JP2005054942A - 液圧緩衝器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 圧側減衰力調整装置の設定や、圧側バルブのばね特性の設定変更なしに、ピストンロッド側室の負圧を解消し、圧側/伸側減衰力特性を調整可能な液圧緩衝器を提供すること。
【解決手段】 ダンパシリンダ11B内に、ピストン35により、ピストンロッド側室S1とピストン側室S2を区画し、ピストン側室S2に隔壁部材55を介して区画されるリザーバ室S3を設け、ピストン35と隔壁部材55のそれぞれに、圧縮時の減衰力を発生する圧側バルブ34、60を設けた液圧緩衝器10において、リザーバ室S3とピストンロッド側室S1を連通する通路P2を形成し、該通路P2に、リザーバ室S3とピストンロッド側室S1の差圧が所定の値に達したときに開弁し、リザーバ室S3からピストンロッド側室S1への流れを許容するブローバルブ83を設けるとともに、該ブローバルブ83の開弁圧を調整する外部操作可能なブローバルブ調整装置84を設けたもの。
【選択図】 図1

Description

本発明は車両用の液圧緩衝器に関する。
特許文献1には、液圧緩衝器として、ダンパシリンダ内に摺動自在に挿入されたピストンロッドに設けたピストンにより、ダンパシリンダ内にピストンロッド側室とピストン側室を区画し、このピストンに圧側バルブと圧側減衰力調整装置を設けるとともに、ピストン側室とリザーバ室を区画する隔壁部材にも圧側バルブと圧側減衰力調整装置を設けるものが開示されている。
このような液圧緩衝器の圧縮行程では、ピストン速度の低速域で、ピストン側室からピストンロッド側室に置換流動する作動油に対し、ピストンの圧側減衰力調整装置で圧側減衰力を発生するとともに、ダンパシリンダ内へのピストンロッドの進入体積相当分の作動油に対し、隔壁部材の圧側減衰力調整装置で圧側減衰力を発生する。また、ピストン速度の中高速域では、ピストン側室からピストンロッド側室に置換流動する作動油に対し、ピストンの圧側バルブで圧側減衰力を発生するとともに、ピストンロッドの進入体積相当分の作動油に対し、隔壁部材の圧側バルブで圧側減衰力を発生する。これにより、ピストン速度の全速度域で高い圧側減衰力を発生することができ、また、低速域では圧側減衰力の調整幅を大きくとることができる。
そして、特許文献1の液圧緩衝器は、最も良く使用するストローク域において、ピストン速度の低速域では、ピストンの圧側減衰力調整装置で発生するピストン側室とピストンロッド側室の差圧と、隔壁部材の圧側減衰力調整装置で発生するピストン側室とリザーバ室の差圧が等しくなるように調整する。また、ピストン速度の中高速域では、ピストンの圧側バルブで発生するピストン側室とピストンロッド側室の差圧と、隔壁部材の圧側バルブで発生するピストン側室とリザーバ室の差圧を等しくする。これにより、圧縮行程の各速度域で、ピストンロッド側室に負圧が発生しないようにしている。
特許文献2には、液圧緩衝器として、ピストン5(ピストン)の圧側減衰バルブ5aとベース3(隔壁部材)に設けた第1減衰バルブ21及び第2減衰バルブ15の各圧側バルブを有する液圧緩衝器であって、圧縮行程時に、ピストン5の圧側減衰バルブ5aの絞りが大きすぎてシリンダチューブ1内の下部室B(ピストンロッド側室)が負圧となるような場合に、ベース3のチェック流路VIに設けた第2チェックバルブ17が開いてベース3の上部に設けたリザーバ室Dからピストンロッド側室Bに流体を供給するものが開示されている。
特開平3-292429 特許2820276 (9欄14〜19行)
特許文献1の液圧緩衝器では、ダンパシリンダ内のピストンロッド側室の圧力は、
a.ピストン速度の低速域では、ピストンの圧側減衰力調整装置の設定(ポペット弁の場合はポペット弁を付勢するコイルスプリングのばね荷重、ニードル弁の場合は弁開度等)と、隔壁部材の圧側減衰力調整装置の設定によって決まる。
b.ピストン速度のそれ以上の中高速域では、ピストンの圧側バルブと、隔壁部材の圧側バルブのばね特性(圧側バルブのばね定数や初期荷重)によって決まる。
その結果、ピストンロッド側室内で負圧を発生させないようにするため、ピストン速度の低速域では、ピストン又は/及び隔壁部材の圧側減衰力調整装置の調整作業を必要とし、また、中高速域では、ピストンの圧側バルブ又は/及び隔壁部材のばね特性の変更(ばね特性の異なるバルブに変更する等)を必要とする。従って、ピストンと隔壁部材での減衰力調整作業、又はバルブの変更作業に時間を要するという問題があり、また、圧側減衰力調整装置の調整又はバルブの変更に伴ない、ピストン又は隔壁部材で発生する各圧側減衰力も変化してしまうという問題がある。
特許文献2の液圧緩衝器では、ピストン5の圧側減衰バルブ5aの絞りが大きすぎてシリンダチューブ1内の下部室B(ピストンロッド側室)が負圧となるような場合に、リザーバ室Dから外側室Cを介してピストンロッド側室Bに流体を供給する第2チェックバルブ17が開示されているが、隔壁部材に設けた第2チェックバルブ17の開弁圧を外部から調整するバルブ調整装置を備えない。従って、ピストン5(ピストン)の圧側減衰バルブ5aとベース3(隔壁部材)に設けた第1減衰バルブ21及び第2減衰バルブ15の各圧側バルブのばね特性(バルブ仕様)を変更することなく、ピストンロッド側室における負圧の発生を防止したり、ピストンロッド側室の圧力を調整することにより、圧側減衰力を調整したり、伸側の減衰力特性を調整するという技術事項が開示されていない。
本発明の課題は、圧側減衰力調整装置の設定(調整量)や、圧側バルブのばね特性の設定(バルブ仕様等)を変更することなく、ピストンロッド側室の負圧を解消することができるとともに、ピストンロッド側室の圧力を調整することにより、圧側減衰力を調整したり、伸側減衰力特性を調整することができる液圧緩衝器を提供することにある。
請求項1の発明は、ダンパシリンダ内に摺動自在に挿入したピストンロッドの先端部にピストンを設け、ダンパシリンダ内に、ピストンにより、ピストンロッドを収容するピストンロッド側室とピストンロッドを収容しないピストン側室を区画し、ピストン側室に隔壁部材を介して区画されるリザーバ室を設け、ピストンと隔壁部材のそれぞれに、圧縮時の減衰力を発生する圧側バルブを設けた液圧緩衝器において、リザーバ室とピストンロッド側室を連通する通路を形成し、該通路に、リザーバ室とピストンロッド側室の差圧が所定の値に達したときに開弁し、リザーバ室からピストンロッド側室への流れを許容するブローバルブを設けるとともに、該ブローバルブの開弁圧を調整する外部操作可能なブローバルブ調整装置を設けたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記ピストンに設けた前記圧側バルブと並列をなすバイパス通路を設け、該バイパス通路の開口面積を調整する第1の圧側減衰力調整装置を設け、前記隔壁部材に設けた前記圧側バルブと並列をなすバイパス通路を設け、該バイパス通路の開口面積を調整する第2の圧側減衰力調整装置を設けたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において更に、前記第1の圧側減衰力調整装置の下流側となる前記バイパス通路の前記ピストンロッド側室への開口部に、圧側サブバルブを設けたものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において更に、前記リザーバ室と前記ピストンロッド側室を連通する通路にバルブシートを設け、該バルブシートに前記ブローバルブを設けるとともに、該ブローバルブと並列をなすバイパス通路を設け、該バイパス通路の開口面積を調整する伸側減衰力調整装置を設けたものである。
請求項5の発明は、請求項4の発明において更に、外筒と、該外筒に一体に付設したサブタンクからなるダンパケースを有し、ダンパケースの外筒内に前記ダンパシリンダを立設し、外筒とダンパシリンダの間に、ピストンロッド側室に連通する外側室を区画するとともに、サブタンク内に前記リザーバ室を設け、外筒とサブタンクに、ピストン側室とリザーバ室を連通する第1の通路を設けるとともに、リザーバ室と外側室を連通する第2の通路を設け、サブタンクに形成した第1の通路に、前記第2の圧側減衰力調整装置を設けるとともに、サブタンクに形成した第2の通路に、前記ブローバルブの開弁圧を調整する外部操作可能なブローバルブ調整装置及び前記伸側減衰力調整装置を設けたものである。
(請求項1)
「リザーバ室とピストンロッド側室を連通する通路を形成し、該通路に、リザーバ室とピストンロッド側室の差圧が所定の値に達したときに開弁し、リザーバ室からピストンロッド側室への流れを許容するブローバルブを設けるとともに、該ブローバルブの開弁圧を調整する外部操作可能なブローバルブ調整装置を設けた」から、下記(1)、(2)の作用効果がある。
(1)所望の圧側減衰力特性を得るために設定したピストンと隔壁部材のそれぞれに設けた各圧側バルブの設定では、ピストンロッド側室が負圧となってしまうような場合、例えば、ピストンの圧側バルブで発生する減衰力が、隔壁部材の圧側バルブで発生する減衰力より高い場合、ピストンロッド側室が負圧となる。この場合、リザーバ室とピストンロッド側室の差圧が所定の値に達すると、リザーバ室とピストンロッド側室を連通する通路に設けたブローバルブが開弁し、ピストンロッド側室の負圧を解消することができる。そして、ブローバルブの開弁圧を外部から調整できるようにしたので、ピストンと隔壁部材のそれぞれに設けた各圧側バルブの設定を変更することなく、ピストンロッド側室の負圧を解消することができる。その結果、面倒で時間のかかる各圧側バルブのバルブの変更に伴なう交換作業を省略ないしは軽減することができ、ライダーの要求に迅速に対応することができる。
また、リザーバ室とピストンロッド側室が連通することにより、ピストンロッド側室の圧力が増加するので、ピストンの圧側バルブで発生する圧側減衰力を増大させることができる。
(2)ブローバルブの開弁圧を調整することにより、圧縮時におけるピストンロッド側室の圧力を調整することができる。その結果、ピストンの圧側バルブで発生する圧側減衰力を調整したり、伸張時の減衰力特性を調整することもできる。
(請求項2)
「ピストンに設けた圧側バルブと並列をなすバイパス通路を設け、該バイパス通路の開口面積を調整する第1の圧側減衰力調整装置を設け、隔壁部材に設けた圧側バルブと並列をなすバイパス通路を設け、該バイパス通路の開口面積を調整する第2の圧側減衰力調整装置を設けた」から、下記(3)〜(5)の作用効果がある。
(3)ピストンに第1の圧側減衰力調整装置を設け、かつ隔壁部材に第2の圧側減衰力調整装置を設けることにより、ピストン速度の低速域で、圧側減衰力の調整幅を大きくとることができる。
(4)ブローバルブの開弁圧を外部から調整できるようにしたので、第1の圧側減衰力調整装置と第2の圧側減衰力調整装置の各調整量を変更することなく、ピストンロッド側室の負圧を解消することができる。その結果、第1と第2の圧側減衰力調整装置の面倒な調整作業や、圧側サブバルブの仕様変更に伴なう交換作業を省略ないしは軽減することができ、ライダーの要求に迅速に対応することができる。
(5)ブローバルブの開弁圧を調整することにより、圧縮時の低速域におけるピストンロッド側室の圧力を調整することもできるので、伸張時の低速域における減衰力特性を調整することもできる。
(請求項3)
「第1の圧側減衰力調整装置の下流側となるバイパス通路のピストンロッド側室への開口部に、圧側サブバルブを設けた」から、下記(6)、(7)の作用効果がある。
(6)第1の圧側減衰力調整装置の下流側に圧側サブバルブを設けたから、第1の圧側減衰力調整装置を通るピストンロッド側室からピストン側室への作動油の流れを圧側サブバルブが阻止し、第1の圧側減衰力調整装置を圧側専用の減衰力調整装置とすることができる。
(7)また、リザーバ室とピストンロッド側室が連通すると、ピストンロッド側室の圧力が増大する。その結果、ピストンの圧側サブバルブで発生する低速域の圧側減衰力を増大させることができる。
また、ブローバルブの開弁圧を調整することにより、圧縮時におけるピストンロッド側室の圧力を調整することができる。その結果、ピストンの圧側サブバルブで発生する低速域の圧側減衰力を調整することができる。
(請求項4)
「リザーバ室とピストンロッド側室を連通する通路にバルブシートを設け、該バルブシートにブローバルブを設けるとともに、ブローバルブと並列をなすバイパス通路を設け、該バイパス通路の開口面積を調整する伸側減衰力調整装置を設けた」から、下記(8)の作用効果がある。
(8)ピストンには圧側減衰力調整装置のみを設け、ピストンのバルブ設置構造を簡素化できる。また、リザーバ室とピストンロッド側室を連通する通路に設けたバルブシートにバイパス通路を設け、このバイパス通路に伸側減衰力調整装置を設けたから、低速域の伸側減衰力を独立して調整できる。
(請求項5)
(9)外筒にサブタンクを付設したダンパケースを有してなる液圧緩衝器において、簡素な管路構成(レイアウト)により、上述(1)〜(8)を実現できる。
図1は実施例1の液圧緩衝器を示す模式図、図2は液圧緩衝器を示す断面図、図3は図2のIII−III線に沿う断面図、図4は図2のIV−IV線に沿う断面図、図5はピストンバルブ装置を示す断面図、図6はベースバルブ装置を示す断面図、図7はブローバルブ装置を示す断面図、図8は実施例2の液圧緩衝器を示す模式図である。
車両用の液圧緩衝器10は、図1〜図4に示す如く、外筒11Aを備えるダンパケース11を有し、ダンパケース11の外筒11A内にダンパシリンダ11Bを立設する。そして、液圧緩衝器10は、ダンパケース11のダンパシリンダ11Bに中空ピストンロッド12を挿入し、ダンパケース11の外筒11Aとピストンロッド12の外周側に懸架スプリング13を介装している。
ダンパケース11の外筒11Aは、車体側取付部材14を備え、ピストンロッド12に車輪側取付部材15を備える。ダンパシリンダ11Bの外周部には空圧ジャッキ16が固定され、空圧ジャッキ16のプランジャ16Aに設けたばね受け17を、空圧ジャッキ16のハウジング16Bに螺着したばね受け支持リング18で支持可能にする。ピストンロッド12に取着した車輪側取付部材15にはばね受け19を備える。ばね受け17とばね受け19の間に懸架スプリング13を介装し、空圧ジャッキ16及びばね受け支持リング18によりばね受け17の取付位置を変位させ、懸架スプリング13の設定高さを調整可能にする。懸架スプリング13の弾発力が、車両が路面から受ける衝撃力を吸収する。
ダンパケース11の外筒11A、ダンパシリンダ11Bはピストンロッド12が貫通するロッドガイド21を液密に嵌合して備える。ロッドガイド21は、オイルシール22、オイルシール押え22A、ブッシュ23を備える内径部にピストンロッド12を液密に摺動自在にする。尚、ダンパケース11は、外筒11Aの外側端にバンパストッパ24を備え、最圧縮時に、ピストンロッド12まわりのばね受け19に設けてある圧側バンプラバー25をバンパストッパ24に衝合して最圧縮ストロークを規制する。また、ピストンロッド12は、ダンパシリンダ11Bの内部に挿入されたピストンホルダ12Aに伸側バンプスプリング26を備え、最伸張時に、バンプスプリング26をロッドガイド21のオイルシール押え22Aに衝合して最伸張ストロークを規制する。
図1に示す如く、液圧緩衝器10は、ピストンバルブ装置30と、ベースバルブ装置50と、ブローバルブ装置80を有している。液圧緩衝器10は、これらのバルブ装置30、50、80が発生する減衰力により、懸架スプリング13による衝撃力の吸収に伴なうダンパケース11とピストンロッド12の伸縮振動を制振する。
(ピストンバルブ装置30)(図1〜図3、図5)
ピストンバルブ装置30は、図1、図3、図5に示す如く、ダンパケース11のダンパシリンダ11Bに挿入されたピストンロッド12の先端部に設けたピストンホルダ12Aに、サブピストン31、圧側サブバルブ32、バルブストッパ33、圧側バルブ34、メインピストン35、伸側バルブ36、バルブストッパ37を順に装着し、これらをナット38で固定している。
メインピストン35は、ダンパシリンダ11Bの内部を液密に摺動し、ダンパシリンダ11Bの内部に、ピストンロッド12を収容するピストンロッド側室S1と、ピストンロッド12を収容しないピストン側室S2を区画する。メインピストン35は、多数の板状バルブ片を積層した圧側バルブ34を備えてピストンロッド側室S1とピストン側室S2を連絡可能にする圧側流路35Aと、多数の板状バルブ片を積層した伸側バルブ36を備えてピストンロッド側室S1とピストン側室S2を連絡可能にする伸側流路35Bを備える。
ピストンバルブ装置30は、第1の圧側減衰力調整装置40を有する。
第1の圧側減衰力調整装置40は、図1〜図3、図5に示す如く、ピストンロッド12内に、一端をピストン側室S2に開口し、他端をサブピストン31の流路31A、圧側サブバルブ32を介してピストンロッド側室S1に開口するバイパス通路41を設けてある。バイパス通路41は圧側バルブ34(圧側流路35A)、伸側バルブ36(伸側流路35B)と並列をなす。
第1の圧側減衰力調整装置40は、バイパス通路41の流路面積を調整する減衰力調整ロッド42をピストンロッド12内に設ける。減衰力調整ロッド42は、車輪側取付部材15に設けてあるアジャスタ装置43によりピストンロッド12内を進退せしめられ、先端のニードルバルブ42Aによりバイパス通路41の流路面積を調整する。このとき、圧側サブバルブ32は、シムを介してバルブストッパ33にバックアップされ、サブピストン31の流路31A(第1の圧側減衰力調整装置40のニードルバルブ42Aの下流側となるバイパス通路41のピストンロッド側室S1への開口部)をピストンロッド側室S1の側から覆い、バイパス通路41が開口するピストン側室S2の圧力が一定以上に達したときに開弁する。
尚、アジャスタ装置43(図2)は、車輪側取付部材15に圧入固定したアジャスタホルダ44に挿着したアジャスタロッド45を外部回転操作し、アジャスタロッド45に螺着したスライドカム46をガイドボルト47の案内下で横移動し、カム46のカム面に衝合している減衰力調整ロッド42をピストンロッド12内にて縦方向に進退させる。アジャスタロッド45は、セットスプリング48Aが付勢するボール48Bを、アジャスタホルダ44の内周の周方向複数位置に設けた係合凹部に順に係合し、いずれかの回転操作位置に節度感をもって設定可能にされる。
従って、液圧緩衝器10の圧縮行程の低速域では、ピストン側室S2の油が第1の圧側減衰力調整装置40を構成するバイパス通路41からピストンロッド側室S1に流れ、減衰力調整ロッド42のニードルバルブ42Aの絞り抵抗により生ずる圧側減衰力(アジャスタ装置43により調整できる)と、圧側サブバルブ32の撓み変形部分がサブピストン31との間に形成する隙間の流れ抵抗に起因する圧側減衰力を生ずる。また、中高速域では、ピストン側室S2の油が圧側バルブ34を撓み変形させ押し開いてピストンロッド側室S1に流れ、圧側バルブ34の撓み変形部分がメインピストン35との間に形成する隙間の流れ抵抗に起因する圧側減衰力を生ずる。
液圧緩衝器10の伸張行程では、ピストンロッド側室S1の油が伸側バルブ36を撓み変形させ押し開いてピストン側室S2に流れ、伸側バルブ36の撓み変形部分がメインピストン35との間に形成する隙間の流れ抵抗に起因する伸側減衰力を生ずる。
(ベースバルブ装置50)(図1、図4、図6)
液圧緩衝器10は、ダンパケース11の外筒11Aに一体に付設したサブタンク11Cを有し、サブタンク11Cの内部にリザーバ室S3を設ける。サブタンク11Cは、図4に示す如く、キャップ51で封止される内部をダイヤフラム52(フリーピストンでも可)により、リザーバ室S3と加圧ガス室53に区画している。キャップ51には、ガス封入バルブ54が設けられる。
液圧緩衝器10は、ダンパケース11の外筒11Aとサブタンク11Cに、ピストン側室S2とリザーバ室S3を連通する第1の通路P1を設け、サブタンク11Cに形成した第1の通路P1にベースバルブ装置50を設ける。
ベースバルブ装置50は、図6に示す如く、サブタンク11Cに形成した第1の通路P1の中間部に隔壁部材55、バルブハウジング56を液密に設け、サブタンク11Cに螺着されるプラグボルト57によって隔壁部材55、バルブハウジング56を固定している。隔壁部材55がピストン側室S2とリザーバ室S3を区画する。隔壁部材55には流路55Aが形成される。隔壁部材55の中央部にはバイパス形成ボルト58がナット59で固定され、バイパス形成ボルト58の中央部まわりには流路55Aを圧縮時に開とする圧側バルブ60と、流路55Aを伸張時に導通する伸側バルブ(チェックバルブ)61とが設けられる。圧側バルブ60は多数の板状バルブ片を積層して構成され、隔壁部材55とバイパス形成ボルト58の間にバルブストッパ60Aを介して挟圧保持される。伸側バルブ61は、隔壁部材55に背面支持されたバルブスプリング61Aにより、隔壁部材55とバルブハウジング56に挟持されるバルブ受け62に着座せしめられるように押圧される。圧側バルブ60は、バルブ受け62に着座している伸側バルブ61の板面に着座する。
ベースバルブ装置50は、第2の圧側減衰力調整装置70を有する。
第2の圧側減衰力調整装置70は、バイパス形成ボルト58に、ピストン側室S2とリザーバ室S3を連通するバイパス通路71を設けてある。バイパス通路71は圧側バルブ60、伸側バルブ61(流路55A)と並列をなす。そして、第2の圧側減衰力調整装置70は、プラグボルト57の中央に圧入固定したロッド支持体72をバイパス形成ボルト58の先端カップ部58Aに液密に嵌合し、バイパス通路71の流路面積を調整する減衰力調整ロッド73をロッド支持体72に螺合して備える。減衰力調整ロッド73は、プラグボルト57の内外に貫通するように設けたアジャスタロッド74の外部回転操作によりロッド支持体72内を進退せしめられ、先端のニードルバルブ73Aによりバイパス通路71の流路面積を調整する。このとき、バイパス通路71は、バイパス形成ボルト58の先端カップ部58Aに設けた流路58Bを介してリザーバ室S3側の第1の通路P1に連通する。
尚、アジャスタロッド74は外側端に固定したノブ75と、内側段差部とによりプラグボルト57の貫通部を挟んでプラグボルト57に枢着され、アジャスタロッド74の先端突片74Aを減衰力調整ロッド73の基端凹部に回転方向で係着する。プラグボルト57の外側端面に内蔵させたセットスプリング76Aが付勢するボール76Bを、ノブ75の内側端面の周方向複数位置に設けた係合凹部に順に係合し、アジャスタロッド74をいずれかの回転操作位置に節度感をもって設定可能にする。
従って、液圧緩衝器10の圧縮行程の低速域では、ダンパシリンダ11Bに進入したピストンロッド12の進入容積分の油がピストン側室S2から第2の圧側減衰力調整装置70を構成するバイパス通路71を経てリザーバ室S3に流れ、減衰力調整ロッド73のニードルバルブ73Aの絞り抵抗により生ずる圧側減衰力(アジャスタロッド74により調整できる)を生ずる。また、中高速域では、ピストン側室S2の油が圧側バルブ60を撓み変形させ押し開いてリザーバ室S3に流れ、圧側バルブ60の撓み変形部分が伸側バルブ61の板面から離れて形成する隙間の流れ抵抗に起因する圧側減衰力を生ずる。
液圧緩衝器10の伸張行程では、ダンパシリンダ11Bから退出するピストンロッド12の退出容積分の油がリザーバ室S3からバイパス通路71を経てピストン側室S2に流れ、また、リザーバ室S3の油が伸側バルブ61を開いてピストン側室S2に補給される。
(ブローバルブ装置80)(図1〜図4、図7)
液圧緩衝器10は、ダンパケース11の外筒11Aとダンパシリンダ11Bの間に、ダンパシリンダ11Bに形成した油孔27を介してピストンロッド側室S1に連通する外側室81を区画する。液圧緩衝器10は、ダンパケース11の外筒11Aとサブタンク11Cに、リザーバ室S3と外側室81を連通する第2の通路P2を設け、サブタンク11Cに形成した第2の通路P2にブローバルブ装置80を設ける。
ブローバルブ装置80は、図7に示す如く、サブタンク11Cに形成した第2の通路P2の中間部にバルブシート82を液密に設け、後述する伸側減衰力調整装置90のプラグボルト91等によりバルブシート82を固定している。バルブシート82が、外側室81を介して連通しているピストンロッド側室S1とリザーバ室S3を区画する。バルブシート82には流路82Aが形成されるとともに、流路82Aを開閉する板状のブローバルブ83がバルブスプリング83Aにより押圧されて着座せしめられる。ブローバルブ83は、ピストンロッド側室S1とリザーバ室S3の差圧が所定の値に達したときに開弁し、リザーバ室S3からピストンロッド側室S1への流れを許容する。
尚、図4において、実線矢印は、圧縮行程における作動油の流れを示し、破線矢印は、ブローバルブ83の開弁時の作動油の流れを示す。
ブローバルブ装置80は、ブローバルブ調整装置84を有する。
ブローバルブ調整装置84は、サブタンク11Cの一端側に螺着したプラグボルト85にばね力調整ロッド86を螺合し、ばね力調整ロッド86のフランジ86Aが支持するワッシャ86Bによりバルブスプリング83Aを背面支持する。ばね力調整ロッド86は、プラグボルト85の内外に貫通するように設けたアジャスタロッド87の外部回転操作により進退せしめられ、バルブスプリング83Aのばね力を調整し、ひいてはブローバルブ83の開弁圧を調整する。
尚、アジャスタロッド87は外側端に固定したノブ88を備え、プラグボルト85の外側端面に内蔵させたセットスプリング89Aが付勢するボール89Bを、ノブ88の内側端面の周方向複数位置に設けた係合凹部に順に係合し、アジャスタロッド87をいずれかの回転操作位置に節度感をもって設定可能にする。ばね力調整ロッド86の先端ストッパ面86Cは、アジャスタロッド87によるバルブスプリング83Aの最大圧縮時に後述する伸側減衰力調整装置90のバイパス形成ボルト92の端面に衝合するが、そのバイパス通路92Aを閉塞させないスリ割り86Dを備える。
ブローバルブ装置80は、伸側減衰力調整装置90を有する。
伸側減衰力調整装置90は、サブタンク11Cの他端側(プラグボルト85の反対側)にプラグボルト91を螺着し、プラグボルト91の中央部にバイパス形成ボルト92を螺着し、バイパス形成ボルト92にサブバルブシート93、伸側サブバルブ94、バルブストッパ95、前述のバルブシート82を挿着し、これらをナット96で固定している。バイパス形成ボルト92にはピストンロッド側室S1の側に開口するバイパス通路92Aが設けられ、サブバルブシート93にはバイパス通路92Aに直列接続可能にされてリザーバ室S3の側に開口する流路93Aが設けられる。バイパス通路92A、流路93Aは、ブローバルブ83(バルブシート82の流路82A)と並列をなす。
伸側減衰力調整装置90は、バイパス通路92Aの流路面積を調整する減衰力調整ロッド97をバイパス形成ボルト92内に設ける。減衰力調整ロッド97は、プラグボルト91の内外に貫通するように設けたアジャスタロッド98の外部回転操作によりバイパス形成ボルト92内を進退せしめられ、先端のニードルバルブ97Aによりバイパス通路92Aの流路面積を調整する。ここで、伸側サブバルブ94は複数のシムを介してバルブストッパ95にバックアップされ、流路93Aをリザーバ室S3の側から覆い、ピストンロッド側室S1の圧力が一定以上に達したときに開弁する。
尚、アジャスタロッド98は外側端に固定したノブ99と、内側フランジ部とによりプラグボルト91の貫通部を挟んでプラグボルト91に枢着され、アジャスタロッド98の先端突片98Aを減衰力調整ロッド97の基端凹部に回転方向で係着する。プラグボルト91の外側端面に内蔵させたセットスプリング91Aが付勢するボール91Bを、ノブ99の内側端面の周方向複数位置に設けた係合凹部に順に係合し、アジャスタロッド98をいずれかの回転操作位置に節度感をもって設定可能にする。
従って、液圧緩衝器10の圧縮行程では、リザーバ室S3とピストンロッド側室S1の差圧が所定の値に達すると、ブローバルブ83が開弁し、ピストンロッド側室S1の負圧を解消する。ブローバルブ83の開弁圧は、ブローバルブ調整装置84により調整できる。
液圧緩衝器10の伸張行程では、ピストン側室S1の油が伸側減衰力調整装置90を構成するバイパス通路92Aを経由し、伸側サブバルブ94を撓み変形させて押し開き、リザーバ室S3に流れる。減衰力調整ロッド97のニードルバルブ97Aの絞り抵抗により生ずる伸側減衰力(アジャスタロッド98により調整できる)と、伸側サブバルブ94の撓み変形部分がサブバルブシート93との間に形成する隙間の流れ抵抗に起因する伸側減衰力を生ずる。尚、伸側減衰力調整装置90は、省略することもできる。
液圧緩衝器10は以下の如くに減衰作用を行なう。
(圧縮行程)(図1(A)、図4〜図7)
液圧緩衝器10の圧縮行程の低速域では、
(a)ピストンバルブ装置30において、第1の圧側減衰力調整装置40の減衰力調整ロッド42により開度調整されるバイパス通路41と、サブピストンの流路31Aに設けた圧側サブバルブ32を通る油により圧側減衰力を生じ、
(b)ベースバルブ装置50において、第2の圧側減衰力調整装置70の減衰力調整ロッド73により開度調整されるバイパス通路71を通るピストンロッドの侵入体積相当分の油により圧側減衰力を生じ、
中高速域では、
(c)ピストンバルブ装置30において、メインピストン35の圧側流路35Aに設けられる圧側バルブ34を通る油により圧側減衰力を生じ、
(d)ベースバルブ装置50において、隔壁部材55の流路55Aに設けられる圧側バルブ60を通るピストンロッドの侵入体積相当分の油により圧側減衰力を生ずる。
また、液圧緩衝器10の圧縮行程では、低速域〜中高速域の全域で、ピストンロッド側室S1とリザーバ室S3の差圧が所定の値に達したときにブローバルブ83が開弁し、リザーバ室S3の油をピストンロッド側室S1に流し、ピストンロッド側室S1の負圧を解消する。
(伸張行程)(図1(B)、図5、7)
液圧緩衝器10の伸張行程の低速域では、
(a)ブローバルブ装置80において、伸側減衰力調整装置90の減衰力調整ロッド97により開度調整されるバイパス通路92Aと、サブバルブシート93の流路93Aに設けた伸側サブバルブ94を通る油により伸側減衰力を生じ、
中高速域では、
(b)ピストンバルブ装置30において、メインピストン35の伸側流路35Bに設けられた伸側バルブ36を通る油により伸側減衰力を生ずる。
尚、液圧緩衝器10の伸張行程で、リザーバ室S3の油がベースバルブ装置50の伸側バルブ(チェックバルブ)61を通ってピストン側室S2に流れるが、伸側バルブ61では減衰力を生じない。
上述した圧側と伸側の減衰力により、液圧緩衝器10の伸縮振動が制振される。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(1)所望の圧側減衰力特性を得るために設定したピストン35と隔壁部材55のそれぞれに設けた各圧側バルブ34、60の設定では、ピストンロッド側室S1が負圧となってしまうような場合、例えば、ピストン35の圧側バルブ34で発生する減衰力が、隔壁部材55の圧側バルブ60で発生する減衰力より高い場合、ピストンロッド側室S1が負圧となる。この場合、リザーバ室S3とピストンロッド側室S1の差圧が所定の値に達すると、リザーバ室S3とピストンロッド側室S1を連通する通路P2、81に設けたブローバルブ83が開弁し、ピストンロッド側室S1の負圧を解消することができる。そして、ブローバルブ83の開弁圧を外部から調整できるようにしたので、ピストン35と隔壁部材55のそれぞれに設けた各圧側バルブ34、60を変更することなく、ピストンロッド側室S1の負圧を解消することができる。その結果、面倒で時間のかかる各圧側バルブ34、60のバルブの変更に伴なう交換作業を省略ないしは軽減することができ、ライダーの要求に迅速に対応することができる。
また、ブローバルブ83が開弁してリザーバ室S3とピストンロッド側室S1が連通すると、ピストンロッド側室S1の圧力が増加する。その結果、メインピストン35の圧側バルブ34を付勢する背圧が増加することになり、圧側バルブ34で発生する圧側減衰力を増大させることができる。
(2)ブローバルブ83の開弁圧を調整することにより、圧縮時におけるピストンロッド側室S1の圧力を調整することができる。その結果、メインピストン35の圧側バルブ34で発生する圧側減衰力を調整したり、伸張時の減衰力特性を調整することもできる。
(3)ピストン35に第1の圧側減衰力調整装置40を設け、かつ隔壁部材55に第2の圧側減衰力調整装置70を設けることにより、ピストン速度の低速域で、圧側減衰力の調整幅を大きくとることができる。
(4)ブローバルブ83の開弁圧を外部から調整できるようにしたので、第1の圧側減衰力調整装置40と第2の圧側減衰力調整装置70の各調整量を変更することなく、ピストンロッド側室S1の負圧を解消することができる。その結果、第1と第2の圧側減衰力調整装置40、70の面倒な調整作業や、圧側サブバルブ32の仕様変更に伴なう交換作業を省略ないしは軽減することができ、ライダーの要求に迅速に対応することができる。
(5)ブローバルブ83の開弁圧を調整することにより、圧縮時の低速域におけるピストンロッド側室S1の圧力を調整することもできるので、伸張時の低速域における減衰力特性を調整することもできる。
(6)第1の圧側減衰力調整装置40の下流側に圧側サブバルブ32を設けたから、第1の圧側減衰力調整装置40を通るピストンロッド側室S1からピストン側室S2への作動油の流れを圧側サブバルブ32バルブが阻止し、第1の圧側減衰力調整装置40を圧側専用の減衰力調整装置とすることができる。
(7)また、リザーバ室S3とピストンロッド側室S1が連通すると、ピストンロッド側室S1の圧力が増大する。その結果、メインピストン35の圧側サブバルブ34を付勢する背圧が増加することになり、圧側サブバルブ34で発生する低速域の圧側減衰力を増大させることができる。
また、ブローバルブ83の開弁圧を調整することにより、圧縮時におけるピストンロッド側室S1の圧力を調整することができる。その結果、メインピストン35の圧側サブバルブ34で発生する低速域の圧側減衰力を調整することができる。
(8)ピストン35には圧側減衰力調整装置40のみを設け、ピストン35のバルブ設置構造を簡素化できる。また、リザーバ室S3とピストンロッド側室S1を連通する通路に設けたバルブシート82にバイパス通路92Aを設け、このバイパス通路92Aに伸側減衰力調整装置90を設けたから、低速域の伸側減衰力を独立して調整できる。
(9)外筒11Aにサブタンク11Cを付設したダンパケース11を有してなる液圧緩衝器10において、簡素な管路構成(レイアウト)により、上述(1)〜(8)を実現できる。
図8に示すように、実施例2の液圧緩衝器100は、単筒型のダンパシリンダ101内に液密に摺動自在に挿入したピストンロッド102の先端部にピストン103を設け、ダンパシリンダ101内に、ピストン103により、ピストンロッド側室S1とピストン側室S2を区画し、ダンパシリンダ101の内部でピストンロッド102が挿入される側に対する反対側に隔壁部材104を液密に固定配置し、この隔壁部材104によってピストン側室S2に対して区画されるリザーバ室S3を設けたものである。尚、ダンパシリンダ101の内部には、リザーバ室S3とダイヤフラム105を介して区画される加圧ガス室106が設けられる。
液圧緩衝器100は、実施例1の液圧緩衝器10と同様に、ピストンバルブ装置110、ベースバルブ装置120、ブローバルブ装置130を有する。
ピストンバルブ装置110は、ピストン103に、圧縮時の減衰力を発生する圧側バルブ111と、伸張時の減衰力を発生する伸側バルブ112を備える。ピストンバルブ装置110は、ピストン103に設けた圧側バルブ111と並列をなすバイパス通路113を設け、バイパス通路113の開口面積を調整する第1の圧側減衰力調整装置114を備える。
ベースバルブ装置120は、隔壁部材104に、圧縮時の減衰力を発生する圧側バルブ121と、伸張時の流れを許容する伸側チェックバルブ122を備える。ベースバルブ装置120は、隔壁部材104に設けた圧側バルブ121と並列をなすバイパス通路123を設け、バイパス通路123の開口面積を調整する第2の圧側減衰力調整装置124を備える。
ブローバルブ装置130は、リザーバ室S3とピストンロッド側室S1を連通する通路131にバルブシート132を設け、バルブシート132にブローバルブ133を備える。ブローバルブ133は、リザーバ室S3とピストンロッド側室S1の差圧が所定の値に達したときに開弁し、リザーバ室S3からピストンロッド側室S1への流れを許容する。ブローバルブ133はブローバルブ調整装置134を付帯的に備え、ブローバルブ調整装置134はブローバルブ133の開弁圧を外部操作により調整可能とする。ブローバルブ装置130は、バルブシート132に、ブローバルブ133と並列をなすバイパス通路135を設け、バイパス通路135の開口面積を調整する伸側減衰力調整装置136を備える。伸側減衰力調整装置136は、ピストンロッド側室S1の圧力が一定以上に達したときに開弁する伸側バルブ137を該伸側減衰力調整装置136と直列に備える。
本実施形態によれば以下の作用効果を奏する。
(1)所望の圧側減衰力特性を得るために設定したピストン103と隔壁部材104のそれぞれに設けた各圧側バルブ111、121の設定では、ピストンロッド側室S1が負圧となってしまうような場合、例えば、ピストン103の圧側バルブ111で発生する減衰力が、隔壁部材104の圧側バルブ121で発生する減衰力より高い場合、ピストンロッド側室S1が負圧となる。この場合、リザーバ室S3とピストンロッド側室S1の差圧が所定の値に達すると、リザーバ室S3とピストンロッド側室S1を連通する通路131に設けたブローバルブ133が開弁し、ピストンロッド側室S1の負圧を解消することができる。そして、ブローバルブ133の開弁圧を外部から調整できるようにしたので、ピストン103と隔壁部材104のそれぞれに設けた各圧側バルブ111、121の設定を変更することなく、ピストンロッド側室S1の負圧を解消することができる。その結果、面倒で時間のかかる各圧側バルブ111、121のバルブの変更に伴なう交換作業を省略ないしは軽減することができ、ライダーの要求に迅速に対応することができる。
(2)ブローバルブ133の開弁圧を調整することにより、圧縮時におけるピストンロッド側室S1の圧力を調整することもでき、圧縮時の減衰力を調整したり、伸張時の減衰力特性を調整することもできる。
(3)ピストン103に第1の圧側減衰力調整装置114を設け、かつ隔壁部材104に第2の圧側減衰力調整装置124を設けることにより、ピストン速度の低速域で、圧側減衰力の調整幅を大きくとることができる。
(4)ブローバルブ133の開弁圧を外部から調整できるようにしたので、第1の圧側減衰力調整装置114と第2の圧側減衰力調整装置124の各調整量を変更することなく、ピストンロッド側室S1の負圧を解消することができる。その結果、第1と第2の圧側減衰力調整装置114、124の面倒な調整作業を省略ないしは軽減することができ、ライダーの要求に迅速に対応することができる。
(5)ブローバルブ133の開弁圧を調整することにより、圧縮時の低速域におけるピストンロッド側室S1の圧力を調整することもできるので、伸張時の低速域における減衰力特性を調整することもできる。
(6)ピストン103には、圧側減衰力調整装置114のみを設け、ピストン103のバルブ設置構造を簡素化できる。また、リザーバ室S3とピストンロッド側室S1を連通する通路に設けたバルブシート132にバイパス通路135を設け、このバイパス通路135に伸側減衰力調整装置136を設けたから、低速域の伸側減衰力を独立して調整できる。
以上、本発明の実施例を図面により記述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
図1は実施例1の液圧緩衝器を示す模式図である。 図2は液圧緩衝器を示す断面図である。 図3は図2のIII−III線に沿う断面図である。 図4は図2のIV−IV線に沿う断面図である。 図5はピストンバルブ装置を示す断面図である。 図6はベースバルブ装置を示す断面図である。 図7はブローバルブ装置を示す断面図である。 図8は実施例2の液圧緩衝器を示す模式図である。
符号の説明
10 液圧緩衝器
11 ダンパケース
11A 外筒
11B ダンパシリンダ
11C サブタンク
12 ピストンロッド
32 圧側サブバルブ
34 圧側バルブ
35 メインピストン
40 第1の圧側減衰力調整装置
41 バイパス通路
55 隔壁部材
60 圧側バルブ
70 第2の圧側減衰力調整装置
71 バイパス通路
81 外側室
82 バルブシート
83 ブローバルブ
84 ブローバルブ調整装置
90 伸側減衰力調整装置
92A バイパス通路
100 液圧緩衝器
101 ダンパシリンダ
102 ピストンロッド
103 ピストン
104 隔壁部材
111 圧側バルブ
113 バイパス通路
114 第1の圧側減衰力調整装置
121 圧側バルブ
123 バイパス通路
124 第2の圧側減衰力調整装置
132 バルブシート
133 ブローバルブ
134 ブローバルブ調整装置
135 バイパス通路
136 伸側減衰力調整装置
P1 第1の通路
P2 第2の通路
S1 ピストンロッド側室
S2 ピストン側室
S3 リザーバ室

Claims (5)

  1. ダンパシリンダ内に摺動自在に挿入したピストンロッドの先端部にピストンを設け、
    ダンパシリンダ内に、ピストンにより、ピストンロッドを収容するピストンロッド側室とピストンロッドを収容しないピストン側室を区画し、
    ピストン側室に隔壁部材を介して区画されるリザーバ室を設け、
    ピストンと隔壁部材のそれぞれに、圧縮時の減衰力を発生する圧側バルブを設けた液圧緩衝器において、
    リザーバ室とピストンロッド側室を連通する通路を形成し、該通路に、リザーバ室とピストンロッド側室の差圧が所定の値に達したときに開弁し、リザーバ室からピストンロッド側室への流れを許容するブローバルブを設けるとともに、該ブローバルブの開弁圧を調整する外部操作可能なブローバルブ調整装置を設けたことを特徴とする液圧緩衝器。
  2. 前記ピストンに設けた前記圧側バルブと並列をなすバイパス通路を設け、該バイパス通路の開口面積を調整する第1の圧側減衰力調整装置を設け、
    前記隔壁部材に設けた前記圧側バルブと並列をなすバイパス通路を設け、該バイパス通路の開口面積を調整する第2の圧側減衰力調整装置を設けた請求項1に記載の液圧緩衝器。
  3. 前記第1の圧側減衰力調整装置の下流側となる前記バイパス通路の前記ピストンロッド側室への開口部に、圧側サブバルブを設けた請求項1又は2に記載の液圧緩衝器。
  4. 前記リザーバ室と前記ピストンロッド側室を連通する通路にバルブシートを設け、該バルブシートに前記ブローバルブを設けるとともに、該ブローバルブと並列をなすバイパス通路を設け、
    該バイパス通路の開口面積を調整する伸側減衰力調整装置を設けた請求項1〜3のいずれかに記載の液圧緩衝器。
  5. 外筒と、該外筒に一体に付設したサブタンクからなるダンパケースを有し、ダンパケースの外筒内に前記ダンパシリンダを立設し、
    外筒とダンパシリンダの間に、ピストンロッド側室に連通する外側室を区画するとともに、サブタンク内に前記リザーバ室を設け、
    外筒とサブタンクに、ピストン側室とリザーバ室を連通する第1の通路を設けるとともに、リザーバ室と外側室を連通する第2の通路を設け、
    サブタンクに形成した第1の通路に、前記第2の圧側減衰力調整装置を設けるとともに、
    サブタンクに形成した第2の通路に、前記ブローバルブの開弁圧を調整する外部操作可能なブローバルブ調整装置及び前記伸側減衰力調整装置を設けた請求項1〜4のいずれかに記載の液圧緩衝器。
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