JP4753789B2 - 電動リニアアクチュエータ - Google Patents

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Description

この発明は、ボールねじ機構を用いた自動車用等の電動リニアアクチュエータに関し、詳しくはハウジングと進退部材との相互の摺動部の構造に関する。
自動車の各種駆動部に、電動リニアアクチュエータが用いられている。このようなアクチュエータはユニットとして構成され、ハウジング内部に駆動部品であるボールねじ機構や支持軸受が組込まれ、また電動モータがマウントされているのが一般的である。特許文献1には、自動車の電動ブレーキシステムに電動リニアアクチュエータを用いた例が示されている。この特許文献1の電動ブレーキシステムにおける電動リニアアクチュエータでは、ボールねじ機構のねじ軸を回転させ、ねじ軸の回転によってナットをねじ軸に沿って螺進・螺退させ、ナットをキャリパー(進退部材)に押圧しまたは一体とさせて制動力を発生させるようにしている。この進退部材は、ハウジング(ブレーキフレーム)に対して、回り止めがなされた上でねじ軸の軸方向に沿った進退が可能とされている。
上記特許文献1には、進退部材の具体的な回り止め機構について言及されていないが、ねじ軸回転でナットに直線運動の推力を発生させるためには、何らかの凸部材および凹部材の嵌め合いにより摺動関係を維持した上で回り止めを講じる必要がある。さもなければ、進退部材が軸トルクによって回転してしまい、正確な制動力を発現させることができなくなる。このような摺動関係を維持した回り止め構造としては、一般的には、ハウジングにねじ軸の軸方向に沿ったキーを設置し、進退部材に同方向に沿ったキー溝を設け、キーをこのキー溝に摺動可能に嵌装させるようにした構造が採用される。図7,図8は、このような回り止め機構が採用された電動リニアアクチュエータ用ハウジングの一例を示している。
特開2004−255962号公報
図7,図8に示すハウジング50は、特許文献1の電動ブレーキシステムにおける電動リニアアクチュエータ等に用いられるものであり、金属製の円筒体からなり、ボールねじ機構と、ボールねじ機構のナットに結合された進退部材(いずれも図示せず)とを内装・保持するものである。このハウジング50の内周壁51にはボールねじ機構のねじ軸(図示せず)の軸方向に沿ったキー52が嵌め込み装着される。一方、進退部材の外周壁にはねじ軸の軸方向に沿った図示しないキー溝(摺動溝)が形成され、上記キー52をこのキー溝に摺動可能に嵌装させた状態で、進退部材がハウジング50内に挿入される。これによって、ボールねじ機構のねじ軸の軸回転に伴うナットの軸方向に沿った螺進・螺退によって、進退部材が軸回転することなくハウジング50内を軸方向に沿って進退する。
ところで、上記のようなキー52によって進退部材の回り止めを行う場合、ハウジング50の内周壁51にはキー52を嵌め込み装着するための細長四角状の嵌合穴もしくは溝53をスロッターと呼ばれる機械で加工形成し、進退部材の外周壁にはキー溝を形成する必要がある。また、キー52を装着するにおいては、その位置決めのためにねじ部材等を必要とし、寸法管理の精度も必要とされ、組付け、部品精度管理上コスト高となる。しかしながら、これに代る構造はなく、このようなキー構造が一般的に使用されているのが現状である。
この発明の目的は、進退部材の回り止めが低コストで構成され、かつ信頼性の高い駆動が実現される電動リニアアクチュエータを提供することである。
この発明の電動リニアアクチュエータは、円筒状の金属製のハウジングと、このハウジング内に進退自在に嵌合した進退部材と、この進退部材にナットが結合されたボールねじ機構と、このボールねじ機構のねじ軸を回転させる電動モータとを備えた電動リニアアクチュエータにおいて、前記ハウジングの周壁に、内側へ軸方向に延びて突出しかつ周壁外面が凹み形状となる半抜きプレス加工部分からなるキー状凸部を一体成形し、前記進退部材に前記キー状凸部に摺動自在に嵌合する摺動溝を設けたことを特徴とする。
この構成によると、電動モータの回転によって、ボールねじ機構のねじ軸が回転する。ねじ軸の回転に伴いボールねじ機構を構成するナットがねじ軸の軸方向に沿って螺進・螺退し、ナットに結合された進退部材がハウジング内を同様に軸方向に沿って進退する。この時、ハウジングの周壁に一体成形されたキー状凸部が、進退部材に設けられた摺動溝に摺動可能に嵌合されているから、進退部材はねじ軸の軸回りに回転することなく、軸方向に沿った進退が円滑になされる。そして、このキー状凸部は、ハウジングの周壁に、内側へ軸方向に延びて突出しかつ周壁外面が凹み形状となるよう、半抜きプレス加工して一体成形されたものであるから、進退部材の回り止め機構が簡易に形成される上に、別部品としてのキー部材を不要とし、ハウジングを部品点数が少なく低コストで製造することができる。
前記ハウジングは、低炭素鋼の鋼板の深絞り加工によって円筒形に加工されたハウジング素材に対して、半抜きプレス加工を施してハウジングの周壁に、内側へ軸方向に延びて突出しかつ周壁外面が凹み形状となるキー状凸部を一体成形し、かつ浸炭焼入れしたものであり、前記進退部材の摺動溝が前記キー状凸部に摺動自在に嵌合され、ねじ軸の軸回りの回転に伴いナットがねじ軸の軸方向に進退動作することで、ナットに結合された進退部材が前記軸方向に沿って進退動作するものとしている
この構成によれば、低炭素鋼の鋼板の深絞り加工によってハウジングの素材が簡易に成形されると共に、このハウジングの素材(深絞り加工品)に対して半抜きプレス加工部分からなるキー状凸部が一体成形されるから、製造の効率化が図られる。そして、この加工後に浸炭焼入れにより焼入れされたものとされるから、ハウジングの強化が図られると共に、キー状凸部を含む初期形状の保持が確実になされる。
また、この発明の電動リニアアクチュエータは、自動車用のアクチュエータに使用されるものとすることができる。このように、自動車用のアクチュエータ、例えば、自動車の電動ブレーキシステムに用いると、ボールねじ機構の動作と、進退部材の回り止めが施された進退動作とにより、的確な制動制御が可能となる。
この発明の電動リニアアクチュエータは、円筒状の金属製のハウジングと、このハウジング内に進退自在に嵌合した進退部材と、この進退部材にナットが結合されたボールねじ機構と、このボールねじ機構のねじ軸を回転させる電動モータとを備えた電動リニアアクチュエータにおいて、前記ハウジングの周壁に、内側へ軸方向に延びて突出しかつ周壁外面が凹み形状となる半抜きプレス加工部分からなるキー状凸部を一体成形し、前記進退部材に前記キー状凸部に摺動自在に嵌合する摺動溝を設け、前記ハウジングは、低炭素鋼の鋼板の深絞り加工によって円筒形に加工されたハウジング素材に対して、半抜きプレス加工を施してハウジングの周壁に、内側へ軸方向に延びて突出しかつ周壁外面が凹み形状となるキー状凸部を一体成形し、かつ浸炭焼入れしたものであり、前記進退部材の摺動溝が前記キー状凸部に摺動自在に嵌合され、ねじ軸の軸回りの回転に伴いナットがねじ軸の軸方向に進退動作することで、ナットに結合された進退部材が前記軸方向に沿って進退動作するものとしたため、従来のようなキー部材を不要とし、部品点数が減り、また、組込み時あるいは稼動中にキーの外れやずれを生じる懸念がなく、信頼性が飛躍的に向上する。さらに、ハウジングに対しキー状凸部を一工程で加工することができるから、製造の効率化および製造コストの低減化も図ることができる。
この発明の一実施形態を図1ないし図6と共に説明する。図1は、この実施形態の電動リニアアクチュエータを用いた自動車の電動ブレーキシステムの縦断面図であり、自動車の車輪1が車輪用軸受2に回転自在に支持されている。車輪1は、リム3の外周にタイヤ4を設けたものである。車輪用軸受2は、内輪5と外輪6の間に複列の転動体7を介在させたものであり、内外輪5,6間の軸受空間の両端がシール8で密封されている。外輪6は車体(図示せず)に懸架装置9を介して設置され、内輪5に車輪1が取付けられる。車輪用軸受2は各種の形式のものが採用できるが、この例ではいわゆる第3世代のものとされ、外輪6は外周にフランジ6aを有し、フランジ6aでボルト10により懸架装置9に固定されている。内輪5は、車輪取付フランジ5aを有し、車輪取付フランジ5aに車輪1のリム3がブレーキ15のブレーキ輪16と共にボルト・ナット13で取付けられている。内輪5は、ハブ輪5Aと単列内輪5Bとでなり、これらハブ輪5Aおよび単列内輪5Bに各列の転走面が形成されている。ハブ輪5Aに、上記車輪取付フランジ5aが設けられている。車輪1が駆動輪の場合、内輪5には等速ジョイント14が連結され、等速ジョイント14および内輪5を介して車輪1の駆動が行われる。
ブレーキ15は、車輪1に設けられた上記ブレーキ輪16およびこのブレーキ輪16に摩擦接触可能なブレーキ片17を有する作動部18と、ブレーキ片17を動作させる電動リニアアクチュエータ19とを有し、この電動リニアアクチュエータ19の駆動源として電動モータ20を用いた電動ブレーキとされている。ブレーキ輪16はブレーキディスクからなる。ブレーキ片17はパッドからなり、ブレーキ輪16を挟み付けるように一対のブレーキ片17が設けられている。片方のブレーキパッド17は、ブレーキフレーム21に固定され、もう片方のブレーキパッド17は、ブレーキフレーム21に一体結合されたハウジング23に直線的に進退自在に嵌合された進退部材22に取付けられている。進退部材22の進退可能方向はブレーキ輪16に対面する方向である。進退部材22は、前記ハウジング23に対して回り止めされている。
ブレーキ15を構成する電動リニアアクチュエータ19は、上記電動モータ20と、この電動モータ20の回転出力を往復直線運動に変換してブレーキ片17に制動力として伝えるボールねじ機構24とを有し、電動モータ20の出力は減速伝達機構29を介してボールねじ機構24に伝達される。ボールねじ機構24は、ねじ軸25が軸受28を介してハウジング23に回転のみ自在に支持され、ナット26が上記進退部材22に固定されている。進退部材22とナット26とは、互いに一体の部材であっても良い。電動モータ20および減速伝達機構29は、ハウジング23に一体結合された一連の駆動部カバー21Aによって覆われている。
ボールねじ機構24は、図2に示すように、ねじ軸25およびナット26と、これらねじ軸25の外周面およびナット26の内周面に対向して形成されたねじ溝25a,26a間に介在する複数のボール27とを有する。ナット26は、ねじ軸25とナット26の間に介在したボール27を無端の経路で循環させる循環手段(図示せず)を有している。循環手段は、リターンチューブやガイドプレートを用いた外部循環形式のものであっても、エンドキャップや駒を用いた内部循環形式のものであっても良い。また、このボールねじ機構24は、短い距離を往復動作させるものであるため、上記循環手段を有しない形式のもの、例えばねじ軸25とナット26間の複数のボール27をリテナ(図示せず)で保持したリテナ式のものであっても良い。
減速伝達機構29は、電動モータ20の回転をボールねじ機構24のねじ軸25に減速して伝える機構であり、ギヤ列で構成されている。減速伝達機構29は、この例では、モータ20の出力軸に設けられたギヤ30、およびねじ軸25に設けられて上記ギヤ30に噛み合うギヤ31からなる。減速伝達機構29は、この他に、例えばウォームおよびウォームホイル(図示せず)からなるものとしても良い。
この電動ブレーキシステムは、上記作動部18および電動リニアアクチュエータ19で構成されるブレーキ15と、ブレーキペダル等の操作部材32の操作に従い上記電動モータ20を制御する操作部33とを有し、操作部33にアンチロック制御手段36が設けられている。操作部33は、上記操作部材32と、この操作部材32の動作量および動作方向を検出可能なセンサ35と、このセンサ35の検出信号に応答してモータ20を制御する制御装置34とでなり、この制御装置34に上記アンチロック制御手段36が設けられている。制御装置34は、モータ制御信号を生成する手段およびそのモータ制御信号によりモータ電流を制御可能なモータ駆動回路(いずれも図示せず)を有している。
アンチロック制御手段36は、操作部材32の操作による制動時に、車輪1の回転に応じて電動モータ20による制動力を調整することで、車輪1の回転ロックを防止する手段である。アンチロック制御手段36は、上記制動時に、回転検出器37によって車輪1の回転速度を検出し、検出速度から車輪1の回転ロックまたはその兆候が検出されると、電動モータ20の駆動電流を低下させ、または一時的に逆回転出力を発生するなどして、制動力、つまりブレーキ片17の締め付け力を調整する処理を行う。回転検出器37は、車輪用軸受2の回転側部材である内輪5に設けられた環状の磁気エンコーダ38、およびこの磁気エンコーダ38に対向して設置されたセンサ39からなる。センサ39は、例えばホール素子等からなる。センサ39の取付箇所は、車輪用軸受2における外輪6等の固定側の部材、またはこの固定側の部材を取付けた懸架装置9とされる。センサ39の回転検出情報はアンチロック制御手段36に入力され、電動モータ20の上記回転制御がなされる。
前記ボールねじ機構24は、電動モータ20の回転を減速伝達機構29を介してねじ軸25に駆動伝達し、このねじ軸25の軸回転により前記ボール27を介してナット26を螺進・螺退させ、ナット26をしてねじ軸25の軸方向に沿った直線運動に変換するものである。ハウジング23は、図2ないし図6に示すように、ボールねじ機構24を収容し、ナット26およびこのナット26に結合された進退部材22をボールねじ機構24のねじ軸25の軸方向に沿って進退自在に保持する。このハウジング23は、金属製の円筒体からなり、一端側の大開口部において進退部材22および進退部材22に取付けられたブレーキパッド17がブレーキフレーム21内に臨むように、また、他端側の小開口部において軸受28によって回転可能に支持されたねじ軸25の駆動入力側が導出されるよう構成されている。
ハウジング23の周壁23aには、内側へ軸方向に延びて突出23baしかつ周壁外面に凹み形状23bbとなる半抜きプレス加工部分23bからなるキー状凸部23cが、カウンタシンク形状に一体成形されている。ハウジング23は、低炭素鋼の鋼板を深絞り加工によって円筒形に加工されたハウジング素材に対して、半抜きプレス加工を施して半抜きプレス加工部分23bからなるキー状凸部23cを一体成形し、図示のような円筒状となし、その後、浸炭焼入れにより焼入れ処理して得られたものである。
前記進退部材22には、その周壁の外面部分に軸方向に沿って摺動溝22aが設けられ、この摺動溝22aが前記キー状凸部23cに摺動自在に嵌合されている。進退部材22は、ねじ軸25の軸回転に伴うナット26の螺進・螺退動作によって、ハウジング23内をねじ軸25の軸方向に沿って進退するが、摺動溝22aとキー状凸部23cとの相互の摺動自在な嵌合関係によって、ねじ軸25の軸回りに回転することがなく、その進退動作が円滑になされる。したがって、図1に示すような、電動ブレーキシステムのキャリパーを構成する進退部材22およびブレーキパッド17の姿勢が安定化し、これらが軸トルクによっても回転することがないから、正確な制動力が常に発現される。
上記構成のハウジング23による進退部材22の回り止め構造においては、上記のようにハウジング23が、低炭素鋼の鋼板の深絞り加工品としてのハウジング素材に対して、半抜きプレス加工を施し、半抜きプレス加工部分23bからなるキー状凸部23cを形成したものであるから、その製造工数が少なくなる、また、別部品としてのキーを不要とするから、部品点数の削減が可能となる。さらに、キーの外れやずれの懸念もないから、進退部材22の進退動作の信頼性も高くなる。加えて、半抜きプレス加工の後、浸炭焼入れによって焼入れ処理が施されているから、キー状凸部23cを含むハウジング23が強化されて形状保持性が付与され、長期に亘る稼動によって負荷トルクが作用しても変形することなくその信頼性が維持される。
なお、図1では、ブレーキフレーム21および駆動部カバー21Aが、別部材としてハウジング23に一体結合された例を示しているが、これらが一体成形されたものであっても良い。また、自動車の電動ブレーキシステムにおけるアクチュエータに適用した例について述べたが、この発明の電動リニアアクチュエータは、他のアクチュエータにも適用させることができる。その他、電動リニアアクチュエータの全体形状も図例のものに限定されるものではない。
この発明に係る一実施形態の電動リニアアクチュエータを用いた自動車の電動ブレーキシステムの縦断面図である。 同電動リニアアクチュエータを構成するハウジングにボールねじ機構および進退部材を組込んだ状態の断面図である。 同ハウジングの正面図である。 同斜視図である。 同平面図である。 図5におけるVI−VI線断面図である。 従来の電動リニアアクチュエータを構成するハウジングの正面図である。 同斜視図である。
符号の説明
19…電動リニアアクチュエータ
20…電動モータ
22…進退部材
22a…摺動溝
23…ハウジング
23a…ハウジングの周壁
23b…半抜きプレス加工部分
23ba…半抜きプレス加工部分の突出部分
23bb…半抜きプレス加工部分の凹み形状部分
23c…キー状凸部
24…ボールねじ機構
25…ねじ軸
26…ナット

Claims (2)

  1. 円筒状の金属製のハウジングと、このハウジング内に進退自在に嵌合した進退部材と、この進退部材にナットが結合されたボールねじ機構と、このボールねじ機構のねじ軸を回転させる電動モータとを備えた電動リニアアクチュエータにおいて、
    前記ハウジングの周壁に、内側へ軸方向に延びて突出しかつ周壁外面が凹み形状となる半抜きプレス加工部分からなるキー状凸部を一体成形し、前記進退部材に、前記キー状凸部に摺動自在に嵌合する摺動溝を設け、
    前記ハウジングは、低炭素鋼の鋼板の深絞り加工によって円筒形に加工されたハウジング素材に対して、半抜きプレス加工を施してハウジングの周壁に、内側へ軸方向に延びて突出しかつ周壁外面が凹み形状となるキー状凸部を一体成形し、かつ浸炭焼入れしたものであり、前記進退部材の摺動溝が前記キー状凸部に摺動自在に嵌合され、ねじ軸の軸回りの回転に伴いナットがねじ軸の軸方向に進退動作することで、ナットに結合された進退部材が前記軸方向に沿って進退動作するものとしたことを特徴とする電動リニアアクチュエータ。
  2. 請求項1において、自動車用のアクチュエータとして使用されるものである電動リニアアクチュエータ。
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