JP3119795U - 合成樹脂袋 - Google Patents

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鉄也 河田
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Abstract

【課題】従来のものより更に少ない工程で製造でき、かつ特別な技能や技術も必要なく製造できることで、製造コストを低減することができ、更に筒口等の袋の形状による制約を受けない合成樹脂袋を提供すること。
【解決手段】合成樹脂シートを材料とし、筒状胴部2の上端側の径方向の内側に折り曲げた部分3に天板5が、筒状胴部2の下端側の径方向の内側に折り曲げた部分6に底板7が、それぞれ接合されて袋状となった合成樹脂袋1において、筒状胴部2は外側の溶着性材料と内側の非溶着性材料8からなる2層シートを用い、天板5及び底板7は筒状胴部2のそれぞれの折り曲げた部分の外側に溶着部分9により溶着されている合成樹脂袋1。
【選択図】図1

Description

この考案は、筒状胴部の上端と下端を天板と底板で閉鎖した密閉状の合成樹脂袋であって、一度の溶着工程で製造することができる合成樹脂袋に関する。
例えば、保形部材となるドラム缶の内側に装着し、その内部に各種液体や粉体を収納し、これらの保存や輸送を行う可撓性の内装容器として合成樹脂袋が使用されており、従来、上記のような合成樹脂袋の一般的な製造方法としては、熱可塑性合成樹脂シートを用いた筒状胴部の上端側に筒口付きの天板と、下端側に底板をそれぞれ別工程で溶着してクローズ袋に成形するようにしていた。
しかし、筒状胴部の上端側と下端側を閉鎖するための溶着処理を別工程で行う方法は、工程数だけ手間と時間がかかることになり、その分だけ、製作コストが高くつくという問題があったので、本件出願人は、筒状胴部の上端側と下端側を閉鎖する溶着処理を一度に同時に行うことで、工程数の削減による製作コストの低減が可能な合成樹脂袋の製造方法を先に提供した(特許文献1参照)。
上記特許文献1の合成樹脂袋の製造方法は、図5(A)に示すように、溶着加工のために、筒状胴部32が丁度外嵌できる円板状に形成され、支柱10上に固定した鏝台11と、この鏝台11の周囲における上部の位置で上下動する加熱鏝12が用意され、熱可塑性合成樹脂を用いた筒状胴部32の下半部を内側に折り返して二重筒に形成し、この二重筒における内側筒32a及び外側筒32bの上端部をそれぞれ径方向の内側に向かう折り曲げ部とし、内側筒32aの折り曲げ部36上に熱可塑性合成樹脂を用いた底板37の周囲を重ね、該天板37の上に非溶着材38を重ね、該非溶着材38の周囲の上に外側筒32bの折り曲げ部33を重ね、該外側筒32bの折り曲げ部33上に熱可塑性合成樹脂を用いた天板35の周囲を重ね、最後に非溶着シート39を重ねる。
次に、上記底板37と外側筒32bの折り曲げ部33の間に非溶着材38を介在させた状態で、加熱鏝12を用いて上記外側筒32bの折り曲げ部33と天板35及び内側筒32aの折り曲げ部36と底板37のそれぞれの重なり部分を周方向の全長にわたって同時に加熱溶着して溶着部分9を形成することにより溶着し、この溶着後に、天板35に設けた筒口34から上記非溶着材38を抜き取る(図5(B)参照)。
その後、加熱鏝12を上昇離反させた後、筒状胴部32と天板35及び底板37が溶着部9により溶着された二重筒を鏝台11から抜き取り、天板35と底板37を上下に引き離して二重筒の外側筒32b内から内側筒32aを下方に引き出せば、筒状胴部32の上下端を天板35と底板37で閉鎖したクローズの合成樹脂袋が完成する。
上記構成により、筒状胴部32とその上下端を閉鎖するための天板35及び底板37の溶着処理を一工程で同時に行うことができ、筒状胴部32の上下端を天板35と底板37で閉鎖した合成樹脂のクローズ状の内袋を、工程数の削減により能率よく製造でき、製造コストの低減が可能になった。
特開2004−160826号公報
ところで、上記特許文献1の製造方法で溶着工程が1つで済むようになっても、内袋の材料とは別の非溶着材38を重ねることや、溶着後に筒口34から非溶着部材38を抜き取るという、上記製造工程に特有の材料や手間が必要となっていた。
また、この非溶着材38を正確な位置に重ねる作業や筒口34から非溶着材38を抜き取る作業にはそれ相応の技能や技術が要求され熟練が必要となっていた。
更に、天板35の筒口34が小さな合成樹脂袋であると、この筒口34からの非溶着材38の抜き取り作業が困難或いは不可能となり、筒口の小さな合成樹脂袋を低コストで得られないという問題もあった。
そこで、この考案の課題は、筒状胴部の上端と下端を天板と底板で閉鎖した袋状の合成樹脂袋において、従来のものより更に少ない工程で製造でき、かつ特別な技能や技術も必要なく製造できることで、製造コストを低減することができ、更に筒口等の袋の形状による制約を受けない合成樹脂袋を提供することを課題とする。
上記のような課題を解決するため、請求項1の考案は、合成樹脂シートを材料とし、筒状胴部の上端側の径方向の内側に折り曲げた部分に天板が、筒状胴部の下端側の径方向の内側に折り曲げた部分に底板が、それぞれ溶着により接合されて袋状となった合成樹脂袋において、筒状胴部は外側の溶着性材料と内側の非溶着性材料からなる2層シートを用い、天板及び底板は筒状胴部のそれぞれの折り曲げた部分の外側に溶着されている構成を採用したものである。
上記考案における、溶着性材料と非溶着生材料からなる2層シートとは、主材料たる溶着性材料に非溶着性材料をラミネート加工して2層構造としたものであり、溶着性材料としては通常の熱可塑性合成樹脂シートからなるシートであり、非溶着性材料としては前記熱可塑性合成樹脂シート同士の溶着工程における加熱に対しても溶融・溶着が発生しない材料をいい、例えばナイロン、PET等があげられる。
上記構成の合成樹脂袋は、筒状胴部の上端側の径方向の内側に折り曲げた部分に天板を、筒状胴部の下端側の径方向の内側に折り曲げた部分に底板を、それぞれ溶着により接合して袋状に製造する際、筒状胴部の内側が非溶着性材料となり内部同士が溶着しないため、筒状胴部の下半部を内側に折り返して二重筒に形成し、この二重筒における内側筒及び外側筒の上端及び下端の径方向内側への折り曲げ部を重ね合わせて、これら上下端の折り曲げ部の外側に天板及び底板を同時に溶着しても、折り曲げ部の内側の重なり面が非溶着材料同士が相対することとなり溶着されないので、天板及び底板の筒状胴部の折り曲げ部への溶着がこの重ねた折り曲げ部に対して一度の溶着作業で行え、溶着後に筒状胴部の二重筒を引き延ばせば合成樹脂袋が完成する。
また、請求項2の考案は、合成樹脂シートを材料とし、筒状胴部の上端側の径方向の内側に折り曲げた部分に天板が、筒状胴部の下端側の径方向の内側に折り曲げた部分に底板が、それぞれ溶着により接合されて袋状となった合成樹脂袋において、天板及び底板は外側の溶着性材料と内側の非溶着性材料からなる2層シートを用い、筒状胴部のそれぞれの折り曲げた部分の内側に溶着されている構成を採用したものである。
上記構成の合成樹脂袋は、筒状胴部の上端側の径方向の内側に折り曲げた部分に天板を、筒状胴部の下端側の径方向の内側に折り曲げた部分に底板を、それぞれ溶着により接合して袋状に製造する際、天板及び底板の内側が非溶着性材料となり両者が溶着しないため、筒状胴部の下半部を内側に折り返して二重筒に形成し、この二重筒における内側筒及び外側筒の上端及び下端の径方向内側への折り曲げ部の間に天板及び底板を介在させ、これら上下端の折り曲げ部の内側に天板及び底板を同時に溶着しても、天板と底板の内側の重なり面が非溶着材料同士が相対することとなり溶着されないので、天板及び底板の筒状胴部の折り曲げ部への溶着がこの重ねた折り曲げ部に対して一度の溶着作業で行え、溶着後に筒状胴部の二重筒を引き延ばせば合成樹脂袋が完成する。
上記請求項1に記載の考案の合成樹脂袋は、材料となる筒状胴部を二重筒にして端部を折り曲げ部として、この折り曲げ部の外側に天板及び底板を一度に溶着して製造することができ、また、溶着時に非溶着シートの介在が不要で手間や作業者の熟練も必要が無いので、製造コストを低減することができる。
次に、上記請求項2に記載の考案の合成樹脂袋は、材料となる筒状胴部を二重筒にして端部を折り曲げ部として、この折り曲げ部の内側に天板及び底板を介在して一度に溶着でき、また、溶着時に非溶着シートの介在が不要で手間や作業者の熟練も必要が無いので、製造コストを低減することができる。
更に、これらの請求項1又は請求項2の合成樹脂袋は、製造工程において天板の筒口から非溶着材を抜き取る作業が不要なため、筒口が小さくて非溶着材の抜き取りが困難な合成樹脂袋にも一度で溶着を行う製造方法が適用でき、低コストで該筒口が小さな合成樹脂袋とすることができる。
以下、この考案の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1は請求項1に係る考案の合成樹脂袋1の一部切り欠き図を示し、熱可塑性合成樹脂の筒状シートを用いた筒状胴部2の上端部周囲に径方向内側への折り曲げ部3を設け、この折り曲げ部3の上側に筒口4を有する天板5の周囲を重ねた状態で接着されており、また、筒状胴部2の下端部周囲に径方向内側への折り曲げ部6を設け、この折り曲げ部6の下側に底板7の周囲を重ねた状態で接着されており、筒状体の上下端を閉鎖したクローズ袋に形成されている。
上記のような合成樹脂袋1の構成要素としては、筒状胴部2は、外側の熱可塑性合成樹脂と非溶着性合成樹脂8の2層構造を用いたシートを非溶着性合成樹脂8側を内側にして筒状体としたもので、天板5及び底板7は熱可塑性合成樹脂シートのみからなり、前記筒状胴部2と略同径の円板状に形成したものである。
なお、筒状胴部2の上端部の折り曲げ部3と天板5との接着、及び、筒状胴部2の下端部の折り曲げ部6と底板7との接着は、材料の熱可塑性合成樹脂が熱によって溶融後固化した溶着部9の形成により行われている。
上記した熱可塑性合成樹脂シートとしては、ポリエチレンのような加熱によって溶着可能な樹脂を用い、また、熱可塑性合成樹脂と非溶着性合成樹脂8の2層構造のシートとしては、例えば前記熱可塑性合成樹脂シートに対し非溶着性合成樹脂8を既知の適宜なラミネート加工により2層構造としたものを用い、この非溶着性合成樹脂8の材料としては他の合成樹脂の溶着時に使用する熱にも耐えて溶融しない、例えば非溶着性のナイロン樹脂や非溶着性のPET等を使用することができる。
このような合成樹脂袋1は、各種流体や粉体の収納用として用いることができ、例えばドラム缶の内側に装着して各種液体や粉体の収納に使用し、天板5に設けた筒口4から流体や粉体の出し入れが可能になる。
次に、この考案の合成樹脂袋の製造方法を図2に基づいて説明すれば、溶着加工のために、特許文献1と同様に、筒状胴部2が丁度外嵌できる円板状に形成され、支柱10上に固定した鏝台11と、この鏝台11の周囲における上部の位置で上下動する加熱鏝12が用意される。
まず鏝台11上に底板7を置き、その次に、溶着が行われる前の筒状胴部2の下半部を内側に折り返して二重筒に形成し、この二重筒を鏝台11に上から外嵌挿入し、その後、二重筒における内側筒2aと外側筒2bの両方の上端部を鏝台11上の底板7の上に折り返して径方向の内側に向かって折り曲げ、外側筒2bの折り曲げ部3と内側筒2aの折り曲げ部6とし、この折り曲げ部6を底板7の周囲に重ね、更に外側筒2bの折り曲げ部3上に天板5を重ね、更に、その上に天板5の筒口4を除く部分を覆う非溶着性シート13を重ね、図2(A)の状態とする。
この状態で、加熱鏝12を下降させ、上記した外側筒2bの折り曲げ部3と天板5、及び内側筒2aの折り曲げ部6と底板7とのそれぞれの重なり部分を鏝台11とで上下から挟み込み、加熱鏝12は10mm程度の溶着幅で周方向の全長にわたる環状に加熱する。
上記加熱鏝12での加熱により、熱可塑性合成樹脂となる外側筒2bの折り曲げ部3と天板5、及び内側筒2aの折り曲げ部6と底板7のそれぞれの重なり部分が同時に加熱溶着されて溶着部9が形成されることになる(図2(B)参照)。
また、筒状胴部2を構成する内側筒2aと外側筒2bとの相対する面は非溶着性合成樹脂8となっており、内側筒2aと外側筒2bとの溶着の発生を防ぐことになる。なお、天板5の上に重ねた非溶着材13は加熱鏝12と天板5の溶着を防ぐ。
このようにして溶着工程が終わると、加熱鏝12を上昇離反させた後、筒状胴部2と天板5及び底板7が溶着部9により溶着された二重筒を鏝台11から抜き取り、天板5と底板7を上下に引き離して二重筒の外側筒2b内から内側筒2aを下方に引き出せば、図1に示したように、筒状胴部2の上下端を天板5と底板7で閉鎖したクローズの合成樹脂袋1が完成することになる。
以上のように、図1の合成樹脂袋は、その製造において溶着工程が一度で済み、筒状胴部と天板の溶着作業、及び、筒状胴部と底板の溶着作業を従来のもののように別々に行う必要が無く、1つの工程数の短縮による製造コストが低減されると共に、特許文献1のような非溶着シートを底板と天板の間に重ね合わせる作業や筒口4からの抜き取る作業も必要なく、作業者の手間や技能も必要が無い。
特に、製造工程において、筒状胴部の端部を径方向内側に折り返して折り曲げ部を形成する際に、内側筒及び外側筒を共に一度底板の周囲に折り曲げるだけで済むので、更なる工程数の減少を図ることができた。
図3は請求項2に係る考案の合成樹脂袋21の一部切り欠け図を示し、熱可塑性合成樹脂の筒状シートを用いた筒状胴部22の上端部周囲に内側への折り曲げ部23を設け、この折り曲げ部23の下側に筒口24を有する天板25の周囲を重ねた状態で接着されており、また、筒状胴部22の下端部周囲に内側への折り曲げ部26を設け、この折り曲げ部26の上側に底板27の周囲を重ねた状態で接着されており、筒状体の上下端を閉鎖したクローズ袋に形成されている。
上記のような合成樹脂袋21の構成要素としては、筒状胴部22は、熱可塑性合成樹脂シートのみを用いて筒状体としたもので、天板25及び底板27は外側の熱可塑性合成樹脂と内側の非溶着性合成樹脂28の2層構造を用いたシートを、前記筒状胴部22と略同径の円板状に形成したものである。
なお、筒状胴部22の上端部の折り曲げ部23と天板25との接着、及び、筒状胴部22の下端部の折り曲げ部26と底板27との接着は、材料が熱によって溶融後固化した溶着部9の形成により行われている。
なお、上記した熱可塑性合成樹脂シートや非溶着性合成樹脂28としては、図1に示したものと同様の材料を用いることができ、また、この合成樹脂袋の用途についても、図1に示すものと同様であり説明を省略する。
次に、この考案の合成樹脂袋の製造方法を図4に基づいて説明すれば、図2で示したものと同様、支柱10上に固定した鏝台11と、この鏝台11の周囲における上部の位置で上下動する加熱鏝12と、非溶着性シート13を用いる。
まず、溶着が行われる前の筒状胴部22の下半部を内側に折り返して二重筒に形成し、この二重筒を鏝台11に上から外嵌挿入し、その後、二重筒における内側筒22aの上端部を鏝台11上に折り返して径方向の内側に向かって折り曲げて折り曲げ部26とし、この折り曲げ部26の上に底板27の周囲を、その非溶着性合成樹脂28が無い面を下にして重ねる。
次に、この底板27の上に天板25を、互いの非溶着性合成樹脂28が接するように重ねる。なお、前記折り曲げ部26の上に、予め図のような状態に重ねた底板27及び天板25を重ねたものを一体として一度に重ねるようにしても良い。
更に、外側筒22bを天板25の周囲上に折り返して径方向の内側に向かって折り曲げて折り曲げ部23とし、この折り曲げ部23上に天板25の筒口24を除く部分を覆う非溶着性シート13の周囲を重ね、図4(A)の状態とする。
この状態で、加熱鏝12を下降させ、上記した外側筒22bの折り曲げ部23と天板25、及び内側筒22aの折り曲げ部26と底板27とのそれぞれの重なり部分を鏝台11とで上下から挟み込み、加熱鏝12は10mm程度の溶着幅で周方向の全長にわたる環状に加熱する。
上記加熱鏝12での加熱により、熱可塑性合成樹脂となる外側筒2bの折り曲げ部23と天板25、及び内側筒22aの折り曲げ部26と底板27のそれぞれの重なり部分が同時に加熱溶着されて溶着部9が形成されることになる(図4(B)参照)。
また、天板25の下面と底板27の上面との相対する面は非溶着性合成樹脂28となっており、天板25と底板27との溶着の発生を防ぐことになる。なお、天板25の上に重ねた非溶着材13は加熱鏝12と折り曲げ部23の溶着を防ぐ。
このようにして溶着工程が終わると、加熱鏝12を上昇離反させた後、筒状胴部22と天板25及び底板27が溶着部9により溶着された二重筒を鏝台11から抜き取り、天板25と底板27を上下に引き離して二重筒の外側筒22b内から内側筒22aを下方に引き出せば、図3に示したように、筒状胴部22の上下端を天板25と底板27で閉鎖したクローズの合成樹脂袋21が完成することになる。
以上のように、図3の合成樹脂袋についても、図1の合成樹脂袋と同様、その製造において溶着工程が一度で済み、筒状胴部と天板の溶着作業、及び、筒状胴部と底板の溶着作業を従来のもののように別々に行う必要が無く、1つの工程数の短縮による製造コストが低減されると共に、特許文献1のような非溶着シートを底板と天板の間に重ね合わせる作業や筒口24からの抜き取る作業も必要なく、作業者の手間や技能も必要が無くなる。
また、天板と底板を予め重ねておいて、鏝台上の筒状胴部の折り曲げ部上に同時に重ねるようにすれば、更なる工程短縮を図ることができる。
この考案の合成樹脂袋を示す一部切欠正面図 (A)(B)はこの考案の合成樹脂袋の製造工程の要部を拡大した縦断正面図。 この考案の合成樹脂袋を示す一部切欠正面図 (A)(B)はこの考案の合成樹脂袋の製造工程の要部を拡大した縦断正面図。 (A)(B)は従来の合成樹脂袋の製造工程の要部を拡大した縦断正面図。
符号の説明
1,21 合成樹脂袋
2,22 筒状胴部
3,6,23,26 折り曲げ部
5 天板
7 底板
8 非溶着性合成樹脂
9 溶着部分

Claims (2)

  1. 合成樹脂シートを材料とし、筒状胴部の上端側の径方向の内側に折り曲げた部分に天板が、筒状胴部の下端側の径方向の内側に折り曲げた部分に底板が、それぞれ溶着により接合されて袋状となった合成樹脂袋において、筒状胴部は外側の溶着性材料と内側の非溶着性材料からなる2層シートを用い、天板及び底板は筒状胴部のそれぞれの折り曲げた部分の外側に溶着されていることを特徴とする合成樹脂袋。
  2. 合成樹脂シートを材料とし、筒状胴部の上端側の径方向の内側に折り曲げた部分に天板が、筒状胴部の下端側の径方向の内側に折り曲げた部分に底板が、それぞれ溶着により接合されて袋状となった合成樹脂袋において、天板及び底板は外側の溶着性材料と内側の非溶着性材料からなる2層シートを用い、筒状胴部のそれぞれの折り曲げた部分の内側に溶着されていることを特徴とする合成樹脂袋。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011230793A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Nisshin Sansho Kk 衝撃吸収機能付き内装袋
WO2015012011A1 (ja) * 2013-07-22 2015-01-29 日本山村硝子株式会社 パウチ容器及びその製造方法

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