JP2010000652A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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和彦 成島
Makoto Kimura
誠 木村
Junya Yamada
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知香 中川
Asato Shioyasu
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Abstract

【課題】自己の消費電力を計測するのに使われる消費電力を低減することが可能な画像形成装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】動作モードがスリープモードに遷移しているか否かを判断し(S101)、スリープモードであると判断すると、電力算出モードとして予測値モードを選択し(S102)、切換えスイッチをオフにする(S103)。設定時間の情報を用いて、予測値モードが選択された時を起点として設定時間が経過したか否かを判断し(S104)、設定時間が経過していれば実測値モードを選択し(S105)、切換えスイッチをオンにする(S106)。検出された電流値及び電圧値を取得し、これらを用いて消費電力値を算出し(S107)、記憶部へ記憶する(S108)。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関するものである。
例えば、特許文献1には、グループ分けされた各使用者から受け付けたジョブを実行して画像形成を行う画像形成装置が開示されている。すなわち、グループ毎に、各グループのジョブの実行のために消費された電力量を累計する電力量累計手段と、電力量累計手段で累計される電力量が、各グループに割り当てられている上限電力量を上回っているグループのジョブの実行を制限する制限手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置が開示されている。
また、特許文献2には、省電力モードを備えた画像形成装置が開示されている。すなわち、省電力モードに入っていた間に消費された省電力モード消費電力を測定する消費電力測定手段を備えたことを特徴とする画像形成装置が開示されている。
また、特許文献3には、予め設定された動作状態切換条件に基づいて切り換えられる複数の異なる動作状態で作動する画像形成装置が開示されている。すなわち、動作状態毎の消費電力量を測定する動作状態別消費電力量測定手段と、動作状態別消費電力量測定手段による測定結果に基づいて、測定された動作状態毎の消費電力量及び/若しくは動作状態毎の消費電力量に関連する関連情報を動作状態毎に表示出力する分別表示出力手段と、を具備してなることを特徴とする画像形成装置が開示されている。
特開2002−292977号公報 特開2005−132045号公報 特開2006−039443号公報
ここで、消費電力を計測する手段を備える画像形成装置において、その手段により自己の消費電力を計測する場合には予め定められた電力を消費する。近年では、省電力技術の向上によって、画像形成装置の省電力状態を、消費電力を計測するのに消費する電力よりも低い電力消費で実現することが可能になっている。
本発明は、自己の消費電力を計測するのに使われる消費電力を低減することが可能な画像形成装置及びプログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段に電力を供給する給電手段と、前記給電手段から電力供給を受け、省電力状態を有する装置本体の消費電力を計測する計測手段と、前記給電手段から電力供給を受けて前記計測手段による計測を制御すると共に、前記装置本体が省電力状態の際に当該給電手段から当該計測手段への電力供給を制御する制御手段と、を含む画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、省電力状態への移行により前記計測手段への電力供給を遮断し、予め定められた時間が経過した後に当該計測手段への電力供給を行って消費電力を計測させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記制御手段は、省電力状態の際に前記計測手段により計測されて得た消費電力の変化量を基に、前記時間を変更することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記装置本体が接続されるネットワークを介したアクセス状況を監視する監視手段を更に含み、前記監視手段による監視結果を基に省電力状態の消費電力を予測し、当該予測した値を前記計測手段による計測値の代わりに用いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、省電力状態に移行する前の前記監視手段による監視結果を基に当該省電力状態に移行した際の消費電力を予測する予測手段を更に含むことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、省電力状態から復帰後の前記監視手段による監視結果を基に当該省電力状態時の消費電力を予測する予測手段を更に含むことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、画像を形成する画像形成手段と、当該画像形成手段に電力を供給する給電手段と、当該給電手段から電力供給を受け、省電力状態を有する装置本体の消費電力を計測する計測手段と、を含む画像形成装置が備えるコンピュータに、前記給電手段から電力供給を受けて前記計測手段による計測を制御する第1の制御機能と、前記給電手段から電力供給を受けて前記装置本体が省電力状態の際に当該給電手段から前記計測手段への電力供給を制御する第2の制御機能と、を実現させるプログラムである。
請求項8に記載の発明は、前記第2の制御機能は、省電力状態への移行により前記計測手段への電力供給を遮断し、予め定められた時間が経過した後に当該計測手段への電力供給を行うことを特徴とする請求項7に記載のプログラムである。
請求項9に記載の発明は、前記第2の制御機能は、画像形成を行うのに必要な電力が前記画像形成手段に供給される状態以外の状態の際に前記計測手段により計測されて得た消費電力の変化量を基に、前記時間を変更することを特徴とする請求項8に記載のプログラムである。
請求項1によれば、自己の消費電力を計測するのに使われる消費電力を従来の場合よりも低減することが可能になる。
請求項2によれば、計測手段による計測時以外の省電力を従来の場合よりも低減することが可能になる。
請求項3によれば、消費電力の変化量に応じて計測時間間隔を調整することにより従来の場合よりも消費電力を低減することが可能になる。
請求項4によれば、アクセス状況に応じた予測により計測時の消費電力を従来の場合よりも低減することが可能になる。
請求項5によれば、省電力状態に移行した場合の消費電力をユーザに通知することが可能になる。
請求項6によれば、省電力状態から復帰した際に省電力状態によって低減された消費電力をユーザに通知することが可能になる。
請求項7によれば、自己の消費電力を計測するのに使われる消費電力を従来の場合よりも低減することが可能になる。
請求項8によれば、計測手段による計測時以外の省電力を従来の場合よりも低減することが可能になる。
請求項9によれば、計測時間間隔を調整することにより消費電力を低減することが可能になる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態のプリントシステムPSの構成の一例を示す図である。
同図に示すように、このプリントシステムPSは、複数の端末装置10と画像形成装置20とがネットワークNWに互いに接続されることにより構成されている。このプリントシステムPSは、例えば複数の端末装置10の各々から印刷指示がネットワークNWを介して画像形成装置20に送信されると、画像形成装置20は、その印刷指示を受けて用紙に印刷を行うように構成されている。このように、プリントシステムPSは、ネットワークNWの環境下で画像形成装置20をユーザが使用することが可能に構成されている。
端末装置10は、画像データを作成し外部に出力する機器であり、例えば、ソフトウェアを実行して演算等を行うコンピュータ本体、ディスプレイ等の表示装置、コンピュータ本体に対して入力を行うための入力装置等により構成される。この端末装置10としては、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション、その他のコンピュータが用いられる。
画像形成装置20は、媒体に画像を印刷し、印刷文書として出力する装置である。この画像形成装置20は、単体のプリンタや印刷機であってもよいし、他にスキャナや通信の機能を備えた所謂「複合機」であってもよい。ここで、画像形成装置20における画像形成方式としては、例えば、電子写真方式を用いるとよいが、その他の方式を用いてもよい。
ネットワークNWとしては、例えばイーサネット(登録商標)(Ethernet(登録商標))によるLAN(Local Area Network)で構成することができる。更に説明すると、このネットワークNWを介して、端末装置10と画像形成装置20との間でデータを相互に送受信することができる。すなわち、端末装置10は、画像形成装置20に対してネットワークNWを介して印刷データを送信して印刷を指示することができる。また、画像形成装置20は、ネットワークNWに接続されている端末装置10の数を検知することができる。
なお、端末装置10と画像形成装置20との間でネットワークNWを介してデータ転送を行う際に、送信元と送信先との間でデータ通信を確立するためのネゴシエーション(negotiation)を行う。このネゴシエーションという用語は、ハードウェアデバイス同士が通信(通信条件)に関する情報交換を行うものともいうことができる。
図2は、画像形成装置20の構成例を示すブロック図である。なお、同図での実線は給電路(給電ライン、電力線)を示し、破線は信号路(信号ライン、信号線)を示すものである。
同図に示すように、本実施の形態での画像形成装置20は、電力等に関する制御を行うコントローラ30と、コントローラ30に電力を供給する低圧電源(LVPS:low voltage power supply)21と、画像形成に関する各種の機能を担う画像形成手段の一例としての画像形成モジュール22と、画像形成モジュール22に電力を供給する低圧電源(LVPS)23と、画像形成モジュール22により用紙に形成された画像を定着するための定着装置24と、を本実施の形態における主要部として備えている。
また、画像形成装置20は、低圧電源21,23に電源を供給する給電手段の一例としての商用電源25と、商用電源25から低圧電源21,23への電源供給を入り切りする電源スイッチ26と、低圧電源23への電力供給を入り切りするリレー27と、商用電源25と低圧電源21,23との間の給電路に配設され、商用電源25から低圧電源21,23への電力供給(消費電力)を計測する機能を担う電力計測部40と、コントローラ30からの電力に関する情報の表示を行うUI部28と、を本実施の形態における主要部として備えている。
なお、画像形成装置20の一部を構成するコントローラ30及び電力計測部40の各々の詳細な構成は、後述する。付言すると、コントローラ30は、動作状態に関するモード(動作モード)を制御する。この動作モードの例としては、電源スイッチ26(図2参照)がオンになって画像形成装置20の電源が投入された時のウォームアップモードと、発生したジョブを実行するランモードと、ジョブの発生に備えて待機するスタンバイモード、スタンバイモードが予め定められた時間継続されると消費電力を低減するために移行するローパワーモード(低電力モード)と、ローパワーモードが予め定められた時間継続されると更に消費電力を低減するために移行するスリープモードと、がある。以下、ランモード及びスタンバイモードを、通常の動作状態で動作するモードとしての通常モードということがあり、また、ローパワーモード及びスリープモードを省電力モード(節電モード)ということがある。通常モードの消費電力よりも省電力モードの消費電力の方が低く、また、省電力モードの中では、ローパワーモードの消費電力よりもスリープモードの消費電力(スリープ電力)の方が低い。すなわち、これらのモードのうちスリープモードの消費電力が最も低い。
画像形成装置20の主要部の構成について説明する。
低圧電源21は、商用電源25から電力の供給を受けると、予め定められた低電圧に変換してコントローラ30に電力を供給する。なお、低圧電源21は、コントローラ30が通常モードのときに、電源効率が良くなるように構成されている。更に説明すると、低圧電源21は、通常モードよりも消費電力が低減される省電力モードのときには電源効率が低下してしまうが、例えばスイッチング発振を間欠的に行う方法等によって、低電力時の電源効率を高める構成が考えられる。
画像形成モジュール22は、複写機能、ファクシミリ機能及びプリント機能等を複合的に備えた多機能機を実現するための構成部であり、画像読取部、画像処理部及び画像形成部等で構成される例が考えられる。画像形成モジュール22は、例えば、端末装置10からの印刷指示を実行するために画像データを印刷する。
低圧電源23は、商用電源25から電力の供給を受けると、予め定められた低電圧に変換して画像形成モジュール22及びUI部28に電力を供給する。なお、低圧電源23は、画像形成モジュール22及びUI部28が通常モードのときに電源効率が良くなるように構成されている。
定着装置24は、商用電源25から電力の供給を受けて作動する。定着装置24は、画像形成モジュール22により用紙に転写されたトナー像を定着する図示しない定着器と、定着器の加熱を制御する図示しない点灯回路と、を備えている。更に説明すると、この定着器は、図示しない加熱部材及び加圧部材を備え、加熱部材の熱と加圧部材が加熱部材を押圧することによる圧力とにより定着処理を行う。この定着器が定着処理を行う際には、加熱部材が点灯回路によって予め定められた温度になるように制御されている。
商用電源25は、例えば100VのAC電源である。
電源スイッチ26は、画像形成装置20の本体の外部に設置され、ユーザにより手動でオン/オフが操作される操作部と、商用電源25と電力計測部40との間に配設されて商用電源25から電力計測部40への電力供給の状態を切り換える切換え部と、を備えている。ユーザにより操作部がオンになると、切換え部は、電力計測部40への電力供給が行われるように切り換え、また、ユーザにより操作部がオフになると、切換え部は、電力計測部40への電力供給が遮断されるように切り換える。
リレー27は、電力計測部40と低圧電源23との間の給電路に配置され、また、電力計測部40と定着装置24との間の給電路に配置されている。また、リレー27は、電力計測部40とUI部28との間の給電路に配置されている。そして、リレー27は、コントローラ30の制御によって低圧電源23、定着装置24及びUI部28に電力を供給したり遮断したりする。したがって、低圧電源23、定着装置24及びUI部28への電力供給を遮断するようにリレー27を作動させることにより、電力消費を低減することが可能になる。
ここで、リレー27は、商用電源25と低圧電源21との間の給電路には配置されていないため、リレー27によって低圧電源21への電力供給が遮断されることはない。すなわち、リレー27が電力供給を遮断するように作動しても、コントローラ30への給電に影響されない。更に説明すると、電源スイッチ26がオンの時には、商用電源25からコントローラ30への給電が常に行われ、電源スイッチ26がオフの時には、商用電源25からコントローラ30への給電が行われない。
このように、電源スイッチ26をオフにすると、画像形成装置20の内部への給電が行われなくなり、また、電源スイッチ26をオンにしてもリレー27をオフにすると、低圧電源23、画像形成モジュール22、定着装置24及びUI部28への給電が行われない。言い換えると、電源スイッチ26がオンでリレー27がオフであっても、電力計測部40、低圧電源21及びコントローラ30への給電が行われる。
UI部28は、低圧電源23からの電力供給により作動し、かつ、コントローラ30の制御によって電力に関する表示を行う。このUI部28の構成例としては、例えば任意の情報を表示する液晶画面や、点灯することで予め定められた情報をユーザに通知するLEDが考えられる。なお、上述したように、UI部28への給電は、少なくとも電源スイッチ26とリレー27のいずれか一方がオフの時には行われず、また、電源スイッチ26及びリレー27がオンの時にUI部28への給電が行われる。
図3は、コントローラ30及び電力計測部40の構成例を説明するブロック図である。なお、同図での実線は給電路を示し、破線は信号路を示すものである。
まずコントローラ30の構成例について説明した後に電力計測部40の構成例について説明する。
図3に示すように、本実施の形態でのコントローラ30は、画像形成モジュール22(図2参照)のモード管理及びコントローラ30自身の動作状態に関するモード(動作モード)の制御を行う動作モード制御部31と、計測手段ないし算出手段の一例としての電力計測部40の電力算出制御基板43との間で消費電力の計測に関する情報の送受を行う制御手段ないし予測手段の一例としての計測制御部32と、計測制御部32により取得した情報を記憶する記憶部33と、電力計測部40の切換えスイッチ45(制御手段)の入り切り制御を行う制御手段の一例としてのスイッチ制御部34と、リレー27(図2参照)の動作制御を行うリレー制御部35と、UI部28(図2参照)の電力表示に関する制御を行うUI制御部37と、ネットワークNWを介した端末装置10(図1参照)からのアクセス状況の監視を行う監視手段の一例としてのネットワーク監視部38と、を備えている。
このように、コントローラ30は、電力モードについての制御を行い、電力計測部40による電力算出についての制御を行い、また、算出結果をUI部28に表示する際の制御を行う。また、コントローラ30は、ネットワークNWを介した端末装置10からのアクセス状況の監視を行う。
動作モード制御部31は、例えば、予め定められた時間経過して、画像形成処理等のジョブが未発生の場合には、画像形成モジュール22(図2参照)をローパワーモードに遷移させると共に、自身の動作状態もローパワーモードへと遷移させる。また、動作モード制御部31は、ローパワーモードのときにジョブが未発生の場合には、画像形成モジュール22をスリープモードに遷移させると共に、自身の動作状態もスリープモードへと遷移させる。
そして、動作モード制御部31は、このような省電力モードのときにジョブが発生した場合には、自身の動作状態を通常モードへと遷移させると共に、画像形成モジュール22を通常モードに遷移させる。
計測制御部32は、電力計測部40の電力算出制御基板43に対し、消費電力を算出して算出結果を電力情報として出力するタイミングを指示する。すなわち、計測制御部32は、電力情報の出力の要否について電力計測部40の電力算出制御基板43に指示する。具体的に説明すると、計測制御部32は、電力計測部40の電力算出制御基板43に対し、実測値を用いて算出した電力情報の出力を行うように指示する(実測値モード)。また、計測制御部32は、電力計測部40の電力算出制御基板43によって実測値を用いた電力情報の出力が行われないようにする(予測値モード)。計測制御部32は、予め定められた条件に従って実測値モードと予測値モードのいずれか一方を選択する。
更に説明すると、計測制御部32は、動作モード制御部31によってスリープモード以外の動作モードに遷移している状態では、実測値モードを連続的に選択し、スイッチ制御部34により電力計測部40の切換えスイッチ45をオンにする。したがって、計測制御部32は、電力計測部40の電力算出制御基板43から電力情報を取得する。
また、計測制御部32は、スリープモードに遷移している状態では、スイッチ制御部34により電力計測部40の切換えスイッチ45をオフにして電力計測部40での電力消費をなくし、予測値モードを選択する。したがって、計測制御部32は、電力計測部40の電力算出制御基板43から電力情報を取得しない。このように、予測値モードを選択すると、計測制御部32は、常に最新の電力情報を取得することができず、その代わりに、直前の実測値モードにて取得して記憶部33に記憶されている電力情報を用いることができる。
そして、計測制御部32は、スリープモードに遷移している状態で、設定時間が経過した後に実測値モードを選択する。すなわち、スリープモードに遷移している状態では、通常は予測値モードが選択されるが、定期的に実測値モードが選択される。なお、計測制御部32は、ある時点からの経過時間を計時する機能を備えている。
このように、計測制御部32は、動作モードに応じて電力算出モードを選択する。
記憶部33は、電力制御に必要な情報を記憶する。例えば、記憶部33は、計測制御部32が電力計測部40の電力算出制御基板43から取得した電力情報を一時的に記憶する。また、記憶部33は、計測制御部32が予測値モードから実測値モードに移行するタイミングを予め設定した設定時間の情報を一時的に記憶する。
付言すると、記憶部33は、不揮発性メモリ(NVM(Non Volatile Memory))であり、データの書き換えと電源を切った後のデータ保持が可能である。記憶部33としては、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)などを用いることができる。
スイッチ制御部34は、計測制御部32の指示に従って、電力計測部40の切換えスイッチ45に対してオン/オフ信号を送信する。切換えスイッチ45がオンになると、電力が供給されて電力計測部40が電力計測機能を実行し、電力計測部40の切換えスイッチ45がオフになると、電力が供給されなくなり、そのために電力計測部40は電力計測機能を実行しない。
リレー制御部35は、例えば動作モードがスリープモードのときに、画像形成モジュール22、低圧電源23、定着装置24及びUI部28(いずれも図2参照)への電力供給を遮断するようにリレー27(図2参照)を作動させる。また、リレー制御部35は、例えばスリープモード以外の動作モードのときに、画像形成モジュール22、低圧電源23、定着装置24及びUI部28へ電力が供給されるようにリレー27を作動させる。
UI制御部37は、計測制御部32から電力情報として消費電力を取得し、それをUI部28に表示されるように制御する。
ネットワーク監視部38は、ネットワークNWのアクセス状況を監視する。すなわち、ネットワーク監視部38は、ネットワークNWに接続されている端末装置10(図1参照)の数や日時を監視する。ネットワーク監視部38は、例えばスリープモードでの電力計測時やスタンバイモードでアクセス状況を監視する。
ネットワーク監視部38は、監視により得た監視結果をデータ管理し、また、必要に応じて記憶部33に記憶する。
ここで、コントローラ30の構成例について付言する。このコントローラ30として、予め定められた動作制御プログラム(ファームウェア)に従ってデジタル演算処理を実行する図示しないCPU(Central Processing Unit)と、CPUの作業用メモリ等として機能すると共にCPUにより実行される処理プログラムや処理プログラムにて用いられる設定値等のデータが格納される図示しないメモリと、で構成することが考えられる。このメモリは、例えばフラッシュメモリ、EEPROMなどで構成することができる。
また、コントローラ30の他の構成例としては、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)による電源制御用の集積回路も考えられる。このように構成することで、画像形成装置20(図1又は図2参照)が備えるCPUやメモリ等を使用することなく、回路単体で動作することができるようになる。
次に、電力計測部40の構成例について説明する。
図3に示すように、本実施の形態での電力計測部40は、商用電源25(図2参照)から供給される電力の電流値を検出する電流検出部41と、商用電源25から供給される電力の電圧値を検出する電圧検出部42と、取得した情報を基に電力を算出する電力算出制御基板43と、電力算出制御基板43に電力を供給する給電手段の一例としての低圧電源44と、商用電源25から低圧電源44への電源供給を入り切りする切換えスイッチ45と、を備えている。
電流検出部41は、低圧電源21,23及び定着装置24(いずれも図2参照)へ供給される電力の電流値を常時検出して検出結果を電流情報として電力算出制御基板43に出力する。電流検出部41の構成例としては、電流プローブ又はクランプコイルが考えられる。電流検出部41をクランプコイルにより構成すると、電流検出部41に電力を供給する必要がなく、また、切換えスイッチ45を切り換えることで電力計測部40が電力消費しない状態になる。
更に説明すると、電流検出部41は、電力計測部40の低圧電源44へ供給される電力の電流値を検出しない。すなわち、電流検出部41により検出された電流値には、低圧電源44へ供給される電力が含まれない。詳細は後述するが、本実施の形態では、画像形成装置20(図1又は図2参照)が省電力モード、具体的にはスリープモードの場合に、電流検出部41による消費電力を抑制するように構成されている。なお、スリープモードは、画像形成装置20の消費電力が最も低い状態である。
電圧検出部42は、低圧電源21,23及び定着装置24(いずれも図2参照)へ供給される電力の電圧値を常時検出して検出結果を電圧情報として電力算出制御基板43に出力する。電圧検出部42の構成例としては、電圧検出回路が考えられる。なお、商用電源25(図2参照)と電圧検出部42との間の給電路、すなわち電圧検出部42の上流側に切換えスイッチ45が配置されている。
電力算出制御基板43は、電流検出部41からの電流情報及び電圧検出部42からの電圧情報を取得し、これらの情報を基に消費電力を算出する。電力算出制御基板43は、算出結果を電力情報としてコントローラ30の計測制御部32に出力する。
更に説明すると、電力算出制御基板43は、コントローラ30の計測制御部32から指示されたタイミングで消費電力を算出して算出結果を電力情報として計測制御部32に送信する。
なお、電力算出制御基板43は、コントローラ30の計測制御部32から電力情報の要求信号を受信したときに、消費電力を算出して算出結果を電力情報として計測制御部32に送信するように構成することも考えられる。
低圧電源44は、商用電源25(図2参照)から電力の供給を受けると、予め定められた低電圧に変換して電力算出制御基板43に電力を供給する。なお、低圧電源44は、電力算出制御基板43の消費電力に対して電源効率が良くなるように構成されている。
切換えスイッチ45は、コントローラ30のスイッチ制御部34からのオン/オフ信号を受信すると、その信号に従ってオン/オフを切り換える。スイッチ制御部34からのオン信号を受信すると、切換えスイッチ45は、低圧電源44への電力供給が行われるように切り換え、また、スイッチ制御部34からのオフ信号を受信すると、切換えスイッチ45は、低圧電源44への電力供給を遮断するように切り換える。このような構成によって、スイッチ制御部34は、電力計測部40の電力消費がない状態と電力消費がある状態とに切り換えることができる。
〔第1の実施の形態〕
図4は、第1の実施の形態に係るコントローラ30及び電力計測部40の処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すフローチャートでは、コントローラ30の計測制御部32(図3参照)は、動作モード制御部31(図3参照)により動作モードがスリープモードに遷移しているか否かを判断し(ステップ101)、スリープモードであると判断すると、電力算出モードとして予測値モードを選択する(ステップ102)。なお、スリープモードでなければ、後述するステップ105に進む。
計測制御部32は、予測値モードを選択すると、スイッチ制御部34(図3参照)に対して電力計測部40の切換えスイッチ45(図3参照)をオフにするように指示する。指示を受けたスイッチ制御部34は、切換えスイッチ45にオフ信号を送信する。このようにして、切換えスイッチ45をオフにする(ステップ103)。これにより、電力計測部40では電力が消費されなくなる。
その後、計測制御部32は、記憶部33(図3参照)に記憶されている設定時間の情報を読み出して取得する。また、計測制御部32は、予測値モードの選択時からの経過時間の計時を開始する。そして、計測制御部32は、設定時間の情報を用いて、予測値モードが選択された時を起点として設定時間が経過したか否かを判断し(ステップ104)、設定時間が未だ経過していなければ、ステップ104に戻って処理を行い、設定時間が経過していれば、実測値モードを選択する(ステップ105)。
計測制御部32は、実測値モードを選択すると、スイッチ制御部34に対して切換えスイッチ45をオンにするように指示し、指示を受けたスイッチ制御部34は、切換えスイッチ45にオン信号を送信する。このようにして、切換えスイッチ45をオンにする(ステップ106)。
実測値モードでは切換えスイッチ45がオンになるので、電力計測部40に商用電源25(図2参照)から電源が供給される。このため、電力計測部40の電力算出制御基板43(図3参照)は、電流検出部41(図3参照)により検出された電流値と電圧検出部42(図3参照)により検出された電圧値を取得し、これらを用いて消費電力値を算出し(ステップ107)、計測制御部32に電力情報として送信される。
計測制御部32(図3参照)は、受信した消費電力値を記憶部33(図3参照)に記憶させる。すなわち、計測制御部32は、新たに取得した消費電力値を記憶部33へ記憶し(ステップ108)、ステップ101に戻って処理を続ける。なお、図4に示す処理手順は、電源スイッチ26(図2参照)がオフになるまで繰り返し行われる。
このように、本実施の形態は、スリープモード時には予測値モードを選択することで、電力計測部40での電力計測、消費電力値の算出及び電力情報の出力の頻度を抑制するようにしている。このため、スリープモードでの電力計測部40の電力消費を低減し、本来のスリープモードでの省エネ性を保ちながら、消費電力量を把握することが可能になる。実測値モードの選択はスリープモードに移行する直前に設定時間を判断して、実測値モードと予測値モードを選んでも良い。それによりスリープモード時にコントローラ30が実施する処理を減らして電力を低減することが可能になる。また、実測値モードでの電力算出のコントローラ30への送信や記憶部33への保存の処理もスリープモードから復帰した後に実施しても良く、同様にスリープモード時にコントローラ30は実施する処理を低減することが可能になる。
図5は、図4に示すフローチャートの応用例を説明する表であり、(a)は、管理者による電力測定の日毎に設定された設定例を示す表であり、(b)は、1日のうちの使用時間帯毎に設定された設定例の内容を示す表である。すなわち、図5は、管理者が電力計測のタイミングを設定する場合の一例を示している。
画像形成装置20(図2参照)がスリープモードの場合の電力測定のタイミングは、例えば管理者によって予め設定される。画像形成装置20のコントローラ30(図3参照)は、設定されたタイミングで電力測定が実行されるように、電力計測部40(図3参照)を制御する。
図5の(a)に示す表の横欄は、月曜日から日曜日までを示し、縦欄は、第1週から第4週までを示している。すなわち、この表は、ある月(同図の(a)では□月)の日毎のスリープモードの電力測定について管理者により任意に設定されたものである。設定内容は、A、B又はCで示されている。
同図の(b)に示す表の横欄は、A,B,Cの別を示し、縦欄は、使用時間帯を示している。使用時間帯としては、午前0時から午前8時30分まで、午前8時30分から午前12時まで、午後0時から午後1時まで、午後1時から午後5時まで、午後5時から午後9時まで、及び午後9時から午後12時までの6つに区分けされている。すなわち、この表は、使用時間帯毎のスリープモードの電力測定について管理者により任意に設定されたものである。設定内容は、電力測定の有無が○×で示されている。
同図の(b)の設定例について具体的に説明すると、Aに設定された日には、午前8時30分から午前12時まで及び午後1時から午後12時までの時間帯に、スリープモードでの計測が行われる。また、Bに設定された日には、午前8時30分から午前12時までの時間帯にスリープモードでの計測が行われる。また、Cに設定された日には、スリープモードでの計測が全く行われない。
言い換えると、画像形成装置20がスリープモードに遷移しているときには、上述したように、計測制御部32は、電力算出モードとして予測値モードが選択されるが、管理者により設定された時間帯には、設定時間ごとに実測値モードが選択され(図4のステップ105参照)、電力計測部40での電力計測が行われる。
なお、これらの使用時間帯毎の○又は×による設定は、画像形成装置20の使用状態を考慮して行われるものであり、例えば使用頻度が極めて低い使用時間帯については、スリープモードでの計測を全く行わないことで消費電力を低減するために、×が設定されることが考えられる。
〔第2の実施の形態〕
図6は、第2の実施の形態に係るコントローラ30及び電力計測部40の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すフローチャートは、図4に示すフローチャートと基本的に共通する個所があるので、その説明を省略することがある。すなわち、図6に示すフローチャートのステップ201〜207は、図4に示すフローチャートのステップ101〜107に対応するものであり、内容的に共通している。以下、ステップ208以降について説明する。
図6に示すフローチャートにおいて、計測制御部32は、電力算出制御基板43から取得した消費電力値を前回取得した消費電力値と比較し、その電力変化が予め定められた値以下であるか否かを判断する(ステップ208)。なお、予め定められた値の情報は、記憶部33(図3参照)に記憶されており、計測制御部32は、必要に応じて記憶部33から予め定められた値の情報を読み出す。
計測制御部32は、予め定められた値以下であると判断すると、記憶部33に記憶されている設定時間の情報を変更する。すなわち、計測制御部32は、設定時間が長くなるように変更する。言い換えると、計測制御部32は、より長い設定時間に変更する(ステップ209)。なお、ステップ208にて計測制御部32が予め定められた値以下ではないと判断すると、ステップ210に進む。
計測制御部32は、電力算出制御基板43から取得した消費電力値を記憶部33に記憶させる。また、計測制御部32は、設定時間の情報が変更されたときには、変更された新たな設定時間の情報を記憶部33に記憶させる。すなわち、計測制御部32は、新たに取得した消費電力値及び変更された設定時間の情報を記憶部33へ記憶し(ステップ210)、ステップ201に戻って処理を続ける。
このように、本実施の形態は、測定された消費電力値の変化が無いないし小さいときには、予測値モードから実測値モードに変更される時間間隔を長くしているので、電力計測部40の切換えスイッチ45がオンになる頻度を一層抑制することが可能になる。
なお、図6に示すフローチャートでは、電力変化が予め定められた値以下であるか否かを判断し、より長い設定時間に変更するように処理しているが、その逆の処理を行うこと、すなわち、電力変化が極めて大きいときには、より短い設定時間に変更するように処理することも考えられる。
図7は、図6に示すフローチャートの応用例を説明する表である。すなわち、同図の(a)及び(b)は、電力計測のタイミングを自動制御する場合の電力測定の日毎に行われた実行例を示す表である。同図の(a)は、測定結果に変動がある場合を示し、(b)は、測定結果に変動がない場合を示している。すなわち、図7は、電力計測のタイミングを自動制御する場合の一例を示している。
自動制御の場合には、測定結果の変動を基に次回の電力計測のタイミングを変更する。すなわち、図7の(a)に示すように、測定結果の変動がない場合には電力計測を、1週目は1日おき、2週目は2日おき、3週目は3日おき、4週目は4日おきというように測定タイミングを延長する。
ここで、図6のステップ208での電力変化が予め定められた値以下であるか否かの判断基準例としては、前回の測定結果の10%以内に測定結果の変動が納まっているか否かを基準にすることが考えられる。
また、前回の測定結果と今回の測定結果の平均値を算出し、その平均値と前回の平均値とを比較することも考えられる。このような判断基準を採用すると、単発的な電力変動の影響を防ぐことが可能になる。
また、計測制御部32(図3参照)は、使用時間帯の例えば午後9時以降だけに測定結果の変動がないと判断すると、その使用時間帯の測定頻度を少なくするように制御することも考えられる。
一方、図7の(b)に示すように、測定結果の変動がある場合には電力測定を、1週目は3日おき、2週目は1日おきというように測定タイミングを短縮する。すなわち、計測制御部32(図3参照)は、測定結果に変動があれば、測定頻度を元に戻すように制御する。
ここで、実測値モードで算出された消費電力は、上述したように、電力計測部40による電力消費分が含まれていない。このため、実測値モードで算出された消費電力を予測値モードでの予測値としてそのまま使用し、また、実測値モードでは、電力計測部40の電力代表値を加算することで、電力計測部40を含めた全体電力をUI部28(図2参照)に表示することが考えられる。
また、電力計測部40を含めた全体電力を計測する構成を採用することも考えられる。その場合には、電力計測部40が動作しない予測値モードでは実測値から電力計測部40の電力代表値を差し引いてUI部28に表示することになる。
〔第3の実施の形態〕
図8は、第3の実施の形態に係るコントローラ30の処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すフローチャートでは、まず、コントローラ30の計測制御部32(図3参照)は、動作モード制御部31(図3参照)により動作モードがスタンバイモードに遷移しているか否かを判断する(ステップ301)。計測制御部32によりスタンバイモードであると判断されると、ネットワーク監視部38(図3参照)は、ネットワークNWのアクセス状況を監視することで端末装置10(図1参照)の数を検出し(ステップ302)、検出結果を記憶部33(図3参照)に記憶させると共に計測制御部32に送る。
計測制御部32は、ネットワーク監視部38により検出された端末装置10の数を基に、検出時のアクセス状況が同じ状態でスリープモードに移行した場合の消費電力を、予測値として算出する(ステップ303)。
ここで、上述したステップ303でこの場合の算出方法について説明する。
図9は、予測値として消費電力を算出する方法を説明する表である。
同図に示す表の横欄は、日程、時間、接続される端末装置の数およびスリープモードで実測された消費電力値(W)を示している。この表は、今までに計測したデータを記憶部33(図3参照)に記憶しておくことで作成されたデータベースである。すなわち、スリープモード時に消費電力を計測する際に、接続される端末装置10の数を検出しておき、消費電力と端末装置10の数とを対応付けてデータベースとして記憶部33に記憶しておく。このように、ネットアクセス量が多いとコントローラ30のスリープモード時の消費電力が大きくなる。
そして、このデータベースを用いることで予測値を算出する。すなわち、データベースの中に、スタンバイモードのアクセス状況監視時と同じ条件のデータを見出し、スリープモードの場合の消費電力を予測値として算出する。
図8に戻ってフローチャートの説明を続ける。
計測制御部32は、予測値として算出した消費電力をUI制御部37(図3参照)に送る。UI制御部37は、受け取った消費電力を含む電力情報をUI部28(図2参照)に表示させる(ステップ304)。付言すると、画像形成装置20の動作モードがスタンバイモードの場合に、スリープモードでの消費電力がUI部28に表示される。このように、スリープモードに移行する前にUI部28に表示するように構成されており、その表示例としては、「スリープモードに移行すると、2.4Wに低下」である。
ジョブの不発生が予め定められた時間継続すると、動作モード制御部31(図3参照)により動作モードがスリープモードに移行する(ステップ305)。なお、計測制御部32は、スリープモードに移行した後の経過時間を計時して管理する。その後、ジョブの発生等によって、スリープモード以外の他の動作モード、例えばスタンバイモードに移行する(ステップ306)。
そして、ネットワーク監視部38(図3参照)は、ネットワークNWのアクセス状況を監視することで端末装置10の数を検出し(ステップ307)、検出結果を記憶部33(図3参照)に記憶させると共に計測制御部32に送る。
計測制御部32は、ステップ307にて検出された端末装置10の数とステップ302にて検出された端末装置10の数の平均値を算出し、その平均値を基に、スリープモードでの最近の実測データから同じ条件の消費電力を予測値として算出する(ステップ308)。
計測制御部32は、予測値として算出した消費電力を、スリープモードに移行してから他のモードに移行するまでの経過時間の情報と共に、UI制御部37(図3参照)に送る。UI制御部37は、受け取った消費電力を含む電力情報をUI部28(図2参照)に表示させる(ステップ309)。付言すると、画像形成装置20の動作モードがスリープモード以外の動作モード例えばスタンバイモードの場合に、スリープモードの場合の消費電力がUI部28に表示される。このように、スリープモードから他の動作モードに移行した後にUI部28に表示するように構成されており、その表示例としては、「前回のスリープモードは10分間、1.8W」である。
ここで、本実施の形態では、スリープモードに移行する前とスリープモードから他の動作モードに移行した後との両方で、端末装置10の数の検出、予測値として消費電力の算出及び電力表示をしているが、いずれか一方のみで行うことが考えられる。また、本実施の形態では、接続される端末装置10の数を基に予測値として消費電力を算出しているが、時間で算出することも考えられる。また、時間と端末装置10の数のいずれか大きい方の電力を算出ないし電力表示することも考えられる。
本実施の形態では、このように構成されているため、スリープモードでの電力計測を最低限に抑制して省電力を実行しながら、その環境下の端末装置10の数や時間帯等によるスリープモード時の電力の変化を表示することが可能になる。また、スリープモードでのUI部28(図2参照)の電力表示による消費電力の増加を抑制することが可能になる。
本実施の形態のプリントシステムの構成の一例を示す図である。 画像形成装置の構成例を示すブロック図である。 コントローラ及び電力計測部の構成例を説明するブロック図である。 第1の実施の形態に係るコントローラ及び電力計測部の処理手順を示すフローチャートである。 図4に示すフローチャートの応用例を説明する表である。 第2の実施の形態に係るコントローラ及び電力計測部の処理手順を示すフローチャートである。 図6に示すフローチャートの応用例を説明する表である。 第3の実施の形態に係るコントローラの処理手順を示すフローチャートである。 予測値として消費電力を算出する方法を説明する表である。
符号の説明
10…端末装置、20…画像形成装置、21…低圧電源、22…画像形成モジュール、23…低圧電源、24…定着装置、25…商用電源、26…電源スイッチ、27…リレー、28…UI部、30…コントローラ、31…動作モード制御部、32…計測制御部、33…記憶部、34…スイッチ制御部、35…リレー制御部、37…UI制御部、38…ネットワーク監視部、40…電力計測部、41…電流検出部、42…電圧検出部、43…電力算出制御基板、44…低圧電源、45…切換えスイッチ

Claims (9)

  1. 画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段に電力を供給する給電手段と、
    前記給電手段から電力供給を受け、省電力状態を有する装置本体の消費電力を計測する計測手段と、
    前記給電手段から電力供給を受けて前記計測手段による計測を制御すると共に、前記装置本体が省電力状態の際に当該給電手段から当該計測手段への電力供給を制御する制御手段と、
    を含む画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、省電力状態への移行により前記計測手段への電力供給を遮断し、予め定められた時間が経過した後に当該計測手段への電力供給を行って消費電力を計測させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、省電力状態の際に前記計測手段により計測されて得た消費電力の変化量を基に、前記時間を変更することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記装置本体が接続されるネットワークを介したアクセス状況を監視する監視手段を更に含み、
    前記監視手段による監視結果を基に省電力状態の消費電力を予測し、当該予測した値を前記計測手段による計測値の代わりに用いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 省電力状態に移行する前の前記監視手段による監視結果を基に当該省電力状態に移行した際の消費電力を予測する予測手段を更に含むことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 省電力状態から復帰後の前記監視手段による監視結果を基に当該省電力状態時の消費電力を予測する予測手段を更に含むことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 画像を形成する画像形成手段と、当該画像形成手段に電力を供給する給電手段と、当該給電手段から電力供給を受け、省電力状態を有する装置本体の消費電力を計測する計測手段と、を含む画像形成装置が備えるコンピュータに、
    前記給電手段から電力供給を受けて前記計測手段による計測を制御する第1の制御機能と、
    前記給電手段から電力供給を受けて前記装置本体が省電力状態の際に当該給電手段から前記計測手段への電力供給を制御する第2の制御機能と、
    を実現させるプログラム。
  8. 前記第2の制御機能は、省電力状態への移行により前記計測手段への電力供給を遮断し、予め定められた時間が経過した後に当該計測手段への電力供給を行うことを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
  9. 前記第2の制御機能は、画像形成を行うのに必要な電力が前記画像形成手段に供給される状態以外の状態の際に前記計測手段により計測されて得た消費電力の変化量を基に、前記時間を変更することを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
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