JP2005048504A - ブルドーザのエンジン冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ラジエータの設置スペースを従来同様にして、作業時に土ほこりが発生し、前方視界が悪化するのを防止できるようにする。
【解決手段】 エンジン4の前方位置に設置されるラジエータ11を地上面に対して所要角度で仰角に設置され、そのラジエータ面に平行してファン12を配置して回転アクチュエータ(油圧モータ14)により吸引駆動させて冷却するように構成される。こうすることで、土ほこりの巻き上がりを防止できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、運転時に冷却ファンにより吹き出される風によって発生する土ぼこりで、視界性が悪化するのを防止できるようにするブルドーザのエンジン冷却装置に関するものである。
従来、ブルドーザにおけるエンジン冷却用のラジエータ100は、図5に例示されるように、地上面に対して下側をやや僅かに上に向けた状態で車体101に支持されて設けられており、そのラジエータ100の後側の位置にファン103が配置され、このファン103をエンジンから取出された出力軸(図示省略)とファン軸104とにそれぞれ取付くプーリ105,106にVベルト掛けされて、回転力が伝達されてファン103が駆動され、ラジエータ100に風を吹き付けて冷却するようになされている。また、このエンジンの冷却用ラジエータ100は、車両の構成上前部に配置され、前側にラジエータグリル108が設けられて保護するようにされている。
このような構成のブルドーザでは、車体の前部位置に排土板110(ブレード、図6参照)が配置されていて、作業時その排土板110を操作して土砂の押し退け操作が行なわれるようになっている。その排土板110は、作業の都合で刃先部111を地上面GLから浮かせた状態にして移動する操作が行なわれる。そうすると、図6に従来のラジエータ冷却手段における排気の流れの説明図で示されるように、ファン103によって送られてラジエータ100を冷却(熱交換)した風(排気)wは、矢印で表わされるように、その前面に配置されるラジエータグリル108を通過して外部に吹き出すと、ちょうどその前方位置に排土板110が位置することになるので、その排土板110の背面112に吹き付けられる状態になって、その一部が排土板110の背面112に当たって下向きの流れが発生する。すると、その噴出された排気wが排土板110の背面112に沿って地面GLに向けて激しく吹き付けられることになり、乾燥した地面GLに吹き付けられると土ほこりを巻き上げる。こうなると、微細な土が前方位置に巻き上げられて土煙のようになって前方視界を遮ることになり、作業が困難になるという問題点がある。
このような土煙が発生すると、運転席から前方の視界が遮られて作業を行ない辛くなり、作業能率を著しく阻害することになる。しかしながら、エンジンの運転に欠かせない冷却水を外気を利用して冷却する手段を損なわず、かつ狭い場積を有効利用できるようにラジエータとその冷却ファンとの配置換えを行うことは困難である。特に、冷却ファンの駆動源をエンジンから動力を取出して回転させているために、ファンの位置が特定される。したがって、狭いスペースにおいてファンによる冷却効率を高めるにはファンの前にラジエータを設置して風を吹き付ける方式によるほかなく、その結果、前述のような問題が生じる。しかし、このような問題点について、未だ改善される状態に到っておらず、乾燥した作業現場での土ほこりの発生を阻止する対策が要望されている。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、ラジエータの設置スペースを従来同様にして作業時に土煙が発生し、前方視界が悪化するのを防止できるように構成したブルドーザの冷却装置を提供することを目的とするものである。
前述された目的を達成するために、本発明によるブルドーザの冷却装置は、
エンジンの前方位置に設置されるラジエータを地上面に対して所要角度で仰角に設置され、そのラジエータ面に平行してファンを配置して回転アクチュエータにより吸引駆動させて冷却するように構成されることを特徴とするものである(第1発明)。
前記発明において、ラジエータに冷風を供給するファンは、そのラジエータの前側に配置され、ラジエータに対して熱交換流体を吸引通過させて冷却するようにされるのがよい(第2発明)。
前記第1発明または第2発明において、前記ファンを駆動する回転アクチュエータは、油圧モータであるのがよい(第3発明)。
第1発明によれば、冷却ファンによってラジエータを冷却する風の流れの大部分が前方位置にある排土板の背面よりも上側になるので、排土板に当接してもその殆どが上方への流れとなり、地上面に吹き付ける現象がなくなって地上面が乾燥状態にあっても土砂を排気によって巻き上げる現象が発生しなくなる。したがって、作業時に土煙が発生して前方視界を悪くすることがなく、作業能率を向上させることができるという効果を奏する。
また、第2発明によれば、ラジエータを仰角に傾斜させて配置しても場積を小さくして効果的に熱交換し冷却させることができる。またさらに、第3発明によれば、車両本体の駆動部における油圧源から圧油の供給を受けてエンジンの出力軸とは関わりなしに独立してファンを回転駆動できるので、ラジエータを傾けて設置しても問題なく駆動することができ、設置条件について何らの支障を来たすこともない。
次に、本発明によるブルドーザのエンジン冷却装置の具体的な実施の形態につき、図面を参照しつつ説明する。
図1には本発明のエンジンの冷却装置が適用されるブルドーザの概略側面図が示されている。図2には冷却装置の配置構成の概要図が示され、図3には図2のA−A視図が示されている。
本実施形態のエンジンの冷却装置が適用されるブルドーザ1は、図1に示されるように、履帯式走行体3を備える車体2の前上部にエンジン4が搭載され、そのエンジン搭載部の前方位置にエンジンの冷却装置10が設けられており、車体2の前方位置には排土板5(ブレード)が左右両側でフレーム6により支持されて、チルトシリンダ7および昇降シリンダ7'によって操作されるように設けられている。なお、車体2の後部にはリッパ装置8が付設される。図中符号9は運転室である。
本実施形態のエンジンの冷却装置10は、ブルドーザ車体2の前部位置で、エンジン4の前方位置においてラジエータ11が地面GLに対して約6度仰角に傾斜して設置されている。このラジエータ11に対して冷却用のファン12は、そのラジエータ11の前側位置で所要の間隔をとって配設されている。このファン12は、ラジエータ11の前方位置に枠組み形成されたフレーム13のほぼ中央位置に定着された油圧モータ14の出力軸に直結され、前記ラジエータ11の傾斜面に平行するようにして設けられている。前記ファン12を駆動する油圧モータ14は、車体2の適所に設置される油圧駆動源から制御手段(いずれも図示せず)を介して圧油を供給され、エンジン4の駆動と同時に回転するようになされている。
また、車体2の前端位置に設けられるラジエータグリル18は、これもまた前記ラジエータ11と同様の角度で配置されており、その全面に形成されるルーバー18aは斜め上向きに所要の間隔で配設されている。なお、図中符号19はサブラジエータである。
このように構成される本実施形態のエンジンの冷却装置10にあっては、ラジエータ11を冷却するファン12がラジエータ11の前側に位置するので、そのファン12の回転によって発生する負圧により吸引されるエアが背後に位置するラジエータ11の内部を通過して熱交換されることになる。すなわち、この実施形態においては吸引冷却操作が行われる。
したがって、ラジエータ11に対しては、ファン12の回転による吸引圧でエアがラジエータ11の内部を移動して熱交換されることになるが、ファン12の能力を確保すれば問題はなく、ファン12の駆動機(油圧モータ)が独立して配置できるので、むしろラジエータ11に平行してファン12を回転させることができるのと、ラジエータ11に近接して配置できるので、熱交換の効果については問題がない。
図4に本実施形態の冷却装置による冷却エアの流れを模式的に表わす図で示されるように、ファン12によって熱交換されて排出されるエアw(矢印で表わしている)は、前端部に設けられるラジエータグリル18を通じて外部に放出されるが、そのラジエータグリル18はラジエータ11並びにファン12と同様に、仰角に配置形成されるとともに、ルーバー18aも上向き傾斜させて設けてあるので、そのまま上昇流となって放出される。
したがって、運転中に放散されるラジエータ冷却エアwは、上昇流になるので、排土板5が持上げられた状態になってラジエータグリル18の前側を囲う状態に位置する場合でも、その殆どが上側に流動して地面に向って吹き付ける現象が解消される。その結果、乾燥した現場でのブルドーザによる排土作業に際して、従来のように土煙が発生するのが解消され、前方視界を損なわれずに作業を行うことが可能になった。
このように本発明によれば、ラジエータとファンとの関係を従来装置と異なる構成としたことにより、独立した駆動機でもってファンを駆動させるようにできるので、エンジンの回転に伴う影響を回避でき、油圧モータを駆動源とした場合、ファンの回転速度を可変にすることも可能となるので、悪条件下での作業時におけるエンジンの冷却を効果的に行えるという利点がある。もちろん、ファンをモータ直結型にすればファンベルトを省略することができるので、ベルトの張力調整などが省略できてメンテナンスに要する作業を省略することができる。
以上の説明においては、ラジエータの設置傾斜角を地面に対して6度仰角にしたものについて記載しているが、この数値に限定されるものではなく、設置スペースの許容範囲で排気が上昇流となるように選択することができる。また、前記ファンの駆動機としては、油圧モータ以外に電気モータを使用することも可能である。
本発明のエンジンの冷却装置が適用されるブルドーザの概略側面図 冷却装置の配置構成の概要図 図2のA−A視図 本実施形態の冷却装置による冷却エアの流れを模式的に表わす図 従来のラジエータの冷却手段を表わす図 従来のラジエータ冷却手段における排気の流れの説明図
符号の説明
2 車体
4 エンジン
5 排土板
10 エンジンの冷却装置
11 ラジエータ
12 ファン
13 フレーム
14 油圧モータ
18 ラジエータグリル

Claims (3)

  1. エンジンの前方位置に設置されるラジエータを地上面に対して所要角度で仰角に設置され、そのラジエータ面に平行してファンを配置して回転アクチュエータにより吸引駆動させて冷却するように構成されることを特徴とするブルドーザのエンジン冷却装置。
  2. 前記ラジエータに冷風を供給するファンは、そのラジエータの前側に配置され、ラジエータに対して熱交換流体を吸引通過させて冷却するようにされる請求項1に記載のブルドーザのエンジン冷却装置。
  3. 前記ファンを駆動する回転アクチュエータは、油圧モータである請求項1または2に記載のブルドーザのエンジン冷却装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008261283A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Komatsu Ltd ラジエータの防護ネット取付構造
US10207577B2 (en) 2015-10-23 2019-02-19 Komatsu Ltd. Tractor
CN110005011A (zh) * 2018-09-27 2019-07-12 柳工常州机械有限公司 一种推土机沙漠型散热系统
US10550545B2 (en) 2014-12-12 2020-02-04 Komatsu Ltd. Work vehicle

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