JP2007231801A - 熱交換器の防塵ネット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】作業機械の熱交換器17へ導かれる冷却風の防塵ネット1であって、熱交換器17の前面に固設され水平方向へ延在するレール部材4と、レール部材4に対しレール部材4の延在方向に沿って摺動自在に保持された摺動部材3と、摺動部材3によって一側端を支持されて熱交換器17の前面を覆うように配設されるとともに摺動部材3の摺動方向へ蛇腹状に重畳自在に形成されたネット部材2とを備える。
【選択図】図1
Description
また、上記のような着脱式の防塵ネットは、機体から取り外したときにそれを仮置きしておく場所が必要となる。しかし、例えば、作業機械が土木工事現場等において掘削作業を行っているような場合には、作業機械の周囲全体が、作業にかかる土砂に覆われている場合があり、その作業機械の周囲に仮置き用のスペースをとることができず、熱交換器のメンテナンス作業自体ができないこともある。
また、請求項3記載の本発明の熱交換器の防塵ネットは、該ネット部材が、縦長の短冊状に形成され長辺同士を互いに隣接させて配置された複数のネット片と、各々の該ネット片の上端辺及び下端辺に沿って延在し該ネット片を支持する枠部と、を有し、該摺動部材が、該レール部材上を走行する回転部と、該枠部を支持した状態で該回転部材とともに該レール部材に沿って併走する支持部とを有していることを特徴としている。
また、請求項5記載の本発明の熱交換器の防塵ネットは、該ネット部材が、該複数の該ネット片同士を互いに回動自在に連結する連結部を有することを特徴としている。
また、本発明の熱交換器の防塵ネット(請求項2)によれば、摺動部材がネット部材の上端及び下端を支持しているため、ネット部材のばたつきや位置ずれを防止することができる。
また、本発明の熱交換器の防塵ネット(請求項5)によれば、複数のネット片が連結部によって連結されているため、連結部の配設位置で容易に折り曲げて重畳自在とすることができる。
図1〜図6は本発明の一実施形態にかかる熱交換器の防塵ネットを説明するものであり、図1は本防塵ネットの斜視図、図2はその縦断面図(図4のA−A断面図)、図3は本防塵ネットの摺動部材の横断面図、図4は本防塵ネットの正面図(図6のB方向矢視図)、図5は熱交換器の清掃時における本防塵ネットの正面図、図6は本防塵ネットが取り付けられた油圧ショベルの斜視図である。
(全体構成)
本防塵ネット1は、図6に示す油圧ショベル10に適用されている。この油圧ショベル10は、クローラ式の走行装置を装備した下部走行体11と、下部走行体11の上に旋回自在に搭載された上部旋回体12とを備えて構成される。上部旋回体12の前方側には、ブームやアーム等の作業装置13が設けられ、後方側にはエンジンルーム14が形成されている。なお、エンジンルーム14を覆う機体カバーには、外気を取り込むためのスリット状の開口18を備えた扉19が設けられている。
冷却ファン16は、冷却風としての外気を開口18からエンジンルーム14内へ取り込む吸い込み式の軸流ファンである。エンジン15は、この冷却ファン16よりも冷却風の下流側に配置され、一方、クーリングパッケージ17は冷却ファン16よりも上流側に配置されている。
防塵ネット1は、図1に示すように、ネット部材2,ランナー(摺動部材)3及びレール(レール部材)4を備えて構成される。
レール4は、図2に示すように、クーリングパッケージ17の前面における上部と下部とに一対設けられている。これらのレール4を以下、上レール4a,下レール4bと呼ぶ。上レール4a及び下レール4bは、それぞれ、クーリングパッケージ17へ導入される冷却風の流通方向に対して垂直かつ水平方向へ延在し、互いに平行となるように配設されている。また、上レール4a及び下レール4bの配設間隔は、クーリングパッケージ17のコアの高さよりもやや大きくなるように設定されている。
上レール4a及び下レール4bのそれぞれには、各レール部材4の延在方向に沿って摺動自在に支持されたランナー3が複数個取り付けられている。このランナー3は、図3に示すように、扁平な円筒形状(いわゆるボタン形状)の回転部7及び支持部8を備えて構成される。回転部7の中央には、円筒の中心軸方向に貫通する第1支持穴7aが穿孔されている。また、支持部8にも同じく、円筒の中心軸方向に貫通する二つの穴として、第2支持穴8a及び第3支持穴8bが穿孔されている。これらの第2支持穴8a及び第3支持穴8bは、図1に示すように、レール4の延在方向に並んで形成される。
また、左右二つのネット片5の環部6aの内部には、連結部材(連結部)9が挿通されている。連結部材9は、各ネット片5の上端部から下端部まで鉛直に延びる棒状の部材である。隣接するネット片5の上端部及び下端部のそれぞれにおいて、二つの環部6aへ連結部材9が挿通されて、ネット片5が互いに回動自在に連結されるようになっている。
なお、ネット部材2の上端2aは、上レール4aのランナー3によって摺動自在に支持され、一方、ネット部材2の下端2bは、下レール4bのランナー3によって摺動自在に支持される。
なお、レール4の左右両端部には、ランナー3の抜け落ちを防止するためのキャップ20が取り付けられている。
以上のような構成により、本実施形態における熱交換器の防塵ネットによれば以下のような作用・効果を奏する。
通常時には、図4に示すように、各ネット片5が、互いに長辺同士を隣接させた状態で隙間なく並置され、ネット部材2によってクーリングパッケージ17の前面全体が隙間なく覆われる。
このとき、ネット部材2の上下両側のレール4は、クーリングパッケージ17のコアの高さよりもやや大きい間隔を持つように配設されているため、冷却風が流入しようとするクーリングパッケージ17の全面がネット部材2によって覆われることになる。したがって、ネット部材2により、冷却風に含まれる埃や粉塵を効果的に取り除くことができる。
また、ネット部材2は、その上端2a及び下端2bをともにランナー3によって支持されているため、ネット部材2のばたつきや位置ずれを防止することができる。
一方、クーリングパッケージ17の清掃時には、図5に示すように、ネット部材2の左端部を掴んで矢印C方向へ移動させると、ネット部材2がカーテンように蛇腹状に折り畳まれる。これにより、ネット部材2の全体がクーリングパッケージ17の前面において右側へ束ねられ、左側の部分が大きく開放される。したがって、この開放された部分からクーリングパッケージ17へのアクセスが可能となり、容易にコアの清掃やメンテナンスを行うことができる。
なお、ネット部材2は連結部材9の位置で自由に回動するため、折り畳みや張り広げが容易である。また、ネット部材2の全体を矢印C方向とは反対側へ移動させれば、図5における向かって右側の部分を大きく開放することも可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
上述の実施形態では、図3に示すように、ランナー3が回転部7と支持部8とを備えた構成となっているが、レール4の延在方向に沿って摺動自在に保持され且つネット部材2を支持しうる構造のものであればこれに限定されるものではない。また、レール4の形状についても同様である。例えば、一般的なカーテンレールのように、ランナー3がネット部材2を吊り下げた状態でレール4に対して摺動自在に保持するような構造としてもよい。
また、連結部材9を用いずに複数のネット片を屈曲自在とすることも考えられる。例えば、樹脂製のネット部材において、可撓性の高い部位で互いのネット片5同士を連結させて連結部材2bの代わりとして機能させることも考えられる。
また、上述の実施形態では、ネット部材2の上端2a及び下端2bがランナー3に支持されているが、構成をより簡素にして、上端2aのみ、あるいは下端2bのみを支持させることも考えられる。この場合、ネット部材2のレール4又はクーリングパッケージ17への移動を固定する固定部材(ビスやねじ等)を設けることで、上述の実施形態と同様に、ネット部材2のばたつきや位置ずれを防止することができる。
2 ネット部材
2a ネット部材の上端
2b ネット部材の下端
3 ランナー(摺動部材)
3a 止め金物
4 レール(レール部材)
4a 上レール
4b 下レール
5 ネット片
6 枠部
7 回転部
7a 第1支持穴
8 支持部
8a 第2支持穴
8b 第3支持穴
9 連結部材(連結部)
17 熱交換器
Claims (5)
- 作業機械の熱交換器へ導かれる冷却風の防塵ネットであって、
該熱交換器の前面に固設され水平方向へ延在するレール部材と、
該レール部材に対し該レール部材の延在方向に沿って摺動自在に保持された摺動部材と、
該摺動部材によって一側端を支持されて該熱交換器の前面を覆うように配設されるとともに、該摺動部材の摺動方向へ蛇腹状に重畳自在に形成されたネット部材と
を備えたことを特徴とする、熱交換器の防塵ネット。 - 該レール部材が、上下に互いに並行に一対設けられているとともに、
該摺動部材が、該ネット部材の上端及び下端を支持している
ことを特徴とする、請求項1記載の熱交換器の防塵ネット。 - 該ネット部材が、縦長の短冊状に形成され長辺同士を互いに隣接させて配置された複数のネット片と、各々の該ネット片の上端辺及び下端辺に沿って延在し該ネット片を支持する枠部と、を有し、
該摺動部材が、該レール部材上を走行する回転部と、該枠部を支持した状態で該回転部材とともに該レール部材に沿って併走する支持部とを有している
ことを特徴とする、請求項2記載の熱交換器の防塵ネット。 - 該回転部が、該ネット片の該上端辺及び該下端辺において、隣接する該ネット片の二つの枠部を共に遊挿させて保持する第1支持穴を、回転軸の中心に有した円筒形状に形成されているとともに、
該支持部が、該二つの枠部を個別に遊挿させて保持する第2支持穴及び第3支持穴を有している
ことを特徴とする、請求項3記載の熱交換器の防塵ネット。 - 該ネット部材が、該複数の該ネット片同士を互いに回動自在に連結する連結部を有する
ことを特徴とする、請求項3又は4記載の熱交換器の防塵ネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006052955A JP2007231801A (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 熱交換器の防塵ネット |
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JP2007231801A true JP2007231801A (ja) | 2007-09-13 |
Family
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Country | Link |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10184361A (ja) * | 1996-12-20 | 1998-07-14 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 熱交換装置 |
JP2004180855A (ja) * | 2002-12-02 | 2004-07-02 | Okamura Corp | キャビネットにおける扉装置 |
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2006
- 2006-02-28 JP JP2006052955A patent/JP2007231801A/ja active Pending
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