JP5116451B2 - 油圧緩衝器 - Google Patents

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Description

本発明は油圧緩衝器に関する。
油圧緩衝器として、特許文献1に記載の如く、油液を収容したシリンダにピストンロッドを液密に挿入し、ピストンロッドのシリンダへの挿入部にピストンを設け、シリンダの内部にピストンによって区画されるロッド側油室とピストン側油室を設け、ロッド側油室からピストン側油室への油液の流れを制御して伸側減衰力を発生させる伸側減衰部と、ピストン側油室からロッド側油室への油液の流れを制御して圧側減衰力を発生させる圧側減衰部とを設け、シリンダへ進入/退出するピストンロッドの体積を補償する体積補償室を設けてなるものがある。
実公平4-46100
特許文献1に記載の油圧緩衝器では、シリンダの内部の油室を体積補償室に連通するに際し、圧側減衰部を流れる油液の上流側流路を体積補償室に連通しているため、圧側行程で高圧油室(圧側減衰部の上流側室)の油液は圧側減衰部と体積補償室の双方に分岐して流れるものになり、以下の問題点がある。
(1)圧側減衰部において所望の減衰力を設定するためには、圧側減衰部の上流側流路と体積補償室との連通路に適宜の絞りを設ける必要がある。この絞りの大小により、圧側行程で高圧油室(圧側減衰部の上流側室)から圧側減衰部を通過する油液の流量が変化して所望の圧側減衰力を得ることができず、この絞りの設定に困難がある。
(2)圧側減衰部の上流側流路と体積補償室との連通路に設ける絞りの存在により、圧側行程のピストン速度の変化によってこの絞りの効果が変動し、ひいては圧側減衰部の下流側室内の圧力及びオイル弾性が変化する結果、圧側行程から伸側行程への反転応答性(オイル弾性による伸側減衰力の発生の遅れ)を損なう。
本発明の課題は、油圧緩衝器の減衰力特性を向上することにある。
請求項1の発明は、油液を収容したシリンダにピストンロッドを液密に挿入し、ピストンロッドのシリンダへの挿入部にピストンを設け、シリンダの内部にピストンによって区画されるロッド側油室とピストン側油室を設け、ロッド側油室からピストン側油室への油液の流れを制御して伸側減衰力を発生させる伸側減衰部と、ピストン側油室からロッド側油室への油液の流れを制御して圧側減衰力を発生させる圧側減衰部とを設け、シリンダへ進入/退出するピストンロッドの体積を補償する体積補償室を設けてなる油圧緩衝器において、伸側減衰部を流れる油液の該伸側減衰部よりも下流側流路と、圧側減衰部を流れる油液の該圧側減衰部よりも下流側流路のそれぞれを、体積補償室に連通してなるようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記伸側減衰部と圧側減衰部をピストンに設けるようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項2の発明において更に、前記伸側減衰部を流れる油液の下流側流路と、圧側減衰部を流れる油液の下流側流路のそれぞれを体積補償室に連通する流路をピストンロッドに設け、ピストンロッドのシリンダからの突出部に体積補償室を設けるようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項2又は3の発明において更に、前記ピストンが、環状ウエブの内外周から一側に突出る内周フランジと外周フランジを備え、環状ウエブに油孔を有してなるピストンカラーを用い、2個のピストンカラーを向かい合せにし、両ピストンカラーの内周フランジをピストンロッドに通し、両ピストンカラーの外周フランジの間に中間カラーを挟持し、中間カラーの外周にピストンリングを設け、一方のピストンカラーの外周フランジの内側に配置した一方の環状チェックバルブの外縁寄りを、該ピストンカラーの外周フランジの内側より内方に張り出る中間カラーの一方のバルブシート面に着座させ、他方のピストンカラーの外周フランジの内側に配置した他方の環状チェックバルブの外縁寄りを、該ピストンカラーの外周フランジの内側より内方に張り出る中間カラーの他方のバルブシート面に着座させて構成され、ピストンの伸側減衰バルブが伸側減衰部を構成し、圧側減衰バルブが圧側減衰部を構成してなり、伸側減衰部を流れる油液の下流側流路と、圧側減衰部を流れる油液の下流側流路のそれぞれを、中間カラーが一方のチェックバルブ及び伸側減衰バルブと他方のチェックバルブ及び圧側減衰バルブとともに区画するピストン内空間に開口し、このピストン内空間を体積補償室に連通してなるようにしたものである。
請求項5の発明は、請求項1の発明において更に、前記伸側減衰部と圧側減衰部をシリンダ外に設けるようにしたものである。
(請求項1)
(a)油圧緩衝器において、シリンダの内部の油室を体積補償室に連通するに際し、伸側減衰部を流れる油液の該伸側減衰部よりも下流側流路と、圧側減衰部を流れる油液の該圧側減衰部よりも下流側流路のそれぞれを、体積補償室に連通した。従って、伸側行程と圧側行程の両行程で、高圧油室(伸側減衰部の上流側のロッド側油室/圧側減衰部の上流側のピストン側油室)の油液は必ずそれらの減衰部だけを通過し、それらの減衰部の上流側で他に分岐することがないから、それらの減衰部だけの設定により簡易かつ安定的に所望の減衰力を得ることができる。
(b)伸側行程と圧側行程の両行程で、伸側減衰部の下流側のピストン側油室と圧側減衰部の下流側のロッド側油室は絞りを介さずに体積補償室に連通しており、それらの下流側室の圧力は体積補償室の圧力(ガス室の封入圧)と同等を維持される。従って、伸側行程から圧側行程への反転応答性/圧側行程から伸側行程への反転応答性(オイル弾性による圧側減衰力/伸側減衰力の発生の遅れ)は、ガス室の封入圧のみにより決定され、安定する。
(請求項2)
(c)伸側減衰部と圧側減衰部をピストンに設け、油圧緩衝器をコンパクト化できる。
(請求項3)
(d)伸側減衰部を流れる油液の下流側流路と、圧側減衰部を流れる油液の下流側流路のそれぞれを体積補償室に連通する流路をピストンロッドに設け、ピストンロッドのシリンダからの突出部に体積補償室を設け、油圧緩衝器をコンパク化できる。
(請求項4)
(e)2個の向かい合せされるピストンカラーと1個の中間カラーを用いるとともに、2個のチェックバルブを用いることにより、両ピストンカラーの油孔を伸側油路と圧側油路に共用する等、油圧緩衝器を簡易に構成できる。
(請求項5)
(f)伸側減衰部と圧側減衰部をシリンダ外に設けることができる。
図1は油圧緩衝器を示す断面図、図2は図1の要部拡大図、図3は油液の流れを示し、(A)は伸側行程の流れを示す断面図、(B)は圧側行程の流れを示す断面図、図4はピストンカラーを示し、(A)は断面図、(B)は端面図、図5は中間カラーを示し、(A)は断面図、(B)は端面図、図6はバルブスプリングを示し、(A)は断面図、(B)は端面図、図7は弾性体を示し、(A)は断面図、(B)は端面図、図8は弾性体を示し、(A)は断面図、(B)は端面図、図9は油圧緩衝器を示す模式図、図10は油圧緩衝器の他の例を示す断面図、図11は油圧緩衝器の他の例を示す模式図である。
油圧緩衝器10は、図1、図2に示す如く、油液を収容したダンパシリンダ11に中空ピストンロッド12を挿入し、シリンダ11とピストンロッド12の外側部に懸架スプリング(不図示)を介装している。シリンダ11は車輪側取付部材13Aを備え、ピストンロッド12は後述するタンク40を介して車体側取付部材13Bを備える。
シリンダ11はピストンロッド12が貫通するロッドガイド14をその開口部に備える。ロッドガイド14は、図2に示す如く、Oリング14A、ストッパリング14Bを介してシリンダ11に液密に装着されるとともに、オイルシール14C、ブッシュ14D、ダストシール14Eを備える内径部にピストンロッド12を液密に摺動自在としている。尚、シリンダ11は、ロッドガイド14の外側に圧側バンパ15を備え、最圧縮時に、ピストンロッド12が備えるバンパストッパ16にこの圧側バンパ15を衝合して最圧縮ストロークを規制可能としている。また、シリンダ11は、ロッドガイド14の内側にワッシャ17、ストッパリング17Aを備えている。
油圧緩衝器10は、ピストンロッド12のシリンダ11への挿入端に段差状をなすように設けた先端小径部にピストン20を挿着し、これをナット18により締結している。油圧緩衝器10は、シリンダ11の内部に、ピストン20によって区画され、ピストンロッド12が収容されるロッド側油室11Aと、ピストンロッド12が収容されないピストン側油室11Bを設ける。ピストンロッド12の周囲で、ワッシャ17とピストン20の間にはリバウンドスプリング19が介装され、最伸長ストロークを規制可能としている。
ピストン20は、図2に示す如く、ピストンカラー21を用いて構成される。ピストンカラー21は、図4に示す如く、環状ウエブ21Aの内外周から軸方向の一側に同一長だけ突出る内周フランジ21Bと外周フランジ21Cを備え、環状ウエブ21Aの平坦部の周方向複数位置(本実施例では8位置)に油孔21Dを有する。
ピストン20は、2個のピストンカラー21を向かい合せにし、両ピストンカラー21の内周フランジ21Bをピストンロッド12の先端小径部に通し、両ピストンカラー21の外周フランジ21Cの端面の間に中間カラー22を挟持し、中間カラー22の外周にOリング23Aを介してピストンリング23を設け、ピストンリング23をシリンダ11に摺接可能にする。
中間カラー22は、図5に示す如く、両端面のそれぞれに外周側を残し内周側を除いた環状凹部22Aを備えるとともに、外周面の軸方向中間部に環状溝22Bを備える。中間カラー22は、一方の環状凹部22Aに一方のピストンカラー21の外周フランジ21Cの端部を嵌合し、他方の環状凹部22Aに他方のピストンカラー21の外周フランジ21Cの端部を嵌合することにより、両ピストンカラー21の外周フランジ21Cの端面の間に挟持されるとともに、環状溝22BにOリング23A、ピストンリング23を装填する。中間カラー22は、両環状凹部22Aのそれぞれにピストンカラー21の外周フランジ21Cの端部を嵌合したとき、環状凹部22Aの底面の一部をピストンカラー21の外周フランジ21Cの内側(半径方向の内端)より半径方向の内方に張り出る(チェックバルブ24のための)バルブシート面22Cとする。
ピストン20は、一方のピストンカラー21の外周フランジ21Cの内側に一方の環状チェックバルブ24を配置し、この一方のチェックバルブ24の外縁寄りを、中間カラー22の一方のバルブシート面22Cに着座させ、このチェックバルブ24のためのバルブスプリング25(図6)を該ピストンカラー21の環状ウエブ21Aの内側面によりバックアップ支持する。同様に、ピストン20は、他方のピストンカラー21の外周フランジ21Cの内側に他方の環状チェックバルブ24を配置し、この他方のチェックバルブ24の外縁寄りを、中間カラー22の他方のバルブシート面22Cに着座させ、このチェックバルブ24のためのバルブスプリング25を該ピストンカラー21の環状ウエブ21Aの内側面によりバックアップ支持する。
ピストン20は、両ピストンカラー21の内周フランジ21Bの間に、伸側減衰バルブ26の内周部と圧側減衰バルブ27の内周部を、伸側減衰バルブ26寄りのワッシャ28及びバルブストッパ29の内周部、圧側減衰バルブ27寄りのワッシャ28及びバルブストッパ29の内周部、並びに両バルブストッパ29の内周部の間に挟圧される弾発体30とともに挟持する。これらは、ピストンロッド12とナット18の締結力により挟持される。そして、伸側減衰バルブ26の外周部を一方のチェックバルブ24の内縁寄りに着座させ、圧側減衰バルブ27の外周部を他方のチェックバルブ24の内縁寄りに着座させる。
弾発体30は、図7又は図8に示す如くの皿ばねにより構成することができ、両ピストンカラー21、中間カラー22、伸側減衰バルブ26、圧側減衰バルブ27等の寸法誤差を吸収するとともに、該弾発体30のばね反力以上の圧力により縮んで伸側減衰バルブ26、圧側減衰バルブ27をブロー可能にする。
これにより、ピストン20は、ピストンロッド12の伸長時に、ロッド側油室11Aの油圧が上昇すると、一方のピストンカラー21の油孔21Dから流入する油により伸側減衰バルブ26を一方のチェックバルブ24から離座させて押し開き、更に他方のチェックバルブ24を中間カラー22の他方のバルブシート面22Cから離座させて押し開き、この油を他方のピストンカラー21の油孔21Dからピストン側油室11Bに流出させる。
また、ピストン20は、ピストンロッド12の圧縮時に、ピストン側油室11Bの油圧が上昇すると、他方のピストンカラー21の油孔21Dから流入する油により圧側減衰バルブ27を他方のチェックバルブ24から離座させて押し開き、更に一方のチェックバルブ24を中間カラー22の一方のバルブシート面22Cから離座させて押し開き、この油を一方のピストンカラー21の油孔21Dからロッド側油室11Aに流出させる。
油圧緩衝器10は、ピストン20の伸側減衰バルブ26により、ロッド側油室11Aからピストン側油室11Bへの油液の流れを制御して伸側減衰力を発生させる伸側減衰部31を構成し、ピストン20の圧側減衰バルブ27により、ピストン側油室11Bからロッド側油室11Aへの油液の流れを制御して圧側減衰力を発生させる圧側減衰部32を構成する。
油圧緩衝器10は、ピストンロッド12のシリンダ11からの突出端にタンク40を液密に挿着して螺着し、ロックナット41により固定している。タンク40は車体側取付部材13Bを備えるキャップ42を液密に挿着されて螺着される。タンク40の内部にはフリーピストン43が液密に摺動自在に内蔵され、フリーピストン43はタンク40の内部をガス室44と体積補償室45に区画する。ガス室44には加圧ガスが封入される。体積補償室45は、ピストンロッド12の中空部により形成した連絡路46(絞りのない流路)によりシリンダ11の内部の油室11A、11Bとを連通し、油圧緩衝器10の圧側/伸側行程でシリンダ11へ進入/退出するピストンロッド12の体積を補償する。
しかるに、油圧緩衝器10にあっては、シリンダ11の内部の油室11A、11Bを体積補償室45に連通するに際し、伸側減衰部31(伸側減衰バルブ26)を流れる油液の伸側減衰部31よりも下流側流路と、圧側減衰部32(圧側減衰バルブ27)を流れる油液の圧側減衰部32よりも下流側流路のそれぞれを、図1、図9に示す如く、ピストンロッド12に設けた連絡路46経由で体積補償室45に連通している。
このとき、ピストン20において、伸側減衰部31(伸側減衰バルブ26)を流れる油液の伸側減衰部31よりも下流側流路と、圧側減衰部32(圧側減衰バルブ27)を流れる油液の圧側減衰部32よりも下流側流路のそれぞれを、中間カラー22が一方のチェックバルブ24及び伸側減衰バルブ26と他方のチェックバルブ24及び圧側減衰バルブ27とともにピストンロッド12のまわりに区画するピストン内空間47に開口し、このピストン内空間47を体積補償室45に連通する。本実施例では、ピストン内空間47がピストンロッド12に設けた横孔46A、連絡路46を介して体積補償室45に連通する。
従って、油圧緩衝器10は以下の如くに動作する。
(伸側行程)(図3(A))
高圧油室になるロッド側油室11Aの油液が必ず伸側減衰部31(伸側減衰バルブ26)及び一方のチェックバルブ24を通過してピストン内空間47に入り、伸側減衰部31(伸側減衰バルブ26)のたわみ変形に起因する伸側減衰力を得る。
このとき、シリンダ11から退出するピストンロッド12の退出体積分の油がシリンダ11の内部で不足し、この不足油が体積補償室45からピストンロッド12の連絡路46、横孔46Aを通ってピストン内空間47に入る。このようにして、ロッド側油室11Aと体積補償室45のそれぞれからピストン内空間47に入った油液は、他方のチェックバルブ24を通過してピストン側油室11Bに流出する。
(圧側行程)(図3(B))
高圧油室になるピストン側油室11Bの油液が必ず圧側減衰部32(圧側減衰バルブ47)及び他方のチェックバルブ24を通過してピストン内空間47に入り、圧側減衰部32(圧側減衰バルブ47)のたわみ変形に起因する圧側減衰力を得る。
このとき、シリンダ11に進入したピストンロッド12の進入体積分の油が余剰になり、ピストン側油室11Bからピストン内空間47に入った油液のうち、この余剰分の油液がピストンロッド12の横孔46A、連絡路46を通って体積補償室45に排出され、残余の油液が一方のチェックバルブ24を通過してロッド側油室11Aに流出する。
尚、油圧緩衝器10にあっては、ロッド側油室11Aをピストンロッド12内の連絡路46に連通する伸側オリフィス48(エア抜き孔も兼ねる)を、ピストンロッド12の常時ロッド側油室11Aに臨む側部に穿設している。また、ピストン側油室11Bをピストンロッド12内の連絡路46に連通する圧側オリフィス49を、ピストンロッド12のシリンダ11への挿入端でピストンロッド12の中空部に嵌合してある端板49Aに穿設している。
本実施例の油圧緩衝器10によれば、以下の作用効果を奏する。
(a)油圧緩衝器10において、シリンダ11の内部の油室11A、11Bを体積補償室45に連通するに際し、伸側減衰部31(伸側減衰バルブ26)を流れる油液の下流側流路と、圧側減衰部32(圧側減衰バルブ27)を流れる油液の下流側流路のそれぞれを、体積補償室45に連通した。従って、伸側行程と圧側行程の両行程で、高圧油室(伸側減衰部31(伸側減衰バルブ26)の上流側のロッド側油室11A/圧側減衰部32(圧側減衰バルブ27)の上流側のピストン側油室11B)の油液は必ずそれらの減衰部31、32だけを通過し、それらの減衰部31、32の上流側で他に分岐することがないから、それらの減衰部31、32だけの設定により簡易かつ安定的に所望の減衰力を得ることができる。
(b)伸側行程と圧側行程の両行程で、伸側減衰部31の下流側のピストン側油室11Bと圧側減衰部32の下流側のロッド側油室11Aは絞りを介さずに体積補償室45に連通しており、それらの下流側室の圧力は体積補償室45の圧力(ガス室44の封入圧)と同等を維持される。従って、伸側行程から圧側行程への反転応答性/圧側行程から伸側行程への反転応答性(オイル弾性による圧側減衰力/伸側減衰力の発生の遅れ)は、ガス室の封入圧のみにより決定され、安定する。
(c)伸側減衰部31と圧側減衰部32をピストン20に設け、油圧緩衝器10をコンパクト化できる。
(d)伸側減衰部31を流れる油液の下流側流路と、圧側減衰部32を流れる油液の下流側流路のそれぞれを体積補償室45に連通する連絡路46をピストンロッド12に設け、ピストンロッド12のシリンダ11からの突出部に体積補償室45を設け、油圧緩衝器10をコンパク化できる。
(e)2個の向かい合せされるピストンカラー21と1個の中間カラー22を用いるとともに、2個のチェックバルブ24を用いることにより、両ピストンカラー21の油孔21Dを伸側油路と圧側油路に共用する等、油圧緩衝器10を簡易に構成できる。
(f)伸側減衰部31と圧側減衰部32をシリンダ11外に設けることができる。
尚、両ピストンカラー21の内周フランジ21Bの間に、伸側減衰バルブ26の内周部と圧側減衰バルブ27の内周部を挟持するに際し、両減衰バルブ26、27の内周部の間に弾発体30を挟圧した。従って、ピストンカラー21と伸側減衰バルブ26と圧側減衰バルブ27の寸法誤差を弾発体30の弾性変形により吸収できるし、伸側減衰バルブ26又は圧側減衰バルブ27に弾発体30の反力以上の圧力が作用したとき、弾発体30の縮み変形によってこの圧力をブローし、圧力の過大化を防止できる。
また、ピストンカラー21の外周フランジ21Cの内側に環状チェックバルブ24を配置するとともに、このチェックバルブ24のためのバルブスプリング25を該ピストンカラー21の環状ウエブ21Aによりバックアップ支持するものとしたから、チェックバルブ24及びバルブスプリング25をコンパクトに組込みできる。
尚、図1の油圧緩衝器10にあっては、体積補償室45を形成するタンク40にフリーピストン43を内蔵させたから、車体への取付姿勢(天地レイアウト)が自由になり、また、体積補償室45内のオイルに気泡の泡立ちがなく減衰力が安定する。
図10の油圧緩衝器10は、図1の油圧緩衝器10において体積補償室45を形成するタンク40に内蔵させてあったフリーピストン43を撤去したものである。この油圧緩衝器10によれば、安価になるが、車体への取付姿勢はタンク40及び体積補償室45の側を必ず天(上)側に配置する必要がある。
図11の油圧緩衝器10は、伸側減衰部31(伸側減衰バルブ26)と圧側減衰部32(圧側減衰バルブ27)をシリンダ11の外に設け、伸側減衰部31の下流側流路と圧側減衰部32の下流側流路が連通する体積補償室45もシリンダ11の外に設けた例である。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明において、伸側減衰部と圧側減衰部は、減衰バルブからなるものに限らず、絞り流路からなるものであっても良い。
図1は油圧緩衝器を示す断面図である。 図2は図1の要部拡大図である。 図3は油液の流れを示し、(A)は伸側行程の流れを示す断面図、(B)は圧側行程の流れを示す断面図である。 図4はピストンカラーを示し、(A)は断面図、(B)は端面図である。 図5は中間カラーを示し、(A)は断面図、(B)は端面図である 図6はバルブスプリングを示し、(A)は断面図、(B)は端面図である。 図7は弾性体を示し、(A)は断面図、(B)は端面図である。 図8は弾性体を示し、(A)は断面図、(B)は端面図である。 図9は油圧緩衝器を示す模式図である。 図10は油圧緩衝器の他の例を示す断面図である。 図11は油圧緩衝器の他の例を示す模式図である。
符号の説明
10 油圧緩衝器
11 シリンダ
11A ロッド側油室
11B ピストン側油室
12 ピストンロッド
20 ピストン
21 ピストンカラー
21A 環状ウエブ
21B 内周フランジ
21C 外周フランジ
21D 油孔
22 中間カラー
22C バルブシート面
23 ピストンリング
24 チェックバルブ
25 バルブスプリング
26 伸側減衰バルブ
27 圧側減衰バルブ
31 伸側減衰部
32 圧側減衰部
45 体積補償室
46 連絡路(流路)

Claims (5)

  1. 油液を収容したシリンダにピストンロッドを液密に挿入し、ピストンロッドのシリンダへの挿入部にピストンを設け、シリンダの内部にピストンによって区画されるロッド側油室とピストン側油室を設け、
    ロッド側油室からピストン側油室への油液の流れを制御して伸側減衰力を発生させる伸側減衰部と、ピストン側油室からロッド側油室への油液の流れを制御して圧側減衰力を発生させる圧側減衰部とを設け、
    シリンダへ進入/退出するピストンロッドの体積を補償する体積補償室を設けてなる油圧緩衝器において、
    伸側減衰部を流れる油液の該伸側減衰部よりも下流側流路と、圧側減衰部を流れる油液の該圧側減衰部よりも下流側流路のそれぞれを、体積補償室に連通してなることを特徴とする油圧緩衝器。
  2. 前記伸側減衰部と圧側減衰部をピストンに設ける請求項1に記載の油圧緩衝器。
  3. 前記伸側減衰部を流れる油液の下流側流路と、圧側減衰部を流れる油液の下流側流路のそれぞれを体積補償室に連通する流路をピストンロッドに設け、ピストンロッドのシリンダからの突出部に体積補償室を設ける請求項2に記載の油圧緩衝器。
  4. 前記ピストンが、
    環状ウエブの内外周から一側に突出る内周フランジと外周フランジを備え、環状ウエブに油孔を有してなるピストンカラーを用い、
    2個のピストンカラーを向かい合せにし、両ピストンカラーの内周フランジをピストンロッドに通し、両ピストンカラーの外周フランジの間に中間カラーを挟持し、中間カラーの外周にピストンリングを設け、
    一方のピストンカラーの外周フランジの内側に配置した一方の環状チェックバルブの外縁寄りを、該ピストンカラーの外周フランジの内側より内方に張り出る中間カラーの一方のバルブシート面に着座させ、他方のピストンカラーの外周フランジの内側に配置した他方の環状チェックバルブの外縁寄りを、該ピストンカラーの外周フランジの内側より内方に張り出る中間カラーの他方のバルブシート面に着座させて構成され、
    ピストンの伸側減衰バルブが伸側減衰部を構成し、圧側減衰バルブが圧側減衰部を構成してなり、
    伸側減衰部を流れる油液の下流側流路と、圧側減衰部を流れる油液の下流側流路のそれぞれを、中間カラーが一方のチェックバルブ及び伸側減衰バルブと他方のチェックバルブ及び圧側減衰バルブとともに区画するピストン内空間に開口し、このピストン内空間を体積補償室に連通してなる請求項2又は3に記載の油圧緩衝器。
  5. 前記伸側減衰部と圧側減衰部をシリンダ外に設ける請求項1に記載の油圧緩衝器。
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