JP2018030429A - 車両用冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気系触媒の温度を十分に制御することが可能な車両用冷却装置を提供する。【解決手段】この車両用冷却装置100は、エンジン91が内部に配置されるエンジンルーム92の前面92aに設けられた導入孔90bおよび90cを開閉するグリルシャッタ10と、エンジンルーム92の底部92bに設けられた排出孔90dを開閉するアンダーカバー20とを備える。車両用冷却装置100は、エンジンルーム92内に配置される排気系触媒93bの温度(触媒温度)に基づいて、グリルシャッタ10の開閉およびアンダーカバー20の開閉を制御するECU60を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用冷却装置に関する。
従来、エンジンルームの前面に設けられた導入孔を開閉する開閉部を備えた車両用冷却装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、シャッタの開閉により空気取り入れ量を調整可能な取り入れ調整経路と、常時開放された常時開放経路とを備えた、車両前部の空気取り入れ構造が開示されている。この特許文献1に記載の車両前部の空気取り入れ構造では、常時開放経路から取り入れられた取り入れ空気が、排気系触媒に向かうように構成されている。
特開2015−134512号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された車両前部の空気取り入れ構造では、常時開放経路から取り入れられた取り入れ空気が、常時、排気系触媒に供給されてしまうため、排気系触媒の暖機が不十分であり、温度が十分に上昇していない場合であっても、取り入れ空気により排気系触媒が冷却されてしまう。このため、排気系触媒の温度を触媒活性温度域に上昇させるのに時間がかかるという不都合がある。このように、上記特許文献1に記載された車両前部の空気取り入れ構造では、排気系触媒の温度を十分に制御することができないという問題点があると考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、排気系触媒の温度を十分に制御することが可能な車両用冷却装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における車両用冷却装置は、エンジンが内部に配置されるエンジンルームの前面に設けられた導入孔を開閉する第1開閉部と、エンジンルームの底部に設けられた排出孔を開閉する第2開閉部と、エンジンルーム内に配置される排気系触媒の温度に基づいて、第1開閉部の開閉および第2開閉部の開閉を制御する制御部と、を備える。
この発明の一の局面による車両用冷却装置は、上記のように、排気系触媒の温度に基づいて、導入孔を開閉する第1開閉部の開閉、および、排出孔を開閉する第2開閉部の開閉を制御する制御部を備える。これにより、制御部により、排気系触媒の温度に応じて第1開閉部および第2開閉部の開閉を制御することによって、たとえば、排気系触媒の温度が十分に上昇していない場合には、適宜第1開閉部および第2開閉部の両方を閉状態に制御することにより、排気系触媒が空気の流れにより冷却されるのを抑制することができる。この結果、制御部により、排気系触媒の温度を十分に制御することができる。
上記一の局面による車両用冷却装置において、好ましくは、制御部は、排気系触媒の温度が温度閾値以上である場合に、第1開閉部を開状態にするとともに、第2開閉部を開状態にする制御を行うように構成されている。このように構成すれば、排気系触媒の温度が十分に高く、冷却を行う必要がある場合には、第1開閉部および第2開閉部を共に開状態にすることによって、エンジンルーム内の空気の流れ(流量)を増加させることができる。これにより、排気系触媒の冷却を十分に行うことができる。この結果、排気系触媒を冷却するために燃料噴射量を多くする必要がないので、エンジンの燃費効率を向上させることができる。
上記一の局面による車両用冷却装置において、好ましくは、制御部は、エンジンの排気温度に対する排気系触媒の温度の応答遅れを考慮して、排気温度から排気系触媒の温度を推定するように構成されている。このように構成すれば、排気系触媒の温度を直接検出する検出部を設ける必要がないので、車両用冷却装置の部品点数を減少させることができる。また、エンジンの排気温度と、エンジンの排気温度に対する排気系触媒の温度の応答遅れとに基づいて、排気系触媒の温度をより正確に推定することができる。
上記一の局面による車両用冷却装置において、好ましくは、エンジンルーム内において、第1開閉部とエンジンとの間に配置され、エンジンを冷却するための冷却水が内部を流通するラジエータをさらに備え、制御部は、排気系触媒の温度だけでなく冷却水の温度にも基づいて、第1開閉部の開閉および第2開閉部の開閉を制御するように構成されている。このように構成すれば、第1開閉部の開閉および第2開閉部の開閉に関して、排気系触媒の温度だけでなく、エンジンを冷却するための冷却水の温度も考慮されるので、たとえば、排気系触媒ではあまり空気による冷却を必要としていない場合であっても、ラジエータを流通する冷却水の冷却が必要である場合には、ラジエータの冷却水を冷却させることができる。これにより、排気系触媒の温度およびラジエータの冷却水の温度の両方を、好適に制御することができる。
この場合、好ましくは、制御部は、排気系触媒の温度が温度閾値未満で、かつ、冷却水の温度が水温閾値以上である場合に、第1開閉部を開状態にする制御を行い、排気系触媒の温度が温度閾値未満で、かつ、冷却水の温度が水温閾値未満である場合に、第1開閉部を閉状態にするとともに、第2開閉部を閉状態にする制御を行うように構成されている。このように構成すれば、制御部は、排気系触媒の温度が温度閾値未満で、かつ、冷却水の温度が水温閾値以上である場合に、第1開閉部を開状態にする制御を行うことによって、第1開閉部とエンジンとの間に配置されたラジエータに、第1開閉部から流入する空気を導くことができる。これにより、ラジエータの冷却水の温度を十分に低下させることができる。また、排気系触媒の温度が温度閾値未満で、かつ、冷却水の温度が水温閾値未満である場合に、第1開閉部を閉状態にするとともに、第2開閉部を閉状態にする制御を行う。これにより、排気系触媒の温度および冷却水の温度が十分に低く、排気系触媒および冷却水の両方の冷却を行う必要がない場合には、第1開閉部および第2開閉部を共に閉状態にすることによって、エンジンルーム内の空気の流れ(流量)を減少させることができる。この結果、空気の流量を減少させることにより、排気系触媒および冷却水が冷却されてしまうのを抑制することができる。
上記一の局面による車両用冷却装置において、好ましくは、制御部は、排気系触媒の温度だけでなく、エンジンルームが設けられた車両の速度にも基づいて、第1開閉部の開閉および第2開閉部の開閉を制御するように構成されている。ここで、車両においては、車両の速度が大きくなるに従い、エンジンルームに流入する空気の流量が増加するとともに、車両の速度が小さくなるに従い、エンジンルームに流入する空気の流量が減少する。そこで、本発明では、排気系触媒の温度だけでなく、車両の速度にも基づいて、第1開閉部の開閉および第2開閉部の開閉を制御することによって、排気系触媒の温度をより確実に制御することができる。
なお、上記一の局面による車両用冷却装置において、以下の構成も考えられる。
(付記項1)
すなわち、上記一の局面による車両用冷却装置において、エンジンルームの前底部から下方に突出可能および前底部に収納可能に構成された可動スポイラをさらに備える。
(付記項2)
また、上記ラジエータをさらに備える構成において、ラジエータに空気を導風するとともに、排気系触媒に空気を導風するラジエータファンをさらに備える。
(付記項3)
また、上記一の局面による車両用冷却装置において、導入孔から導入される空気を、排気系触媒に導く導風板をさらに備える。
(付記項4)
この場合、排気系触媒は、エンジンの後方に配置されており、導風板は、第1開閉部とエンジンとの間において、前方から後方に向かって上方に傾斜して延びるように、エンジンルーム内に配置されている。
(付記項5)
また、上記一の局面による車両用冷却装置において、制御部は、エンジンが暖機後の状態の場合に、排気系触媒の温度に基づいて、第1開閉部の開閉および第2開閉部の開閉を制御するように構成されている。
本発明によれば、上記のように、排気系触媒の温度を十分に制御することができる。
本発明の一実施形態による車両用冷却装置が設けられた車両の前部を示した模式図である。 本発明の一実施形態による車両用冷却装置が設けられた車両の前部における図1とは別の状態を示した模式図である。 本発明の一実施形態による車両用冷却装置のブロック図である。 本発明の一実施形態による車両用冷却装置において用いられる燃焼ガス温度と吸入空気量との関係を示したマップである。 本発明の一実施形態による車両用冷却装置において用いられる排気損失割合と冷却水水温との関係を示したマップである。 本発明の一実施形態による車両用冷却装置において用いられる排気損失割合と点火時期との関係を示したマップである。 本発明の一実施形態による車両用冷却装置における排気ガス温度に対する触媒温度の応答遅れを説明するためのグラフである。 本発明の一実施形態による車両用冷却装置における制御フローである。 本発明の一実施形態の変形例による車両用冷却装置が設けられた車両の前部を示した模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[実施形態]
まず、図1〜図3を参照して、本発明の一実施形態による車両用冷却装置100および車両用冷却装置100が適用される車両90の構成について説明する。なお、車両90の前後方向をY軸方向、前方をY1方向、後方をY2方向とする。また、車両90の上下方向をZ軸方向、上方をZ1方向、下方をZ2方向とする。
(車両用冷却装置および車両の概略構成)
本発明の一実施形態による車両用冷却装置100は、図1および図2に示すように、乗用車などの車両90に適用される。車両90の前部(Y1側の部分)には、エンジン91が内部に配置されるエンジンルーム92が設けられている。
エンジンルーム92のY1側の前面92a(車体90aの前面)には、エンジンルーム92内に空気を導入するための導入孔90bおよび90cが設けられている。導入孔90bは、車体90aの前面の上部(Z1側の部分)において、Z軸方向に複数並んで設けられている。導入孔90cは、車体90aの前面の下部(Z2側の部分)において、Z軸方向に複数並んで設けられている。また、導入孔90bおよび90cは、図1の紙面垂直方向であるX軸方向に延びるように形成されている。
エンジンルーム92の底部92b(車体90aの底部)には、エンジンルーム92内の空気を排出するための排出孔90dが設けられている。排出孔90dは、エンジンルーム92の後部(Y2側の部分)に設けられている。
エンジン91は、エンジンルーム92内において、Y軸方向の略中央に配置されている。この際、エンジン91の上面(Z1側の面)と車体90aの上面とが間隔を隔てるように、エンジン91は配置されている。エンジン91は、図示しない吸気部から空気が供給されるとともに、排気部93を介して排気ガスが車両90の外部に排出されるように構成されている。排気部93は、エンジン91の後面に接続された排気管93aと、排気管93aの管路に配置された排気系触媒93bとを含んでいる。つまり、本実施形態のエンジン91は、後方排気のエンジン91である。
排気管93aは、エンジン91の後面からZ2方向に向かって、車体90aの底部近傍まで延びている。そして、排気管93aは、車体190aの底部近傍において、Y2方向に向かって延びている。排気系触媒93bは、エンジンルーム92の後部で、かつ、底部(Z2側の部分)近傍に配置されている。つまり、排気系触媒93bは、排出孔90dの近傍に配置されている。
排気系触媒93bは、内部を流通する排気ガスを浄化する機能を有している。ここで、排気系触媒93bは、300℃程度未満の温度領域においては、排気系触媒93bにおいて排気ガスを浄化するための熱量が不足するため、排気ガスを浄化する機能が十分に発揮されない。一方、排気系触媒93bは、300℃(触媒活性温度)程度以上の温度領域においては、排気ガスを浄化する機能が十分に発揮される。しかしながら、排気系触媒93bは、1000℃程度まで温度が上昇すると、高熱により触媒が溶けて排気系触媒93bを詰まらせる溶損が生じる可能性が高まる。したがって、排気系触媒93bの温度(触媒温度)を、適切な温度領域(たとえば、約300℃以上約1000℃以下)に制御する必要がある。
また、車両用冷却装置100は、一対のグリルシャッタ10(10aおよび10b)と、アンダーカバー20と、スポイラ30と、ラジエータ40と、ラジエータファン41と、導風部50とを備えている。なお、一対のグリルシャッタ10、収納状態のスポイラ30、ラジエータ40、ラジエータファン41および導風部50は、エンジンルーム92内に配置されている。また、アンダーカバー20は、車体90aの底部の一部を構成している。なお、グリルシャッタ10およびアンダーカバー20は、それぞれ、特許請求の範囲の「第1開閉部」および「第2開閉部」の一例である。
グリルシャッタ10は、筐体11と、複数のルーバ12と、各々のルーバ12を回転可能に軸支する軸部13と、複数のルーバ12を回転させるための駆動部14(図3参照)とを有している。筐体11は、複数のルーバ12と、複数の軸部13とを内部に収容している。ルーバ12は、X軸方向に長い板状の部材であり、対応する軸部13により、X軸方向に延びる回転軸線に沿って回転するように構成されている。また、複数のルーバ12は、Z軸方向(または傾斜方向)に間隔を隔てて配置されている。
グリルシャッタ10は、図1に示すように、Z軸方向の両側に複数のルーバ12の両板面が位置するように、複数のルーバ12を回転させることによって、Y軸方向に空気を流通させるように構成されている。また、グリルシャッタ10は、図2に示すように、Y軸方向の両側に複数のルーバ12の両板面が位置するように、複数のルーバ12を回転させることによって、Y軸方向への空気の流通を遮断するように構成されている。
また、一対のグリルシャッタ10aおよび10bは、それぞれ、導入孔90bおよび90cに対応するように、エンジンルーム92内に配置されている。具体的には、グリルシャッタ10aは、導入孔90bの近傍で、かつ、後方に配置されている。また、グリルシャッタ10aは、Y2方向(車両90の後方)から見て、複数の導入孔90bの全体を覆うように配置されている。同様に、グリルシャッタ10bは、導入孔90cの近傍で、かつ、後方に配置されている。また、グリルシャッタ10bは、Y2方向から見て、複数の導入孔90cの全体を覆うように配置されている。
これらの結果、グリルシャッタ10aは、導入孔90bからエンジンルーム92に流入する空気の流通を遮断しない開状態(図1参照)と、導入孔90bからエンジンルーム92に流入する空気の流通を遮断する閉状態(図2参照)とに切り替わることによって、導入孔90bを開閉するように構成されている。同様に、グリルシャッタ10bは、導入孔90cからエンジンルーム92に流入する空気の流通を遮断しない開状態(図1参照)と、導入孔90cからエンジンルーム92に流入する空気の流通を遮断する閉状態(図2参照)とに切り替わることによって、導入孔90cを開閉するように構成されている。
アンダーカバー20は、走行面(地面)から跳ね上がった石などの異物が、エンジンルーム92内に侵入するのを規制する機能を有している。アンダーカバー20は、水平方向(X−Y平面上)に延びる板状のアンダーカバー本体21と、アンダーカバー本体21をY軸方向に移動させるための駆動部22(図3参照)とを有している。アンダーカバー20は、排出孔90dを覆うようにエンジンルーム92の底部に配置されている。そして、アンダーカバー20は、Y軸方向に移動することにより、排出孔90dを覆わない開状態(図1参照)と、排出孔90dを覆う閉状態(図2参照)とに切り替わるように構成されている。これにより、アンダーカバー20は、排出孔90dを開閉するように構成されている。
スポイラ30は、車両90の走行時における空気抵抗を低減する機能を有している。スポイラ30は、Y軸方向に沿った断面が楔形を有するスポイラ本体31と、スポイラ本体31を移動させるための駆動部32(図3参照)とを有している。スポイラ本体31は、エンジンルーム92の前底部(Y1側で、かつ、Z2側の部分)に収納可能に構成されている。そして、スポイラ本体31は、駆動部32により、エンジンルーム92の前底部から外部に突出するように、Y1方向で、かつ、Z2方向に移動する突出状態と、エンジンルーム92の前底部に収納される収納状態とに切り替わるように構成されている。なお、スポイラ30は、スポイラ本体31が突出状態である際に、車両90の走行時における空気抵抗を低減する機能を発揮させる。
ラジエータ40は、グリルシャッタ10のY2側で、かつ、エンジン91のY1側に配置されている。ラジエータ40は、エンジン91を冷却するための冷却水が内部を流通するように構成されている。ラジエータ40は、エンジン91等の熱を吸収して暖められた冷却水を冷却させる機能を有している。なお、ラジエータ40の冷却水は、主に、導入孔90bおよび90cからエンジンルーム92に流入した空気により冷却される。
ラジエータファン41は、ラジエータ40に空気を導風するとともに、排気系触媒93bに空気を導風する機能を有している。ラジエータファン41は、ファン本体41aと、ファン本体41aを回転させるための駆動部41b(図3参照)とを有している。なお、ラジエータファン41の駆動部41bは電動であり、図示しないバッテリからの電力により作動する。
導風部50は、ラジエータ40(グリルシャッタ10)とエンジン91との間に配置された導風板51と、エンジン91の後方に配置された導風板52とを有している。
導風板51は、Y1方向からY2方向に向かって、Z1方向に傾斜して延びるように形成されている。これにより、導風板51は、ラジエータ40を通過してエンジンルーム92をY2方向に向かって流れる空気が、エンジン91のZ1側を通過するように、導風することが可能である。この結果、導風板51により、エンジン91のY2側の空間に空気が効率よく供給される。
導風板52は、エンジンルーム92の後部において、車体90aの上面からY2方向、かつ、Z2方向に延びるように形成されている。これにより、導風板52は、エンジン91のY2側の空間に供給された空気を、Z2側の排気系触媒93bおよび排出孔90dに向かって導風させることが可能である。
ここで、車両用冷却装置100では、グリルシャッタ10およびアンダーカバー20の開閉の状態に応じて、エンジンルーム92内の空気の流量が変化するように構成されている。つまり、グリルシャッタ10およびアンダーカバー20が共に開状態である場合には、空気(外気)は、導入孔90bおよび90cからエンジンルーム92内に流入し、ラジエータ40を通過して冷却水を冷却する。その後、空気は、導風板51および52によりエンジン91の後部の空間に導風される。これにより、排気系触媒93bが流れる空気により冷却される。そして、エンジンルーム92内の空気は、排出孔90dから車両90の外部(車両90の底部と地面との間の空間)に排出される。このような空気の流れがエンジンルーム92内に形成される。
一方、グリルシャッタ10およびアンダーカバー20が共に閉状態である場合には、エンジンルーム92内に空気はほとんど流入しないので、ラジエータ40の冷却水および排気系触媒93bに対して、空気の流れによる冷却はほとんど行われない。なお、グリルシャッタ10が開状態であり、アンダーカバー20が閉状態である場合には、空気(外気)はエンジンルーム92内に多少流入して、ラジエータ40の冷却水を多少冷却する。しかしながら、排出孔90dが閉められているので、排気系触媒93bまでに空気の流れが到達せずに、エンジンルーム92の隙間などから車両90の外部に排出される。この結果、排気系触媒93bはあまり冷却されない。
(車両用冷却装置の制御に関する構成および制御内容)
次に、図3〜図7を参照して、車両用冷却装置100の制御に関する構成および制御内容について説明する。
車両用冷却装置100は、図3に示すように、ECU(Engine Control Unit)60と、記憶部61と、複数のセンサ71〜74と、をさらに備えている。なお、ECU60、記憶部61、および、複数のセンサ71〜74は、車両用冷却装置100の制御に用いられるだけでなく、エンジン91の制御などその他の制御にも用いられる。以降、ECU60、記憶部61、および、複数のセンサ71〜74が、車両用冷却装置100の制御に用いられる場合を主に説明する。なお、ECU60は、特許請求の範囲の「制御部」の一例である。
ECU60は、CPUなどの演算処理装置などにより構成される。ECU60は、車両用冷却装置100の制御として、グリルシャッタ10の駆動部14の駆動制御と、アンダーカバー20の駆動部22の駆動制御と、スポイラ30の駆動部32の駆動制御と、ラジエータファン41の駆動部41bの駆動制御とを行うように構成されている。さらに、ECU60は、イグニッションコイル91aへの通電タイミングを制御することによって、エンジン91の図示しない燃焼室における点火時期を調整する制御を行うように構成されている。
記憶部61は、たとえば、フラッシュメモリ、ハードディスクメモリなどにより構成される。また、記憶部61には、図4〜図6にそれぞれ示す吸入空気量−燃焼ガス温度マップ、冷却水水温−排気損失割合マップ、および、点火時期−排気損失割合マップがあらかじめ記憶されている。なお、吸入空気量−燃焼ガス温度マップ、冷却水水温−排気損失割合マップ、および、冷却水水温−排気損失割合マップの詳細については後述する。
車両用冷却装置100は、センサとして、クランク角センサ71と、吸気流量センサ72と、水温センサ73と、速度センサ74とを備えている。クランク角センサ71は、エンジン91の図示しないクランクシャフトの回転角を検出して、クランク角の情報をECU60に送信するように構成されている。吸気流量センサ72は、図示しない吸気部内を流通する空気の流量(吸入空気量)を検出して、スロットル開度の情報をECU60に送信するように構成されている。
水温センサ73は、エンジン91を冷却した後の冷却水の温度(冷却水水温)を検出して、冷却水水温の情報をECU60に送信するように構成されている。速度センサ74は、車両90の速度(車速)を検出して、車速の情報をECU60に送信するように構成されている。
(ECUの制御)
ここで、本実施形態では、ECU60は、排気系触媒93bの温度(触媒温度)に基づいて、グリルシャッタ10の開閉の制御、および、アンダーカバー20の開閉の制御を行うように構成されている。これにより、排気系触媒93bの温度(触媒温度)を、適切な温度領域(たとえば、約300℃以上約1000℃以下)に制御することが可能である。一例として、ECU60は、触媒温度が温度閾値以上である場合に、触媒温度が低温ではなく高温であるとして、グリルシャッタ10を開状態に制御するとともに、アンダーカバー20を開状態に制御するように構成されている。なお、温度閾値は、排気系触媒93bが溶損する温度よりも十分に低い温度であるのが好ましく、たとえば、750℃である。また、触媒温度は、ECU60により推定される。なお、ECU60による触媒温度の推定方法に関しては、後述する。
さらに、ECU60は、触媒温度だけでなく、冷却水の温度(冷却水水温)にも基づいて、グリルシャッタ10の開閉の制御、および、アンダーカバー20の開閉の制御を行うように構成されている。一例として、ECU60は、触媒温度が温度閾値未満で、かつ、冷却水水温が水温閾値以上である場合に、触媒温度が低温で、かつ、冷却水水温が高温であるとして、グリルシャッタ10を開状態にする制御を行うように構成されている。また、ECU60は、触媒温度が温度閾値未満で、かつ、冷却水水温が水温閾値未満である場合に、触媒温度が低温で、かつ、冷却水水温が低温であるとして、グリルシャッタ10を閉状態にするとともに、アンダーカバー20を閉状態にする制御を行うように構成されている。なお、水温閾値は、冷却水が沸騰する温度よりも十分に低い温度であるのが好ましく、たとえば、70℃である。
さらに、ECU60は、グリルシャッタ10の開閉の制御、アンダーカバー20の開閉の制御、スポイラ30の突出または収納の制御、および、ラジエータファン41の作動制御を、触媒温度および冷却水水温以外の条件も考慮して行うように構成されている。なお、上記の条件とは、エンジン91が暖機中であるか、または、暖機後であるかと、車速が低速(停止を含む)であるか、または、高速であるかと、である。
ここで、ECU60は、エンジン91が暖機中であるか、または、暖機後であるかを冷却水水温に基づいて判断するように構成されている。たとえば、冷却水水温が60℃以上になった場合に、エンジン91の暖機が完了して、暖機後になったと判断するように構成されている。なお、ECU60は、エンジン91の暖機が完了したと判断した後は、冷却水水温の値に拘わらず、エンジン91が停止するまで、暖機後であると判断し続けるように構成されている。また、ECU60は、上記したように、車速が、たとえば、10km以上である場合に、低速ではなく高速であると判断するように構成されている。
ここで、上記した4条件(エンジン91の暖機状態、車速、触媒温度および冷却水水温)に基づく、グリルシャッタ10、アンダーカバー20、スポイラ30、および、ラジエータファン41の制御状態の遷移を下記の表1に示す。なお、表1において、グリルシャッタ10またはアンダーカバー20の開状態を、Openと記載し、閉状態を、Closeと記載する。また、表1において、スポイラ30の突出状態を、Prot(Protrusion)と記載し、収納状態を、Storeと記載する。また、表1において、ラジエータファン41の作動状態を、ONと記載し、停止状態を、OFFと記載する。
Figure 2018030429
表1に示すように、ECU60は、車速のみに基づいて、スポイラ30の突出または収納の制御を行うように構成されている。つまり、ECU60は、車速が高速である場合には、スポイラ30を突出状態に制御する。これにより、車両90の走行時の空気抵抗を低減させることが可能である。また、ECU60は、車速が低速である場合には、スポイラ30を収納状態に制御するように構成されている。これにより、車両90の乗り上げに起因してスポイラ本体31が破損するのを防止することが可能である。
また、エンジン91が暖機中である場合には、エンジン91および排気系触媒93bを暖機する必要があるため、排気系触媒93bおよび冷却水を冷却する必要はない。このため、ECU60は、グリルシャッタ10およびアンダーカバー20を、共に閉状態に制御するとともに、ラジエータファン41を停止状態に制御する。これにより、空気は、エンジンルーム92内をほとんど流通しないので、排気系触媒93bが冷却されるのが抑制される。この結果、排気系触媒93bの触媒活性温度未満の温度になるのを抑制することが可能である。
また、エンジン91が暖機後である場合には、ECU60は、冷却水水温のみに基づいて、ラジエータファン41の作動制御を行うように構成されている。つまり、ECU60は、冷却水水温が高温(水温閾値以上)である場合には、冷却水およびエンジン91を十分に冷却するために、ラジエータファン41を作動状態に制御する。また、ECU60は、冷却水水温が低温(水温閾値未満)である場合には、図示しないバッテリの負荷を低減させるために、ラジエータファン41を停止状態に制御する。
一方、エンジン91が暖機後で、かつ、触媒温度が高温(温度閾値以上)である場合には、ECU60は、冷却水水温に拘わらず、グリルシャッタ10を開状態に制御するとともに、アンダーカバー20を開状態に制御するように構成されている。これにより、エンジンルーム92内の空気の流量を増加させることができるので、排気系触媒93bを十分に冷却することが可能である。この結果、排気系触媒93bに溶損が発生するのを抑制することが可能である。
なお、エンジン91が暖機後で、かつ、触媒温度が高温である場合において、かつ、車速が高速である場合には、突出状態のスポイラ30により、車両90の底部と地面との間に流入する空気の流量が減少する。これにより、車両90の底部と地面との間の空間を負圧状態にすることができるので、さらに効率的に、排出孔90dから車両90の外部に空気を排出させることが可能になる。この結果、エンジンルーム92内の空気の流量をさらに増加させることが可能である。
また、エンジン91が暖機後で、かつ、触媒温度が低温(温度閾値未満)である場合には、ECU60は、冷却水水温および車速に応じて、グリルシャッタ10の開閉の制御、および、アンダーカバー20の開閉の制御を行うように構成されている。具体的には、エンジン91が暖機後、触媒温度が低温、かつ、冷却水水温が低温である場合には、ECU60は、車速に拘わらず、グリルシャッタ10を閉状態に制御するとともに、アンダーカバー20を閉状態に制御するように構成されている。これにより、エンジン91を冷却する必要がなく、かつ、排気系触媒93bおよび冷却水の温度が共に問題ない程度の低温である場合には、エンジンルーム92内の空気の流れを抑制して、不必要にエンジン91および排気系触媒93bが冷却されるのを抑制することが可能である。さらに、不必要にエンジンルーム92内に空気が流入するのを抑制することができるので、車両90の走行時の空気抵抗が大きくなるのを抑制することが可能である。
また、エンジン91が暖機後、触媒温度が低温である場合において、車速が低速で、かつ、冷却水水温が高温である場合には、ECU60は、グリルシャッタ10を開状態に制御するとともに、アンダーカバー20を閉状態に制御するように構成されている。これにより、グリルシャッタ10(導入孔90bおよび90c)から流入する空気によりラジエータ40の冷却水を冷却しつつ、閉状態であるアンダーカバー20により排気系触媒93bへの空気の流れを抑制して、排気系触媒93bが大幅に冷却されるのを抑制することが可能である。また、エンジン91が暖機後、触媒温度が低温である場合において、車速が高速で、かつ、冷却水水温が高温である場合には、ECU60は、グリルシャッタ10を開状態に制御するとともに、アンダーカバー20を開状態に制御するように構成されている。これにより、エンジンルーム92内の空気の流量を増加させることができるので、エンジン91からの高温の排気ガスにより暖められすい状態の排気系触媒93bを、予め冷却することが可能である。
また、ECU60は、グリルシャッタ10またはアンダーカバー20を開状態から閉状態に切り替える際と、ラジエータファン41を作動状態から停止状態に切り替える際とには、数十秒をかけて徐々に開状態(作動状態)から閉状態(停止状態)に切り替えるように構成されている。これにより、エンジンルーム92を流れる空気の流量が急激に減少するのを抑制することができるので、冷却水水温または触媒温度が急激に増加するのを抑制することが可能である。一方、ECU60は、グリルシャッタ10またはアンダーカバー20を閉状態から開状態に切り替える際と、ラジエータファン41を停止状態から作動状態に切り替える際とには、即座に閉状態(停止状態)から開状態(作動状態)に切り替えるように構成されている。これにより、エンジンルーム92を流れる空気の流量を迅速に増加させることができるので、冷却水および排気系触媒93bを迅速に冷却することが可能である。
なお、ECU60は、スポイラ30に関しては、突出状態から収納状態に切り替える際と、収納状態から突出状態に切り替える際との両方において、即座に切り替えるように構成されている。
(触媒温度の推定)
また、本実施形態では、ECU60は、触媒温度を推定することによって、触媒温度を取得するように構成されている。具体的には、ECU60は、エンジン91内の図示しない燃焼室における混合ガスが燃焼した際の温度(燃焼ガス温度)と、排気損失割合とから、排気ガス温度(排気温度)を推定(取得)するように構成されている。そして、ECU60は、取得した排気温度に対する触媒温度の応答遅れを考慮した上で、触媒温度を推定するように構成されている。
(燃焼ガス温度の取得)
まず、燃焼ガス温度の取得方法について説明する。燃焼ガス温度は、吸気流量センサ72から取得した吸入空気量と、エンジン91の運転状況によって適宜選択された要求空熱比(A/F)とを用いて、ECU60により取得される。その際、ECU60は、記憶部61に記憶された、図4に示す吸入空気量−燃焼ガス温度マップに基づいて、燃焼ガス温度を取得するように構成されている。吸入空気量−燃焼ガス温度マップには、吸入空気量に対応する燃焼ガス温度が記載されており、予め実機試験等により求められている。なお、燃焼ガス温度は、吸入空気量の増加に対して、一次関数的に上昇している。
ここで、吸入空気量に対応する燃焼ガス温度は、要求空熱比の値に応じて変化する。吸入空気量−燃焼ガス温度マップには、要求空熱比が理想空熱比(A/F=14.7)と等しい場合(図4の直線)と、要求空熱比が理想空熱比よりも小さな場合(A/F<14.7、いわゆるリッチの場合、図4の破線)と、要求空熱比が理想空熱比よりも大きな場合(A/F>14.7、いわゆるリーンの場合、図4の一点鎖線)とがそれぞれ記載されている。なお、リッチの場合には、余分な燃料の気化熱により多くの熱量が奪われることに基づいて、吸入空気量に対応する燃焼ガス温度は、理想空熱比の場合と比べて低くなる。また、リーンの場合には、燃料の気化熱により奪われる熱量が少ないことに基づいて、吸入空気量に対応する燃焼ガス温度は、理想空熱比の場合と比べて高くなる。
なお、クランク角センサ71から取得したエンジン回転数などのエンジンの駆動状態に応じて、燃焼ガス温度を適宜補正してもよい。
(排気損失割合の取得)
次に、排気損失割合の取得方法について説明する。なお、排気損失割合とは、未燃焼ガスに含まれる熱量(エンタルピー)に対する排気ガスに含まれる熱量(エンタルピー)の割合であり、0より大きく、1未満の範囲内の値である。ECU60は、記憶部61に記憶された、図5および図6にそれぞれ示す、冷却水水温−排気損失割合マップ、および、点火時期−排気損失割合マップに基づいて、排気損失割合を取得するように構成されている。冷却水水温−排気損失割合マップには、冷却水水温に対応する排気損失割合が記載されており、予め実機試験等により求められている。なお、排気損失割合は、冷却水水温の上昇に対して、二次関数的に上昇している。また、点火時期−排気損失割合マップには、点火時期に対応する排気損失割合が記載されており、予め実機試験等により求められている。なお、排気損失割合は、点火時期の遅れ(遅角)に対して、一次関数的に上昇している。
そして、ECU60は、冷却水水温−排気損失割合マップに基づいて、水温センサ73から取得した冷却水水温を用いて排気損失割合を取得するように構成されている。また、ECU60は、点火時期−排気損失割合マップに基づいて、ECU60により決定された点火時期を用いて取得した排気損失割合を調整するように構成されている。
(排気温度および触媒温度の取得)
そして、ECU60は、取得した燃焼ガス温度と排気損失割合とを乗算することにより、排気ガスの温度(排気温度)を取得(推定)するように構成されている。
その後、ECU60は、排気温度に対する触媒温度の応答遅れを考慮して、触媒温度を推定(取得)するように構成されている。具体的には、排気温度をxとし、触媒温度をf(x)とした場合に、ECU60は、以下の式(1)を用いて、触媒温度をf(x)を取得するように構成されている。
Figure 2018030429
なお、a、b、cおよびkは、それぞれ定数であり、sは時間である。この定数a、b、cおよびkは、予め実機試験等により求められている。
この式(1)は、排気温度に対する触媒温度の応答遅れ(二次応答遅れ)が定式化されたものである。この式(1)により、排気温度に対する触媒温度は、図7のようになる。図7では、排気温度の上昇に対して、遅れて触媒温度が上昇しているとともに、排気温度の低下に対して、遅れて触媒温度が低下している。
(制御フロー)
次に、図8を参照して、上記ECU60による車両用冷却装置100の制御を制御フローを用いて説明する。
まず、ステップS1において、ECU60により、上記のように、吸入空気量および要求空熱比から取得した燃焼ガス温度、排気損失割合、および、応答遅れが含まれる排気温度に対する触媒温度の式(1)などが用いられて、触媒温度が推定される。そして、ステップS2において、ECU60により、エンジンの暖機状態、車速、推定された触媒温度、および、冷却水水温に基づいて、グリルシャッタ10の開閉の制御、アンダーカバー20の開閉の制御、スポイラ30の突出または収納の制御、および、ラジエータファン41の作動制御とが、上記表1に示すように行われる。そして、ECU60による車両用冷却装置100の制御フローが終了される。なお、上記制御が終了して所定時間経過後に、再度、この制御フローが行われる。
[実施形態の効果]
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、車両用冷却装置100に、排気系触媒93bの温度(触媒温度)に基づいて、導入孔90bおよび90cを開閉するグリルシャッタ10の開閉、および、排出孔90dを開閉するアンダーカバー20の開閉を制御するECU60を設ける。これにより、ECU60により、触媒温度に応じてグリルシャッタ10およびアンダーカバー20の開閉を制御することによって、触媒温度が十分に上昇していない場合には、適宜グリルシャッタ10およびアンダーカバー20の両方を閉状態に制御することにより、排気系触媒93bが空気の流れにより冷却されるのを抑制することができる。この結果、ECU60により、排気系触媒93bの温度を十分に制御することができる。
また、本実施形態では、ECU60により、触媒温度が温度閾値以上である場合に、グリルシャッタ10を開状態にするとともに、アンダーカバー20を開状態にする制御を行う。これにより、触媒温度が十分に高く、冷却を行う必要がある場合には、グリルシャッタ10およびアンダーカバー20を共に開状態にすることによって、エンジンルーム92内の空気の流れ(流量)を増加させることができる。この結果、排気系触媒93bの冷却を十分に行うことができる。したがって、排気系触媒93bを冷却するために燃料噴射量を多くする必要がないので、エンジン91の燃費効率を向上させることができる。
また、本実施形態では、ECU60により、エンジン91の排気温度に対する触媒温度の応答遅れを考慮して、排気温度から触媒温度を推定する。これにより、触媒温度を直接検出する検出部を設ける必要がないので、車両用冷却装置100の部品点数を減少させることができる。また、エンジン91の排気温度とエンジン91の排気温度に対する触媒温度の応答遅れとに基づいて、触媒温度をより正確に推定することができる。
また、本実施形態では、エンジン91を冷却するための冷却水が内部を流通するラジエータ40を、エンジンルーム92内において、グリルシャッタ10とエンジン91との間に配置する。また、ECU60により、触媒温度だけでなく冷却水の温度にも基づいて、グリルシャッタ10の開閉およびアンダーカバー20の開閉を制御する。これにより、グリルシャッタ10の開閉およびアンダーカバー20の開閉に関して、触媒温度だけでなく、エンジン91を冷却するための冷却水の温度(冷却水水温)も考慮されるので、たとえば、排気系触媒93bではあまり空気による冷却を必要としていない場合であっても、ラジエータ40を流通する冷却水の冷却が必要である場合に、ラジエータ40の冷却水を冷却させることができる。この結果、触媒温度および冷却水水温の両方を、好適に制御することができる。
また、本実施形態では、ECU60により、触媒温度が温度閾値未満で、かつ、冷却水水温が水温閾値以上である場合に、グリルシャッタ10を開状態にする制御を行う。これにより、グリルシャッタ10とエンジン91との間に配置されたラジエータ40に、グリルシャッタ10から流入する空気を導くことができる。この結果、ラジエータ40の冷却水の温度を十分に低下させることができる。
また、本実施形態では、ECU60により、触媒温度が温度閾値未満で、かつ、冷却水水温が水温閾値未満である場合に、グリルシャッタ10を閉状態にするとともに、アンダーカバー20を閉状態にする制御を行う。これにより、触媒温度および冷却水水温が十分に低く、排気系触媒93bおよび冷却水の両方の冷却を行う必要がない場合には、グリルシャッタ10およびアンダーカバー20を共に閉状態にすることによって、エンジンルーム92内の空気の流れ(流量)を減少させることができる。この結果、空気の流量を減少させることにより、排気系触媒93bおよび冷却水が冷却されてしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態では、ECU60により、触媒温度だけでなく、エンジンルーム92が設けられた車両90の速度(車速)にも基づいて、グリルシャッタ10の開閉およびアンダーカバー20の開閉を制御する。これにより、触媒温度をより確実に制御することができる。
また、本実施形態では、エンジンルーム92の前底部から下方に突出可能および前底部に収納可能に構成されたスポイラ30を、車両用冷却装置100に設ける。これにより、突出状態のスポイラ30によって、車両90の底部と地面との間に流入する空気の流量を減少させることができるので、車両90の底部と地面との間の空間を負圧状態にすることができる。この結果、さらに効率的に、排出孔90dから車両90の外部に、空気を排出させることができるので、エンジンルーム92内の空気の流量をさらに増加させることができる。また、スポイラ30を収納可能に構成することによって、車両90の乗り上げに起因してスポイラ30が破損するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、ラジエータ40に空気を導風するとともに、排気系触媒93bに空気を導風するラジエータファン41を、車両用冷却装置100に設ける。これにより、ラジエータ40の冷却水および排気系触媒93bの冷却を促進することができる。
また、本実施形態では、導入孔90bおよび90cから導入される空気を、排気系触媒93bに導く導風板51および52を、車両用冷却装置100に設ける。これにより、導風板51および52により、排気系触媒93bに空気を効率的に導くことができるので、排気系触媒93bの冷却をより促進することができる。
また、本実施形態では、排気系触媒93bを、エンジン91の後方に配置する。また、導風板51を、グリルシャッタ10(ラジエータ40)とエンジン91との間において、前方から後方に向かって上方に傾斜して延びるように、エンジンルーム92内に配置する。これにより、グリルシャッタ10とエンジン91との間において、前方から後方に向かって上方に傾斜して延びる導風板51により、エンジン91の後方に配置された排気系触媒93bに、さらに効率的に、空気を導くことができる。
また、本実施形態では、ECU60により、エンジン91が暖機後の状態の場合に、触媒温度に基づいて、グリルシャッタ10の開閉およびアンダーカバー20の開閉を制御する。ここで、エンジン91の暖機後では、エンジン91からの排気ガスが十分に熱せられており、高温の排気ガスが流通する排気系触媒93bの温度(触媒温度)が上昇しやすい。そこで、本実施形態では、エンジン91が暖機後の状態の場合に、触媒温度に基づいて、グリルシャッタ10の開閉およびアンダーカバー20の開閉を制御することによって、触媒温度が過度に上昇するのを適切に抑制するように、グリルシャッタ10の開閉およびアンダーカバー20の開閉を制御することができる。
[実施形態の変形例]
次に、図9を参照して、本実施形態の変形例による車両用冷却装置200の構成について説明する。この本実施形態の変形例では、上記実施形態と異なり、前方排気のエンジン191に車両用冷却装置200を適用する例について説明する。なお、上記実施形態と同一の構成には、上記実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
(車両用冷却装置および車両の概略構成)
本実施形態の変形例による車両用冷却装置200は、図9に示すように、乗用車などの車両190に適用される。車両190の前部に形成されたエンジンルーム92の内部には、前方排気のエンジン191が配置されている。
エンジンルーム92の底部92b(車体190aの底部)には、エンジンルーム92内の空気を排出するための排出孔190dが設けられている。排出孔190dは、エンジンルーム92の後部に設けられている。
エンジン191の前方に接続される排気部193は、エンジン191の後面に接続された排気管193aと、排気管193aの管路に配置された排気系触媒193bとを含んでいる。排気管193aは、エンジン191の前面からZ2方向に向かって、車体190aの底部近傍まで延びている。そして、排気管193aは、車体190aの底部近傍において、Y2方向に向かって延びている。排気系触媒193bは、エンジン191の後面近傍で、かつ、下面近傍に配置されている。また、排気系触媒193bは、排出孔190dの近傍に配置されている。
また、アンダーカバー120(アンダーカバー本体121)は、排出孔190dを覆うようにエンジンルーム92の底部内に配置されている。そして、アンダーカバー120は、Y軸方向に移動することにより、排出孔190dを覆う閉状態と、排出孔190dを覆わない開状態とに切り替わるように構成されている。これにより、アンダーカバー120は、排出孔190dを開閉するように構成されている。なお、アンダーカバー120は、特許請求の範囲の「第2開閉部」の一例である。
また、本実施形態の変形例では、上記実施形態の導風部50を設けていない。
この結果、本実施形態の変形例では、導入孔90bおよび90cからエンジンルーム92内に流入した空気(外気)は、ラジエータ40を通過して冷却水を冷却する。その後、空気は、エンジン191の前面に沿って、下方に向かって移動する。そして、空気は、エンジン191の下方を通り、エンジンルーム92の後部に導風される。これにより、エンジン191の後面近傍で、かつ、下面近傍に配置された排気系触媒193bが、流れる空気により冷却される。そして、エンジンルーム92内の空気は、排出孔190dから車両190の外部に排出される。このような空気の流れがエンジンルーム92内に形成される。なお、本実施形態の変形例のその他の構成および効果は、上記実施形態と同様である。
[変形例]
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、吸入空気量および要求空熱比から取得した燃焼ガス温度と、排気損失割合とから排気温度を取得した後、排気温度から排気系触媒93bの温度(触媒温度)をECU60が推定した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、触媒温度の取得方法は、上記実施形態に限られない。たとえば、燃焼ガス温度を直接検出してもよいし、排気温度を直接検出してもよい。また、触媒温度を直接検出してもよい。また、要求空熱比ではなく、A/Fセンサを用いて実際に測定した空熱比を用いて、燃料ガス温度を求めてもよい。
また、上記実施形態では、排気温度に対する応答遅れ(二次応答遅れ)を考慮して、触媒温度をECU60(制御部)が推定した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、排気温度に対する応答遅れを考慮せずに、排気温度から触媒温度を推定するように制御部を構成してもよい。また、排気温度に対する一次応答遅れを考慮して、触媒温度を制御部が推定するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、ECU60(制御部)により、車速のみに基づいて、スポイラ30の突出または収納の制御が行われる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、スポイラが突出状態である場合に生じる、車両の底部と地面との間の空間における負圧状態を活用するように、スポイラの突出または収納の制御を行うように制御部を構成してもよい。たとえば、車速が低速であっても、冷却水水温および触媒温度の少なくともいずれか一方が高温である場合には、制御部は、グリルシャッタ(第1開閉部)およびアンダーカバー(第2開閉部)を共に開状態に制御するだけでなく、スポイラを突出状態に制御することによって、発生した負圧空間を利用して、エンジンルームを流通する空気の流量を効果的に増加させることが可能である。
また、上記実施形態では、ECU60(制御部)により、冷却水水温のみに基づいて、ラジエータファン41の作動制御が行われる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部は、冷却水水温だけでなく、排気系触媒の温度(触媒温度)にも基づいて、ラジエータファンの作動制御を行ってもよい。
また、上記実施形態では、ECU60が、表1に示す制御を行う例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、エンジンが暖機後で、車速が高速で、触媒温度が高温で、冷却水水温が低温の場合において、上記表1では、グリルシャッタ(第1開閉部)およびアンダーカバー(第2開閉部)を共に開状態にして、高温になる前に事前に冷却水を冷却しておく例を示したが、第1開閉部および第2開閉部を共に閉状態にして、排気系触媒および冷却水を冷却しないように構成してもよい。そして、冷却水水温が高温になった際に、第1開閉部および第2開閉部を共に開状態にして、排気系触媒および冷却水を冷却するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、ECU60が、4条件(エンジン91の暖機状態、車速、触媒温度および冷却水水温)に基づいて、グリルシャッタ10(第1開閉部)およびアンダーカバー20(第2開閉部)の開閉の制御を行う例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、排気系触媒の温度(触媒温度)のみに基づいて、第1開閉部および第2開閉部の開閉の制御を行ってもよい。この場合、たとえば、制御部により、触媒温度が第1温度閾値以上である場合に、第1開閉部および第2開閉部を共に開状態に制御し、触媒温度が第2温度閾値以上第1温度閾値未満である場合に、第1開閉部および第2開閉部を、それぞれ、開状態および閉状態に制御し、触媒温度が第2温度閾値未満である場合に、第1開閉部および第2開閉部を共に閉状態に制御してもよい。
また、上記実施形態では、グリルシャッタ10(第1開閉部)およびアンダーカバー20(第2開閉部)が、開状態または閉状態のいずれかの状態である例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、触媒温度および冷却水水温などに基づいて、第1開閉部または第2開閉部における開状態の程度を調整してもよい。たとえば、第1開閉部または第2開閉部を、25%だけ開状態にしてもよい。同様に、触媒温度および冷却水水温などに基づいて、スポイラの突出状態の程度を調整してもよいし、ラジエータファンの作動状態の程度を調整してもよい。
また、上記実施形態では、ECU60は、4つの条件に基づいて、グリルシャッタ10の開閉の制御、アンダーカバー20の開閉の制御、スポイラ30の突出または収納の制御、および、ラジエータファン41の作動制御を行う例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、列車におけるディーゼルカー(気動車)に用いられる排気系触媒の温度制御に対して、本発明の車両用冷却装置を適用してもよい。また、ガソリンエンジン以外にも、ディーゼルエンジンおよびガスエンジンなどに用いられる排気系触媒の温度制御に対して、本発明の車両用冷却装置を適用してもよい。
10、10a、10b グリルシャッタ(第1開閉部)
20、120 アンダーカバー(第2開閉部)
30 スポイラ(可動スポイラ)
40 ラジエータ
60 ECU(制御部)
90、190 車両
90b、90c 導入孔
90d、190d 排出孔
91、191 エンジン
92 エンジンルーム
92a 前面
92b 底部
93b、193b 排気系触媒
100、200 車両用冷却装置

Claims (6)

  1. エンジンが内部に配置されるエンジンルームの前面に設けられ、空気を前記エンジンルーム内に導入する導入孔を開閉する第1開閉部と、
    前記エンジンルームの底部に設けられ、前記エンジンルーム内の空気を排出する排出孔を開閉する第2開閉部と、
    前記エンジンルーム内に配置される排気系触媒の温度に基づいて、前記第1開閉部の開閉および前記第2開閉部の開閉を制御する制御部と、を備える、車両用冷却装置。
  2. 前記制御部は、前記排気系触媒の温度が温度閾値以上である場合に、前記第1開閉部を開状態にするとともに、前記第2開閉部を開状態にする制御を行うように構成されている、請求項1に記載の車両用冷却装置。
  3. 前記制御部は、前記エンジンの排気温度に対する前記排気系触媒の温度の応答遅れを考慮して、前記排気温度から前記排気系触媒の温度を推定するように構成されている、請求項1または2に記載の車両用冷却装置。
  4. 前記エンジンルーム内において、前記第1開閉部と前記エンジンとの間に配置され、前記エンジンを冷却するための冷却水が内部を流通するラジエータをさらに備え、
    前記制御部は、前記排気系触媒の温度だけでなく前記冷却水の温度にも基づいて、前記第1開閉部の開閉および前記第2開閉部の開閉を制御するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用冷却装置。
  5. 前記制御部は、前記排気系触媒の温度が温度閾値未満で、かつ、前記冷却水の温度が水温閾値以上である場合に、前記第1開閉部を開状態にする制御を行い、前記排気系触媒の温度が前記温度閾値未満で、かつ、前記冷却水の温度が前記水温閾値未満である場合に、前記第1開閉部を閉状態にするとともに、前記第2開閉部を閉状態にする制御を行うように構成されている、請求項4に記載の車両用冷却装置。
  6. 前記制御部は、前記排気系触媒の温度だけでなく、前記エンジンルームが設けられた車両の速度にも基づいて、前記第1開閉部の開閉および前記第2開閉部の開閉を制御するように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用冷却装置。
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