JP2005050473A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スタンバイ時の消費電流を低減した基準電圧発生回路を備える半導体装置を提供する。
【解決手段】 動作時は、制御信号CSがHレベルとなり、従来型の第1の基準電圧発生回路12が活性化され、第1の基準電圧発生回路12によって基準電圧Vrefが発生される。スタンバイ時は、制御信号CSがLレベルとなり、第1の基準電圧発生回路12が不活性化され、第1の基準電圧発生回路12において貫通電流は流れない。そして、T(テラ)Ωオーダーの高抵抗値を有する抵抗R4〜R6からなる抵抗分割回路を含み、かつ、貫通電流が極めて小さい第2の基準電圧発生回路14によって発生される基準電圧Vrefが内部電圧発生回路16に供給される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、半導体装置に関し、特に、基準電圧を発生する基準電圧発生回路を備える半導体装置に関する。
半導体加工技術の進展に伴ない、近年、半導体素子は、ますます微細化してきており、これによって半導体素子に印加できる電圧が低下してきている。また、集積される半導体素子数の増加による消費電力の増加を抑える面からも、印加される電源電圧は、低下してきている。
一方、半導体装置は、様々な他の装置とともに電子機器に組込まれて使用され、外部の電源電圧は、必ずしも低電圧であるとは限らない。そこで一般に、半導体装置は、内部電圧発生回路を内部に備え、半導体装置の外部においては、半導体装置が搭載される電子機器に要求される電源電圧が用いられ、半導体装置の内部においては、内部電圧発生回路によって発生される、外部電源電圧よりも低い内部電源電圧が用いられる。
半導体装置において所望の内部電源電圧を発生させるためには、所望の電圧を基準電圧として発生させる必要がある。基準電圧を発生する基準電圧発生回路としては、たとえば、しきい値電圧基準型の回路が知られている。この基準電圧発生回路は、カレントミラー回路を構成する同一サイズの2つのPチャネルMOSトランジスタと、しきい値電圧がVthの2つのNチャネルMOSトランジスタと、抵抗素子とによって構成され、しきい値電圧Vthを基準とする安定したバイアス電流Iが流れ、安定した基準電圧Vrefを発生することができる。
また、ここ数年、電子機器は小型化・携帯化がさらに進み、このような電子機器に搭載される半導体装置においては、低消費電力化が必須となっている。そして、特開2002−150772号公報では、基準電圧発生回路を備える半導体記憶装置において、通常動作時は所定の基準電圧Vaを発生させ、スタンバイ時は基準電圧Vaよりも低い基準電圧Vbを発生させることにより、スタンバイ電流を低減させて消費電流を削減する技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2002−150772号公報
基準電圧発生回路においては、基準電圧を発生させるために貫通電流が流れる。上述のしきい値電圧基準型の基準電圧発生回路では、しきい値電圧Vthを基準とするバイアス電流Iが貫通電流として流れるが、この貫通電流は、スタンバイ時の低電流特性が必要なデバイスにおいて問題となる。
たとえば、SRAM(Static Random Access Memory)は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)において必要なリフレッシュ動作が不要であるため、スタンバイ時にSRAMをバッテリでバックアップすることによって、擬似的に不揮発的な半導体記憶装置を実現することが可能である(このようなSRAMは、「LPSRAM(Low Power SRAM)」などとも称される)。しかしながら、基準電圧発生回路における貫通電流が大きいと、スタンバイ時にバッテリが直ちに放電され、結局短時間しかデータを保持できないことになる。
上述のしきい値電圧基準型に代表される従来の基準電圧発生回路においては、基準電圧を発生させるための貫通電流が大きく、LPSRAMなどスタンバイ時の低電流特性が必要とされる半導体装置において、スタンバイ電流の低減が課題となっている。
また、特開2002−150772号公報に記載された半導体記憶装置は、スタンバイ時に基準電圧を低下させることによってスタンバイ電流の低減を図るものであり、基準電圧発生回路自体には、常時大きな貫通電流が流れるカレントミラー回路が2つ備えられている。また、本公報によって示される技術は、スタンバイ時に基準電圧を低下させるものであって、スタンバイ時も通常動作時と同じ基準電圧に維持する必要がある半導体装置には、この技術を適用することはできない。
そこで、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、スタンバイ時の消費電流を低減した基準電圧発生回路を備える半導体装置を提供することである。
この発明によれば、半導体装置は、スタンバイ時に不活性化され、非スタンバイ時である動作時に所定の基準電圧を発生して基準電圧線に出力する第1の基準電圧発生回路と、第1の基準電圧発生回路よりも小さい貫通電流でスタンバイ時に基準電圧を発生し、その発生した基準電圧を基準電圧線に出力する第2の基準電圧発生回路とを備える。
この発明による半導体装置によれば、動作時には、従来型の第1の基準電圧発生回路を用い、スタンバイ時には、第1の基準電圧発生回路を不活性化し、第1の基準電圧発生回路よりも貫通電流の小さい第2の基準電圧発生回路を用いるようにしたので、スタンバイ時の消費電流が削減される。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による半導体装置10の要部の構成を示す回路図である。
図1を参照して、半導体装置10は、第1の基準電圧発生回路12と、第2の基準電圧発生回路14と、NチャネルMOSトランジスタN3と、PチャネルMOSトランジスタP4と、インバータIvと、内部電圧発生回路16と、内部回路18と、基準電圧ラインL1と、内部電源ラインL2と、キャパシタC1,C2とを備える。
第1の基準電圧発生回路12は、PチャネルMOSトランジスタP1〜P3と、NチャネルMOSトランジスタN1,N2と、抵抗R1〜R3とを含む。第2の基準電圧発生回路14は、抵抗R4〜R6を含む。
第1の基準電圧発生回路12は、しきい値電圧基準型の電圧発生回路である。PチャネルMOSトランジスタP1は、外部電源電圧ext.Vccが印加される電源ノード20とノードND1との間に接続され、ノードND2にゲートが接続される。PチャネルMOSトランジスタP2は、電源ノード20とノードND2との間に接続され、ノードND2にゲートが接続される。
NチャネルMOSトランジスタN1は、ノードND1とノードND4との間に接続され、ノードND3にゲートが接続される。NチャネルMOSトランジスタN2は、ノードND2とノードND3との間に接続され、ノードND1にゲートが接続される。PチャネルMOSトランジスタP3は、電源ノード20と抵抗R2との間に接続され、ノードND2にゲートが接続される。抵抗R1は、ノードND3とノードND4との間に接続され、抵抗R2は、PチャネルMOSトランジスタP3とノードND5との間に接続され、抵抗R3は、ノードND5とノードND4との間に接続される。
第1の基準電圧発生回路12においては、PチャネルMOSトランジスタP1,P2は、同一サイズであり、カレントミラー回路を構成する。そして、NチャネルMOSトランジスタN2およびPチャネルMOSトランジスタP1,P2によるフィードバックが、抵抗R1に流れる電流Iと同一の電流をNチャネルMOSトランジスタN1に流そうとすることにより、安定した基準電圧が発生される。
PチャネルMOSトランジスタP3および抵抗R2,R3は、動作の安定化を図るために設けられる。PチャネルMOSトランジスタP3がPチャネルMOSトランジスタP2と同じゲート電圧をゲートに受け、抵抗R2,R3によって構成される負荷回路に定電流が流されることで、さらに安定化された基準電圧VrefがノードND5に発生する。
NチャネルMOSトランジスタN3は、第1の基準電圧発生回路12を活性化/不活性化させるために設けられる。NチャネルMOSトランジスタN3は、第1の基準電圧発生回路12のノードND4と接地電圧GNDが印加される接地ノード22との間に接続され、制御信号CSをゲートに受ける。ここで、制御信号CSは、動作時にH(論理ハイ)レベルとなり、スタンバイ時にL(論理ロー)レベルとなる信号である。
したがって、動作時は、NチャネルMOSトランジスタN3がONし、第1の基準電圧発生回路12が活性化され、第1の基準電圧発生回路12のノードND5に基準電圧Vrefが発生するとともに、NチャネルMOSトランジスタN3に貫通電流Ip1が流れる。一方、スタンバイ時は、NチャネルMOSトランジスタN3がOFFし、第1の基準電圧発生回路12は不活性化され、貫通電流Ip1は流れない。
PチャネルMOSトランジスタP4は、第1の基準電圧発生回路12の基準電圧ラインL1への電気的な接続/切離しを行なうために設けられる。PチャネルMOSトランジスタP4は、第1の基準電圧発生回路12のノードND5と後述する第2の基準電圧発生回路14のノードND6との間に接続され、インバータIvからの出力信号をゲートに受ける。インバータIvは、制御信号CSを反転した信号を出力する。
第2の基準電圧発生回路14は、抵抗分割型の電圧発生回路である。抵抗R4は、電源ノード20と抵抗R5との間に接続され、抵抗R5は、抵抗R4とノードND6との間に接続される。抵抗R6は、ノードND6と接地ノード22との間に接続される。
抵抗R4〜R6は、抵抗値がT(テラ)Ωオーダーのポリシリコンからなる抵抗素子である。抵抗R4〜R6の各々は、電源ノード20に印加される外部電源電圧ext.Vcc、所望の基準電圧Vref、およびスタンバイ時に許容可能な貫通電流に基づいて理論計算された抵抗値を有する。
第2の基準電圧発生回路14においては、抵抗R4〜R6により構成される抵抗分割回路によってノードND6に基準電圧Vrefが発生する。そして、抵抗R4〜R6の抵抗値は、上述のようにTΩオーダーと非常に高いため、電源ノード20から接地ノード22に流れる貫通電流Ip2は、極めて小さい。
基準電圧Vrefの電圧値に基づいて動作する内部動作回路の1つである内部電圧発生回路16は、基準電圧Vrefに基づいて内部電源電圧int.Vccを発生し、その発生した内部電源電圧int.Vccを内部電源ラインL2へ出力する。
内部回路18は、図1に示された回路を除く半導体装置10の各回路を総括的に示したものである。内部回路18に含まれる各回路は、内部電源ラインL2から内部電源電圧int.Vccを受けて動作する。
キャパシタC1,C2は、内部電源電圧int.Vccの安定化のために設けられる。キャパシタC1は、電源ノード20と内部電源ラインL2との間に接続され、キャパシタC2は、内部電源ラインL2と接地ノード22との間に接続される。
以下、この半導体装置10の動作について説明する。
(1)動作時
動作時は、制御信号CSがHレベルとなり、NチャネルMOSトランジスタN3およびPチャネルMOSトランジスタP4がONする。そうすると、第1の基準電圧発生回路12が活性化され、第1の基準電圧発生回路12によって発生された基準電圧Vrefが基準電圧ラインL1に出力される。第1の基準電圧発生回路12においては、貫通電流Ip1が流れ、その大きさは、0.5〜1.0μA(マイクロアンペア)程度である。
一方、第2の基準電圧発生回路14も、基準電圧ラインL1に基準電圧Vrefを出力しているが、第2の基準電圧発生回路14は、上述のようにその抵抗値がTΩオーダーと高く、第1の基準電圧発生回路12の動作中は、全体動作にほとんど影響を与えない。
そして、内部電圧発生回路16は、主に第1の基準電圧発生回路12によって発生された基準電圧Vrefに基づいて内部電源電圧int.Vccを発生し、内部回路18に含まれる各回路は、その内部電源電圧int.Vccを受けて動作する。
(2)スタンバイ時
スタンバイ時は、制御信号CSがLレベルとなり、NチャネルMOSトランジスタN3およびPチャネルMOSトランジスタP4がOFFする。そうすると、第1の基準電圧発生回路12が不活性化され、第1の基準電圧発生回路12において貫通電流Ip1は流れなくなる。また、第1の基準電圧発生回路12は、基準電圧ラインL1から電気的に分離される。
したがって、第2の基準電圧発生回路14が発生する基準電圧Vrefが内部電圧発生回路16に供給される。そして、内部電圧発生回路16は、第2の基準電圧発生回路14によって発生された基準電圧Vrefに基づいて内部電源電圧int.Vccを発生し、その発生した内部電源電圧int.Vccを内部回路18へ供給する。
ここで、第2の基準電圧発生回路14を構成する抵抗R4〜R6の抵抗値がTΩオーダーであるところ、第2の基準電圧発生回路14に流れる貫通電流Ip2は、p(ピコ)A〜n(ナノ)Aオーダーであり、この値は、動作時に第1の基準電圧発生回路12に流れる貫通電流Ip1よりも2桁以上小さい値であって、極めて低電流である。したがって、スタンバイ時における低電流特性が実現される。
この実施の形態1では、第2の基準電圧発生回路14は、スタンバイ時のみならず、第1の基準電圧発生回路12が活性化される動作時においても常時活性化されている。したがって、動作状態からスタンバイ状態に動作モードが移行するとき、第2の基準電圧発生回路14が活性化されるまでの遅延がなく、さらに、第2の基準電圧発生回路14の貫通電流は小さく、すなわち、第2の基準電圧発生回路14の電流駆動力は小さいので、基準電圧Vrefの急激な変動が抑えられる。そして、上述のように、第2の基準電圧発生回路14の消費電流は小さいので、第2の基準電圧発生回路14が常時活性化されていても、消費電流の増加は問題とならない。
一方、スタンバイ状態から動作状態に動作モードが移行するときは、第1の基準電圧発生回路12が活性化されるまでの基準電圧Vrefの下降が懸念され、また、第1の基準電圧発生回路12の活性化に応じて、基準電圧ラインL1に流れる電流量が急激に増加し、内部電源電圧int.Vccが大きく変動することが懸念される。しかしながら、内部電源ラインL2に接続されるキャパシタC1,C2によってそのような変動は緩和され、内部電源電圧int.Vccの安定化が図られている。なお、このキャパシタC1,C2の容量は、たとえば、メモリの周辺回路用に対してはnFオーダー程度である。
なお、外部電源電圧ext.Vccは、許容範囲内で多少変動するため、第2の基準電圧発生回路14においては、その変動が直接基準電圧Vrefに反映される。しかしながら、スタンバイ時は、動作時ほど厳密に電圧を制御する必要はなく、スタンバイ時に電圧の供給を受けるトランジスタの信頼性を損なわない範囲で第2の基準電圧発生回路14における抵抗分割を調整すれば問題はない。
以上のように、この実施の形態1による半導体装置10によれば、動作時は、従来型の第1の基準電圧発生回路12を用い、スタンバイ時は、第1の基準電圧発生回路12を不活性化し、第1の基準電圧発生回路12よりも貫通電流の小さい第2の基準電圧発生回路14を用いるようにしたので、スタンバイ時の消費電流が削減される。
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2による半導体装置10Aの要部の構成を示す回路図である。
図2を参照して、半導体装置10Aは、実施の形態1による半導体装置10の構成において、第2の基準電圧発生回路14に代えて第2の基準電圧発生回路14Aを備える。その他の構成は、半導体装置10と同じである。
第2の基準電圧発生回路14Aは、Pチャネル薄膜トランジスタ(以下、薄膜トランジスタを「TFT(Thin Film Transistor)」とも称する。)32〜36を含む。PチャネルTFT32は、電源ノード20とPチャネルTFT34との間に接続され、接地電圧GNDをゲートに受ける。PチャネルTFT34は、PチャネルTFT32とノードND6との間に接続され、接地電圧GNDをゲートに受ける。PチャネルTFT36は、ノードND6と接地ノード22との間に接続され、接地電圧GNDをゲートに受ける。
この第2の基準電圧発生回路14Aも、抵抗分割型の電圧発生回路である。PチャネルTFT32〜36は、常時ONしており、そのON抵抗値は、G(ギガ)Ωオーダーである。そして、PチャネルTFT32〜36の各々は、電源ノード20に印加される外部電源電圧ext.Vcc、所望の基準電圧Vref、およびスタンバイ時に許容可能な貫通電流に基づいて理論計算されたON抵抗値を有する。
この実施の形態2による半導体装置10Aの動作は、実施の形態1による半導体装置10の動作と同じである。そして、第2の基準電圧発生回路14Aを構成するPチャネルTFT32〜36のON抵抗値がGΩオーダーであるところ、スタンバイ時に第2の基準電圧発生回路14Aに流れる貫通電流Ip2は、nAオーダーであり、この値は、動作時に第1の基準電圧発生回路12に流れる貫通電流Ip1よりも2桁以上小さい値であって、極めて低電流である。したがって、この実施の形態2による半導体装置10Aによっても、スタンバイ時における低電流特性が実現される。
なお、スタンバイ時におけるnAオーダーの貫通電流をもさらに抑制したい場合には、PチャネルTFT32〜36をOFF状態で用いることもできる。しかしながら、OFF状態では、基準電圧ラインL1への充電能力がON状態に比べて劣るため、電圧ノイズ耐性の面からは、PチャネルTFT32〜36をON状態で用いる方が優れている。
この半導体装置10Aにおける内部回路18は、TFT負荷型のSRAMを含む。
図3は、図2に示した内部回路18に含まれるSRAMのメモリセルの構成を示す回路図である。
図3を参照して、このメモリセル50は、NチャネルMOSトランジスタ52〜58と、PチャネルTFT60,62と、記憶ノード64,66とを備える。
メモリセル50においては、PチャネルTFT60およびNチャネルMOSトランジスタ52からなるインバータと、PチャネルTFT62およびNチャネルMOSトランジスタ54からなるインバータとを交差接続したフリップフロップが、アクセストランジスタを構成する2つのNチャネルMOSトランジスタ56,58を介してビット線68A,68Bに接続される。
SRAMにおいては、メモリセルを構成するフリップフロップに記憶されるデータは双安定状態であり、内部電源電圧int.Vccが供給されている限りは状態が維持される。また、SRAMは、DRAMのようにリフレッシュ動作を必要とせず、消費電流が小さい。したがって、スタンバイ時にこの半導体装置10Aをバッテリでバックアップして記憶データを保持する場合、長期にわたりSRAMの記憶状態を維持することができる。
さらに、このメモリセル50におけるPチャネルTFT60,62は、第2の基準電圧発生回路14AのPチャネルTFT32〜36と構造が同じである。言換えると、第2の基準電圧発生回路14Aは、SRAMのメモリセルにおけるPチャネルTFTと同一構造のPチャネルTFTを用いて構成される。具体的には、メモリセル50のPチャネルTFT60,62および第2の基準電圧発生回路14AのPチャネルTFT32〜36の各々は、ソース、ドレインおよびチャネルが形成される第1のポリシリコンと、ゲート電極を構成する第2のポリシリコンと、第1および第2のポリシリコンの間に設けられるゲート絶縁膜とからなり、第1および第2のポリシリコンの上下関係および膜厚、ならびにゲート絶縁膜の厚さは、各PチャネルTFTにおいて実質的に等しい。
なお、第1および第2のポリシリコンの長さおよび幅については、各部の抵抗値に依存するので、各PチャネルTFTにおいて必ずしも等しくなくてもよいが、仕様の許容範囲で各PチャネルTFTにおける第1および第2のポリシリコンの長さおよび幅を等しく設計できれば、各PチャネルTFTの製造ばらつきを抑えることができる。
以上のように、この半導体装置10Aによれば、実施の形態1と同様の効果が得られるうえ、スタンバイ時におけるSRAMの記憶データを保持するためのバッテリを備えることによって、長期にわたりデータを保持可能なSRAMを有する半導体装置が実現できる。
そして、第2の基準電圧発生回路14Aをメモリセル50に含まれるPチャネルTFTと同一構造のPチャネルTFTを用いて構成したので、第2の基準電圧発生回路14AのPチャネルTFT32〜36をメモリセル50のPチャネルTFT60,62と同じプロセスで形成することができ、この半導体装置10Aの特徴である第2の基準電圧発生回路14Aを効率的に構成することができる。
実施の形態3.
実施の形態3による半導体装置の全体構成は、図2に示した実施の形態2による半導体装置10Aの全体構成と同じである。そして、実施の形態3も、実施の形態2と同様に、内部回路18にデータを記憶する記憶部を含むが、この実施の形態3における記憶部は、SRAMのメモリセルよりもスタンバイ中のデータ保持特性に優れたメモリセルを有する。
図4は、実施の形態3による半導体装置の内部回路18に含まれる記憶部のメモリセルの構成を示す回路図である。
図4を参照して、このメモリセル100は、1ビットのデータに対して、そのデータと、そのデータが反転された反転データとをそれぞれ記憶する、隣接した2つのデータ保持部102A,102Bを含む。データ保持部102Aは、NチャネルMOSトランジスタ104Aと、キャパシタ106Aと、電荷補填回路108Aと、記憶ノード110とからなり、データ保持部102Bは、NチャネルMOSトランジスタ104Bと、キャパシタ106Bと、電荷補填回路108Bと、記憶ノード112とからなる。
NチャネルMOSトランジスタ104Aは、ビット線68Aと記憶ノード110との間に接続され、ゲートがワード線70Aに接続される。NチャネルMOSトランジスタ104Aは、データ書込時またはデータ読出時に活性化されるワード線70Aによって駆動され、データ書込時またはデータ読出時、ビット線68Aと記憶ノード110との間で電荷のやり取りを行なう。
キャパシタ106Aは、記憶ノード110とセルプレート122との間に接続され、電荷を蓄積しているか否かに応じて、データ“1”または“0”を記憶する。そして、ビット線68AからNチャネルMOSトランジスタ104Aおよび記憶ノード110を介してデータ“1”,“0”に対応した電圧がキャパシタ106Aに印加されることによって、キャパシタ106Aの充放電が行なわれ、データの書込みが行なわれる。
電荷補填回路108Aは、PチャネルTFT114と、NチャネルMOSトランジスタ116とからなる。PチャネルTFT114は、内部電源電圧int.Vccが印加される電源ノード72と記憶ノード110との間に接続され、記憶ノード110と対を成す記憶ノード112にゲートが接続される。NチャネルMOSトランジスタ116は、記憶ノード110と接地電圧GNDが印加される接地ノード74との間に接続され、ゲートが記憶ノード112に接続される。
この電荷補填回路108Aは、PチャネルTFT114およびNチャネルMOSトランジスタ116からなるインバータで構成され、このインバータの入力ノードおよび出力ノードがそれぞれ記憶ノード112,110に接続される構成となっている。
データ保持部102Aと対を成すデータ保持部102Bの基本的な構成は、データ保持部102Aと同じである。NチャネルMOSトランジスタ104Bは、ビット線68Bと記憶ノード112との間に接続され、ゲートがワード線70Bに接続される。キャパシタ106Bは、記憶ノード112とセルプレート122との間に接続され、キャパシタ106Aが記憶するデータの反転データに対応する電荷を蓄積する。電荷補填回路108Bは、PチャネルTFT118およびNチャネルMOSトランジスタ120からなるインバータで構成され、このインバータの入力ノードおよび出力ノードがそれぞれ記憶ノード110,112に接続される構成となっている。
キャパシタ106Aに電荷が蓄電され、キャパシタ106Bに電荷が蓄電されていない状態がデータ“1”に対応するものとして、このメモリセルの動作について説明すると、データ“1”の書込みが行なわれるときは、ビット線68A,68Bがそれぞれ内部電源電圧int.Vccおよび接地電圧GNDにプリチャージされ、ワード線70A,70Bが活性化される。これによって、NチャネルMOSトランジスタ104A,104BがONし、ビット線68AからNチャネルMOSトランジスタ104Aおよび記憶ノード110を介してキャパシタ106Aに内部電源電圧int.Vccが印加され、キャパシタ106Aに電荷が蓄電される。一方、ビット線68BからはNチャネルMOSトランジスタ104Bおよび記憶ノード112を介してキャパシタ106Bに接地電圧GNDが印加され、キャパシタ106Bからビット線68Bに電荷が放電される。
データ“1”が書込まれると、記憶ノード110,112は、それぞれHレベル,Lレベルとなり、PチャネルTFT114,118およびNチャネルMOSトランジスタ116,120は、それぞれON,OFF,OFF,ONする。ここで、PチャネルTFT114,118のON電流およびOFF電流は、それぞれ1×10-11Aおよび1×10-13A程度であり、バルクトランジスタのOFF電流による記憶ノード110,112からのリーク電流は1×10-15A程度であるところ、PチャネルTFT114のON電流は、記憶ノード110からのリーク電流を4桁上回るため、データ“1”が書込まれた後、PチャネルTFT114によって電源ノード72から記憶ノード110およびこれに接続されるキャパシタ106Aを充電することができる。一方、記憶ノード112およびそれに接続されるキャパシタ106Bの電荷は、ONしているNチャネルMOSトランジスタ120によって引抜かれるので、記憶ノード112は、接地電圧GNDレベルに保持される。
このように、記憶ノード110,112は、それぞれ内部電源電圧int.Vccおよび接地電圧GNDレベルとなり、この電圧状態は、電荷補填回路108A,108Bが連動することによってラッチされ、その後リフレッシュ動作することなく、書込まれたデータ“1”が保持される。
なお、上述した各電流値は、これらの数値に限定されるものではなく、これらの程度の次数であることを示すものである。
データ読出時は、予めビット線68A,68Bが電圧int.Vcc/2にプリチャージされた後、ワード線70A,70Bが活性化される。そうすると、NチャネルMOSトランジスタ104A,104BがそれぞれONし、キャパシタ106A,106Bの蓄電状態に応じて、ビット線68Aの電位は僅かに上昇し、ビット線68Bの電位は僅かに下降する。そして、この電圧変化は、図示されないセンスアンプによって比較され、ビット線68A,68Bの電圧がそれぞれ内部電源電圧int.Vccおよび接地電圧GNDまで増幅される。このビット線68Aの電圧レベルがデータ“1”に対応する。
なお、データ保持部102A,102Bは、その回路構成が同じであるので、データ“0”の書込み、保持、および読出しの各動作は、上述したデータ保持部102A,102Bの動作が互いに入れ替わるだけで上述の動作と同様の動作が行なわれるので、その説明は繰り返さない。
このように、このデータ保持部102A,102Bは、DRAMと同じく一対のキャパシタおよびNチャネルMOSトランジスタを基本構成要素とし、キャパシタの電荷を電荷補填回路によって補填するので、リフレッシュ動作が不要である。そして、電荷補填回路に含まれるPチャネルTFTによってスタンバイ電流が決定されるので、このメモリセルにおけるスタンバイ電流は、SRAMのそれと同等であり小さい。したがって、スタンバイ時にバッテリでバックアップして記憶データを保持する場合、内部回路18に含まれる記憶部の記憶状態を長期にわたり維持することができる。
ここで、このメモリセル100は、キャパシタを用いてデータを記憶するので、α線等によるソフトエラーに極めて強い特性を有している。すなわち、α線によるソフトエラーは、α線が基板に入射するとその飛程に沿って発生した電子がN型拡散領域に収集され、この収集された電子によってデータの反転が発生する。しかしながら、このメモリセル100においては、メモリセル100を構成するNチャネルMOSトランジスタ104A,104B,116,120上にキャパシタ106A,106Bが別途設けられ、このキャパシタに電荷が保持されている。
そして、このメモリセル100においては、α線によって収集された電子量よりもキャパシタ106A,106Bによって保持されている電荷量の方が大きいので、収集された電子によるデータの反転は発生しない。したがって、このメモリセル100によれば、スタンバイ中にソフトエラーを起こすことなく、不揮発的なデータ保持が可能となる。
さらに、このメモリセル100におけるPチャネルTFT114,118は、第2の基準電圧発生回路14AのPチャネルTFT32〜36と構造が同じである。言換えると、実施の形態2で説明したのと同様に、第2の基準電圧発生回路14Aは、このメモリセル100におけるPチャネルTFTと同一構造のPチャネルTFTを用いて構成される。したがって、第2の基準電圧発生回路14AのPチャネルTFT32〜36をメモリセル100のPチャネルTFT114,118と同じプロセスで形成することができ、第2の基準電圧発生回路14Aを効率的に構成することができる。
以上のように、実施の形態3による半導体装置によれば、実施の形態1と同様の効果が得られるうえ、スタンバイ時における記憶部のデータを保持するためのバッテリを備えることによって、実施の形態2による半導体装置10Aよりもさらに安定かつ長期間にわたりデータを保持できる擬似的な不揮発性メモリを有する半導体装置が実現できる。
実施の形態4.
実施の形態1では、第1の基準電圧発生回路12および第2の基準電圧発生回路14は、直列に接続されるが、実施の形態4では、両回路が並列に接続され、動作モードに応じていずれか一方が基準電圧ラインL1と電気的に接続される。
図5は、この発明の実施の形態4による半導体装置10Bの要部の構成を示す回路図である。
図5を参照して、半導体装置10Bは、実施の形態1による半導体装置10の構成において、PチャネルMOSトランジスタP5と、PチャネルMOSトランジスタP4,P5が接続されるノードND7とをさらに備え、第2の基準電圧発生回路14は、PチャネルMOSトランジスタP5を介して第1の基準電圧発生回路12と並列に接続される。
PチャネルMOSトランジスタP5は、ノードND7と第2の基準電圧発生回路14のノードND6との間に接続され、制御信号CSをゲートに受ける。その他の構成は、実施の形態1による半導体装置10と同じであり、その説明は繰返さない。
なお、PチャネルMOSトランジスタP4,P5は、「切替回路」を構成する。
この半導体装置10Bにおいては、制御信号CSがHレベルになると、NチャネルMOSトランジスタN3およびPチャネルMOSトランジスタP4がONし、PチャネルMOSトランジスタP5がOFFする。そうすると、第1の基準電圧発生回路12が活性化され、第1の基準電圧発生回路12によって発生された基準電圧Vrefが基準電圧ラインL1に出力される。第2の基準電圧発生回路14は、基準電圧ラインL1と電気的に分離される。
そして、内部電圧発生回路16は、第1の基準電圧発生回路12によって発生された基準電圧Vrefに基づいて内部電源電圧int.Vccを発生し、内部回路18に含まれる各回路は、その内部電源電圧int.Vccを受けて動作する。
一方、制御信号CSがLレベルになると、NチャネルMOSトランジスタN3およびPチャネルMOSトランジスタP4がOFFし、PチャネルMOSトランジスタP5がONする。そうすると、第1の基準電圧発生回路12が不活性化され、第1の基準電圧発生回路12において貫通電流Ip1は流れなくなる。また、第1の基準電圧発生回路12は、基準電圧ラインL1から電気的に分離される。
そして、第2の基準電圧発生回路14が基準電圧ラインL1と電気的に接続され、第2の基準電圧発生回路14が発生する基準電圧Vrefが内部電圧発生回路16に供給される。内部電圧発生回路16は、第2の基準電圧発生回路14によって発生された基準電圧Vrefに基づいて内部電源電圧int.Vccを発生し、その発生した内部電源電圧int.Vccを内部回路18へ供給する。
この実施の形態4による半導体装置10Bにおいて、第1および第2の基準電圧発生回路12,14を切替える構成としたのは、以下の理由による。第1の基準電圧発生回路12の貫通電流Ip1と第2の基準電圧発生回路14の貫通電流Ip2との差が小さい場合、第1および第2の基準電圧発生回路12,14の電流駆動力の差も小さくなる。そして、貫通電流Ip1,Ip2の差が特に1桁以内であるような場合には、図1に示した実施の形態1のような構成とすると、動作時において、第1の基準電圧発生回路12の出力が第2の基準電圧発生回路14の出力の影響を受けてしまう。しかしながら、この半導体装置10Bは、第1および第2の基準電圧発生回路12,14を切替可能な切替回路を備えるので、第1および第2の基準電圧発生回路12,14の出力の干渉を防止することができる。
なお、特に図示しないが、第2の基準電圧発生回路14と接地ノード22との間に制御信号CSの反転信号をゲートに受けるNチャネルMOSトランジスタまたは制御信号CSをゲートに受けるPチャネルMOSトランジスタを設けてもよい。第2の基準電圧発生回路14における貫通電流Ip2は小さいが、こうすることで、動作時における第2の基準電圧発生回路14の消費電流を0とすることができる。
以上のように、この実施の形態4によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができるうえ、第1および第2の基準電圧発生回路12,14の出力の干渉を防止することができる。
実施の形態5.
実施の形態5では、第1の基準電圧発生回路および第2の基準電圧発生回路が並列に接続され、第2の基準電圧発生回路は、TFTで構成される。
図6は、この発明の実施の形態5による半導体装置10Cの要部の構成を示す回路図である。
図6を参照して、半導体装置10Cは、実施の形態4による半導体装置10Bの構成において、第2の基準電圧発生回路14に代えて第2の基準電圧発生回路14Aを備える。第2の基準電圧発生回路14Aの構成は、実施の形態2において既に説明したので、その説明は繰返さない。
この半導体装置10Cの動作は、実施の形態4による半導体装置10Bの動作と同じである。したがって、この半導体装置10Cも、半導体装置10Bと同様に、第1および第2の基準電圧発生回路12,14Aを切替可能な切替回路を備えることによって、第1および第2の基準電圧発生回路12,14Aの出力の干渉を防止することができる。
なお、この半導体装置10Cにおける内部回路18も、実施の形態2で説明したように、TFT負荷型のSRAMを含んでもよい。また、TFT負荷型のSRAMに代えて、実施の形態3で説明した記憶部を含んでもよい。この場合、上記のSRAMまたは記憶部のメモリセルにおけるPチャネルTFTと同じ構造のPチャネルTFTを用いて第2の基準電圧発生回路14Aを構成することによって、第2の基準電圧発生回路14Aを効率的に構成することができる。
以上のように、この実施の形態5によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができるうえ、第1および第2の基準電圧発生回路12,14Aの出力の干渉を防止することができる。
なお、上記の実施の形態1,4における第2の基準電圧発生回路14の抵抗数および実施の形態2,3,5における第2の基準電圧発生回路14AのTFTの数は、これらに限られるものではない。基準電圧Vrefやスタンバイ時における貫通電流Ip2の許容範囲などに基づいて、適切な抵抗数およびTFTの数ならびにそれらの抵抗値が決定される。
また、上記の各実施の形態における第1の基準電圧発生回路12は、しきい値電圧基準型の電圧発生回路に限られるものではない。たとえば、ダイオード接続型、バンドギャップ基準型など、一般的に知られている従来の基準電圧発生回路を用いてもよい。
また、上記の各実施の形態では、第1および第2の基準電圧発生回路によって発生される基準電圧Vrefは、内部電圧発生回路16の基準電圧として用いられるものとしたが、基準電圧Vrefの用途は、これに限られるものではない。半導体装置においては、基準電圧Vrefは、様々な回路によって用いられ、それらの各回路において第1および第2の基準電圧発生回路によって発生される基準電圧Vrefを用いることができる。
また、上記の実施の形態2,3,5においては、第2の基準電圧発生回路14Aを構成するTFTは、Pチャネル型としたが、Nチャネル型であってもよい。この場合も、第2の基準電圧発生回路14Aにおける貫通電流Ip2を極めて小さくすることができる。
また、上記の各実施の形態では、第1の基準電圧発生回路12と基準電源ラインL1との間、および第2の基準電圧発生回路14,14Aと基準電源ラインL1との間には、それぞれPチャネルMOSトランジスタP4,P5が設けられたが、これはNチャネルMOSトランジスタであってもよい。この場合は、NチャネルMOSトランジスタにおいてしきい値電圧分の電圧降下が発生しないよう、NチャネルMOSトランジスタのゲート電圧をブーストするなどの対応が必要である。
また、抵抗R4〜R6で構成される第2の基準電圧発生回路14を備える実施の形態1,4において、図3で示したメモリセル50の構成においてPチャネルTFTを高抵抗に置換えた高抵抗負荷型のSRAMを内部回路18が含んでもよい。あるいは、図4で示したメモリセル100の構成においてPチャネルTFTを高抵抗に置換えたメモリセルからなる記憶部を内部回路18が含んでもよい。高抵抗負荷型のSRAM、およびメモリセル100の構成においてPチャネルTFTを高抵抗に置換えたメモリセルからなる記憶部も、それぞれTFT負荷型のSRAM、およびメモリセル100からなる記憶部と同等の動作を行うことができる。したがって、上記のSRAMまたは記憶部のメモリセルにおける高抵抗と同じものを用いて第2の基準電圧発生回路14を構成することによって、第2の基準電圧発生回路14を効率的に構成することができる。
また、上記の各実施の形態においては、第1の基準電圧発生回路12を基準電圧ラインL1と接続または切離すためにPチャネルMOSトランジスタP4が設けられたが、このPチャネルMOSトランジスタP4に代えて、PチャネルMOSトランジスタおよびNチャネルMOSトランジスタを並列に接続したトランスファーゲートを設けてもよい。こうすることで、より広範囲の電圧を第1の基準電圧発生回路12から基準電圧ラインL1へ伝達することができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この半導体装置においては、動作時は、従来型の第1の基準電圧発生回路を活性化させ、スタンバイ時は、第1の基準電圧発生回路を不活性化させ、かつ、第1の基準電圧発生回路よりも貫通電流の小さい第2の基準電圧発生回路によって発生される基準電圧を用いるようにしたので、スタンバイ時の低電流特性が必要な半導体装置全般に利用することができる。
この発明の実施の形態1による半導体装置の要部の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態2による半導体装置の要部の構成を示す回路図である。 図2に示す内部回路に含まれるSRAMのメモリセルの構成を示す回路図である。 実施の形態3による半導体装置の内部回路に含まれる記憶部のメモリセルの構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態4による半導体装置の要部の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態5による半導体装置の要部の構成を示す回路図である。
符号の説明
10,10A〜10C 半導体装置、12 第1の基準電圧発生回路、14,14A 第2の基準電圧発生回路、16 内部電圧発生回路、18 内部回路、20,72 電源ノード、22,74 接地ノード、32〜36,60,62,114,118 PチャネルTFT、50,100 メモリセル、52〜58,104A,104B,116,120,N1〜N3 NチャネルMOSトランジスタ、64,66,110,112 記憶ノード、68A,68B ビット線、70,70A,70B ワード線、102A,102B データ保持部、106A,106B,C1,C2 キャパシタ、108A,108B 電荷補填回路、122 セルプレート、P1〜P5 PチャネルMOSトランジスタ、R1〜R6 抵抗、Iv インバータ、L1 基準電圧ライン、L2 内部電源ライン、ND1〜ND7 ノード。

Claims (6)

  1. スタンバイ時に不活性化され、非スタンバイ時である動作時に所定の基準電圧を発生して基準電圧線に出力する第1の基準電圧発生回路と、
    前記第1の基準電圧発生回路よりも小さい貫通電流で前記スタンバイ時に前記基準電圧を発生し、その発生した基準電圧を前記基準電圧線に出力する第2の基準電圧発生回路とを備える半導体装置。
  2. 前記第2の基準電圧発生回路は、常時、前記基準電圧線と電気的に接続され、かつ、活性化される、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第2の基準電圧発生回路は、
    各々がポリシリコンで構成され、かつ、前記基準電圧よりも高い第1の電源電圧が印加される第1のノードと前記基準電圧が発生される第2のノードとの間に直列接続される少なくとも1つの第1の抵抗素子と、
    各々が前記ポリシリコンで構成され、かつ、前記第2のノードと前記基準電圧よりも低い第2の電源電圧が印加される第3のノードとの間に直列接続される少なくとも1つの第2の抵抗素子とを含み、
    前記少なくとも1つの第1の抵抗素子および前記少なくとも1つの第2の抵抗素子の各々は、オン状態の薄膜トランジスタからなる、請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  4. データを記憶する複数のメモリセルを含む記憶回路をさらに備え、
    前記第2の基準電圧発生回路は、
    各々がポリシリコンで構成され、かつ、前記基準電圧よりも高い第1の電源電圧が印加される第1のノードと前記基準電圧が発生される第2のノードとの間に直列接続される少なくとも1つの第1の抵抗素子と、
    各々が前記ポリシリコンで構成され、かつ、前記第2のノードと前記基準電圧よりも低い第2の電源電圧が印加される第3のノードとの間に直列接続される少なくとも1つの第2の抵抗素子とを含み、
    前記複数のメモリセルの各々は、前記ポリシリコンで構成される第3の抵抗素子を含み、
    前記少なくとも1つの第1の抵抗素子、前記少なくとも1つの第2の抵抗素子、および前記第3の抵抗素子の各々は、同一の構造からなる、請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記動作時、前記第1の基準電圧発生回路を前記基準電圧線と電気的に接続し、前記スタンバイ時、前記第2の基準電圧発生回路を前記基準電圧線と電気的に接続する切替回路をさらに備える、請求項1に記載の半導体装置。
  6. 前記基準電圧を用いて当該半導体装置の内部電源電圧を発生する内部電圧発生回路と、
    前記基準電圧よりも高い第1の電源電圧が印加される第1のノードと前記内部電圧発生回路によって発生される前記内部電源電圧が出力される内部電源線との間に接続される第1の容量素子と、
    前記内部電源線と前記基準電圧よりも低い第2の電源電圧が印加される第2のノードとの間に接続される第2の容量素子とをさらに備える、請求項1に記載の半導体装置。
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