JP2005042466A - 建築物の納め構造、及びその施工方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の建築物の納め構造は、納め構造の芯側にそれぞれ重合部211を有する左右一対の複数部材2’,2”にて構成される捨て板2と、裏面側へ折り曲げた軒側成形部12及び表面側へ立ち上げた棟側成形部13を有する横葺き外装材1と、裏面側へ折り曲げた軒側折曲部32及び表面側へ立ち上げた棟側折曲部33を有する回し葺き用外装材3とからなり、左右一対の捨て板2’,2”は、重合部211が芯上にて重合されるように配されると共に、その軒側縁22が下段側の回し葺き用外装材3の棟側折曲部33上に載置されるか若しくは折り返し部221を設けて係合されるように配され、その棟側縁23は当該段の横葺き外装材1の棟側成形部13及び回し葺き用外装材3の棟側折曲部33より棟側まで延出しており、該捨て板2’,2”上に横葺き外装材1と回し葺き用外装材3の各側縁が対向して配される。
【選択図】 図1
Description
例えば特許文献1には、捨て板の中央にジョイナーを設け、そのジョイナーに左右の外装材を差し込み、屋根板の側縁上をカバー部材で覆う構造が開示されている。
しかし、この構造は、左右方向、上下方向(流れ方向)の自由度が無く、様々な勾配に対応できないという問題があった。また、カバー部分が屋根面より凸出するので外観上好ましくない。
しかし、この構造では、はまぐりと捨て板、屋根材と捨て板がそれぞれ折り返し片等の係合によって行われるため、高い寸法精度が求められる上に、作業性もよくない。
この廻し葺き用屋根材は、左右側縁、上下(軒棟)側縁がそれぞれ所定の形状に折曲成形されているため、加工に手間と費用が掛かるものである。さらに、意匠性が求められる屋根ではその形状が特殊なものが多く(てり、むくり等も多い)、しかもはまぐり等の屋根材形状が各段毎に勾配や角度が異なり、このことがさらなるコストの上昇を招く結果となっている。
さらに、この特許文献2における捨て板は、隣接する回し葺き材と外装材との間の裏面側に配されており、下り棟の芯上には下段の回し葺き材しか存在しない。そのため、回し葺き材の頂部の浮き上がりを防ぐためには、下段の回し葺き材の棟部分に軒部分を係合させる,即ち回し葺き材同士を係合させなければならない。要するに、回し葺き材の軒側ばかりでなく棟側にも成形部を設けなければならなかった。このことが回し葺き材の成形コストの上昇を招き、しかも回し葺き材の棟、軒、左右側縁の4辺全てが係合するという極めて複雑な形状となっている。
また、横葺き外装材の側縁が、係止手段を介して捨て板上に配されていることが望ましい。
また、この捨て板は、回し葺き用外装材の裏面全面に亘って配されるので、回し葺き用外装材の裏面に雨水が浸入した場合や内部露結水が生じた場合にそれらを捨て板上をつたって軒側へ流下させることができる。
まず、図1に示す下り棟の実施例に基づいて各部材を説明する。
面板部11の棟縁に設ける棟側成形部13は、図1(b)示すように面板部11から同一平面状に棟側へ延在する端縁を表面側に折り返して軒側へ延在させて係合溝131を形成し、続いてその端縁を表面側に折り返して軒側へ延在させ、さらにその端縁を軒側下方へなだらかな谷状に屈曲させ、さらに上向き傾斜する案内部132を備える構成としても良い。
そして、図示実施例の横葺き外装材1は、軒側成形部12と棟側成形部13とが、敷設状態において複数箇所でそれぞれが弾性的に当接している構成とした。図中、この弾性的当接箇所には一点鎖線の円を付した。そのため、図示実施例の横葺き外装材1は、複数の弾性的当接によって、係合、抜け止め、雨仕舞性、強固な接合(当接)などの効果が果たされる。
また、この横葺き外装材1の側縁、即ち桁行き方向の端部は、係止手段を介して後述する捨て板2上に配されて(係合されて)いても良く、例えば図示ずるように側縁に裏面側に折曲した接続部14を設け、後述する捨て板2の側縁部を表面側に折り返した水返し部兼係合接続部24に係合させて取り付けるようにしても良い。
尚、図面には符号2を付記していないが、総括的な説明並びに配設後の状態の説明において捨て板2とする。
また、この折り返し部221を含めた軒側縁22は、図示するように回し葺き用外装材3の軒側折曲部32の内面に沿う形状であることが望ましく、その場合、該軒側縁22に回し葺き用外装材3の軒側折曲部32を被嵌させることができる。
この重合部211は、前述のように重ね代や角度等を適宜に調整することにより、各種の納め構造における様々な勾配、角度違いに対応することができるものであるが、図示実施例では重合側縁に対して略平行状に重合させた。
また、捨て板2の重合部211は、図示するようにその軒側端を切り欠いても良く、この場合、重合部分が多くなることでの端部の持ち上がり防止が図れる。
さらに、捨て板2の重合部211には、定形或いは不定形の止水材(図示せず)を配してもよく、特に後述する谷構造の場合においては雨仕舞い性能の確保のために極めて重要である。
尚、この捨て板2の素材としては、特にその材質を限定するものではないが、前記横葺き外装材1と同じ素材のものを使用することができる。
前記捨て板2の軒側に裏面内側への折り返し部221を形成した場合には、図1(c)に示すようにこの折り返し部221に軒側折曲部32を被嵌させるようにしても良く、これにより回し葺き用外装材3の浮き上がりを抑えることができる。
また、図示実施例では、前述のように捨て板2’,2”の軒側縁22を前記横葺き外装材1の軒側成形部12に近似する形状としたが、この回し葺き用外装材3の軒側折曲部32を、前記横葺き外装材1の軒側成形部12に近似する形状としても良い。その場合、隣接する回し葺き用外装材3と横葺き外装材1の軒側構造が一致しているので、その下段側に配する横葺き外装材1の棟側成形部13との係合構造において段差が生じたりすることがない。
さらに、回し葺き用外装材3は、棟側折曲部33が吊子等の保持部材4で固定されるようにしても良い。
また、この回し葺き用外装材3の桁行き方向の両端部は、端部保護の観点から図1(e)に示すようにあざ折り34を設けるようにしても良い。
尚、この回し葺き用外装材3の素材としては、前記横葺き外装材1と同じ素材のものを使用することができる。
同図における51は下地、52はアスファルトルーフィング、53は下り棟樋、54は防水テープ、55はビス、56は下り棟フレーム材、57は下り棟下地である。
図1(a)の下り棟(納め構造)を施工するには、上述の各部材からなる下地構造を施工した後、まず左右一対の前記捨て板2’,2”を、重合部211,211が芯上にて重合されるように配する。
その際、軒側縁22の折り返し部211を下段側の横葺き外装材1の棟側成形部13の係合溝131に係合するように配設する。
その後、捨て板2上に横葺き外装材1と回し葺き用外装材3の各側縁を対向させて配する。横葺き外装材1については、水返し部兼係合接続部24を設けているので、捨て板2の接続部14と係合させるように配設する。
同様な操作を軒段側から棟段側へ向かって順次繰り返して施工する。
また、この捨て板2は、回し葺き用外装材3の裏面全面に亘って配されるので、回し葺き用外装材3の裏面に雨水が浸入した場合や内部露結水が生じた場合にそれらを捨て板2上をつたって軒側へ流下させることができる。
また、図示実施例では横葺き外装材1の側縁(接続部14)が、捨て板2の水返し部兼係合接続部24を係止手段として係合しているので、この係止手段を介して横葺き外装材1と捨て板2とが一体化するので、捨て板2上に配される回し葺き用外装材3と併せて強固な納め構造が形成されるものとなる。
また、この捨て板2は、回し葺き用外装材3の裏面全面に亘って配されるので、回し葺き用外装材3の裏面に雨水が浸入した場合や内部露結水が生じた場合にそれらを捨て板2上をつたって軒側へ流下させることができる。
11 面板部
12 軒側成形部
13 棟側成形部
14 接続部
2,2’,2”,20,20’,20” 捨て板
21 受け板部
211 重合部
22 軒側縁
221 折り返し部
23 棟側縁
3,30 回し葺き用外装材
31 化粧面部
32 軒側折曲部
33 棟側折曲部
4 保持部材
Claims (4)
- 納め構造の芯側にそれぞれ重合部を有する左右一対の複数部材にて構成される捨て板と、裏面側へ折り下げた軒側成形部及び表面側へ立ち上げた棟側成形部を有する横葺き外装材と、裏面側へ折り下げた軒側折曲部及び表面側へ立ち上げた棟側折曲部を有する回し葺き用外装材とからなり、
左右一対の捨て板は、重合部が芯上にて重合されるように配されると共に、その軒側縁が下段側の横葺き外装材の棟側成形部上に載置されるか若しくは折り返し部を設けて係合されるように配され、その棟側縁は当該段の横葺き外装材の棟側成形部及び回し葺き用外装材の棟側折曲部より棟側まで延出しており、該捨て板上に横葺き外装材と回し葺き用外装材の各側縁が対向して配されることを特徴とする建築物の納め構造。 - 捨て板の軒側に裏面内側への折り返し部が形成され、該折り返し部に回し葺き用外装材の軒側折曲部を被嵌させることを特徴とする請求項1に記載の建築物の納め構造。
- 横葺き外装材の側縁は、係止手段を介して捨て板上に配されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の建築物の納め構造。
- 納め構造の芯側にそれぞれ重合部を有する左右一対の複数部材にて構成される捨て板と、裏面側へ折り下げた軒側成形部及び表面側へ立ち上げた棟側成形部を有する横葺き外装材と、裏面側へ折り曲げた軒側折曲部及び表面側へ立ち上げた棟側折曲部を有する回し葺き用外装材とを用い、
左右一対の捨て板を、重合部が芯上にて重合されるように配すると共に、その軒側縁が下段側の横葺き外装材の棟側成形部上に載置されるか或いは折り返し部を設けて係合されるように配した後、該捨て板上に横葺き外装材と回し葺き用外装材の各側縁を対向させて配することを特徴とする建築物の納め構造の施工方法。
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