JP2005058749A - 内視鏡用アダプター及び内視鏡 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 内視鏡10と共に使用する着脱自在の内視鏡用アダプター50が、内視鏡操作部11の所定位置に取り付けて固定する内視鏡固定部54と、カテーテル30を処置具交換作業位置に保持する第1カテーテル固定部52とを備え、処置具交換作業位置では、ガイドワイヤルーメン入口開口36と鉗子栓14の入口開口15とが略同一直線上で互いに対向するよう離間している。
【選択図】 図1
Description
また、膵管や胆管や肝管等の内視鏡的処置に際しては、通常、内視鏡の挿入部の先端部を十二指腸乳頭付近まで挿入し、そこからX線透視下でガイドワイヤをガイドにしてカテーテル等の処置具を膵管や胆管に選択的に挿入することが行なわれている。なお、処置具のシャフト(挿入部)は内視鏡の挿入部に設けられた鉗子チャンネルを通って挿入され、一方、ガイドワイヤは、シャフトに設けられたガイドワイヤルーメンを貫通するようにして挿入されている。
ここで、従来の処置具交換作業を簡単に説明すると、最初に使用する処置具は、ガイドワイヤの先端部を所望の位置まで挿入した後、これをガイドにしてシャフトの先端が目的位置まで挿入される。この後、処置具を交換する場合には、ガイドワイヤのみを残して使用済の処置具を引き抜く必要が生じる。このため、術者の他に少なくとも一人が介助者となり、術者が処置具のシャフトを引き抜くのと同時に、介助者が同量だけガイドワイヤをシャフトと逆向きの挿入方向に送り込むという共同作業を行う必要がある。すなわち、シャフトとガイドワイヤとが逆向きに同量だけ相対移動することにより、実質的にガイドワイヤを残して処置具のみを引き抜くことが可能となる。
そこで、上述した処置具交換作業を容易にするため、内視鏡の挿入部先端に設けられたチャンネル出口開口近傍に、ガイドワイヤ固定手段を設置することが提案されている。この従来技術では、挿入部先端の出口開口近傍でガイドワイヤのみを固定した後には、術者一人だけの作業でも、容易かつ迅速にガイドワイヤを残して処置具のみを完全に引き抜くことができる。(たとえば、特許文献1参照)
そこで、本発明は、内視鏡と組み合わせて使用するカテーテル等の処置具の交換作業を行う場合において、内視鏡を操作する術者と介助者との共同作業を必要とせず、術者による一人作業を可能にすることを目的としている。
本発明の内視鏡用アダプターは、術者が手に持ち各種操作を行う内視鏡操作部と、一端が前記内視鏡操作部に連結されて他端側から体腔内に挿入される内視鏡挿入部とを具備し、前記内視鏡操作部に設けた鉗子栓から前記内視鏡挿入部の鉗子チャンネル内にガイドワイヤルーメンを備えた処置具のシャフトを挿入すると共に、該シャフトが前記ガイドワイヤルーメンを貫通するガイドワイヤに導かれて体腔内の所望の位置まで挿入可能に構成された内視鏡と共に使用する着脱自在の内視鏡用アダプターであって、前記内視鏡操作部の所定位置に取り付けて固定する着脱用固定手段と、前記処置具を第1の所定位置に保持する第1の処置具固定手段とを備え、前記第1の所定位置では、前記処置具のガイドワイヤ入口開口と前記鉗子栓の入口開口とが略同一直線上で互いに対向するよう離間していることを特徴とするものである。
また、術者及び介助者が、共同作業に熟練するため必要となる訓練時間をなくすことができる。
また、術者及び介助者が、共同作業に熟練するため必要となる訓練時間をなくすことができる。
第1の実施形態を示す図1には、内視鏡10と共に使用する処置具のカテーテル30を内視鏡用アダプター(以下、「アダプター」と呼ぶ)50に固定した状態が実線で示されている。なお、図1における符号の1は十二指腸、2は十二指腸乳頭、3は胆管、4は膵管である。
また、内視鏡10は、用途に応じて図示しない光源装置、画像処理装置、モニター、入力用キーボード、吸引ポンプ装置、送水瓶等の各種外部装置と適宜組み合わせることにより、内視鏡システムが構築される。上記の各種外部装置は、通常キャリア付きの棚に設置される。なお、この様な外部装置のうち、光源装置及び画像処理装置は内視鏡10の操作部11とユニバーサルコード(図示省略)を介して連結される。
内視鏡挿入部20は、可撓性を有する細長い可撓管部21の体腔挿入側先端部に、図示しない湾曲部を介して先端部22が設けられている。可撓管部21の最先端位置となる先端部22には、チャンネル出口開口23が設けられている。先端部22の外周面には、一側面側が切り欠かれた凹陥状の切欠部24が形成され、この切欠部24の一側面側にチャンネル出口開口23が配置されている。このチャンネル出口開口23の横には、図示しない観察光学系の対物レンズ及び照明光学系の照明レンズが並んで配設されている。また、切欠部24の後端壁面には、上述した対物レンズ及び照明レンズの清掃を行うために、図示を省略した送気送水用のノズルが突設されている。
なお、上述した操作レバー及び操作ボタンの具体例としては、内視鏡挿入部20の湾曲部を上下・左右に動作させる湾曲操作部、先端部22の送気送水用ノズルに気体または液体を選択的に噴出させる送気送水ボタン、鉗子チャンネル25を通じて、先端部22のチャンネル出口開口23に選択的に吸引力を作用させ、体腔内の粘液等を回収する吸引操作ボタン等がある。
シャフト31は、長手方向(軸方向)に貫通してガイドワイヤ40が挿通される通路となるガイドワイヤルーメン34を備え、体腔内に挿入される側の先端部31aにはガイドワイヤルーメン出口開口35が設けられている。なお、ガイドワイヤルーメン34は、その内周面とガイドワイヤ40の外周面との間に形成されるドーナツ形断面形状の空間部分が造影剤等の流路として使用されるため、ガイドワイヤ40の外周面との間には互いの相対移動を妨げない十分なクリアランスを有している。
U字状部33は、図5(b)に示したように、板状の弾性部材を略半円断面形状に成形してなる筒状の部材である。このU字状部33は、一端部側が処置具操作部32に固定支持されると共に、後述するアダプター50の被固定部に係合させて固定するため、通り抜け用の欠円開口33aを備えている。なお、U字状部33の内径は、処置具操作部32を内視鏡操作部11に直接固定することもできるようにするため、円筒状部13の外径Dと等しいかやや小さく設定されている。すなわち、U字状部33の弾性により、円筒状部13の外周面にフィットさせて固定するようになっている。
また、処置具操作部32には、U字状部33を被固定部から取り外す操作を容易にするため、すなわち、てこの原理によりU字状部33の欠円開口33aを弾性変形させて広げる方向の力が作用するように、取っ手38を突設してある。
アダプター50は、たとえば棒状とした連結部51の両端に略円形断面とした二つの被固定部が設けらた構成とされる。一方の被固定部は上端部側の第1カテーテル固定部52であり、上述したカテーテル30の処置具操作部32を第1の所定位置に、すなわちカテーテル30の交換作業を行う固定位置に保持するために設けられた第1の処置具固定手段となる。
また、他方の被固定部は下端部側の第2カテーテル固定部53であり、上述したカテーテル30の処置具操作部32を第2の所定位置に、すなわちカテーテル30のガイドワイヤルーメン34を貫通するガイドワイヤ40の先端部を所望の位置まで挿入するなど通常の操作を行う位置に保持するために設けられた第2の処置具固定手段となる。
なお、着脱用固定手段については、被固定部が第1及び第2の所定位置となるようアダプター50を内視鏡操作部11の所定位置に着脱自在に固定できればよいので、上述した内視鏡固定部54に限定されることはない。
ここで、第1円筒状部52a及び第2円筒状部53aの外径が操作部本体11の円筒状部13の外径Dと等しく設定されるのは、上述したカテーテル30の処置具操作部32に設けられているU字状部33を係止させて保持するためである。また、第1及び第2円筒状部52a,53aの両端に設けたフランジ部52b,53bは、係止したU字状部33が軸方向へ移動して脱落するのを防止するものである。
また、連結部51に設けられた第1カテーテル固定部52及び第2カテーテル固定部53の向きは、直線状の連結部51に対し各々異なる方向に向けられている。一方の第1カテーテル固定部52は、アダプター50を所定位置に固定した状態で、処置具操作部32のガイドワイヤルーメン入口開口36を鉗子栓14の入口開口と対向させて略同一直線上に固定可能とし、他方の第2カテーテル固定部53は、所定の固定位置で処置具操作部32のガイドワイヤルーメン入口開口方向が鉗子栓14の入口開口方向と交差するように固定可能となっている。
図6は、内視鏡操作部11の所定位置に別体のアダプター50を取り付けて固定する操作を示す説明図であり、(a)はアダプター取り付け前の状態、(b)及び(c)はアダプター固定後の状態である。アダプター50を内視鏡操作部11に取り付ける際には、内視鏡固定部54の入口部54aを横方向から押し込んで円筒状部13に嵌合させる。この時、内視鏡固定部54の入口部54aは弾性変形して拡大し、円筒状部54の外周面にフィットする。また、当接部55が鉗子栓14と干渉しないようにするため、内視鏡固定部54を所定位置より高い位置で嵌合させた後に下方へスライドさせたり、アダプター50を傾斜させた状態にして嵌合させたり、あるいは、これらの複合的な操作により所定位置に固定する。この結果、図6(c)に示すように、当接部55の切欠部55aに鉗子栓14が入り込んで係止されるので、アダプター50は所定の固定位置から移動するのを阻止されて位置決めされる。
処置具交換作業を実施する際には、最初にカテーテル30の処置具固定部32を第1カテーテル固定部52に固定する。この固定操作では、図7に示すように、処置具操作部32を略180度回転させて、すなわちシャフト31をUターンさせて欠円開口33aを上向きとし、第1カテーテル固定部52の下方から処置具固定部32を矢印方向に持ち上げて第1円筒状部52aに嵌合させる。
このため、処置具交換作業時において、術者は一方の手で内視鏡操作部11を持ち、他方の手でシャフト31及びガイドワイヤ40をつかんで同方向へ同量の移動量だけ送るという作業が可能になる。
この結果、シャフト31は鉗子チャンネル25内を通って引き抜かれるので、鉗子栓14と処置具操作部32との間で撓んでいる長さが引き抜き長さ(引き抜き移動量)に応じて増加していき、やがて鉗子栓14の入口開口15から先端部22が引き抜かれることとなる。
このため、カテーテル30の交換作業時には、術者の一人作業によって引き抜き移動量と挿入移動量とを同じにするという熟練者による二人作業と同様の作業を容易かつ確実に実施できるようになり、従って、ガイドワイヤ40を鉗子チャンネル25に残したまま、容易かつ迅速にカテーテル30を引き抜くことが可能になる。
すなわち、距離Lの設定が長すぎる場合には、特にガイドワイヤ40が撓んでスムーズな挿入が困難となり、操作性が著しく低下する。一方、距離Lの設定を短くしすぎると、1回の操作で挿入または引き抜きができる長さ(移動量)も短くなるため、所望の移動量を得るためには操作回数が増加することとなる。
この第2カテーテル固定部53は、ガイドワイヤ40を体腔内の目的位置まで挿入する通常の操作を行う場合に使用するものであり、これを図10に基づいて説明する。
また、術者がガイドワイヤルーメン入口開口36から挿入または引き抜くガイドワイヤ40の移動方向は、ガイドワイヤルーメン出口開口35から先端部が出入りするガイドワイヤ操作方向と略同方向であるため、感覚的な違和感が全くなく挿入量の調整は容易である。
この実施形態のアダプター50Aは、図2に示した連結部51の構造及び第2カテーテル固定部53を設けていない点が異なっており、連結部については、第1連結部(第1の棒状部材)51A及び第2連結部(第2の棒状部材)51Bをピン56で回動自在に連結したものとなっている。
なお、第1連結部51A及び第2連結部51Bを直線状態及び折曲状態に保持する手段としては、たとえば摩擦力を利用するなど周知の技術を利用することができる。
さらに、このようなアダプター50Aについても、第2連結部の適所を内視鏡操作部11側に固定した構成としてもよい。
この実施形態では、処置具のカテーテル30Aが、処置具操作部32のガイドワイヤ入口開口36に、水密手段を備えた連結部材の水密コック39を介して連結されたシャフト延長部31Aを備えた構成とされる。この場合、通常の長さを有するシャフト31の鉗子栓側端部を水密コック39の一端に連結し、さらに、この水密コック39の他端側にシャフト延長部31Aが連結されている。
また、シャフト延長部31Aの他端側には、上述した実施形態の処置具操作部30から送液口金37を取り除いた以外は同様の構成とした処置具操作部32Aが連結して設けられている。
ところで、水密コック39は、押圧用口金39aをねじ込むことで、送液口金37から送液した造影剤が、手元側に逆流し、ガイドワイヤルーメン入口開口36から噴出することを防止するものであるが、たとえば造影剤注入用のルーメンが、ガイドワイヤルーメン34とは別個に独立して設けられ、シャフト延長部31Aはガイドワイヤルーメン34のみに接続されている場合、送液口金37から注入される造影剤が、シャフト延長部31Aを逆流することはないので、水密コック39は不要である。
本実施形態と上記他の実施形態とは、本実施形態に係るアダプター50Bは、連結部51Cが第1の実施形態に係るアダプター50Aと同様に一体に形成されているが、以下の点で異なるものとされている。
連結部51Cは、図18に示すように、内視鏡固定部54Bの中心軸C1から40mm離間した位置に偏心して配され、中心軸C1に沿って延びて形成されている。連結部51Cの上端部51aは、中心軸C1方向に向かって湾曲して形成されている。
この第1カテーテル固定部52Bは、図19に示すように、第1円筒状部52aの中心が、内視鏡固定部54Bから110mm離間した位置に配されている。
第1円筒状部52aには、第2の所定位置でガイドワイヤ40が処置具操作部32Bのガイドワイヤルーメン入口開口36から内視鏡10を操作する術者の方向、及び、患者の方向を向かないように位置決めするために、図22に示すように、U字状部33Bを係止可能な位置決め用の規制部材60が配されている。そのため、U字状部33Bを第1円筒状部52aに装着した際には、U字状部33Bの端部33bが規制部材60に当接するまで第1円筒状部52a上を90度以上摺動可能とされている。
第1カテーテル固定部52Bのフランジ部52d側端面には、第1円筒状部52aの周方向に沿って側面から突出した2つの第1のフック61が配されている。この第1のフック61は、図23に示すように、アダプター50Bを円筒状部13に装着した際に、ガイドワイヤ40とシャフト31とが略平行状態となるように、シャフト31、或いは、ガイドワイヤ40を係止可能な位置に配されている。
内視鏡固定部54Bの近傍には、図24に示すように、第1のフック61に係止させたシャフト31の方向を維持した状態でシャフト31とガイドワイヤ40とを互いに並行に配置して把持しやすくさせるために、ガイドワイヤ40を係止する第2のフック62が配されている。
第1カテーテル固定部52Bは、この処置具操作部32BのU字状部33Bを第1カテーテル固定部52Bに固定したときに、図26に示すように、ガイドワイヤルーメン入口開口36と鉗子栓14との距離が70mmとなるように連結部51Bに対して配されている。
U字状部33Bの稜線は、丸く面取りされている。
ここで、連結部51Cが、上述のように内視鏡固定部54Bから40mm偏心して配され、内視鏡固定部54Bと第1カテーテル固定部52Bとの距離が110mmとされているので、処置具操作部32Bを第1円筒状部52aに装着して第1の所定位置とした際、上記偏心した部分に容易に手を入れることができ、シャフト31とガイドワイヤ40とを進退操作するときの作業領域を上記他の実施形態の場合よりも大きく確保することができる。
さらに、連結部を分割しなくてもよいので、第2の実施形態に係るアダプター50Aよりも部品点数を減らすことができる。
また、第1のフック61及び第2のフック62がそれぞれ配されているので、それぞれにガイドワイヤ40若しくはシャフト31を引掛けることによって、ガイドワイヤ40とシャフト31とをより容易に平行状態にすることができる。したがって、ガイドワイヤ40とシャフト31とをともに把持して挿抜する際に、両者を持ち易くして挿抜操作をより好適に行うことができる。
また、フランジ部52c、52dが配されているので、U字状部33Bを第1カテーテル固定部52Bから取り外す際に、U字状部33Bをフランジ部52c、52dに当接させて捻ることによって容易に行うことができる。この際、切り欠き部52eがフランジ部52cに配されているので、切り欠き部52eから取り外すことができる。さらに、切り欠き部52eを含むフランジ部52c、52d、及び、U字状部33Bの稜線が丸く面取りされているので、互いに傷つけることなくU字状部33Bを着脱させることができる。
本実施形態に係る内視鏡10とともに使用する処置具は、図28に示すようなパピロトミーナイフ65である。
分岐部71からU字状部33Bの取付位置までの第1のチューブシース72の長さは、250mm以上とされている。また、シャフト31Bのガイドワイヤルーメン出口開口35から分岐部71までの長さが1700mmとされている。
第2の操作部76は、ワイヤ部68をワイヤ用ルーメン70に対して進退操作するナイフ操作ハンドル81と、送液用ルーメン66に連通された送液部82と、第1の操作部75に接続可能な固定部83とを備えている。
この際、術者が一人でパピロトミーナイフ65に係る操作をすべて行うことができるが、第1のチューブシース72と第2のチューブシース73とに分岐されているので、固定部83を係止部80から取り外すことによって、一部を介助者にも操作させることができる。
例えば、U字状部33Bと第1カテーテル固定部52Bとをそれぞれ同じ色とし、第1のフック61、第2のフック62とをそれぞれ異なる色に分けてマーキングしても構わない。この場合、それぞれに係る操作の指示をする際に、色を呼称することによって、確実な指示を行うことができる。
11 内視鏡操作部
12 操作部本体
13 円筒状部
14 鉗子栓
15 入口開口
20 内視鏡挿入部
21 可撓管部
22 先端部
23 チャンネル出口開口
24 切欠部
25 鉗子チャンネル
30、30A、30B カテーテル(処置具)
31、31B シャフト
31A シャフト延長部
32,32A、32B、32C 処置具操作部
33、33B U字状部(処置具固定部)
34 ガイドワイヤルーメン
35 ガイドワイヤルーメン出口開口
36 ガイドワイヤルーメン入口開口
37 送液口金
38 取っ手
39 水密コック
40 ガイドワイヤ
50,50A、50B 内視鏡用アダプター(アダプター)
51、51C 連結部
51A 第1連結部(第1の棒状部材)
51B 第2連結部(第2の棒状部材)
52、52B 第1カテーテル固定部(第1の処置具固定手段)
53 第2カテーテル固定部(第2の処置具固定手段)
54、54B 内視鏡固定部(着脱用固定手段)
55 当接部(位置決め手段)
56 ピン
65 パピロトミーナイフ(処置具)
Claims (12)
- 術者が手に持ち各種操作を行う内視鏡操作部と、一端が前記内視鏡操作部に連結されて他端側から体腔内に挿入される内視鏡挿入部とを具備し、前記内視鏡操作部に設けた鉗子栓から前記内視鏡挿入部の鉗子チャンネル内にガイドワイヤルーメンを備えた処置具のシャフトを挿入すると共に、該シャフトが前記ガイドワイヤルーメンを貫通するガイドワイヤに導かれて体腔内の所望の位置まで挿入可能に構成された内視鏡と共に使用する着脱自在の内視鏡用アダプターであって、
前記内視鏡操作部の所定位置に取り付けて固定する着脱用固定手段と、
前記処置具を第1の所定位置に保持する第1の処置具固定手段とを備え、前記第1の所定位置では、前記処置具のガイドワイヤ入口開口と前記鉗子栓の入口開口とが略同一直線上で互いに対向するよう離間していることを特徴とする内視鏡用アダプター。 - 前記処置具を第2の所定位置に保持する第2の処置具固定手段を備え、前記第2の所定位置では、前記ガイドワイヤ入口開口が前記ガイドワイヤの先端を体腔内の所望の位置まで移動させるガイドワイヤ操作方向と略同方向に向けられていることを特徴とする請求項1記載の内視鏡用アダプター。
- 前記着脱用固定手段が、位置決め手段を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の内視鏡用アダプター。
- 前記第1及び第2の処置具固定手段は各々が略円形断面とした被固定部であり、前記処置具は、弾性材を成形して処置具操作部に設けられた略半円筒形状のU字状部を前記被固定部の外周に係合させて固定されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の内視鏡用アダプター。
- 前記第1及び第2の処置具固定手段が棒状とした連結部の両端にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項4記載の内視鏡用アダプター。
- 上端部側に略円形断面とした被固定部が設けられている第1の棒状部材と、下端部側に前記着脱用固定手段が設けられている第2の棒状部材とを回動自在に連結し、
前記第1及び第2の棒状部材を直線状に保持した状態の前記被固定部を前記第1の所定位置とし、前記第1及び第2の棒状部材を折曲形状に保持した状態の前記被固定部を前記第2の所定位置として選択切換可能に構成したことを特徴とする請求項2または3記載の内視鏡用アダプター。 - 前記処置具が、前記ガイドワイヤ入口開口に連結されるシャフト延長部を備え、前記処置具固定手段を前記シャフト延長部の後端に設けたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の内視鏡用アダプター。
- 術者が手に持ち各種操作を行う内視鏡操作部と、一端が前記内視鏡操作部に連結されて他端側から体腔内に挿入される内視鏡挿入部とを具備し、前記内視鏡操作部に設けた鉗子栓から前記内視鏡挿入部の鉗子チャンネル内にガイドワイヤルーメンを備えた処置具のシャフトを挿入すると共に、該シャフトが前記ガイドワイヤルーメンを貫通するガイドワイヤに導かれて体腔内の所望の位置まで挿入可能に構成された内視鏡であって、
前記処置具を第1の所定位置に保持する第1の処置具固定手段を備え、前記第1の所定位置では、前記処置具のガイドワイヤ入口開口と前記鉗子栓の入口開口とが略同一直線上で互いに対向するよう離間していることを特徴とする内視鏡。 - 前記処置具を第2の所定位置に保持する第2の処置具固定手段を備え、前記第2の所定位置では、前記ガイドワイヤ入口開口が前記ガイドワイヤの先端を体腔内の所望の位置まで移動させるガイドワイヤ操作方向と略同方向に向けられていることを特徴とする請求項8記載の内視鏡。
- 前記第1及び第2の処置具固定手段は各々が略円形断面とした被固定部であり、前記処置具は、弾性材を成形して処置具操作部に設けられた略半円筒形状のU字状部を前記被固定部の外周に係合させて固定されることを特徴とする請求項8または9記載の内視鏡。
- 上端部側に略円形断面とした被固定部が設けられている第1の棒状部材と、前記内視鏡操作部に固定されている第2の棒状部材とを回動自在に連結し、
前記第1及び第2の棒状部材を直線状に保持した状態の前記被固定部を前記第1の所定位置とし、前記第1及び第2の棒状部材を折曲形状に保持した状態の前記被固定部を前記第2の所定位置として選択切換可能に構成したことを特徴とする請求項8または9記載の内視鏡。 - 前記処置具が、前記ガイドワイヤ入口開口に連結されるシャフト延長部を備え、前記処置具固定手段を前記シャフト延長部の後端に設けたことを特徴とする請求項8から11のいずれかに記載の内視鏡。
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