JP2005042705A - 熱交換器の風量制御機構 - Google Patents

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達之 鶴沢
Masaya Sekida
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Abstract

【課題】 スペースに余裕がない場合でも組み込むことが可能で、レイアウトの自由度を高めることができる熱交換器の風量制御機構の提供。
【解決手段】 ラジエータ1の後方にモータファンシュラウドを介して電動ファン3が配置され、電動ファン3の後方にモータファンシュラウド2における外周リング部21内の流路を開閉することによりラジエータ1を通過する風の流量を調整可能なシャッター機構5が設けられ、シャッター機構5が、複数枚に分割された遮蔽板53をそれぞれ同一面内で回動させることにより外周リング部21内の流路の開閉が行われるように構成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、熱交換器の風量制御機構に関する。
車両のフロントエンドを構成している冷却システムは、熱交換器と、冷却ファンと、熱交換器と冷却ファンとをつなぐモータファンシュラウドからなっている。通常、冷却ファンは、電動モータで駆動され、オン・オフ制御や回転数制御されるようになっている。そして、熱交換器は、冷却ファンの回転と車速によるラム圧による風の流れによって冷却される。
ところが、冷却水温が低い時、冷却ファンの回転を止めた状態にしても、車速によるラム圧により、熱交換器には風が流れ、エンジンルーム内を冷却することになる。エンジンルーム内にはエンジンやトランスミッションがあり、これらに冷却風が当たると、暖気が遅れ、ヒータ性能の低下、エンジンやトランスミッションのフリクションの悪化、排気温度上昇の遅れによるマニホールド触媒性能の悪化等をもたらす。
そこで、従来、開閉自在なシャッター機構により熱交換器における風の流れを許容または遮断可能にした構造のものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−130167号公報 (明細書(3)頁、図1) 特開2003−1738号公報 (明細書(3)頁、図3、4)
しかしながら、従来例におけるシャッター機構が、所定間隔のもとに配設された複数枚のルーバーをそれぞれの回転軸を中心として回動させることにより、流路の開閉を行う構造のものであったため、流路を開いた状態では各ルーバーの幅分だけシャッター機構の厚みが前後方向に厚くなり、従って、スペースに余裕がない場合には組み込むことができず、これがレイアウトの自由度を低下させる要因となっているという問題があった。
本発明の解決しようとする課題は、スペースに余裕がない場合でも組み込むことが可能で、レイアウトの自由度を高めることができる熱交換器の風量制御機構を提供することにある。
上記課題を解決するため請求項1記載の熱交換器の風量制御機構は、熱交換器の後方にモータファンシュラウドを介して電動ファンが配置され、前記電動ファンの後方に前記モータファンシュラウドにおける外周リング部内の流路を開閉することにより前記熱交換器を通過する風の流量を調整可能なシャッター機構が設けられ、該シャッター機構が、複数枚に分割された遮蔽板をそれぞれ同一面内で回動させることにより前記外周リング部内の流路の開閉が行われるように構成されていることを特徴とする手段とした。
請求項2記載の熱交換器の風量制御機構は、請求項1記載の熱交換器の風量制御機構において、前記複数枚に分割された遮蔽板の回動基部が前記モータファンシュラウドにおける外周リング部の後面に対しその周方向所定間隔のもとに配置され、該各回動基部を中心として前記各遮蔽板が同一面内において連動して回動することにより前記外周リング部内の流路の開閉が行われるように構成されていることを特徴とする手段とした。
請求項3記載の熱交換器の風量制御機構は、請求項2に記載の熱交換器の風量制御機構において、前記外周リング部の後面に対し回動自在に設けられた回動リングに対し前記各遮蔽板の回動基部近傍が軸支され、前記回動リングをアクチュエータで回動させることにより前記各遮蔽板を同一面内において連動して回動させて前記外周リング部内の流路の開閉が行われるように構成されていることを特徴とする手段とした。
請求項4記載の熱交換器の風量制御機構は、請求項1記載の熱交換器の風量制御機構において、前記複数枚に分割された各遮蔽板が周方向所定間隔のもとに遮蔽板部分を残して開口部が形成された円板状に形成されると共に、該各遮蔽板が前後方向に重ねて配置され、円板状に形成された前記各遮蔽板が前記電動ファンのセンター位置に設けられた同じ回動基部を中心として互いに遮蔽板部分の位相を一致させた開状態から位相を順次ずらせた閉状態との間で扇状に回動させて各遮蔽板部分で各開口部を開閉操作することにより前記外周リング部内の流路の開閉が行われるように構成されていることを特徴とする手段とした。
請求項5記載の熱交換器の風量制御機構は、請求項4に記載の熱交換器の風量制御機構において、前記各遮蔽板の回動基部側には開口窓と、隣接する遮蔽板の開口窓の周方向に対向する両開口縁部に係合可能な係止爪とを備え、最後部の遮蔽板をアクチュエータで回動させることにより前記係止爪でその他の遮蔽板が後部側から順次回動して各遮蔽板部分の位相を順次ずらせた閉状態となり、最後部の遮蔽板を逆に回動させることにより前記係止爪でその他の遮蔽板が後部側から順次回動して各遮蔽板部分の位相を一致させた開状態となるように構成されていることを特徴とする手段とした。
請求項6記載の熱交換器の風量制御機構は、請求項4に記載の熱交換器の風量制御機構において、前記各遮蔽板の回動基部側には各遮蔽板における各遮蔽板部分の位相を一致させた開状態において閉じ方向にその開口幅を順次所定量づつ広く形成された開口窓が設けられ、最後部の遮蔽板の開口窓における開方向の開口縁部にはその他の全ての遮蔽板における開口窓の閉じ方向の開口縁部に係合可能な閉操作用係止爪が備えられ、前記最後部の遮蔽板における遮蔽板部分の閉じ方向の側縁部にはその他の全ての遮蔽板における遮蔽板部分の閉じ方向の側縁部に係合可能な開操作用係止爪が備えられ、前記最後部の遮蔽板をアクチュエータで回動させることにより前記閉操作用係止爪でその他の遮蔽板が後部側から順次回動して各遮蔽板部分の位相を順次ずらせた閉状態となり、最後部の遮蔽板を逆に回動させることにより前記開操作用係止爪でその他の遮蔽板が後部側から順次回動して各遮蔽板部分の位相を一致させた開状態となるように構成されていることを特徴とする手段とした。
請求項7記載の熱交換器の風量制御機構は、請求項4〜6のいずれか1項に記載の熱交換器の風量制御機構において、互いに隣接する前記各遮蔽板の回動基部側対向面には、各遮蔽板相互の相対回動を案内する円弧状の小突条が形成されていることを特徴とする手段とした。
請求項8記載の熱交換器の風量制御機構は、請求項4〜7のいずれか1項に記載の熱交換器の風量制御機構において、前記各遮蔽板における遮蔽板部分の開方向開口縁部側に後部方向へ向けて傾斜する傾斜部が形成されていることを特徴とする手段とした。
請求項9記載の熱交換器の風量制御機構は、請求項4〜8のいずれか1項に記載の熱交換器の風量制御機構において、前記各遮蔽板を開方向に付勢する付勢手段が備えられていることを特徴とする手段とした。
請求項10記載の熱交換器の風量制御機構は、請求項4〜9のいずれか1項に記載の熱交換器の風量制御機構において、前記モータファンシュラウドの外周リング部が前記電動ファンを駆動する電動モータに対し複数本のステイを介して取り付けられ、前記円板状に形成された前記各遮蔽板が前記電動ファンのセンター位置に設けられた同じ回動基部を中心として互いに遮蔽板部分の位相を一致させた開状態において、該各遮蔽板部分が前記モータファンシュラウドの各ステイ部分に重なるように構成されていることを特徴とする手段とした。
請求項11記載の熱交換器の風量制御機構は、請求項3〜10のいずれか1項に記載の熱交換器の風量制御機構において、前記熱交換器に対し電動ファン、モータファンシュラウドおよびシャッター機構が車両の幅方向に2連設けられ、前記シャッター機構における両回動リングまたは両円板状の遮蔽板を両回動リングまたは両円板状の遮蔽板が隣接する部分に備えた1個のアクチュエータで駆動させるように構成されていることを特徴とする手段とした。
請求項12記載の熱交換器の風量制御機構は、請求項3、5〜11に記載の熱交換器の風量制御機構において、エンジンの冷却水温を検出する水温検出手段の他に、トランスミッションの油温を検出する油温検出手段またはマニホールド触媒の温度を検出する触媒温度検出手段の少なくともいずれか一方を備えると共に、前記水温検出手段で検出されたエンジンの冷却水温と、前記油温検出手段で検出されたトランスミッションの油温または前記触媒温度検出手段で検出されたマニホールド触媒の温度の少なくともいずれか一方の検出温度に応じて前記アクチュエータを駆動し前記熱交換器を通過する風の流量を制御する風量制御手段が備えられていることを特徴とする熱交換器の風量制御機構。
請求項1記載の熱交換器の風量制御機構では、上述のように、モータファンシュラウドにおける外周リング部内の流路を開閉することにより熱交換器を通過する風の流量を調整可能なシャッター機構が、複数枚に分割された遮蔽板をそれぞれ同一面内で回動させることにより外周リング部内の流路の開閉が行われるように構成したことにより、流路を開いた状態でもシャッター機構の厚さ方向の寸法に変動がなく、流路を閉じた状態と同じ薄い状態に維持される。
即ち、例えば、請求項2では、複数枚に分割された遮蔽板の回動基部がモータファンシュラウドにおける外周リング部の後面に対しその周方向所定間隔のもとに配置され、該各回動基部を中心として各遮蔽板が同一面内において連動して回動することにより外周リング部内の流路の開閉が行われるように構成され、また、請求項4では、複数枚に分割された各遮蔽板が周方向所定間隔のもとに遮蔽板部分を残して開口部が形成された円板状に形成されると共に、該各遮蔽板が前後方向に重ねて配置され、円板状に形成された各遮蔽板が電動ファンのセンター位置に設けられた同じ回動基部を中心として互いに遮蔽板部分の位相を一致させた開状態から位相を順次ずらせた閉状態との間で扇状に回動させて各遮蔽板部分で各開口部を開閉操作することにより外周リング部内の流路の開閉が行われるように構成されることにより、流路を開いた状態でもシャッター機構の厚さ方向の寸法に変動がなく、流路を閉じた状態と同じ薄い状態に維持させることができるようになる。
従って、スペースに余裕がない場合でも組み込むことが可能で、レイアウトの自由度を高めることができるようになるという効果が得られる。
また、請求項2に記載の熱交換器の風量制御機構にあっては、上述のように、モータファンシュラウドにおける外周リング部の後面に配置された各回動基部を中心として各遮蔽板が同一面内において連動して回動することにより外周リング部内の流路の開閉が行われるように構成されることで、開状態においては各遮蔽板が外周リング部内の流路の一部を塞ぐことがなく外周リング部側に回動されるため、通気抵抗を悪化させることがなく、従って、熱性能の跳ね返りを生じさせることもない。
請求項3記載の熱交換器の風量制御機構では、上述のように、外周リング部の後面に対し回動自在に設けられた回動リングに対し各遮蔽板の回動基部近傍が軸支されることで、回動リングをアクチュエータで回動させることによって各遮蔽板を同一面内において連動して回動させることができ、これにより、簡単な構成で外周リング部内の流路の開閉を行うことができるようになる。
請求項5記載の熱交換器の風量制御機構では、上述のように構成されるため、最後部の遮蔽板をアクチュエータで回動させることにより係止爪でその他の遮蔽板が後部側から順次回動して各遮蔽板部分の位相を順次ずらせた閉状態となり、最後部の遮蔽板を逆に回動させることにより係止爪でその他の遮蔽板が後部側から順次回動して各遮蔽板部分の位相を一致させた開状態となる。
従って、複数枚に分割された遮蔽板の一枚をアクチュエータにより回転駆動させるだけで外周リング部内の流路の開閉を行うことができるようになる。
請求項6記載の熱交換器の風量制御機構では、上述のように、構成されるため、遮蔽板部分の位相を一致させた開状態から最後部の遮蔽板をアクチュエータで回動させることにより閉操作用係止爪でその他の遮蔽板が後部側から順次回動して各遮蔽板部分の位相を順次ずらせた閉状態となり、最後部の遮蔽板を逆に回動させることにより開操作用係止爪でその他の遮蔽板が後部側から順次回動して各遮蔽板部分の位相を一致させた開状態となる。
従って、複数枚に分割された遮蔽板の一枚をアクチュエータにより回転駆動させるだけで外周リング部内の流路の開閉を行うことができるようになる。
また、閉操作用係止爪と開操作用係止爪を個別に備えることで、各遮蔽板を最後部から順番に正確に開閉操作させることができるようになる。
請求項7記載の熱交換器の風量制御機構では、上述のように、互いに隣接する各遮蔽板の回動基部側対向面には、各遮蔽板相互の相対回動を案内する円弧状の小突条が形成されることにより遮蔽板相互間のガタがなくなって騒音の発生を防止することができると共に、隣接する各遮蔽版における対向面の摺動抵抗を低減させることができ、これにより、スムーズな開閉操作が可能となって信頼性を高めることができるようになる。
請求項8記載の熱交換器の風量制御機構では、上述のように、前記各遮蔽板における遮蔽板部分の開方向開口縁部側に後部方向へ向けて傾斜する傾斜部が形成されることにより、特に閉状態から開方向に操作が行われる際に、互いに近接状に隣接する各遮蔽板における遮蔽板部分の側縁部同士が互いに係合することで開閉操作が不能になることを防止することができるようになると共に、各遮蔽板部分が重なる開状態において、各遮蔽板部分相互間に泥等の異物が侵入しても、容易に開閉操作を行うことができるようになる。
請求項9記載の熱交換器の風量制御機構では、上述のように、前記各遮蔽板を開方向に付勢する付勢手段が備えられることにより、異常発生時には常に開方向に戻したフェイルセイフ状態にすることができ、これにより、各部が過熱状態になることを防止することができるようになる。
請求項10記載の熱交換器の風量制御機構では、上述のように、円板状に形成された各遮蔽板が電動ファンのセンター位置に設けられた同じ回動基部を中心として互いに遮蔽板部分の位相を一致させた開状態において、該各遮蔽板部分がモータファンシュラウドの各ステイ部分に重なるように構成されることにより、シャッター機構を閉じた状態において、通気抵抗を悪化させることがなく、従って、熱性能の跳ね返りを生じさせることもない。
請求項11記載の熱交換器の風量制御機構では、上述のように、熱交換器に対し電動ファン、モータファンシュラウドおよびシャッター機構が車両の幅方向に2連設けられたものにおいて、両熱交換器における両回動リングまたは両円板状の遮蔽板を両回動リングまたは両円板状の遮蔽板が隣接する部分に備えた1個のアクチュエータで駆動させるようにすることで、車両搭載性およびコスト面で不利になることもない。
請求項12記載の熱交換器の風量制御機構では、上述のように、水温検出手段で検出されたエンジンの冷却水温と、油温検出手段で検出されたトランスミッションの油温または触媒温度検出手段で検出されたマニホールド触媒の温度の少なくともいずれか一方の検出温度に応じてアクチュエータを駆動し熱交換器を通過する風の流量を制御する風量制御手段が備えられることにより、エンジンの冷却水温が所定の温度に達するまでは車両走行時におけるラム圧による風によって熱交換器が冷却されるのを防止することができると共に、トランスミッションの油温および/またはマニホールド触媒の温度が所定の温度に達するまでは、ラム圧による風によって温度上昇が遅れることを防止することができるようになる。
以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
(実施例1)
この実施例1の熱交換器の風量制御機構は、請求項1〜3、12に記載の発明に対応する。
まず、この実施例1の熱交換器の風量制御機構を図面に基づいて説明する。
図1はこの実施例1の熱交換器の風量制御機構を示す要部の一部横断面図、図2は実施例1の熱交換器の風量制御機構を示す流路を開いた状態の背面図、図3は同流路を閉じた状態の背面図であり、これらの図において、1はラジエータ(熱交換器)、2はモータファンシュラウド、3は電動ファン、4は電動モータ、5はシャッター機構、6は風量制御手段を示す。
さらに詳述すると、前記ラジエータ1の後方にモータファンシュラウド2を介して電動ファン3を備えた電動モータ4が配置されていて、該電動モータ4による電動ファン3の回転と車速によるラム圧による風がラジエータ1およびモータファンシュラウド2で構成される流路を経由して流れることにより、ラジエータ1およびその後方のエンジンルーム内に配置されたエンジンおよびトランスミッション(図示せず)等の冷却が行われる。
前記モータファンシュラウド2は、後方開口部側が電動ファン3の外周を囲むと共に、前方開口部側がラジエータ1の後方開口部を覆う外周リング部21と、該外周リング部21と電動モータ4との間を連結する6本のステイ22とで構成され、この6本のステイ22で電動モータ4を支持することにより、ラジエータ1の後方に電動ファン3が配置された状態となっている。
前記シャッター機構5は、電動ファン3の後方においてモータファンシュラウド2における外周リング部21内の流路を開閉することによりラジエータ1を通過する風の流量の調整を行うものであり、この実施例1では、4枚に分割された遮蔽板51をモータファンシュラウド2における外周リング部21の後面に設けられらた回動基部aを中心としてそれぞれ同一面内で回動させることにより外周リング部21内の流路の開閉が行われるように構成されている。
即ち、前記各遮蔽板51は、回動基部aを中心としてその自由端側をそれぞれ電動モータ4方向に回動させることにより、図3に示すように、外周リング部21の後方開口部が閉じられ、逆に回動基部aを中心としてその自由端側をそれぞれ外周リング部21方向に回動させることにより、図2に示すように、外周リング部21の後方開口部が開かれた状態となる。なお、前記回動基部aは、外周リング部21の後面における上・下および左・右方向位置の4個所に十文字状に配置されている。
前記各回動基部aが設けられた外周リング部21の後面の外周側には回動リング23が設けられ、この回動リング23に対し各遮蔽板51における各回動基部a近傍がそれぞれ軸支bされている。そして、この回動リング23は後述の電動モータ61により回動されるようになっており、この回動リング23を回動させることにより、各遮蔽板51を同一面内において連動して回動させ、外周リング部21内の流路の開閉が行われるようになっている。
前記風量制御手段6は、前記回動リング23を回動させる電動モータ(アクチュエータ)61と、エンジンの冷却水温を検出する水温センサ(水温検出手段)62と、トランスミッションの油温を検出する油温センサ(油温検出手段)63と、マニホールド触媒の温度を検出する触媒温度センサ(触媒温度検出手段)64と、各センサ62、63、64からの検出信号に基づいて電動モータ61を正・逆回転駆動させてシャッター機構5を開閉制御することにより、ラジエータ1を通過する風の流量を制御する風量制御回路65とで構成されている。
次に、この実施例1の作用・効果を説明する。
この実施例1では上述のように構成されるため、図2の状態(開状態)から、同図において回動リング23を時計方向に回動させると、4枚の遮蔽板51が各回動基部aを中心として時計方向に回動し、これにより、図3に示すように、モータファンシュラウド2における外周リング部21内の流路が閉じられた状態となる。
また、以上とは逆に、図3の状態(閉状態)から、同図において回動リング23を反時計方向に回動させると、4枚の遮蔽板51が各回動基部aを中心として反時計方向に回動し、これにより、図2に示すように、モータファンシュラウド2における外周リング部21内の流路が完全に開かれた状態となる。
このように、シャッター機構5が、4枚に分割された遮蔽板51の回動基部aがモータファンシュラウド2における外周リング部21の後面に対しその周方向所定間隔のもとに配置され、該各回動基部aを中心として各遮蔽板51が同一面内において連動して回動することにより外周リング部21内の流路の開閉が行われるように構成されたものであるため、流路を開いた状態でもシャッター機構5の厚さ方向の寸法に変動がなく、流路を閉じた状態と同じ薄い状態に維持させることができるようになる。
従って、スペースに余裕がない場合でもシャッター機構5を組み込むことが可能で、レイアウトの自由度を高めることができるようになるという効果が得られる。
また、シャッター機構5の開状態においては、図2に示すように、各遮蔽板51が外周リング部21方向に全て回動され、外周リング部21内の流路の一部を塞ぐことがないため、通気抵抗を悪化させることがなく、従って、熱性能の跳ね返りを生じさせることもない。
また、4枚の遮蔽板51を用い、各遮蔽板51の回動基部aを外周リング部21の後面における上・下および左・右方向位置の4個所に十文字状に配置した構成としたため、シャッター機構5の開状態においては、図2に示すように、各遮蔽板51が、外周リング部21後面からその四隅方向にのみ張り出した状態になる。
従って、ラジエータ1の形状はそのほとんどが4角形に形成されているため、モータファンシュラウド2における円形の外周リング部21後面から四隅の部分に張り出したとしても、車両搭載性を悪化させることもない。
また、シャッター機構5はモータファンシュラウド2に直接取り付けられる構造であるため、車両への搭載性に優れる。
また、各回動基部aが設けられた外周リング部21の後面の外周側に設けられた回動リング23に対し各遮蔽板51における各回動基部a近傍をそれぞれ軸支bした構成とすることで、この回動リング23を電動モータ61で回動させることによって4枚の遮蔽板51を同一面内において連動して回動させることができ、これにより、簡単な構成で外周リング部21内の流路の開閉を行うことができるようになる。
また、前記風量制御回路65では、水温センサ62で検出されたエンジンの冷却水温と、油温センサ63で検出されたトランスミッションの油温および触媒温度センサ64で検出されたマニホールド触媒の温度に応じて電動モータ61を駆動してシャッター機構5の開閉(開度調整)が行われ、これにより、ラジエータ1を通過する風の流量の制御が行われる。
従って、エンジンの冷却水温が所定の温度に達するまでは車両走行時におけるラム圧による風によってラジエータ1が冷却されるのを防止することができると共に、トランスミッションの油温およびマニホールド触媒の温度が所定の温度に達するまでは、ラム圧による風によって温度上昇が遅れることを防止することができるようになる。
次に、他の実施例について説明する。この他の実施例の説明にあたっては、前記実施例1と同様の構成部分については図示を省略し、もしくは同一の符号を付けてその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
(実施例2)
この実施例2は、図4、5に示すように、前記実施例1における遮蔽板51の枚数を16枚にした変形例を示すものである。
即ち、16枚に分割された各遮蔽板52が、モータファンシュラウド2における外周リング部21の後面の円弧に沿った円弧状で、かつ、その幅が外周リング部21の後面の幅とほぼ同じになるように形成されている。
この実施例2では上述のように構成されるため、図4の状態(開状態)から、同図において回動リング23を時計方向に回動させると、16枚の遮蔽板52が各回動基部aを中心として時計方向に回動し、これにより、図5に示すように、モータファンシュラウド2における外周リング部21内の流路が閉じられた状態となる。
また、以上とは逆に、図5の状態(閉状態)から、同図において回動リング23を反時計方向に回動させると、16枚の遮蔽板52が各回動基部aを中心として反時計方向に回動し、最終的には図4に示すように、モータファンシュラウド2における外周リング部21後面にほぼ沿った状態となり、モータファンシュラウド2における外周リング部21内の流路が完全に開かれた状態となる。
従って、この実施例2では、前記実施例と同様の効果が得られる他、シャッター機構5の開状態では、16枚全ての遮蔽板52がモータファンシュラウド2における外周リング部21後面にほぼ沿った状態で収容されるため、車両搭載性を更に高めることができるようになるという追加の効果が得られる。
(実施例3)
この実施例3の熱交換器の風量制御機構は、請求項1、4〜10、12に記載の発明に対応する。
この実施例3は、図6(要部の一部断面図)、図7(流路を開いた状態の背面図)、図8(流路を閉じた状態の背面図)、図9(イ)(図7のA−A線における拡大断面図)、図9(ロ)(図8のB−B線における拡大断面図)に示すように、シャッター機構5を構成する6枚に分割された各遮蔽板53(53−1、53−2、53−3、53−4、53−5、53−6)が周方向所定間隔のもとに遮蔽板部分53aを残して開口部53bが形成された円板状に形成されると共に、該各遮蔽板53が前後方向に重ねて配置されている。
前記6枚の遮蔽板53は、図6に示すように、その軸心の回動基部cを中心として互いに回動自在に連結されると共に、この回動基部cが電動ファン3のセンター位置、即ち電動モータ4の出力軸軸線o位置と一致する状態で、最前部の遮蔽板53−1がブラケット54を介して電動モータ4のケーシング41に固定されている。
また、円板状に形成された各遮蔽板53における各遮蔽板部分53aの位相を一致させた開状態において、6個所の各遮蔽板部分53aが電動モータ4を支持する6本の各ステイ22部分に重なるように配置されている。
そして、前記円板状に形成された6枚の遮蔽板53−1、53−2、53−3、53−4、53−5、53−6を、電動ファン3のセンター位置に設けられた同じ回動基部cを中心として互いに各遮蔽板部分53aの位相を一致させて6個所の開口部53bを開いた開状態(図7参照)と、各遮蔽板部分53aの位相を順次10度づつずらせて6個所の開口部53bをそれぞれ5枚の遮蔽板部分53aで閉じた閉状態(図8参照)との間で扇状に開閉回動させることにより、外周リング部21内の流路の開閉が行われるように構成されている。
以上のような各遮蔽板53の回動は、各遮蔽板53における回動基部c側に設けられる開口窓53cと、該開口窓53cの周方向に対向する両開口縁部に係合する係止爪53dにより、最後部の遮蔽板53−6を電動モータ61で正・逆回転駆動させることにより最前部の遮蔽板53−1を除くその他の遮蔽板53−2、53−3、53−4、53−5を順次連動して回動させ、扇状に開閉回動させることができる。
即ち、図7、図9(イ)に示すように、各遮蔽板53における各遮蔽板部分53aの位相を一致させて6個所の開口部53bを開いた開状態から、最後部の遮蔽板53−6を電動モータ61で時計方向に回動させることにより、各係止爪53dでその他の遮蔽板53−5、53−4、53−3、53−2が後部側から順次回動し、図8、図9(ロ)に示すように、各遮蔽板部分53aの位相を10度づつ順次ずらせた閉状態となり、最後部の53−6を逆に電動モータ61で反時計方向に回動させることにより、各係止爪53dでその他の遮蔽板53−5、53−4、53−3、53−2が後部側から順次回動し、図7、図9(イ)に示すように、各遮蔽板部分53aの位相を一致させた開状態となる。
以上のように、この実施例3においても、外周リング21内の流路を開いた状態でもシャッター機構5の厚さ方向の寸法に変動がなく、流路を閉じた状態と同じ薄い状態に維持させることができる。
従って、スペースの余裕が内場合でもシャッター機構5を組み込むことが可能で、レイアウトの自由度を高めることができるようになるという効果が得られる。
また、円板状に形成された各遮蔽板53における各遮蔽板部分53aの位相を一致させた開状態において、6個所の各遮蔽板部分53aが電動モータを4を支持する6本の各ステイ22部分に重なるように配置させることにより、シャッター機構5を閉じた状態において、通気抵抗を悪化させることがなく、従って、熱性能の跳ね返りを生じさせることもない。
また、各遮蔽板53に設けられる開口窓53cと、該開口窓53cの周方向に対向する両開口縁部に係合する係止爪53dにより、単に最後部の遮蔽板53−6を電動モータ61で正・逆回転駆動させるだけで、最前部の遮蔽板53−1を除くその他の遮蔽板53−2、53−3、53−4、53−5を順次連動して回動させ、扇状に開閉回動させることができるようになる。
(実施例4、5)
この実施例4、5は、前記実施例3における開口窓53cと係止爪53dの変形例1、2を示すものである。
まず、実施例4の変形例1では、図10(流路を開いた状態の背面図)、図11(流路を閉じた状態の背面図)、図12(イ)(図10のC−C線における拡大断面図)、図12(ロ)(図11のD−D線における拡大断面図)に示すように、最後部の遮蔽板53−6にのみ係止爪53dが形成され、この係止爪53dが、その他の遮蔽板53−5、53−4、53−3、53−2、53−1に形成された開口窓53cの周方向開口縁部に係止可能な状態に長く形成されると共に、その他の遮蔽板53−5、53−4、53−3、53−2、53−1に形成される開口窓53cの周方向開口幅が前側の遮蔽板にいくにつれて順次広くなるように形成されている点が、前記実施例3とは相違したものである。
この変形例1では、上述のように構成されるため、図10、図12(イ)に示すように、各遮蔽板53における各遮蔽板部分53aの位相を一致させて6個所の開口部53bを開いた開状態から、最後部の遮蔽板53−6を電動モータ61で時計方向に回動させることにより、最後部の遮蔽板53−6に設けられた係止爪53dでその他の遮蔽板53−5、53−4、53−3、53−2が後部側から順次回動し、図11、図12(ロ)に示すように、各遮蔽板部分53aの位相を10度づつ順次ずらせた閉状態となり、最後部53−6を逆に電動モータ61で反時計方向に回動させることにより、最後部の遮蔽板53−6に設けられた係止爪53dでその他の遮蔽板53−5、53−4、53−3、53−2が後部側から順次回動し、図10、図12(イ)に示すように、各遮蔽板部分53aの位相を一致させた開状態となる。
次に、実施例5の変形例2では、図13(流路を開いた状態の背面図)、図14(流路を閉じた状態の背面図)、図15(イ)(図13のE−E線における拡大断面図)、図15(ロ)(図14のF−F線における拡大断面図)に示すように、開口窓部53cが周方向2個所に形成され、一方の開口窓53c側(同図右側)では、最後部の遮蔽板53−6と、該遮蔽板53−6から1つ置きの遮蔽板53−4、53−2に係止爪53dが設けられ、もう一方の開口窓53c側(同図左側)では、最後部から2枚目の遮蔽板53−5と、該遮蔽板53−5から1つ飛びの遮蔽板53−4に係止爪53dが設けられている点が前記実施例3とは相違したものである。
この変形例2では、上述のように構成されるため、図13、図15(イ)に示すように、各遮蔽板53における各遮蔽板部分53aの位相を一致させて6個所の開口部53bを開いた開状態から、最後部の遮蔽板53−6を電動モータ61で時計方向に回動させることにより、前記実施例3とは各係止爪53dの位置は異なるが、各係止爪53dでその他の遮蔽板53−5、53−4、53−3、53−2が後部側から順次回動し、図14、図15(ロ)に示すように、各遮蔽板部分53aの位相を10度づつ順次ずらせた閉状態なり、最後部の53−6を逆に電動モータ61で反時計方向に回動させることにより、各係止爪53dでその他の遮蔽板53−5、53−4、53−3、53−2が後部側から順次回動し、図13、図15(イ)に示すように、各遮蔽板部分53aの位相を一致させた開状態となる。
そして、この実施例5の変形例2では、以上のように、開口窓部53cを周方向2個所に形成し、一方の開口窓53c側(同図右側)では、最後部の遮蔽板53−6と、該遮蔽板53−6から1つ置きの遮蔽板53−4、53−2に係止爪53dを設け、もう一方の開口窓53c側(同図左側)では、最後部から2枚目の遮蔽板53−5と、該遮蔽板53−5から1つ飛びの遮蔽板53−4に係止爪53dを設けた構成とすることにより、各係止爪53dの先端が一つ飛び前の遮蔽板に干渉することを防止できるようになる。
(実施例6)
この実施例6は、図16に示すように、前記実施例3における各遮蔽板53の外周側をモータファンシュラウド2の外周リング部21方向(前方)へ折曲させることにより、遮蔽板53の外周縁部とモータファンシュラウド2における外周リング部21後面との間の隙間を塞ぐようにしたものである。
従って、この実施例6では、遮蔽性能の向上が図れるようになる。
(実施例7)
この実施例7は、図17に示すように、横長長方形状のラジエータ1に対し電動ファン3、モータファンシュラウド2およびシャッター機構5が車両の幅方向に2連設けられ、左右両シャッター機構5、5における両遮蔽板53、53を、両遮蔽板53、53が隣接する部分に備えた1個の電動モータ61で駆動させるようにしたものであり、このように構成することにより、シャッター機構5を2連設けても、車両搭載性およびコスト面で不利になることもない。
(実施例8)
次に、実施例8の構成を図面に基づいて説明する。
この実施例8の熱交換器の風量制御機構は、請求項1、4、6〜12に記載の発明に対応する。
図18はこの実施例8の熱交換器の風量制御機構を示す流路を開いた状態の背面図、図19は図18のG−G線における拡大断面図、図20は図18のH−H線における拡大断面図、図21は図18のI−I線およびJ−J線における断面の合成摸式図((イ)は流路を開いた状態、(ロ)は流路を閉じた状態)、図22は正面側からの分解斜視図を示す。
即ち、この実施例8は、図18に示すように、横長長方形状のラジエータに対し電動ファン、モータファンシュラウド2およびシャッター機構5が車両の幅方向に2連設けられ、左右両シャッター機構5、5における両遮蔽板53、53を、両遮蔽板53、53が隣接する部分に備えた1個の電動モータで駆動されるギヤ61aで同時に回転させるようにした点は、前記実施例7と同様である。
そして、各シャッター機構5を構成する複数枚(7枚)に分割された遮蔽板53が、図22に示すように、周方向所定間隔のもとに遮蔽板部分53aを残して開口部53bが形成された円板状に形成されると共に、該各遮蔽板53が前後方向に重ねて配置されている点は、前記実施例3〜5と同様であるが、以下の点で前記実施例3〜5とは相違している。なお、2連のシャッター機構5、5は同一構造であるため、一方のシャッター機構5についてのみ符号を付けて説明する。
即ち、この実施例8では、前記各遮蔽板53の回動基部側には各遮蔽板53における各遮蔽板部分53aの位相を一致させた開状態において閉じ方向(反時計回り方向)にその開口幅を順次所定量づつ広く形成された開口窓53cが設けられ、最後部の遮蔽板53の開口窓53cにおける開方向(時計回り方向)の開口縁部にはその他の全ての遮蔽板53における開口窓53cの閉じ方向(反時計回り方向)の開口縁部に係合可能な閉操作用係止爪53dが備えられる一方、前記最後部の遮蔽板53における遮蔽板部分53aの閉じ方向の側縁部にはその他の全ての遮蔽板53における遮蔽板部分53aの閉じ方向の側縁部に係合可能な開操作用係止爪53eが備えられている。
また、前記モータファンシュラウド2は樹脂製で、各シャッター機構5の組み付け対向部分が遮蔽板部分53aを残して開口部53bが形成された遮蔽板53と相似形に形成されており、その中心部に後方へ向けて2重円筒状の軸受け部24が一体に突出形成されていて、この軸受け部24の外周に対し前記各遮蔽板53が回動可能に組み付けられている。また、モータファンシュラウド2には、最後部の遮蔽板53を除く全ての遮蔽板53の外周面を覆う側壁25が後方へ向けて一体に突出形成されている。
そして、前記2重円筒状の軸受け部24の軸心孔24a内に後方からキャップ55が嵌入係止されることにより、各遮蔽板53の組み付け状態が維持されるようになっている。
また、前記最後部の遮蔽板53は合成樹脂で形成され、その他6枚の遮蔽板53は金属板で構成されている。
また、前記2重円筒状の軸受け部24の環状空間24b内には、コイルスプリング(付勢手段)56が収容され、その一端がモータファンシュラウド2に固定され、もう一方端が最後部の遮蔽板53に固定されることにより、シャッター機構5を開く方向(時計回り方向)に遮蔽板53を回動付勢するようになっている。
また、前記各遮蔽板53における互いに隣接する回動基部側対向面には、図19,22に示すように、各遮蔽板53−53相互の相対回動を案内する円弧状の小突条53fが形成されている。この小突条53fは、プレス成形により各遮蔽板53の板圧と略同一の突出高さに形成されるもので、このため、各遮蔽板53は交互に半径方向に位置をずらせた状態に形成されている。
また、前記各遮蔽板53における遮蔽板部分53aの開方向(時計回り方向)開口縁部側には、図20に示すように、後部方向へ向けて傾斜する傾斜部53gが形成されている。
なお、図において、26はシャッター機構5の開閉角度を規制するストッパである。
この実施例8では、上述のように構成されるため、ギヤ61aを駆動する電動モータの電源をオフにした状態では、コイルスプリング56の付勢力により、図18、図22(イ)に示すように、各遮蔽板53における各遮蔽板部分53aの位相を一致させて8個所(なお、図22では説明簡略化のため遮蔽板の枚数を5枚で表示している)の開口部53bを開いた開状態に維持されている。
次に、この状態から、最後部の遮蔽板53を電動モータで反時計方向に回動させることにより、最後部の遮蔽板53に設けられた閉操作用係止爪53dでその他の遮蔽板53が後部側から順次回動し、図22(ロ)に示すように、各遮蔽板部分53aの位相を10度づつ順次ずらせた閉状態となり、最後部の遮蔽板53を逆に電動モータで時計方向に回動させることにより、最後部の遮蔽板53に設けられた開操作用係止爪53eでその他の遮蔽板53が後部側から順次回動し、図18、図22(イ)に示すように、各遮蔽板部分53aの位相を一致させた開状態となる。
従って、複数枚に分割された遮蔽板の一枚を電動モータにより回転駆動させるだけで流路の開閉を行うことができるようになる。
また、閉操作用係止爪53dと開操作用係止爪53eを個別に備えることで、各遮蔽板53を最後部から順番に正確に開閉操作させることができるようになる。
また、互いに隣接する各遮蔽板53の回動基部側対向面には、各遮蔽板53−53相互の相対回動を案内する円弧状の小突条53fが形成されることにより遮蔽板53−53相互間のガタがなくなって騒音の発生を防止することができると共に、隣接する各遮蔽版53−53における対向面の摺動抵抗を低減させることができ、これにより、スムーズな開閉操作が可能となって信頼性を高めることができるようになる。
また、前記各遮蔽板53における遮蔽板部分53aの開方向開口縁部側に後部方向へ向けて傾斜する傾斜部53gが形成されることにより、特に閉状態から開方向に操作が行われる際に、互いに近接状に隣接する各遮蔽板53−53における遮蔽板部分53aの側縁部同士が互いに係合することで開閉操作が不能になることを防止することができるようになると共に、各遮蔽板部分53aが重なる開状態において、各遮蔽板部分53a−53a相互間に泥等の異物が侵入しても、容易に開閉操作を行うことができるようになる。
また、前記各遮蔽板53を開方向に付勢するコイルスプリング56が備えられることにより、異常発生時には常に開方向に戻したフェイルセイフ状態にすることができ、これにより、各部が過熱状態になることを防止することができるようになる。
以上本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例では、風量制御回路65において、水温センサ62で検出されたエンジンの冷却水温と、油温センサ63で検出されたトランスミッションの油温と、触媒温度センサ64で検出されたマニホールド触媒温度に基づいてシャッター機構5の開閉制御を行う例を示したが、制御条件としては、その他に、車速、アクセル開度、外気温等を用いるようにしてもよい。
また、実施例3〜5では、開口窓53cと係止爪53dを遮蔽板53における回動基部c側に設け、係止爪53dによりシャッター機構5の開・閉を行うようにしたが、シャッター機構5を閉じる方向は、最後部遮蔽板53−6における遮蔽板部分53aの側縁部にその他の遮蔽板53−5、53−4、53−3、53−2、53−1における遮蔽板部分53aの側縁部に係止可能な長い係止爪を設け、この係止爪により、シャッター機構5を開くようにしてもよい。
また、実施例7では、請求項3〜5のシャッター機構5を採用した場合を例にとったが、請求項1、2のシャッター機構5を採用した場合にも同様の効果を得ることができる。
実施例1の熱交換器の風量制御機構を示す要部の一部横断面図である。 実施例1の熱交換器の風量制御機構を示す流路を開いた状態の背面図である。 実施例1の熱交換器の風量制御機構を示す流路を閉じた状態の背面図である。 実施例2の熱交換器の風量制御機構を示す流路を開いた状態の背面図である。 実施例2の熱交換器の風量制御機構を示す流路を閉じた状態の背面図である。 実施例3の熱交換器の風量制御機構を示す要部の一部横断面図である。 実施例3の熱交換器の風量制御機構を示す流路を開いた状態の背面図である。 実施例3の熱交換器の風量制御機構を示す流路を閉じた状態の背面図である。 実施例3の熱交換器の風量制御機構を示す要部拡大断面図((イ)は図7のA−A線における拡大断面図、(ロ)は図8のB−B線における拡大断面図)である。 実施例4の熱交換器の風量制御機構を示す流路を開いた状態の背面図である。 実施例4の熱交換器の風量制御機構を示す流路を閉じた状態の背面図である。 実施例4の変形例1を示す要部拡大断面図((イ)は図10のC−C線における拡大断面図、(ロ)は図11のD−D線における拡大断面図)である。 実施例5の熱交換器の風量制御機構を示す流路を開いた状態の背面図である。 実施例5の熱交換器の風量制御機構を示す流路を閉じた状態の背面図である。 実施例5の変形例2を示す要部拡大断面図((イ)は図13のE−E線相当部分における拡大断面図、(ロ)は図14のF−F線相当部分における拡大断面図)である。 実施例6の熱交換器の風量制御機構を示す要部の一部横断面図である。 実施例7の熱交換器の風量制御機構を示す背面図である。 実施例8の熱交換器の風量制御機構を示す流路を開いた状態の背面図である。 図18のG−G線における拡大断面図である。 図18のH−H線における拡大断面図である。 図18のI−I線およびJ−J線における断面の合成摸式図((イ)は流路を開いた状態、(ロ)は流路を閉じた状態)である。 実施例8の熱交換器の風量制御機構を示す正面側からの分解斜視図である。
符号の説明
1 ラジエータ(熱交換器)
2 モータファンシュラウド
21 外周リング部
22 ステイ
23 回動リング
24 軸受け部
24a 軸心孔
24b 環状空間
25 側壁
26 ストッパ
3 電動ファン
4 電動モータ
41 ケーシング
5 シャッター機構
51 遮蔽板
52 遮蔽板
53 遮蔽板
53a 遮蔽板部分
53b 開口部
53c 開口窓
53d 閉操作用係止爪
53e 開操作用係止爪
53f 小突条
53g 傾斜部
54 ブラケット
55 キャップ
56 コイルスプリング(付勢手段)
6 風量制御手段
61 電動モータ(アクチュエータ)
61a ギヤ
62 水温センサ
63 油温センサ
64 触媒温度センサ
65 風量制御回路
a 回動基部
b 軸支
c 回動基部
o 出力軸軸線

Claims (12)

  1. 熱交換器の後方にモータファンシュラウドを介して電動ファンが配置され、
    前記電動ファンの後方に前記モータファンシュラウドにおける外周リング部内の流路を開閉することにより前記熱交換器を通過する風の流量を調整可能なシャッター機構が設けられ、
    該シャッター機構が、複数枚に分割された遮蔽板をそれぞれ同一面内で回動させることにより前記外周リング部内の流路の開閉が行われるように構成されていることを特徴とする熱交換器の風量制御機構。
  2. 請求項1に記載の熱交換器の風量制御機構において、前記複数枚に分割された遮蔽板の回動基部が前記モータファンシュラウドにおける外周リング部の後面に対しその周方向所定間隔のもとに配置され、
    該各回動基部を中心として前記各遮蔽板が同一面内において連動して回動することにより前記外周リング部内の流路の開閉が行われるように構成されていることを特徴とする熱交換器の風量制御機構。
  3. 請求項2に記載の熱交換器の風量制御機構において、前記外周リング部の後面に対し回動自在に設けられた回動リングに対し前記各遮蔽板の回動基部近傍が軸支され、
    前記回動リングをアクチュエータで回動させることにより前記各遮蔽板を同一面内において連動して回動させて前記外周リング部内の流路の開閉が行われるように構成されていることを特徴とする熱交換器の風量制御機構。
  4. 請求項1に記載の熱交換器の風量制御機構において、前記複数枚に分割された各遮蔽板が周方向所定間隔のもとに遮蔽板部分を残して開口部が形成された円板状に形成されると共に、該各遮蔽板が前後方向に重ねて配置され、円板状に形成された前記各遮蔽板が前記電動ファンのセンター位置に設けられた同じ回動基部を中心として互いに遮蔽板部分の位相を一致させた開状態から位相を順次ずらせた閉状態との間で扇状に回動させて各遮蔽板部分で各開口部を開閉操作することにより前記外周リング部内の流路の開閉が行われるように構成されていることを特徴とする熱交換器の風量制御機構。
  5. 請求項4に記載の熱交換器の風量制御機構において、前記各遮蔽板の回動基部側には開口窓と、隣接する遮蔽板の開口窓の周方向に対向する両開口縁部に係合可能な係止爪とを備え、
    前記最後部の遮蔽板をアクチュエータで回動させることにより前記係止爪でその他の遮蔽板が後部側から順次回動して各遮蔽板部分の位相を順次ずらせた閉状態となり、最後部の遮蔽板を逆に回動させることにより前記係止爪でその他の遮蔽板が後部側から順次回動して各遮蔽板部分の位相を一致させた開状態となるように構成されていることを特徴とする熱交換器の風量制御機構。
  6. 請求項4に記載の熱交換器の風量制御機構において、前記各遮蔽板の回動基部側には各遮蔽板における各遮蔽板部分の位相を一致させた開状態において閉じ方向にその開口幅を順次所定量づつ広く形成された開口窓が設けられ、最後部の遮蔽板の開口窓における開方向の開口縁部にはその他の全ての遮蔽板における開口窓の閉じ方向の開口縁部に係合可能な閉操作用係止爪が備えられ、
    前記最後部の遮蔽板における遮蔽板部分の閉じ方向の側縁部にはその他の全ての遮蔽板における遮蔽板部分の閉じ方向の側縁部に係合可能な開操作用係止爪が備えられ、
    前記最後部の遮蔽板をアクチュエータで回動させることにより前記閉操作用係止爪でその他の遮蔽板が後部側から順次回動して各遮蔽板部分の位相を順次ずらせた閉状態となり、最後部の遮蔽板を逆に回動させることにより前記開操作用係止爪でその他の遮蔽板が後部側から順次回動して各遮蔽板部分の位相を一致させた開状態となるように構成されていることを特徴とする熱交換器の風量制御機構。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載の熱交換器の風量制御機構において、互いに隣接する前記各遮蔽板の回動基部側対向面には、各遮蔽板相互の相対回動を案内する円弧状の小突条が形成されていることを特徴とする熱交換器の風量制御機構。
  8. 請求項4〜7のいずれか1項に記載の熱交換器の風量制御機構において、前記各遮蔽板における遮蔽板部分の開方向開口縁部側に後部方向へ向けて傾斜する傾斜部が形成されていることを特徴とする熱交換器の風量制御機構。
  9. 請求項4〜8のいずれか1項に記載の熱交換器の風量制御機構において、前記各遮蔽板を開方向に付勢する付勢手段が備えられていることを特徴とする熱交換器の風量制御機構。
  10. 請求項4〜9のいずれか1項に記載の熱交換器の風量制御機構において、前記モータファンシュラウドの外周リング部が前記電動ファンを駆動する電動モータに対し複数本のステイを介して取り付けられ、
    前記円板状に形成された前記各遮蔽板が前記電動ファンのセンター位置に設けられた同じ回動基部を中心として互いに遮蔽板部分の位相を一致させた開状態において、該各遮蔽板部分が前記モータファンシュラウドの各ステイ部分に重なるように構成されていることを特徴とする熱交換器の風量制御機構。
  11. 請求項3〜10のいずれか1項に記載の熱交換器の風量制御機構において、前記熱交換器に対し電動ファン、モータファンシュラウドおよびシャッター機構が車両の幅方向に2連設けられ、
    前記シャッター機構における両回動リングまたは両円板状の遮蔽板を両回動リングまたは両円板状の遮蔽板が隣接する部分に備えた1個のアクチュエータで駆動させるように構成されていることを特徴とする熱交換器の風量制御機構。
  12. 請求項3、5〜11に記載の熱交換器の風量制御機構において、エンジンの冷却水温を検出する水温検出手段の他に、トランスミッションの油温を検出する油温検出手段またはマニホールド触媒の温度を検出する触媒温度検出手段の少なくともいずれか一方を備えると共に、前記水温検出手段で検出されたエンジンの冷却水温と、前記油温検出手段で検出されたトランスミッションの油温または前記触媒温度検出手段で検出されたマニホールド触媒の温度の少なくともいずれか一方の検出温度に応じて前記アクチュエータを駆動し前記熱交換器を通過する風の流量を制御する風量制御手段が備えられていることを特徴とする熱交換器の風量制御機構。
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