JP2005041353A - 車両用ドアの補強ビームの取付構造 - Google Patents

車両用ドアの補強ビームの取付構造 Download PDF

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拓 山内
Haruo Watanabe
晴雄 渡辺
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Abstract

【課題】 製造工程時におけるシーラの脱落を確実に防止できる車両用ドアの補強ビームの取付構造を提供する。
【解決手段】 補強ビーム5は、ドア2内でインナパネル3に両端部が固定されている。サポートブラケット9は、補強ビーム5に沿って延びる底部11と、該底部11から延びる一対の側部16、17とを有し、断面略コ字状に形成されている。サポートブラケット9は補強ビーム5に固着される。底部11は、補強ビーム5とアウタパネル4との間に配置され、かつ、底部11の平坦面12がアウタパネル4と向かい合って配置されている。サポートブラケット9の底部11とアウタパネル4との隙間にシーラ13を、車両前後方向に所定間隔で配設した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両用ドアの内部に前後方向に配設され、該ドアを補強するための車両用ドアの補強ビームの取付構造に関するものである。
図8に示すように、ハイテンションパイプで横断面が円形断面の補強ビーム51の外周面と車両用ドアのアウタパネル52との間に、熱硬化性のシーラ50が装着される。シーラ50は、塗装前のホワイトボディに取付けられるもので、電着塗装後オーブンで乾燥処理する際に熱硬化し、これによってアウタパネル52の剛性を高め、また、アウタパネル52のビビリを防ぐ(特許文献1参照)。
また、シーラ50は、補強パイプ51とアウタパネル52との間の間隔が大きい状態では、図9に示すように、サポートブラケット53を補強パイプに取付け、サポートブラケット53とアウタパネル52との間にシーラ50を取付けることがある。
特開2001−322435号
しかしながら、乾燥処理中にシーラが脱落することがある。シーラが脱落すると、脱落した部分のパネル剛性が低下し、パネルにビビリが生じることがある。
本発明は、かかる状況に鑑みてなされたものであり、製造工程時におけるシーラの脱落を確実に防止できる車両用ドアの補強ビームの取付構造を提供することを目的とする。
本発明は、車両用ドア内で車両前後方向に延びる補強ビームの両端部を上記車両用ドアに固定し、上記補強ビームと上記車両用ドアのパネルとの隙間にシーラを配設した車両用ドアの補強ビームの取付構造において、上記補強ビームに沿って延びる平面部を有するブラケットを上記補強ビームに固着し、上記平面部は、上記補強ビームと上記パネルとの間に位置するとともに上記パネルと向かい合って配置され、上記ブラケットの平面部と上記車両用ドアのパネルとの隙間に上記シーラを配設した。
上記ブラケットは、上記平面部から一対の壁部が延びて断面コ字形状に形成され、上記補強ビームが円形パイプ材であるとともに上記ブラケット内に位置し、上記車両用ドアがアウタパネルとインナパネルとで構成され、該インナパネルに上記補強ビームが取付けられ、上記シーラが上記ブラケットの平面部と上記車両用ドアのアウタパネルとの隙間に配設される。
上記ブラケットの熱膨張係数と上記パネルの熱膨張係数とが互いに略同一である。
上記パネルが車両前後方向に関して湾曲して延びる場合には、上記ブラケットの平面部は、該平面部と上記パネルとの間が一定の間隔となるように湾曲形状である。
本発明は、上記補強ビームに沿って延びる平面部を有するブラケットを上記補強ビームに固着し、上記平面部は、上記補強ビームと上記パネルとの間に位置するとともに上記パネルと向かい合って配置され、上記ブラケットの平面部と上記車両用ドアのパネルとの隙間に上記シーラを配設したので、シーラの接触面積が広くなり、製造工程時におけるシーラの脱落を防止することができる。また、ブラケットの平面部を補強ビームと車両用ドアのパネルとの間に位置するので、ブラケットと補強ビームとの距離を短くすることができ、車両用ドアのパネルのビビリを防止することができる。
上記ブラケットは、上記平面部から一対の壁部が延びて断面コ字形状に形成され、上記補強ビームが円形パイプ材であるとともに上記ブラケット内に位置し、上記車両用ドアがアウタパネルとインナパネルとで構成され、該インナパネルに上記補強ビームが取付けられ、上記シーラが上記ブラケットの平面部と上記車両用ドアのアウタパネルとの隙間に配設されるように構成すると、ブラケットにより強度を持たせることができ、製造工程時のシーラ脱落をより確実に防止することができる。
上記ブラケットの熱膨張係数と上記パネルの熱膨張係数とが互いに略同一であるように構成すると、シーラを配設する隙間寸法が加熱時でも略一定に保たれ、加熱処理によるシーラの接着をより確実に行うことができる。
上記パネルが車両前後方向に関して湾曲して延び、上記ブラケットの平面部は、該平面部と上記パネルとの間が一定の間隔となるように湾曲形状であるように構成すると、複数のシーラを車両前後方向に沿って配設してもシーラの脱落を確実に防止することができる。
次に、本発明に係る車両用ドアの補強ビームの取付構造の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1に示す自動車1のリヤ側のドア2を構成するインナパネル3(図2参照)とアウタパネル4との間には、ドア2の剛性を大きくする補強ビーム5が車両前後方向に配設されている。図2に示すように、補強ビーム5は、断面円形パイプ状の高張力材からなり、補強ビーム5の前端部に取付金具6が接合され、後端部に取付金具7が接合されている。これらの取付金具6、7は、インナパネル3に取付けられ、補強ビーム5がアウタパネル4に沿って、ドア2の前後方向すなわち車体の前後方向に配設されている。図3および図4に示すように、補強ビーム5の少なくとも中間部に、補強ビーム5の外周面にサポートブラケット9を固着している。このサポートブラケット9は、補強ビーム5とアウタパネル4との間に位置する底部(平面部)11を有する。底部11は、アウタパネル4と向かい合うように配置されている。サポートブラケット9はまた、底部11から一対の側部(壁部)16、17が互いに平行に延びて横断面がコ字形状に形成されている。言い換えると、コ字断面の開口10側をインナパネル3側に向け、該開口10と反対側の底部11をアウタパネル4側に向けられている。
アウタパネル4の内面と、サポートブラケット9の底部11におけるアウタパネル4側の平坦面12とで形成する隙間は、車両前後方向に沿って実質的に同一であり、その隙間には、補強ビーム5の長手方向に間隔を空けて複数のシーラ13を取付けている。
補強ビーム5とアウタパネル4との間隔が一定である場合は、図3に示すような断面形状が補強ビーム5の長手方向に連続する。ドア2のアウタパネルの曲面形状によって、補強ビーム5とアウタパネル4との間隔が位置によって変わる場合は、図5に示すように、サポートブラケット9の底部11の形状をアウタパネル4に臨んで平行になるように形成し、底部11とアウタパネル4との間の隙間が一定になるようにする。このため、図6に示すように、補強ビーム5のアウタパネル4側の外周面とサポートブラケット9の平坦面12との間に隙間が生じる。なお、サポートブラケット9のコ字断面形状の両側部16、17の幅(車幅方向における長さ)は、図3および図6に示すように、必ずしも一定幅に形成する必要はなく、図5に示すように、一対の側部16、17の間隔を変えてもよい。
サポートブラケット9の板厚および材質は、特に限定されないが、アウタパネル4の熱膨張係数が略同一の材質を用いると、両材料において、乾燥処理の加熱時において両材料の熱膨張が同じになるので、両部材間に熱膨張差が生じなくなり、効果的である。サポートブラケット9とアウタパネル4とが同じ材質であるのが好ましい。
本発明は、補強ビームのアウタパネル側の面が、アウタパネルと平行な面を形成し、補強ビームのアウタパネル側の面とアウタパネルとの隙間がほぼ一定で、補強ビームのアウタパネル側の面が補強ビームのセンタc(図6参照)に、平坦面が略同一高さで沿っていれば、適用することができ、図7に示す横断面コ字形状の補強ビーム21にも、コ字形状の底部がアウタパネル面に向いていれば、サポートブラケットを適用することができる。リヤ側のドア2のみならず、図1に示すフロント側のドア14に対しても同様に、補強ビーム20にサポートブラケットを設け、シーラを取付けることができる。
本発明の一実施形態に係る車両用ドアの補強ビームの取付構造を適用した自動車の側面図である。 図1に示すリヤドア単体の、一部を破断して内部構造をも示す正面図である。 図2の線III−IIIによる断面図である。 図2に示す補強ビーム、サポートブラケットおよびシーラを単体で示す分解斜視図である。 車両用ドアの外面が曲面形状の場合の、図2の線V−Vによる断面図である。 図5の線VI−VIによる断面図である。 サポートブラケットの一変形例を示す斜視図である。 従来の車両用ドアの補強ビームの取付構造を示す、図3に対応する断面図である。 別の従来の車両用ドアの補強ビームの取付構造を示す、図3に対応する断面図である。
符号の説明
1 自動車
2 ドア
3 インナパネル
4 アウタパネル
5、20、21 補強ビーム
6、7 取付金具
9 サポートブラケット(ブラケット)
10 開口
11 底部(平面部)
12 平坦面
13 シーラ
14 フロント側
16、17 側部(壁部)

Claims (4)

  1. 車両用ドア内で車両前後方向に延びる補強ビームの両端部を上記車両用ドアに固定し、上記補強ビームと上記車両用ドアのパネルとの隙間にシーラを配設した車両用ドアの補強ビームの取付構造において、
    上記補強ビームに沿って延びる平面部を有するブラケットを上記補強ビームに固着し、上記平面部は、上記補強ビームと上記パネルとの間に位置するとともに上記パネルと向かい合って配置され、
    上記ブラケットの平面部と上記車両用ドアのパネルとの隙間に上記シーラを配設したことを特徴とする車両用ドアの補強ビームの取付構造。
  2. 上記ブラケットは、上記平面部から一対の壁部が延びて断面コ字形状に形成され、上記補強ビームが円形パイプ材であるとともに上記ブラケット内に位置し、
    上記車両用ドアがアウタパネルとインナパネルとで構成され、該インナパネルに上記補強ビームが取付けられ、上記シーラが上記ブラケットの平面部と上記車両用ドアのアウタパネルとの隙間に配設されることを特徴とする請求項1に記載の車両用ドアの補強ビームの取付構造。
  3. 上記ブラケットの熱膨張係数と上記パネルの熱膨張係数とが互いに略同一であることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ドアの補強ビームの取付構造。
  4. 上記パネルが車両前後方向に関して湾曲して延び、上記ブラケットの平面部は、該平面部と上記パネルとの間が一定の間隔となるように湾曲形状であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両用ドアの補強ビームの取付構造。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008126616A1 (ja) * 2007-03-30 2008-10-23 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho 側面衝突性能を強化させた自動車用ドア
KR101355401B1 (ko) * 2012-07-16 2014-01-28 현대자동차주식회사 도어용 보강빔의 장착구조

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