JP2005048274A - 金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板設備及びその液中通板方法 - Google Patents

金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板設備及びその液中通板方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 金属帯が受ける液中抵抗による通板トラブルを回避し、かつ浸漬部で用いている処理液により鋼帯表面に乾き汚れが発生させないようにする。
【解決手段】 洗浄設備103は、各浸漬タンク121,124,127の出側に、鋼帯200の進行方向の順番に、鋼帯200に付着している液体を絞るリンガーロール122,125,128、鋼帯200に液体を噴霧するスプレーノズル1,2,3、及び鋼帯200の張力を調整するブライドルロール11,12,13を備える。ここで、各ブライドルロール11,12,13は、デフレクターロール143,146,148の上流側に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板設備、及びその液中通板設備での液中通板方法に関する。
鋼帯等の金属帯の連続焼鈍ラインの洗浄設備や連続溶融亜鉛メッキラインの酸洗設備等の金属帯連続プロセスラインの液中通板設備では、金属帯の洗浄やめっき前処理等を目的として、洗浄液や酸洗液等の液中に金属帯を浸漬する浸漬部を設けている。
ここで、鋼帯の連続焼鈍ラインにおける洗浄設備を例に挙げて説明する。図7は、従来の鋼帯の冷間圧延後の洗浄・焼鈍プロセスを連続化した連続焼鈍ラインを示す。
図7に示すように、連続焼鈍ラインは、ライン入側から順番に、コイル状の鋼帯200を巻き戻すペイオフリール101、鋼帯200を連続して通板するために鋼帯同士を溶接する溶接機102、鋼帯200の表面に付着した圧延油や鉄分を洗浄除去する洗浄設備103、焼鈍炉内で鋼帯200を停止させることなく溶接して連続通板するためのアキュームレータ104、焼鈍炉105、並びにスキンパス、トリミング及び検査等の精整機能を有する出側セクション106を備えている。
また、連続焼鈍ラインでは、鋼帯200を安定して通板するために、連続焼鈍ライン中の各セクション毎に所定の張力を付加する必要がある。このため、各セクション間に配置されたブライドルロール111,112,113,114,115及びテンションリール120等の駆動ロールを介在させて鋼帯200に張力を付加している。ここで、前記ペイオフリール101も張力を付加するものとして使用されている。
このような構成において、例えば、鋼帯200は、洗浄設備103の上流に位置する当該ブライドルロール111の前後で張力が異なっている。すなわち、鋼帯200は、ブライドルロール111によって、当該ブライドルロール111の上流側と下流側とで張力段差を有している。
なお、ここで上流及び下流は、鋼帯の進行方向を基準にしている。例えば、洗浄設備103において上流側とは、洗浄設備103の鋼帯入側を意味し、洗浄設備103の下流側とは、洗浄設備103の鋼帯出側を意味する。
図8は、洗浄設備103の構成の一例を示す。
洗浄設備103は、入側から順番に、鋼帯200を洗浄液中に浸漬させるダンクタンク121、ダンクタンク121からでた鋼帯200に付着している液体を絞るリンガーロール122、アルカリスプレーとの併用で機械的なブラッシングを行うアルカリスクラバータンク123、アルカリ洗浄液中で電気分解による洗浄効果を生かした電解タンク124、電解タンク124からでた鋼帯200に付着している液体を絞るリンガーロール125、温水スプレーとの併用で機械的なブラッシングを行う温水スクラバータンク126、温水によるリンスを行うリンスタンク127、リンスタンク127からでた鋼帯200に付着している液体を絞るリンガーロール128、リンス後の鋼帯表面の水分を機械的に除去するリンガーロール129、及び鋼帯表面から水分を吹き飛ばし、さらに乾燥させるドライヤー130を備えている。そして、ダンクタンク121、電解タンク124及びリンスタンク127の上流側及び下流側には、鋼帯200の通板方向を変換する通板方向変換用ロールであるデフレクターロール141〜148が適宜配置されている。
ここで、ダンクタンク121、電解タンク124及びリンスタンク127は浸漬タンクとして総称されるものである。また、ダンクタンク121で洗浄液で満たされている部分121aは、鋼帯200を洗浄液中に浸漬する浸漬部であり、電解タンク124の電解液に満たされている部分124aは、鋼帯200をアルカリ洗浄液中に浸漬する浸漬部であり、リンスタンク127の温水に満たされている部分127aは、鋼帯200を温水中に浸漬する浸漬部である。
なお、洗浄設備103は、ダンクタンク121を電解タンクとしたものであってもよい。
ところで、従来の連続焼鈍ラインの洗浄設備では、鋼帯を高速で洗浄・通板する際に、浸漬タンク内の浸漬部で鋼帯に作用する液中抵抗により、鋼帯が浸漬部内や浸漬部の上流側で蛇行しやすいといった問題がある。
鋼帯の蛇行発生の原因となる液中抵抗は、鋼帯に当該鋼帯の進行方向とは逆方向に作用する力であり、また、通板速度の自乗に比例するため、通板速度が高速になればなるほど、より大きなものとなる。このようなことから、通板速度を高速にしてもなお鋼帯を蛇行させないで安定して通板させるためには、鋼帯に、より大きな張力を付加する必要がある。
このような問題に対応して、特許文献1では、予め液中抵抗値を算出し、算出した液中抵抗値を浸漬タンクの出側における鋼帯の張力設定値に反映させて該鋼帯の張力を制御する技術が開示されている。
この開示された技術によれば、浸漬タンクの出側に設置したブライドルロールによって、液中抵抗による張力ロス分が補償されるために、鋼帯を蛇行なく安定に通板させることが可能になる。
特開平4‐52027号公報
洗浄セクション出側のブライドルロールにより洗浄セクションにおける鋼帯に付加する張力を増加させれば、鋼帯の蛇行を防止できる。しかし、鋼帯に過度に張力を付加してしまうと、洗浄セクション内で鋼帯に、絞り、しわ或いはバックリングが発生したりして、鋼帯の通板に支障がでてしまう。ここで、過張力による絞り、しわ或いはバックリングは、浸漬タンクの上流側及び下流側に配置されているデフレクターロール141〜148や各タンク内の浸漬ロールで発生してしまう。特に鋼帯200の通板方向を変換するロールであるデフレクターロール141〜148でのしわ或いはバックリングの問題が大きい。
また、前記特許文献1の技術では、浸漬タンクからでた鋼帯に付着した液を絞るリンガーロールを配置して、鋼帯表面の水切りを行い、その後、当該鋼帯にブライドルロールで張力を付加している。これは、リンガーロールにより鋼帯表面の水切りを行うことで、その後のブライドルロールと鋼帯との間の摩擦抵抗を大きくし、ブライドルロールによる張力段差の付加効果を向上させるためである。
しかし、実際の連続焼鈍ラインの洗浄設備で鋼帯を乾いた状態でロールに巻きつかせると、鋼帯に乾き模様と呼ばれる乾燥ムラが生じて、焼鈍後もこの乾燥ムラが模様となって、鋼帯表面が外観上好ましくない状態になる。
そこで、本発明は、金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板設備において、金属帯が受ける液中抵抗による通板トラブルを回避し、かつ浸漬部で用いている処理液により鋼帯表面に乾き汚れが発生させないようにできる金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板設備及びその液中通板方法の提供を目的とする。
請求項1記載の発明に係る金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板設備は、金属帯を通板して、当該金属帯を1又は2以上の浸漬部で処理液に浸漬する金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板設備において、前記1又は2以上の浸漬部のうちの少なくとも1つの浸漬部の出側に、前記金属帯の進行方向の順番に、前記金属帯の表面の液体を絞る液絞り装置、前記金属帯の表面に液体を噴霧する液体噴霧装置、及び張力調整機能付き方向変換装置を備え、前記張力調整機能付き方向変換装置が、前記金属帯の張力を調整するブライドルロールと、前記金属帯の通板方向を変換する通板方向変換用ロールとを備えたことを特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明に係る金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板設備は、1又は2以上の浸漬部のうちの少なくとも1つの浸漬部の出側で、液絞り装置により金属帯の表面の液体を絞り、その後、液体噴霧装置により金属帯の表面に液体を噴霧し、その後、張力調整機能付き方向変換装置で、ブライドルロールにより金属帯の張力を調整し、かつ通板方向変換用ロールにより金属帯の通板方向を変換する。
また、請求項2記載の発明に係る金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板設備は、請求項1記載の発明に係る金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板設備において、前記張力調整機能付き方向変換装置は、前記金属帯の進行方向の順番に、前記ブライドルロール及び前記通板方向変換用ロールを配置していることを特徴とする。
すなわち、前記張力調整機能付き方向変換装置において、前記ブライドルロールにより金属帯の張力を調整し、その後、前記通板方向変換用ロールにより金属帯の通板方向を変換する。
また、請求項3記載の発明に係る金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板設備は、請求項1又は2に記載の発明に係る金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板設備において、前記液体噴霧装置が、前記金属帯の表面に対し5〜20g/mの液体を付着させる。
また、請求項4記載の発明に係る金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板設備は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明に係る金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板設備において、前記ブライドルロールが、当該ブライドルロールの出側における金属帯の張力に対して当該ブライドルロールの入側における金属帯の張力が1.5倍以下の範囲で大きくなるように、当該金属帯の張力を調整する。
また、請求項5記載の発明に係る金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板方法は、金属帯を通板して、当該金属帯を1又は2以上の浸漬部のうちの少なくとも1つの浸漬部で処理液に浸漬する金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板方法において、前記1又は2以上の浸漬部のうちの少なくとも1つの浸漬部の出側で、当該浸漬部で浸漬された金属帯の表面の液体を絞り、当該液体を絞った金属帯の表面に液体を噴霧し、当該液体を噴霧した金属帯の張力を調整して、当該張力を調整した前記金属帯を通板方向変換用ロールで通板方向を変換する。
本発明では、液中に浸漬した後であって、ブライドルロールを通過する前において、金属鋼帯表面に形成される液膜量を精度良く調整している。その後、ブライドルロールが、そのように精度良く調整された液膜が形成されている金属帯の張力を調整する。
本発明によれば、金属帯表面の乾き汚れの発生を防止しつつ、当該金属帯の張力をブライドルロールで最適に調整でき、金属帯の液中抵抗による蛇行や過張力によるしわやバックリングの問題を解決できる。
以下、発明を実施するための最良の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態は、本発明を鋼帯の連続焼鈍ラインにおける洗浄設備に適用させたものである。実施の形態において、鋼帯の連続焼鈍ラインは、従来技術の説明で例に挙げたものと同様に、図7に示すように構成されている。すなわち、連続焼鈍ラインは、ライン入側から順番に、コイル状の鋼帯200を巻き戻すペイオフリール101、鋼帯200を連続して通板するために鋼帯同士を溶接する溶接機102、鋼帯200の表面に付着した圧延油や鉄分を洗浄除去する洗浄設備103、焼鈍炉内で鋼帯200を停止させることなく溶接して連続通板するためのアキュームレータ104、焼鈍炉105、並びにスキンパス、トリミング及び検査等の精整機能を有する出側セクション106を備えている。
また、連続焼鈍ラインは、各セクション間に配置されたブライドルロール111,112,113,114,115及びテンションリール120等の駆動ロールを介在させて鋼帯200に張力を付加している。
このような構成において、洗浄設備103に本発明が適用されている。図1は、本発明を適用した洗浄設備103の構成を示す。
なお、本発明を適用した洗浄設備103の構成部分について、従来の洗浄設備103における構成部分と同様な部分については当該従来の洗浄設備103における構成部分と同じ番号を付し、その説明は省略する。
図1に示すように、本発明を適用した洗浄設備103は、ダンクタンク121からでた鋼帯200に付着している液体を絞るリンガーロール122の下流側にスプレーノズル1を備え、さらにその下流側にブライドルロール11を備えている。また、洗浄設備103は、電解タンク124からでた鋼帯200に付着している液体を絞るリンガーロール125の下流側にスプレーノズル2を備え、さらにその下流側にブライドルロール12を備えている。また、洗浄設備103は、リンスタンク127からでた鋼帯200に付着している液体を絞るリンガーロール128の下流側にスプレーノズル3を備え、さらにその下流側にブライドルロール13を備えている。さらに、各ブライドルロール11,12,13については、デフレクターロール143,146,148の上流側に配置されている。
ここで、ダンクタンク121の出側に配置されているブライドルロール11及び当該ブライドルロール11の下流側直近のデフレクターロール143、電解タンク124の出側に配置されているブライドルロール12及び当該ブライドルロール12の下流側直近のデフレクターロール146、及びリンスタンク127の出側に配置されているブライドルロール13及び当該ブライドルロール13の下流側直近のデフレクターロール148は、対となって張力調整機能付き方向変換装置を構成している。
各スプレーノズル1,2,3は、上流側に配置されている各リンガーロール122,125,128で表面に付着した液が絞られた鋼板200に液体を噴射する。ここで噴霧する液体は、水又は各スプレーノズル1,2,3の直前の浸漬部を満たしている液体(処理液)である。すなわち例えば、ダンクタンク121の後段のスプレーノズル1は、水又はダンクタンク121の洗浄液を噴霧する。
また、各スプレーノズル1,2,3は、所定量の液体を鋼帯200に噴霧する。具体的には、各スプレーノズル1,2,3は、当該各スプレーノズル1,2,3の下流側直近のブライドルロールであるブライドルロール11,12,13の入側で5〜20g/mの液体が鋼帯200の表面に付着しているように噴霧する。ここで、スプレーノズル1,2,3から液体が噴霧され、鋼帯表面に、片面あたり、5〜20g/mの液体を付着させた場合、鋼帯表面には概ね5〜20μmの液膜が形成される。また、スプレーノズル1,2,3の噴霧位置や噴霧速度は、鋼帯表面に5〜20g/mの液体が付着するように、鋼帯200の通板速度に応じて調整される。
ここで、各リンガーロール122,125,128は、各浸漬タンク121,124,127内で浸漬部121a,124a,127aの出側に配置したり、又は各浸漬タンク121,124,127外である各浸漬タンク121,124,127の出側に配置する。また、各スプレーノズル1,2,3は、各浸漬タンク121,124,127内で浸漬部121a,124a,127aの出側に配置したり、又は各浸漬タンク121,124,127外である各浸漬タンク121,124,127の出側に配置する。ここで、少なくとも、各スプレーノズル1,2,3を各リンガーロール122,125,128の下流側に配置する。
ブライドルロール11,12,13は、鋼帯200に対して当該ブライドルロール11,12,13の上流側と下流側とで張力段差を発生させる。具体的には、ブライドルロール11,12,13は、鋼帯200に対して当該ブライドルロール11,12,13の上流側の張力がその下流側の張力よりも大きくなるように張力段差を発生させる。
ここで、図2に示すブライドルロール10を用いて、鋼帯200に発生させる張力段差を説明する。
ブライドルロール10は、1対の駆動ロール10a,10bによって構成されており、当該ブライドルロール10の入側(上流側)の鋼帯200の張力T及び当該ブライドルロール10の出側(下流側)の鋼帯200の張力Tを調整することができる。本実施の形態では、ブライドルロール10(11,12,13)は、当該ブライドルロール10の入側(上流側)の鋼帯200の張力Tを当該ブライドルロール10の出側(下流側)の鋼帯200の張力Tよりも大きくしている。具体的には、張力Tに比べ張力Tが1.5倍以下の範囲で大きくなるように張力を調整している(下記(1)式)。
/T≦1.5 ただしT/T>1 ・・・(1)
さらに、ブライドルロール10は、浸漬タンクの液中抵抗を考慮して、入側の張力Tを決定している。ここで、説明を簡単にするため、図3として、2つの第1及び第2の浸漬タンク31,32の間にブライドルロール10を配置した模式図を示す。
第1及び第2の浸漬タンク31,32では、浸漬部で鋼帯200に作用する液中抵抗Fにより鋼帯200が蛇行してしまう。そこで、ブライドルロール10により、第1の浸漬タンク31の入側(上流側)の当初の張力tに見込み分(液中抵抗F相当)を加味して、張力(ブライドルロール10の入側張力)Tを付加している(下記(2)式)。
=t+F ・・・(2)
その一方で、ブライドルロール10の出側、すなわち第2の浸漬タンク32の入側の張力Tを張力tにしている(下記(3)式)。
=t ・・・(3)
ここで、張力tは、浸漬タンク内で液中抵抗Fを受けないと仮定した場合に、浸漬タンク内の鋼帯200が蛇行しないために必要とされる張力である。また、張力Tは、浸漬タンク内で液中抵抗Fを受けることを考慮し、張力tに液中抵抗Fを加味して得た第1の浸漬タンク31の出側(下流側)、すなわちブライドルロール10の入側で付与する張力である。
ここで、張力tと鋼帯200との関係は、鋼帯200にかかる張力が張力tより小さくなってしまうと鋼帯200に蛇行が発生してしまう、といったものになる。したがって、第1の浸漬タンク31の入側張力は、前述のように張力tであるが、第2の浸漬タンク32の入側の張力、すなわちブライドルロール10の出側の張力Tも第1の浸漬タンク31の入側張力と同様に張力tとすれば、鋼帯200の蛇行を防止できる。
また、ブライドルロール10の入側張力Tは第1の浸漬タンク31の液中抵抗F分、張力tよりも大きくすることにより鋼帯200の蛇行を防止できるため、T>Tとすることが好ましい。
また、張力Tを張力Tに比べて大きくしすぎると、ブライドルロール10上でスリップが発生しやすくなり、特に鋼帯200の表面に液膜が存在するとこのスリップが発生しやすいため、T/T≦1.5とすることが好ましい。
以上より、ブライドルロール11,12,13では、前記(1)式〜(3)式を満たすように、鋼帯200に所定の張力段差を発生させている。
ここで、図4は、ブライドルロール11,12,13による張力付加(張力比)の最適条件と、前記スプレーノズル1,2,3による鋼帯200の表面への液体の付着量の最適条件とを示す特性図である。ここでいう張力比とは、各ブライドルロール11,12,13における出側張力T2に対する入側張力T1の比(T1/T2)である。
本実施の形態では、図4中斜線で示す領域(ただし、ブライドル張力比1.0を含まず)でブライドルロール11,12,13及びスプレーノズル1,2,3を制御する。
次に洗浄設備の動作を説明する。特に本実施の形態において特有の部分を説明する。
ダンクタンク121で洗浄液に浸漬させた鋼帯200は、リンガーロール122で液絞りされて、その後スプレーノズル1で所定の液体が噴霧され、所定量(5〜20g/m)を付着される。その後、鋼帯200は、ブライドルロール11で所定の張力段差が付与される。
また、電解タンク124の下流側でも同様に、当該電解タンク124でアルカリ洗浄液に浸漬させた鋼帯200は、リンガーロール125で液絞りされて、その後スプレーノズル2で所定の液体が噴霧され、所定量(5〜20g/m)を付着される。その後、鋼帯200は、ブライドルロール12で所定の張力段差が付与される。
さらに、リンスタンク127の下流側でも同様に、当該リンスタンク127で温水に浸漬させた鋼帯200は、リンガーロール128で液絞りされて、その後スプレーノズル3で所定の液体が噴霧され、所定量(5〜20g/m)を付着される。その後、鋼帯200は、ブライドルロール13で所定の張力段差が付与される。
次に実施の形態における効果を説明する。
前述したように、実施の形態の洗浄設備103では、ダンクタンク121、電解タンク124及びリンスタンク127といった浸漬タンクの出側にブライドルロール11,12,13を備えている。これにより、実施の形態の洗浄設備103では、ブライドルロール11,12,13で、浸漬タンクの液中抵抗に起因して発生する鋼帯200の蛇行を防止するため、より大きな張力を付加するとともに、過張力により鋼帯200に絞り、しわ或いはバックリングが発生させないようにするため、比較的小さな張力を付加している。言い換えれば、鋼帯200の入側(上流側)の張力Tを当該鋼帯200の出側(下流側)の張力Tよりも大きくして、鋼帯200の蛇行を防止するとともに、張力Tが張力Tの1.5倍を超えないようにして、絞り、しわ或いはバックリングが発生しないようにしている。なお、鋼帯200の蛇行を防止するうえで、張力Tを張力Tよりも少なくとも1.1倍以上大きくすることが好ましい。
これにより、実施の形態の洗浄設備103では、鋼帯200の蛇行を防止するとともに、鋼帯200に絞り、しわ或いはバックリングが発生してしまうことを防止している。すなわち、実施の形態の洗浄設備103は、ブライドルロール11,12,13により、各浸漬タンクの出側で鋼帯200にかかる張力を適宜換えることで、蛇行や絞り等なく安定して鋼帯200を搬送することができる。
また、各デフレクターロール143,146,148とその上流に配置されている各ブライドルロール11,12,13とを対として張力調整機能付き方向変換装置を構成することで、絞り、しわ或いはバックリングについては、その主な発生位置になる各デフレクターロール143,146,148の上流側の各ブライドルロール11,12,13で張力を抑えていることができるので、その発生が確実に防止される。
ここで、図5を用いて、効果を説明する。
図5は、洗浄設備103の各構成部における鋼帯200の張力を、従来の場合と本発明を適用した場合とについて示す。
従来の場合には、前記図8に示すような洗浄設備103の構成、すなわちブライドルロール11,12,13を備えていない構成である。この場合、洗浄設備103の出側のブライドルロール112により、当該洗浄設備103内を通板される鋼帯200に所望の張力を付加する必要がある。このとき付加する張力は、洗浄設備103の各構成部で必要とされる張力を加味して付加する必要がある。例えば、洗浄設備103の最も上流にある浸漬タンクであるダンクタンク121内でも張力が不足しないように、洗浄設備103の出側のブライドルロール112において鋼帯200に張力を付加する。
このようにすると、図5に示すように、洗浄設備103内の全ての浸漬部での液中抵抗を加味して鋼帯200に張力を付加する必要があり、下流側にいくほど張力が大きくなり、この結果、最下流では過張力になってしまい、絞り、しわ或いはバックリングが発生してしまう。
しかし、本発明を適用した場合には、図5に示すように、各浸漬タンク121,124,127の出側で鋼帯200にかかる張力を調整しているので、さらにこれにより、洗浄設備103の出側のブライドルロール112で鋼帯200に付加する張力を抑えることができるので、鋼帯200に蛇行がしてしまうことを防止しつつも、絞り等の発生を防止して、鋼帯200を安定して搬送することができる。なお、図5では、各浸漬タンク121,124,127の出側に設置した各ブライドルロール11,12,13の出側の鋼帯張力に対して入側の鋼帯張力を1.5倍としている。これにより、洗浄設備103における鋼帯200の張力の最大値と最小値との差を小さくすることができ、鋼帯200が蛇行してしまうことを防止しつつも絞り等の発生を防止して、鋼帯200を安定して搬送している。
また、前述したように、ブライドルロール11,12,13の入側、すなわち浸漬部の出側すぐのところで、リンガーロール122,125,128により、鋼帯表面に付着した液を一旦絞り、さらに、スプレーノズル1,2,3により、水或いは処理液を噴霧し、鋼帯表面に液体を付着させている。そして、ブライドルロール11,12,13で、前述したように、鋼帯200の張力を調整している。
ここで、例えば、リンガーロール122,125,128により表面に付着した液が絞られた鋼帯200をそのままブライドルロール11,12,13に巻きつけてしまうと、鋼帯表面に乾き汚れが発生してしまう。
このようなことから、リンガーロール122,125,128で浸漬部から出た鋼帯表面に付着した液を一旦絞り、その後、スプレーノズル1,2,3で鋼帯200に水や処理液を噴霧して液体を付着させることで鋼帯表面に液膜を形成して(鋼帯表面をウェット状態にして)、ブライドルロール11,12,13で鋼帯200に巻きつけることで、鋼帯200において乾き汚れが発生してしまうことを防止している。
そして、鋼帯表面に付着させる液体の付着量の前記下限値5g/mは、そのような乾き汚れを防止するために好ましい最小限の付着量である。すなわち、付着量をこの下限値5g/mより少なくすると、たとえ鋼帯表面に液膜が形成されたとしても、鋼帯200において乾き汚れがみられやすくなるのである。
ところで、このように乾き汚れ発生を防止する目的で鋼帯表面に液膜を形成するようにしているが、その液膜が過剰に厚く形成されていると、すなわち鋼帯表面が過剰なウェット状態になると、鋼帯表面とブライドルロール11,12,13との間でいわゆるハイドロプレーニング現象が発生してしまい、ブライドルロール11,12,13で鋼帯200に所望の張力を付加することが困難になる。
このようなことから、乾き汚れ発生を防止する目的で鋼帯表面に液体を噴霧して付着させる場合でも、その付着量の好ましい上限を規定している。すなわち、鋼帯表面に付着させる液体の付着量の上限値を好ましくは20g/mにしている。これにより、前記ハイドロプレーニング現象の発生を防止し、ブライドルロール11,12,13で鋼帯200に所望の張力を付加することを実現している。
さらに、鋼帯200の入側(上流側)の張力Tを当該鋼帯200の出側(下流側)の張力Tよりも大きくするが、その比(T/T)を1.5倍に抑えることで、ブライドルロール11,12,13が、そのように表面を濡らした鋼帯200との間でスリップすることなく、所望の張力を付加できるようにしている。
ここで、図6は、鋼帯表面の乾き汚れ度合いを示すグラフである。
乾き汚れ度合いは、すずめっき後の鋼帯の外観を目視で観察して、鋼帯表面の光沢むらを評価して得ている。また、従来例、比較例及び本発明で比較している。従来例の条件は、スプレーノズル及びブライドルロールがなく、リンガーロールだけを備えており、比較例の条件は、スプレーノズルがなく、リンガーロール及びブライドルロールを備えており、本発明の条件は、スプレーノズル、リンガーロール及びブライドルロールのすべてを備えている。
従来例と比較例とを比較すると、スプレーノズルを備えることなく、ブライドルロールを備えると、鋼帯表面の乾き汚れ度合いは多少高くなる(悪くなる)。このように、スプレーノズルを備えることなく単にブライドルロールを備えただけでは、鋼帯表面の乾き汚れ度合いは悪くなる。しかし、比較例と本発明とを比較してもわかるように、スプレーノズルを備えることで、鋼帯表面の乾き汚れ度合いは格段と低くなる(良くなる)。
以上のように、リンガーロール122,125,128により、鋼帯表面に付着した液を一旦絞り、その後、スプレーノズル1,2,3により、水や処理液を噴霧し、鋼帯表面に液体を付着させ、その後、ブライドルロール11,12,13で、前述したように、鋼帯200の張力を調整することで、鋼帯表面に洗浄液やリンス液の乾き汚れが発生してしまうことを防止し、かつブライドルロール11,12,13でスリップを起こすことなく、鋼帯200への所望の張力の付加を実現している。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、前述の実施の形態として実現されることに限定されるものではない。
すなわち、前述の実施の形態では、ダンクタンク121、電解タンク124及びリンスタンク127といった浸漬タンクに対応させてブライドルロール11,12,13を配置している。しかし、これに限定されないことはいうまでもない。例えば、ダンクタンク121の出側にのみブライドルロール11を備えるようにして、その一方で、電解タンク124及びリンスタンク127の出側にはブライドルロール12,13を備えなくてもよい。このようにしても、鋼帯表面に洗浄液やリンス液の乾き汚れが発生してしまうことを防止し、かつブライドルロール11でスリップを起こすことなく、鋼帯200に所望の張力を付加できる。
また、前述の実施の形態では、ブライドルロール11,12,13で、当該ブライドルロール11,12,13の出側における鋼帯200の張力に対して当該ブライドルロール11,12,13の入側における鋼帯の張力が大きくなるように、当該鋼帯200の張力を調整する場合を説明している。さらに、その張力比が1.5倍以下である場合を説明している。しかし、これに限定されるものではなく、前記張力比は前記値に限定されない。
また、前述の実施の形態では、液絞り装置がリンガーロール122,125,128である場合、液体噴霧装置がスプレーノズル1,2,3である場合を説明した。しかし、これに限定されるものではない。すなわち、液絞り装置や液体噴霧装置は他の手段により構成してもよい。
また、前述の実施の形態では、金属帯が鋼帯である場合を説明した。しかし、金属帯が鋼帯であることに限定されないことはいうまでもない。
実施例として、洗浄設備を前記図1と同様に構成した。すなわち、浸漬タンク121,124,127の出側から下流に向かって、リンガーロール122,125,128、スプレーノズル1,2,3及びブライドルロール11,12,13を配置している。また、板厚が0.2mmで、板幅が1000mmの鋼板を冷間圧延後、洗浄設備内の通板速度を平均で800〜1000m/minで通板させている。
このような条件のもと、洗浄設備内での張力を前記図5に示すようにしているので、張力を30N/mm〜50N/mmの間で安定させて鋼帯を通板しているので、鋼帯の蛇行、絞り、しわ或いはバックリングの発生を防止できた。
また、ブライドルロール11,12,13の手前のスプレーノズル1,2,3は、表裏面の板幅方向に均等に水を噴霧して鋼帯表面に10g/mの水を付着させ、膜厚約10μmの液膜を形成している。そして、このように液膜が形成された鋼帯をブライドルロール11,12,13に巻きつけている。
ブライドルロール11,12,13をゴム材で構成しているが、そのブライドルロール11,12,13は、鋼帯とスリップすることなく、前記図5に示すような張力段差を鋼帯に発生させることができた。さらに、鋼帯への液体の噴霧により、鋼帯の乾き汚れの発生を抑制できる結果も得た。
本発明の実施の形態の洗浄設備を示す図である。 前記洗浄設備のブライドルロールの機能の説明に使用した図である。 前記ブライドルロールによる鋼帯への張力の付加の条件を説明するために使用した図である。 鋼帯に付着させる液体の付着量(片側あたり)と、鋼帯に付加する張力の最適値(最適張力比)との関係を示す特性図である。 効果の説明に使用した、洗浄設備の各構成部における鋼帯の張力を示す図である。 効果の説明に使用した、鋼帯表面の乾き汚れ度合いを示すグラフである。 鋼帯の冷間圧延後の洗浄・焼鈍プロセスを連続化した連続焼鈍ラインの構成を示す図である。 前記連続焼鈍ラインにおける従来の洗浄設備の構成を示す図である。
符号の説明
1,2,3 スプレーノズル
11,12,13 ブライドルロール
101 ペイオフリール
102 溶接機
103 洗浄設備
104 アキュームレータ
105 焼鈍炉
106 出側セクション
111,112,113,114,115 ブライドルロール
120 テンションリール
121 ダンクタンク
121a,124a,127a 浸漬部
122,125,128,129 リンガーロール
123 アルカリスクラバータンク
124 電解タンク
126 温水スクラバータンク
127 リンスタンク
141〜148 デフレクターロール
200 鋼帯

Claims (5)

  1. 金属帯を通板して、当該金属帯を1又は2以上の浸漬部で処理液に浸漬する金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板設備において、
    前記1又は2以上の浸漬部のうちの少なくとも1つの浸漬部の出側に、前記金属帯の進行方向の順番に、前記金属帯の表面の液体を絞る液絞り装置、前記金属帯の表面に液体を噴霧する液体噴霧装置、及び張力調整機能付き方向変換装置を備え、前記張力調整機能付き方向変換装置が、前記金属帯の張力を調整するブライドルロールと、前記金属帯の通板方向を変換する通板方向変換用ロールとを備えたことを特徴とする金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板設備。
  2. 前記張力調整機能付き方向変換装置は、前記金属帯の進行方向の順番に、前記ブライドルロール及び前記通板方向変換用ロールを配置していることを特徴とする請求項1記載の金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板設備。
  3. 前記液体噴霧装置は、前記金属帯の表面に対し5〜20g/mの液体を付着させることを特徴とする請求項1又は2に記載の金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板設備。
  4. 前記ブライドルロールは、当該ブライドルロールの出側における金属帯の張力に対して当該ブライドルロールの入側における金属帯の張力が1.5倍以下の範囲で大きくなるように、当該金属帯の張力を調整することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板設備。
  5. 金属帯を通板して、当該金属帯を1又は2以上の浸漬部で処理液に浸漬する金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板方法において、
    前記1又は2以上の浸漬部のうちの少なくとも1つの浸漬部の出側で、当該浸漬部で浸漬された金属帯の表面の液体を絞り、当該液体を絞った金属帯の表面に液体を噴霧し、当該液体を噴霧した金属帯の張力を調整して、当該張力を調整した前記金属帯を通板方向変換用ロールで通板方向を変換することを特徴とする金属帯の連続プロセスラインにおける液中通板方法。
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