JP7456345B2 - 作業機械 - Google Patents

作業機械 Download PDF

Info

Publication number
JP7456345B2
JP7456345B2 JP2020163680A JP2020163680A JP7456345B2 JP 7456345 B2 JP7456345 B2 JP 7456345B2 JP 2020163680 A JP2020163680 A JP 2020163680A JP 2020163680 A JP2020163680 A JP 2020163680A JP 7456345 B2 JP7456345 B2 JP 7456345B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dustproof net
intake
dust
machine
working machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020163680A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022055952A (ja
Inventor
良昭 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobelco Construction Machinery Co Ltd filed Critical Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2020163680A priority Critical patent/JP7456345B2/ja
Publication of JP2022055952A publication Critical patent/JP2022055952A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7456345B2 publication Critical patent/JP7456345B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

開示する技術は、リサイクル作業などを行う作業機械に関し、その中でも特に、空冷装置の粉塵対策技術に関する。
この種の作業機械は、強力なパワーが必要とされる。そのため、作業機械には、高出力なエンジンが搭載されており、そのエンジンを冷却するために、強力な空冷装置も搭載されている。空冷装置は、ファンの駆動により、粉塵(ダスト)を濾材で除去しながら、機内に多量の外気を取り入れて、ラジエータやコンデンサなどの熱交換器に送り込む。
リサイクル作業の作業中は、作業現場に多量のダストが発生する。作業機械の周辺の空気中にも多量のダストが充満している。そのダストが外気と共に機内に取り込まれるため、濾材や熱交換器が短時間で目詰まりして、外気の取り込みが困難になる。その結果、高頻度で作業を中断し、濾材や熱交換器からダストを除去しなければならないという問題がある。
それに対し、ファンを逆回転させることで逆風を発生させ、濾材に付着したダストを吹き飛ばすことが行われている(例えば、特許文献1)。ただし、外部に面した外部濾材(特許文献1では、第1防塵ネット14)に付着したダストは、そのまま機外に落下して除去できるが、機内にある熱交換器(特許文献1では、熱交換器に取り付けられた第2防塵ネット17)に付着したダストは、機内の床面に落下して堆積し、機内に蓄積される。
そこで、特許文献1のリサイクル機械では、床面に堆積したダストを自動的に機外に排出できるように、その床面に、ゴム板などで塞いだ排出口が設けられている。そして、ファンを逆回転させると、その風圧で、その排出口が弾性変形して開くようにしている。それにより、床面に堆積したダストを、排出口を通じて機外に排出している。
特開2007-307464号公報
ファンを逆回転させることで、外部濾材の外面に付着したダストは容易に除去できるが、熱交換器に付着したダストの除去は難しい。そこで、特許文献1のリサイクル機械では、風圧を利用してそのダストを機外に排出できるようにしているが、改善の余地がある。
すなわち、逆風は、熱交換器から外部濾材に向かって流れる。そのため、逆風の発生によって、熱交換器から吹き飛ばされるダストは、床面に落下もするが、外部濾材の内面に付着するものも多い。
外部濾材の内面に付着したダストは、ファンが通常の回転に戻った時に、再度、熱交換器に付着することになる。すなわち、比較的多くのダストが機内に残留することになるので、ダストの排出効率は高くない。特に、熱交換器を通過し易い、比重の小さい微細なダストが残存し易いという問題もある。
そこで開示する技術の主たる目的は、機内に蓄積されるダストを効果的に機外に排出することができ、ダストの清掃作業の頻度を抑制できる作業機械を提供することにある。
開示する技術は、下部走行体の上に、作業を行う機械本体が搭載されていて、その機械本体に、隣接した吸気室および機器室を内部に備えた機械室が設置されている作業機械に関する。
前記作業機械は、前記吸気室の外部に面する側壁面に開口して防塵ネットで覆われた吸気口と、前記吸気室と前記機器室との間を仕切るように設けられた熱交換器と、前記機器室に設置されて前記熱交換器を通過する風を発生させるファンと、を備える。そして、前記ファンが、前記吸気室から前記機器室に空気が流れる順風状態および前記機器室から前記吸気室に空気が流れる逆風状態の双方の送風状態を発生可能に構成され、かつ、前記防塵ネットが、開閉可能に構成されている。
すなわち、この作業機械によれば、機械本体に搭載されている機械室の内部に、隣接した吸気室および機器室が備えられていて、その吸気室の外部に面する側壁面には防塵ネットで覆われた吸気口が開口している。機器室に設置されているファンが、吸気口から外気を取り入れて、吸気室と機器室との間を仕切る熱交換器を通過する風を発生させることで(順風状態)、熱交換器を空冷できるように構成されている。
更に、このファンは、風が逆向きに流れる逆風状態にもできるように構成されていて、防塵ネットも開閉可能に構成されている。逆風状態にすることで、防塵ネットや熱交換器に付着したダストを吹き飛ばすことができる。防塵ネットが開閉できるので、逆風状態にしたときに防塵ネットを開くことで、熱交換器に付着したダストを、吸気口を通じて機外に排出できる。
従って、機内に蓄積されるダストを効果的に機外に排出することができ、ダストの清掃作業の頻度を抑制できる。
しかも、前記順風状態では前記防塵ネットが閉じられて前記逆風状態では前記防塵ネットが開かれるように、前記ファンの送風状態に連動して前記防塵ネットが自動的に開閉制御される。
すなわち、自動的にダストの除去処理が行えるので、作業負担を大幅に軽減できる。通常、ダスト除去処理は、数秒ないし数十秒の時間で足りるので、リサイクル作業をほとんど中断せずに、ダスト除去処理が行える。従って、作業効率を向上できる。
前記作業機械はまた、前記逆風状態になる前のタイミングで、閉じられている前記防塵ネットを開き始める開き補助制御を実行する、としてもよい。
すなわち、順風状態のタイミングで防塵ネットを開くことで、防塵ネットの内面にダストが付着することも抑制できる。そして吸気口が開き始めた段階で逆風状態に切り替わると、風の反転とともに吸気口も大きく開かれていくので、空気抵抗はほとんど受けることが無い。従って、強い逆風が発生する。熱交換器に付着したダストを効果的に吹き飛ばすことができる。そして、吹き飛ばされたダストを、機内にほとんど残さずに、開いた吸気口を通じて機外に排出できる。
前記作業機械は、前記順風状態になる前のタイミングで、前記防塵ネットを閉じ終わる閉じ補助制御を実行する、としてもよい。
すなわち、逆風状態のままで、防塵ネットを閉じていく。このときも、防塵ネット30は、吸気口40を略二等分する位置に配置された回動軸Jを中心に回動するので、風力が強力でも、回転トルクを抑制できる。このタイミングでは、吹き出す空気中にダストはほとんど無いので、防塵ネットにダストが再付着するおそれはほとんどない。
従って、機内にダストが入り込むことなく、吸気口を閉じることができる。順風状態になる前のタイミングで閉じ終わるので、逆風状態かつ吸気口が閉じた状態となる。従って、防塵ネットの外面に残存しているダストを除去できる。なお、防塵ネットが閉じられた後も、しばらくは逆風状態を保持するのが好ましい(例えば数秒)。そうすれば、防塵ネットの外面に残存しているダストを効果的に除去できる。
前記作業機械はまた、前記防塵ネットが、所定の回動軸を中心に回動することによって開閉し、前記回動軸が、前記吸気口を略二等分する位置に配置されている、としてもよい。
ファンが発生させる風力は強力である。そのため、防塵ネットをその風力に抗して開閉すると、負荷が大きく、軸受等の負担も大きい。それに対し、防塵ネットが、所定の回動軸を中心に回動することによって開閉し、その回動軸が、吸気口を略二等分する位置に配置されていると、風力が強力でも、その抵抗を相殺できる。回転トルクを抑制できるので、防塵ネットや軸受等の負荷を軽減できる。
前記作業機械はまた、前記吸気口は、横方向に2列に並ぶとともに縦方向に複数並ぶ所定の配置で、前記吸気室の壁面に複数設けられていて、縦方向に並ぶ前記吸気口を覆う前記防塵ネットの各々が、上下方向に延びる共通のシャフトによって開閉可能に軸支されると共に、前記シャフトの各々が、リンク機構によって互いに連動して回動するように連結されている、としてもよい。
同じ開口面積であれば、大きな防塵ネットを開閉するよりも、複数の小さな防塵ネットを開閉する方が負荷を小さくできる。従って、開閉が容易になる。更に、吸気口をこのように配置して、このようにシャフトやリンク機構で開閉できるようにすれば、複数の防塵ネットを連動して同時に開閉操作できる。リンク機構の設定によって防塵ネットの開閉位置も調整できるので、防塵ネットの開閉の最適化が容易に行える。
前記作業機械はまた、前記防塵ネットは、開いた時に所定の開き位置で保持されるように構成されており、前記開き位置で、前記防塵ネットの外面が前記吸気室の側に臨むように設定されている、としてもよい。
すなわち、防塵ネットは、風向に対して略平行になる角度から僅かに傾斜し、その外面が吸気室の側に臨むように設定されている。
それにより、風力抵抗をほとんど受けること無く、吸気口を大きく開放できる。そして、機内から吹き飛ばされたダストが防塵ネットの内面に付着するのを防止しながら、防塵ネットの外面に付着したダストを吹き飛ばすことができる。
前記作業機械はまた、前記吸気室から上方に突出して防塵ネットで覆われた第2吸気口を更に備え、前記第2吸気口の内側に第2熱交換器が設置され、かつ、前記吸気口が前記熱交換器と空間を介して対向している、としてもよい。
そうすれば、第2吸気口により、吸気室に外気を導入する開口面積が増大する。従って、吸気性能が向上する。防塵ネットの目詰まりが抑制できる。
また、通常、コンデンサ等の第2熱交換器は、熱交換器の前方に設置される場合が多い。第2熱交換器が熱交換器の前方に有ると、熱交換器に付着したダストを除去するためには、第2熱交換器を取り外す等しなければならない。そのため、そのダストの除去には、時間と手間を要する。また、逆風でダストを吹き飛ばす場合でも邪魔になる。
それに対し、第2熱交換器が第2吸気口の内側に設置されているので、熱交換器に付着するダストの除去が容易である。しかも、吸気口と熱交換器とが、空間を介して対向した状態となり、ファンによる空冷およびダストの除去が、より効果的に行える。
開示する技術を適用した作業機械によれば、機内に蓄積されるダストを効果的に機外に排出することができる。従って、ダストの清掃作業の頻度を抑制できる。
実施形態のリサイクル機を側方から見た概略図である。 実施形態のリサイクル機を後方から見た概略図である。 機械室の内部を上方から見た概略図である。 機械室の内部を後方から見た概略図である。 左側のドアカバーの部分を示す概略図である。 防塵ネットを開閉する構造を説明するための図である。 防塵ネットを開閉する構造を説明するための図である。 ダスト除去処理の制御の流れの一例である。 ダスト除去処理での防塵ネットの動作を説明するための図である。
以下、開示する技術の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限するものではない。各図に、説明で用いる上下、前後、および左右の方向を示す。
図1A、図1Bに、開示する技術を適用した作業機械の一例(リサイクル作業向けの作業機械、以下、単にリサイクル機1ともいう)を示す。リサイクル機1は、大略、下部走行体2と、その上に搭載された上部旋回体3(機械本体の一例)とで構成されている。下部走行体2の左右両側には、一対のクローラ2a,2aが設置されている。リサイクル機1は、これらクローラ2a,2aによって走行する。
上部旋回体3は、下部走行体2に旋回自在に支持された台状のアッパーフレーム3aを有している。そのアッパーフレーム3aの上に、アタッチメント4、キャブ5、機械室10等が設置されている。なお、例示のリサイクル機1は、旋回半径が小さくなるように、上部旋回体3の後部の外郭線が、上方から見て弧状に形成されている。
アタッチメント4は、上部旋回体3の前部に設置されている。アタッチメント4は、ブーム4a、アーム4b、グリップ4cなどで構成されている。アタッチメント4の先端のグリップ4cは、作業内容に応じて変更可能である。アタッチメント4は、油圧制御された油圧シリンダ4dの伸縮に連動して動作し、廃材の移動や切断等の作業を行う。これらブーム4a等の操作は、キャブ5において行われる。
キャブ5は、矩形箱形の運転室である。キャブ5に搭乗したオペレータがリサイクル機1を運転、操作する。キャブ5の内部には、制御装置5aや操作装置が設置されている。後述するファン17が行う風向反転動作やアクチュエータ36が行う開閉動作も、その制御装置5aが、所定の制御プログラムに基づいて実行する。キャブ5は、アタッチメント4に隣接して上部旋回体3の左前部に設置されている。
<機械室10>
機械室10は、左右方向に長い略密閉された空間からなり、上部旋回体3の後部に設置されている。機械室10の下部は、アッパーフレーム3aによって外部と区画されている。機械室10の後部は、アタッチメント4との間で前後のバランスを確保するために、高重量な鋳物のカバー(いわゆるカウンタウエイト)によって外部と区画されている。機械室10のその他の周囲は、鋼板等のカバーによって外部と区画されている。
機械室10の左右の後隅部の側面を覆っているカバーには、略矩形のメンテナンス開口11が形成されている。これらメンテナンス開口11の各々には、開閉可能なドアカバー12が取り付けられている。各ドアカバー12は、各メンテナンス開口11の後側の周縁部に、ヒンジ状のドア軸13を介して軸支されている。
ドアカバー12がドア軸13(図2参照)を中心に後方に揺動することで、メンテナンス開口11は開かれる。ただし、必要時以外、メンテナンス開口11はドアカバー12で塞がれている。ドアカバー12は、外部に面した機械室10の側壁面を構成している。
左側のドアカバー12には、防塵ネット30で覆われた4つの吸気口40が設けられている。また、機械室10の上面の左端部には、機械室10の上面から上方に突出した吸気ダクト50が設けられている。これら防塵ネット30、吸気口40、および吸気ダクト50の詳細は後述する。
図2および図3に、機械室10の内部を示す。機械室10の内部は、左側に位置する吸気室ARと、その右側に隣接する機器室MRとに区画されている。機器室MRを覆っているカバーの上面の右端部には、排気口14が開口している。
機器室MRには、エンジン15、油圧ポンプ16、ファン17、ラジエータ18(熱交換器)などが設置されている。エンジン15は、その駆動軸15aを左右方向に向けた状態で、機器室MRに配置されている。エンジン15は、マウント(図示せず)を介してアッパーフレーム3aの上に載置されている。油圧ポンプ16は、エンジン15の右端部に連結されていて、エンジン15と一体に構成されている。ファン17は、エンジン15の左端部から突出した駆動軸15aに取り付けられている。
このファン17は、駆動軸15aに固定されるボス部17aと、ボス部17aから放射状に拡がる複数のフィン17bとを有している。そして、これらフィン17bの各々は、電気制御により、その傾斜角度が変更可能に構成されている(いわゆるリバーシブルファン)。すなわち、ファン17は、所定の制御プログラムに基づいて、フィン17bの傾斜角度を変更する。
それにより、このファン17は、回転方向が一定の駆動軸15aに取り付けられていても、送風方向を反転できる。具体的には、このファン17は、吸気室ARから機器室MRに空気が流れる状態(順風状態)と、機器室MRから吸気室ARに空気が流れる状態(逆風状態)の双方の送風状態を発生させることができる。
フィン17bの角度変更によって切り換えるので、ファン17の回転方向を逆向きにする方法に比べて、短時間でレスポンスよく送風方向を反転できる。ファン17を駆動軸15aに直結できるので、機械室10が狭い場合に有利である。
ラジエータ18は、エンジン15の冷却水を冷却する矩形厚板状の熱交換器であり、風が通過する一対のコア面(流入面18aおよび流出面18b)を有している。ラジエータ18は、その流入面18aを吸気室ARに向け、その流出面18bを機器室MRに向けた状態で、吸気室ARと機器室MRとの間に配置されている。
ラジエータ18の周囲には仕切壁19が設けられている。ラジエータ18と仕切壁19とにより、機械室10の内部が吸気室ARと機器室MRとに仕切られている。なお、流入面18aには、ダストの侵入を防ぐ防塵フィルタが着脱可能に装着されていてもよい。
ファン17は、流出面18bに近接して対向するように、ラジエータ18と左右方向に並んで配置されている。ファンシュラウド20により、ラジエータ18とファン17との間のスペースの周囲が囲まれている。ファン17が作動すると、ラジエータ18を通過して左右方向に流れる風が発生する。
吸気室ARは、機器室MRへ外気を導入するための前室に相当する。上述したように、吸気室ARの側面の大部分を構成している左側のドアカバー12には、防塵ネット30で覆われた4つの吸気口40が設けられている。そして、吸気室ARの上面を構成している、機械室10のカバーには、吸気ダクト50が設けられている。
(吸気口40、防塵ネット30)
図4Aに、左側のドアカバー12の部分を示す。このリサイクル機1では、ドアカバー12に、矩形の4つの吸気口40が、縦横に格子状に配置されている。具体的には、これら吸気口40は、横方向に2列に並ぶとともに、縦方向に2行に並ぶように配置されている。
そして、これら吸気口40の各々は、連動して同時に開閉可能に構成された防塵ネット30で覆われている。すなわち、縦方向に並ぶ各列の吸気口40を覆う防塵ネット30の各々が、上下方向に延びる共通のシャフト31によって開閉可能に軸支されている。そして、これらシャフト31の各々が、リンク機構によって互いに連動して回動するように連結されている。
各防塵ネット30は、左右で上下幅が異なる矩形枠30aと、矩形枠30aの内側を覆うネット30bと、矩形枠30aの上枠部および下枠部の各々に設けられた取付部30cとを有している。防塵ネット30は、樹脂製である。ドアカバー12の外面および内面には、各吸気口40の周囲に沿ってシール材12aが貼り付けられている。
防塵ネット30を閉じた状態では、矩形枠30aは、シール材12aを介してドアカバー12の外面および内面に圧着される。詳細には、内方に開く上下幅の大きい矩形枠30aの片側が、ドアカバー12の内面にシール材12aを介して圧着され、外方に開く上下幅の小さい矩形枠30aの片側が、ドアカバー12の外面にシール材12aを介して圧着される。
図4B、図4Cにも示すように、各シャフト31は、ドアカバー12の内面に軸支されている。具体的には、各列の2つの吸気口40の上下両側の部分に、一対のブッシュ32,32が上下に対向して設けられている。これらブッシュ32,32は、吸気口40を横方向に略二等する軸(回動軸J)と、横方向において重なる位置に配置されている。これらブッシュ32,32に両端部が軸支されることにより、シャフト31は、回動軸Jを中心に回動する。
各シャフト31には、回動軸Jに直交してシャフト31の両側に延びる一対の支持アーム33,33が、上下2箇所に設けられている。これら一対の支持アーム33,33の各々に、防塵ネット30の各取付部30cが、ビス止めされている。各シャフト31の上端部には、回動軸Jに直交して防塵ネット30から離れる側に延びる回動アーム34が固定されている。これら回動アーム34の突端部分に、リンクアーム35の両端部が回動自在に連結されている。
ドアカバー12の内面にはまた、伸縮動作するアクチュエータ36が設置されている。アクチュエータ36は、シリンダ36aと、シリンダ36aに収容されてその突端から出入りするピストンロッド36bとを有している。ピストンロッド36bの先端部分は、ドアカバー12の内面に設けられた支持ブラケット37に回動自在に軸支されている。そして、シリンダ36aの末端部分は、回動アーム34の突端部分の一方に回動自在に連結されている。
アクチュエータ36は、電気ケーブルにより、制御装置5aと電気的に接続されている。アクチュエータ36は、電気制御に従って伸縮動作する。それに伴って、各防塵ネット30は、連動して同時に回動軸Jを中心に回動する。それにより、図4Cの左図に示す閉じ位置と、図4Cの右図に示す開き位置との間で、各防塵ネット30が開閉制御される。
このように構成することで、複数の防塵ネット30を比較的簡単な構成で一括して開閉制御できる。回動アーム34の長さを調節するだけで、防塵ネット30の閉じ位置や開き位置を所定位置に確実に設定できる。
(吸気ダクト50)
吸気ダクト50は、吸気室ARから上方に突出することによって吸気室ARを拡張する箱形の部分からなる。図1に示すように、吸気ダクト50の左側面には、防塵ネット51aで覆われた開口(第2吸気口51)が設けられている。第2吸気口51により、吸気室ARに外気を導入する開口面積が増大する。従って、吸気性能が向上する。防塵ネット30,51aの目詰まりが抑制できる。
図3に示すように、その第2吸気口51の内側に、コンデンサ52(第2熱交換器)が設置されている。コンデンサ52は、第2吸気口51を通過する空気との熱交換により、冷媒(エアコン、燃料等を冷却する冷媒)を冷却する。通常、コンデンサ52は、ラジエータ18の流入面18aの前方に設置される場合が多い。
コンデンサ52が流入面18aの前方に有ると、流入面18aに付着したダストを除去するためには、コンデンサ52を取り外す等しなければならない。そのため、そのダストの除去には、時間と手間を要する。また、逆風でダストを吹き飛ばす場合でも、コンデンサ52は邪魔になる。
それに対し、このリサイクル機1では、コンデンサ52が第2吸気口51の内側に設置されているので、ラジエータ18に付着するダストの除去が容易である。しかも、吸気口40とラジエータ18とが、空間を介して左右方向に対向した状態となるため、ファン17による、空冷およびダストの除去が、より効果的に行える。
(機械室10の空冷)
このリサイクル機1では、機械室10の左側に、外気を取り入れる吸気口40や第2吸気口51が配置され、機械室10の右側に、機内で暖められた外気を排出する排気口14が配置されている。通常の状態では、これら吸気口40,51は防塵ネット30,51aで覆われている。従って、リサイクル機1の運転時には、ファン17の送風により、防塵ネット30,51aでダストを除去した外気を機械室10に取り入れることができる。
そして、図2、図3に矢印Ywで示すように、機械室10の内部では、左側から右側に向かう空気の流れが形成される(順風状態)。空気(外気)がラジエータ18を通過することで冷却水が冷却され、機器室MRを通過することでエンジン15の周囲が冷却される。
リサイクル作業の進行に伴って、防塵ネット30の外面やラジエータ18の流入面18aに、ダストが付着し、堆積していく。ダストが発生し易い現場であれば、数時間で目詰まりが発生し、適切な空冷が行えなくなる。そうした場合、作業を中断し、ダストを除去しなければならない。
それに対し、このリサイクル機1では、定期的に、防塵ネット30の外面やラジエータ18の流入面18aに付着したダストを除去する処理(ダスト除去処理)が、自動的に行われるように構成されている。すなわち、空冷を行う順風状態では防塵ネット30は閉じられているが、ダスト除去処理を行う逆風状態では防塵ネット30が開かれるように、ファン17の送風状態に連動して、防塵ネット30が自動的に開閉制御される。
機械室10の空冷が、予め設定される所定時間が経過すると、ダスト除去処理が、制御装置5aの制御によって自動的に実行される。このリサイクル機1の場合、リバーシブルファンの採用により、ダスト除去処理に要する時間は、数秒ないし数十秒である。従って、オペレータによるダストを除去する作業は不要であり、リサイクル作業もほとんど中断しなくてもよい。
(ダスト除去処理)
図5に、制御装置5aが実行するダスト除去処理の制御の流れを例示する。図6に、ダスト除去処理での防塵ネット30の動作を例示する。
図6の(a)は、ダスト除去処理が実行される前、つまり空冷時(順風状態)の吸気室ARを示している。このとき、外気に含まれるダストD,dは、防塵ネット30の外面およびラジエータ18の流入面18aに付着して除去される。それに伴って、ダストD,dが防塵ネット30の外面およびラジエータ18の流入面18aに堆積していく。このとき、ラジエータ18に付着するダストdは、防塵ネット30に付着するダストDよりも少ないが、微細である。
空冷が行われて所定時間が経過すると、ダスト除去処理が開始される(ステップS1でYes)。ダスト除去処理では、ファン17の送風方向を反転させて逆風状態にするが、その直前のタイミングで、閉じられている防塵ネット30を開き始める制御(開き補助制御)が実行される(ステップS2)。
すなわち、アクチュエータ36を作動させて防塵ネット30を回動させる。それにより、順風状態のままで、図6の(b)に示すように、吸気口40が開いていく。それに僅かに遅れてファン17の送風方向が変更される(ステップS3)。
このとき、送風方向の切替は、フィン17bの角度を変更するだけなので、瞬時に送風方向を反転できる。急激に送風方向が反転するので、瞬間的に風速が弱まる。そのタイミングで防塵ネット30を開くことで、隙間からダストD,dが吸気室ARに侵入することを抑制できる。また、防塵ネット30の内面にダストD,dが付着することも抑制できる。
風向は、逆風状態に急速に切り替わっていく。同時に、防塵ネット30が回動し、吸気口40も大きく開かれていくので、空気抵抗はほとんど受けることが無い。従って、図6の(c)に示すように、強い逆風が発生する。ラジエータ18の流入面18aに付着した微細なダストdを効果的に吹き飛ばすことができる。そして、吹き飛ばされたダストdは、吸気口40から機外に排出される。
このとき、防塵ネット30は、吸気口40を略二等分する位置に配置された回動軸Jを中心に回動するので、風力が強力でも、その抵抗を相殺できる。回転トルクを抑制できるので、防塵ネット30やリンク機構の負荷を軽減できる。
防塵ネット30は、全開した時に所定の開き位置で保持されるように構成されている。その開き位置に防塵ネット30が到達すると(ステップS4でYes)、防塵ネット30を開く制御、つまり、アクチュエータ36の制御によるシャフト31の回動が停止される(ステップS5)。
開き位置では、防塵ネット30の外面が吸気室ARの側に臨むように設定されている。すなわち、図6の(c)に示すように、防塵ネット30は、風向に対して略平行になる角度から僅かに傾斜し、その外面が吸気室ARの側に臨むように設定されている。
それにより、風力抵抗をほとんど受けること無く、吸気口40を大きく開放できる。そして、機内から吹き飛ばされたダストdが防塵ネット30の内面に付着するのを防止しながら、防塵ネット30の外面に付着したダストDを吹き飛ばすことができる。
そうして、ラジエータ18の流入面18aに付着したダストdを除去するための時間として、予め設定されている所定時間(例えば数秒)が経過すると(ステップS6でYes)、防塵ネット30を閉じる処理を開始する(ステップS7)。
このとき、順風状態になる前のタイミングで、防塵ネット30を閉じ終わる制御(閉じ補助制御)が実行される。すなわち、送風方向の切替よりも先に、図6の(d)に矢印で示すように、アクチュエータ36を作動させて防塵ネット30を回動させる。それにより、逆風状態のままで、防塵ネット30が閉じていく。
このときも、防塵ネット30は、吸気口40を略二等分する位置に配置された回動軸Jを中心に回動するので、風力が強力でも、回転トルクを抑制できる。このタイミングでは、吹き出す空気中にダストdはほとんど無いので、防塵ネット30にダストdが再付着するおそれはほとんどない。
そうして、防塵ネット30が、閉じ位置に到達して閉じ終わると(ステップS8でYes)、防塵ネット30を閉じる制御、つまり、アクチュエータ36の制御によるシャフト31の回動が停止される(ステップS9)。
少なくとも順風状態となる前に防塵ネット30で吸気口40を塞げばよいが、図6の(e)に示すように、防塵ネット30が閉じ位置に到達した後も、しばらくは逆風状態を保持するのが好ましい(例えば数秒)。それにより、防塵ネット30の外面に残存しているダストDを効果的に除去できる。
そうした後、ファン17の送風方向が変更され(ステップS10)、図6の(a)に示す、通常の空冷状態に復帰する。このとき、防塵ネット30、ラジエータ18に蓄積していたダストD,dは取り除かれ、しかも、機外に排出されている。言わば、空冷状態を初期状態に戻すことができるので、ダストの多いリサイクル現場での作業でも、ダストの清掃作業の頻度を効果的に抑制できる。
ダスト除去処理の際、エンジン15の駆動を止めなくてもよいし、その処理も数秒ないし数十秒で終わる。そのため、リサイクル作業は、ほとんど中断しなくてもよい。従って、作業効率を向上できる。特に、ラジエータ18の流入面18aに付着する微細なダストを、機外に効果的に排出できるので、ラジエータ18の下流側へのダストの侵入を効果的に抑制できる利点もある。
なお、開示する技術にかかる作業機械は、上述した実施形態に限定されず、それ以外の種々の構成をも包含する。例えば、作業機械の構成は一例である。吸気口40および排気口14の配置は、左右逆であってもよい。吸気口40の数も一例である。1個でもよいし、実施形態のように格子状に配列する場合、縦に3個以上配置してもよい。防塵ネットを開閉するタイミングは、風向の切替制御の前や後にするのではなく、実際の風向きの状態に合わせて設定してもよい。作業機械が行う作業は、リサイクル作業に限らない。建設作業等であってもよい。
1 リサイクル機(作業機械)
2 下部走行体
2a クローラ
3 上部旋回体(機械本体)
3a アッパーフレーム
4 アタッチメント
5 キャブ
5a 制御装置
10 機械室
11 メンテナンス開口
12 ドアカバー
14 排気口
15 エンジン
16 油圧ポンプ
17 ファン
18 ラジエータ(熱交換器)
18a 流入面
18b 流出面
30 防塵ネット
31 シャフト
40 吸気口
50 吸気ダクト
51 第2吸気口
52 コンデンサ(第2熱交換器)
AR 吸気室
MR 機器室
J 回動軸

Claims (6)

  1. 下部走行体の上に、作業を行う機械本体が搭載されていて、その機械本体に、隣接した吸気室および機器室を内部に備えた機械室が設置されている作業機械であって、
    前記吸気室の外部に面する側壁面に開口して防塵ネットで覆われた吸気口と、
    前記吸気室と前記機器室との間を仕切るように設けられた熱交換器と、
    前記機器室に設置されて前記熱交換器を通過する風を発生させるファンと、
    を備え、
    前記ファンが、前記吸気室から前記機器室に空気が流れる順風状態および前記機器室から前記吸気室に空気が流れる逆風状態の双方の送風状態を発生可能に構成され、かつ、前記防塵ネットが、開閉可能に構成されていて、
    前記順風状態では前記防塵ネットが閉じられて前記逆風状態では前記防塵ネットが開かれるように、前記ファンの送風状態に連動して前記防塵ネットが自動的に開閉制御され
    前記逆風状態になる前のタイミングで、閉じられている前記防塵ネットを開き始める開き補助制御を実行する作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記順風状態になる前のタイミングで、前記防塵ネットを閉じ終わる閉じ補助制御を実行する作業機械。
  3. 請求項1または2に記載の作業機械において、
    前記防塵ネットが、所定の回動軸を中心に回動することによって開閉し、
    前記回動軸が、前記吸気口を略二等分する位置に配置されている作業機械。
  4. 請求項3に記載の作業機械において、
    前記吸気口は、横方向に2列に並ぶとともに縦方向に複数並ぶ所定の配置で、前記吸気室の壁面に複数設けられていて、
    縦方向に並ぶ前記吸気口を覆う前記防塵ネットの各々が、上下方向に延びる共通のシャフトによって開閉可能に軸支されると共に、前記シャフトの各々が、リンク機構によって互いに連動して回動するように連結されている作業機械。
  5. 請求項1~4のいずれか1つに記載の作業機械において、
    前記防塵ネットは、開いた時に所定の開き位置で保持されるように構成されており、
    前記開き位置で、前記防塵ネットの外面が前記吸気室の側に臨むように設定されている作業機械。
  6. 請求項1~5のいずれか1つに記載の作業機械において、
    前記吸気室から上方に突出して防塵ネットで覆われた第2吸気口を更に備え、
    前記第2吸気口の内側に第2熱交換器が設置され、かつ、前記吸気口が前記熱交換器と空間を介して対向している作業機械。
JP2020163680A 2020-09-29 2020-09-29 作業機械 Active JP7456345B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020163680A JP7456345B2 (ja) 2020-09-29 2020-09-29 作業機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020163680A JP7456345B2 (ja) 2020-09-29 2020-09-29 作業機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022055952A JP2022055952A (ja) 2022-04-08
JP7456345B2 true JP7456345B2 (ja) 2024-03-27

Family

ID=80998401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020163680A Active JP7456345B2 (ja) 2020-09-29 2020-09-29 作業機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7456345B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005083168A (ja) 2003-09-11 2005-03-31 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 建設機械の冷却装置
JP2007218190A (ja) 2006-02-17 2007-08-30 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 熱交換器の防塵ネット
JP2008088653A (ja) 2006-09-29 2008-04-17 Kobelco Contstruction Machinery Ltd フィルタの取付構造及びこれを備えた建設機械
JP2014047634A (ja) 2012-08-29 2014-03-17 Iseki & Co Ltd コンバイン
JP2020122315A (ja) 2019-01-30 2020-08-13 日立建機株式会社 建設機械

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005083168A (ja) 2003-09-11 2005-03-31 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 建設機械の冷却装置
JP2007218190A (ja) 2006-02-17 2007-08-30 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 熱交換器の防塵ネット
JP2008088653A (ja) 2006-09-29 2008-04-17 Kobelco Contstruction Machinery Ltd フィルタの取付構造及びこれを備えた建設機械
JP2014047634A (ja) 2012-08-29 2014-03-17 Iseki & Co Ltd コンバイン
JP2020122315A (ja) 2019-01-30 2020-08-13 日立建機株式会社 建設機械

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022055952A (ja) 2022-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7132140B2 (ja) 作業用車両
WO2007004327A1 (ja) 建設機械
JP7456345B2 (ja) 作業機械
JP2008126843A (ja) 作業機械の冷却装置
JP6907736B2 (ja) 建設機械の冷却装置
JP6973114B2 (ja) 建設機械の冷却装置
JP4183584B2 (ja) 建設機械の冷却装置
JP2007032477A (ja) 車両
JP7225927B2 (ja) 作業機械
JP7318575B2 (ja) 建設機械
JP5451669B2 (ja) 作業機械
JP4523357B2 (ja) 建設機械の熱交換器取り付け構造
JP7147555B2 (ja) 建設機械
WO2021168729A1 (zh) 作业车辆的冷却装置
JPH11254976A (ja) 建設機械の騒音低減装置並びにこの装置に用いるカバー及び排気部
JP6580607B2 (ja) 建設機械
JP3771654B2 (ja) 熱交換装置
JP4474229B2 (ja) 建設機械のエンジン室
JP2020157895A (ja) 作業車両
JP2006112217A (ja) 建設機械
JP2000054430A (ja) 建設機械の冷却装置及びバッテリー保護カバー
JP6911524B2 (ja) 建設機械の冷却装置
JP2000177403A (ja) 建設機械の冷却装置
JP2007218190A (ja) 熱交換器の防塵ネット
JPH11190215A (ja) 油圧ショベルの異物防除ネットおよびその装着方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7456345

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150