JP2005048839A - パーキングブレーキ付き車輪用軸受装置 - Google Patents

パーキングブレーキ付き車輪用軸受装置 Download PDF

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剛 齋藤
Takahide Saito
隆英 齋藤
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Abstract

【課題】車輪用軸受周りのスペース確保によるレイアウト自由度の向上と部品共通化によるコスト低減を図ったパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置を提供すること。
【解決手段】端部に車輪取付フランジ1cを一体に有し、外周に内側転走面1aと小径段部1bが形成されたハブ輪1と、小径段部1bに嵌合し、外周に内側転走面2aが形成された内輪2とからなる内方部材3と、内周に内側転走面1a、2aに対向する複列の外側転走面4aが形成された外方部材4と、外方部材4と内方部材3間に収容された複列の転動体6とを備え、外方部材4の端部に穿設された貫通孔4c内に中間部材13を保持し、この中間部材13に当接するテーパ面を有する円筒部材12を軸方向に変位させることにより、中間部材13を車輪取付フランジ1cの円環部10に摺接させ、外方部材4とハブ輪1とを連結した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車輪を車体に対して回転自在に支承する車輪用軸受装置に関し、詳しくは、自動車の後輪に取付けられるパーキングブレーキを一体化し、ブレーキ部分を簡素化したパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ディスクブレーキ装置のディスクロータの中央部にドラムブレーキ装置を組み込んだドラムインディスクブレーキ装置は、従来から既に知られている。図23および図24に示すドラムインディスクブレーキ装置は、加工工程や組立工程の低減と、保守時におけるディスクロータの着脱性の向上を図ったものである。
【0003】
このドラムインディスクブレーキ装置50は、ディスクブレーキ装置51のディスクロータ52の中央部にドラムブレーキ装置53を組み込んだ構成をなしている。ディスクブレーキ装置51は、有底円筒状のドラム部52aと、このドラム部52aの開口縁から径方向外側に向かって鍔状に張り出したロータ部52bとを一体化させ、車輪側に取付けられるディスクロータ52と、ロータ部52bを挟んで対向配置させた一対の摩擦パッドP1、P2をこのロータ部52bに押圧するキャリパ54と、車体側に固定装備され、このキャリパ54の軸方向に沿った一対のキャリパ摺動ピン55によってディスクロータ52を軸方向に変位自在に支持するサポート56とを備えている。
【0004】
また、ドラムブレーキ装置53は、ドラム部52aの開口部を覆う如く車体側に取付けられたバッキングプレート57と、このバッキングプレート57に組み付けられたシューホールドダウン装置58に支持され、ドラム部52aの内周面に押圧自在な一対のブレーキシュー59、60とを備え、ディスクブレーキ装置51による制動の他に、ドラムブレーキ装置53による制動が自在となっている。
【0005】
ディスクブレーキ装置51のサポート56と、ドラムブレーキ装置53のバッキングプレート57とを一体成形により形成すると共に、ディスクブレーキ装置51は、アウター摩擦パッドP2のブレーキトルクが、キャリパ54およびキャリパ摺動ピン55を介してサポート56に伝達されるように、アウター摩擦パッドP2をキャリパ54の爪部54bに支持すると共に、サポート56には、キャリパ54を支持するキャリパ摺動ピン55が、ロータ部52bの径方向の外側を挿通するように、キャリパ摺動ピン55を支持するピン支持部61を設けている。
【0006】
こうした構成により、サポート56とバッキングプレート57とが一体化して部品点数が減ると同時に、サポート56とバッキングプレート57が別部品の場合と比較して、車体への固定に必要なねじ部品等の数量を低減させることができ、加工工程や組立工程の低減によって、製造コストの低減を図ることができる。
【0007】
また、ピン支持部61がロータ部52bの外径側を挿通しているため、ブレーキの保守等で、ディスクロータ52を軸方向に抜き出すには、片側のキャリパ摺動ピン55のみを外して、残るキャリパ摺動ピン55を中心にキャリパ54を回動させるだけでディスクロータ52の軸方向に邪魔がなくなり、キャリパ54を取外さなくともディスクロータ52の抜き出しが自在になる。したがって、保守時等におけるディスクロータ52の着脱性の向上を図ることができる(例えば、特許文献1。)。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−21892号公報(第3、4頁、第1、3図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした従来のドラムインディスクブレーキ装置50では、ディスクブレーキ装置51の内側にドラム部(パーキングブレーキ用ドラム)52aが内蔵されているため、軸方向の幅がドラム部52aのスペース分必要となり、ブレーキ車軸部分のレイアウト自由度が制限されてしまうという問題がある。
【0010】
また、後輪のディスクブレーキ装置51のみにパーキングブレーキが取付けられるため、前輪のディスクブレーキ装置と部品を共通化することができず、部品点数増加によるコストの高騰を招来することになる。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、車輪用軸受周りのスペース確保によるレイアウト自由度の向上と部品共通化によるコスト低減を図ったパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1記載の発明は、アウトボード側端部に車輪取付フランジを一体に有し、この車輪取付フランジから軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪と、前記小径段部に嵌合され、外周に複列の内側転走面のうち少なくとも一方の内側転走面が形成された内輪とからなる内方部材と、内周に前記内側転走面に対向する複列の外側転走面が形成された外方部材と、この外方部材と前記内方部材間に収容された複列の転動体とを備え、前記内方部材と外方部材のうちどちらか一方の部材に中間部材をトルク伝達自在に保持し、この中間部材を変位させて他方の部材に係合させることにより、前記内方部材と外方部材とを連結するようにした構成を採用した。
【0013】
このように、車輪用軸受装置において、内方部材と外方部材のうちどちらか一方の部材に中間部材をトルク伝達自在に保持し、この中間部材を変位させて他方の部材に係合させることにより、内方部材と外方部材とを連結するようにしたので、パーキングブレーキ装置を車輪用軸受装置に一体化することができ、車輪用軸受周りのスペース確保によるレイアウト自由度の向上と、ディスクブレーキを前後輪部品共通化することができコスト低減を図ることができる。
【0014】
好ましくは、請求項2に記載の発明のように、前記複列の内側転走面のうち一方の内側転走面が前記ハブ輪の外周に直接形成され、前記ハブ輪のインボード側端部を径方向外方に塑性変形させて加締部を形成し、この加締部で前記内輪を前記ハブ輪に対して軸方向に固定すれば、予め設定した軸受部の負すきまを維持することができると共に、従来のようなナット等の内輪固定手段を省略することができ、軽量・コンパクト化と共に加工工数、部品点数の削減による低コスト化を実現することができる
【0015】
また、請求項3に記載の発明は、前記外方部材に前記中間部材を径方向移動自在に収容すると共に、前記中間部材の一端をテーパ面に形成し、このテーパ面に摺接するテーパ面を有する円筒部材を軸方向に変位させ、前記中間部材を径方向に移動させてその他端を前記ハブ輪に係合させたので、現行のブレーキワイヤを作用させるだけで容易に円筒部材を移動させることができ、簡単な構成で高いブレーキ力を確実に発揮し、かつ耐久性のあるパーキングブレーキ装置を車輪用軸受装置に一体化させることができる。
【0016】
また、請求項4に記載の発明は、前記外方部材のアウトボード側端部に貫通孔が穿設され、この貫通孔に前記中間部材を嵌挿して径方向にのみ移動自在に保持すると共に、この中間部材の他端部を尖塔形状に形成し、この他端部を保持するポケットが形成された環状のばね部材を前記外方部材に装着したので、中間部材を安定して保持することができると共に、この環状のばね部材の弾性力により、中間部材をスムーズに元の状態に戻すことができ、安定かつ確実なブレーキ作用を働かすことができる。
【0017】
また、請求項5に記載の発明は、前記外方部材の外側転走面間に貫通孔が穿設され、この貫通孔に前記中間部材を嵌挿して径方向にのみ移動自在に保持すると共に、この中間部材の他端部を尖塔形状に形成し、この他端部を保持するポケットが形成された環状のばね部材を前記外方部材に装着したので、パーキングブレーキ装置を複列の転がり軸受内に内蔵させることができ、装置の軸方向のスペースを有効に利用することができて軸方向のコンパクト化を一層図ることができる。
【0018】
また、請求項6に記載の発明は、前記中間部材を環状に形成し、この中間部材を前記外方部材のアウトボード側端部にセレーションを介して軸方向移動自在に嵌合し、前記中間部材と外方部材間に弾性部材を介在させると共に、前記中間部材の内周をテーパ面に形成し、このテーパ面に摺接するテーパ面を前記ハブ輪に形成し、前記中間部材を前記弾性部材に抗して軸方向に変位させて前記ハブ輪に係合させたので、車両が僅かに動いている時にパーキングブレーキ装置を作動させた場合でも、面接触によるブレーキ作用が働く。
【0019】
また、請求項7の発明のように、前記車輪取付フランジのインボード側の側面に凹凸部が形成され、この凹凸部に前記中間部材を係合させれば、さらに、凹凸部との係合による結合力が加わって駐車中には大きなブレーキ力を発揮することができる。
【0020】
好ましくは、請求項8の発明のように、前記中間部材を、摩擦摺動部材を介して前記ハブ輪に係合させることにより、一層ブレーキ力を増大させることができる。
【0021】
また、請求項9の発明は、前記中間部材の外周にラック歯を形成し、このラック歯に噛合するピニオンギアの回転により、前記中間部材を軸方向に変位させたので、小さい操作力で強力な駆動力を得ることができ、安定したブレーキ力を発揮することができる。
【0022】
また、請求項10に記載の発明は、前記中間部材に、内周にコイルが埋設されたアクチュエータを所定の径方向すきまを介して外挿し、パーキングブレーキの踏み込みをセンサで検出し、この検出信号によって前記コイルに瞬間的に電流が流れるように構成すると共に、この電流により発生する軸方向の磁力によって前記中間部材を軸方向に変位させたので、偏荷重によって中間部材が傾くことなく、円周全域に亙って均等に発生する磁力によって、中間部材をスムーズに移動させることができる。
【0023】
また、請求項11の発明のように、前記ハブ輪に、前記中間部材を弾性部材を介して径方向移動自在に装着し、この中間部材にテーパ面を形成すると共に、前記ハブ輪に軸方向移動自在に装着された押圧部材を、前記中間部材のテーパ面に当接させることにより、前記中間部材を前記弾性部材に抗して径方向内方に変位させて前記外方部材の外周に係合させるようにしても良い。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図、図2は図1のA−A線に沿った横断面図で、(a)は、ブレーキ非作動時状態、(b)は、ブレーキ作動時状態を示している。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で車両の外側寄りとなる側をアウトボード側(図面左側)、中央寄り側をインボード側(図面右側)という。
【0025】
本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置は、アウトボード側端部に車輪取付フランジ1cを一体に有し、外周に内側転走面1aと、この内側転走面1aから軸方向に延びる円筒状の小径段部1bが形成されたハブ輪1と、小径段部1bに圧入され、外周に内側転走面2aが形成された別体の内輪2とからなる内方部材3と、外周に車体に取付けられる車体取付フランジ4bを一体に有し、内周に内側転走面1a、2aに対向する複列の外側転走面4a、4aが形成された外方部材4と、この外方部材4と内方部材3間に収容され、保持器5、5によって転動自在に保持された複列の転動体6、6とを備えている。外方部材4の両端部にはシール7、8が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの漏洩と外部から雨水やダスト等が軸受内へ侵入するのを防止している。
【0026】
内輪2はハブ輪1の小径段部1bに圧入され、小径段部1bのインボード側端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部9により、ハブ輪1に対して内輪2が軸方向へ抜けるのを防止している。本実施形態では、このようなセルフリテイン構造を採用することにより、従来のようにナット等で強固に緊締して予圧量を管理する必要がないため、車両への組込性を簡便にすることができると共に、かつ長期間その予圧量を維持することができる。ここでは転動体6をボールとした複列アンギュラ玉軸受を例示したが、これに限らず転動体に円すいころを使用した複列円すいころ軸受であっても良い。
【0027】
ハブ輪1は、S53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中炭素鋼で形成され、シール7のシールリップが摺接するシールランド部、内側転走面1a、および小径段部1bを高周波焼入れによって表面硬さを54〜64HRCの範囲に硬化処理している。なお、加締部9は、鍛造後の素材表面硬さ24HRC以下の未焼入れ部としている。
【0028】
一方、内輪2は、SUJ2等の高炭素クロム軸受鋼からなり、ズブ焼入れにより芯部まで54〜64HRCの範囲で硬化処理している。また、外方部材4は、S53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中炭素鋼で形成され、シール7、8が装着される両端部、および複列の外側転走面4a、4aを高周波焼入れによって表面硬さを54〜64HRCの範囲に硬化処理している。
【0029】
ハブ輪1における車輪取付フランジ1cのインボード側の側面には、軸方向に延びる円環部10が突設され、この内径部にパーキングブレーキ装置11が内蔵されている。このパーキングブレーキ装置11は、外周がテーパ面12aに形成された円筒部材12と、この円筒部材12に外嵌され、内周にテーパ面13aが形成された複数の中間部材13と、この中間部材13を円周等配に保持する外方部材4と、中間部材13の一端部を保持し、鋼鈑をプレス加工により成形された環状のばね部材14を備えている。
【0030】
また、外方部材4のアウトボード側端部には、円周等配に貫通孔4cが穿設され、この貫通孔4c内に中間部材13を径方向にのみ移動自在に嵌挿している。この中間部材13の一端はテーパ面13aが形成され、このテーパ面13aは、円筒部材12のテーパ面12aに摺接する。また、中間部材13は、外方部材4に装着された環状のばね部材14によってその一端部が保持されている。さらに、貫通孔4cの近傍に一箇所貫通孔が設けられてアクチュエータ15が挿入され、支点15aを中心に揺動自在に支持されている。このアクチュエータ15の一端には、ブレーキワイヤ16が係止され、他端は円筒部材12の端面に当接するように構成されている。
【0031】
ここで、ブレーキワイヤ16を作用させると、アクチュエータ15は支点15aを中心として揺動し、円筒部材12の端面に当接してこれを軸方向(図中左側)に変位させる。円筒部材12が軸方向に変位することにより、複数の中間部材13は揃って径方向外方に移動し始め、図2(b)に示すように、円環部10の内径面10aに当接するようになる。このように、円環部10の内径面10aがブレーキ作動摺動面となって、外方部材4とハブ輪1とが中間部材13を介して一体となり、ハブ輪1は外方部材4に固定される。
【0032】
図3に示すように、中間部材13は、先端が尖塔形状に形成されており、その先端部が矩形状に形成された環状のばね部材14のポケット14a内に没入している。この中間部材13が円筒部材12によって径方向外方へ移動することによって環状のばね部材14のポケット14aを押し広げて柱部14bを弾性変形させる。そして、ブレーキワイヤ16を作用させてブレーキを解除すると、この弾性変形している環状のばね部材14の復元力により、中間部材13は径方向内方へ移動して元の状態に戻ると共に、円筒部材12も図示しないばね機構によって元の位置に戻る。したがって、円環部10の内径面10aと中間部材13とは非接触状態となって、外方部材4とハブ輪1との連結が解かれる。
【0033】
このように、中間部材13は外方部材4の貫通孔4cと環状のばね部材14によって安定して保持されると共に、この環状のばね部材14の弾性力により、中間部材13をスムーズに元の状態に戻すことができ、安定かつ確実なブレーキ作用を働かすことができる。そして、車輪用軸受装置にパーキングブレーキ装置11を一体化することにより、ブレーキロータ(図示せず)が簡素化され、ブレーキロータのレイアウト上の自由度が増すと共に、部品点数が減少して低コスト化を達成することができる。
【0034】
ここで、中間部材13の外径面は、円環部10の内径面10aに沿った凸状の円弧面に形成することが好ましい。また、内径面は、円筒部材12の外径面12aに沿った凹状の円弧面に形成することが好ましい(図3参照)。このように、中間部材13の内外径面を円弧面に形成することにより、角部が接触して中間部材13が傾くのを抑制して径方向に中間部材13がスムーズに挙動することができると共に、外径面がシックリと円環部10の内径面10aに当接し、その接触面圧力を低下させて耐摩耗性および耐久性を向上させることができる。なお、中間部材13をはじめ円筒部材12および円環部10において、少なくとも摺動する面の表面には適宜所定の硬化層を形成する等して、耐摩耗性の向上を図ることが好ましい。
【0035】
図4は、本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図、図5は図4のB−B線に沿った横断面図で、(a)は、ブレーキ非作動時状態、(b)は、ブレーキ作動時状態を示している。なお、前述した第1の実施形態と異なるのは、パーキングブレーキ装置の構成のみで、その他同一部品同一部位には同じ符号を付してその重複説明を避ける。
【0036】
ハブ輪17における車輪取付フランジ1cのインボード側の基部外周には、摺動面17aが形成され、外方部材4のアウトボード側の端部との間にパーキングブレーキ装置18が内蔵されている。このパーキングブレーキ装置18は、内周がテーパ面19aに形成された円筒部材19と、この円筒部材19に内嵌され、外周にテーパ面20aが形成された複数の中間部材20と、この中間部材20を円周等配に保持する外方部材4と、中間部材20の一端部を保持し、鋼鈑をプレス加工により成形された環状のばね部材21とを備えている。
【0037】
また、外方部材4のアウトボード側端部には、円周等配に貫通孔4cが穿設され、この貫通孔4c内に中間部材20を径方向にのみ移動自在に嵌挿している。この中間部材20の一端にはテーパ面20aが形成され、このテーパ面20aは、円筒部材19のテーパ面19aに摺接する。また、中間部材20は、外方部材4に装着された環状のばね部材21によってその一端部が保持されている。さらに、外方部材4の径方向外方にはアクチュエータ15が配設され、支点15aを中心に揺動自在に支持されている。このアクチュエータ15の一端には、ブレーキワイヤ16が係止され、他端は円筒部材19の端面に当接するように構成されている。
【0038】
ここで、ブレーキワイヤ16を作用させると、アクチュエータ15は支点15aを中心として揺動し、円筒部材19の端面に当接してこれを軸方向(図中左側)に変位させる。円筒部材19が軸方向に変位することにより、複数の中間部材20は揃って径方向内方に移動し始め、図5(b)に示すように、ハブ輪17の摺動面17aに当接するようになる。このように、ハブ輪17の摺動面17aがブレーキ作動摺動面となって、外方部材4とハブ輪17とが中間部材20を介して一体となり、ハブ輪17は外方部材4に固定される。
【0039】
前述した実施形態と同様、中間部材20は、先端が尖塔形状に形成されており、その先端部が矩形状に形成された環状のばね部材21のポケット内に没入している。この中間部材20が円筒部材19によって径方向内方へ移動することによって環状のばね部材21のポケットを押し広げて柱部を弾性変形させる。そして、ブレーキワイヤ16を作用させてブレーキを解除すると、この弾性変形している環状のばね部材21の復元力により、中間部材20は径方向外方へ移動して元の状態に戻る。したがって、ハブ輪17の摺動面17aと中間部材20とは非接触状態となって、外方部材4とハブ輪17との連結が解かれる。
【0040】
図6は、本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第3の実施形態を示す縦断面図で、前述した第1の実施形態(図1)の変形例である。図7は図6のC−C線に沿った横断面図で、(a)は、ブレーキ非作動時状態、(b)は、ブレーキ作動時状態を示している。なお、第1の実施形態と異なるのは、円環部におけるブレーキ作動摺動面の構成のみで、その他同一部品同一部位には同じ符号を付してその重複説明を避ける。
【0041】
ハブ輪22における車輪取付フランジ1cのインボード側の側面には、軸方向に延びる円環部23が突設され、この内径部にパーキングブレーキ装置11が内蔵されている。円環部23の内周には中間部材13の先端部が係合する凹部23aが形成されており、ブレーキワイヤ16を作用させると、アクチュエータ15は支点15aを中心として揺動し、円筒部材12の端面に当接してこれを軸方向(図中左側)に変位させる。円筒部材12が軸方向に変位することにより、複数の中間部材13は揃って径方向外方に移動し始め、図7(b)に示すように、円環部23の凹部23aに係合する。そして、外方部材4とハブ輪22とが中間部材13を介して一体となり、ハブ輪22は外方部材4に固定される。
【0042】
図8は、本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第4の実施形態を示す縦断面図で、前述した第2の実施形態(図4)の変形例である。図9は図8のD−D線に沿った横断面図で、(a)は、ブレーキ非作動時状態、(b)は、ブレーキ作動時状態を示している。なお、第2の実施形態と異なるのは、ハブ輪の摺動面の構成のみで、その他同一部品同一部位には同じ符号を付してその重複説明を避ける。
【0043】
ハブ輪24における車輪取付フランジ1cのインボード側の基部外周には、中間部材20の先端部が係合する凹部24aが形成されている。ブレーキワイヤ16を作用させると、アクチュエータ15は支点15aを中心として揺動し、円筒部材19の端面に当接してこれを軸方向(図中左側)に変位させる。円筒部材19が軸方向に変位することにより、複数の中間部材20は揃って径方向内方に移動し始め、図9(b)に示すように、ハブ輪24の凹部24aに係合する。そして、外方部材4とハブ輪24とが中間部材20を介して一体となり、ハブ輪24は外方部材4に固定される。
【0044】
図10は、本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第5の実施形態を示す縦断面図で、前述した第4の実施形態(図8)の変形例である。なお、第4の実施形態と異なるのは、パーキングブレーキ装置の位置のみで、その他同一部品同一部位には同じ符号を付してその重複説明を避ける。
【0045】
本実施形態では、パーキングブレーキ装置25を複列の転がり軸受に内蔵させている。すなわち、ハブ輪26の外周で、内側転走面1aと内輪2の内側転走面2aの間には、外周に凹凸部27aを有する突条27が形成されている。この凹凸部27aに中間部材28の内径側先端部が係合するように構成されている。中間部材28は、外方部材29の外側転走面4a、4a間に穿設された貫通孔30に進退自在に嵌挿され、外方部材29の内径に固定された環状のばね部材(図示せず)によってその一端部が保持されている。そして、外径側先端部に形成されたテーパ面28aと円筒部材19の内周に形成されたテーパ面19aとが常時当接している。ここでは、中間部材28は単一のものを例示したが、外方部材29の周方向に複数個配設しても良い。
【0046】
ここで、ブレーキワイヤ16を作用させると、アクチュエータ15は支点15aを中心として揺動し、円筒部材19の端面に当接してこれを軸方向(図中左側)に変位させる。円筒部材19が軸方向に変位することにより、中間部材28は径方向内方に移動し始め、ハブ輪26における突条27の凹凸部27aに係合する。そして、外方部材29とハブ輪26とが中間部材28を介して一体となり、ハブ輪26は外方部材29に固定される。そして、ブレーキワイヤ16を作用させてブレーキを解除すると、円筒部材19の軸方向(図中右側)の変位に伴い、中間部材28は径方向外方へ移動して元の状態に戻る。したがって、ハブ輪26の凹凸部27aと中間部材28とは非係合状態となって、外方部材29とハブ輪26との連結が解かれる。
【0047】
なお、中間部材28に磁石を埋設し、磁気的に吸着させて円筒部材19に常時当接させるようにしても良い。このように本実施形態では、パーキングブレーキ装置25を複列の転がり軸受に内蔵させることにより、装置の軸方向のスペースを有効に利用することができ、軸方向のコンパクト化を図ることができる。
【0048】
図11は、本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第6の実施形態を示す縦断面図で、図12は図11の要部拡大図、図13は、図11のE−E線に沿った断面矢視図である。なお、前述した実施形態と同一部品同一部位には同じ符号を付してその重複説明を避ける。
【0049】
ハブ輪31における車輪取付フランジ31cのインボード側の基部外周には、テーパ状の摺動面31aが、基部側面には凹凸部31bがそれぞれ形成され、外方部材33のアウトボード側の端部との間にパーキングブレーキ装置34が内蔵されている。外方部材33のアウトボード側端部の内径には環状溝33aが形成され、パーキングブレーキ装置34を構成する環状の中間部材35が係合している。この中間部材35は、内周にテーパ面35aが、外周に凸部35bとセレーション(またはスプライン)35cがそれぞれ形成されている。この凸部35bはスプリング36を介して外方部材33の環状溝33aに、また、セレーション35cは外方部材33のセレーション(またはスプライン)33bにそれぞれ係合し、中間部材35は、外方部材33に対し軸方向のみ移動自在に嵌合されている。そして、テーパ面35aがハブ輪31の摺動面31aに所定の環状すきまを介して対向している。
【0050】
ここで、ブレーキワイヤ16を作用させると、外方部材33のアウトボード側端部に装着されたアクチュエータ15は支点15aを中心として揺動し、直接中間部材35の端面に当接し、スプリング36に抗してこれを軸方向(図中左側)に変位させる。この中間部材35の変位に伴い、内周のテーパ面35aはハブ輪31の摺動面31aに摺接し、やがて中間部材35の端部がハブ輪31の凹凸部31bに係合する。そして、外方部材33とハブ輪31とが中間部材35を介して一体となり、ハブ輪31は外方部材33に固定される。また、ブレーキワイヤ16を作用させてブレーキを解除すると、スプリング36の復元力によって中間部材35は軸方向(図中右側)に変位して元の状態に戻る。したがって、ハブ輪31の凹凸部31bと中間部材35、さらにはハブ輪31の摺動面31aと中間部材35とは非係合状態となって、外方部材33とハブ輪31との連結が解かれる。
【0051】
このように、本実施形態では、中間部材35は、ハブ輪31とのテーパ面35a、31a同士による面接触と、凹凸部31bとの係合により、車両が僅かに動いている時にパーキングブレーキ装置34を作動させた場合でも、面接触によるブレーキ作用が働き、さらに、凹凸部31bとの係合による結合力が加わって駐車中には大きなブレーキ力を発揮することができる。
【0052】
図14は、本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第7の実施形態を示す縦断面図で、前述した第6の実施形態(図11)の変形例である。また、図15は図14の要部拡大図である。なお、前述した第6の実施形態と同一部品同一部位には同じ符号を付してその重複説明を避ける。
【0053】
ハブ輪31における車輪取付フランジ31cのインボード側の基部外周には、テーパ状の摺動面31aが、基部側面には凹凸部31bがそれぞれ形成されている。外方部材37のアウトボード側端部の外径には鍔部37aが形成され、パーキングブレーキ装置を構成する環状の中間部材38が係合している。この中間部材38は、内周にテーパ面35aが、外周にセレーション(またはスプライン)35cがそれぞれ形成され、このセレーション35cが外方部材37のセレーション(またはスプライン)33bに軸方向のみ移動自在に係合すると共に、テーパ面35aがハブ輪31の摺動面31aに所定の環状すきまを介して対向している。また、中間部材38の外径部の内周には環状溝38aが形成され、外方部材37の鍔部37aはスプリング36を介してこの環状溝38aに係合している。
【0054】
ここで、ブレーキワイヤ16を作用させると、外方部材37のアウトボード側端部に配設されたアクチュエータ15は支点15aを中心として揺動し、直接中間部材38の端面に当接し、スプリング36に抗してこれを軸方向(図中左側)に変位させる。この中間部材38の変位に伴い、内周のテーパ面35aはハブ輪31の摺動面31aに摺接し、やがて中間部材38の端部がハブ輪31の凹凸部31bに係合する。そして、外方部材37とハブ輪31とが中間部材38を介して一体となり、ハブ輪31は外方部材37に固定される。また、ブレーキワイヤ16を作用させてブレーキを解除すると、スプリング36の復元力によって中間部材38は軸方向(図中右側)に変位して元の状態に戻る。したがって、ハブ輪31の凹凸部31bと中間部材38、さらにはハブ輪31の摺動面31aと中間部材38とは非係合状態となって、外方部材37とハブ輪31との連結が解かれる。
【0055】
なお、図16に示すように、ハブ輪31’における車輪取付フランジ31cのインボード側の側面に凹凸部31bを形成し、中間部材38’の端部を係合させることにより、大径側で係合する分、一層ブレーキ力を増大させることができる。
【0056】
また、図17に示すように、中間部材38とハブ輪31の摺動面31a間にテーパ面35aを有する摩擦摺動部材39を介在させることにより、摩擦係数が増大して一層ブレーキ力を増大させることができる。なお、この摩擦摺動部材39は、本実施形態に限らず、前述した中間部材にも適用しても良い。
【0057】
図18は、本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第8の実施形態を示す縦断面図で、前述した第7の実施形態(図14)の変形例である。なお、前述した第7の実施形態と同一部品同一部位には同じ符号を付してその重複説明を避ける。
【0058】
ハブ輪31における車輪取付フランジ31cのインボード側の基部外周には、テーパ状の摺動面31aが、基部側面には凹凸部31bがそれぞれ形成されている。外方部材37’のアウトボード側端部の外径には鍔部37‘aが形成され、パーキングブレーキ装置を構成する環状の中間部材40が係合している。この中間部材40は、内周にテーパ面35aが、外周にフランジ部40aがそれぞれ形成され、外方部材37’に対して軸方向のみ移動自在に係合すると共に、テーパ面35aがハブ輪31の摺動面31aに所定の環状すきまを介して対向している。また、中間部材40のフランジ部40aと外方部材37’の鍔部37’aには、前述した圧縮タイプのスプリングとは異なり、引張タイプのスプリング36’が係止されている。
【0059】
ここで、ブレーキワイヤ16を作用させると、外方部材37’のアウトボード側端部に配設されたアクチュエータ15は支点15aを中心として揺動し、中間部材40のフランジ部40aの端面に直接当接し、スプリング36’を伸長させながら中間部材40を軸方向(図中左側)に変位させる。この中間部材40の変位に伴い、内周のテーパ面35aはハブ輪31の摺動面31aに摺接し、やがて中間部材40の端部がハブ輪31の凹凸部31bに係合する。そして、外方部材37’とハブ輪31とが中間部材40を介して一体となり、ハブ輪31は外方部材37’に固定される。また、ブレーキワイヤ16を作用させてブレーキを解除すると、スプリング36’の復元力によって中間部材40は軸方向(図中右側)に変位して元の状態に戻る。したがって、ハブ輪31の凹凸部31bと中間部材40、さらにはハブ輪31の摺動面31aと中間部材40とは非係合状態となって、外方部材37’とハブ輪31との連結が解かれる。
【0060】
図19は、本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第9の実施形態を示す要部拡大面図で、前述した第7の実施形態(図14)の他の変形例である。なお、前述した第7の実施形態と同一部品同一部位には同じ符号を付してその重複説明を避ける。
【0061】
この中間部材41は、内周にテーパ面35aが、外周にラック歯41aがそれぞれ形成され、外方部材37に対して軸方向のみ移動自在に係合すると共に、テーパ面35aがハブ輪31の摺動面31aに所定の環状すきまを介して対向している。また、中間部材41のラック歯41aにはピニオンギア42が噛合し、図示しないモータによって回転駆動される。
【0062】
ここで、ピニオンギア42を回転させることにより、スプリング36を圧縮させながら中間部材41は軸方向(図中左側)に変位する。この中間部材41の変位に伴い、内周のテーパ面35aはハブ輪31の摺動面31aに摺接し、やがて中間部材41の端部がハブ輪31の凹凸部31bに係合する。そして、外方部材37とハブ輪31とが中間部材41を介して一体となり、ハブ輪31は外方部材37に固定される。また、ピニオンギア42を逆方向に回転させると、スプリング36の復元力が加わり、中間部材41は軸方向(図中右側)に変位して元の状態に戻る。したがって、ハブ輪31の凹凸部31bと中間部材41、さらにはハブ輪31の摺動面31aと中間部材41とは非係合状態となって、外方部材37とハブ輪31との連結が解かれる。こうした構成により、小さい操作力で強力な駆動力を得ることができ、安定したブレーキ力を発揮することができる。なお、本実施形態に限らず、中間部材あるいは円筒部材を駆動する手段として、前述したブレーキワイヤ16およびアクチュエータ15に代えてこのラックアンドピニオン方式を適用しても良い。
【0063】
図20は、本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第10の実施形態を示す要部拡大面図で、前述した第9の実施形態(図19)の変形例である。なお、前述した第9の実施形態と異なるのはラック歯の位置のみで、その他同一部品同一部位には同じ符号を付してその重複説明を避ける。
【0064】
この中間部材41’は、内周にテーパ面35aが、外周の小径段部にラック歯41’aがそれぞれ形成され、外方部材37に対して軸方向のみ移動自在に係合すると共に、テーパ面35aがハブ輪31の摺動面31aに所定の環状すきまを介して対向している。また、中間部材41’のラック歯41’aにはピニオンギア42が噛合され、図示しないモータによって回転駆動される。
【0065】
図21は、本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第11の実施形態を示す要部拡大面図で、(a)はブレーキ非作動時状態を、(b)はブレーキ作動時状態を示している。なお、前述した実施形態と同一部品同一部位には同じ符号を付してその重複説明を避ける。
【0066】
この中間部材43は、内周にテーパ面35aが、外周に環状の止め輪溝43aがそれぞれ形成され、外方部材37に対して軸方向のみ移動自在に係合すると共に、テーパ面35aがハブ輪31の摺動面31aに所定の環状すきまを介して対向している。また、この中間部材43の外周を覆うように、断面L字状のアクチュエータ44が所定の径方向すきまを介して外挿されている。アクチュエータ44の内周には、所定位置に止め輪溝44aが形成され、また、端部にはコイル44bが埋設されている。
【0067】
ここで、パーキングブレーキ作動時には、パーキングブレーキの踏み込みを図示しないセンサで検出し、この検出信号によってコイル44bに瞬間的に電流が流れる。この電流によりコイル44bに磁界が発生し、軸方向の磁力が円周全域に亙って均等に発生する。そして、この磁力によって中間部材43は、図21(b)に示すように、偏荷重によって傾くことなく軸方向(図中左側)にスムーズに変位する。この中間部材43の変位に伴い、内周のテーパ面35aはハブ輪31の摺動面31aに摺接し、やがて中間部材43の端部がハブ輪31の凹凸部31bに係合する。また、中間部材43の止め輪溝43aに装着された止め輪45がアクチュエータ44の止め輪溝44aに係止して、中間部材43が軸方向に固定される。したがって、外方部材37とハブ輪31とが中間部材43を介して一体となる。また、パーキングブレーキを解除させると、再びコイル44bに瞬間的に電流が流れ、逆向きの軸方向の磁力が発生すると共に、スプリング36の復元力によって中間部材43は軸方向(図中右側)に変位して元の状態に戻る。したがって、ハブ輪31の凹凸部31bと中間部材43、さらにはハブ輪31の摺動面31aと中間部材43とは非係合状態となって、外方部材37とハブ輪31との連結が解かれる。なお、本実施形態に限らず、中間部材あるいは円筒部材を駆動する手段として、前述したブレーキワイヤ16およびアクチュエータ15に代えてこの磁気方式を適用しても良い。
【0068】
図22は、本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第12の実施形態を示す縦断面図である。なお、前述した実施形態と同一部品同一部位には同じ符号を付してその重複説明を避ける。
【0069】
この実施形態は、前述した実施形態と異なり、中間部材が回転側のハブ輪に装着されている。ハブ輪46における車輪取付フランジ46aのインボード側の側面には、径方向に延びるガイド溝46bが形成され、中間部材47が、引張タイプのスプリング48を介して車輪取付フランジ46aにスライド自在に装着されている。この中間部材47のインボード側の側面にはテーパ面47aが形成されている。また、このテーパ面47aに当接し、断面L字状の押圧部材49が車輪取付フランジ46aに軸方向移動自在に装着されている。また、外方部材4’のアウトボード側の端部外周には、中間部材47の内側端面が当接する摺動面4dが形成されている。
【0070】
ここで、ブレーキワイヤ16を作用させると、アクチュエータ15は支点15aを中心として揺動し、押圧部材49を軸方向(図中左側)に変位させる。押圧部材49が軸方向に変位することにより、中間部材47は径方向外方に移動し、外方部材4’の摺動面4dに当接する。このように、外方部材4’の摺動面4dがブレーキ作動摺動面となって、外方部材4’とハブ輪46とが中間部材47を介して一体となり、ハブ輪46は外方部材4’に固定される。
【0071】
また、ブレーキワイヤ16を作用させてブレーキを解除すると、スプリング48の復元力によって中間部材47が径方向外方へ移動して元の状態に戻ると共に、押圧部材49も中間部材47のテーパ面47aに押圧され元の位置に戻る。したがって、ハブ輪46と外方部材4’とは非接触状態となってその連結が解かれる。
【0072】
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
【0073】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置は、アウトボード側端部に車輪取付フランジを一体に有し、この車輪取付フランジから軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪と、前記小径段部に嵌合され、外周に複列の内側転走面のうち少なくとも一方の内側転走面が形成された内輪とからなる内方部材と、内周に前記内側転走面に対向する複列の外側転走面が形成された外方部材と、この外方部材と前記内方部材間に収容された複列の転動体とを備え、前記内方部材と外方部材のうちどちらか一方の部材に中間部材をトルク伝達自在に保持し、この中間部材を変位させて他方の部材に係合させることにより、前記内方部材と外方部材とを連結するようにしたので、パーキングブレーキ装置を車輪用軸受装置に一体化することができ、車輪用軸受周りのスペース確保によるレイアウト自由度の向上と、ディスクブレーキを前後輪部品共通化することができコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿った横断面図で、(a)はブレーキ非作動時状態、(b)はブレーキ作動時状態を示している。
【図3】図2の要部斜視図である。
【図4】本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図である。
【図5】図4のB−B線に沿った横断面図で、(a)はブレーキ非作動時状態、(b)はブレーキ作動時状態を示している。
【図6】本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第3の実施形態を示す縦断面図である。
【図7】図6のC−C線に沿った横断面図で、(a)はブレーキ非作動時状態、(b)はブレーキ作動時状態を示している。
【図8】本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第4の実施形態を示す縦断面図である。
【図9】図8のD−D線に沿った横断面図で、(a)はブレーキ非作動時状態、(b)はブレーキ作動時状態を示している。
【図10】本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第5の実施形態を示す縦断面図である。
【図11】本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第6の実施形態を示す縦断面図である。
【図12】図11の要部拡大図である。
【図13】図11のE−E線に沿った矢視図である。
【図14】本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第7の実施形態を示す縦断面図である。
【図15】図14の要部拡大図である。
【図16】同上、変形例を示す要部拡大図である。
【図17】同上、他の変形例を示す要部拡大図である。
【図18】本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第8の実施形態を示す縦断面図である。
【図19】本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第9の実施形態を示す要部拡大図である。
【図20】本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第10の実施形態を示す要部拡大図で、図19の変形例である。
【図21】本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第11の実施形態を示す要部拡大図で、(a)はブレーキ非作動時状態、(b)はブレーキ作動時状態を示している。
【図22】本発明に係るパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置の第12の実施形態を示す縦断面図である。
【図23】従来のドラムインディスクブレーキ装置を示す正面図である。
【図24】図23のF−F線に沿った横断面図である。
【符号の説明】
1、17、22、24、26、31、31’、46・・・・・・・ハブ輪
1a、2a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内側転走面
1b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小径段部
1c、31c、46a・・・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内輪
3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内方部材
4、4’、29、33、37、37’ ・・・・・・・・・・・・外方部材
4a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・外側転走面
4b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
4c、30・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・貫通孔
4d、17a、31a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・摺動面
5・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・保持器
6・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・転動体
7、8・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シール
9・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・加締部
10、23・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・円環部
10a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内径面
11、18、25、34・・・・・・・・・・・パーキングブレーキ装置
12、19・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・円筒部材
12a、13a、19a、20a、28a、35a、47a・・テーパ面
13、20、28、35、38、38’・・・・・・・・・・・中間部材
40、41、41’、43、47・・・・・・・・・・・・・・中間部材
14、21・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・環状のばね部材
14a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ポケット
14b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・柱部
15、44・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アクチュエータ
15a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・支点
16・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキワイヤ
23a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・凹部
27・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・突条
27a、31b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・凹凸部
36、36’、48・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スプリング
37a、37’a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鍔部
39・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・摩擦摺動部材
41a、41’a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ラック歯
42・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ピニオンギア
43a、44a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・止め輪溝
45・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・止め輪
46b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガイド溝
49・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・押圧部材
50・・・・・・・・・・・・・・・・ドラムインディスクブレーキ装置
51・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ディスクブレーキ装置
52・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ディスクロータ
52a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドラム部
52b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ロータ部
53・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドラムブレーキ装置
54・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キャリパ
54b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・爪部
55・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キャリパ摺動ピン
56・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サポート
57・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バッキングプレート
58・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シューホールドダウン装置
59、60・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキシュー
61・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ピン支持部
P1、P2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・摩擦パッド

Claims (11)

  1. アウトボード側端部に車輪取付フランジを一体に有し、この車輪取付フランジから軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪と、前記小径段部に嵌合され、外周に複列の内側転走面のうち少なくとも一方の内側転走面が形成された内輪とからなる内方部材と、内周に前記内側転走面に対向する複列の外側転走面が形成された外方部材と、この外方部材と前記内方部材間に収容された複列の転動体とを備え、前記内方部材と外方部材のうちどちらか一方の部材に中間部材をトルク伝達自在に保持し、この中間部材を変位させて他方の部材に係合させることにより、前記内方部材と外方部材とを連結するようにしたことを特徴とするパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置。
  2. 前記複列の内側転走面のうち一方の内側転走面が前記ハブ輪の外周に直接形成され、前記ハブ輪のインボード側端部を径方向外方に塑性変形させて加締部を形成し、この加締部で前記内輪を前記ハブ輪に対して軸方向に固定した請求項1に記載のパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置。
  3. 前記外方部材に前記中間部材を径方向移動自在に収容すると共に、前記中間部材の一端をテーパ面に形成し、このテーパ面に摺接するテーパ面を有する円筒部材を軸方向に変位させ、前記中間部材を径方向に移動させてその他端を前記ハブ輪に係合させた請求項1または2に記載のパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置。
  4. 前記外方部材のアウトボード側端部に貫通孔が穿設され、この貫通孔に前記中間部材を嵌挿して径方向にのみ移動自在に保持すると共に、この中間部材の他端部を尖塔形状に形成し、この他端部を保持するポケットが形成された環状のばね部材を前記外方部材に装着した請求項3に記載のパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置。
  5. 前記外方部材の外側転走面間に貫通孔が穿設され、この貫通孔に前記中間部材を嵌挿して径方向にのみ移動自在に保持すると共に、この中間部材の他端部を尖塔形状に形成し、この他端部を保持するポケットが形成された環状のばね部材を前記外方部材に装着した請求項3に記載のパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置。
  6. 前記中間部材を環状に形成し、この中間部材を前記外方部材のアウトボード側端部にセレーションを介して軸方向移動自在に嵌合し、前記中間部材と外方部材間に弾性部材を介在させると共に、前記中間部材の内周をテーパ面に形成し、このテーパ面に摺接するテーパ面を前記ハブ輪に形成し、前記中間部材を前記弾性部材に抗して軸方向に変位させて前記ハブ輪に係合させた請求項1または2に記載のパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置。
  7. 前記車輪取付フランジのインボード側の側面に凹凸部が形成され、この凹凸部に前記中間部材を係合させた請求項6に記載のパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置。
  8. 前記中間部材を、摩擦摺動部材を介して前記ハブ輪に係合させた請求項6または7に記載のパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置。
  9. 前記中間部材の外周にラック歯を形成し、このラック歯に噛合するピニオンギアの回転により、前記中間部材を軸方向に変位させた請求項6乃至8いずれかに記載のパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置。
  10. 前記中間部材に、内周にコイルが埋設されたアクチュエータを所定の径方向すきまを介して外挿し、パーキングブレーキの踏み込みをセンサで検出し、この検出信号によって前記コイルに瞬間的に電流が流れるように構成すると共に、この電流により発生する軸方向の磁力によって前記中間部材を軸方向に変位させた請求項6乃至8いずれかに記載のパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置。
  11. 前記ハブ輪に、弾性部材を介して前記中間部材が径方向移動自在に装着され、この中間部材にテーパ面を形成すると共に、前記ハブ輪に軸方向移動自在に装着された押圧部材を、前記中間部材のテーパ面に当接させることにより、前記中間部材を前記弾性部材に抗して径方向内方に変位させて前記外方部材の外周に係合させた請求項1または2に記載のパーキングブレーキ付き車輪用軸受装置。
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