JP3771654B2 - 熱交換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オイルクーラ、ラジエータ等の熱交換器を複数個配列した熱交換装置に係わり、特に、冷却風に搬送される異物等が熱交換器に侵入するのを防止する熱交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の熱交換装置に関する公知技術として、例えば、油圧ショベルに備えられた熱交換装置に関する特開平7−189695号公報がある。この公知技術による熱交換装置の概略配置を表す、油圧ショベルの部分断面図を図6に示す。
この図6において、熱交換装置100は、履帯2L,2Rを有する下部走行体2と、下部走行体2に旋回可能に装着された上部旋回体3と、この上部旋回体3に回動可能に連結され作業フロントの一部を形成するブーム5とを備えた油圧ショベル1のエンジンルーム9に設けられている。エンジンルーム9は、上部旋回体3における運転室8の後部に設けられており、カバー10により覆われた空間内に、エンジン11と、このエンジン11により駆動される油圧ポンプ12と、熱交換装置100と、エンジン11のクランク軸(図示せず)により駆動されるいわゆる吸い込み式のファン15と、熱交換装置100を通過した冷却風をファン15へ導く導入板23とが設けられている。
このような構成において、エンジン11を作動させて油圧ポンプ12を駆動することにより作動油を加圧し、この圧油を、下部走行体2に設けられた走行用油圧モータ(図示せず)、上部旋回体3に設けられた旋回用油圧モータ(図示せず)、及びブーム5を含む作業フロントを作動させる複数の油圧シリンダ(図示せず)に供給し、これら油圧アクチュエータを作動させ、下部走行体2の走行、上部旋回体3の旋回、及び作業フロントの各種動作等を行う。このとき、ファン15により誘起される冷却風が、図6中に矢印で示すように、カバー10に形成された空気取り入れ口10aからエンジンルーム9内に流入し、熱交換装置100を冷却した後にエンジン11の周囲を流れてこれを冷却し、カバー10に形成された排出口10bからエンジンルーム9外へ排出される。
【0003】
熱交換装置100の組立斜視図を図7に、熱交換装置全体の配置を説明する図を図8に示す。
図6〜図8において、熱交換装置100は、前述した油圧アクチュエータからの戻り油を冷却するオイルクーラ20と、エンジン11の冷却水を冷却するラジエータ21と、オイルクーラ20とラジエータ21との間に左・右両側にそれぞれ掛け渡され、これら2つを所定間隔に保持する2つの連結板24,24と、オイルクーラ20とラジエータ21との隙間の下方にヒンジ25aを介し開閉可能に設けられた底板25と、冷却風に搬送される虫、枯れ葉、ゴミ等の浮遊異物(以下適宜、単に浮遊異物という)の侵入を防止する防除ネット30と、オイルクーラ20の前面の左・右両側に設けられ防除ネット30着脱時のガイドとなるスライドガイド33,33とを有する。
【0004】
オイルクーラ20及びラジエータ21は冷却風の流れ方向に配列されており、幅方向両端近傍においてそれぞれ支持部材16及び17を介しエンジンルーム9の床板13に支持されている。
底板25は、ファン15が作動し冷却風が誘起されると、冷却風流路内の負圧により上方へ回動(図8中矢印参照)して先端部がラジエータ21の下部に当接し、オイルクーラ20とラジエータ21との隙間の下方を閉塞するようになっている。また、ファン15が停止したときには、底板25は自重でラジエータ21の下部から離間し、オイルクーラ20とラジエータ21との隙間の下方を開口させるようになっている。
【0005】
防除ネット30は、冷却風の最上流側にあるオイルクーラ20の前方(冷却風上流側)の面を覆う前方網状部材、例えば前方ネット部31と、この前方ネット部31の上端部に直角に連設され、オイルクーラ20とラジエータ21との間に形成される隙間の上方を覆う上方防除手段、例えば上方ネット部32とを備えている。これら前方ネット部31及び上方ネット部32は、それぞれフレーム31a,32a中央の開口部に所定メッシュ数の金網31b,32bを装着して形成されている。また前方ネット部31の面積は、オイルクーラ20の前面側面積とほぼ同一となっている。
スライドガイド33,33はそれぞれ横断面U字形状であり、長手方向に溝33aを形成する。そして防除ネット30の装着時には、この溝33aに対しフレーム31aの左側部分31aL及び右側部分31aRを挿通し、上方ネット部32をオイルクーラ20の上面に密着させる。このとき、上方ネット部32の先端はラジエータ21上にまで延び、オイルクーラ20とラジエータ21との隙間の上方を完全に覆うようになっている。そしてこの状態で、スライドガイド33に螺合した複数の蝶ねじ34を締め付け、その先端をフレーム31aの左側部分31aL及び右側部分31aRに圧接させて防除ネット30を固定する。このような構造により、防除ネット30の位置ズレを防止しつつその着脱を容易に行えるようになっている。
連結板24,24は、オイルクーラ20とラジエータ21との間に形成される隙間の側方を覆っており、ここからの浮遊異物の侵入を防止する側方防除手段としての機能を果たす。
【0006】
上記構成の熱交換装置100において、エンジンルーム9内のファン15が作動し冷却風が誘起されると、冷却風に搬送される浮遊異物は防除ネット30に確実に捕捉され、内部に入り込むことなく防除される。このとき、底板25が上方へ回動してオイルクーラ20とラジエータ21との隙間の下方を閉塞し、ここから浮遊異物が侵入するのを防ぎ、これら浮遊異物がオイルクーラ20及びラジエータ21に備えられた多数のフィン(図示せず)に付着するのを防止する。
また、冷却風により搬送されるものの中には、防除ネット30を通過するほど細かい浮遊異物や塵埃等がある。これらが粘着性がなく乾燥したものである場合には、そのまま冷却風に搬送されて熱交換装置100の外部に排出されるか、オイルクーラ20とラジエータ21との間で滞留後ファン15が停止して底板25が開いたときにそこから落下して排出される。一方、浮遊異物や塵埃等が粘着性のものであったり湿潤しているものである場合にはオイルクーラ20やラジエータ21のフィン等に付着するため、定期的に清掃を行ってこれらフィンへの付着物を取り除く。この清掃を行う際には、防除ネット30を取り外した後、オイルクーラ20とラジエータ21との隙間に上方からエアブローノズルを挿入し、オイルクーラ20及びラジエータ21に向けて加圧エアを吹き付けて、フィン等に付着した異物をパージし開いた底板25から排出する。このように、防除ネット30を着脱可能とすることで容易に清掃作業を行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記公知技術においては、冷却風流路内の負圧で回動可能な底板25を設けることにより、冷却風流通時の下方からの異物侵入の防止を図り、かつ、清掃時には防除ネット30を取り外し加圧エアを送るという簡単な作業のみで異物を排出する。しかし、例えば油圧ショベルのアイドリング時等、エンジン回転数が低い場合には、ファン15の回転数が低下して冷却風量が低下するため、冷却風流路側と外部側との圧力差が小さくなり底板25が十分に上方へ回動しない事態が生じかねない。この場合、オイルクーラ20とラジエータ21との隙間の下方が十分閉塞されないままとなるので、ここから浮遊異物が流入してオイルクーラ20やラジエータ21のフィンに付着し、冷却風の流れを阻害して冷却効率を低下させる可能性がある。また、可動の底板25がオイルクーラ20の下部にぶら下がる構造であるため、組立工程上、取扱いに慎重を期す必要があり作業性が悪くなる可能性がある。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するものであり、その第1の目的は、熱交換器間の隙間下方からの浮遊異物の流入を確実に防止できる熱交換装置を提供することにあり、第2の目的は、組立工程における作業性を向上できる熱交換装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記第1及び第2の目的を達成するために、本発明によれば、冷却風の流れ方向に所定間隔で複数個配列された熱交換器と、これら複数の熱交換器をそれぞれ床面に対して支持する複数の支持手段と、前記複数の熱交換器のうち前記冷却風の最上流側にあるものの前方位置に着脱可能に設けられ、浮遊異物の侵入を防止する前方網状部材と、前記複数の熱交換器間に形成される隙間の上方位置に着脱可能に設けられ、浮遊異物の侵入を防止する上方防除手段と、前記複数の熱交換器間に形成される隙間の側方位置に設けられ、浮遊異物の侵入を防止する側方防除手段とを有し、かつ前記前方網状部材と前記上方防除手段とを一体化した熱交換装置において、前記前方網状部材及び前記側方防除手段の下端を、前記床面の近傍まで延設したことを特徴とする熱交換装置が提供される。すなわち、所定間隔で複数個配列された熱交換器のうち最上流側熱交換器の前方位置には前方網状部材が設けられ、また熱交換器間の隙間上方位置及び側方位置には上方防除手段及び側方防除手段が設けられている。このとき、これら熱交換器は支持手段で床面に対して支持されており、熱交換器と床面との間に隙間が生じるが、前方網状部材及び側方防除手段の下端を床面の近傍まで延設することにより、この隙間における防除も可能となる。したがって、冷却風が上流側から流入するとき、冷却風に搬送される浮遊異物が熱交換装置の内部に流入しようとしても、前方網状部材、上方防除手段、及び側方防除手段によってブロックされ防除される。但し、細かい異物の一部は前方網状手段等を通過して熱交換装置の内部に侵入するが、それらが粘着性がなく乾燥したものである場合にはそのまま冷却風に搬送されて熱交換装置の外部に排出される。一方、前方網状手段等を通過した異物が粘着性・湿潤性の場合には熱交換器の内部に付着するため、定期的に清掃を行ってこの付着物を取り除く必要がある。ここで本発明においては、前方網状部材と上方防除手段とは着脱可能でしかも一体化されていることにより、この清掃時にはこれらを一体的に取り外して熱交換器間の隙間を露出させ、その上方から清掃機器を挿入することにより、清掃作業を容易に行うことができる。また、複数の熱交換器の下部の隙間は、床面近傍まで延設された前方網状部材及び側方防除手段で覆われており、冷却風量に関係なく異物がブロックされる。したがって、熱交換器の隙間下方を回動底板で閉塞する従来構造のように、冷却風量が小さいときにも異物ブロック機能が低下することがないので、熱交換器の隙間下方からの異物流入を確実に防止できる。さらに、従来構造では回動底板が熱交換器の隙間下方にぶら下がった状態となるために、組立工程上取扱いに慎重を期す必要があり作業性が悪くなる可能性があったが、本発明においてはそのような心配がないため、作業性を向上することができる。
【0011】
好ましくは、上記熱交換装置において、前記上方防除手段は網状部材であることを特徴とする熱交換装置が提供される。
【0012】
また好ましくは、上記熱交換装置において、前記側方防除手段は板材であることを特徴とする熱交換装置が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。従来構造を表した図6〜図8と同等の部材には同一の符号を付し、説明を省略する。
本発明の第1の実施形態を図1及び図2により説明する。
図1は、本実施形態による熱交換装置の組立斜視図であり、図2は、熱交換装置全体の配置を説明する図であり、それぞれ、従来構造の図7及び図8に対応する。これら図1及び図2において、従来構造と特に異なるのは、オイルクーラ20とラジエータ21との隙間の下方に設けられていた底板25を省略するとともに、防除ネット30の前方ネット部31、スライドガイド33,33、及び連結板24,24等の上下方向長さを長くし、それらの下端を床板13近傍まで延設していることである。それらの部材については対応する符号にAを付して区別する。
その他の構造は、従来構造とほぼ同様である。
【0014】
本実施形態においては、オイルクーラ20とラジエータ21との隙間の側方が連結板24A,24Aで塞がれていることから、冷却風は、オイルクーラ20の前面側、及びオイルクーラ20とラジエータ21との隙間の上方から流入する。このとき、冷却風に搬送される浮遊異物が熱交換装置の内部に流入しようとするが、防除ネット30の前方ネット部31A及び上方ネット部32によってブロックされ防除される。但し、金網31Ab,32bの編み目より細かい異物は、防除ネット30を通過して熱交換装置の内部に侵入する。それらが粘着性がなく乾燥したものである場合にはそのまま冷却風に搬送されオイルクーラ20及びラジエータ21を通過して熱交換装置の外部に排出されるか、オイルクーラ20通過後にラジエータ21下部の隙間から熱交換装置の外部に排出される。
一方、防除ネット30を通過した異物が粘着性・湿潤性である場合にはオイルクーラ20及びラジエータ21の内部に備えられた多数のフィン(図示せず)に付着するため、定期的に清掃を行ってこの付着物を取り除く。ここで本実施形態においては、前方ネット部31A及び上方ネット部32からなる防除ネット30が着脱可能であることにより、この清掃時にはこれを取り外してオイルクーラ20及びラジエータ21間の隙間を露出させることができる。この状態でその隙間の上方からエアブローノズルを挿入して加圧エアを吹き付け、フィン等に付着した異物をパージしラジエータ21の下方の隙間から排出することができる。このように、防除ネット30を着脱可能とすることで容易に清掃作業を行うことができる。
またこのとき、オイルクーラ20及びラジエータ21の下部の隙間は、床面近傍まで延設された前方ネット部31A及び連結板24A,24Aで覆われており、冷却風量に関係なく異物の侵入が防止される。したがって、熱交換器の隙間下方を回動底板25で閉塞する従来構造(図8参照)のように、冷却風量が小さいときにも異物ブロック機能が低下することがなく、オイルクーラ20及びラジエータ21の隙間下方からの異物流入を確実に防止できる。また、上記従来構造では、可動の底板25がオイルクーラ20の下部にぶら下がった状態となるために、組立工程上取扱いに慎重を期す必要があり作業性が悪くなる可能性があるが、本実施形態においてはそのような心配がない。
【0015】
本発明の第2の実施形態を図3及び図4により説明する。
図3は、本実施形態による熱交換装置の組立斜視図であり、図4は、熱交換装置全体の配置を説明する図であり、それぞれ、従来構造の図7及び図8に対応する。これら図3及び図4において、従来構造と特に異なるのは、オイルクーラ20とラジエータ21との隙間の下方に設けられていた底板25を省略するとともに、防除ネット30の前方ネット部31の下端に下方防除手段、例えば下方ネット部35を接続し、さらにこの下方ネット部35を、固定手段、例えば下方ネット部35に螺合した蝶ねじ36を用いてラジエータ21の下部に着脱可能に固定することである。下方ネット部35は、前方ネット部31に対し蝶番37を介して折り曲げ自在に接続されており、前方ネット部31及び上方ネット部32同様、フレーム35a中央の開口部に所定メッシュ数の金網35bを装着して形成されている。そして防除ネット30の装着時には、スライドガイド33の溝33aに対し、フレーム35aの左側部分35aL及び右側部分35aRの後にフレーム31aの左側部分31aL及び右側部分31aRを挿通し、フレーム35aをオイルクーラ20の下方の隙間に差し込みつつ上方ネット部32をオイルクーラ20の上面に密着させる。そして、下方ネット部35を蝶番37を支点として回動させ、端部をラジエータ21の下部に密着させ、蝶ねじ36で固定する。
その他の構造は、従来構造とほぼ同様である。
【0016】
本実施形態において、第1の実施形態同様、冷却風は、オイルクーラ20の前面側、及びオイルクーラ20とラジエータ21との隙間の上方から流入するが、冷却風に搬送される浮遊異物が熱交換装置の内部に流入しようとしても、防除ネット30の前方ネット部31、上方ネット部32、及び下方ネット部35によってブロックされ防除される。また清掃時には、蝶ねじ36を外すことにより、前方ネット部31、上方ネット部32及び下方ネット部35を一体的に取り外してオイルクーラ20及びラジエータ21間の隙間を露出させることができる。したがって、第1の実施形態と同様、容易に清掃作業を行うことができる。
またこのとき、下方ネット部35が前方ネット部31に折り曲げ自在に接続されていることにより、下方ネット部35と前方ネット部31との角度を自在に調節し下方ネット部35を円滑にオイルクーラ20及びラジエータ21の下部に装着できる。また、オイルクーラ20及びラジエータ21の隙間の下方は、蝶ねじ36で固定された下方ネット部35で覆われており、冷却風量に関係なく異物の侵入が防止される。したがって、熱交換器の隙間下方を回動底板25で閉塞する従来構造(図8参照)と異なり、オイルクーラ20及びラジエータ21の隙間下方からの異物流入を確実に防止できる。
なお、上記第2の実施形態においては、下方ネット部35をラジエータ21に着脱可能に固定する固定手段として蝶ねじ36を用いたが、これに限られない。例えば、住居の押入の扉等に利用される図5に示すようなロック器具70を用いて、下方ネット部35をラジエータ21に固定してもよい。また、オーディオボードの開き扉等に利用されるマグネットを用いてもよい。これらの場合も、同様の効果を得る。
また、上記第2の実施形態においては、下方ネット部35をラジエータ21のみに固定したが、これに限られず、オイルクーラ20の下部にも固定してもよい。この場合も、同様の効果を得る。
さらに、上記第1及び第2の実施形態においては、ファン15がいわゆる吸込式である場合を例にとったが、吐出式のファンを用いた構造であっても本発明の概念を適用でき、この場合も同様の効果を得る。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、防除ネット30に上方ネット部32を設けることでオイルクーラ20とラジエータ21との隙間の上方から冷却風を取り入れ、連結板24A(又は24)を側方に設けることでオイルクーラ20とラジエータ21との隙間の側方からは冷却風を取り入れない構造としたが、これに限られない。すなわち、オイルクーラ20とラジエータ21との間に形成される隙間の上方を覆う上方防除手段として、上方ネット部32の代わりに連結板24のような板材を前方ネット部31A(又は31)に連設してもよいし、さらに、オイルクーラ20とラジエータ21との隙間の側方を覆う側方防除手段として、連結板24A(又は24)の代わりに上方ネット部32のような網状部材を固定してもよい。また、第2の実施形態における下方ネット部35の代わりに、連結板24のような板材を前方ネット部31A(又は31)に折り曲げ自在に接続してもよい。なおこのとき板状部材の端部周辺は例えばウレタン等により目張りをするのが好ましい。これらの場合も、同様の効果を得る。
さらに、上記第1及び第2の実施形態においては、熱交換器として、オイルクーラ20とラジエータ21のみを配置したが、これに限られず、例えば油圧ショベルの運転室8のエアコンのコンデンサや、エンジンの吸入空気を予冷するインタークーラー等を含み、3つ以上の熱交換器を配列してもよい。これらの場合も、同様の効果を得る。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、前方ネット部31A(又は31)と上方ネット部32とを連設したが、この製造方法は、これらを別体で製造して後付けして一体化してもよいし、はじめから一体で成形してもよい。あるいはフレーム31a(又は31Aa),32aのみを一体成形し、金網31Ab(又は31b),32bを後付けして一体化する方法でもよい。これらの場合も、同様の効果を得る。
さらに、上記第1及び第2の実施形態においては、建設機械である油圧ショベルのエンジン室に備えられた熱交換装置を例に取って説明したが、これに限られず、他の建設機械や、若しくは自動車・農機その他の機械のエンジン室に搭載される熱交換装置にも適用することができる。これらの場合も同様の効果を得る。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、清掃時に熱交換器間の隙間を露出させその上方から清掃機器を挿入することにより、清掃作業を容易に行うことができる。また、熱交換器の隙間下方を回動底板で閉塞する従来構造のように冷却風量が小さいときにも異物ブロック機能が低下することがないので、熱交換器の隙間下方からの異物流入を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による熱交換装置の組立斜視図である。
【図2】図1に示された熱交換装置全体の配置を説明する図である。
【図3】本発明の第2の実施形態による熱交換装置の組立斜視図である。
【図4】図3に示された熱交換装置全体の配置を説明する図である。
【図5】固定手段の変形例を表す図である。
【図6】公知技術による熱交換装置の概略配置を表す油圧ショベルの部分断面図である。
【図7】図6に示された熱交換装置の組立斜視図である。
【図8】図6に示された熱交換装置全体の配置を説明する図である。
【符号の説明】
13 床板(床面)
16,17 支持部材
20 オイルクーラ(熱交換器)
21 ラジエータ(熱交換器)
24,24A 連結板(側方防除手段、板材)
30 防除ネット
31,31A 前方ネット部(前方網状部材)
32 上方ネット部(上方防除手段、網状部材)
36 蝶ねじ(固定手段)
100 熱交換装置

Claims (3)

  1. 冷却風の流れ方向に所定間隔で複数個配列された熱交換器と、これら複数の熱交換器をそれぞれ床面に対して支持する複数の支持手段と、前記複数の熱交換器のうち前記冷却風の最上流側にあるものの前方位置に着脱可能に設けられ、浮遊異物の侵入を防止する前方網状部材と、前記複数の熱交換器間に形成される隙間の上方位置に着脱可能に設けられ、浮遊異物の侵入を防止する上方防除手段と、前記複数の熱交換器間に形成される隙間の側方位置に設けられ、浮遊異物の侵入を防止する側方防除手段とを有し、かつ前記前方網状部材と前記上方防除手段とを一体化した熱交換器装置において、前記前方網状部材及び前記側方防除手段の下端を、前記床面の近傍まで延設したことを特徴とする熱交換器装置。
  2. 請求項記載の熱交換装置において、前記上方防除手段は網状部材であることを特徴とする熱交換装置。
  3. 請求項記載の熱交換装置において、前記側方防除手段は板材であることを特徴とする熱交換装置。
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