JP2007231801A - 熱交換器の防塵ネット - Google Patents

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成年 辻
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Abstract

【課題】熱交換器の防塵ネットに関し、簡素な構成で、容易に熱交換器の清掃作業やメンテナンスを実施できるようにする。
【解決手段】作業機械の熱交換器17へ導かれる冷却風の防塵ネット1であって、熱交換器17の前面に固設され水平方向へ延在するレール部材4と、レール部材4に対しレール部材4の延在方向に沿って摺動自在に保持された摺動部材3と、摺動部材3によって一側端を支持されて熱交換器17の前面を覆うように配設されるとともに摺動部材3の摺動方向へ蛇腹状に重畳自在に形成されたネット部材2とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、油圧ショベル等の作業機械に搭載された熱交換器の防塵ネットに関する。
従来より、油圧ショベルなどの作業機械では、ラジエータやオイルクーラからなる熱交換器へ冷却風を流通させて、エンジン冷却水や作動油を冷却している。例えば、機体の側面に外気を取り込むための開口を設け、その開口の内側に熱交換器を配置するとともにエンジン駆動の冷却ファンで機体外部からの冷却風を吸い込み、その冷却風を熱交換器の内部のコアへ通して冷却がなされる。
ところで、建設工事現場や土木工事現場,建築物等の解体作業の現場等では、作業に伴って埃や粉塵が発生することがある。このような作業現場に置かれた作業機械において、埃や粉塵が混入した外気が冷却風として機体内部へ取り込まれると、熱交換器のコアが目詰まりして冷却効率が低下するおそれがある。そのため、作業機械の機体内部において、熱交換器に対する冷却風の上流側には、埃や粉塵を取り除くための防塵ネットが取り付けられている。
例えば、特許文献1や特許文献2には、熱交換器の前面側に着脱自在の防塵ネットを設けた作業機械が記載されている。これらの技術では、熱交換器の幅方向(左右方向)に分割された二枚の防塵ネット(ネット分割体)が並べて取り付けられており、各防塵ネットが個別に着脱可能となっている。つまり、防塵ネットを分割することで、比較的狭い熱交換器周辺の空間内で防塵ネットの取り付け,取り外しができるようにし、熱交換器へのアクセス性を向上させている。
特開2003−322488号公報 特許第3553782号(特開平11−190215号)公報
しかしながら、上述したような従来の防塵ネットを備えた作業機械では、熱交換器の清掃やメンテナンスの際に、防塵ネットを機体外部へ取り外さなければ、熱交換器のコアへ直接アクセスすることができない。したがって、防塵ネットの取り付けや取り外しの手間や時間がかかり、作業が煩雑であるという課題がある。
また、上記のような着脱式の防塵ネットは、機体から取り外したときにそれを仮置きしておく場所が必要となる。しかし、例えば、作業機械が土木工事現場等において掘削作業を行っているような場合には、作業機械の周囲全体が、作業にかかる土砂に覆われている場合があり、その作業機械の周囲に仮置き用のスペースをとることができず、熱交換器のメンテナンス作業自体ができないこともある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、簡素な構成で、容易に熱交換器の清掃作業やメンテナンスを実施できるようにした、熱交換器の防塵ネットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明の熱交換器の防塵ネットは、作業機械の熱交換器へ導かれる冷却風の防塵ネットであって、該熱交換器の前面に固設され水平方向へ延在するレール部材(レール)と、該レール部材に対し該レール部材の延在方向に沿って摺動自在に保持された摺動部材(ランナー)と、該摺動部材によって一側端を支持されて該熱交換器の前面を覆うように配設されるとともに、該摺動部材の摺動方向へ蛇腹状に重畳自在に形成されたネット部材とを備えたことを特徴としている。
また、請求項2記載の本発明の熱交換器の防塵ネットは、該レール部材が、上下に互いに並行に一対設けられているとともに、該摺動部材が、該ネット部材の上端及び下端を支持していることを特徴としている。
また、請求項3記載の本発明の熱交換器の防塵ネットは、該ネット部材が、縦長の短冊状に形成され長辺同士を互いに隣接させて配置された複数のネット片と、各々の該ネット片の上端辺及び下端辺に沿って延在し該ネット片を支持する枠部と、を有し、該摺動部材が、該レール部材上を走行する回転部と、該枠部を支持した状態で該回転部材とともに該レール部材に沿って併走する支持部とを有していることを特徴としている。
また、請求項4記載の本発明の熱交換器の防塵ネットは、該回転部が、隣接するネット片における各上端辺の二つの枠部を共に遊挿させて保持する第1支持穴を、回転軸の中心に有した円筒形状に形成されているとともに、該支持部が、該二つの枠部を個別に遊挿させて保持する第2支持穴及び第3支持穴を有していることを特徴としている。
また、請求項5記載の本発明の熱交換器の防塵ネットは、該ネット部材が、該複数の該ネット片同士を互いに回動自在に連結する連結部を有することを特徴としている。
本発明の熱交換器の防塵ネット(請求項1)によれば、重畳自在のネット部材がその一側端を摺動部材により可動に保持されているため、この摺動部材に支持された部分をレール部材に沿って移動させて、ネット部材を容易に折り畳むことができる。これにより、熱交換器の前面を略完全に開放することができ、熱交換器へのアクセスを容易とすることができる。またこのとき、ネット部材を取り外す必要がないため、容易に熱交換器の清掃作業やメンテナンスを実施できるようになる。また、構成が簡素であり、コストを削減できる。
また、折り畳まれたネット部材を元へ戻す場合には、摺動部材をレール部材に沿って、折り畳み時とは逆方向へ摺動させればよく、簡単にネット部材を張設することができる。
また、本発明の熱交換器の防塵ネット(請求項2)によれば、摺動部材がネット部材の上端及び下端を支持しているため、ネット部材のばたつきや位置ずれを防止することができる。
また、本発明の熱交換器の防塵ネット(請求項3)によれば、ネット片の上下両端部が枠部によって支持されているため、各ネット片を平面状に保持したままネット部材の全体を折り畳むことが可能となる。例えば、各ネット片の材質や形状が、折り曲げやすさ(柔らかさ,可撓性)を備えていなくても、容易にネット部材全体を折り畳むことができるようになる。また、ネット部材が複数のネット片を隣接配置した構造となっているため、ネット部材全体のたわみやよじれを防止することができる。
また、本発明の熱交換器の防塵ネット(請求項4)によれば、簡素な構成で、隣接するネット片の配置関係を維持しながら、ネット部材による熱交換器前面の開閉をスムーズに行うことができる。
また、本発明の熱交換器の防塵ネット(請求項5)によれば、複数のネット片が連結部によって連結されているため、連結部の配設位置で容易に折り曲げて重畳自在とすることができる。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図6は本発明の一実施形態にかかる熱交換器の防塵ネットを説明するものであり、図1は本防塵ネットの斜視図、図2はその縦断面図(図4のA−A断面図)、図3は本防塵ネットの摺動部材の横断面図、図4は本防塵ネットの正面図(図6のB方向矢視図)、図5は熱交換器の清掃時における本防塵ネットの正面図、図6は本防塵ネットが取り付けられた油圧ショベルの斜視図である。
[構成]
(全体構成)
本防塵ネット1は、図6に示す油圧ショベル10に適用されている。この油圧ショベル10は、クローラ式の走行装置を装備した下部走行体11と、下部走行体11の上に旋回自在に搭載された上部旋回体12とを備えて構成される。上部旋回体12の前方側には、ブームやアーム等の作業装置13が設けられ、後方側にはエンジンルーム14が形成されている。なお、エンジンルーム14を覆う機体カバーには、外気を取り込むためのスリット状の開口18を備えた扉19が設けられている。
エンジンルーム14の内部には、油圧ショベル10の駆動源であるエンジン15,エンジン15によって駆動される冷却ファン16,クーリングパッケージ(熱交換器)17及び防塵ネット1が設けられている。
冷却ファン16は、冷却風としての外気を開口18からエンジンルーム14内へ取り込む吸い込み式の軸流ファンである。エンジン15は、この冷却ファン16よりも冷却風の下流側に配置され、一方、クーリングパッケージ17は冷却ファン16よりも上流側に配置されている。
クーリングパッケージ17は、ラジエータやオイルクーラ,インタクーラ等の複数の熱交換器が重合された冷却装置である。そのコア(中央部)には多数の放熱フィンが形成されており、冷却風をコアに流通させてエンジン冷却水や作動油を冷却するようになっている。また、クーリングパッケージ17の上流側の前面には、冷却風に含まれる埃や粉塵,枯れ葉,虫等を取り除くための防塵ネット1が取り付けられている。
(防塵ネット構成)
防塵ネット1は、図1に示すように、ネット部材2,ランナー(摺動部材)3及びレール(レール部材)4を備えて構成される。
レール4は、図2に示すように、クーリングパッケージ17の前面における上部と下部とに一対設けられている。これらのレール4を以下、上レール4a,下レール4bと呼ぶ。上レール4a及び下レール4bは、それぞれ、クーリングパッケージ17へ導入される冷却風の流通方向に対して垂直かつ水平方向へ延在し、互いに平行となるように配設されている。また、上レール4a及び下レール4bの配設間隔は、クーリングパッケージ17のコアの高さよりもやや大きくなるように設定されている。
また、これらの上レール4a及び下レール4bは、図2に示すように、それぞれがC字型(チャンネル型)の断面形状を備えており、その断面形状のうちの開放された一辺を冷却風の上流側へ配向させた状態でクーリングパッケージ17に固定されている。
上レール4a及び下レール4bのそれぞれには、各レール部材4の延在方向に沿って摺動自在に支持されたランナー3が複数個取り付けられている。このランナー3は、図3に示すように、扁平な円筒形状(いわゆるボタン形状)の回転部7及び支持部8を備えて構成される。回転部7の中央には、円筒の中心軸方向に貫通する第1支持穴7aが穿孔されている。また、支持部8にも同じく、円筒の中心軸方向に貫通する二つの穴として、第2支持穴8a及び第3支持穴8bが穿孔されている。これらの第2支持穴8a及び第3支持穴8bは、図1に示すように、レール4の延在方向に並んで形成される。
ネット部材2は、図1に示すように、複数のネット片5から構成される。各ネット片5は、縦長の短冊形状(矩形平面形状)をなし、金属材料や樹脂材料からなる線材によって縦横に編み込まれた網状の部材であり、図1,4に示すように、互いの長辺(右端辺及び左端辺)同士を左右に隣接させた状態で、クーリングパッケージ17の前面全体を覆うように配置されている。なお、ネット片5の網目は、冷却風を略抵抗なく通過させつつ外気中の埃や粉塵を捕捉しうる程度の目の細かさに設定されている。
各ネット片5の上端部及び下端部に沿って、ネット片5の上下を支持するための枠部6が設けられている。各枠部6の一端には、図1に示すように、ネット片5同士を連結するための環部6aが形成されている。
また、左右二つのネット片5の環部6aの内部には、連結部材(連結部)9が挿通されている。連結部材9は、各ネット片5の上端部から下端部まで鉛直に延びる棒状の部材である。隣接するネット片5の上端部及び下端部のそれぞれにおいて、二つの環部6aへ連結部材9が挿通されて、ネット片5が互いに回動自在に連結されるようになっている。
また、枠部6の他端側は、図3に示すように、ランナー3に支持されている。すなわち、一方の枠部6が回転部7の第1支持穴7a及び支持部8の第2支持穴8aへと遊挿され、他方の枠部6が回転部7の第1支持穴7a及び支持部8の第3支持穴8bへと遊挿されている。つまり、第1支持穴7aは、隣接するネット片5の二つの枠部6をともに遊挿した状態で保持しており、一方、第2支持穴8a及び第3支持穴8bの各々は、二つの枠部6を個別に遊挿している。なお、枠部6の最他端には止め金物3aが取り付けられており、枠部6がランナー3から外れないようになっている。
これにより、回転部7は、第1支持穴7aを中心として回転可能となっており、その周面をレール4の内部に当接させながら回転走行するようになっている。また、回転部7は、二つの枠部6を支持しながらレール4上を移動するため、これに伴って各枠部6を支持する支持部8も回転部7とともに移動し、レール4の外側を併走移動するようになっている。
なお、ネット部材2の上端2aは、上レール4aのランナー3によって摺動自在に支持され、一方、ネット部材2の下端2bは、下レール4bのランナー3によって摺動自在に支持される。
また、図1に示すように、各ネット片5の隣接点は、ランナー3と連結部材9とによってランナー3の延在方向へ交互に支持又は連結されている。これにより、例えばネット部材2を図5中の矢印C方向へ手で移動させると、ネット部材2の全体として、水平方向へ蛇腹状に折り畳まれるようになっている。このときの蛇腹形状は、図1に示すように、本防塵ネット1を正面から見た場合に、連結部材9の部分が山折りとなり、ネット片5のうちのランナー3に支持された長辺側が谷折りとなる。
なお、レール4の左右両端部には、ランナー3の抜け落ちを防止するためのキャップ20が取り付けられている。
[作用・効果]
以上のような構成により、本実施形態における熱交換器の防塵ネットによれば以下のような作用・効果を奏する。
(通常時)
通常時には、図4に示すように、各ネット片5が、互いに長辺同士を隣接させた状態で隙間なく並置され、ネット部材2によってクーリングパッケージ17の前面全体が隙間なく覆われる。
このとき、ネット部材2の上下両側のレール4は、クーリングパッケージ17のコアの高さよりもやや大きい間隔を持つように配設されているため、冷却風が流入しようとするクーリングパッケージ17の全面がネット部材2によって覆われることになる。したがって、ネット部材2により、冷却風に含まれる埃や粉塵を効果的に取り除くことができる。
また、各ネット片5の網目は、冷却風を略抵抗なく通過させる程度の目の細かさに設定されているため、クーリングパッケージ17における冷却性能を確保することができる。
また、ネット部材2は、その上端2a及び下端2bをともにランナー3によって支持されているため、ネット部材2のばたつきや位置ずれを防止することができる。
(清掃作業時)
一方、クーリングパッケージ17の清掃時には、図5に示すように、ネット部材2の左端部を掴んで矢印C方向へ移動させると、ネット部材2がカーテンように蛇腹状に折り畳まれる。これにより、ネット部材2の全体がクーリングパッケージ17の前面において右側へ束ねられ、左側の部分が大きく開放される。したがって、この開放された部分からクーリングパッケージ17へのアクセスが可能となり、容易にコアの清掃やメンテナンスを行うことができる。
また、ネット部材2の左端部を掴んで矢印C方向とは逆方向へ移動させれば、再びネット部材2でクーリングパッケージ17の全面を覆うことができる。この操作も、ネット部材2のスライド移動のみであるため、極めて容易である。
なお、ネット部材2は連結部材9の位置で自由に回動するため、折り畳みや張り広げが容易である。また、ネット部材2の全体を矢印C方向とは反対側へ移動させれば、図5における向かって右側の部分を大きく開放することも可能である。
このように、本防塵ネット1によれば、ネット部材2をクーリングパッケージ17の前面から取り外すことなくスペースを確保することができ、容易に清掃やメンテナンスが行えるという利点がある。また、クーリングパッケージ17の前面から取り除かれたネット部材2は、開放される開口の一側にコンパクトに重畳されるため、空間の有効利用を図ることができる。
また、ネット部材2は上下のレール4a,4b間でスライド移動するため、周囲に空きスペースがなくてもクーリングパッケージ17へのアクセスが可能であり、エンジンルーム14内のスペースをさらに節約することができる。なお、ネット部材2を取り外す必要がないため、場所を選ばず、いつでもクーリングパッケージ17の清掃や点検を行うことができる。これにより、たとえ油圧ショベル10の周囲にスペースがない場合であっても、メンテナンスが実施可能である。
また、各ネット片5の上端部及び下端部に沿って、ネット片5の上下を支持するための枠部6が設けられているため、各ネット片5を平面状に保持したままネット部材の全体を折り畳むことができる。これにより、例えば各ネット片5が折り曲げにくい(可撓性の低い)材質のものであったとしても、容易にネット部材全体を折り畳むことができる。また、ネット部材2が複数のネット片5を隣接配置した構造となっているため、ネット片5の隣接部において僅かなたわみやよじれが吸収されることになり、ネット部材2全体のたわみやよじれを防止することができる。
[その他]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
上述の実施形態では、図3に示すように、ランナー3が回転部7と支持部8とを備えた構成となっているが、レール4の延在方向に沿って摺動自在に保持され且つネット部材2を支持しうる構造のものであればこれに限定されるものではない。また、レール4の形状についても同様である。例えば、一般的なカーテンレールのように、ランナー3がネット部材2を吊り下げた状態でレール4に対して摺動自在に保持するような構造としてもよい。
また、上述の実施形態では、隣接するネット片5同士が連結部材9によって連結されるようになっているが、これらの連結手段に関してはこれに限定されるものではない。例えば、ヒンジやベアリングを用いたピン軸等、一方を他方に対し回動自在に連結しうる公知の連結手段であればどのようなものであっても適用可能である。
また、連結部材9を用いずに複数のネット片を屈曲自在とすることも考えられる。例えば、樹脂製のネット部材において、可撓性の高い部位で互いのネット片5同士を連結させて連結部材2bの代わりとして機能させることも考えられる。
また、上述の実施形態では、手動でネット部材2をスライド移動させるようになっているが、電動モータやその他の駆動装置を併設した構成としてもよい。
また、上述の実施形態では、ネット部材2の上端2a及び下端2bがランナー3に支持されているが、構成をより簡素にして、上端2aのみ、あるいは下端2bのみを支持させることも考えられる。この場合、ネット部材2のレール4又はクーリングパッケージ17への移動を固定する固定部材(ビスやねじ等)を設けることで、上述の実施形態と同様に、ネット部材2のばたつきや位置ずれを防止することができる。
また、上述の実施形態では、レール4上に複数個のランナー3が保持されているが、少なくとも一つ以上のランナー3があればよい。ランナー3の数、すなわち、ネット部材2の支持箇所数は、ネット部材2の重畳形状に応じて適宜設定すればよい。
本発明の一実施形態としての熱交換器の防塵ネットの斜視図である。 本防塵ネットの縦断面図(図4のA−A断面図)である。 本防塵ネットの摺動部材の横断面図である。 本防塵ネットの正面図(図6のB方向矢視図)である。 熱交換器の清掃時における本防塵ネットの正面図である。 本防塵ネットが適用された作業機械の斜視図である。
符号の説明
1 防塵ネット
2 ネット部材
2a ネット部材の上端
2b ネット部材の下端
3 ランナー(摺動部材)
3a 止め金物
4 レール(レール部材)
4a 上レール
4b 下レール
5 ネット片
6 枠部
7 回転部
7a 第1支持穴
8 支持部
8a 第2支持穴
8b 第3支持穴
9 連結部材(連結部)
17 熱交換器

Claims (5)

  1. 作業機械の熱交換器へ導かれる冷却風の防塵ネットであって、
    該熱交換器の前面に固設され水平方向へ延在するレール部材と、
    該レール部材に対し該レール部材の延在方向に沿って摺動自在に保持された摺動部材と、
    該摺動部材によって一側端を支持されて該熱交換器の前面を覆うように配設されるとともに、該摺動部材の摺動方向へ蛇腹状に重畳自在に形成されたネット部材と
    を備えたことを特徴とする、熱交換器の防塵ネット。
  2. 該レール部材が、上下に互いに並行に一対設けられているとともに、
    該摺動部材が、該ネット部材の上端及び下端を支持している
    ことを特徴とする、請求項1記載の熱交換器の防塵ネット。
  3. 該ネット部材が、縦長の短冊状に形成され長辺同士を互いに隣接させて配置された複数のネット片と、各々の該ネット片の上端辺及び下端辺に沿って延在し該ネット片を支持する枠部と、を有し、
    該摺動部材が、該レール部材上を走行する回転部と、該枠部を支持した状態で該回転部材とともに該レール部材に沿って併走する支持部とを有している
    ことを特徴とする、請求項2記載の熱交換器の防塵ネット。
  4. 該回転部が、該ネット片の該上端辺及び該下端辺において、隣接する該ネット片の二つの枠部を共に遊挿させて保持する第1支持穴を、回転軸の中心に有した円筒形状に形成されているとともに、
    該支持部が、該二つの枠部を個別に遊挿させて保持する第2支持穴及び第3支持穴を有している
    ことを特徴とする、請求項3記載の熱交換器の防塵ネット。
  5. 該ネット部材が、該複数の該ネット片同士を互いに回動自在に連結する連結部を有する
    ことを特徴とする、請求項3又は4記載の熱交換器の防塵ネット。
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