とを含む複合機について開示されている。この複合機では、メイン電源の電源供給を停止し、サブ電源からの電源供給のみとすることで省エネモードに移行する。
また、後掲の特許文献2には、省電力モードに移行する前に他の通信装置と通信するための通信速度を低速にし、省電力モードにおいては、通信速度を低速にするための指示をする部分への電力供給を遮断する通信装置について開示されている。
特開2003−63101号公報 特開2007−276341号公報
特許文献1及び特許文献2等に開示される技術においては、省エネモード時には、リンクスピードの制御を行なうメイン基板に対する通電が遮断されてしまうため、リンクスピードを変更することができない。そのため、ネットワークの接続先の装置がリンクスピードを変更した場合に、変更されたリンクスピードに追従できず、接続不良に陥ってしまうおそれがある。
本発明の目的は、省エネモード時においても、リンクスピード制御を柔軟に行なうことのできる通信装置、及び、その通信装置を備える画像処理装置を提供することである。
本発明の第1の局面に係る通信装置は、装置全体の動作を制御するメイン基板と、ネットワークを介して、ネットワーク接続先の装置とデータ通信を行なうサブ基板と、通常モード時には、メイン基板及びサブ基板に対して通電し、省エネモード時には、メイン基板に対する通電を遮断してサブ基板に通電するように、電源からの電力供給を制御する電源制御部と、を含む画像処理装置であって、サブ基板は、ネットワークとのリンクスピードを制御するリンクスピード制御部を含む。
このように、省エネモード時においても通電されるサブ基板にリンクスピード制御部が設けられるので、省エネモード時においてもリンクスピードの変更を行なうことが可能になる。したがって、ネットワーク接続先の装置におけるリンクスピードの変更に対しても柔軟に追従できる。また、省エネモード時においてもより消費電力の低いリンクスピードを選択することが可能になる。
好ましくは、リンクスピード制御部は、ネットワーク接続先の装置が対応可能なリンクスピードを示す対応リンクスピード情報を取得し、取得した対応リンクスピード情報に基づいて、ネットワークとのリンクスピードを決定する。このように、対応リンクスピード情報に基づいてリンクスピードが決定されるので、より一層確実に接続先の装置のリンクスピードに追従できるようになる。また、通信装置と接続先の装置との双方が対応可能なリンクスピードのうち、例えば最も消費電力の小さいもの等を選択することができるようになるので、省エネモード時においても、リンクスピード制御をより一層柔軟に行なうことができる。
より好ましくは、リンクスピード制御部は、データ通信が行なわれない期間が予め定める所定時間に達した場合に、リンクスピードを低速にする。これにより、通常モード時及び省エネモード時において、より一層消費電力を低減することができる。
さらに好ましくは、メイン基板は、ネットワークとのリンクスピードを制御するメイン基板側リンクスピード制御部をさらに含む。これによって、通常モード時において、メイン基板側でリンクスピードの制御を行なうことが可能になるので、サブ基板側のリンクスピード制御部の動作を停止することが可能となり、サブ基板の消費電力をより一層小さくすることができる。また、通常モード時において、リンクスピードの制御の実行部を、リンクスピード制御部及びメイン基板側リンクスピード制御部のうちのいずれかから適宜選択できるので、より一層利便性が向上する。
さらに好ましくは、電源制御部は、省エネモード時に省エネ復帰要因が発生したことに応答して、メイン基板に対する通電を再開する。これによって、省エネモードから通常モードへの移行をより一層円滑に行なうことができる。
さらに好ましくは、リンクスピード制御部は、メイン基板に対する通電の再開後に、リンクスピードを高速にする。このように、メイン基板における処理が可能となった状態でリンクスピードを高速にするので、通常モード復帰後の処理をより一層円滑に行なうことができる。
さらに好ましくは、リンクスピード制御部は、省エネ復帰要因が印刷データの受信である場合に、印刷データのデータ容量の大きさに応じて、リンクスピードを変更する。これによって、例えば、印刷データの容量が大きい場合にはリンクスピードを高速にする等の処理を行なうことが可能になるので、印刷データに対する高速処理が可能になる。
さらに好ましくは、リンクスピード制御部は、省エネ復帰要因の発生後からメイン基板に対する通電が再開されるまでの間、リンクスピードを低速にする。これによって、例えば、サブ基板側に、印刷データの処理等の受信データ(省エネ移行要因の1つ)に対する各種処理を充分に行なうための構成がない場合に、メイン基板における処理が可能になるまで、印刷データの大量受信を防止することができる。したがって、サブ基板側に、省エネ復帰要因に対する各種処理を充分に行なうための構成がない場合に生じる不具合を回避することができる。
また本発明の第2の局面に係る画像処理装置は、前記通信装置を含む。したがって、ネットワーク接続先の装置におけるリンクスピードの変更に対しても柔軟に追従できる。また、省エネモード時においてもより消費電力の低いリンクスピードを選択することが可能になる。
本発明によれば、省エネモード時においても通電されるサブ基板にリンクスピード制御部が設けられるので、省エネモード時においてもリンクスピードの変更を行なうことが可能になる。したがって、ネットワーク接続先の装置におけるリンクスピードの変更に対しても柔軟に追従できる。また、省エネモード時においてもより消費電力の低いリンクスピードを選択することが可能になる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置のハードウェア構成を概略して示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の機能ブロック図である。 通常ネットワーク処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。 簡易ネットワーク処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。 メインCPUによる省エネモード移行処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。 サブCPUによる省エネモード移行処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。 ネットワーク待機処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。 サブCPUによる省エネモード復帰処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。 メインCPUによる省エネモード復帰処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。 電源制御処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。 省エネモード移行時におけるリンクスピードダウン設定処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。 省エネモード復帰時におけるリンクスピードアップ設定処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係る簡易ネットワーク処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装置の機能ブロック図である。 メインCPUによる通常ネットワーク処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。 サブCPUによる簡易ネットワーク処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。
以下の説明及び図面においては、同一の部品には同一の参照符号及び名称を付してある。それらの機能も同様である。したがって、それらについての詳細な説明をその都度繰返すことはしない。
−第1の実施の形態−
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置100のハードウェア構成を概略して示すブロック図である。本実施の形態に係る画像処理装置100は、画像形成装置に含まれる。この画像形成装置は、上記画像処理装置100に加えて、原稿画像を読取るスキャナ部、画像データに基づいて画像を形成する画像形成部、及び、液晶ディスプレイとタッチパネルとを重ねて構成される操作パネル(以上いずれも図示せず。)等を含む。画像形成装置は、上記した各部を動作させることによって、ユーザの入力操作による操作パネルからの指示に応じて、原稿画像を読取り記録用紙に画像を印刷するコピー処理、原稿画像を読取り外部装置に画像データを送信するファクシミリ処理、及び、外部装置から送信される画像データに基づく画像を記録用紙に印刷する印刷処理等を含む各種処理を実行する。
図1を参照して、画像処理装置100は、メイン基板104及びサブ基板106を含む。
メイン基板104は、画像形成部の動作及び画像処理等を含む画像形成装置全体の動作を制御するプリンタコントローラとして機能する。メイン基板104は、メイン基板側CPU(Central Processing Unit、以下「メインCPU」と記す。)108と、RAM(Random Access Memory)110と、フラッシュメモリ112と、を含む。
メインCPU108は、フラッシュメモリ112に格納される各種コンピュータプログラム及びデータに従って、画像形成装置の各機能に関する制御を実行する。
RAM110は、メインCPU108による演算及び処理の結果を一時的に記憶するワーキングメモリとしての機能と、画像データを記憶するフレームメモリとしての機能とを提供する。
フラッシュメモリ112は、画像形成装置の動作を制御するのに必要な上記各種コンピュータプログラム及びデータを格納する読出し専用の不揮発性記憶デバイスである。フラッシュメモリ112には、画像形成装置の一般的な動作を制御するのに必要な各種コンピュータプログラムとともに、後述する、通常ネットワーク処理、省エネモード移行処理、及び、省エネモード復帰処理を実現するためのコンピュータプログラムが記憶される。メインCPU108、RAM110、及び、フラッシュメモリ112は、メインバスライン113に対して電気的に接続される。
サブ基板106は、通信インターフェイス基板として機能する。サブ基板106は、サブ基板側CPU(以下「サブCPU」と記す。)114と、RAM116と、フラッシュメモリ118と、MAC(Media Access Controller)120と、を含む。
サブCPU114は、フラッシュメモリ118に格納されている各種コンピュータプログラム及びデータに従って、サブ基板106における各種機能に関する制御を実行する。
RAM116は、サブCPU114による演算及び処理の結果を一時的に記憶するワーキングメモリとしての機能を提供する。
フラッシュメモリ118は、サブ基板106の動作を制御するのに必要な各種コンピュータプログラム及びデータを格納する読出し専用の不揮発性記憶デバイスである。フラッシュメモリ118には、サブ基板106の一般的な動作を制御するのに必要な各種コンピュータプログラムとともに、後述する、簡易ネットワーク処理、省エネモード移行処理、ネットワーク待機処理、省エネモード復帰処理、リンクスピードダウン設定処理、及び、リンクスピードアップ設定処理を実現するためのコンピュータプログラムが記憶される。
MAC120は、PHY(Physical Layer Device)122を介してネットワーク124と接続される。MAC120及びPHY122は、ネットワーク124とのインターフェイスをとる。
サブCPU114、RAM116、フラッシュメモリ118、及び、MAC120は、サブバスライン121に対して電気的に接続される。メインバスライン113及びサブバスライン121は互いに電気的に接続される。したがって、メインCPU108及びサブCPU114は、MAC120及びPHY122に対してアクセス可能である。したがって、メインCPU108及びサブCPU114は、ネットワーク124を介して、ネットワーク124に接続される接続先の装置(外部装置)とのデータ通信が可能である。
メイン基板104には、メイン電源130が接続され、このメイン電源130から電力が供給されることで、メイン基板104の各部が動作する。サブ基板106には、サブ電源132が接続され、このサブ電源132から電力が供給されることで、サブ基板106の各部が動作する。
画像処理装置100は、さらに、電源制御部134を含む。電源制御部134は、電源制御用CPU、RAM及びフラッシュメモリ(以上いずれも図示せず。)を含む。電源制御部134は、上記フラッシュメモリに格納される、後述する電源制御処理を実現するためのコンピュータプログラムに従って、メイン電源130及びサブ電源132のON/OFFを制御することで、メイン基板104及びサブ基板106に対する、メイン電源130及びサブ電源132からの電力供給を制御する。
本実施の形態に係る画像処理装置100において、通常モード時には、メイン基板104及びサブ基板106に対して通電が行なわれる。省エネモード時には、メイン基板104に対する通電は遮断され、サブ基板106に対してのみ通電が行なわれる。
図2は、本実施の形態に係る画像処理装置100の機能ブロック図である。図2を参照して、メイン基板104は、ネットワーク応答処理部202及び省エネ移行判定処理部204を含む。ネットワーク応答処理部202及び省エネ移行判定処理部204は、実際にはメインCPU108により実行されるコンピュータプログラムによって実現される。
ネットワーク応答処理部202は、受信したパケットデータ(以下単に「パケット」と記す。)に対して通常パケット処理を行なう。ここで、通常パケット処理とは、通常モード時において行なわれるネットワーク処理のことであり、印刷データに対する各種処理及びWebアクセスに対する応答処理等を含む処理のことを言う。
省エネ移行判定処理部204は、省エネ移行要因が発生したか否かを判定し、省エネ移行要因が発生したと判定した場合には、電源制御部134に対して割込信号を送信する。上記した省エネ移行要因としては、特に限定されないが、例えば、後述するタイマによる省エネ移行要因(図3参照)、操作パネルの省エネボタンが押下されたことによる省エネ移行要因、及び、操作パネルに対する入力操作が予め定める所定期間行なわれないことによる省エネ移行要因等がある。なお、上記した省エネボタンは、省エネモードへの移行、及び、省エネモードの解除(通常モードの復帰)を命令するためのボタンである。
サブ基板106は、ネットワークドライバ206、ネットワーク応答切替部208、簡易ネットワーク応答処理部210、計時処理部212、リンクスピード制御部214、及び、省エネ復帰判定処理部216を含む。これらは、実際にはサブCPU114により実行されるコンピュータプログラムによって実現される。
ネットワークドライバ206は、MAC120及びPHY122を制御することで、ネットワーク124接続先の装置と、パケットの送受信を行なう。
ネットワーク応答切替部208は、メインCPU108又はサブCPU114から受信する切替要求信号に応答して、パケット処理の実行部、すなわち、ネットワークドライバ206によって受信されたパケットの送信先を、ネットワーク応答処理部202又は簡易ネットワーク応答処理部210のいずれかに設定する。ネットワーク応答切替部208は、メインCPU108から切替要求信号を受信した場合には、パケット処理の実行部が簡易ネットワーク応答処理部210となるように設定する。一方、サブCPU114から切替要求信号を受信した場合には、パケット処理の実行部がネットワーク応答処理部202となるように設定する。
簡易ネットワーク応答処理部210は、受信したパケットに対して簡易パケット処理を行なう。ここで、簡易パケット処理とは、ネットワーク接続性維持のための最低限のネットワーク処理のことであり、例えば、Ping応答処理及びブロードキャストパケットに対する応答処理等を含む処理のことを言う。簡易ネットワーク応答処理部210は、さらに、メインCPU108からリセット信号の発行を要求するリセット要求信号を受信すると、ネットワーク応答処理部202に対してリセット信号を発行する。
計時処理部212は、時計機能を有する。すなわち、計時処理部212は、タイマを備え、このタイマのON/OFFを制御することで時間計測を行なう。以下、この時間計測のことをタイマカウントと記す。計時処理部212は、タイマカウントによるカウント値が予め定める各設定値に達すると、サブCPU114に対してその旨を通知する。サブCPU114は、受信した通知に応答して、リンクスピード制御部214又は省エネ復帰判定処理部216等に対し、所定の処理を実行させる。このような計時処理部212及びサブCPU114の処理によって、例えば、翌朝7時に省エネモード復帰処理を実行させること等が可能になる。
リンクスピード制御部214は、所定の条件に基づいて、後述する、リンクスピードダウン設定処理又はリンクスピードアップ設定処理を実行することで、リンクスピードの制御を行なう。
省エネ復帰判定処理部216は、省エネ復帰要因が発生したか否かを判定し、省エネ復帰要因が発生したと判定した場合には、電源制御部134に対して割込信号を送信する。上記した省エネ移行要因としては、特に限定されないが、例えば、後述するパケット受信による省エネ復帰要因(図7参照)、後述するタイマによる省エネ復帰要因(図7参照)、操作パネルの省エネボタンが押下されたことによる省エネ復帰要因、印刷ジョブ等の実行の指示がなされたことによる省エネ復帰要因、スキャナ部が原稿を検知したことによる省エネ復帰要因、及び、Webアクセスが行なわれたことによる省エネ復帰要因等がある。
[ソフトウェア構成]
以下、フラッシュメモリ112、フラッシュメモリ118、及び、電源制御部134のフラッシュメモリに記憶される各種コンピュータプログラムの制御構造について説明する。
−通常モード時において実行される処理−
通常モード時には、メインCPU108によって通常ネットワーク処理が実行され、サブCPU114によって簡易ネットワーク処理が実行される。
<通常ネットワーク処理>
図3は、通常ネットワーク処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。通常ネットワーク処理を実現するためのプログラムは、動作モードが通常モードに設定されることによって、又は、後述する省エネモード復帰処理(図9参照)におけるステップS702の処理後に起動され、動作モードが省エネモードに設定されることによって終了される。図3を参照して、このプログラムは、メインCPU108に備えられるタイマをONにしてタイマカウントを開始するステップS101と、タイマカウントによるカウント値が予め定める設定値Aに達したか否かを判定するステップS102と、ステップS102にて、カウント値が設定値Aに達していないと判定された場合(NOの場合)に実行され、ネットワークドライバ206がパケットを受信したか否かを判定するステップS103と、を含む。ステップS103にて、パケットを受信していないと判定された場合(NOの場合)には、制御はステップS102に戻る。
このプログラムはさらに、ステップS103にて、パケットを受信したと判定された場合(YESの場合)に実行され、ネットワーク応答処理部202に対し、受信したパケットに対して通常パケット処理を行なわせるステップS104を含む。
このプログラムはさらに、ステップS102にて、カウント値が設定値Aに達したと判定された場合(YESの場合)に実行され、省エネ移行判定処理部204に対し、タイマによる省エネ移行要因が発生したことを通知するステップS105を含む。
<簡易ネットワーク処理>
図4は、簡易ネットワーク処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。簡易ネットワーク処理を実現するためのプログラムは、動作モードが通常モードに設定されることによって、又は、後述する省エネモード復帰処理(図8参照)におけるステップS608の処理後に起動され、動作モードが省エネモードに設定されることによって終了される。図4を参照して、このプログラムは、計時処理部212に対し、タイマカウントを開始させるステップS201と、タイマカウントによるカウント値が予め定める設定値Bに達したか否かを判定するステップS202と、ステップS202にて、カウント値が設定値Bに達していないと判定された場合(NOの場合)に実行され、ネットワークドライバ206がパケットを受信したか否かを判定するステップS203と、を含む。ステップS203にて、パケットを受信していないと判定された場合(NOの場合)には、制御はステップS202に戻る。ステップS203にて、パケットを受信したと判定された場合(YESの場合)には、制御はステップS201に戻る。
このプログラムはさらに、ステップS202にて、カウント値が設定値Bに達したと判定された場合(YESの場合)に実行され、リンクスピード制御部214に対し、後述するリンクスピードダウン設定処理を実行させるステップS204を含む。
−省エネモード移行時において実行される処理−
メインCPU108によって実行される省エネモード移行処理、及び、サブCPU114によって実行される省エネモード移行処理によって、通常モードから省エネモードへの移行が行なわれる。なお、メイン基板104に対する通電が遮断された時点で、動作モードは、通常モードから省エネモードへ移行する。
<メインCPU108による省エネモード移行処理>
図5は、メインCPU108による省エネモード移行処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。省エネモード移行処理を実現するためのプログラムは、動作モードが通常モードに設定されることによって起動される。図5を参照して、このプログラムは、省エネ移行判定処理部204に対し、省エネ移行要因が発生するまで待機させるステップS301を含む。
このプログラムはさらに、ステップS301にて、省エネ移行要因が発生したと判定された場合(YESの場合)に実行され、省エネ移行判定処理部204に対し、電源制御部134に対して割込信号を送信させるステップS302と、省エネモード移行準備処理「以下単に「移行準備処理」と記す。)」を実行するステップS303と、を含む。移行準備処理とは、通常の電源OFFシーケンスの一環として行なわれる処理のことであり、例えば、図示しない不揮発性メモリにデータを退避させる処理等、がある。
このプログラムはさらに、ネットワーク応答切替部208に対し、切替要求信号を送信するステップS304と、簡易ネットワーク応答処理部210に対し、リセット要求信号を送信するステップS305と、を含む。
このプログラムはさらに、ネットワーク応答処理部202が、簡易ネットワーク応答処理部210からリセット信号を受信したか否かを判定するステップS306と、ステップS306にてリセット信号を受信したと判定された場合(YESの場合)に実行され、メイン基板104全体のリセット処理を実行するステップS307と、を含む。ステップS306にてリセット信号を受信していないと判定された場合(NOの場合)には、制御はステップS305に戻る。ここで、リセット処理とは、メインCPU108のリセット端子に入力される特定の信号の状態を切替える(例えば、アクティブの状態(以下「H(Highの頭文字)」と記す。)から非アクティブの状態(以下「L(Lowの頭文字)」と記す。)に切替える、又は、LからHに切替える)ことで、メインCPU108内部のレジスタ及びフラグ等を強制的に初期状態に移行させる処理のことを言う。
<サブCPU114による省エネモード移行処理>
図6は、サブCPU114による省エネモード移行処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。省エネモード移行処理を実現するためのプログラムは、動作モードが通常モードに設定されることによって起動される。図6を参照して、このプログラムは、ネットワーク応答切替部208が、メインCPU108から切替要求信号を受信するまで待機するステップS401と、ステップS401にて、切替要求信号を受信したと判定された場合(YESの場合)に実行され、簡易ネットワーク応答処理部210が、メインCPU108からリセット要求信号を受信するまで待機するステップS402と、を含む。
このプログラムはさらに、ステップS402にて、リセット要求信号を受信したと判定された場合(YESの場合)に実行され、簡易ネットワーク応答処理部210に対し、ネットワーク応答処理部202に対してリセット信号を発行させるステップS403と、電源制御部134に対して割込信号を送信するステップS404と、を含む。
このプログラムはさらに、メイン基板104に対する通電が遮断されたか否かを判定するステップS405と、ステップS405にて、通電が遮断されたと判定された場合(YESの場合)に実行され、リンクスピード制御部214に対し、後述するリンクスピードダウン設定処理を実行させるステップS406と、後述するネットワーク待機処理(図7参照)に移行するステップS407と、を含む。ステップS405にて、通電が遮断されていないと判定された場合(NOの場合)には、制御はステップS404に戻る。
−省エネモード時において実行される処理−
省エネモード時には、サブCPU114によってネットワーク待機処理が実行される。
<ネットワーク待機処理>
図7は、ネットワーク待機処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。ネットワーク待機処理を実現するためのプログラムは、省エネモード移行処理(図6参照)におけるステップS406の処理後に起動され、動作モードが通常モードに設定されることによって終了される。図7を参照して、ネットワーク待機処理を実現するためのプログラムは、計時処理部212に対し、タイマカウントを開始させるステップS501と、タイマカウントによるカウント値が予め定める設定値Cに達したか否かを判定するステップS502と、ステップS502にて、カウント値が設定値Cに達したと判定された場合(YESの場合)に実行され、リンクスピード制御部214に対し、後述するリンクスピードダウン設定処理を実行させるステップS503と、を含む。
このプログラムはさらに、計時処理部212に対し、タイマカウントを再度開始させるステップS504と、タイマカウントによるカウント値が予め定める設定値Dに達したか否かを判定するステップS505と、を含む。
このプログラムはさらに、ステップS502にて、カウント値が設定値Cに達していないと判定された場合(NOの場合)に実行され、ネットワークドライバ206がパケットを受信したか否かを判定するステップS506を含む。ステップS506にて、パケットを受信していないと判定された場合(NOの場合)には、制御はステップS502に戻る。
このプログラムはさらに、ステップS505にて、カウント値が設定値Dに達していないと判定された場合(NOの場合)に実行され、ネットワークドライバ206がパケットを受信したか否かを判定するステップS507を含む。ステップS507にて、パケットを受信していないと判定された場合(NOの場合)には、制御はステップS505に戻る。
このプログラムはさらに、ステップS506、又は、ステップS507にて、パケットを受信したと判定された場合(YESの場合)に実行され、受信したパケットが簡易パケット処理で処理可能であるか否かを判定するステップS508と、ステップS508にて、処理可能であると判定された場合(YESの場合)、すなわち受信したパケットがPing等である場合に実行され、簡易ネットワーク応答処理部210に対し、受信したパケットに対して簡易パケット処理を行なわせるステップS509と、を含む。
このプログラムはさらに、ステップS508にて、処理可能でないと判定された場合(NOの場合)、すなわち受信したパケットが印刷データ又はWebアクセス等である場合に実行され、省エネ復帰判定処理部216に対し、パケット受信による省エネ復帰要因が発生したことを通知するステップS510を含む。ステップS509又はステップS510の処理後、制御はステップS501に戻る。
このプログラムはさらに、ステップS505にて、カウント値が設定値Dに達したと判定された場合(YESの場合)に実行され、省エネ復帰判定処理部216に対し、タイマによる省エネ復帰要因が発生したことを通知するステップS511を含む。
−省エネモード復帰時において実行される処理−
サブCPU114によって実行される省エネモード復帰処理、及び、メインCPU108によって実行される省エネモード復帰処理によって、省エネモードから通常モードへの移行が行なわれる。なお、メイン基板104に対する通電が開始された時点で、動作モードは、省エネモードから通常モードへ移行する。
<サブCPU114による省エネモード復帰処理>
図8は、サブCPU114による省エネモード復帰処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。省エネモード復帰処理を実現するためのプログラムは、動作モードが省エネモードに設定されることによって起動される。図8を参照して、このプログラムは、省エネ復帰判定処理部216に対し、省エネ復帰要因が発生するまで待機させるステップS601と、ステップS601にて、省エネ復帰要因が発生したと判定された場合(YESの場合)に実行され、省エネ復帰判定処理部216に対し、電源制御部134に対して割込信号を送信させるステップS602と、メイン基板104に対する通電が再開されるまで待機するステップS603と、を含む。
このプログラムはさらに、ステップS603にて、通電が再開されたと判定された場合(YESの場合)に実行され、ネットワーク応答処理部202に対し、メイン基板104におけるリセット処理の解除を要求するリセット解除信号を送信するステップS604と、ネットワーク応答切替部208に対し、切替要求信号を送信するステップS605と、を含む。
このプログラムはさらに、省エネ復帰要因は印刷データの受信であるか否かを判定するステップS606と、ステップS606にて、印刷データの受信であると判定された場合(YESの場合)に実行され、印刷データのデータ容量が大きいか否かを判定するステップS607と、ステップS607にて、データ容量が大きいと判定された場合(YESの場合)に実行され、リンクスピード制御部214に対し、後述するリンクスピードアップ設定処理を実行させるステップS608と、を含む。
このプログラムはさらに、ステップS606にて印刷データの受信ではないと判定された場合(NOの場合)、ステップS607にてデータ容量が小さいと判定された場合(NOの場合)、又は、ステップS608の処理後に実行され、上記した簡易ネットワーク処理(図3参照)に移行するステップS609を含む。
<メインCPU108による省エネモード復帰処理>
図9は、メインCPU108による省エネモード復帰処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。省エネモード復帰処理を実現するためのプログラムは、メイン基板104に対する通電が再開されることによって起動される。図9を参照して、このプログラムは、ネットワーク応答処理部202が、リセット解除信号を受信するまで待機するステップS701と、ステップS701にて、リセット解除信号を受信したと判定された場合(YESの場合)に実行され、省エネモード復帰準備処理「以下単に「復帰準備処理」と記す。)」を実行するステップS702と、を含む。復帰準備処理は、メイン基板104のリセット解除処理、及び、移行準備処理にて退避させたデータを元に戻すデータ復帰処理等を含む。ここで、リセット解除処理とは、各種プログラムを起動させることで、メインCPU108内部のレジスタ及びフラグ等を初期状態から復帰させる処理のことを言う。
このプログラムはさらに、上記した通常ネットワーク処理(図4参照)に移行するステップS703を含む。
−電源制御部134によって実行される処理−
<電源制御処理>
図10は、電源制御処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。電源制御処理を実現するためのプログラムは、ユーザによって画像形成装置の電源が投入されることによって起動され、画像形成装置の電源が切られることによって終了する。図10を参照して、このプログラムは、省エネ移行判定処理部204からの割込信号を受信するまで待機するステップS801と、ステップS801にて、割込信号を受信したと判定された場合(YESの場合)に実行され、電源制御部134に備えられるタイマをONにしてタイマカウントを開始するステップS802と、サブCPU114からの割込信号を受信したか否かを判定するステップS803と、ステップS803にて、割込信号を受信していないと判定した場合(NOの場合)に実行され、タイマカウントによるカウント値が予め定める設定値Eに達したか否かを判定するステップS804と、を含む。ステップS804にて、カウント値が設定値Eに達していないと判定された場合(NOの場合)には、制御はステップS803に戻る。ステップS804にて、カウント値が設定値Eに達したと判定された場合(YESの場合)には、制御はステップS801に戻る。
このプログラムはさらに、ステップS803にて、割込信号を受信したと判定した場合(YESの場合)に実行され、メイン基板104に対する通電を遮断するステップS805と、省エネ復帰判定処理部216からの割込信号を受信するまで待機するステップS806と、ステップS806にて、割込信号を受信したと判定された場合(YESの場合)に実行され、メイン基板104に対する通電を再開するステップS807と、を含む。
−リンクスピード制御−
<省エネモード移行時におけるリンクスピードダウン設定処理>
図11は、省エネモード移行時におけるリンクスピードダウン設定処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。図11を参照して、リンクスピードダウン設定処理を実現するためのプログラムは、接続先の装置から、接続先の装置が対応可能なリンクスピードを示す対応リンクスピード情報を取得するステップS901と、取得した対応リンクスピード情報に基づいて、画像処理装置100と接続先の装置との双方が対応可能なリンクスピードのうち、最も消費電力の小さいものを選択するステップS902と、選択したリンクスピードによる通信リンクの確立を実行するステップS903と、選択したリンクスピードによる通信リンクが確立されたか否かを判定するステップS904と、を含む。ステップS904にて、通信リンクが確立されたと判定された場合(YESの場合)には、制御は終了する。
このプログラムはさらに、ステップS904にて、通信リンクが確立されていないと判定された場合(NOの場合)に実行され、取得した対応リンクスピード情報に基づいて、画像処理装置100と接続先の装置との双方が対応可能なリンクスピードのうち、通信リンクの確立に失敗したリンクスピードの次に消費電力の小さいものを選択するステップS905を含む。ステップS905の処理後、制御はステップS903に戻る。
<省エネモード復帰時におけるリンクスピードアップ設定処理>
図12は、省エネモード復帰時におけるリンクスピードアップ設定処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。図12を参照して、リンクスピードアップ設定処理を実現するためのプログラムは、接続先の装置から、接続先の装置が対応可能なリンクスピードを示す対応リンクスピード情報を取得するステップS1001と、取得した対応リンクスピード情報に基づいて、画像処理装置100と接続先の装置との双方が対応可能なリンクスピードのうち、最も通信速度が速いものを選択するステップS1002と、選択したリンクスピードによる通信リンクの確立を実行するステップS1003と、選択したリンクスピードによる通信リンクが確立されたか否かを判定するステップS1004と、を含む。ステップS1004にて、通信リンクが確立されたと判定された場合(YESの場合)には、制御は終了する。
このプログラムはさらに、ステップS1004にて、通信リンクが確立されていないと判定された場合(NOの場合)に実行され、取得した対応リンクスピード情報に基づいて、画像処理装置100と接続先の装置との双方が対応可能なリンクスピードのうち、通信リンクの確立に失敗したリンクスピードの次に通信速度の速いものを選択するステップS1005と、を含む。ステップS1005の処理後、制御はステップS1003に戻る。
<動作>
図1〜図12を参照して、画像処理装置100は、以下のように動作する。なお、以下に示す動作を除く、画像処理装置100の一般的な動作は、従来の画像処理装置の動作と同じである。
−通常モード時の動作−
ユーザによって画像形成装置の電源が投入されると、動作モードは通常モードに設定される。電源制御部134による制御に従って、メイン電源130はメイン基板104に対して通電を開始し、サブ電源132はサブ基板106に対して通電を開始する。
(通常ネットワーク処理)
通常モード時において、メインCPU108は、以下に示す通常ネットワーク処理を行なう。メインCPU108は、まず、タイマカウントを開始し(S101)、タイマカウントによるカウント値が予め定める設定値Aに達したか否かを判定する(S102)。
カウント値が設定値Aに達していないとき(S102にてNO)にネットワークドライバ206がパケットを受信すると(S103にてYES)、ネットワーク応答切替部208は、ネットワーク応答処理部202に対して受信したパケットを送信する。そして、ネットワーク応答処理部202は、受信したパケットに対して通常パケット処理を行なう(S104)。
通常パケット処理の終了後、メインCPU108は、タイマカウントを再度開始し(S101)、タイマカウントによるカウント値が予め定める設定値Aに達したか否かを判定する(S102)。そして、パケットを受信しないままカウント値が設定値Aに達すると(S102にてYES)、省エネ移行判定処理部204に対し、タイマによる省エネ移行要因が発生したことを通知する(S105)。
(簡易ネットワーク処理)
通常モード時において、サブCPU114は、以下に示す簡易ネットワーク処理を行なう。計時処理部212は、まず、タイマカウントを開始する(S201)。サブCPU114は、タイマカウントによるカウント値が予め定める設定値Bに達したか否かを判定する(S202)。
カウント値が設定値Bに達していないとき(S202にてNO)にネットワークドライバ206がパケットを受信すると(S203にてYES)、計時処理部212は、タイマカウントを再度開始する(S201)。サブCPU114は、タイマカウントによるカウント値が予め定める設定値Bに達したか否かを判定する(S202)。そして、パケットを受信しないままカウント値が設定値Bに達すると(S202にてYES)、リンクスピード制御部214は、以下のようにしてリンクスピードダウン設定処理を実行する(S204)。このように、サブCPU114は、通常モード時において、リンクスピードダウン設定処理のみを行ない、簡易パケット処理を行なわない。すなわち、受信したパケットに対する処理はメインCPU108が行なう。したがって、サブCPU114が実行する処理量を軽減することができるので、サブCPU114の動作周波数を落とすこと等によってサブ基板106の消費電力をより一層小さくすることができる。
なお、上記設定値A,Bとしては特に限定されないが、設定値Aは設定値Bよりも大きくなるように設定されることが好ましい。
(通常モード時におけるリンクスピードダウン設定処理)
通常モード時において、パケットを受信しない期間が予め定める所定時間に達した場合(本実施の形態では、タイマカウントによるカウント値が設定値Bに達した場合)、リンクスピード制御部214は、リンクスピードを一気に又は段階的に遅くすることでサブ基板106側の消費電力を抑える。テーブル1に、通常モード時における画像処理装置100の内部ステータスと、各ステータスで利用可能なリンクスピードとの関係を示す。
Figure 0005336312
テーブル1を参照して、STATE(以下単に「S」と記す。)1で示される内部ステータスでは、最も通信速度の速いリンクスピード(以下単に「L」と記す場合がある。)1(本実施の形態では1000Mbps)が利用可能である。S2で示される内部ステータスでは、中程度のL2(本実施の形態では100Mbps)が利用可能である。S3で示される内部ステータスでは、最も通信速度の遅いL3(本実施の形態では10Mbps)が利用可能である。すなわち、画像処理装置100は、通常モード時において、L1〜L3のうちのいずれかのリンクスピードにて通信を行なうことができる。
通常モード開始時において、内部ステータスがS1に設定され、L1のリンクスピードが利用される場合には、通常モード時におけるリンクスピードダウン設定処理によって、内部ステータスがS2又はS3に設定され、リンクスピードがL2又はL3の通信リンクが確立される。また、通常モード開始時において、内部ステータスがS2に設定され、L2のリンクスピードが利用される場合には、通常モード時におけるリンクスピードダウン設定処理によって、内部ステータスがS3に設定され、リンクスピードがL3の通信リンクが確立される。
−省エネモード移行時の動作−
通常モード時において、メインCPU108は、以下に示す省エネモード移行処理を行なう。省エネ移行判定処理部204は、まず、省エネ移行要因が発生するまで待機する(S301)。
上記した通常ネットワーク処理において、省エネ移行判定処理部204に対し、タイマによる省エネ移行要因が発生したことが通知されると(S105)、省エネ移行判定処理部204は、省エネ移行要因が発生したと判定し(S301にてYES)、電源制御部134に対して割込信号を送信する(S302)。
電源制御部134は、省エネ移行判定処理部204から割込信号を受信すると(S801にてYES)、タイマカウントを開始する(S802)。
割込信号の送信後、メインCPU108は、移行準備処理を実行し(S303)、次いで、ネットワーク応答切替部208に対し、切替要求信号を送信するとともに(S304)、簡易ネットワーク応答処理部210に対し、リセット要求信号を送信する(S305)。
ネットワーク応答切替部208が切替要求信号を受信し(S401にてYES)、簡易ネットワーク応答処理部210がリセット要求信号を受信すると(S402にてYES)、簡易ネットワーク応答処理部210は、ネットワーク応答処理部202に対してリセット信号を発行し(S403)、サブCPU114は、電源制御部134に対して割込信号を送信する(S404)。本実施の形態において、この割込信号は、電源制御部134がタイマカウントを開始してから、カウント値が予め定める設定値Eに達するまでに送信されるものとする。
ネットワーク応答処理部202にて、リセット信号が受信されると(S306にてYES)と、メインCPU108は、メイン基板104のリセット処理を実行する(S307)。
電源制御部134は、カウント値が予め定める設定値Eに達するまでに(S804にてNO)サブCPU114からの割込信号を受信すると(S803にてYES)、メイン基板104に対する通電を遮断する(S805)。この時点で、動作モードは、通常モードから省エネモードに移行する。
サブCPU114によって、メイン基板104に対する通電が遮断されたと判定されると(S405にてYES)、リンクスピード制御部214は、以下に示すリンクスピードダウン設定処理を実行する(S406)。
(省エネモード移行時におけるリンクスピードダウン設定処理)
テーブル2に、通常モード時及び省エネモード時における、画像処理装置100の内部ステータスと、各ステータスで利用可能なリンクスピードとの関係を示す。
Figure 0005336312
テーブル2を参照して、S1〜S3で示される通常モード時の内部ステータスでは、それぞれ、上記したL1〜L3のリンクスピードが利用可能である。S4〜S6で示される省エネモード時の内部ステータスでは、それぞれ、上記したL1〜L3のリンクスピードが利用可能である。すなわち、画像処理装置100は、通常モード時及び省エネモード時において、L1〜L3のうちのいずれかのリンクスピードにて通信を行なうことができる。
省エネモード移行時において、サブCPU114は、まず、接続先の装置から、対応リンクスピード情報を取得する(S901)。このとき取得した対応リンクスピード情報には、接続先の装置が利用可能な少なくとも1つのリンクスピードを示す情報が含まれる。本実施の形態では、接続先の装置は、最も通信速度の速いL1(本実施の形態では1000Mbps)、中程度のL2(本実施の形態では100Mbps)、及び、最も通信速度の遅いL3(本実施の形態では10Mbps)のリンクスピードを利用可能であるものとする。
次いで、サブCPU114は、取得した対応リンクスピード情報に基づいて、画像処理装置100と接続先の装置との双方が対応可能なリンクスピードのうち、最も消費電力が小さいものを選択し(S902)、選択したリンクスピードによる通信リンクの確立を実行する(S903)。選択したリンクスピードによる通信リンクが確立されなかった場合には(S904にてNO)、次に消費電力の小さいものが選択され(S905)、選択されたリンクスピードによる通信リンクの確立が実行される(S903)。以下、通信リンクが確立される(S904にてYES)まで、上記選択処理及び確立処理が繰返される。
通信リンク確立前(S903より前)において、内部ステータスがS1に設定され、L1のリンクスピードが利用される場合には、省エネ移行時におけるリンクスピードダウン設定処理によって、内部ステータスはS4、S5又はS6に設定され、リンクスピードがL1、L2又はL3の通信リンクが確立される。通信リンク確立前において、内部ステータスがS2に設定され、L2のリンクスピードが利用される場合には、省エネ移行時におけるリンクスピードダウン設定処理によって、内部ステータスはS5又はS6に設定され、リンクスピードがL2又はL3の通信リンクが確立される。通信リンク確立前において、内部ステータスがS3に設定され、L3のリンクスピードが利用される場合には、省エネ移行時におけるリンクスピードダウン設定処理によって、内部ステータスはS6に設定され、リンクスピードがL3の通信リンクが確立される。このように、省エネ移行時におけるリンクスピードダウン設定処理では、通信リンク確立前のリンクスピード以下の速さのリンクスピードが設定される。したがって、対応リンクスピード情報がL1のみを示す場合、すなわち、接続先の装置のリンクスピードがL1に固定されている場合には、省エネモード移行後もL1のリンクスピードの通信リンクが確立される。すなわち、画像処理装置100の内部ステータスがS1からS4に移行し、リンクスピードは変わらない。また、接続先の装置のリンクスピードがL3に固定されている場合には、省エネモード移行後もL3のリンクスピードの通信リンクが確立される。すなわち、画像処理装置100の内部ステータスがS3からS6に移行し、リンクスピードは変わらない。なお、通信リンクが確立されないこと(S904にてNO)はまれである。
上記したリンクスピードダウン設定処理の実行後、サブCPU114は、以下に示すネットワーク待機処理に移行する(S407)。
(ネットワーク待機処理)
計時処理部212は、まず、タイマカウントを開始する(S501)。サブCPU114は、タイマカウントによるカウント値が予め定める設定値Cに達したか否かを判定する(S502)。本実施の形態では、カウント値が設定値Cに達するまでの間に、パケットの受信はないものとする。
サブCPU114によって、カウント値が設定値Cに達したと判定されると(S502にてYES)、リンクスピード制御部214は、以下のようにしてリンクスピードダウン設定処理を実行する(S503)。
(省エネモード時におけるリンクスピードダウン設定処理)
省エネモード時において、パケットを受信しない期間が予め定める所定時間に達した場合(本実施の形態では、タイマカウントによるカウント値が設定値Cに達した場合)、リンクスピード制御部214は、リンクスピードを一気に又は段階的に遅くすることでサブ基板106側の消費電力を抑える。テーブル2を参照して、リンクスピードダウン設定処理前(S503の前)において、内部ステータスがS4に設定され、L1のリンクスピードが利用される場合には、省エネモード時におけるリンクスピードダウン設定処理によって、内部ステータスはS5又はS6に設定され、リンクスピードがL2又はL3の通信リンクが確立される。また、リンクスピードダウン設定処理前において、内部ステータスがS5に設定され、L2のリンクスピードが利用される場合には、省エネモード時におけるリンクスピードダウン設定処理によって、内部ステータスはS6に設定され、リンクスピードがL3の通信リンクが確立される。
上記したリンクスピードダウン設定処理の実行後、計時処理部212は、タイマカウントを再度開始する(S504)。サブCPU114は、タイマカウントによるカウント値が予め定める設定値Dに達したか否かを判定する(S505)。本実施の形態では、カウント値が設定値Dに達するまでの間に、パケットの受信はないものとする。
サブCPU114は、カウント値が設定値Dに達したと判定すると(S505にてYES)、省エネ復帰判定処理部216に対してタイマによる省エネ復帰要因が発生したことを通知する(S511)。
−省エネモード復帰時の動作−
省エネモード時において、メインCPU108及びサブCPU114は、以下に示す省エネモード復帰処理を行なう。省エネ復帰判定処理部216は、まず、省エネ復帰要因が発生するまで待機する(S601)。
上記したネットワーク待機処理において、省エネ復帰判定処理部216に対して、タイマによる省エネ復帰要因が通知されると(S511)、省エネ復帰判定処理部216は、省エネ復帰要因が発生したと判定し(S601にてYES)、電源制御部134に対して割込信号を送信する(S602)。割込信号の送信後、サブCPU114は、メイン基板104に対する通電が再開されるまで待機する(S603)。
電源制御部134は、省エネ復帰判定処理部216から割込信号を受信すると(S806にてYES)、メイン基板104に対する通電を再開する(S807)。この時点で、動作モードは、省エネモードから通常モードに移行する。
メイン基板104に対する通電が再開されると(S603にてYES)、サブCPU114は、ネットワーク応答処理部202に対してリセット解除信号を送信するとともに(S604)、ネットワーク応答切替部208に対して切替要求信号を送信する(S605)。
ネットワーク応答処理部202がリセット解除信号を受信すると(S701にてYES)、メインCPU108は、復帰準備処理を実行し(S702)、その後、上記した通常ネットワーク処理(図3参照)に移行する(S703)。
切替要求信号の送信後、サブCPU114は、省エネ復帰要因は印刷データの受信ではないと判定し(S606にてNO)、上記した簡易ネットワーク処理(図4参照)に移行する(S609)。
なお、カウント値が設定値Cに達していないとき(S502にてNO)にネットワークドライバ206がパケットを受信した場合(S506にてYES)、又は、カウント値が設定値Dに達していないとき(S505にてNO)にネットワークドライバ206がパケットを受信した場合(S507にてYES)には、サブCPU114によって、受信したパケットが簡易パケット処理で処理可能であるか否かが判定される(S508)。そして、処理可能であると判定された場合(S508にてYES)には、ネットワーク応答切替部208は、簡易ネットワーク応答処理部210に対して受信したパケットを送信する。簡易ネットワーク応答処理部210は、受信したパケットに対して簡易パケット処理を行なう(S509)。一方、処理可能でないと判定された場合(S508にてNO)には、、サブCPU114は、省エネ復帰判定処理部216に対し、パケット受信による省エネ復帰要因が発生したことを通知する(S510)。
そして、受信したパケットが印刷データである場合(S606にてYES)には、サブCPU114は、印刷データのデータ容量が大きいか否かを判定する(S607)。データ容量が大きい場合には(S607にてYES)、リンクスピード制御部214は、以下に示すリンクスピードアップ設定処理を実行し(S608)、その後、上記した簡易ネットワーク処理(図4参照)に移行する(S609)。一方、データ容量が小さい場合には(S607にてNO)、リンクスピードアップ設定処理は実行されず、上記した簡易ネットワーク処理(図4参照)に移行する(S609)。
(省エネモード復帰時におけるリンクスピードアップ処理)
サブCPU114は、まず、接続先の装置から、対応リンクスピード情報を取得する(S1001)。次いで、サブCPU114は、取得した対応リンクスピード情報に基づいて、画像処理装置100と接続先の装置との双方が対応可能なリンクスピードのうち、最も通信速度が速いものを選択し(S1002)、選択したリンクスピードによる通信リンクの確立を実行する(S1003)。選択したリンクスピードによる通信リンクが確立されなかった場合には(S1004にてNO)、次に通信速度の速いものが選択され(S1005)、選択されたリンクスピードによる通信リンクの確立が実行される(S1003)。以下、通信リンクが確立される(S1004にてYES)まで、上記選択処理及び確立処理が繰返される。
テーブル2を参照して、対応リンクスピード情報として、L1、L2及びL3のリンクスピードが取得された場合には、以下のようにして通信リンクが確立される。すなわち、通信リンク確立前(S1003の前)において、内部ステータスがS6に設定され、L3のリンクスピードが利用される場合には、リンクスピードアップ処理によって、内部ステータスは、S1、S2又はS3に設定され、リンクスピードがL1、L2又はL3の通信リンクが確立される。通信リンク確立前において、内部ステータスがS5に設定され、L2のリンクスピードが利用される場合には、リンクスピードアップ処理によって、内部ステータスは、S1又はS2に設定され、リンクスピードがL1又はL2の通信リンクが確立される。通信リンク確立前において、内部ステータスがS4に設定され、L1のリンクスピードが利用される場合には、リンクスピードアップ処理によって、内部ステータスはS1に設定され、リンクスピードがL1の通信リンクが確立される。このように、リンクスピードアップ設定処理では、通信リンク確立前のリンクスピード以上の速さのリンクスピードが設定される。なお、通信リンクが確立されないこと(ステップS1004にてNO)はまれであるため、実際には、データ容量が大きい場合には(S607にてYES)、通信リンク確立前のリンクスピードがL1〜L3のうちのいずれであっても、L1の通信リンクが確立される。
−変形例−
画像処理装置100の変形例は、サブCPU114による簡易ネットワーク処理を実現するためのプログラムが異なる点を除いて、上記実施の形態に係る画像処理装置100と同一の構成である。
[ソフトウェア構成]
図13は、本変形例に係る簡易ネットワーク処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。図13を参照して、本変形例に係る簡易ネットワーク処理を実現するためのプログラムにおいて、ステップS1105の処理を除く各処理は、図4に示すプログラムによって実行される各処理と同じである。以下、異なる処理について説明する。
このプログラムは、ステップS1103にて、パケットを受信したと判定された場合(YESの場合)に実行され、簡易ネットワーク応答処理部210に対し、受信したパケットに対して簡易パケット処理を行なわせるステップS1105を含む。
<動作>
図13を参照して、画像処理装置100の変形例は、簡易ネットワーク処理において、以下のように動作する。なお、以下に示す動作を除く、画像処理装置100の変形例の動作は、上記した画像処理装置100の動作と同じである。
(簡易ネットワーク処理)
通常モード時において、サブCPU114は、以下に示す簡易ネットワーク処理を行なう。計時処理部212は、まず、タイマカウントを開始する(S1101)。サブCPU114は、タイマカウントによるカウント値が予め定める設定値Bに達したか否かを判定する(S1102)。
カウント値が設定値Bに達していないとき(S1102にてNO)にネットワークドライバ206がパケットを受信すると(S1103にてYES)、簡易ネットワーク応答処理部210は、受信したパケットに対して簡易パケット処理を行なう(S1105)。
計時処理部212は、タイマカウントを再度開始する(S1101)。サブCPU114は、タイマカウントによるカウント値が予め定める設定値Bに達したか否かを判定する(S1102)。そして、パケットを受信しないままカウント値が設定値Bに達すると(S1102にてYES)、リンクスピード制御部214は、上記と同様にして通常モード時におけるリンクスピードダウン設定処理を実行する(S1104)。
このように、本変形例において、サブCPU114は、リンクスピードダウン設定処理に加えて、簡易パケット処理を行なう。したがって、受信したパケットに対する簡単な処理であればサブCPU114側で応答して、メインCPU108が行なうパケット処理量を軽減することができる。したがって、メインCPU108のリソースをより多く確保することができる。
−第2の実施の形態−
本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装置300は、メイン基板301にリンクスピード制御部302が設けられる点、並びに、メインCPU108による通常ネットワーク処理及びサブCPU114による簡易ネットワーク処理を実現するためのプログラムが異なる点を除いて、上記第1の実施の形態に係る画像処理装置100と同一の構成である。以下、異なる構成のみについて説明する。
図14は、本実施の形態に係る画像処理装置300の機能ブロック図である。図14を参照して、メイン基板301は、ネットワーク応答処理部202及び省エネ移行判定処理部204に加えて、リンクスピード制御部302を含む。
リンクスピード制御部302は、サブ基板106のリンクスピード制御部214と同じ機能を有し、通常モード時において、所定の条件に基づいて、リンクスピードダウン設定処理又はリンクスピードアップ設定処理を実行することで、リンクスピードの制御を行なう。
[ソフトウェア構成]
−通常モード時において実行される処理−
通常モード時には、メインCPU108によって通常ネットワーク処理が実行され、サブCPU114によって簡易ネットワーク処理が行なわれる。
<通常ネットワーク処理>
図15は、メインCPU108による通常ネットワーク処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。通常ネットワーク処理を実現するためのプログラムは、動作モードが通常モードに設定されることによって、又は、省エネモード復帰処理(図9参照)におけるステップS702の処理後に起動され、動作モードが省エネモードに設定されることによって終了される。図15を参照して、このプログラムは、タイマカウントを開始するステップS1201と、タイマカウントによるカウント値が予め定める設定値Bに達したか否かを判定するステップS1202と、ステップS1202にて、カウント値が設定値Bに達したと判定された場合(YESの場合)に実行され、リンクスピード制御部302に対し、上記した通常モード時におけるリンクスピードダウン設定処理を実行させるステップS1203と、を含む。
このプログラムはさらに、タイマカウントを再度開始するステップS1204と、タイマカウントによるカウント値が予め定める設定値Aに達したか否かを判定するステップS1205と、ステップS1205にて、カウント値が設定値Aに達したと判定された場合(YESの場合)に実行され、省エネ移行判定処理部204に対し、タイマによる省エネ移行要因が発生したことを通知するステップS1206と、を含む。
このプログラムはさらに、ステップS1202にて、カウント値が設定値Bに達していないと判定された場合(NOの場合)に実行され、ネットワークドライバ206がパケットを受信したか否かを判定するステップS1207を含む。ステップS1207にて、パケットを受信していないと判定された場合(NOの場合)には、制御はステップS1202に戻る。
このプログラムはさらに、ステップS1205にて、カウント値が設定値Aに達していないと判定された場合(NOの場合)に実行され、ネットワークドライバ206がパケットを受信したか否かを判定するステップS1208を含む。ステップS1208にて、パケットを受信していないと判定された場合(NOの場合)には、制御はステップS1205に戻る。
このプログラムはさらに、ステップS1207又はステップS1208にて、パケットを受信したと判定された場合(YESの場合)に実行され、ネットワーク応答処理部202に対し、受信したパケットに対して通常パケット処理を行なわせるステップS1209を含む。ステップS1209の処理後、制御はステップS1201に戻る。
<簡易ネットワーク処理>
図16は、サブCPU114による簡易ネットワーク処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。簡易ネットワーク処理を実現するためのプログラムは、動作モードが通常モードに設定されることによって、又は、省エネモード復帰処理(図8参照)におけるステップS608の処理後に起動され、動作モードが省エネモードに設定されることによって終了される。図16を参照して、このプログラムは、ネットワークドライバ206がパケットを受信したか否かを判定するステップS1301と、ステップS1301にて、パケットを受信したと判定された場合(YESの場合)に実行され、簡易ネットワーク応答処理部210に対し、受信したパケットに対して簡易パケット処理を行なわせるステップS1302と、を含む。ステップS1301にて、パケットを受信していないと判定された場合(NOの場合)には、制御はステップS1301に戻る。
<動作>
図14〜図16を参照して、画像処理装置300は、以下のように動作する。なお、以下に示す動作を除く、画像処理装置300の一般的な動作は、画像処理装置100の動作と同じである。
−通常モード時の動作−
(通常ネットワーク処理)
通常モード時において、メインCPU108は、以下に示す通常ネットワーク処理を行なう。メインCPU108は、まず、タイマカウントを開始し(S1201)、タイマカウントによるカウント値が予め定める設定値Bに達したか否かを判定する(S1202)。
カウント値が設定値Bに達していないとき(S1202にてNO)にネットワークドライバ206がパケットを受信すると(S1207にてYES)、ネットワーク応答切替部208は、ネットワーク応答処理部202に対して受信したパケットを送信する。そして、ネットワーク応答処理部202は、受信したパケットに対して通常パケット処理を行なう(S1209)。
通常パケット処理の終了後、メインCPU108は、タイマカウントを再度開始し(S1201)、タイマカウントによるカウント値が予め定める設定値Bに達したか否かを判定する(S1202)。そして、パケットを受信しないままカウント値が設定値Bに達すると(S1202にてYES)、リンクスピード制御部302は、上記した通常モード時におけるリンクスピードダウン設定処理を実行する(S1203)。
メインCPU108は、タイマカウントを再度開始する(S1204)。メインCPU108は、タイマカウントによるカウント値が予め定める設定値Aに達したか否かを判定する(S1205)。本実施の形態では、パケットを受信しないままカウント値が設定値Aに達したものとする(S1205にてYES)。メインCPU108は、省エネ移行判定処理部204に対し、タイマによる省エネ移行要因が発生したことを通知するS1206)。
(簡易ネットワーク処理)
通常モード時において、サブCPU114は、以下に示す簡易ネットワーク処理を行なう。サブCPU114は、ネットワークドライバ206がパケットを受信したか否かを判定する(S1301)。そして、ネットワークドライバ206がパケットを受信すると(S1301にてYES)、ネットワーク応答切替部208は、簡易ネットワーク応答処理部210に対して受信したパケットを送信する。そして、簡易ネットワーク応答処理部210は、受信したパケットに対して簡易パケット処理を行なう(S1302)。
このように、メインCPU108は、通常モード時において、通常パケット処理及びリンクスピードダウン設定処理を行なう。サブCPU114は、通常モード時において、簡易パケット処理のみを行ない、リンクスピードダウン設定処理は行なわない。したがって、サブCPU114が実行する処理量を軽減することができるので、サブCPU114の動作周波数を落とすこと等によってサブ基板106の消費電力をより一層小さくすることができる。また、受信したパケットに対する簡単な処理であればサブCPU114側で応答して、メインCPU108が行なうパケット処理量を軽減することができる。したがって、メインCPU108のリソースをより多く確保することができる。
−変形例−
上記第2の実施の形態において、サブCPU114は簡易ネットワーク処理を行なったが、行なわない構成であってもよい。このように、通常モード時において、メインCPU108は、通常パケット処理及びリンクスピードダウン設定処理を行ない、サブCPU114は何も行なわないようにすることによって、サブ基板106の消費電力をさらに小さくすることができる。
また、上記第2の実施の形態では、メイン基板301にリンクスピード制御部302を設けることによって、メイン基板301側でリンクスピード制御を実施可能にしたが、通常モード時において、メイン基板301側でリンクスピード制御を行なわない構成であってもよい。すなわち、画像処理装置300は、上記第1の実施の形態又はその変形例にて実行される通常ネットワーク処理及び簡易ネットワーク処理を行なう構成であってもよい。
<作用・効果>
上記実施の形態及びその変形例によれば、画像処理装置100,300は、装置全体の動作を制御するメイン基板104,301と、ネットワーク124を介して、ネットワーク接続先の装置とデータ通信を行なうサブ基板106と、通常モード時には、メイン基板104及びサブ基板106に対して通電し、省エネモード時には、メイン基板104に対する通電を遮断してサブ基板106に対してのみ通電するように、電源130,132からの電力供給を制御する電源制御部134と、を含む画像処理装置であって、サブ基板106は、ネットワーク124とのリンクスピードを制御するリンクスピード制御部214を含む。
このように、省エネモード時においても通電されるサブ基板106にリンクスピード制御部214が設けられるので、省エネモード時においてもリンクスピードの変更を行なうことが可能になる。したがって、ネットワーク接続先の装置におけるリンクスピードの変更に対しても柔軟に追従できる。また、省エネモード時においてもより消費電力の低いリンクスピードを選択することが可能になる。
また上記実施の形態及びその変形例によれば、リンクスピード制御部214は、ネットワーク接続先の装置が対応可能なリンクスピードを示す対応リンクスピード情報を取得し(S901,S1001)、取得した対応リンクスピード情報に基づいて、ネットワークとのリンクスピードを決定する(S902,S905,S1002,S1005)。このように、対応リンクスピード情報に基づいてリンクスピードが決定されるので、より一層確実に接続先の装置のリンクスピードに追従できるようになる。また、画像処理装置100と接続先の装置との双方が対応可能なリンクスピードのうち、例えば最も消費電力の小さいもの等を選択することができるようになるので、省エネモード時においても、リンクスピード制御をより一層柔軟に行なうことができる。
また上記実施の形態及びその変形例によれば、リンクスピード制御部214は、パケットを受信しない期間が予め定める所定時間に達した場合に、リンクスピードを低速にするS204,S503,S1104,S1203)。これにより、通常モード時及び省エネモード時において、より一層消費電力を低減することができる。
また上記第2の実施の形態及びその変形例によれば、メイン基板301は、ネットワーク124とのリンクスピードを制御するリンクスピード制御部302をさらに含む。これによって、通常モード時において、メイン基板301側でリンクスピードの制御を行なうことが可能になるので、サブ基板106側のリンクスピード制御部214の動作を停止することが可能となり、サブ基板106の消費電力をより一層小さくすることができる。また、通常モード時において、リンクスピードの制御の実行部を、リンクスピード制御部214,302のうちのいずれかから適宜選択できるので、より一層利便性が向上する。
また上記実施の形態及びその変形例によれば、電源制御部134は、省エネモード時に省エネ復帰要因が発生したことに応答して、メイン基板104,301に対する通電を再開する。これによって、省エネモードから通常モードへの移行をより一層円滑に行なうことができる。
また上記実施の形態及びその変形例によれば、リンクスピード制御部214は、省エネ復帰要因が印刷データの受信である場合(S606にてYES)に、印刷データのデータ容量の大きさに応じて、リンクスピードを変更する(S608)。これによって、例えば、印刷データの容量が大きい場合にはリンクスピードを高速にする等の処理を行なうことが可能になるので、印刷データに対する高速処理が可能になる。
なお、上記実施の形態及びその変形例によれば、リンクスピード制御部214は、ネットワーク待機処理において、省エネ復帰要因の発生後(S601にてYES)からメイン基板104に対する通電が再開されるまで(S603にてYES)の間、リンクスピードの制御を行なわなかったが、本発明はそのような実施の形態及び変形例に限定されない。例えば、上記期間中に、リンクスピードダウン設定処理を行ない、リンクスピードを低速にしてもよい。(例えば、テーブル2において、内部ステータスがS5又はS6であり、リンクスピードがL2又はL3である場合には、内部ステータスはS6に設定され、リンクスピードがL3の通信リンクが確立される。)これによって、例えば、サブ基板106側に、印刷データの処理等の受信データに対する各種処理を充分に行なうための構成(例えばメモリ等)がない場合に、メイン基板104における処理が可能になるまで、印刷データの大量受信を防止することができる。したがって、サブ基板106側に、省エネ復帰要因に対する各種処理を充分に行なうための構成がない場合に生じる不具合を回避することができる。
また、サブ基板106側に、印刷データの処理等の受信データに対する各種処理を充分に行なうための構成(例えばメモリ等)がある場合には、上記期間中に、リンクスピードアップ設定処理を行ない、リンクスピードを高速にしてもよい。(例えば、テーブル2において、内部ステータスがS5又はS6であり、リンクスピードがL2又はL3である場合には、内部ステータスはS4に設定され、リンクスピードがL1の通信リンクが確立される。)これによって、メイン基板104に対する通電が再開されるまで、受信データを一旦メモリに格納しておくことができる。
また上記実施の形態及びその変形例によれば、リンクスピード制御部214は、メイン基板104に対する通電の再開後、受信した印刷データの容量が大きい場合にリンクスピードを高速にしたが、本発明はそのような実施の形態及び変形例に限定されない。例えば、メイン基板104に対する通電が再開した際に、リンクスピードを高速にしてもよい。このように、メイン基板104における処理が可能となった状態でリンクスピードを高速にすることで、通常モード復帰後の処理をより一層円滑に行なうことができる。
なお、上記した設定値A〜設定値Eは、特に限定されるものではなく、画像処理装置100の管理者又はユーザ等によって適宜設定されればよい。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、メイン基板104及びサブ基板106はそれぞれ独立して設けられたが、本発明はそのような実施の形態及び変形例には限定されない。例えば、メイン基板104及びサブ基板106が、同一ASIC(Application Specific Integrated Circuit)102内に搭載される構成であってもよい。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、この発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。この発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
100,300 画像処理装置
102 ASIC
104,301 メイン基板
106 サブ基板
108 メインCPU
110,116 RAM
112,118 フラッシュメモリ
113 メインバスライン
114 サブCPU
120 MAC
121 サブバスライン
122 PHY
124 ネットワーク
130 メイン電源
132 サブ電源
134 電源制御部
202 ネットワーク応答処理部
204 省エネ移行判定処理部
206 ネットワークドライバ
208 ネットワーク応答切替部
210 簡易ネットワーク応答処理部
212 計時処理部
214,302 リンクスピード制御部
216 省エネ復帰判定処理部

Claims (8)

  1. 装置全体の動作を制御するメイン基板と、
    ネットワークを介して、ネットワーク接続先の装置とデータ通信を行なうサブ基板と、
    通常モード時には、前記メイン基板及び前記サブ基板に対して通電し、省エネモード時には、前記メイン基板に対する通電を遮断して前記サブ基板に通電するように、電源からの電力供給を制御する電源制御部と、を含む通信装置であって、
    前記サブ基板は、前記ネットワークとのリンクスピードを制御するリンクスピード制御部を含み、
    前記リンクスピード制御部は、通常モード時及び省エネモード時のいずれにおいても、前記ネットワーク接続先の装置が対応可能なリンクスピードを示す対応リンクスピード情報を取得し、取得した前記対応リンクスピード情報に基づいて、前記ネットワークとのリンクスピードを決定する通信装置。
  2. 前記リンクスピード制御部は、前記データ通信が行なわれない期間が予め定める所定時間に達した場合に、リンクスピードを低速にする、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記メイン基板に設けられ、前記ネットワークとのリンクスピードを制御するメイン基板側リンクスピード制御部をさらに含む、請求項1又は請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記電源制御部は、前記省エネモード時に省エネ復帰要因が発生したことに応答して、前記メイン基板に対する通電を再開する、請求項1〜請求項のいずれか1つに記載の通信装置。
  5. 前記リンクスピード制御部は、前記メイン基板に対する通電の再開後に、リンクスピードを高速にする、請求項に記載の通信装置。
  6. 前記リンクスピード制御部は、前記省エネ復帰要因が印刷データの受信である場合に、前記印刷データのデータ容量の大きさに応じて、リンクスピードを変更する、請求項又は請求項に記載の通信装置。
  7. 前記リンクスピード制御部は、前記省エネ復帰要因の発生後から前記メイン基板に対する通電が再開されるまでの間、リンクスピードを低速にする、請求項〜請求項のいずれか1つに記載の通信装置。
  8. 請求項1〜請求項のいずれか1つに記載の通信装置を備える画像処理装置。
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