JP2005059500A - 合成樹脂袋用筒口の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 合成樹脂袋の天板に取り付ける筒口の製造において、筒口本体に対して座部材と先端筒を同時に熱溶着するようにし、工程数の削減により製造効率を向上させ、製造コストを低減することができる合成樹脂袋用筒口の製造方法を提供する。
【解決手段】 柔軟な熱可塑性の合成樹脂で所定長さの筒状に形成され、その内周面に非熱溶着層15が設けられた筒口本体12を、長さ方向の丁度中間の位置から片側半分を内側に折り返し、非熱溶着層15が重なる二重筒の状態に形成し、筒口本体12の外側に位置する端部に座部材13の筒体16を外嵌し、同じく内側に位置する端部に先端筒14を内嵌し、この状態で、座部材13の筒体16と筒口本体12の嵌合部材及び先端筒14と筒口本体12の嵌合部材を同時に熱溶着する。
【選択図】 図4
【解決手段】 柔軟な熱可塑性の合成樹脂で所定長さの筒状に形成され、その内周面に非熱溶着層15が設けられた筒口本体12を、長さ方向の丁度中間の位置から片側半分を内側に折り返し、非熱溶着層15が重なる二重筒の状態に形成し、筒口本体12の外側に位置する端部に座部材13の筒体16を外嵌し、同じく内側に位置する端部に先端筒14を内嵌し、この状態で、座部材13の筒体16と筒口本体12の嵌合部材及び先端筒14と筒口本体12の嵌合部材を同時に熱溶着する。
【選択図】 図4
Description
この発明は、保形部材の内装容器として用いる合成樹脂袋の天板に取り付け、合成樹脂袋に対する収納物の充填を行う筒口の製造方法に関する。
各種液体や粉体等の保存や輸送のために、保形部材となるドラム缶の内側に内装容器としてポリエチレン製のような合成樹脂袋を組み込み、この合成樹脂袋内に液体や粉体等を収納するようにした複合容器が用いられている(特許文献1参照)。
このような複合容器は、液体や粉体等を密封して収納することができると同時に、収納した液体や粉体等がドラム缶により汚染されることがないという利点がある。
図6(A)と(B)のように、上記した合成樹脂袋1は、ドラム缶2の内部に納まる大きさに形成され、その天板3に液体や粉体等を充填するための筒口4が設けられた構造を有し、この筒口4は合成樹脂袋1の天板3上に内部と連通するよう溶着によって取り付けられ、該筒口4から合成樹脂袋1内への液体や粉体等の収納後に、自身で結束するか、又は、紐等で縛った状態で合成樹脂袋1内を密閉し、その後、合成樹脂袋1の天板3とドラム缶2の蓋5の間に収める必要があり、このため、筒口4には適当な長さと折り畳むことのできる柔軟性が要求される。
従来、上記のような筒口4は、柔軟な熱可塑性の合成樹脂で所定長さの筒状に形成された筒口本体6と、同じく熱可塑性の合成樹脂を用い、筒口本体6の下端に外嵌する筒体の下部外周に合成樹脂袋1の天板3に溶着するフランジを周設して形成された座部材7と、熱可塑性の合成樹脂を用い、上記筒口本体6の上端部に嵌合する状態で取り付けて筒口本体6の上端を開口状に保形する先端筒8とを用いて製作される。
先ず、筒口本体6の下端に座部材7の筒体を外嵌してこの嵌合部材を熱溶着し、次に、筒口本体6の上端に先端筒8を嵌合し、この嵌合部分を熱溶着するようにし、このようにして出来上がった筒口4は、合成樹脂袋1の天板3上に座部材7のフランジを熱溶着することにより取り付けるようにする。
上記のように、従来の筒口4の製造方法は、筒口本体6に対して座部材7と先端筒8を別々に熱溶着しているため、熱溶着が二工程となり、工程が多い分だけ製造効率が悪く、製造コストが高くつくという問題がある。
そこで、この発明の課題は、上記したような筒口の製造において、筒口本体に対して座部材と先端筒を同時に熱溶着することができるようにし、工程数の削減により製造効率を向上させ、製造コストを低減することができる合成樹脂袋用筒口の製造方法を提供することにある。
上記のような課題を解決するため、この発明は、柔軟な熱可塑性の合成樹脂で所定長さの筒状に形成され、その内周面に非熱溶着層が設けられた筒口本体と、熱可塑性の合成樹脂を用い、筒口本体に外嵌する筒体の下端外周に合成樹脂袋の天板に溶着するフランジを周設して形成され、上記筒口本体の下端部を合成樹脂袋の天板に固定するための座部材と、熱可塑性の合成樹脂を用い、上記筒口本体の上端部に内嵌する状態で取り付ける先端筒とを用意し、
上記筒口本体を長さ方向の丁度中間の位置から片側半分を内側に折り返し、非熱溶着層が重なる二重筒の状態に形成し、次に、この二重筒の反折り返し側端部において、筒口本体の外側に位置する端部に座部材の筒体を外嵌し、同じく内側に位置する端部に先端筒を内嵌し、この状態で、座部材の筒体と筒口本体の嵌合部分及び先端筒と筒口本体の嵌合部分を同時に熱溶着する構成を採用したものである。
上記筒口本体を長さ方向の丁度中間の位置から片側半分を内側に折り返し、非熱溶着層が重なる二重筒の状態に形成し、次に、この二重筒の反折り返し側端部において、筒口本体の外側に位置する端部に座部材の筒体を外嵌し、同じく内側に位置する端部に先端筒を内嵌し、この状態で、座部材の筒体と筒口本体の嵌合部分及び先端筒と筒口本体の嵌合部分を同時に熱溶着する構成を採用したものである。
ここで、筒口本体は、ポリエチレン等の熱可塑性の合成樹脂チューブを用い、内周面に設ける非熱溶着層としては、ナイロンやセロハンのようなポリエチレン等よりも熱溶融温度の高い材料を使用し、筒口本体の内周面に積層するようにする。
また、座部材と先端筒は、筒口本体と同様の材料を用いて筒口本体よりも少し厚みのある成形品に形成され、筒口本体に溶着することにより、筒口本体の円筒状の保形性をよくしている。
上記熱溶着は、先端筒内に位置させた鏝台と座部材の筒体の外側に位置させた加熱鏝で、座部材の筒体と筒口本体の嵌合部分及び先端筒と筒口本体の嵌合部分を内外から挟み、この二箇所の嵌合部分を同時に熱溶着すると共に、嵌合部分の全周を熱溶着する。
以上のように、この発明によると、二重筒となるよう折り返した筒口本体の外側に座部材の筒体を外嵌し、同じく内側に先端筒を内嵌し、この状態で、座部材の筒体と筒口本体の嵌合部分及び先端筒と筒口本体の嵌合部分を当時に熱溶着するようにしたので、合成樹脂袋の天板に取り付ける筒口の製造における熱溶着を一工程で行うことができ、工程数の削減によって製造効率を向上させ、筒口の製造コストを低減することができる。
以下、この発明の実施形態を図示例と共に説明する。
図5に示すように、合成樹脂袋1の天板3上に内部と連通するよう溶着する筒口11は、柔軟な熱可塑性の合成樹脂で薄い筒状に形成された筒口本体12と、この筒口本体12の下端部に溶着され、筒口本体12の下端部を合成樹脂袋1の天板3に固定するための座部材13と、上記筒口本体12の上端部に内嵌する状態で溶着した先端筒14とで形成されている。
上記筒口本体12は、図3のように、ポリエチレン等の熱可塑性の合成樹脂を用い、押し出し成形等によって、必要な長さと直径を有し、折り畳むことのできるような柔軟性のあるチューブ状に形成され、その内周面にナイロンやセロハンのようなポリエチレン等よりも熱溶融温度の高い材料を使用した非熱溶着層15が積層されている。
上記座部材13は、筒口本体12と同様の熱可塑性の合成樹脂を用い、筒口本体12に外嵌する内径の筒体16と、この筒体16の下端外周に周設され、合成樹脂袋1の天板3上に溶着する円形のフランジ17と、筒体16の上端に連なって外方へ断面V字状に突出するよう設けられた保形鍔18とを、真空成形等の方法で一体成形して形成されている。
上記先端筒14は、筒口本体12と同様の熱可塑性の合成樹脂を用い、筒口本体12の内部に嵌合する筒体19と、この筒体19の上端外周に周設した円形のフランジ20を、真空成形等の方法で一体成形して形成されている。
この先端筒14と上記座部材13は、筒口本体12よりも厚みを持たせ、筒口本体12の上下端部に対して円筒状の保形性を向上させるようになっている。
次に、上記筒口の製造方法を説明する。
先ず、図3(A)に示す上下に長い筒口本体12を、図3(B)のように、長さ方向の丁度中間の位置から片側半分を内側に折り返し非熱溶着層15が重なる二重筒の状態に形成し、次に、図4のように、この二重筒の反折り返し側端部において、筒口本体12の外側に位置する端部に座部材13の筒体16を外嵌し、同じく内側に位置する端部に先端筒14の筒体19を内嵌し、座部材13の筒体16と先端筒14の筒体19で二重筒の二枚重ねになった反折り返し側端部を挟み込んだ状態とする。
図4のように、先端筒14の筒体19の内周に鏝台21を位置させ、座部材13の筒体16の外側に加熱鏝22を臨ませ、四フッ化エチレン樹脂等の非溶着シート23を介して加熱鏝22を座部材13の筒体16に押し当て、座部材13の筒体16と先端筒14の筒体19及び筒口本体12の二枚重ねになった部分を挟み込んで加熱することにより、座部材13の筒体16と筒口本体12の密着した嵌合部分及び、先端筒14の筒体19と筒口本体12の密着した嵌合部材を同時に一工程で熱溶着する。
上記の熱溶着は、上下方向に所定の幅で周方向の全長にわたって環状に施すようにし、この加熱時において、筒口本体12は二重筒の二枚重ねになった部分の内面に非熱溶着層15が介在しているので、筒口本体12の二枚重ねになった部分は溶着することがない。
上記のような熱溶着が完了すると、図5のように、座部材13に対して先端筒14を引き上げ、座部材13の内部から筒口本体12を引き出して円筒状に伸長させれば、筒口本体12の下端に座部材13と上端に先端筒14が熱溶着された筒口が完成する。
このようにして製造された筒口11は、図6で示したように、内装容器となる合成樹脂袋1の天板3に座部材13のフランジ17を熱溶着することによって、筒口本体12が合成樹脂袋1の内部と連通するように取り付け、該筒口本体12から合成樹脂袋1内への液体や粉体等の収納後に、筒口本体12はじ自身で結束するか、又は、紐等で縛った状態で合成樹脂袋1内を密閉し、合成樹脂袋1の天板3とドラム缶1の蓋5の間に、折り畳み状態で収めるようにする。
また、合成樹脂袋1内から液体や粉体等を取り出すときは、ドラム缶1の蓋5を外し、合成樹脂袋1の天板3を切るようにすればよい。
1 合成樹脂袋
2 ドラム缶
11 筒口
12 筒口本体
13 座部材
14 先端筒
15 非熱溶着層
16 筒体
17 フランジ
18 保形鍔
19 筒体
20 フランジ
21 鏝台
22 加熱鏝
23 非溶着シート
2 ドラム缶
11 筒口
12 筒口本体
13 座部材
14 先端筒
15 非熱溶着層
16 筒体
17 フランジ
18 保形鍔
19 筒体
20 フランジ
21 鏝台
22 加熱鏝
23 非溶着シート
Claims (1)
- 柔軟な熱可塑性の合成樹脂で所定長さの筒状に形成され、その内周面に非熱溶着層が設けられた筒口本体と、熱可塑性の合成樹脂を用い、筒口本体に外嵌する筒体の下端外周に合成樹脂袋の天板に溶着するフランジを周設して形成され、上記筒口本体の下端部を合成樹脂袋の天板に固定するための座部材と、熱可塑性の合成樹脂を用い、上記筒口本体の上端部に内嵌する状態で取り付ける先端筒とを用意し、
上記筒口本体を長さ方向の丁度中間の位置から片側半分を内側に折り返し、非熱溶着層が重なる二重筒の状態に形成し、次に、この二重筒の反折り返し側端部において、筒口本体の外側に位置する端部に座部材の筒体を外嵌し、同じく内側に位置する端部に先端筒を内嵌し、この状態で、座部材の筒体と筒口本体の嵌合部分及び先端筒と筒口本体の嵌合部分を同時に熱溶着することを特徴とする合成樹脂袋用筒口の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003295242A JP2005059500A (ja) | 2003-08-19 | 2003-08-19 | 合成樹脂袋用筒口の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003295242A JP2005059500A (ja) | 2003-08-19 | 2003-08-19 | 合成樹脂袋用筒口の製造方法 |
Publications (1)
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JP2005059500A true JP2005059500A (ja) | 2005-03-10 |
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ID=34371550
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JP2003295242A Pending JP2005059500A (ja) | 2003-08-19 | 2003-08-19 | 合成樹脂袋用筒口の製造方法 |
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JP (1) | JP2005059500A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018065603A (ja) * | 2016-10-21 | 2018-04-26 | 日新産商株式会社 | 内装袋用筒口とその製造方法 |
-
2003
- 2003-08-19 JP JP2003295242A patent/JP2005059500A/ja active Pending
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