JP2005038159A - 半導体装置及びクロックスキュー調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 階層化した分割CTS設計でクロックスキューを低減し、クロックスキュー調整を容易に実現する半導体装置及びクロックスキュー調整方法を提供する。
【解決手段】 クロックラインを木構造としたクロック信号源から各論理回路までの経路を、素子と配線を用いてクロックスキューを調整するCTSにより設計された半導体装置において、入力されたマスタクロック信号101を分周し、第1の分周クロック信号102として出力するクロック分周回路11と、前記第1の分周クロック信号102を入力し、該第1の分周クロック信号102を前記マスタクロック信号101により同期あわせを行い第2の分周クロック信号103を出力する第1の分周クロック同期回路21と、クロックドライバ群51、61〜64、71〜76を介して前記第2の分周クロック信号103を複数の論理回路41〜46へ供給する第2の分周クロック同期回路31、32を有するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置及びクロックスキュー調整方法に関し、特にクロック信号を複数の論理回路に供給するように構成された半導体装置においてクロックスキュー調整を容易にする技術に関するものである。
大規模LSIなどの半導体装置には、共通のクロック信号によって駆動されるフリップフロップを備えた同期回路を含むものがある。このような半導体装置において、同期回路の高速化、安定動作を実現するために、同期回路間の信号タイミングのずれを無くし、各フリップフロップに供給するクロックのタイミングずれであるクロックスキューを低減することを行っている。
したがって、クロックスキュー低減のために、従来から様々な半導体装置設計上の工夫がなされている。
例えば、クロック信号源から複数のフリップフロップまでの間のクロックラインを木構造とし、クロック信号源から各フリップフロップまでの経路を、素子と配線を用いてクロックスキューを調整するCTS(Clock Tree Synthesis)という設計手法がよく知られている。特開平8−274260号公報には、木構造を行ってもなお残るスキューを低減するために、第2段目からのブロック回路までのスキューが最大になるパスにあわせて他の枝ツリーのパスが等しくなるように小駆動能力クロックドライバに差し替える手法が開示されている。また、特開平11−191610号公報には、クロック発生器から各フリップフロップまでのクロック配線経路上に複数段のクロックドライバを設け、上位段側での配線は木構造の等長配線とし、下位段側での配線では最短配線によってクロック配線を施し、クロックスキューを低減する手法が開示されている。
図5は、このような従来のクロックスキューを調整するCTS設計手法の構成例を示すブロック図である。
図5において、フリップフロップ41〜46を駆動するために、外部クロック信号100を各フリップフロップへクロックスキューを低減して供給する。そこで、クロックスキュー調整を、第1段目のクロックドライバ51と、第2段目のクロックドライバ61〜64と、第3段目のクロックドライバ71〜76と、外部クロック信号100もしくは、半導体装置の内部クロック信号源から出力されるクロック信号(以下、クロックソースポイントと称する)から第1段目のクロックドライバ51までの経路と、第1段目のクロックドライバ51から第2段目のクロックドライバ61〜64までの経路と、第2段目のクロックドライバ61〜64から第3段目のクロックドライバ71〜76までの経路と、第3段目のクロックドライバ71〜76から各フリップフロップまでの配線を、CADを用いてCTS設計でクロックスキュー調整を行っていた。
特開平8−274260号公報 特開平11−191610号公報
しかし、このような構成では、共通のクロック信号で駆動されるフリップフロップが大幅に増加した超大規模LSIにおいて、クロックソースポイントから末端の各フリップフロップまでのクロックスキュー値が大きくなってしまう。そのため、各フリップフロップのデータホールドエラーを回避するためのデータ遅延素子を挿入する必要があった。また、CADを用いるCTS設計ではCAD性能限界などにより、クロックソースポイントから末端の各フリップフロップまでのクロックスキュー調整を1回だけのCTS処理では抑え込めなくなり、クロック経路を階層化し分割CTS設計することにより、クロックスキュー調整を行っていた。そのため、クロックスキュー調整工程の設計工数が膨大にかかっていた。今後、半導体装置の微細化、高集積がさらに進み超大規模LSIを設計するためのクロックスキュー調整手法が確立する必要がある。
本発明は、階層化した分割CTS設計でクロックスキューを低減する半導体装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、階層化した分割CTS設計におけるクロックスキュー調整を容易に実現するクロックスキュー調整方法を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、半導体装置のSCANテストなどの検査においても、クロックスキュー低減のために階層化した分割CTS設計のクロック生成回路のクロック分周回路を検査可能にする半導体装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の請求項1による半導体装置は、クロック信号源から複数の論理回路までの間のクロックラインを木構造とし、前記クロック信号源から各論理回路までの経路を、素子と配線を用いてクロックスキューを調整するCTSにより設計され、前記クロック信号源から出力されるクロック信号をn逓倍したマスタクロック信号に基づき、該マスタクロック信号を分周した第1の分周クロック信号を、同期あわせを行い第2の分周クロック信号を前記複数の論理回路に供給する半導体装置において、入力されたマスタクロック信号を分周し、第1の分周クロック信号として出力するクロック分周回路と、前記第1の分周クロック信号を入力し、該第1の分周クロック信号を前記マスタクロック信号により同期あわせを行い第2の分周クロック信号を出力する第1の分周クロック同期回路と、クロックドライバ群を介して前記第2の分周クロック信号を前記複数の論理回路へ供給する第2の分周クロック同期回路を有するようにしたものである。
請求項1の発明によると、第1CTS階層は、入力されたマスタクロック信号をクロックソースポイントとして、クロック分周回路と、第1の分周クロック同期回路をクロックスキュー調整でき、第2CTS階層は、前記第2の分周クロック信号をクロックソースポイントとして、複数の論理回路がクロックスキュー調整できる。また、第1CTS階層のCTSターゲット回路のフリップフロップは数が多くないため容易に調整でき、半導体装置のクロック信号源でもあるクロック分周回路と、第2CTS階層のクロック信号源である第1の分周クロック同期回路のクロックばらつきを「0」に近づけることが可能である。
また、本発明の請求項2による半導体装置は、請求項1記載の半導体装置において、それぞれ異なるクロック分周比の分周クロック信号を出力する複数のクロック分周回路と、前記複数の分周クロック回路から入力される前記分周クロック信号から、第1の分周クロック信号を選択し出力する第1のセレクタ回路を有するようにしたものである。
また、本発明の請求項3による半導体装置は、請求項1記載の半導体装置において、前記マスタクロック信号は、外部から入力されたクロック信号をPLLによりn逓倍した逓倍クロック信号であるようにしたものである。
また、本発明の請求項4によるクロックスキュー調整方法は、クロック信号源から複数の論理回路までの間のクロックラインを木構造とし、前記クロック信号源から各論理回路までの経路を、素子と配線を用いてクロックスキューを調整するCTSにおいて、第1の分周クロック信号を第1の分周クロック同期回路でマスタクロック信号により同期あわせを行い、半導体チップ上に分散する論理回路の結合情報をもとに前記複数の論理回路をグループ化するCTSグループ決定工程と、前記マスタクロック信号が入力される第1の分周クロック同期回路から、第1の分周クロック信号が入力され第2の分周クロック信号を第2の分周クロック同期回路へ出力する第1CTS階層において、外部から入力されたクロック信号をn逓倍するPLLから前記マスタクロック信号がクロック分周回路と前記第1の分周クロック同期回路に出力され、前記クロック分周回路から前記第1の分周クロック信号が前記第1の分周クロック同期回路に出力され、前記クロック分周回路と前記第1の分周クロック同期回路に供給される前記マスタクロック信号を同一の遅延になるようにクロックスキュー調整を行う第1CTS階層クロックスキュー調整工程と、クロックドライバ群を介して前記第2の分周クロック信号を各論理回路へ供給する第2CTS階層において、前記各論理回路に供給される前記第2の分周クロック信号を同一の遅延になるようにクロックスキュー調整を行う第2CTS階層クロックスキュー調整工程とを有するようにしたものである。
請求項4の発明によると、第1CTS階層と、第2CTS階層とを個々にクロックスキュー調整することで、仮に、超大規模LSIなどCTSを行うフリップフロップの数が増大しても、第2CTS階層と同様に第3CTS階層、第4CTS階層を設け、段階的にクロックスキュー調整するフローを確立することが可能である。
また、本発明の請求項5による半導体装置は、請求項2記載の半導体装置において、前記マスタクロック信号、もしくはテストクロック信号を、テスト切替信号により選択する第2のセレクタ回路と、前記第2のセレクタ回路の出力信号により、前記マスタクロック信号が選択された場合はそれぞれ異なるクロック分周比の分周クロック信号を出力し、前記テストクロック信号が選択された場合はそれぞれ異なるクロック分周比の分周テストクロック信号を出力する複数のクロック分周回路と、クロック切替信号により所定分周比の分周クロック信号を選択し、前記テスト切替信号により所定分周比の分周テストクロック信号を選択するクロック切替制御回路と、前記クロック分周回路のシステムリセット信号を、前記テスト切替信号によりクロック生成リセット信号に切り替える第3のセレクタ回路を有するようにしたものである。
請求項5の発明によると、半導体装置のSCANテストなどの検査において、階層化した分割CTS設計でクロックスキューを低減する半導体装置のクロック分周回路を検査することが可能である。
本発明の半導体装置及びクロックスキュー調整方法によれば、階層化した分割CTS設計において第1CTS階層のクロックスキューを低減でき、クロック系統全体のクロックスキューの低減を実現できる。また、階層化した分割CTS設計におけるクロックスキュー調整を容易に実現するクロックスキュー調整方法を得ることができる。また、半導体装置のSCANテストなどの検査において階層化した分割CTS設計でクロックスキューを低減するクロック分周回路を検査可能となり、SCANテストの故障検出率向上を実現した半導体装置を得ることができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置の基本構成を示すブロック図である。
図1において、クロック分周回路11と、第1〜第2の分周クロック同期回路21、31、32と、フリップフロップ(論理回路)41、42、43、44、45、46と、第1段目のクロックドライバ51と、第2段目のクロックドライバ61、62、63、64と、第3段目のクロックドライバ71、72、73、74、75、76と、PLL(phase locked loop)81を備えている。
外部からクロック信号100が入力され、PLL81でn逓倍(nは自然数)した逓倍クロック信号をマスタクロック信号101として出力する。クロック分周回路11ではマスタクロック信号101を1/2分周し、第1の分周クロック信号102として出力する。この第1の分周クロック信号102を、第1の分周クロック同期回路21でマスタクロック信号101によりラッチし入力して同期あわせを行い、第2の分周クロック信号103を出力する。
前記第2の分周クロック信号103は、第1〜3段目のクロックドライバ51、61〜64、71〜76により複数の論理回路に供給される。
さらに、半導体チップ上に分散するフリップフロップ(論理回路)41〜46を、結合情報をもとにグループ化する。第1の分周クロック同期回路21からグループ化されたポイントまでをクロックドライバ51で中継し、グループ別に新たに第2の分周クロック同期回路31、32を設ける。そして、第2の分周クロック同期回路31、32をクロックソースポイントとして各々の末端のフリップフロップ(論理回路)41、42、43と、フリップフロップ(論理回路)44、45、46とをそれぞれ従来のCTS設計でクロックスキュー調整を行う。
また、マスタクロック信号源をクロックソースポイントとして、クロック分周回路11と、第1の分周クロック同期回路21、第2の分周クロック同期回路31,32を従来のCTS設計でクロックスキュー調整を行う。
図2は、本発明の実施の形態1に係るクロック生成回路の応用構成を示すブロック図である。
図2において、図1の半導体装置に加えて、クロック分周回路12、13、14と、第1のセレクタ回路91を備えている。
前述のクロック分周回路11で、マスタクロック信号101を1/2分周したものに加え、クロック分周回路12、13、14で、それぞれ、1/4分周、1/8分周、1/16分周した分周クロック信号107〜109を、第1のセレクタ回路91で選択し、第1の分周クロック信号102として出力する。この第1の分周クロック信号102を、第1の分周クロック同期回路21でマスタクロック信号101によりラッチし入力して同期あわせを行い、第2の分周クロック信号103を出力する。以降の動作は図1の場合と同じである。
このように本実施の形態1による半導体装置によれば、クロック分周回路11に入力されたマスタクロック信号101を分周して第1の分周クロック信号102として出力し、第1の分周クロック同期回路21において前記第1の分周クロック信号102をマスタクロック信号101により同期あわせを行い第2の分周クロック信号103を出力し、第1〜第3段目のクロックドライバ51、61〜64、71〜76を介して前記第2の分周クロック信号103を前記複数の論理回路41〜46へ供給するようにしたので、第1CTS階層のCTSターゲット回路のフリップフロップは数が多くないため容易にクロックスキュー調整でき、半導体装置のクロック信号源でもあるクロック分周回路11と、第2CTS階層のクロック信号源である第1の分周クロック同期回路21のクロックばらつきを「0」に近づけることが可能である。
また、本実施の形態1による半導体装置によれば、前記複数の分周クロック回路11〜14から入力される、それぞれ異なるクロック分周比の分周クロック信号106〜109から第1の分周クロック信号102を第1のセレクタ回路91により選択し、第1の分周クロック同期回路21に出力するようにしたので、多種類のクロックギアレシオが必要な場合でも、クロック選択後に第1の分周クロック同期回路21で同期化するため、多種類のクロック分周回路も容易にクロックスキュー調整ができるという効果がある。
なお、実施の形態1では、2つのCTS階層に分割した場合について記載しているが、分割数に限定はない。さらに、第2CTS階層で2つのグループに分割しているが、これもグループ数に限定はない。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係るクロックスキュー調整方法を示すフローチャートである。
図3のクロックスキュー調整方法は、CTS階層決定工程301と、第1CTS階層クロックスキュー調整工程302と、第2CTS階層クロックスキュー調整工程303を有している。
実施の形態1で述べた第1の分周クロック信号102を、第1の分周クロック同期回路21で、マスタクロック信号101でラッチして入力して同期あわせを行い、半導体チップ上に分散するフリップフロップ(論理回路)41〜46の結合情報をもとに、CTSグループ決定工程301で複数の論理回路41〜46をグループ化し、グループ別にマスタクロック信号101で駆動する第2の分周クロック同期回路31,32を設ける。
次に、第1CTS階層クロックスキュー調整工程302で、従来のCTS設計手法を用いて、クロック分周回路と第1の分周クロック同期回路に供給される前記マスタクロック信号を同一の遅延になるように第1CTS階層のクロックスキュー調整を行う。
続いて、第2CTS階層クロックスキュー調整工程303で、前記論理回路に供給される第2の分周クロック信号とクロックドライバ群を含むそれぞれのクロックを同一の遅延になるように第2CTS階層のクロックスキュー調整を行う。
なお、前述の全ての工程に必要な情報は自動抽出できるので、CADで自動処理することも可能である。
また、CAD性能によっては、第1CTS階層クロックスキュー調整工程302と、第2CTS階層クロックスキュー調整工程303とを、同時に処理することも可能となる。
このように本実施の形態2によるクロックスキュー調整方法によれば、論理回路の結合情報をもとに論理回路をグループ化し、クロック分周回路と第1の分周クロック同期回路に供給されるマスタクロック信号を同一の遅延になるようにクロックスキュー調整を行い、続いてクロックドライバ群を介して前記論理回路に供給される第2の分周クロック信号を同一の遅延になるようにクロックスキュー調整を行うようにしたので、階層化した分割CTS設計におけるクロックスキュー調整を容易に実現することができるという効果がある。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3に係る半導体装置の構成を示すブロック図である。
図4において、第1〜第4のクロック分周回路11、12、13、14と、第1〜第2の分周クロック同期回路21、31、32と、第1、第2のフリップフロップ(論理回路)群441、442と、第1段目のクロックドライバ51と、第2CTS階層のクロックドライバ群461、462と、PLL81と、第1のセレクタ回路91と、第2のセレクタ回路492と、クロック切替制御回路493と、第3のセレクタ回路494を備えている。
第2のセレクタ回路492は、マスタクロック信号101、もしくはテストクロック信号112をテスト切替信号112により選択する。
クロック切替制御回路493は、クロック切替信号105により所定分周比の分周クロック信号を選択し、テスト切替信号112により所定分周比の分周テストクロック信号を選択する。
第1〜第4のクロック分周回路11〜14は、第2のセレクタ回路492の出力信号により、マスタクロック信号101が選択された場合はそれぞれ異なるクロック分周比の分周クロック信号を出力し、テストクロック信号112が選択された場合はそれぞれ異なるクロック分周比の分周テストクロック信号を出力する。
SCANテストなど半導体装置の検査において、検査時はテスト切替信号112を“high”に設定し、テストモードを選択する。以下に、テストモードが選択された場合について説明する。
前述の第1〜第4のクロック分周回路11、12,13,14に、テストクロック信号110が入力され、それぞれ、1/2分周、1/4分周、1/8分周、1/16分周した分周テストクロック信号113〜116が出力される。
クロック切替制御回路494では、如何なる分周テストクロック信号を選択するかの第1のセレクタ回路91の制御信号117を生成する。図4のクロック切替制御回路494では、テストモード、すなわちテスト切替信号112が“high”の場合には、強制的に1/2分周の分周クロックを選択する構成である。また、検査パターンによっては、フリップフロップ(論理回路)群441、442に、クロック供給、及びリセット状態の検査が実施される場合があるので、第3のセレクタ回路493で、フリップフロップ(論理回路)群441、442へのリセット信号と、第1〜第4のクロック分周回路11、12、13、14へのリセット信号とを分離している。
第3のセレクタ回路493では、テストモード、すなわちテスト切替信号106が“high”の場合には、クロック生成リセット信号104が選択され、第1〜第4のクロック分周回路11、12、13、14に入力される。フリップフロップ(論理回路)群441、442へのリセット信号はシステムリセット信号111のままである。
このように本実施の形態3による半導体装置によれば、テスト切替信号112に基づいて、前記第2のセレクタ回路492によりテストクロック信号110が選択された場合は第1〜第4のクロック分周回路11〜14がそれぞれ異なるクロック分周比の分周テストクロック信号113〜116を出力し、クロック切替制御回路494により所定分周比の分周テストクロック信号を選択し、第3のセレクタ回路113により前記クロック分周回路のシステムリセット信号111をクロック生成リセット信号104に切り替えるようにしたので、第1〜第4のクロック分周回路11、12、13、14まで含めた半導体装置全体でのテストクロック生成ができ、半導体装置の故障検査が可能となるという効果がある。
本発明にかかる半導体装置及びクロックスキュー調整方法は、階層化した分割CTS設計におけるクロックスキュー調整を容易に実現することができ、また、半導体装置のSCANテストなどの検査において故障検出率を向上できるという効果を有し、共通のクロック信号で駆動されるフリップフロップが大幅に増加した超大規模LSIを設計するための半導体装置及びクロックスキュー調整手法等として有用である。
本発明の実施の形態1に係る半導体装置の基本構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る半導体装置の応用構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係るクロックスキュー調整方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る半導体装置の構成を示すブロック図である。 従来のクロックスキューを調整するCTS設計手法の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
11、12、13、14 クロック分周回路
21、31、32 分周クロック同期回路
41、42、43、44、45、46 フリップフロップ(論理回路)
51 第1段目のクロックドライバ
61、62、63、64 第2段目のクロックドライバ
71、72、73、74、75、76 第3段目のクロックドライバ
81 PLL
91 第1のセレクタ回路
100 外部クロック信号
101 マスタクロック信号
102 第1の分周クロック信号
103 第2の分周クロック信号
104 クロック生成リセット信号
105 クロック切替信号
106、107、108、109 分周クロック信号
110 テストクロック信号
111 システムリセット信号
112 テスト切替信号
113、114、115、116 分周クロック信号/分周テストクロック信号
117 第1のセレクタ回路制御信号
301 CTSグループ決定工程
302 第1CTS階層クロックスキュー調整工程
303 第2CTS階層クロックスキュー調整工程
441、442 フリップフロップ(論理回路)群
461、462 第2のCTS階層のクロックドライバ群
492 第2のセレクタ回路
493 クロック切替制御回路
494 第3のセレクタ回路

Claims (5)

  1. クロック信号源から複数の論理回路までの間のクロックラインを木構造とし、前記クロック信号源から各論理回路までの経路を、素子と配線を用いてクロックスキューを調整するCTSにより設計され、前記クロック信号源から出力されるクロック信号をn逓倍したマスタクロック信号に基づき、該マスタクロック信号を分周した第1の分周クロック信号を、同期あわせを行い第2の分周クロック信号を前記複数の論理回路に供給する半導体装置において、
    前記クロック信号源から入力された前記マスタクロック信号を分周し、前記第1の分周クロック信号として出力するクロック分周回路と、
    前記第1の分周クロック信号を入力し、該第1の分周クロック信号を前記マスタクロック信号により同期あわせを行い前記第2の分周クロック信号を出力する第1の分周クロック同期回路と、
    クロックドライバ群を介して前記第2の分周クロック信号を前記複数の論理回路へ供給する第2の分周クロック同期回路を有する、
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、
    それぞれ異なるクロック分周比の分周クロック信号を出力する複数のクロック分周回路と、
    前記複数の分周クロック回路から入力される前記分周クロック信号から、第1の分周クロック信号を選択し出力する第1のセレクタ回路を有する、
    ことを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記マスタクロック信号は、外部から入力されたクロック信号をPLLによりn逓倍した逓倍クロック信号である、
    ことを特徴とした半導体装置。
  4. クロック信号源から複数の論理回路までの間のクロックラインを木構造とし、前記クロック信号源から各論理回路までの経路を、素子と配線を用いてクロックスキューを調整するCTSにおいて、第1の分周クロック信号を第1の分周クロック同期回路でマスタクロック信号により同期あわせを行い、半導体チップ上に分散する論理回路の結合情報をもとに前記複数の論理回路をグループ化するCTSグループ決定工程と、
    前記マスタクロック信号が入力される第1の分周クロック同期回路から、第1の分周クロック信号が入力され第2の分周クロック信号を第2の分周クロック同期回路へ出力する第1CTS階層において、外部から入力されたクロック信号をn逓倍するPLLから前記マスタクロック信号がクロック分周回路と前記第1の分周クロック同期回路に出力され、前記クロック分周回路から前記第1の分周クロック信号が前記第1の分周クロック同期回路に出力され、前記クロック分周回路と前記第1の分周クロック同期回路に供給される前記マスタクロック信号を同一の遅延になるようにクロックスキュー調整を行う第1CTS階層クロックスキュー調整工程と、
    クロックドライバ群を介して前記第2の分周クロック信号を各論理回路へ供給する第2CTS階層において、前記各論理回路に供給される前記第2の分周クロック信号を同一の遅延になるようにクロックスキュー調整を行う第2CTS階層クロックスキュー調整工程とを有する、
    ことを特徴とするクロックスキュー調整方法。
  5. 請求項2記載の半導体装置において、
    前記マスタクロック信号、もしくはテストクロック信号を、テスト切替信号により選択する第2のセレクタ回路と、
    前記第2のセレクタ回路の出力信号により、前記マスタクロック信号が選択された場合はそれぞれ異なるクロック分周比の分周クロック信号を出力し、前記テストクロック信号が選択された場合はそれぞれ異なるクロック分周比の分周テストクロック信号を出力する複数のクロック分周回路と、
    クロック切替信号により所定分周比の分周クロック信号を選択し、前記テスト切替信号により所定分周比の分周テストクロック信号を選択するクロック切替制御回路と、
    前記クロック分周回路のシステムリセット信号を、前記テスト切替信号によりクロック生成リセット信号に切り替える第3のセレクタ回路を有する、
    ことを特徴とする半導体装置。
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