JP2005047209A - ガスバリアフィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】主成分として単独あるいは複数種の樹脂よりなる水分散性樹脂と水膨潤性無機板状粒子とを有するガスバリア層を、熱可塑性樹脂基材の片面あるいは両面上に少なくとも1層形成したフィルムであって、前記水分散性樹脂の平均粒子径が150nm以下であり、前記水分散性樹脂がポリウレタン系樹脂を含むことを特徴とする。
【選択図】なし
Description
平均粒子径:ベックマンコールター社製「N4 Plus」を使用し、光子相関法により測定した。
ガスバリア性(酸素透過度):モダンコントロール社製「MOCON OXTRAN2/20」を使用し、20℃・50%RH,20℃・80%RHの条件で測定した。
透明性:JIS K 7105に記載の方法によりデジタル濁度計(日本電色工業社製「NDH−20D」)を使用して測定したヘイズを用いた。
平均粒子径(nm):水分散性樹脂を構成する各樹脂が混合した状態において、ベックマンコールター社製「N4 Plus」を使用し光子相関法により測定した。
水分散体の粘度(cps):23℃における粘度をB型粘度計(東京計器社製「DVM−B」)により測定した。
水分散性樹脂が1種類の樹脂のみからなるガスバリアフィルムを作成した。前述のポリオレフィン系樹脂からなる水分散性樹脂(B1)の水分散体400g、水200gを混合し、固形分比率が、(B1)100重量%である水分散体600gを得た。得られた水分散体中の水分散性樹脂の平均粒子径を測定した。そして、水膨潤性無機板状粒子として粒子径が6μmの水膨潤性合成マイカ(コープケミカル株式会社製「ME100」)を用意し、前記水分散体300gに対し、前記水膨潤性合成マイカの濃度が8重量%である水分散液を625g加え撹拌して、樹脂固形分100重量部に対し無機化合物固形量で100重量部である、水分散体を得た。さらに水を加え、全固形分濃度が10重量%となるように、この無機板状粒子含有水分散体を調整し、粘度を測定した。該水分散体をコロナ放電処理した厚さ20μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルム(熱可塑性樹脂基材)の処理面上に乾燥後の塗膜厚さが1μmとなるようにグラビアコーター(塗工速度150m/min)で塗布した後、120℃で5秒間乾燥し、実施例1のガスバリアフィルムを得た。
ポリウレタン系樹脂単独の20℃・80%RHでの酸素透過度が、ポリウレタン系樹脂厚さ1μmに対し、130000mL/m2・atm・dayであり、平均粒子径が60nm、固形分濃度が30重量%である、ポリウレタン樹脂水分散体(三井武田ケミカル株式会社製「ウレタン樹脂水分散体XAC16−1」)333g、水267gを混合し、固形分比率が、ポリウレタン樹脂100重量%の水分散体600gを得た。前記水分散体300gに対し、前記水膨潤性合成マイカの濃度が8重量%である水分散液を625g加え撹拌して、樹脂固形分100重量部に対し無機化合物固形量で100重量部である、水分散体を得た。さらに水を加え、全固形分濃度が10重量%となるように、この無機板状粒子含有水分散体を調整し、粘度を測定した後は、実施例1と同様にして塗布・乾燥し、実施例2のガスバリアフィルムを得た。
ポリウレタン樹脂からなる水分散性樹脂(A1)の水分散体200g、オレフィン系樹脂からなる水分散性樹脂(B2)の水分散体200g、水200gを混合し、混合物の固形分比率が、(A1)が50重量%、(B2)が50重量%の水分散体600gを得た。得られた水分散体中の水分散性樹脂の平均粒子径を両樹脂が混合した状態で測定し、樹脂固形分100重量部に対し、無機化合物固形量が60重量部となるように水膨潤性合成マイカの濃度が8%である水分散液の配合量を変更した以外は、実施例1と同様にして、無機板状粒子含有水分散体を調製し、粘度を測定した。その後も、実施例1と同様の処理を行い、実施例3のガスバリアフィルムを得た。
ポリウレタン樹脂からなる水分散性樹脂(A1)の水分散体240g、オレフィン系樹脂からなる水分散性樹脂(B1)の水分散体160g、水200gを混合し、混合物の固形分比率が、(A1)が60重量%、(B1)が40重量%である水分散体600gを得た。得られた水分散体中の両樹脂の平均粒子径を測定した後、前記水分散体300gに対し、前記水膨潤性合成マイカの濃度が8重量%である水分散液を62.5g加え撹拌して、樹脂固形分100重量部に対し無機化合物固形量で10重量部である、水分散体を得た。さらに水を加え、全固形分濃度が10重量%となるように、この無機板状粒子含有水分散体を調整し、粘度を測定した。該水分散体をコロナ放電処理した厚さ20μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルム(熱可塑性樹脂基材)の処理面上に乾燥後の塗膜厚さが1μmとなるようにグラビアコーター(塗工速度150m/min)で塗布した後、120℃で5秒間乾燥し、実施例4のガスバリアフィルムを得た。
ポリウレタン樹脂からなる水分散性樹脂(A1)の水分散体280g、オレフィン系樹脂からなる水分散性樹脂(B2)の水分散体120g、水200gを混合し、混合物の固形分比率が、(A1)が70重量%、(B1)が30重量%の水分散体600gを得た。得られた水分散体中の両樹脂の平均粒子径を測定した後、前記水分散体300gに対し、前記水膨潤性合成マイカの濃度が8重量%である水分散液を62.5g加え撹拌して、樹脂固形分100重量部に対し無機化合物固形量で10重量部である、水分散体を得た。さらに水を加え、全固形分濃度が10重量%となるように、この無機板状粒子含有水分散体を調整し、粘度を測定した。該水分散体をコロナ放電処理した厚さ20μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルム(熱可塑性樹脂基材)の処理面上に乾燥後の塗膜厚さが1μmとなるようにグラビアコーター(塗工速度150m/min)で塗布した後、120℃で5秒間乾燥し、実施例5のガスバリアフィルムを得た。
樹脂固形分100重量部に対し、無機化合物固形量が60重量部となるように膨潤性合成マイカの濃度が8重量%である水分散液の配合量を変更した以外は、実施例5と同様にして、無機板状粒子含有水分散体を調整し、粘度を測定した。その後も、実施例5と同様の処理を行い、実施例6のガスバリアフィルムを得た。
ポリウレタン樹脂からなる水分散性樹脂(A2)の水分散体300g、アクリル系樹脂からなる水分散性樹脂(C1)の水分散体50g、水250gを混合し、混合物の固形分比率が、(A2)が75重量%、(C1)が25重量%の水分散体600gを得た。得られた水分散体中の水分散性樹脂の平均粒子径を両樹脂が混合した状態で測定し、前記水分散体300gに対し、前記水膨潤性合成マイカの濃度が8重量%である水分散液を62.5g加え撹拌して、樹脂固形分100重量部に対し無機化合物固形量で10重量部である、水分散体を得た。さらに水を加え、全固形分濃度が10重量%となるように、この無機板状粒子含有水分散体を調整し、粘度を測定した。該水分散体をコロナ放電処理した厚さ20μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルム(熱可塑性樹脂基材)の処理面上に乾燥後の塗膜厚さが1μmとなるようにグラビアコーター(塗工速度150m/min)で塗布した後、120℃で5秒間乾燥し、実施例7のガスバリアフィルムを得た。
ポリウレタン樹脂からなる水分散性樹脂(A3)の水分散体260g、オレフィン系樹脂からなる水分散性樹脂(B2)の水分散体140g、水200gを混合し、混合物の固形分比率が、(A3)が65重量%、(B2)35重量%の水分散体600gを得た。得られた水分散体中の水分散性樹脂の平均粒子径を両樹脂が混合した状態で測定し、前記水分散体300gに対し、前記水膨潤性合成マイカの濃度が8重量%である水分散液を62.5g加え撹拌して、樹脂固形分100重量部に対し無機化合物固形量で10重量部である、水分散体を得た。さらに水を加え、全固形分濃度が10重量%となるように、この無機板状粒子含有水分散体を調整し、粘度を測定した。該水分散体をコロナ放電処理した厚さ20μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルム(熱可塑性樹脂基材)の処理面上に乾燥後の塗膜厚さが1μmとなるようにグラビアコーター(塗工速度150m/min)で塗布した後、120℃で5秒間乾燥し、実施例8のガスバリアフィルムを得た。
水膨潤性合成マイカ(コープケミカル株式会社製「ME100」)の代わりに粒子径が1μmのモンモリロナイト(クニミネ工業株式会社製「クニピアF」)を用意し、当該モンモリロナイトの濃度が8重量%である水分散液を用いた以外は実施例8と同様にして、無機板状粒子含有水分散体を調整し、粘度を測定した。その後も、実施例8と同様の処理を行い、実施例9のガスバリアフィルムを得た。
ポリウレタン樹脂からなる水分散性樹脂(A1)の水分散体320g、オレフィン系樹脂からなる水分散性樹脂(B2)の水分散体80g、水200gを混合し、混合物の固形分比率が、(A1)が80重量%、(B2)が20重量%の水分散体600gを得た。得られた水分散体中の両樹脂の平均粒子径を測定した後、実施例4と同様の処理を行い得られた無機板状粒子含有水分散体を調整し、粘度を測定した。その後、実施例4と同様の処理を行い、実施例10のガスバリアフィルムを得た。
ポリウレタン樹脂からなる水分散性樹脂(A1)の水分散体360g、オレフィン系樹脂からなる水分散性樹脂(B2)の水分散体40g、水200gを混合し、混合物の固形分比率が、(A1)が90重量%、(B2)が10重量%の水分散体600gを得た。得られた水分散体中の両樹脂の平均粒子径を測定した後、実施例4と同様の処理を行い得られた無機板状粒子含有水分散体を調整し、粘度を測定した。その後、実施例4と同様の処理を行い、実施例11のガスバリアフィルムを得た。
ポリウレタン樹脂からなる水分散性樹脂(A1)の水分散体380g、オレフィン系樹脂からなる水分散性樹脂(B2)の水分散体20g、水200gを混合し、混合物の固形分比率が、(A1)が95重量%、(B2)が5重量%の水分散体600gを得た。得られた水分散体中の両樹脂の平均粒子径を測定した後、実施例4と同様の処理を行い得られた無機板状粒子含有水分散体を調整し、粘度を測定した。その後、実施例4と同様の処理を行い、実施例12のガスバリアフィルムを得た。
水分散性樹脂がポリウレタン樹脂のみからなるガスバリアフィルムを作成した。ポリウレタン樹脂からなる水分散性樹脂(A1)の水分散体400g、水200gを混合し、固形分比率が、(A1)100重量%である水分散体600gを得た。得られた水分散体中の樹脂の平均粒子径を測定した後、実施例4と同様の処理を行い得られた無機板状粒子含有水分散体を調整し、粘度を測定した。その後、実施例4と同様の処理を行い、実施例13のガスバリアフィルムを得た。
ポリウレタン樹脂からなる水分散性樹脂(A3)の水分散体400g、水200gを混合し、固形分比率が、(A3)100重量%である水分散体600gを得た。得られた水分散体中の樹脂の平均粒子径を測定した後、実施例4と同様の処理を行い得られた無機板状粒子含有水分散体を調整し、粘度を測定した。その後、実施例4と同様の処理を行い、実施例14のガスバリアフィルムを得た。
ポリウレタン樹脂からなる水分散性樹脂(A1)の水分散体400g、水200gを混合し、固形分比率が、(A1)100重量%である水分散体600gを得た後、当該水分散体中の樹脂の平均粒子径を測定した。前記水分散体300gに対し、水膨潤性合成マイカ(コープケミカル株式会社製「ME100」)の濃度が8重量%である水分散液を625g加え撹拌して、樹脂固形分100重量部に対し無機化合物固形量で100重量部である、水分散体を得た。さらに水を加え、全固形分濃度が10%である無機板状粒子含有水分散体(D)を得た後、粘度を測定した。コロナ放電処理した厚さ20μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムの処理面上にアクリルエマルジョン系アンカーコート剤(サイデン化学株式会社製「サイビノールX941」)を、エアナイフコーター(塗工速度90m/min)により塗布し、乾燥し、この面上へ前記水分散体(D)を、乾燥後の塗膜厚さが1μmとなるようにエアナイフコーター(塗工速度90m/min)を用いて塗布した後、120℃で5秒間乾燥し、実施例15のガスバリアフィルムを得た。
ポリウレタン樹脂からなる水分散性樹脂(A5)の水分散体400g、水200gを混合し、固形分比率が、(A5)100重量%である水分散体600gを得た。得られた水分散体中の樹脂の平均粒子径を測定した。そして、水膨潤性無機板状粒子として粒子径が1μmのモンモリロナイト(クニミネ工業株式会社製「クニピアF」)を用意し、前述の水分散体300gに対し、モンモリロナイトの濃度が8重量%である水分散液を240.3g加え撹拌して、樹脂固形分100重量部に対し無機化合物固形量で25.6重量部である、水分散体を得た。さらに水を加え、全固形分濃度が10重量%となるように、この無機板状粒子含有水分散体を調整し、粘度を測定した。その後、実施例1と同様の処理を行い、実施例16のガスバリアフィルムを得た。
ポリウレタン樹脂からなる水分散性樹脂(A6)の水分散体400g、水200gを混合し、固形分比率が、(A6)100重量%である水分散体600gを得た。得られた水分散体中の樹脂の平均粒子径を測定した。そして、前述の水分散体300gに対し、前記モンモリロナイトの濃度が8重量%である水分散液を240.3g加え撹拌して、樹脂固形分100重量部に対し無機化合物固形量で25.6重量部である、水分散体を得た。さらに水を加え、全固形分濃度が10重量%となるように、この無機板状粒子含有水分散体を調整し、粘度を測定した。その後、実施例1と同様の処理を行い、実施例17のガスバリアフィルムを得た。
ポリウレタン樹脂からなる水分散性樹脂(A1)の水分散体400g、水100gを混合し、固形分比率が、(A1)100重量%である水分散体500gを得た後、当該水分散体中の樹脂の平均粒子径を測定した。前記水分散体250gに対し、水膨潤性合成マイカ(コープケミカル株式会社製「ME100」)の濃度が8重量%である水分散液を1250g加え撹拌して、樹脂固形分100重量部に対し無機化合物固形量で200重量部である、水分散体を得た。さらに水を加え、全固形分濃度が10%である無機板状粒子含有水分散体(D)を得た後、粘度を測定した。その後、実施例15と同様の処理を行い、実施例18のガスバリアフィルムを得た。
ポリウレタン樹脂からなる水分散性樹脂(A1)の水分散体240g、アクリル系樹脂からなる水分散性樹脂(C1)の水分散体160g、水200gを混合し、混合物の固形分比率が、(A1)が60重量%、(C1)が40重量%の水分散体600gを得た。得られた水分散体中の両樹脂の平均粒子径を測定した後、実施例4と同様の処理を行い得られた無機板状粒子含有水分散体を調整し、粘度を測定した。その後、実施例4と同様の処理を行い、比較例1のガスバリアフィルムを得た。
ポリウレタン樹脂からなる水分散性樹脂(A2)の水分散体240g、アクリル系樹脂からなる水分散性樹脂(C1)の水分散体160g、水200gを混合し、混合物の固形分比率が、(A2)が60重量%、(C1)が40重量%の水分散体600gを得た。得られた水分散体中の両樹脂の平均粒子径を測定した後、実施例4と同様の処理を行い得られた無機板状粒子含有水分散体を調整し、粘度を測定した。その後、実施例4と同様の処理を行い、比較例2のガスバリアフィルムを得た。
ポリウレタン樹脂からなる水分散性樹脂(A3)の水分散体300g、アクリル系樹脂からなる水分散性樹脂(C1)の水分散体100g、水200gを混合し、混合物の固形分比率が、(A3)が75重量%、(C1)が25重量%の水分散体600gを得た。得られた水分散体中の両樹脂の平均粒子径を測定した後、実施例4と同様の処理を行い得られた無機板状粒子含有水分散体を調整し、粘度を測定した。その後、実施例4と同様の処理を行い、比較例3のガスバリアフィルムを得た。
ポリウレタン樹脂からなる水分散性樹脂(A4)の水分散体400g、水200gを混合し、固形分比率が、(A4)100重量%の水分散体600gを得た。得られた水分散体中の樹脂の平均粒子径を測定した後、実施例4と同様の処理を行い得られた無機板状粒子含有水分散体を調整し、粘度を測定した。その後、実施例4と同様の処理を行い、比較例4のガスバリアフィルムを得た。
水膨潤性マイカの代わりに、粒子径6μmの非膨潤性マイカ(コープケミカル株式会社製「MK100」)を用意し、当該非膨潤性マイカの濃度が8%である水分散液を用いた以外は実施例7と同様にして無機板状粒子含有水分散体を調整し、粘度を測定した。その後も、実施例7と同様の処理を行い、比較例5のガスバリアフィルムを得た。
ポリウレタン樹脂からなる水分散性樹脂(A4)の水分散体400g、水200gを混合し、混合物の固形分比率が、(A4)100重量%の水分散体600gを得た後、当該水分散体中の樹脂の平均粒子径を測定した。前記水分散体300gに対し、水膨潤性合成マイカ(コープケミカル株式会社製「ME100」)の濃度が8%である水分散液を625g加え撹拌して、樹脂固形分100重量部に対し無機化合物固形量で100重量部である、水分散体を得た。さらに水を加え、全固形分濃度が10%となるように、この無機板状粒子含有水分散体を調整し、粘度を測定した後、該水分散体を実施例15と同様にしてコロナ放電処理した厚さ20μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムの当該処理面上に施されたアンカーコート塗布面上に塗布し、乾燥し、比較例6のガスバリア性フィルムを得た。
ポリウレタン樹脂からなる水分散性樹脂(A7)の水分散体400g、水200gを混合し、固形分比率が、(A7)100重量%である水分散体600gを得た。得られた水分散体中の樹脂の平均粒子径を測定した。そして、水膨潤性無機板状粒子として粒子径が1μmのモンモリロナイト(クニミネ工業株式会社製「クニピアF」)を用意し、前述の水分散体300gに対し、モンモリロナイトの濃度が8重量%である水分散液を240.3g加え撹拌して、樹脂固形分100重量部に対し無機化合物固形量で25.6重量部である、水分散体を得た。さらに水を加え、全固形分濃度が10重量%となるように、この無機板状粒子含有水分散体を調整し、粘度を測定した。その後、実施例1と同様の処理を行い、比較例7のガスバリアフィルムを得た。
Claims (4)
- 主成分として単独あるいは複数種の樹脂よりなる水分散性樹脂と水膨潤性無機板状粒子とを有するガスバリア層を、熱可塑性樹脂基材の片面あるいは両面上に少なくとも1層形成したフィルムであって、前記水分散性樹脂の平均粒子径が150nm以下であることを特徴とするガスバリアフィルム。
- 前記水分散性樹脂がポリウレタン系樹脂を含む請求項1に記載のガスバリアフィルム。
- 前記ポリウレタン系樹脂の酸素透過度が、20℃・80%RHにおいて、当該ポリウレタン系樹脂厚さ1μmに対し、400mL/m2・atm・day以下である請求項2に記載のガスバリアフィルム。
- 前記ポリウレタン系樹脂の重量が、水分散性樹脂全重量の60%以上である請求項2又は3に記載のガスバリアフィルム。
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