JP2008168665A - 車輪用軸受装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 大型車両用のアクスルユニットとして使用するのに適し、ハウジングに対して外輪が軸方向に移動しないようにすることで、磁気エンコーダと磁気センサとの位置関係が変化せずに、常に車輪の回転を正確に検出でき、かつハウジングの軸受嵌め合い面の摩耗を防ぐことができる車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】 この車輪用軸受装置1は、複列の転がり軸受2と、この転がり軸受2の外輪4が内周に圧入された環状のハブ34取付用ハウジング7とを備える。ハウジング7の内周面11は、外輪4が圧入される圧入面部11aと、この圧入面部11aに段差部11bを介して続く圧入面部11aよりも小径な小径面部11cとからなる段付き円筒面状に形成されている。圧入面部11aに圧入された外輪4を、段差部11bと、圧入面部11aに形成された環状溝13に装入した止め輪15とで挟んで軸方向の位置決めをする。外輪4と止め輪15との間の軸方向隙間を零以下にする。
【選択図】 図1
【解決手段】 この車輪用軸受装置1は、複列の転がり軸受2と、この転がり軸受2の外輪4が内周に圧入された環状のハブ34取付用ハウジング7とを備える。ハウジング7の内周面11は、外輪4が圧入される圧入面部11aと、この圧入面部11aに段差部11bを介して続く圧入面部11aよりも小径な小径面部11cとからなる段付き円筒面状に形成されている。圧入面部11aに圧入された外輪4を、段差部11bと、圧入面部11aに形成された環状溝13に装入した止め輪15とで挟んで軸方向の位置決めをする。外輪4と止め輪15との間の軸方向隙間を零以下にする。
【選択図】 図1
Description
この発明は、トラック、バス等の大型車両用のアクスルユニットとして使用される車輪用軸受装置に関する。
大型車両用のアクスルユニットとして、例えば特許文献1に開示された構造のものが知られている。図6に示すように、このアクスルユニットは、ユニット化された複列の転がり軸受2と、この転がり軸受2の外輪4が内周に嵌合する環状のハウジング7とを備え、ハウジング7の一端にハブ34およびブレーキロータ35を取付けたものである。車輪(図示せず)はハブ34に取付けられる。
特開2003−312205号公報
この種のアクスルユニットでは、通常、転がり軸受2の外輪4がハウジング7の内周に圧入により嵌合させてある。その場合、アクスルユニットに高荷重が負荷されたときに、外輪4がクリープして軸方向に抜けるのを防止するために、外輪4の軸方向の移動を規制する止め輪15がハウジング7に取付けられる。
上記止め輪15は、ハウジング7の内周に形成されている環状溝13に、止め輪15が有する弾性を利用して嵌め込まれるが、この嵌め込みが円滑に行われるように、環状溝13の幅よりも止め輪15の幅の方が若干狭くなっている。このため、止め輪15を取付けた状態で、止め輪15とハウジング7との間には、軸方向の僅かな隙間があり、この隙間分だけハウジング7に対して外輪4が移動する可能性がある。
最近の自動車は、操舵安定性を得るためにアンチロックブレーキ装置(ABS)を備えたものが多い。アンチロックブレーキ装置を備えた自動車では、タイヤロックを検知するABSセンサがアクスルユニットに設けられる。ABSセンサは、アクスルユニットにおける回転側部材に取付けた磁気エンコーダと、前記磁気エンコーダに対して対面するように固定側部材に取付けられた磁気センサとからなる。
具体的な説明はないが、特許文献1にも、ABSセンサ等の回転検出装置の磁気エンコーダと思われるものAが図に示されている。それは回転側部材であるハウジング7のインボード側端部に取付けられている。Aがアキシアル型の磁気エンコーダとした場合、磁気センサBは、二点鎖線で示すように磁気エンコーダAに対して軸方向に所定距離だけ離して固定側部材に設けられる。図6の例では、固定側部材がナックルCである。
具体的な説明はないが、特許文献1にも、ABSセンサ等の回転検出装置の磁気エンコーダと思われるものAが図に示されている。それは回転側部材であるハウジング7のインボード側端部に取付けられている。Aがアキシアル型の磁気エンコーダとした場合、磁気センサBは、二点鎖線で示すように磁気エンコーダAに対して軸方向に所定距離だけ離して固定側部材に設けられる。図6の例では、固定側部材がナックルCである。
しかし、前述の理由により、止め輪15とハウジング7との隙間の範囲内でハウジング7に対して外輪4が軸方向に移動した場合、外輪4と共に外輪4よりも車体側の部材も軸方向に移動し、磁気エンコーダAと磁気センサBとの距離が変化して、回転検出装置で車輪の回転を正確に検出できなくなる。Aがラジアル型の磁気エンコーダである場合も、磁気エンコーダAと磁気センサBとの角度が変化することで、やはり回転検出装置で車輪の回転を正確に検出できなくなる。このように回転検出装置の検出精度が低下すると、アンチロックブレーキ装置が正確に作動しなくなる懸念がある。
また、外輪4がクリープすると、ハウジング7の軸受嵌め合い面が摩耗するという問題がある。転がり軸受2の内輪3や外輪4が、SUJ2等の軸受鋼を焼入れ処理した高い硬さのものであるのに対し、ハウジング7は、球状黒鉛鋳鉄(FCD)等の鋳鉄製であることが多く、しかも鋳造したままであるため、硬度が低く、耐摩耗性に劣る。このため、特に外輪4のクリープが生じたときに、ハウジング7が著しく摩耗する。
この発明の目的は、大型車両用のアクスルユニットとして使用するのに適し、ハウジングに対して外輪が軸方向に移動しないようにすることで、磁気エンコーダと磁気センサとの位置関係が変化せずに、常に車輪の回転を正確に検出でき、かつハウジングの軸受嵌め合い面の摩耗を防ぐことができる車輪用軸受装置を提供することである。
この発明にかかる車輪用軸受装置は、複列の転がり軸受と、この転がり軸受の外輪が内周に圧入された環状のハブ取付用ハウジングとを備えた車輪用軸受装置であって、前記ハウジングの内周面は、前記外輪が圧入される圧入面部と、この圧入面部に段差部を介して続く圧入面部よりも小径な小径面部とからなる段付き円筒面状に形成され、前記圧入面部に圧入された外輪を、前記段差部と、前記圧入面部に形成された環状溝に装入した止め輪とで挟んで軸方向の位置決めをするものとし、前記外輪と前記止め輪との間の軸方向隙間を零以下にしたことを特徴とする。零以下とは、零または負隙間を言う。
この車輪用軸受装置は、ハブ取付用ハウジングにハブおよびブレーキロータを取付けることで、アクスルユニットとして使用される。外輪と止め輪との間の軸方向隙間を零以下にしたことにより、外輪がハウジングの内周面段差部と止め輪とで挟み付けられて軸方向移動ができないように拘束される。このため、磁気エンコーダと磁気センサの位置関係が一定に保たれ、車輪の回転を常に正確に検出できる。
また、ハウジングに対して外輪が軸方向に移動しないので、ハウジングの軸受嵌め合い面の摩耗が抑えられる。
また、ハウジングに対して外輪が軸方向に移動しないので、ハウジングの軸受嵌め合い面の摩耗が抑えられる。
前記ハウジングの内周面における少なくとも前記圧入面部に、焼入れによる表面硬化層を設けるとよい。ハウジングの内周面の段差部にも焼入れによる表面硬化層を設けるとさらに好ましい。これら表面硬化層の硬さをHRC50以上とするのがよい。
ハウジングの内周面における圧入面部や段差部に焼入れによる表面硬化層を設けると、転がり軸受の外輪との接触によるハウジングの軸受嵌め合い面の摩耗をより一層抑えることができる。
ハウジングの内周面における圧入面部や段差部に焼入れによる表面硬化層を設けると、転がり軸受の外輪との接触によるハウジングの軸受嵌め合い面の摩耗をより一層抑えることができる。
この発明の車輪用軸受装置は、複列の転がり軸受と、この転がり軸受の外輪が内周に圧入された環状のハブ取付用ハウジングとを備えた車輪用軸受装置であって、前記ハウジングの内周面は、前記外輪が圧入される圧入面部と、この圧入面部に段差部を介して続く圧入面部よりも小径な小径面部とからなる段付き円筒面状に形成され、前記圧入面部に圧入された外輪を、前記段差部と、前記圧入面部に形成された環状溝に装入した止め輪とで挟んで軸方向の位置決めをするものとし、前記外輪と前記止め輪との間の軸方向隙間を零以下にしたため、大型車両用のアクスルユニットとして使用するのに適し、ハウジングに対して外輪が軸方向に移動しないようにすることで、磁気エンコーダと磁気センサとの位置関係が変化せずに、常に車輪の回転を正確に検出でき、かつハウジングの軸受嵌め合い面の摩耗を防ぐことができる。
この発明の実施形態を図1および図2と共に説明する。この実施形態は、外輪回転タイプで、例えばトラック、バス等の大型車両の従動輪用アクスルユニットに使用された状態を示す。なお、この明細書において、車両に取付けた状態で車両の車幅方向の外側寄りとなる側をアウトボード側と呼び、車両の中央寄りとなる側をインボード側と呼ぶ。
この車輪用軸受装置1は、複列の転がり軸受2と、この転がり軸受2の外周に嵌合するハブ取付用のハウジング7とからなる。転がり軸受2は、それぞれ外周面に軌道面3aを有する2個の内輪3と、この内輪3の軌道面3aに対向する複列の軌道面4aを内周面に有する外輪4と、これら内外輪3,4間に組み込まれた複列の転動体5とを備えている。この実施形態の場合、転動体5は円すいころであって、複列の円すいころが背面組合せで配列され、各列毎に保持器6で保持されている。内輪3と外輪4間の軸受空間の両端は、シール8,9によりそれぞれ密封されている。
ハウジング7は環状の部材であり、その内周面11は、転がり軸受2の外輪4が圧入される圧入面部11aと、この圧入面部11aに段差部11bを介してアウトボード側へ続く圧入面部11aよりも小径な小径面部11cとからなる段付き円筒面状に形成されている。ハウジング7のアウトボード側の端面における周方向複数箇所に、ハブおよびブレーキロータを取付けるためのボルト孔12が設けられている。
転がり軸受2は、その外輪4をハウジング7の内周面圧入面部11aにインボード側から圧入することにより、ハウジング7に組み込まれる。ハウジング7に転がり軸受2を組み込んだ状態では、ハウジング7の方が外輪4よりもインボード側に突出しており、このハウジング7の突出部の内周面に形成された環状溝13に止め輪15が装着される。止め輪15は、周方向の1箇所に割り部が形成され、縮径および拡径可能な弾性を有する。自然状態では、止め輪15の外径の方が内周面圧入面部11aの内径よりも大きい。止め輪15を縮径させた状態で内周面圧入面部11aに挿入し、環状溝13の位置で止め輪15を弾性復元力により拡径させることにより、止め輪15を環状溝13に装着する。
図2に示すように、環状溝13の幅aの方が止め輪15の幅bよりも若干広く、止め輪15は外輪4によって環状溝13のインボード側端に押し付けられた状態となっている。外輪と止め輪15との間の軸方向隙間は零以下とされている。これにより、外輪4はハウジング7の内周面段差部11bと止め輪15とで挟み付けられて、軸方向に移動できないよう拘束された状態となる。
図2に示すように、環状溝13の幅aの方が止め輪15の幅bよりも若干広く、止め輪15は外輪4によって環状溝13のインボード側端に押し付けられた状態となっている。外輪と止め輪15との間の軸方向隙間は零以下とされている。これにより、外輪4はハウジング7の内周面段差部11bと止め輪15とで挟み付けられて、軸方向に移動できないよう拘束された状態となる。
図3は環状溝13への止め輪15の装着方法を示す。(A)縮径された状態の止め輪15を、第1の治具24によりハウジング7の内周面圧入面部11aに挿入する。(B)止め輪15を外輪4に当接するまで押し込む。この押し込みは、止め輪15が外輪4に当接した後、外輪4が弾性的に圧縮変形するまで強く押し付けるようにしてもよい。(C)第1の治具24で止め輪15を外輪4に押し付けた状態で、第2の治具25により止め輪15を元の径まで強制的に拡径させて、止め輪15を環状溝13に装着する。強制的に拡径させるのは、押し付けによる外輪4との摩擦力が大きいため、止め輪15の弾性復元力だけでは拡径できないからである。このように止め輪15を環状溝13に装着することにより、外輪4によって止め輪15に軸方向荷重が常時負荷された状態となり、外輪4と止め輪15との間の軸方向隙間が負隙間となる。
止め輪15が外輪4に当接しているが、止め輪15を外輪4に押し付けない状態で、止め輪15を拡径させて環状溝13に装着してもよい。その場合、外輪4と止め輪15との間の軸方向隙間は零となる。外輪4と止め輪15との間の軸方向隙間は、負隙間または零、すなわち零以下とする。
なお、この装着方法によらない場合、環状溝13の位置まで押し込まれた止め輪15を止め輪自身の弾性復帰力だけで元の径まで拡径させるため、この拡径時に止め輪15を外輪4が押圧しないようにしておく必要があり、図5のように止め輪15と外輪4との間に軸方向の隙間sが生じる。
止め輪15が外輪4に当接しているが、止め輪15を外輪4に押し付けない状態で、止め輪15を拡径させて環状溝13に装着してもよい。その場合、外輪4と止め輪15との間の軸方向隙間は零となる。外輪4と止め輪15との間の軸方向隙間は、負隙間または零、すなわち零以下とする。
なお、この装着方法によらない場合、環状溝13の位置まで押し込まれた止め輪15を止め輪自身の弾性復帰力だけで元の径まで拡径させるため、この拡径時に止め輪15を外輪4が押圧しないようにしておく必要があり、図5のように止め輪15と外輪4との間に軸方向の隙間sが生じる。
また、ハウジング7のインボード側端には、磁気エンコーダ17が固定して設けられている。この磁気エンコーダ17は、後述する磁気センサ21と組み合わせて、回転検出装置22として構成される。回転検出装置22は、例えばタイヤロックを検知するためのABSセンサとして利用され、その検出結果に基づいてアンチロックブレーキ装置が作動するようになっている。
前記磁気エンコーダ17はアキシアル型のものであって、図2に示すように、ハウジング7のインボード側端面に当接する端面当接部18aと、この端面当接部18aの外周縁に続き、ハウジング7の外周面に嵌合する外周嵌合部18bとでなる断面L字状で環状の芯金18を有しと、この芯金18の前記端面当接部18aに多極磁石19を形成したものである。多極磁石19は、円周方向に並ぶ複数の磁極を有する環状の部材であり、ここでは磁性体を混入したゴムを前記芯金端面当接部18aのインボード側面に加硫接着して、着磁処理したゴム磁石とされている。ゴム磁石の代わりに、プラスチック磁石、または焼結磁石等を設けたものであってもよい。
前記磁気センサ21は、多極磁石19のインボード側面に対面配置するように、アクスルユニットの固定側部材に取付けられる。この実施形態では、固定側部材が、ナックルに固定される固定軸31の基部31aとされている。磁気エンコーダ17の回転に伴って磁気センサ21の前を横切る多極磁石19の磁極を磁気センサ21が検出することにより、回転検出装置22が、このアクスルユニットに取付けられた車輪の回転を検出する。
この車輪用軸受装置1を例えばトラックの従動輪用アクスルユニットとして組付ける場合、前記固定軸31を内輪3の内周に挿通し、その固定軸31の先端側のねじ部31bにナット32を装着して、このナット32と固定軸31の基部側の大径部31cとで内輪3を幅締めする。また、ボルト孔12に螺着されるボルト33により、ハブ34およびブレーキロータ35をハウジング7に取付ける。車輪(図示せず)は、ハブ34にハブボルト36で取付けられる。
外輪4がハウジング7の内周面段差部11bと止め輪15とで挟み付けられて軸方向移動ができないように拘束されているため、磁気エンコーダ17と磁気センサ21とのエアギャップの変化がなく、回転検出装置22により、常に精度良く車輪の回転を検出することができる。このため、アンチロックブレーキ装置が常に正確に作動する。また、ハウジング7に対して外輪4が軸方向に移動しないので、ハウジング7の軸受嵌め合い面である内周面圧入面部11aの摩耗が生じない。
図4は異なる実施形態を示す。この実施形態は、ハウジング7の軸受嵌め合い面である内周面圧入面部11aおよび段差部11bに、焼入れによる表面硬化層26を設けたものである。この表面硬化層の硬さはHRC50以上とするのがよい。このように表面硬化層26を設けると、ハウジング7の内周面における圧入面部11aや段差部11bの外輪4との接触により摩耗を抑えることができる。圧入面部11aにだけ表面硬化層26を設けてもよい。
上記各実施形態では、磁気エンコーダ17をアキシアル型としているが、磁気エンコーダ17はラジアル型としてもよい。磁気エンコーダ17がラジアル型である場合は、外輪4が軸方向に移動した場合における磁気エンコーダ17と磁気センサ(図示せず)との角度変化をなくすことができる。したがって、この場合も、回転検出装置22により、常に精度良く車輪の回転を検出することができる。
また、この実施形態では、転がり軸受2を円すいころ軸受型としているが、アンギュラ玉軸受等の玉軸受型としてもよい。
また、この実施形態では、車輪用軸受装置1が従動輪用のアクスルユニットに使用されているが、この発明の車輪用軸受装置は、駆動輪用のアクスルユニットにも適用することができる。
また、この実施形態では、転がり軸受2を円すいころ軸受型としているが、アンギュラ玉軸受等の玉軸受型としてもよい。
また、この実施形態では、車輪用軸受装置1が従動輪用のアクスルユニットに使用されているが、この発明の車輪用軸受装置は、駆動輪用のアクスルユニットにも適用することができる。
1…車輪用軸受装置
2…転がり軸受
3…内輪
4…外輪
7…ハウジング
13…環状溝
15…止め輪
17…磁気エンコーダ
21…磁気センサ
26…表面硬化層
31…固定軸
34…ハブ
35…ブレーキロータ
2…転がり軸受
3…内輪
4…外輪
7…ハウジング
13…環状溝
15…止め輪
17…磁気エンコーダ
21…磁気センサ
26…表面硬化層
31…固定軸
34…ハブ
35…ブレーキロータ
Claims (4)
- 複列の転がり軸受と、この転がり軸受の外輪が内周に圧入された環状のハブ取付用ハウジングとを備えた車輪用軸受装置であって、
前記ハウジングの内周面は、前記外輪が圧入される圧入面部と、この圧入面部に段差部を介して続く圧入面部よりも小径な小径面部とからなる段付き円筒面状に形成され、前記圧入面部に圧入された外輪を、前記段差部と、前記圧入面部に形成された環状溝に装入した止め輪とで挟んで軸方向の位置決めをするものとし、
前記外輪と前記止め輪との間の軸方向隙間を零以下にしたことを特徴とする車輪用軸受装置。 - 請求項1において、前記ハウジングの内周面における少なくとも前記圧入面部に、焼入れによる表面硬化層を設けた車輪用軸受装置。
- 請求項1または請求項2において、前記段差部にも焼入れによる表面硬化層を設けた車輪用軸受装置。
- 請求項2または請求項3において、前記表面硬化層の硬さをHRC50以上とした車輪用軸受装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007001255A JP2008168665A (ja) | 2007-01-09 | 2007-01-09 | 車輪用軸受装置 |
PCT/JP2008/000005 WO2008084758A1 (ja) | 2007-01-09 | 2008-01-08 | 車輪用軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007001255A JP2008168665A (ja) | 2007-01-09 | 2007-01-09 | 車輪用軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008168665A true JP2008168665A (ja) | 2008-07-24 |
Family
ID=39697185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007001255A Pending JP2008168665A (ja) | 2007-01-09 | 2007-01-09 | 車輪用軸受装置 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2008168665A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010058567A (ja) * | 2008-09-02 | 2010-03-18 | Yamada Seisakusho Co Ltd | シャフト及びその製造方法 |
CN109458402A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-03-12 | 中钢集团西安重机有限公司 | 一种悬挂式揭盖机的行走车轮机构 |
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2007
- 2007-01-09 JP JP2007001255A patent/JP2008168665A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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