JP2005063901A - 電源装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の電源装置は、燃料電池と、負荷に電力を供給する二次電池と、燃料電池の出力電力を測定する電力測定部と、燃料電池の出力を入力し、その入力電圧又は入力電流が運転目標値に近づくように出力電力を制御し、出力電力を負荷及び/又は二次電池に供給し、電力変換を行う電力変換器と、燃料電池に供給する燃料の量を制御し、且つ燃料電池が排出する燃料の量が最小を含む所定の範囲内になるような値である運転目標値を電力変換器に指示する制御部と、を有し、制御部は複数の電力測定用目標値を電力変換器に順次指示し、電力測定部はそれぞれの電力測定用目標値での燃料電池の出力電力を測定し、制御部は複数の出力電力の中の最大電力を与える目標値を求め、その値に基づいて運転目標値を更新する。
【選択図】図1
Description
メタノールタンク114には、数%〜100%のメタノール(CH3OH)が貯蔵されている。
特許文献1の燃料電池システム及び燃料電池制御方法は、改質器を有するため、装置が高価になり大型化するという問題があった。特許文献1においては、エネルギ変換効率(=発電効率×ガス利用率)が最も良いポイントで燃料電池1236を動作させた。燃料を十分に供給する必要があるため、特許文献1の燃料電池システム及び燃料電池制御方法を非循環式のDMFC(ダイレクトメタノール型燃料電池)に適用したとすれば、燃料電池から使用されなかったメタノールが多量に排出されてしまう。そのため、特許文献1の燃料電池システム及び燃料電池制御方法は非循環式のDMFCに適していなかった。
電力測定部は、典型的には、燃料電池の出力電流と出力電圧とを測定し、その積(燃料電池の出力電力)を算出する。電力測定部は、電力変換器(例えばDC−DCコンバータ)の出力電圧と出力電流とを測定し、その積を電力変換器の電力変換効率で割って、燃料電池の出力電力を算出しても良い。電力変換器の電力変換効率がほぼ一定とみなせれば、電力変換器の出力電力を近似的に燃料電池の出力電力として取り扱っても良い。
燃料電池の運転目標値が「最大電力を与える目標値」とは異なる電源装置においては、例えば有害な排気ガスが最小になる運転目標値、排出される燃料が最小なる運転目標値を求めるためにまず「最大電力を与える目標値」を測定によって求め、これを基準として「最大電力を与える目標値」から一定電圧、一定電流又は一定パーセントシフトしたポイントを最適な運転目標値に設定する。
起動時のみ、発電モードを変更した時のみ、又は所定時間に少なくとも1回のみ、最大電力を与える目標値を検索しても良い。好ましくは、起動時、発電モードを変更した時、及び所定時間に少なくとも1回、最大電力を与える目標値を検索する。
本発明は、効率的に最大電力を与える目標値を求める電源装置を実現できるという作用を有する。
本発明は、最大電力を与える目標値を求めるために測定すべき電力測定用目標値の数を極めて少なくできるため、素早く最適な運転目標値を見つける電源装置を実現できるという作用を有する。
燃料電池の最大電力を与える目標値が増加している場合を例に取って説明する。運転目標値と最大電力を与える目標値とが一致する場合は、最初に、電力測定用目標値を現在の運転目標値(最大電力を与える目標値)より大きな値とし、燃料電池の出力電力を測定する。運転目標値と最大電力を与える目標値とが一致しない場合は、典型的には、最初に、電力測定用目標値を現在の運転目標値に対応する最大電力を与える目標値(前回求めた最大電力を与える目標値)とし、燃料電池の出力電力を測定する。次に、電力測定用目標値を大きくして前記燃料電池の出力電力を測定する。
本発明は、燃料電池が経時変化等により所定の電力を供給できなくなった場合に、燃料供給量を微調整し運転目標値を再設定することにより、燃料電池の経年変化においても、安定した電力を供給する電源装置を実現できるという作用を有する。
本発明は、燃料のメタノール成分が多少異なる場合であったとしても、常に最適な運転目標値を見つける電源装置を実現できるという作用を有する。
燃料電池が燃料をほとんど使い切る本発明のダイレクトメタノール方式の電源装置においては、最適な運転目標値で運転することが極めて重要である。本発明は、あらゆる条件下において最適な運転目標値を見つけ出すことができるため、理想的なバランスのとれた運転がを行う電源装置を実現できるという作用を有する。
燃料電池が燃料をほとんど使い切る本発明のダイレクトメタノール方式の電源装置においては、排出物の浄化が容易である。本発明は、毒性があるメタノールを使用して、小型で安全で排出がクリーンな燃料利用効率が高い電源装置を実現できるという作用を有する。
請求項2に記載の発明によれば、最大電力を与える目標値を基準にして算出することにより、燃料電池の経年変化、温度変化、電解膜の水量などさまざまな条件下においても、常に現状での最適な運転目標値を見つける電源装置を実現できるという有利な効果が得られる。
請求項3に記載の発明によれば、運転目標値及び/又は最大電力を与える目標値を記憶部に記憶しておくことにより、燃料電池の経年変化、温度変化、電解膜の水量などさまざまな条件下においても、次回燃料電池を起動した時にすみやかに最適な運転目標値へ移行する電源装置を実現できるという有利な効果が得られる。
請求項4に記載の発明によれば、効率的に最大電力を与える目標値を求める電源装置を実現できるという有利な効果が得られる。
請求項5に記載の発明によれば、最大電力を与える目標値を求めるために測定すべき電力測定用目標値の数を極めて少なくできるため、素早く最適な運転目標値を見つける電源装置を実現できるという有利な効果が得られる。
請求項6に記載の発明によれば、最大電力を与える目標値の履歴を利用して、燃料電池の経時変化を予測することにより、測定すべき電力測定用目標値の数を更に少なくできるため、素早く最適な運転目標値を見つける電源装置を実現できるという有利な効果が得られる。
請求項7に記載の発明によれば、燃料電池が経時変化等により所定の電力を供給できなくなった場合に、燃料供給量を微調整し運転目標値を再設定することにより、燃料電池の経年変化においても、安定した電力を供給する電源装置を実現できるという有利な効果が得られる。
請求項8に記載の発明によれば、燃料のメタノール成分が多少異なる場合であったとしても、常に最適な運転目標値を見つける電源装置を実現できるという有利な効果が得られる。
請求項9に記載の発明によれば、あらゆる条件下において最適な運転目標値を見つけ出すことができるため、理想的なバランスのとれた運転がを行う電源装置を実現できるという有利な効果が得られる。本発明によれば、毒性があるメタノールを使用しても微量しか排出されないため、小型で安全で排出がクリーンな燃料利用効率が高い電源装置を実現できるという有利な効果が得られる。
図1〜図8を用いて、実施の形態1の電源装置について説明する。
態1の電源装置の構成を示すブロック図である。図1において、101は電源装置、102は本体装置である。電源装置101は、リターンポンプ111、希釈タンク112、メタノールポンプ113、メタノールタンク114、浄化部115、燃料電池116、燃料電池制御部117、燃料電池116の出力電流(DC−DCコンバータ119の入力電流である。)を検出する燃料電池出力電流検出器118、DC−DCコンバータ(電力変換器)119、二次電池120、二次電池120の出力電圧を検出する二次電池出力電圧検出器121、記憶部125、燃料電池116の出力電圧(DC−DCコンバータ119の入力電圧である。)を検出する燃料電池出力電圧検出器126を有する。燃料電池116は、スタック122、燃料ポンプ123、空気ポンプ124を有する。本体装置102は、負荷131を有する。
出力電流−出力電圧特性203においても、出力電流が0〜A3(A)の時は、出力電流が大きくなるにつれて電圧はやや減少するが安定した電圧が保たれる。出力電流がA3(A)を越えると、出力電流が大きくなるにつれて出力電圧の減少率は増大する。
つまり、出力電流が0〜A3(A)の範囲では、燃料電池116は供給されたメタノールを使い切れずに残りのメタノールを排出する。出力電流がA3(A)以上の時、燃料電池116は供給されたメタノールをほとんど使い切り、微量のメタノールしか排出しない。出力電流がA3(A)より所定量以上大きいと、燃料電池116の出力電圧は急落する。燃料の量が0.2cc/min、0.1cc/minの場合においても同様である。
図3において、燃料の量が0.3cc/minの場合に初期時の燃料電池116の出力電力が最大になる点の出力電流値はA3、出力電力量はP3である。燃料の量が0.3cc/minの場合に経時変化後の燃料電池116の出力電力が最大になる点の出力電流値はA3’、出力電力量はP3’である。
燃料電池116の出力電流−出力電圧特性、出力電流−出力電力特性は、燃料電池の経年変化以外にも燃料電池の温度や燃料電池の電解膜の水量等により変化する。本発明の電源装置は、このような燃料電池116の特性変化に応じて、動作点(運転目標値)を適応的に定める。
図4は、一般的な二次電池(例えばリチウム電池)の放電特性(残存容量−電圧特性)を示す図である。図4において、横軸は残存容量(%)を表し、縦軸は出力電圧(V)を表す。図4に示すように、二次電池120の出力電圧を検出すれば、二次電池120の残存容量を知ることが出来る。二次電池120が過充電又は過放電されないようにするため、及び例えば燃料電池116が起動した時燃料電池116が電力を供給出来るようになるまで、二次電池120が単独で負荷に電力を供給出来る程度の電力量を常に有するようにするため、本発明の実施の形態1の電源装置101は、二次電池120の残存容量が35%〜95%の範囲内になるように制御する。
本体装置102の電源が投入された時、スタック122の温度が40℃〜60℃に上昇するまで(通常、電源投入後この温度に達するまでに15分程度の時間を要する。)、燃料電池制御部117は燃料電池116を3W発電モードとする。スタック122の温度が40℃〜60℃に上昇した後、通常の発電モード制御に移る。通常の発電モード制御において、燃料電池制御部117は、二次電池120の残存容量SOCが95%に達すると、燃料電池116を3W発電モードとする。3W発電モードにおいて、二次電池120の残存容量SOCが65%に達すると、燃料電池116を13W発電モードとする。二次電池120の残存容量SOCが35%になると、燃料電池116を17W発電モードとする。17W発電モードにおいて、二次電池120の残存容量SOCが65%に達すると、燃料電池116を13W発電モードとする。
図5は、本発明の実施の形態1の電源装置の燃料電池の運転方法を示すフローチャートである。ステップ501で、燃料電池制御部117は二次電池出力電圧検出器121が検出した二次電池120の出力電圧から二次電池120の残存容量を求める。ステップ502で、燃料電池制御部117は二次電池120の残存容量等に基づき上述の方法で発電モードを決定する。ステップ503で、燃料電池制御部117は決定した発電モードに従って燃料ポンプ123及び空気ポンプ124に、所定の量の燃料及びそれに対応する空気を燃料電池116に供給させる。
タイマTaが所定値T1より大きい場合、ステップ508に進み、燃料電池制御部117はタイマTbがT2より大きいか否かを判断する。タイマTbが所定値T2以下の間、ステップ504に戻り処理を繰り返す。
タイマTaが所定値T1より大きい場合、ステップ509に進み、燃料電池制御部117はタイマTbをリセットする。ステップ510で、電源装置101は現在の燃料電池116の発電電力(出力電力)とその目標値とを比較し、その差が所定の範囲を超えていれば、燃料の量を補正する(図8で詳細説明)。ステップ506に戻り処理を繰り返す。
本願発明の燃料電池116は前回求めた最大電力を与える目標値(出力電流値)A0を基準として、最大電力点を検出できなければ少しずつ測定範囲を広げていくが、出力電流をパラメータとする出力電力量の傾斜(微分値)から電力が最大となる点を推測して測定することとしてもよい。
本願発明の燃料電池116は3点で電力が最大となる点を判断しているが、さらに精度を上げるために4点以上で行ってもよい。
図8は、図5のステップ510の詳細フローチャートである。ステップ801で、燃料電池制御部117は目標電力量Pと現在の出力電力量P0との差の絶対値ΔPを求める。ステップ802で、燃料電池制御部117はΔPが許容値以内か否かを判断する。許容値以内の場合、このフローチャートを終了する。
ステップ804で補正された燃料の量が許容値以内の場合、ステップ805に進む。ステップ805で、燃料電池制御部117は燃料ポンプ123及び空気ポンプ124に、補正した量の燃料及びそれに対応する空気を燃料電池116に供給させる。
燃料の量を変更して所定時間経過後ステップ806で、燃料電池制御部117は出力電力が最大になる点を検索する(図7と同様の処理)。ステップ807で、燃料電池制御部117はその発電モードでの最適の燃料の量、最適動作点を記憶部125に記憶し、ステップ801に戻り処理を繰り返す。
図8において燃料電池制御部117は、目標電力量Pと現在の出力電力量P0との差が所定の範囲内になるように制御した。これに代えて、最大電力量を測定した時、その最大電力量と目標電力量Pとの差が所定の範囲内になるように制御しても良い。
その結果、従来の循環式燃料電池の有効電力量は7.6%(損失電力量が92.4%)なのに対し、本発明の実施の形態1のバランス式燃料電池の有効電力量は15.9%(損失電力量が84.1%)となる。本発明の実施の形態1のバランス式燃料電池は、同一の燃料により従来の2倍以上の電力を供給することができた。
図9、図10を用いて、実施の形態2の電源装置について説明する。実施の形態1のDC−DCコンバータ119は、燃料電池116の出力電流(DC−DCコンバータ119の入力電流)が目標電流と一致するようにその出力電力を制御していた。実施の形態2のDC−DCコンバータ919は、燃料電池116の出力電圧(DC−DCコンバータ119の入力電圧)が目標電圧になるようにその出力電力を制御する。
はじめに、実施の形態2の電源装置の構成について説明する。図9は本発明の実施の形態2の電源装置の構成を示すブロック図である。実施の形態2の電源装置901は、実施の形態1のDC−DCコンバータ119に代えて、DC−DCコンバータ919を有する。それ以外の点において、実施の形態2の電源装置901は、実施の形態1と同一である。図9において、実施の形態1と同一のブロックには同一の符号を付している。同一ブロックの説明を省略する。
燃料電池116内の反応については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
記憶部125は、燃料の量をパラメータとする出力電流−出力電圧特性、出力電流−出力電力特性図(例えば図2、10)に基づき、各発電モードにおいて燃料電池116に単位時間当たりに供給する一定の燃料の量と、その燃料の量で電力が最大となる出力電圧値(「最大電力を与える目標値」と呼ぶ。)と、燃料電池116に実際に出力させる電圧値の目標値(「運転目標値」と呼ぶ。最大電力を与える目標値(電圧値)から、それより所定量だけ低い電圧値(出力電圧が急落する前の電圧値)までの範囲内の値)と、燃料電池116の目標出力電力とを対応させて記憶している。運転目標値と最大電力を与える目標値との関係式を記憶し、運転目標値と最大電力を与える目標値とのいずれか一方のみを記憶しても良い。
実施の形態1及び2では本体装置はパーソナルコンピュータであったが、電源を必要とする他の装置であっても良い。
実施の形態1及び2では電源装置は3つの発電モードを有していた。しかしこれに限られるものではなく、電源装置はn個(nは2以上の正整数)の発電モードを有していても良い。
運転目標値が最大電力を与える目標値と同一の値であっても良い(α1=0)。運転目標値は、最大電力を与える目標値から所定の電流値を差し引いた値であっても良く、又は最大電力を与える目標値に所定の電圧値を加算した値であっても良い。
DC−DCコンバータの出力電圧と出力電流とを測定し、その積をDC−DCコンバータの電力変換効率で割って、燃料電池の出力電力を算出しても良い。DC−DCコンバータの電力変換効率がほぼ一定とみなせれば、DC−DCコンバータの出力電力を近似的に燃料電池の出力電力として取り扱っても良い。
本発明は、燃料電池と二次電池とを併用することにより、安定動作する電源装置を実現する。
102 本体装置
111 リターンポンプ
112 希釈タンク
113 メタノールポンプ
114 メタノールタンク
115 浄化部
116 燃料電池
117 燃料電池制御部
118 燃料電池出力電流検出器
119、919 DC−DCコンバータ
120 二次電池
121 二次電池出力電圧検出器
122 スタック
123 燃料ポンプ
124 空気ポンプ
125 記憶部
126 燃料電池出力電圧検出器
131 負荷
Claims (9)
- 燃料電池と、
負荷に電力を供給する二次電池と、
前記燃料電池の出力電力を測定する電力測定部と、
前記燃料電池の出力を入力し、その入力電圧又は入力電流が運転目標値に近づくように出力電力を制御し、出力電力を負荷及び/又は前記二次電池に供給し、電力変換を行う電力変換器と、
前記燃料電池に供給する燃料の量を制御し、且つ前記燃料電池が排出する燃料の量が最小を含む所定の範囲内になるような値である前記運転目標値を前記電力変換器に指示する制御部と、
を有し、
前記制御部は複数の電力測定用目標値を前記電力変換器に指示し、前記電力測定部はそれぞれの電力測定用目標値での前記燃料電池の出力電力を測定し、前記制御部は前記複数の出力電力に基づいて、前記運転目標値を更新することを特徴とする電源装置。 - 燃料電池と、
負荷に電力を供給する二次電池と、
前記燃料電池の出力電力を測定する電力測定部と、
前記燃料電池の出力を入力し、その入力電圧又は入力電流が運転目標値に近づくように出力電力を制御し、出力電力を負荷及び/又は前記二次電池に供給し、電力変換を行う電力変換器と、
前記燃料電池に供給する燃料の量を制御し、且つ前記燃料電池が排出する燃料の量が最小を含む所定の範囲内になるような値である前記運転目標値を前記電力変換器に指示する制御部と、
を有し、
前記制御部は複数の電力測定用目標値を前記電力変換器に順次指示し、前記電力測定部はそれぞれの電力測定用目標値での前記燃料電池の出力電力を測定し、前記制御部は前記複数の出力電力の中の最大電力を与える目標値を求め、前記最大電力を与える目標値そのもの又は前記最大電力を与える目標値から所定の電流もしくは電圧を差し引いた値又は加算した値を前記運転目標値として更新することを特徴とする電源装置。 - 前記制御部は複数の発電モードを有し、それぞれの前記発電モードにおいて異なる値である単位時間当たり一定量の燃料を前記燃料電池に供給し、
前記発電モードごとの前記運転目標値及び/又は前記最大電力を与える目標値を記憶する記憶部を更に備え、
起動時、前記発電モードを変更した時、又は所定時間に少なくとも1回、前記制御部は複数の電力測定用目標値を前記電力変換器に指示し、前記電力測定部はそれぞれの電力測定用目標値での前記燃料電池の出力電力を測定し、前記制御部は前記複数の出力電力の中の最大電力を与える目標値を求め、前記最大の電力を与える目標値に基づいて前記運転目標値を更新し、前記記憶部は各発電モード毎の前記運転目標値及び/又は前記最大電力を与える目標値を記憶することを特徴とする請求項2に記載の電源装置。 - 現在の運転目標値を中心として複数の電力測定用目標値を定めることを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
- 第1の電力測定用目標値より大きな値である第2の電力測定用目標値における前記燃料電池の出力電力が、前記第1の電力測定用目標値における前記燃料電池の出力電力より大きければ、第2の電力測定用目標値より更に大きい値である第3の電力測定用目標値における前記燃料電池の出力電力を測定し、
第2の電力測定用目標値における前記燃料電池の出力電力が、前記第1の電力測定用目標値における前記燃料電池の出力電力より小さければ、第1の電力測定用目標値より更に小さい値である第3の電力測定用目標値における前記燃料電池の出力電力を測定することを特徴とする請求項2に記載の電源装置。 - 前記最大電力を与える目標値の変化を記憶する記憶部を有し、
その変化において前記最大電力を与える目標値が増加していれば、現在の前記最大電力を与える目標値より大きな値である電力測定用目標値で前記燃料電池の出力電力を測定し、
その変化において前記最大電力を与える目標値が減少していれば、現在の前記最大電力を与える目標値より小さな値である電力測定用目標値で前記燃料電池の出力電力を測定することを特徴とする請求項5に記載の電源装置。 - 前記発電モードごとの前記燃料電池の目標出力電力を記憶する記憶部を有し、
前記制御部は、前記最大電力を与える目標値又はそれに対応する前記運転目標値における前記燃料電池の出力電力と、前記目標出力電力との差分が所定の範囲を超えていれば、その差分を小さくするように、前記燃料電池に供給する燃料の量を変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の電源装置。 - 前記燃料電池がダイレクトメタノール方式の燃料電池であることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかの請求項に記載の電源装置。
- 前記燃料電池が燃料と前記燃料電池の出力電力とをバランスさせるバランス式であることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかの請求項に記載の電源装置。
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