JP2005041071A - 熱転写プリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】サーマルヘッドを支持する部材を回動させるための部材の加工時間を減少させ、かつ、その部材の破損が生じることなくトルクを伝達することが可能な熱転写プリンタを提供する。
【解決手段】本体フレーム10と、プラテンローラ20と、サーマルヘッド31と、一対のヘッド支持アーム33(ヘッド取付アーム32)と、ヘッド支持アーム33(ヘッド取付アーム32)をプラテンローラ20側に回動させるための押さえ部材40とを備えた熱転写プリンタにおいて、押さえ部材40は、第1押さえアーム41および第2押さえアーム42と、2つのL字状の第1折曲部43aおよび第2折曲部43bを有する連結部材43とを含み、第1押さえアーム41は、凹部41aと、支持軸部41bと、第1切欠部41cと、抜止部41dとを有し、第2押さえアーム42は、凹部42aと、支持軸部42cと、第2切欠部42dとを有する。
【選択図】図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、熱転写プリンタに関し、特に、サーマルヘッドを備えた熱転写プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、サーマルヘッドをプラテンローラ側に回動させるためのヘッド支持部材を備えたサーマルヘッドの支持構造と、その支持構造を搭載したサーマルプリンタ(熱転写プリンタ)が知られている(たとえば、特許文献1、特許文献2および特許文献3参照)。
【0003】
上記特許文献1には、ヘッド加圧バネ板と、このヘッド加圧バネ板にヘッド支持板を介して取り付けられるサーマルヘッドと、サーマルヘッドをプラテンローラ側に回動させるためのヘッド加圧軸とを備えたサーマルヘッドの支持構造が開示されている。この特許文献1に開示されたサーマルヘッドの支持構造では、ヘッド加圧バネ板は、中央にバネ性を有する舌片とその両側に設けられた撓みやすい部分とを有する中間背板と、中間背板の両端部に設けられたアーム部とを含む。このアーム部は、フレームの支軸に回動可能に支持されている。また、ヘッド加圧軸は、ヘッド加圧バネ板の舌片を押圧することにより、サーマルヘッドをプラテンローラ側に回動させるように構成されている。なお、この特許文献1には、ヘッド加圧軸を、ヘッド加圧バネ板を押圧するように移動させるための機構が開示されていない。
【0004】
また、上記特許文献2には、サーマルヘッドの上部に設けられた支持部に、両端に折曲部を有するトーションバーが配置され、印字の際にこの折曲部に押圧力が加えられるように構成されたサーマルプリンタのサーマルヘッド加圧装置が開示されている。上記特許文献2に開示されたサーマルヘッドの支持構造では、左右の押圧力を常時バランスさせながら、板バネ部材の先端部に設けられたサーマルヘッドを、プラテンローラ側に回動させるとともに、サーマルヘッドに印字圧を発生させるように構成されている。しかしながら、この特許文献2には、サーマルヘッドが取り付けられた板バネをプラテンローラ側に回動させるための機構が開示されていない。
【0005】
また、上記特許文献3には、装置の基部に一端が回動自在に支持され、他端においてサーマルヘッドの発熱部の近傍を支持する一対の第1のリンク部材と、基部に一端が支持され、他端においてサーマルヘッドを支持する一対の第2のリンク部材とを備えた従来の一例によるサーマルプリンタが開示されている。上記特許文献3に開示されたサーマルプリンタでは、第1のリンク部材の回動軸体の回りに設けられたウォームホイールにモータの出力軸に固定されたウォームギアのトルクを伝達することによって、サーマルヘッドを支持する第1のリンク部材を動作位置と退避位置との間で移動させるように構成されている。
【0006】
図12は、従来の他の例による熱転写プリンタを示した上面図である。図13は、図12に示した従来の他の例による熱転写プリンタの側断面図である。図14は、図12に示した従来の他の例による熱転写プリンタの加熱部と押さえ部材とを示した斜視図である。図15は、図14に示した従来の他の例による熱転写プリンタの加熱部と押さえ部材との分解斜視図である。図16〜図20は、図12に示した従来の他の例による熱転写プリンタの押さえ部材および連結部材の詳細を説明するための斜視図である。まず、図12〜図20を参照して、従来の他の例による熱転写プリンタ100の構造について説明する。
【0007】
従来の他の例による熱転写プリンタ100は、図12および図13に示すように、本体フレーム110と、プラテンローラ120と、加熱部130と、押さえ部材140と、動力伝達部150と、インクカートリッジ160と、第1搬送ローラ170と、第2搬送ローラ180とを備えている。なお、動力伝達部150は、モータ151と、2つの中間ギア152と、駆動ギア153とを有する。モータ151は、2つの中間ギア152を介して駆動ギア153に駆動力を伝達する。
【0008】
本体フレーム110には、加熱部130の対向する2つの側面を回動可能に支持するための2つの支軸111が設けられている。この2つの支軸111のうちの一方側には、ねじりコイルバネ111aが装着されている。このねじりコイルバネ111aは、図13の矢印E方向に加熱部130を回動させるように付勢するように装着されている。また、加熱部130は、図13に示すように、図13の矢印E方向または矢印F方向に回動可能に、かつ、プラテンローラ120を所定の押圧力で押圧するように構成されている。この加熱部130は、図13〜図15に示すように、サーマルヘッド131と、一対のヘッド取付アーム132と、一対のヘッド支持アーム133と、2つの圧縮コイルバネ134と、放熱部材135とを含んでいる。
【0009】
サーマルヘッド131は、所定の温度に発熱する機能を有する。また、図15に示すように、サーマルヘッド131の上面には、2つのバネ取付ボス部131aが設けられている。また、一対のヘッド取付アーム132は、アーム押さえ部132aと、嵌合穴部132bと、ヘッド取付部132cとを有する。アーム押さえ部132aは、サーマルヘッド131に対して図13の矢印E方向に回動するように付勢されるヘッド支持アーム133の移動を抑制するために設けられている。嵌合穴部132bは、本体フレーム110の支軸111に嵌め込まれている。また、ヘッド取付部132cには、サーマルヘッド131が取り付けられている。
【0010】
また、一対のヘッド支持アーム133は、サーマルヘッド131が取り付けられた一対のヘッド取付アーム132を外側から挟み込むように設けられている。このヘッド支持アーム133は、ボス部133aと、嵌合穴部133bと、バネ押さえ部133cとを有している。ボス部133aは、ヘッド支持アーム133の一方の端部近傍の側面に、外側に突出するように設けられている。また、嵌合穴部133bは、ヘッド支持アームの他方の端部近傍に設けられている。この嵌合穴部133bには、本体フレーム110の支軸111が嵌め込まれている。また、バネ押さえ部133cは、ヘッド支持アーム133の上部から内側に突出するように設けられている。
【0011】
また、2つの圧縮コイルバネ134は、サーマルヘッド131の2つのバネ取付ボス部131aと一対のヘッド支持アーム133のバネ押さえ部133cとの間に、それぞれ嵌め込まれる。これにより、サーマルヘッド131は、圧縮コイルバネ134を介してヘッド支持アーム133により支持された状態になる。また、放熱部材135は、サーマルヘッド131の上面上に配置され、サーマルヘッド131の熱を放熱するための機能を有する。
【0012】
また、押さえ部材140は、図12〜図15に示すように、一対のヘッド支持アーム133のボス部133aを押圧するとともに、その押圧力を圧縮コイルバネ134を介してサーマルヘッド131に伝えることにより、サーマルヘッド131をプラテンローラ120側へ移動可能なように構成されている。この押さえ部材140は、第1押さえアーム141と、第2押さえアーム142と、連結部材143とを含んでいる。第1押さえアーム141は、図16および図17に示すように、小判形状の嵌合部141aを有している。この第1押さえアーム141の嵌合部141aには、図12および図17に示すように、動力伝達部150が設けられた側とは反対側の連結部材143の小判形状部143aが嵌め込まれている。また、第2押さえアーム142は、図18に示すように、小判形状の嵌合部142aと、ギア係合部142bとを有している。この第2押さえアーム142の嵌合部142aには、図12および図20に示すように、動力伝達部150が設けられた側の連結部材143の小判形状部143a(図19参照)が嵌め込まれている。また、第2押さえアーム142のギア係合部142bは、動力伝達部150の駆動ギア153に係合するように配置されている。
【0013】
また、連結部材143は、図14および図15に示すように、棒状の部材により形成されている。この連結部材143は、第1押さえアーム141と第2押さえアーム142とを連結している。また、連結部材143は、第2押さえアーム142のギア係合部142bに係合された駆動ギア153から得た駆動力を第1押さえアーム141に伝達するための機能を有する。この連結部材143には、図19に示すように、上記した小判形状部143aに加えて、溝部143bおよび小判形状部143cを有する。小判形状部143aおよび143cは、連結部材143の両側に設けられるとともに、切削加工により形成されている。また、溝部143bには、図12および図14に示すように、Eリング144が嵌め込まれている。
【0014】
図21および図22は、従来の他の例による熱転写プリンタの動作を説明するための側断面図である。次に、図21および図22を参照して、従来の他の例による熱転写プリンタ100の動作について説明する。従来の他の例による熱転写プリンタ100の動作としては、まず、第1搬送ローラ170および第2搬送ローラ180が図21の矢印A方向に回転することにより、記録紙200がプラテンローラ120と加熱部130のサーマルヘッド131との間に搬送される。搬送された記録紙200が印字開始位置まで来ると、動力伝達部150(図12参照)から伝達された駆動力により、押さえ部材140は、図21の矢印C方向に回動される。そして、押さえ部材140が図21の矢印C方向に回動されることにより、加熱部130の一対のヘッド支持アーム133のボス部133aは、それぞれ、押さえ部材140の第1押さえアーム141と第2押さえアーム142(図12参照)とにより押し下げられる。これにより、加熱部130は、支軸111を支点にして、図21の矢印F方向に回動される。これにより、所定の温度に加熱されたサーマルヘッド131が、図22に示すように、インクカートリッジ160のインクシート161と記録紙200とを挟み込むようにして、プラテンローラ120を押圧するので、インクカートリッジ160のインクシート161に塗布された熱溶解性のインクは溶かされ、記録紙200に画像が転写される。この後、押さえ部材140が図22の矢印D方向に回動するのに伴って、ねじりコイルバネ111a(図12参照)により付勢されている加熱部130は、図22の矢印E方向に回動される。これにより、加熱部130のサーマルヘッド131のプラテンローラ120に対する押圧力が解除される。そして、第1搬送ローラ170および第2搬送ローラ180が図22の矢印B方向に回転することにより、画像が転写された記録紙200は、排出側に搬送される。
【0015】
【特許文献1】
特開平11−58878号公報
【特許文献2】
特開平5−85012号公報
【特許文献3】
特開2001−353923号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図12に示した従来の他の例による熱転写プリンタ100では、第1押さえアーム141と第2押さえアーム142とを連結する連結部材143の両側に設けられた小判形状部143aおよび143cは、加工に時間がかかる切削加工により形成されていたため、連結部材143の加工工数が増加するとともに、製造コストが割高になるという問題点があった。
【0017】
また、図12に示した従来の他の例による熱転写プリンタ100では、連結部材143の小判形状部143aおよび143cにより第2押さえアーム142から第1押さえアーム141にトルクが伝達されるので、より大きなトルクを第2押さえアーム142から第1押さえアーム141へ伝達しようとした場合、第1押さえアーム141および第2押さえアーム142の嵌合部141aおよび嵌合部142aに過度の力が加わる。このため、嵌合部141aおよび嵌合部142aの変形や第1押さえアーム141および第2押さえアーム142の破損が生じやすいという問題点もあった。
【0018】
なお、上記特許文献1および特許文献2では、サーマルヘッドを支持する部材をプラテンローラ側に回動させる押圧構造が開示されていないので、本発明の前提となる構造自体開示されていないと考えられる。また、上記特許文献3に開示されたサーマルプリンタにおいても、ウォームホイールと回動軸体との間の取り付け構造が開示されていないため、上記した特許文献1および特許文献2と同様、本発明の前提となる構造自体開示されていないと考えられる。
【0019】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、サーマルヘッドを支持する部材をプラテンローラ側に回動させるための部材の加工時間を減少させ、かつ、その部材の破損が生じることなくトルクを伝達することが可能な熱転写プリンタを提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における熱転写プリンタでは、本体フレームと、プラテンローラと、プラテンローラに対向配置されるサーマルヘッドと、サーマルヘッドを支持するとともに、ボス部を有し、かつ、所定の支点回りに回動可能に設置された一対のヘッド支持部材と、駆動ギアによる駆動力によりヘッド支持部材のボス部を押圧することによって、サーマルヘッドがプラテンローラに当接するように、所定の支点回りにヘッド支持部材をプラテンローラ側に回動させるための押さえ部材とを備えた熱転写プリンタにおいて、押さえ部材は、一対のヘッド支持部材のボス部をそれぞれ押圧するとともに、一方が駆動ギアに係合するギア係合部を有する第1押さえアームおよび第2押さえアームと、第1押さえアームと第2押さえアームとを連結するとともに、棒状の部材の両端部をL字状に折り曲げることにより形成される2つのL字状の第1折曲部および第2折曲部を有する連結部材とを含み、第1押さえアームおよび第2押さえアームは、それぞれ、本体フレームに嵌め込まれるとともに、第1押さえアームおよび第2押さえアームを回動可能に支持するための支持軸部と、連結部材の両端に位置するL字状の第1折曲部および第2折曲部がそれぞれ嵌め込まれる凹部とを有し、第1押さえアームは、さらに、L字状の第1折曲部を第1押さえアームの回動中心線と交差する方向から凹部に嵌め込むことを可能にするために、凹部のL字状の第1折曲部の先端部が位置する部分近傍に設けられた第1切欠部と、第1切欠部から連結部材が脱落しないように保持するための抜止部とを有し、第2押さえアームは、さらに、L字状の第2折曲部を、第2押さえアームの回動中心線と交差する方向で、かつ、第1折曲部が嵌め込まれる方向と反対方向から凹部に嵌め込むことを可能にするために、凹部のL字状の第2折曲部の基端部が位置する部分に隣接するように設けられた第2切欠部を有する。
【0021】
この発明の第1の局面における熱転写プリンタでは、上記のように、サーマルヘッドがプラテンローラに当接するように、ヘッド支持部材のボスを押圧するための押さえ部材を、棒状の部材の両端部をL字状に折り曲げることにより形成されるL字状の第1折曲部および第2折曲部を有する連結部材と、連結部材のL字状の第1折曲部および第2折曲部が嵌め込まれる凹部を有する第1押さえアームおよび第2押さえアームとを含むように構成することによって、押さえ部材を回動させてヘッド支持部材をプラテンローラ側に回動させる際に、連結部材のL字状の折曲部によって、一方の押さえアームから他方の押さえアームにトルクを伝達することができる。この場合、L字状の第1折曲部および第2折曲部は、加工に時間がかかる切削加工を必要としないので、棒状の部材の両端部の一部を小判形状に切削加工した小判形状部を有する連結部材の小判形状部分により一方の押さえアームから他方の押さえアームにトルクを伝達する場合と比較して、切削加工がない分、押さえ部材の連結部材の加工工数を減少させることができるとともに、製造コストを削減することができる。また、連結部材のL字状の折曲部の側面部分全体で一方の押さえアームから他方の押さえアームにトルクを伝達することができるので、棒状の部材の両端部の一部を小判形状に切削加工した小判形状部を有する連結部材の小判形状部分によりトルクを伝達する場合と比較して、第1押さえアームおよび第2押さえアームの連結部材が嵌め込まれる部分に過度の力が加わることなく容易にトルクを伝達することができる。これにより、第1押さえアームおよび第2押さえアームを破損することなくトルクを伝達することができる。
【0022】
また、第1の局面では、第1押さえアームおよび第2押さえアームに、それぞれ、第1押さえアームおよび第2押さえアームの回動中心線と交差する方向から連結部材のL字状の折曲部が第1押さえアームおよび第2押さえアームの凹部に嵌め込まれることを可能にする第1切欠部および第2切欠部を設けることによって、本体フレームの開口部側から第1押さえアームおよび第2押さえアームに連結部材を組み付けることができるので、組立作業性を向上させることができる。
【0023】
また、第1の局面では、第2押さえアームの第2切欠部を、L字状の第2折曲部の基端部が位置する部分に隣接するように設けることによって、第2切欠部に斜め方向からL字状の第2折曲部の先端部を挿入した後、凹部にL字状の第2折曲部を完全に嵌め込んだ後は、L字状の第2折曲部の基端部は、凹部のL字状の第2折曲部の基端部に位置する部分により保持されるので、L字状の第2折曲部の基端部が抜けるのを防止することができる。
【0024】
また、第1の局面では、第1押さえアームに、第1切欠部から連結部材のL字状の第1折曲部が脱落しないように保持するための抜止部を設けることによって、押さえ部材の組立後に、第1押さえアームの凹部に設けられた第1切欠部からL字状の第1折曲部が脱落するのを防止することができる。
【0025】
この発明の第2の局面における熱転写プリンタでは、プラテンローラと、プラテンローラに対向配置されるサーマルヘッドと、所定の支点回りに回動可能に設置され、サーマルヘッドを支持するための一対のヘッド支持部材と、一対のヘッド支持部材をそれぞれ押圧することによりプラテンローラ側に回動させるための押さえ部材とを備え、押さえ部材は、一対のヘッド支持部材をそれぞれ押圧する第1押さえアームおよび第2押さえアームと、第1押さえアームと第2押さえアームとを連結するとともに、両端部を折り曲げることにより形成される第1折曲部および第2折曲部を有する連結部材とを含み、第1押さえアームおよび第2押さえアームは、それぞれ、連結部材の第1折曲部および第2折曲部が嵌め込まれる凹部を有する。
【0026】
この発明の第2の局面における熱転写プリンタでは、上記のように、サーマルヘッドがプラテンローラに当接するように、ヘッド支持部材のボスを押圧するための押さえ部材を、両端部を折り曲げることにより形成される第1折曲部および第2折曲部を有する連結部材と、連結部材の第1折曲部および第2折曲部が嵌め込まれる凹部を有する第1押さえアームおよび第2押さえアームとを含むように構成することによって、押さえ部材を回動させてヘッド支持部材をプラテンローラ側に回動させる際に、連結部材の折曲部によって、一方の押さえアームから他方の押さえアームにトルクを伝達することができる。この場合、第1折曲部および第2折曲部は、加工に時間がかかる切削加工を必要としないので、棒状の部材の両端部の一部を小判形状に切削加工した小判形状部を有する連結部材の小判形状部分により一方の押さえアームから他方の押さえアームにトルクを伝達する場合と比較して、切削加工がない分、押さえ部材の連結部材の加工工数を減少させることができるとともに、製造コストを削減することができる。また、連結部材の折曲部の側面部分全体で一方の押さえアームから他方の押さえアームにトルクを伝達することができるので、棒状の部材の両端部の一部を小判形状に切削加工した小判形状部を有する連結部材の小判形状部分によりトルクを伝達する場合と比較して、第1押さえアームおよび第2押さえアームの連結部材が嵌め込まれる部分に過度の力が加わることなく容易にトルクを伝達することができる。これにより、第1押さえアームおよび第2押さえアームを破損することなくトルクを伝達することができる。
【0027】
この発明の第2の局面による熱転写プリンタにおいて、好ましくは、第1押さえアームは、さらに、第1折曲部を第1押さえアームの回動中心線と交差する方向から凹部に嵌め込むことを可能にするために、凹部の第1折曲部の先端部が位置する部分近傍に設けられた第1切欠部を有し、第2押さえアームは、さらに、第2折曲部を、第2押さえアームの回動中心線と交差する方向で、かつ、第1折曲部が嵌め込まれる方向と反対方向から凹部に嵌め込むことを可能にするために、凹部の第2折曲部の基端部が位置する部分近傍に設けられた第2切欠部を有する。このように構成すれば、本体フレームの開口部側から第1押さえアームおよび第2押さえアームに連結部材を組み付けることができるので、組立作業性を向上させることができる。
【0028】
また、上記第1および第2切欠部を有する構成において、好ましくは、第2押さえアームの第2切欠部は、第2折曲部の基端部が位置する部分に隣接するように設けられている。このように構成すれば、第2切欠部に斜め方向から第2折曲部の先端部を挿入した後、凹部に第2折曲部を完全に嵌め込んだ後は、第2折曲部の基端部は、凹部の第2折曲部の基端部に位置する部分により保持されるので、第2折曲部の基端部が抜けるのを防止することができる。
【0029】
また、上記第1および第2切欠部を有する構成において、好ましくは、第1押さえアームは、第1切欠部から連結部材の第1折曲部が脱落しないように保持するための抜止部をさらに有する。このように構成すれば、押さえ部材の組立後に、第1押さえアームの凹部に設けられた第1切欠部から第1折曲部が脱落するのを防止することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0031】
図1は、本発明の一実施形態による熱転写プリンタを示した上面図である。図2は、図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの側断面図である。図3は、図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの加熱部と押さえ部材とを示した斜視図である。図4は、図3に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの加熱部と押さえ部材との分解斜視図である。図5〜図9は、図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの押さえ部材および連結部材の詳細を説明するための斜視図である。まず、図1〜図9を参照して、本実施形態による熱転写プリンタ1の構造について説明する。
【0032】
本実施形態による熱転写プリンタ1は、図1および図2に示すように、本体フレーム10と、プラテンローラ20と、加熱部30と、押さえ部材40と、動力伝達部50と、インクカートリッジ60と、第1搬送ローラ70と、第2搬送ローラ80とを備えている。なお、動力伝達部50は、モータ51と、2つの中間ギア52と、駆動ギア53とを有する。モータ51は、2つの中間ギア52を介して駆動ギア53に駆動力を伝達する。
【0033】
本体フレーム10には、加熱部30の対向する2つの側面を回動可能に支持するための2つの支軸11が設けられている。この2つの支軸11のうちの一方側には、ねじりコイルバネ11aが装着されている。このねじりコイルバネ11aは、図2の矢印E方向に加熱部30を回動させるように付勢するように装着されている。また、加熱部30は、図2に示すように、図2の矢印E方向または矢印F方向に回動可能に、かつ、プラテンローラ20を所定の押圧力で押圧するように構成されている。この加熱部30は、図2〜図4に示すように、サーマルヘッド31と、一対のヘッド取付アーム32と、一対のヘッド支持アーム33と、2つの圧縮コイルバネ34と、放熱部材35とを含んでいる。なお、一対のヘッド取付アーム32および一対のヘッド支持アーム33は、本発明の「ヘッド支持部材」の一例である。
【0034】
サーマルヘッド31は、所定の温度に発熱する機能を有する。また、図4に示すように、サーマルヘッド31の上面には、2つのバネ取付ボス部31aが設けられている。また、一対のヘッド取付アーム32は、アーム押さえ部32aと、嵌合穴部32bと、ヘッド取付部32cとを有する。アーム押さえ部32aは、サーマルヘッド31に対して図2の矢印E方向に回動するように付勢されるヘッド支持アーム33の移動を抑制するために設けられている。嵌合穴部32bは、本体フレーム10の支軸11に嵌め込まれている。また、ヘッド取付部32cには、サーマルヘッド31が取り付けられている。
【0035】
また、一対のヘッド支持アーム33は、サーマルヘッド31が取り付けられた一対のヘッド取付アーム32を外側から挟み込むように設けられている。このヘッド支持アーム33は、ボス部33aと、嵌合穴部33bと、バネ押さえ部33cとを有している。ボス部33aは、ヘッド支持アーム33の一方の端部近傍の側面に、外側に突出するように設けられている。また、嵌合穴部33bは、ヘッド支持アームの他方の端部近傍に設けられている。この嵌合穴部33bには、本体フレーム10の支軸11が嵌め込まれている。また、バネ押さえ部33cは、ヘッド支持アーム33の上部から内側に突出するように設けられている。
【0036】
また、2つの圧縮コイルバネ34は、サーマルヘッド31の2つのバネ取付ボス部31aと一対のヘッド支持アーム33のバネ押さえ部33cとの間に、それぞれ嵌め込まれる。これにより、サーマルヘッド31は、圧縮コイルバネ34を介してヘッド支持アーム33により支持された状態になる。また、放熱部材35は、サーマルヘッド31の上面上に配置され、サーマルヘッド31の熱を放熱するための機能を有する。
【0037】
また、押さえ部材40は、図1〜図4に示すように、加熱部30の一対のヘッド支持アーム33にそれぞれ設けられたボス部33aを押し下げることにより、加熱部30を図2の矢印F方向に回動させることが可能なように構成されている。また、押さえ部材40は、第1押さえアーム41と、第2押さえアーム42と、連結部材43とを含んでいる。また、連結部材43は、第1押さえアームと第2押さえアームとを連結するために設けられている。この連結部材43は、金属製の棒材で形成されている。
【0038】
ここで、本実施形態では、連結部材43の両端には、図5に示すように、それぞれ、第1折曲部43aおよび第2折曲部43bが形成されている。この第1折曲部43aおよび第2折曲部43bは、それぞれ、金属製の棒材の端部から所定の距離を隔てた位置を基端部43cおよび43dとして、金属製の棒材の端部をL字状に折り曲げることにより形成されている。
【0039】
また、本実施形態では、第1押さえアーム41は、樹脂材料により形成されるとともに、図6に示すように、凹部41aと、支持軸部41bと、第1切欠部41cと、抜止部41dとを有している。凹部41aは、第1押さえアーム41と第2押さえアーム42とが対向する側に設けられている。この凹部41aには、図7に示すように、連結部材43のL字状の第1折曲部43aが嵌め込まれている。また、第1押さえアーム41の支持軸部41bは、凹部41aと反対側に設けられている。この支持軸部41bは、図1に示すように、本体フレーム10に嵌め込まれる。これにより、押さえ部材40は、回動可能に支持される。また、第1切欠部41cは、図7に示すように、連結部材43が第1押さえアーム41の凹部41aに嵌め込まれた場合に、連結部材43のL字状の第1折曲部43aの先端が位置する部分に設けられている。この第1切欠部41cは、連結部材43のL字状の第1折曲部43aを第1押さえアーム41の回動中心線と交差する方向(図7中の矢印方向)から凹部41aに嵌め込むことを可能にするために設けられている。また、抜止部41dは、第1押さえアーム41の凹部41aに嵌め込まれた連結部材43が第1切欠部41cから脱落しないように保持するための機能を有する。
【0040】
また、本実施形態では、第2押さえアーム42は、樹脂材料により形成されるとともに、図8に示すように、凹部42aと、ギア係合部42bと、支持軸部42cと、第2切欠部42dとを有している。凹部42aは、第1押さえアーム41と第2押さえアーム42とが対向する側に設けられている。この凹部42aには、図9に示すように、連結部材43のL字状の第2折曲部43bが嵌め込まれる。また、ギア係合部42bは、図1に示すように、動力伝達部50の駆動ギア53に係合するように配置されている。また、支持軸部42cは、凹部42aと反対側に設けられている。この支持軸部42cは、本体フレーム10に嵌め込まれる。これにより、押さえ部材40は、回動可能に支持される。また、第2切欠部42dは、図9に示すように、連結部材43が第2押さえアーム42の凹部42aに嵌め込まれた場合に、連結部材43のL字状の第2折曲部43bの基端部43dに隣接するように設けられている。この第2切欠部42dは、連結部材43のL字状の第2折曲部43bを、第2押さえアーム42の回動中心線と交差する方向で、かつ、第1折曲部43aが嵌め込まれる方向と反対方向(図9中の矢印方向)から凹部42aに嵌め込むことを可能にするために設けられている。具体的には、第2切欠部42dに斜め方向からL字状の第2折曲部43bの先端部を挿入した後、凹部42aにL字状の第2折曲部43bを完全に嵌め込んだ後は、L字状の第2折曲部43bの基端部43dは、凹部42aのL字状の第2折曲部43bの基端部43dに位置する部分により保持される。これにより、L字状の第2折曲部43bの基端部43dが抜けるのを防止することが可能となる。
【0041】
図10および図11は、本発明の一実施形態による熱転写プリンタの動作を説明するための側断面図である。次に、図10および図11を参照して、本実施形態による熱転写プリンタ1の動作について説明する。本実施形態による熱転写プリンタ1の動作としては、まず、第1搬送ローラ70および第2搬送ローラ80が図10の矢印A方向に回転することにより、記録紙200がプラテンローラ20と加熱部30のサーマルヘッド31との間に搬送される。搬送された記録紙200が印字開始位置まで来ると、動力伝達部50(図1参照)から伝達された駆動力により、押さえ部材40は、図10の矢印C方向に回動される。そして、押さえ部材40が図10の矢印C方向に回動されることにより、加熱部30の一対のヘッド支持アーム33のボス部33aは、それぞれ、押さえ部材40の第1押さえアーム41と第2押さえアーム42(図1参照)とにより押し下げられる。これにより、加熱部30は、支軸11を支点にして図10の矢印F方向に回動される。
【0042】
これにより、所定の温度に加熱されたサーマルヘッド31が、図11に示すように、インクカートリッジ60のインクシート61と記録紙200とを挟み込むようにして、プラテンローラ20を押圧するので、インクカートリッジ60のインクシート61に塗布された熱溶解性のインクは溶かされ、記録紙200に画像が転写される。この後、押さえ部材140が図11の矢印D方向に回動するのに伴って、ねじりコイルバネ11a(図1参照)により付勢されている加熱部30は、図11の矢印E方向に回動される。これにより、サーマルヘッド31のプラテンローラ20に対する押圧力が解除される。そして、第1搬送ローラ70および第2搬送ローラ80が図11の矢印B方向に回転することにより、画像が転写された記録紙200は、排出側に搬送される。
【0043】
本実施形態では、上記のように、ヘッド支持アーム33のボス部33aを押圧するための押さえ部材40を、両端にL字状の第1折曲部43aおよび第2折曲部43bを有する連結部材43と、連結部材43のL字状の第1折曲部43aおよび第2折曲部43bが嵌め込まれる凹部41aおよび凹部42bを有する第1押さえアーム41および第2押さえアーム42とを含むように構成することによって、押さえ部材40を回動させてヘッド支持アーム33およびヘッド取付アーム32をプラテンローラ20側に回動させる際に、連結部材43のL字状の第1折曲部43aおよび第2折曲部43bによって、第2押さえアーム42から第1押さえアーム41にトルクを伝達することができる。この場合、L字状の第1折曲部43aおよび第2折曲部43bは、加工に時間がかかる切削加工を必要としないので、切削加工がない分、押さえ部材40の連結部材43の加工工数を減少させることができるとともに、製造コストを削減することができる。
【0044】
また、本実施形態では、連結部材43のL字状の第1折曲部43aおよび第2折曲部43bの側面部分全体で第2押さえアーム42から第1押さえアーム41にトルクを伝達することができるので、小判形状部分によりトルクを伝達する従来の場合と比較して、第1押さえアーム41および第2押さえアーム42の連結部材43が嵌め込まれる部分に過度の力が加わることなく容易にトルクを伝達することができる。これにより、第1押さえアーム41および第2押さえアーム42を破損することなくトルクを伝達することができる。
【0045】
また、本実施形態では、第1押さえアーム41および第2押さえアーム42に、それぞれ、第1押さえアーム41および第2押さえアーム42の回動中心線と交差する方向から連結部材43のL字状の第1折曲部43aおよび第2折曲部43bが第1押さえアーム41および第2押さえアーム42の凹部41aおよび凹部42aに嵌め込まれることを可能にする第1切欠部41cおよび第2切欠部42dを設けることによって、図1の矢印H方向から第1押さえアーム41および第2押さえアーム42に連結部材43を組み付けることができるので、図1の矢印G方向から第1押さえアーム41および第2押さえアーム42に連結部材43を組み付ける場合とは異なり、組み付け時に本体フレーム10が障害になることがない。その結果、組立作業性を向上させることができる。
【0046】
また、本実施形態では、第1押さえアーム41に、第1切欠部41cから連結部材43のL字状の第1折曲部43aが脱落しないように保持するための抜止部41dを設けることによって、押さえ部材40の組立後に、第1押さえアーム41の凹部41aに設けられた第1切欠部41cからL字状の第1折曲部43aが脱落するのを防止することができる。
【0047】
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0048】
たとえば、上記実施形態では、ギア係合部42bを有する第2押さえアーム42に第2切欠部42dを設けるとともに、ギア係合部を有しない第1押さえアーム41に第1切欠部41cおよび抜止部41dを設けるように構成したが、本発明はこれに限らず、ギア係合部を有する第2押さえアームに第1切欠部および抜止部を設けるとともに、ギア係合部を有しない第1押さえアームに第2切欠部を設けるように構成してもよい。また、第1および第2の押さえアームに切欠部を設けないようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による熱転写プリンタを示した上面図である。
【図2】図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの側断面図である。
【図3】図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの加熱部と押さえ部材とを示した斜視図である。
【図4】図3に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの加熱部と押さえ部材との分解斜視図である。
【図5】図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの押さえ部材の連結部材を示した斜視図である。
【図6】図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの押さえ部材の第1押さえアームを示した斜視図である。
【図7】図6に示した第1押さえアームに連結部材を嵌め込んだ状態を示した斜視図である。
【図8】図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの押さえ部材の第2押さえアームを示した斜視図である。
【図9】図8に示した第2押さえアームに連結部材を嵌め込んだ状態を示した斜視図である。
【図10】本発明の一実施形態による熱転写プリンタの動作を説明するための側断面図である。
【図11】図10に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタにおいてサーマルヘッドをプラテンローラ側に当接させた状態を示した側断面図である。
【図12】従来の一例による熱転写プリンタを示した上面図である。
【図13】図12に示した従来の一例による熱転写プリンタの側断面図である。
【図14】図12に示した従来の一例による熱転写プリンタの加熱部と押さえ部材とを示した斜視図である。
【図15】図14に示した従来の一例による熱転写プリンタの加熱部と押さえ部材との分解斜視図である。
【図16】図12に示した従来の一例による熱転写プリンタの押さえ部材の第1押さえアームを示した斜視図である。
【図17】図16に示した第1押さえアームに連結部材を嵌め込んだ状態を示した斜視図である。
【図18】図12に示した従来の一例による熱転写プリンタの押さえ部材の第2押さえアームを示した斜視図である。
【図19】図18に示した第2押さえアームに嵌め込む連結部材の端部を示した斜視図である。
【図20】図18に示した第2押さえアームに連結部材を嵌め込んだ状態を示した斜視図である。
【図21】従来の一例による熱転写プリンタの動作を説明するための側断面図である。
【図22】図21に示した従来の一例による熱転写プリンタにおいてサーマルヘッドをプラテンローラ側に当接させた状態を示した側断面図である。
【符号の説明】
1 熱転写プリンタ
10 本体フレーム
20 プラテンローラ
31 サーマルヘッド
32 ヘッド取付アーム(ヘッド支持部材)
33 ヘッド支持アーム(ヘッド支持部材)
40 押さえ部材
41 第1押さえアーム
41c 第1切欠部
41d 抜止部
42 第2押さえアーム
42d 第2切欠部
41a、42a 凹部
41b、42c 支持軸部
43 連結部材
43a 第1折曲部
43b 第2折曲部

Claims (5)

  1. 本体フレームと、プラテンローラと、前記プラテンローラに対向配置されるサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドを支持するとともに、ボス部を有し、かつ、前記所定の支点回りに回動可能に設置された一対のヘッド支持部材と、駆動ギアによる駆動力により前記ヘッド支持部材のボス部を押圧することによって、前記サーマルヘッドが前記プラテンローラに当接するように、前記所定の支点回りに前記ヘッド支持部材を前記プラテンローラ側に回動させるための押さえ部材とを備えた熱転写プリンタにおいて、
    前記押さえ部材は、
    前記一対のヘッド支持部材のボス部をそれぞれ押圧するとともに、一方が前記駆動ギアに係合するギア係合部を有する第1押さえアームおよび第2押さえアームと、
    前記第1押さえアームと前記第2押さえアームとを連結するとともに、棒状の部材の両端部をL字状に折り曲げることにより形成される2つのL字状の第1折曲部および第2折曲部を有する連結部材とを含み、
    前記第1押さえアームおよび第2押さえアームは、それぞれ、
    前記本体フレームに嵌め込まれるとともに、前記第1押さえアームおよび第2押さえアームを回動可能に支持するための支持軸部と、
    前記連結部材の両端に位置する前記L字状の第1折曲部および第2折曲部がそれぞれ嵌め込まれる凹部とを有し、
    前記第1押さえアームは、さらに、
    前記L字状の第1折曲部を前記第1押さえアームの回動中心線と交差する方向から前記凹部に嵌め込むことを可能にするために、前記凹部の前記L字状の第1折曲部の先端部が位置する部分近傍に設けられた第1切欠部と、
    前記第1切欠部から前記連結部材が脱落しないように保持するための抜止部とを有し、
    前記第2押さえアームは、さらに、
    前記L字状の第2折曲部を、前記第2押さえアームの回動中心線と交差する方向で、かつ、前記第1折曲部が嵌め込まれる方向と反対方向から前記凹部に嵌め込むことを可能にするために、前記凹部の前記L字状の第2折曲部の基端部が位置する部分に隣接するように設けられた第2切欠部を有する、熱転写プリンタ。
  2. プラテンローラと、
    前記プラテンローラに対向配置されるサーマルヘッドと、
    所定の支点回りに回動可能に設置され、前記サーマルヘッドを支持するための一対のヘッド支持部材と、
    前記一対のヘッド支持部材をそれぞれ押圧することにより前記プラテンローラ側に回動させるための押さえ部材とを備え、
    前記押さえ部材は、
    前記一対のヘッド支持部材をそれぞれ押圧する第1押さえアームおよび第2押さえアームと、
    前記第1押さえアームと前記第2押さえアームとを連結するとともに、両端部を折り曲げることにより形成される第1折曲部および第2折曲部を有する連結部材とを含み、
    前記第1押さえアームおよび第2押さえアームは、それぞれ、
    前記連結部材の前記第1折曲部および第2折曲部が嵌め込まれる凹部を有する、熱転写プリンタ。
  3. 前記第1押さえアームは、さらに、前記第1折曲部を前記第1押さえアームの回動中心線と交差する方向から前記凹部に嵌め込むことを可能にするために、前記凹部の前記第1折曲部の先端部が位置する部分近傍に設けられた第1切欠部を有し、
    前記第2押さえアームは、さらに、前記第2折曲部を、前記第2押さえアームの回動中心線と交差する方向で、かつ、前記第1折曲部が嵌め込まれる方向と反対方向から前記凹部に嵌め込むことを可能にするために、前記凹部の前記第2折曲部の基端部が位置する部分近傍に設けられた第2切欠部を有する、請求項2に記載の熱転写プリンタ。
  4. 前記第2押さえアームの前記第2切欠部は、前記第2折曲部の基端部が位置する部分に隣接するように設けられている、請求項3に記載の熱転写プリンタ。
  5. 前記第1押さえアームは、前記第1切欠部から前記連結部材の前記第1折曲部が脱落しないように保持するための抜止部をさらに有する、請求項3に記載の熱転写プリンタ。
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