JP2005037815A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、複数の像担持体を有する画像形成装置において、クリーニング手段における異音発生を防止する際に、過剰な現像剤消費により発生する弊害を抑止した画像形成装置を提供する。
【解決手段】 画像形成を終了した後回転時において、プロセスステーションY、M、C、Bkのクリーニング部(クリーニングブレード6a〜6d)で発生する異音を防止するためにトナーを供給する際に、1色目のプロセスステーションYに供給するトナー量は2色目以降のプロセスステーションM、C、Bkに供給するトナー量よりも多くする。2色目以降のプロセスステーションではその前のプロセスステ−ションで転写材Pに転写されたトナーが逆転写をするため1色目のプロセスステーションよりも多くのトナーがクリーニング部に到達しているためである。上述の構成により各プロセスステーションのクリーニング部における異音を少ないトナー量で防止することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明はレーザプリンター、複写機、ファクシミリ等の電子写真記録方式を利用するカラー画像形成装置であって、複数の像担持体を備え、各像担持体上に形成された画像を被転写に順次重ね合わせることにより、複数色の画像を形成する画像形成装置に関するものである。
電子写真記録方式を利用して転写材にカラー画像を形成する、種々のカラー画像形成装置が考案され、その幾つかが実用化されている。
その代表的な例として、1つの像担持体である感光ドラムに対して、複数色の現像剤をそれぞれ内包した各現像装置を用いて、感光ドラム上の静電潜像を順次現像できるように配設された方式、具体的には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の現像装置を一体に備える回転現像装置が1つの感光ドラムの近辺に備えられ、共通の感光ドラム上に形成された各色の静電潜像を各々の現像装置が回転して到達した現像位置においてトナー像として可視化し、このトナー像が得られる毎に用紙等のシート状の記録媒体である転写材上に転写し、感光ドラム上の残留トナーはクリーニング装置により除去する、工程を繰り返すことにより多色画像を形成する方式の画像形成装置がある。
また、感光ドラム面上に順次各色のトナー像を選択的に重ね合わせ、感光ドラム面上に多色トナー画像を形成し、その後転写材に一括転写する方式の装置も考案されている。
ここで、これらとは別の方式として、像担持体として複数の感光ドラムを用いて、各感光ドラムに対向して備えられた各色の現像装置により各色のトナー像を別々に形成し、各感光ドラムから転写材上に順次転写しつつ、転写材を搬送させて多色画像を形成し、各感光ドラム上の残留トナーはクリーニング装置により除去する、インライン方式の画像形成装置が提案されている。それぞれの各感光ドラムや現像装置、帯電器、クリーニング装置等の画像形成手段がそれぞれの色毎に一体化され画像形成手段(以下「プロセスステーション」という)とされて、転写材を搬送する転写材担持体の移動方向に従って順次配設される。こうした画像形成装置の別の転写方式を取るものとして、直接転写材にではなく、中間転写体上に順次各色のトナー画像を重ね合わせることにより多色トナー画像を形成し、その後転写材に一括転写し、中間転写材上に残留したトナーは中間転写体クリーニング部材により除去するか、帯電器により残留トナーの電気特性を元とは逆特性に帯電し、1色目のプロセスステーションの感光ドラム上に逆転写させることによって感光ドラムのクリーニング装置により除去するようなタイプもある。また、各プロセスステーションはプロセスカートリッジとして画像形成装置から着脱自在とされることが多い。
また、クリーニング装置には、感光ドラムに当接して、感光ドラム上の転写残トナーを掻き落とすことにより感光ドラム上をクリーニングするクリーニングブレードが用いられる。
このクリーニングブレードは一般的にウレタンゴム等の柔軟性のあるものが用いられる。通常、クリーニングブレードは、ゴム硬度、厚さ、弾性率、突き出し量等の条件を最適化することで、画像形成時には感光ドラムとクリーニングブレードとの間の摩擦抵抗が増大し、これによるクリーニングブレードの感光ドラムに対するびびり(スティックスリップ)が発生して、感光ドラムとクリーニングブレードとの間にわずかなきしみ音が発生し、このわずかなきしみ音が感光ドラムと共鳴して増幅されて異音となるのを防止している。
また、感光ドラム中におもり、制振材等を付けてクリーニングブレードと感光ドラムとの間で発生したわずかなきしみ音が感光ドラムと共鳴することを防止するものが記載されている(特許文献1、2、3参照)。
また他に、画像形成後から感光ドラムの停止途中に、現像手段により感光ドラム上にトナーを供給させて、前記トナーを潤滑剤として用いることによってクリーニングブレードと感光ドラムとの間で発生する異音を防止するものも記載されている(特許文献4参照)。
しかしながら、インライン方式のカラー画像形成装置で各感光ドラムの異音を防止するのに、上述したような、画像形成後から各像担持体の停止途中に現像手段により感光ドラム上にトナーを供給させる方法についての技術開示はなく、そのまま用いると、例えば、下記に示す各画像形成のプロセスステーションによって、過剰にトナーが供給される感光ドラムがあった。過剰にトナーを供給してしまうと、そのプロセスステーションの寿命が短くなるだけでなく、場合によっては余分な廃現像剤が発生することによって廃現像剤容器がパンクしたり、供給したトナー量が多すぎてクリーニング部で除去しきれずにクリーニング不良を起こしてしまい、出力画像を汚してしまうこともある。
特開平2−118684号公報 特開平3−44689号公報 特開平3−45981号公報 特開平10−161426号公報
本発明は上述のような問題に鑑み提案されたものであり、複数の像担持体を有する画像形成装置において、クリーニング手段における異音発生を防止する際に、過剰な現像剤消費により発生する弊害を抑止した画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、静電潜像を担持し、静電潜像をもとに現像剤像を顕像化される複数の像担持体と、像担持体上の現像剤像を被転写部材に順次に転写をする転写手段と、複数の像担持体上に存在する現像剤を除去する複数のクリーニング手段と、を有する画像形成装置において、像担持体上の非画像形成領域に現像剤を供給する現像剤供給手段を有し、現像剤供給手段が供給する現像剤の量は複数の像担持体で異なることを特徴とする画像形成装置である。
本発明の効果として、クリーニング手段の部分における異音の発生を防止するために必要な最低限の供給現像剤量を設定できるため、過度なトナー消費をまねくことなく、異音の発生を防止することができる。
本発明の別の効果として、現像剤供給手段と現像手段を共有することで、特別な部材を設ける必要なく現像剤を供給することができ、画像形成装置をコストアップさせないことができる。
本発明の別の効果として、画像形成装置の置かれている環境に応じて、過度なトナー消費をまねくことなく、確実に異音の発生を防止することができる。
本発明の別の効果として、現像手段の使用度合いに応じて、過度なトナー消費をまねくことなく、確実に異音の発生を防止することができる。
本発明の別の効果として、像担持体とクリーニング手段を、画像形成装置本体と着脱可能なプロセスカートリッジとすることで、プロセスカートリッジを交換するだけで複数の消耗品を交換することができ、画像形成装置のメンテナンスが簡単にすることである。また、安定した画質を容易に維持することができる。
本発明の別の効果として、プロセスカートリッジの特性に応じ、プロセスカートリッジに組み込まれる記憶媒体内の、供給する現像剤量を変える判断をするための情報を変えるだけで、画像形成装置本体の諸設定を変更することなく、供給する現像剤量を変える環境、現像手段の使用度合いのタイミングを変更することである。例えば現像手段の耐久性が向上し、同じ使われ方でも、より現像剤が劣化しないプロセスカートリッジが提供できるようになった場合、当該画像形成装置の使用者は複雑な操作無しに、前述の利便を享受することができる。
本発明の別の効果として、記憶媒体の前記情報に像担持体に供給する前記現像剤量と温度、若しくは湿度との関係を入れておくことで、プロセスカートリッジに組み込まれる現像手段の特性に応じ、同様にプロセスカートリッジに組み込まれる記憶媒体内の値を変えるだけで、画像形成装置本体の諸設定を変更することなく、供給するトナー量を変えるための判断を変更することができる。
本発明の別の効果として、記憶媒体の情報に現像手段の使用度等をいれておくことで、被検知部材であるプロセスカートリッジ自体に、現像手段の使用度合いを表す印字枚数や現像手段の動作時間などの積算値を記憶でき、プロセスカートリッジの着脱が行われたとしても、前述プロセスカートリッジの記憶媒体に記憶された情報と参照し、検知を行うことで、正確な現像手段の使用度合い検知が行え、供給する現像剤量を変えることができる。またプロセスカートリッジの記憶媒体に識別番号を付けておき、像担持体寿命に到達する前にプロセスカートリッジ交換した場合に、新しいプロセスカートリッジを使用し始めたことを画像形成装置本体に知らせることができる。
〔実施例1〕
図1を用いて本発明に係るカラー画像形成装置の一例である画像形成装置の構成を説明する。同図に示す画像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)のそれぞれ独立の4個の第1、第2、第3、第4の画像形成手段であるプロセスステーションY、M、C、Bkを、被転写部材である転写材Pを転写位置まで搬送する搬送部材としての転写ベルト10の移動方向(回転方向、矢印方向)の上流から下流側にかけて(同図では右から左にかけて)横一列に配設し、転写ベルト10の表面に吸着させた転写材Pに第1〜第4の各プロセスステーションY、M、C、Bkで形成した異なる色の現像剤像(トナー像)を転写手段である転写部材により順次に転写して4色フルカラーの画像形成する、いわゆるインライン方式の画像形成装置である。
さらに図2に示すように、メンテナンス性を上げるため、画像形成手段である第1〜第4のプロセスステーションY、M、C、Bkは、像担持体である感光ドラム1a〜1d、帯電手段としての帯電ローラ2a〜2d、現像剤供給手段であり現像手段でもある現像装置4a〜4d、クリーニング手段である感光ドラムクリーニング手段6a〜6d、記憶媒体46a〜46d、とを一体化して、画像形成装置から着脱自在なプロセスカートリッジ20a、20b、20c、20dとした。
本実施例の画像形成装置では、画像形成装置本体に対してこれらプロセスカートリッジ20a、20b、20c、20dの着脱が行われたときや印字作業終了時に、プロセスカートリッジ20a、20b、20c、20dの情報を、装置に具備された不図示の読み書き手段を介し前記記憶媒体46a〜46dよりの読み出し・書き込みを行う。
尚、本実施例では前記記憶媒体46a〜46dとして、2kバイトの記憶容量を持つNV−RAM(Non Volatile−RAM)を用いたが、これは例えば磁性記憶媒体や光記憶媒体等の記憶媒体であっても良い。
静電潜像担持体である感光ドラム1a〜1dは、本実施例においては、直径20mmの負帯電特性のOPC(有機光半導体)感光ドラムが使用されており、それぞれの画像形成時には、矢印R1方向に200mm/secの周速度(プロセススピード)を持って回転駆動される。
各感光ドラム1a〜1dの周囲には、その回転方向に沿ってほぼ順に、一次帯電器2a、2b、2c、2d、情報書き込み装置である露光装置3a、3b、3c、3d、現像装置4a、4b、4c、4d、転写部材8a、8b、8c、8d、クリーニングブレード(静電潜像担持体クリーニング手段)6a、6b、6c、6d、が配設されている。
感光ドラム1a〜1dは回転過程で、一次帯電器である一次帯電ローラ2a、2b、2c、2d、により所定の極性・電位に一様に帯電処理され、次いで露光装置3a、3b、3c、3d群による画像露光を受けることによりそれぞれ目的のカラー画像の第1〜第4の色成分像(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック成分像)に対応した静電潜像が形成される。一次帯電ローラ2a〜2dは、−1.2kVのDC電圧が印加された実抵抗1×10Ωのローラであり、感光ドラム1a〜1dに総圧9.8N(ニュートン)で当接させていて感光ドラム1a〜1dの回転に伴って従動回転する。この電圧の印加により、感光ドラム1a〜1d表面は、−600Vに帯電される。
また、本実施例で用いた露光装置3a〜3dは、レーザダイオードを用いたポリゴンスキャナであり、画像信号のより変調されたレーザビームを感光ドラム1a〜1d上に結像し、静電潜像を形成する。露光部の感光ドラム表面は−200Vになる。レーザ露光の書き出しは、主走査方向(転写材の進行方向と直角な方向)では走査ラインごとにBDと呼ばれるポリゴンスキャナ内の位置信号から、副走査方向(転写材の進行方向)では転写材搬送路内のスイッチ(不図示)を起点とするTОP信号から、所定の時間だけ遅延させて行うことによって、第1〜第4のプロセスステーションY、M、C、Bkにおいて、常に感光ドラム1a〜1d上の同じ位置に露光を行える構成となっている。
次いで、静電潜像は、第1〜第4のプロセスステーションY、M、C、Bkの現像装置4a、4b、4c、4dにより現像される。現像装置4a〜4dにおいては、現像容器43の開口部分に、感光ドラム1a〜1dに対向配置された現像剤担持体としての弾性ローラである現像スリーブ41を有し、この現像スリーブ41を介して感光ドラム1a〜1d上の静電潜像にそれぞれの色のトナーを付着させてトナー像として現像する。各現像装置4a〜4d内の現像剤は負帯電の非磁性一成分トナー、であり、静電潜像の現像は、非磁性一成分接触現像方式によって行われる。本実施例では、現像装置4a〜4dの現像スリーブ41上に付着する現像剤の層厚規制手段としては、現像スリーブ41の現像位置より回転方向上流で、現像容器43の開口部分に取り付けられた層厚規制ブレード42を使用している。
この時、各現像スリーブ41は、感光ドラム1a〜1dに対して順方向に、一定値、本実施例では170%のプロセススピードで回転し、コントローラの信号によって変更可能な現像バイアス(本実施例では−350V)が印加され、これにより現像を行う。
転写材担持体である転写ベルト10は、駆動ローラ7と従動ローラ9に掛け渡されており、駆動ローラ7の反時計回りの回転により、本実施例では矢印方向感光ドラム1a〜1dの現像時と同じプロセススピードをもって回転駆動されている。転写ベルトは1×1010Ωcmに抵抗調整された厚み100μmのPVDFの単層樹脂ベルトを無端状に構成したものであり、背面側の両端部には、ベルトの蛇行や偏りを防止するためのリブが設けられている。
転写部材としては、体積抵抗率1×10Ωcmに調整された転写ローラ8a、8b、8c、8dを用いており、転写ベルト10をその背面から押圧して感光ドラム1a〜1d表面に押し付けるようにしている。これら転写ローラ8a〜8dに転写バイアス電源(不図示)によってプラスの転写バイアスを印加することで、各感光ドラム1a〜1d上のトナー像を転写材P表面に順次に転写していく。
感光ドラム1a〜1dのクリーニング手段である感光ドラムクリーニングブレード6a、6b、6c、6dは、転写材Pに転写されないで感光ドラム1a〜1d表面に残ったトナー(転写残トナー)を除去する。
上述構成の画像形成装置において、転写材Pは、給紙カセット(不図示)から給紙されて、レジストローラ(不図示)を通過した後、転写入口ガイド(不図示)を通過して転写ベルト10と接触するようになっている。
上述構成の画像形成装置においては、転写材Pが転写ベルト10に十分に吸着されていることが必要である。
転写材Pは、転写入口ガイドを通過して転写ベルト10に接触することになるが、この時接触点近傍には、吸着部材としての吸着ローラ11が配設されている。この吸着ローラ11は、転写ベルト10が掛け渡されるローラのうちの1個である従動ローラ9との間に転写ベルト10を挟持するようにして配設されており、画像形成動作中には+1kVの電圧が印加されていて、転写材Pに電荷を与えることにより吸着力を発生させている。この吸着ローラ11の吸着力により、転写材Pは、転写ベルト10表面に吸着される。
転写ベルト10との間の吸着力を付与された転写材Pは、第1のプロセスステーションYに入る。この転写材Pは、転写部においては、転写ベルト10の背面に設けた転写ローラ8aによって第1色目のイエローのトナー像が感光ドラム1aから転写される。本実施例で用いた転写ローラ8aは、抵抗値を1×10Ωcmに調整された転写ローラ8aである。この条件下で、転写ベルト10の回転方向(矢印方向)に沿っての転写ローラ8aと転写ベルト10との当接ニップ幅は1.5mmとなっている。転写ローラ8aには、+2kVのDCバイアスが高圧電源から印加されている。
以下、転写ベルト10の矢印方向の回転に伴って各プロセスステーションM、C、Bkを通過するごとに、感光ドラム1b、1c、1dから異なる色のトナー像が転写されて、転写ベルト10上で4色のトナー像が重ねられる。
本実施例では、第1〜第4のプロセスステーションY、M、C、Bkにおいて転写ベルト10上の転写材Pに与えられた転写電荷が、転写コントラストに及ぼす影響を吸収するために、転写バイアスを下流側のプロセスステーションにいくにしたがって300Vずつアップさせ、第4のプロセスステーションBkでは、2.9kVとなるように設定し、これにより転写不良を防止するようにしている。
転写材Pに対する4色のトナー像の転写が終了し、転写ベルト10の最下流側(後端)から曲率によって分離された転写材Pは、その後、不図示の定着器によって表面の4色のトナー像が加熱、加圧されて定着される。これにより、4色フルカラー画像の形成が終了し、転写材Pは、画像形成装置本体外部に排出される。
このような転写ベルト10を有する画像形成装置では、ベルト10両面にトナーが残留付着した場合、転写材Pの裏汚れや画像汚れの原因になる。残留トナーとしては、具体的には、紙詰まりや非画像部へのかぶりトナーの付着、或いは、色ずれ制御やトナー像の濃度制御のための色ずれ検知用に、感光ドラム1a〜1dから転写された色ずれ検出用トナー像等がある。
これらの転写ベルト10に残留、付着したトナーは、転写ベルトクリーニング手段(クリーニングブレード)12により除去される。
また、本実施例の画像形成装置には温度・湿度を検知することが可能な環境検知手段45を有する。さらに本実施例では記憶媒体46a〜46dにそれぞれ環境検知手段45で検知した温度・湿度により供給するトナー量を決定するため値(以下に述べる温度30℃、湿度40%)が格納されている。
次にクリーニング部(クリーニングブレード6a〜6d)での異音防止のための、トナー像作成方法について説明する。図3はトナー像作成を行うため、帯電バイアス、書き込み(露光)、現像バイアスを動作させるタイミングを示すタイミングチャートである。ここで図の横軸は時間で、縦軸は各バイアスがONまたはOFFである状態を示している。原稿画像に応じた像、もしくは外部からの画像信号に対応して露光を行い、現像手段により顕像化させることで画像形成が行なわれる。画像形成終了後の非画像形成領域において異音防止のためのトナー像作成を行なう。具体的に実施例では後回転動作をしているときに、再び幅方向は全域で感光ドラムの回転方向(周方向)に短い横帯状の画像の露光を行い、現像手段により顕像化させることで、トナー像を作成する。また、感光ドラムの回転方向(周方向)の長さは、後回転動作をしているときの露光をONにする時間を増減させることで、変えることができる。そして本実施例においては、この方法でのトナー供給量を0.4mg/cmとなるように設定した。
またこの方法とは別にトナー像作成は、図4のタイミングチャートのようにして行うこともできる。露光を行い、現像手段により顕像化させることで画像形成が終了して後回転動作をしているときに、露光は行わず現像バイアスはONのままで、一定期間帯電バイアスをOFFにすると、その部分の感光ドラムの電位は0Vになり、静電潜像が形成されたのと同様の効果になるので負帯電のトナーが感光ドラムに現像され、トナー像が作成されることになる。このときのトナー像は幅方向全域の横帯状の画像となる。また、感光ドラムの回転方向(周方向)の長さは、前記一定期間帯電バイアスをOFFにする時間を増減させることで変えることができる。
さらに別の方法として、図5のタイミングチャートのようにして行うこともできる。露光を行い、現像手段により顕像化させることで画像形成が終了して後回転動作中に、現像バイアスをOFFにしてさらに帯電バイアスもOFFにしたあと、一定期間現像バイアスをONにすると、その部分は、感光ドラムの電位が0Vの部分に現像バイアスを加えることになるので負帯電のトナーが感光ドラムに現像され、トナー像が作成されることになる。このときのトナー像は幅方向全域の横帯状の画像となる。また、感光ドラムの回転方向(周方向)の長さは、前記一定期間現像バイアスをONにする時間を増減させることで変えることができる。感光ドラムへトナーを供給する手段として、本実施例のように感光ドラムと現像手段の間の電位差を利用する手段のほか所定のトナー量を供給することができればどのような供給手段でも構わない。
このようにして作成された横帯状のトナー像は、感光ドラムの回転に伴って感光ドラムとクリーニングブレードの間のクリーニング位置に移動して、感光ドラムとクリーニングブレードとの間の摩擦係数が下げられことにより、クリーニングブレードの感光ドラムに対するびびり(スティックスリップ)が発生しなくなり、異音の発生を防止することが可能となる。この時、感光ドラム上に作成されたトナー像が転写ベルト10にすべて転写されてしまわないように転写ローラ8にかけるバイアスは通常の転写時のバイアスより低くしておくことが好ましい。
次に、本実施例のインライン方式の画像形成装置において、トナー供給量と異音発生の関係を調べた。なおトナー供給方法は、図4のタイミングチャートで示す方法を用いた。このときの環境は温度23℃、湿度60%(常温・常湿)、各プロセスカートリッジは寿命が10000枚に対し5000枚相当使用したものを用いた。
まず、比較例(1.1)としてすべてのプロセスステーションにおいて後回転動作時に、0.1秒帯電バイアスをOFFにすることによって感光ドラム回転方向に20mmのトナー供給を行ったところ、いずれのプロセスステーションにおいてもクリーニングブレード部での異音は発生しなかった。
Figure 2005037815
次に、比較例(1.2)として、すべてのプロセスステーションで帯電バイアスをOFFにする時間を0.05秒にして、感光ドラム回転方向の供給トナーの長さを10mmにしたところ、イエローステーションでのみ異音の発生があった。
Figure 2005037815
次に、本実施例(1)として、イエローステーションの帯電バイアスをOFFにする時間を0.07秒にして、感光ドラム回転方向の供給トナーの長さを14mm、その他のプロセスステーションの帯電バイアスをOFFにする時間を0.05秒にして、感光ドラム回転方向の供給トナーの長さを10mmにしたところ、すべてのプロセスステーションにおいて異音は発生しなかった。
Figure 2005037815
これは、転写ベルトクリーニング部材12があるために転写ベルト上には残留したトナーはほとんどない。よって、プロセスステーションにおける感光ドラムクリーニング部にくるトナーは感光ドラムから転写材に転写しきれなかった残留トナーと、転写材に転写された画像から逆転写で感光ドラムへ移ってくるトナーのみとなる。1色目のプロセスステーションでは、クリーニングブレード部には転写材に転写されずに残留したトナーしか来ないが、2色目以降のプロセスステーションでは、転写残留トナーの他に、転写部材上に転写された画像が逆転写されることにより発生するトナー(いわゆる再転写トナー)もクリーニングブレード部に来るので、2色目以降のプロセスステーションは1色目のプロセスステーションより感光ドラムクリーニング部に来るトナー量が多く、クリーニングブレード部での異音は発生しにくいためである。つまり、第1の像担持体である1色目のプロセスステーションの感光ドラムよりも、第1の像担持体よりも後に転写を行なう第2の像担持体である2色目のプロセスステーションの感光ドラムのほうが、プロセスステーションのクリーニング部に来るトナーの量が多くなる。よって、クリーニングブレードの異音を防ぐために像担持体に供給するトナー量は第2の像担持体より第1の像担持体の方を多くしてやる必要がある。
このように、従来のようにすべてのプロセスステーションにおいて同じ量のトナーを供給した場合、比較例(1.1)ではクリーニングブレードの異音の防止はできているが必要以上のトナーを消費しており、比較例(1.2)ではトナーの供給をしていてもクリーニングブレードの異音が発生してしまっている。本実施例(1)のように各プロセスステーションごとに適当なトナーの供給を行なうことで、クリーニングブレードの異音の防止とトナーの消費を抑える事ができた。
〔実施例2〕
通常環境下では上述したように感光ドラムへのトナー供給量を設定すればよいが、環境の変化によりクリーニングブレードの粘弾性が変化する場合やトナーの電荷量が大きく変化することがあるので、次に説明する通り環境に応じてトナー供給量を設定することが好ましい。まず、環境が温度35℃、湿度60%(高温・常湿)、各プロセスカートリッジは寿命が10000枚に対し5000枚使用相当のものを用いてトナー供給量と異音発生の関係を調べた。それ以外の条件は実施例1と同じである。なおトナー供給方法は、図4のタイミングチャートで示す方法を用いた。
まず、比較例(2.1)として、温度23℃、湿度60%(常温・常湿)の環境で決定したトナー供給量と同様にすると、すべてのステーションで異音が発生した。
Figure 2005037815
これは、温度23℃の環境に比べて温度35℃の環境では、クリーニングブレードのゴムの特性として粘弾性が高くなり、クリーニングブレードが感光ドラムに対してびびりやすくなり、異音が発生しやすくなったためである。よって、温度が変化した場合、供給するトナー量を補正する必要がある。実施例(2.1)として、すべてのプロセスステーションで帯電バイアスをOFFにする時間を0.05秒加えて、供給するトナー量の補正を行なった。感光ドラム回転方向の供給トナーの長さをイエローステーションで24mm、その他のステーションで20mmにしたところ、すべてのプロセスステーションで異音の発生はなかった。
Figure 2005037815
次に、環境が温度23℃、湿度25%(常温・低湿)、各プロセスカートリッジは寿命が10000枚に対し5000枚相当のものを用いてトナー供給量と異音発生の関係を調べた。なおトナー供給方法は、図4のタイミングチャートで示す方法を用いた。
まず、比較例(2.2)として温度23℃、湿度60%の環境で決定したトナー供給量と同様にすると、すべてのステーションで異音が発生した。
Figure 2005037815
これは、湿度60%(常湿)の環境に比べて湿度25%(低湿)の環境では、トナーの帯電量が高湿のときより高くなって、トナー極性が正規とは逆極性(反転トナー)になるものの量が高湿のときより少なくなり、感光ドラム上の非露光部に転移するトナー(いわゆるかぶり現象)が少なくなり、クリーニングブレードのスティックスリップが生じやすくなったためと考えられる。よって、湿度が変化した場合、供給するトナー量も補正する必要がある。そこで、実施例(2.2)として、すべてのプロセスステーションで帯電バイアスをOFFにする時間を0.05秒加えて、感光ドラム回転方向の供給トナーの長さをイエローステーションで24mm、その他のステーションで20mmにしたところ、すべてのプロセスステーションで異音の発生はなかった。
Figure 2005037815
以上より、インライン方式の画像形成装置において、クリーニングブレード部で発生する異音をトナー供給により防止するのに必要なトナー供給量は、各プロセスステーションにおいて異なり、かつ、画像形成装置がおかれている環境(温度・湿度)に応じて異なることがわかった。よって、画像形成装置の置かれている環境により供給されるトナー量を補正することが好ましい。
なお、本実施例においてプロセスステーションに供給するトナー量の補正値はすべて同じとなっているが各色のトナーの特性によりその適正な補正値は微妙に異なる場合がある。例えば、トナーは摩擦帯電によって帯電されるので、放置されるほどトナー帯電量が落ちる。このとき、トナーの色の違いでトナー帯電量の落ち方も異なる。よって高湿度下に放置されたと場合の各プロセスステーションでのクリーニングブレードの鳴きやすさも変わることがある。よって、プロセスステーションごとに補正する値は変化させることが好ましい。
以上を踏まえ、本実施例の画像形成装置における最終的なトナー供給量決定までは、図6のフローチャートに示される手順に沿って行った。このフローチャートで説明される制御は各プロセスカートリッジで同様である。また、各プロセスカートリッジに具備される記憶媒体には供給トナー量を切り替える温度・湿度の値(30℃、40%)が格納されている。なお、本実施例においては供給トナー量を切り替える環境条件として温度30℃、湿度40%を値としたが、これに限られるものではなく、クリーニングブレードの材質、感光ドラムに対する当接条件等に応じて任意に設定することができる。
画像形成がスタートすると(S11)、環境検知手段45により検知された温度が30℃以上かどうか判断し(S12)、30℃以上ならば、先に温度23℃、湿度60%の環境で決定した帯電バイアスをOFFにする時間に(イエローステーションならば0.07秒、その他のステーションならば0.05秒)0.05秒加える(S13)。さらに環境検知手段45により検知した湿度が40%以下かどうか判断し(S14)、40%以下ならばさらに帯電バイアスをOFFにする時間(イエローステーションならば0.07秒、その他のステーションならば0.05秒)に0.05秒加える(S15)。温度・湿度を基にして供給トナー量の増減を行なう際は、各プロセスステーションごとに異なる量で供給する量を増減させるようにしてもよいし、すべてのプロセスステーションで同じ量だけ供給する量を増減させるようにしても良い。また、通常は同量のトナー量を供給し環境が変化した場合のみ各プロセスステーションごとに供給量を変化させてもよい。
これらの判断により最終的な帯電バイアスをOFFにする時間が決定され(S16)、後回転時にトナー供給が実行され(S17)、終了する(S18)。
上記手段を用いれば、画像形成装置がおかれている環境の温度が高くなり、クリーニングブレードのゴムの特性として粘弾性が高くなり、クリーニングブレードが感光ドラムに対してびびりやすくなったときの、クリーニングブレード部での異音発生を防ぐことができる。また、画像形成装置がおかれている環境の湿度が低くなり、トナーの帯電量が高湿のときより高くなって、トナー極性が正規とは逆特性(反転トナー)になるもの量が高湿のときより少なくなり、かぶりトナーが少なくなったときの、クリーニングブレード部での異音発生を防ぐことができる。また記憶媒体に、環境検知手段で検知した温度・湿度に基づいて各像担持体に供給するトナー量を変える判断をするため値、例えば温度若しくは湿度と、温度若しくは湿度に応じて決定される像担持体に供給するトナー量との関係が格納されていることにより、プロセスカートリッジに組み込まれる現像手段の特性に応じ、同様にプロセスカートリッジに組み込まれる記憶媒体内の値を変えるだけで、画像形成装置本体の諸設定を変更することなく、供給するトナー量を変えるための判断を変更することができる。
本実施例において、イエローステーション以外では供給トナー量を減らすことができたので、その分トナー寿命を延ばすことができた。
なお、本実施例における現像剤は非磁性一成分現像剤としたが、磁性一成分現像剤、二成分現像剤を用いても本発明は適用できる。また、現像方法においても、非接触現像方式をも採用できる。
また本実施例以外でも、インライン方式のカラー画像形成装置で、上述したようなもの以外に、直接被転写材にではなく、被転写材として中間転写体上に順次各色のトナー画像を重ね合わせることにより多色トナー画像を形成し、その後転写材に一括転写し、中間転写体上に残留したトナーは被転写クリーニング部材である中間転写体クリーニング部材により除去するような画像形成装置においても同様の理由で、1色目のプロセスステーションより2、3及び4色目のプロセスステーションで感光ドラムクリーニング部に来るトナー量が多く、クリーニングブレード部での異音は発生しにくい。よって同様に、第1の像担持体である1色目のプロセスステーションの感光ドラムよりも、第1の像担持体よりも後に転写を行なう第2の像担持体である2色目のプロセスステーションの感光ドラムのほうが、プロセスステーションのクリーニング部に来るトナーの量が多くなる。そこで、クリーニングブレードの異音を防ぐために像担持体に供給する横帯状のトナー量は第2の像担持体より第1の像担持体の方を多くしてやる必要がある。
〔実施例3〕
図7に示すのは、本発明の別の実施例であるカラーレーザープリンタなどの多色画像形成装置の構成図である。
画像形成装置の転写形態は図1に示した画像形成装置の構成のものに限らず、図7の画像形成装置のように、被転写部材として中間転写体にトナー画像を一次転写して重ね合わせることにより多色トナー画像を形成し、その後転写材Pに一括して二次転写するタイプのものにも適用できる。
中間転写体を用いた画像形成装置とされるカラー電子写真装置は、転写材になんら加工、制御(例えばグリッパーに把持する、吸着する、曲率をもたせる等)を必要とせずに中間転写ベルトから画像を転写することができるため、封筒、ハガキ、ラベル紙等、薄い紙(40g/m紙)から厚い紙(200g/m紙)まで、幅の広狭、長さの長短、あるいは厚さの厚薄によらず、転写材を多種多様に選択することができるという利点を有し、様々な製品がこの方式で実用化されている。
図7を参照して、中間転写体を用いたインライン方式の画像形成装置の一構成例を説明する。図7には、カラー画像形成装置として、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の現像剤を内包する現像装置4a〜4dに対向配設された静電潜像担持体である感光ドラム1a〜1dを、中間転写体である中間転写ベルト10’移動方向に順次配設して、各現像装置4a〜4dが有する現像剤により各ドラム1a〜1d上に現像された各色のトナー画像を中間転写ベルト10’上に順次転写しつつ、中間転写ベルト10‘上にイエロー、マゼンタ、シアンにブラックを加えた4色のトナーによりフルカラー画像を得る、4連ドラム方式の画像形成装置(以下、インラインカラープリンタ)の概略断面図を示す。
図7において、無端状の中間転写ベルト10’が、駆動ローラ7と従動ローラ9に懸架され、回転ドラム1a〜1dの回転方向と逆の方向(図中矢印の時計の逆方向)に回転しており、感光ドラム1a〜1dは、上記中間転写ベルト10’に対向して直列に4個配置されている。また、各色の画像形成手段のプロセスステーションY、M、C、Bkは、感光ドラム1a〜1d、帯電手段2a〜2d、露光手段3a〜3d、現像手段4a〜4dから構成され、それらはそれぞれ感光ドラム1a〜1dの周辺に配設されている。
即ち、図7の画像形成装置においては、中間転写ベルト10’の移動方向に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)のそれぞれ独立の4個の第1、第2、第3、第4の画像形成手段であるプロセスステーションY、M、C、Bkが設けられている。各色のプロセスステーションY、M、C、Bkは、それぞれ感光ドラムである感光ドラム1a〜1d、現像装置4a〜4d、帯電手段2a〜2d、露光手段3a〜3d、感光ドラムクリーニング手段であるクリーニングブレード6a〜6dで構成されている。
さらに、本実施例の画像形成装置においても実施例1と同様に、第1〜第4のプロセスステーションを図2に示されるような、画像形成装置から着脱自在で記憶媒体を具備したプロセスカートリッジにしてある。
ここで、画像形成動作について以下に記す。各帯電手段である帯電ローラ2a〜2dにより均一に帯電された感光ドラム1a〜1d表面に、パーソナルコンピュータ等のホストからの画像データに応じて変調されたレーザビームが露光手段3a〜3dより照射され、各色に対して所望の静電潜像が得られる。この潜像はこれと対向して配設されている各色のトナーを内包した現像装置4a〜4dにより、現像部位で反転現像されトナー像として可視化される。このトナー像は、中間転写ベルト10’に順次一次転写され、中間転写ベルト10’上に形成された各色の合成トナー像は、不図示の給紙手段により給紙されて搬送手段により搬送されてくる転写材P上に、中間転写ベルト10’の移動方向でプロセスステーションY、M、C、Bkの下流の位置にて当接し、転写材Pを挟持搬送している2次転写部材である2次転写ローラ13に印加される2次転写バイアスによって転写される。このカラートナー画像は不図示の定着装置によって溶融定着され、転写材P上に永久定着され所望のカラープリント画像が得られる。また、2次転写残留トナーは、2次転写残留トナー帯電ローラ44でトナー極性を逆極性に帯電させることによって、感光ドラムと中間転写ベルト10’との対向面において、中間転写ベルト10’の移動方向にたいして最上流に配設されたトナーを電界によって回収を行なう回収用像担持体である第1プロセスステーションの感光ドラム1aに電界により逆転写させて回収し、感光ドラムクリーニング部で除去する方式をとっている。他のプロセスステーションの感光ドラムへは、中間転写ベルトからの回収用電界は形成されていない。ここで、回収用像担持体は最上流に配設された方が、2次転写残トナーが回収用像担持体以外の像担持体に回収されることがないためメンテナンス時に有利である。
また、本実施例でも実施例1と同様に、温度・湿度を検知することが可能な環境検知手段45を有し、記憶媒体には、環境検知手段45で検知した温度・湿度により供給するトナー量を変える判断をするため値が格納されている。
各プロセスステーションY、M、C、Bkで、クリーニング部での異音防止のためのトナー像作成方法については実施例1で説明したものと同様である。
次に、本実施例のインライン方式の画像形成装置において、トナー供給量と異音発生の関係を調べた。なおトナー供給方法は、図4のタイミングチャートで示す方法を用いた。このときの環境は温度23℃、湿度60%、各プロセスカートリッジは寿命が10000枚に対し5000枚相当のものを用いた。
まず、比較例(3.1)として、すべてのプロセスステーションにおいて画像形成終了後、0.1秒帯電バイアスをOFFにすることによって感光ドラム回転方向に20mmのトナー供給を行ったところ、いずれのプロセスステーションにおいてもクリーニングブレード部での異音は発生しなかった。
Figure 2005037815
次に、比較例(3.2)として、すべてのプロセスステーションで帯電バイアスをOFFにする時間0.04秒にして、感光ドラム回転方向の供給トナーの長さを8mmにしたところ、マゼンタ、シアン、ブラックのステーションで異音の発生があった。
Figure 2005037815
次にイエローステーションの帯電バイアスをOFFにする時間0.04秒にして、感光ドラム回転方向の供給トナーの長さを8mm、その他のプロセスステーションの帯電バイアスをOFFにする時間0.05秒にして、感光ドラム回転方向の供給トナーの長さを10mmにしたところ、すべてのプロセスステーションにおいて異音は発生しなかった。
Figure 2005037815
これは、1色目のプロセスステーションでは電界による2次転写残留トナーの回収が行なわれるため、クリーニングブレード部には中間転写体に転写されずに残留した1次転写残留トナーの他に、2次転写残留トナー帯電ローラ44でトナー極性を逆極性に帯電された2次転写残留トナーも多く逆転写し回収されてくるので、1色目のプロセスステーションは2色目以降のプロセスステーションより感光ドラムクリーニング部に来るトナー量が多く、クリーニングブレード部での異音は発生しにくくなるためである。
従来のようにすべてのプロセスステーションにおいて同じ量のトナーを供給した場合、比較例(3.1)ではクリーニングブレードの異音の防止はできているが必要以上のトナーを消費しており、比較例(3.2)ではトナーの供給をしていてもクリーニングブレードの異音が発生してしまっている。本実施例(3.1)のように各プロセスステーションごとに適当なトナーの供給を行なうことで、クリーニングブレードの異音の防止とトナーの消費を抑える事ができた。
次に環境が温度35℃、湿度60%、各プロセスカートリッジは寿命が10000枚に対し5000枚相当のものと、環境が温度23℃、湿度25%、各プロセスカートリッジは寿命が10000枚に対し5000枚相当のものを用いてトナー供給量と異音発生の関係を調べたところ、実施例1と同様にそれぞれの環境で帯電バイアスをOFFにする時間を0.05秒加えることが必要であった。
以上より、本実施例で説明した構成の画像形成装置において、クリーニングブレード部で発生する異音をトナー供給により防止するのに必要なトナー供給量は、2次転写残留トナーが戻されるプロセスステーションでは少なくてすみ、かつ、画像形成装置がおかれている環境(温度・湿度)に応じて異なることがわかった。
以上を踏まえ、本実施例の画像形成装置における最終的なトナー供給量決定までのフローチャートとその効果は、実施例1で説明したものと同様である。
また本実施例において、イエローステーションでは供給トナー量を減らすことができたので、その分トナー寿命を延ばすことができた。
本実施例以外でも、インライン方式のカラー画像形成装置で、上述したようなもの以外に、中間転写体ではなく、搬送部材である転写ベルトにより転写位置へ被転写材である紙等を搬送し、直接紙に転写を行っていくタイプの画像形成装置においても、転写ベルト面にトナーが残留付着した場合、紙等の裏汚れや画像汚れの原因になるためトナーを回収する感光ドラムが必要となる。このようなトナーの回収用感光ドラムがある場合、同様の理由で、転写ベルト上の残留トナーの回収が行なわれるプロセスステーションにおいては、クリーニングブレード部には紙等に転写されずに残留した転写残留トナーの他に、転写ベルト上の残留トナーも多く逆転写し回収されてくるので、回収用感光ドラムがあるプロセスステーションでは供給するトナー量を少なくすることができる。
〔実施例4〕
本実施例は画像形成装置のプロセスカートリッジの使用度合いによって、クリーニングブレード部で発生する異音を防止するために供給するトナー量を変えること特徴とする。本実施例の画像形成装置の構成は、実施例1の説明で用いた図1、2で環境検知手段45を具備しないもので説明する。
各プロセスカートリッジに具備された記憶媒体には、現像手段の使用度合いに関する情報(印字枚数)、また現像手段の使用度合いにより供給するトナー量を変える判断をするため値(本実施例では1000枚)、などが格納されている。
各プロセスステーションY、M、C、Bkで、クリーニング部での異音防止のためのトナー像作成方法は、実施例1で説明したものと同様である。
各プロセスカートリッジが寿命初期でトナーが初期状態の時は、寿命後半のトナーに比べて外添剤が適切な量付着しており、良好な帯電性、流動性が得られるので転写効率がよく、転写残トナーも少なくてクリーニング部にくるトナーが少なくなり、異音が発生しやすくなる場合がある。
実施例(4)では温度23℃、湿度60%(常温・常湿)下において、各プロセスカートリッジは寿命が10000枚に対して未使用のものを用いている。クリーニングブレードにおける異音を防止するのに供給するトナー量を、感光ドラム回転方向の供給トナーの長さをイエローステーションで24mm、その他のステーションで20mmと多めに供給し、すべてのプロセスステーションで確実に異音の発生をなくしている。
Figure 2005037815
以上より、インライン方式の画像形成装置において、クリーニングブレード部で発生する異音をトナー供給により防止するのに必要なトナー供給量は、各プロセスステーションにおいて異なり、かつ、トナーの使用度合いに応じて異なることがわかった。よって、トナーの使用量に応じて供給されるトナー量を補正することが好ましい。本実施例においては各プロセスステーションで供給するトナー量の補正値を同じにしてあるが、上述のように各色のトナーの特性により補正値はプロセスステーションごとに変化させることが好ましい。
以上を踏まえ、本実施例の画像形成装置における最終的なトナー供給量決定までは、図8のフローチャートに示される手順に沿って行った。このフローチャートで説明される制御は各プロセスカートリッジで同様である。また、各プロセスカートリッジに具備される記憶媒体には供給トナー量を切り替えるために必要な、プロセスカートリッジの使用度合いに関する情報(印字枚数)、切り替え時の印字枚数1000枚、などが格納されている。なお、本実施例においては供給トナー量を切り替える印字枚数を1000枚としたが、これに限られるものではなく、クリーニングブレードの材質、感光ドラムに対する当接条件、トナーの処方等に応じて任意に設定することができる。
画像形成がスタートすると(S21)、プロセスカートリッジに具備された記憶媒体から読み出した印字枚数が1000枚以下かどうか判断する(S22)。1000枚以下ならば、先に温度23℃、湿度60%、印字枚数が5000枚時に決定した帯電バイアスをOFFにする時間(イエローステーションならば0.07秒、その他のステーションならば0.05秒)に0.05秒加える(S23)。この時間を各ステーションごとに変えることも可能である(例えばイエローステーションならば0.07秒、その他のステーションならば0.05秒)。
この判断により最終的な帯電バイアスをOFFにする時間が決定され(S24)、後回転時にトナー供給が実行され(S25)、終了する(S26)。
上記手段を用いれば、トナーが初期状態で外添剤が適切な量付着していて良好なトナー帯電性、流動性が得られるので転写効率がよく、転写残トナーも少なくてクリーニング部にくるトナーが少ないときの、クリーニングブレード部での異音発生を確実に防ぐことができる。また記憶媒体に、印字枚数に基づいて供給するトナー量を変える判断をするため値が格納されていることにより、プロセスカートリッジに組み込まれる現像手段の特性に応じ、同様にプロセスカートリッジに組み込まれる記憶媒体内の値を変えるだけで、画像形成装置本体の諸設定を変更することなく、供給するトナー量を変えるための判断を変更することができる。
また、本実施例では印字枚数により帯電バイアスをOFFにする時間を増やすかどうか判断をしたが、これはピクセルカウントや露光時間をカウントすることにより、行っても良い。また、本実施例では印字枚数が1000枚以内かどうかだけで、帯電バイアスをOFFにする時間を増やすかどうか判断したが、より詳細な制御として、複数のトナー供給量変更時期を持ち、徐々に印字枚数により帯電バイアスをOFFにする時間を減らせるような制御を行っても良い。
また、本実施例のようにトナー供給量の変更を印字枚数のみでなく、実施例1で説明したように環境検知手段を具備し、温度・湿度と合わせてトナー供給量の変更に用いることも容易に推測できる。
なお、本実施例ではクリーニング手段としてクリーニングブレードを用いているが、トナーを供給させることで像担持体とクリーニング手段間の摩擦を減少させ異音防止をすることができるすべてのクリーニング手段において適用可能である。
なお、実施例では現像剤供給手段として現像装置4a〜4dを用いていたが、独自の現像剤供給手段を設けてもよい。
本発明実施例1の多色画像形成装置の構成図である。 実施例1の多色画像形成装置に着脱自在なプロセスカートリッジの断面図である。 実施例1の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 実施例1の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 実施例1の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 実施例1のトナー供給量決定までの流れを示すフローチャートである。 本発明実施例2の多色画像形成装置の構成図である。 実施例3のトナー供給量決定までの流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1a〜1d 感光ドラム
2a〜2d 帯電器
3a〜3d 書き込み器(露光器)
4a〜4d 現像装置
6a〜6d 感光ドラムクリーニングブレード
8a〜8d 転写ローラ
10 転写ベルト(転写材担持体)
10’ 中間転写ベルト(中間転写体)
12 転写ベルトクリーニングブレード
20a〜20d プロセスカートリッジ
44 2次転写トナー帯電ローラ
45 環境検知手段
46a〜46d 記憶媒体
P 転写材
Y、M、C、Bk プロセスステーション(画像形成手段)

Claims (20)

  1. 静電潜像を担持する複数の像担持体と、前記複数の像担持体上の前記静電潜像をもとに顕像化された現像剤像を被転写部材に順次に転写をする転写手段と、前記複数の像担持体上に存在する現像剤を除去する複数のクリーニング手段と、を有する画像形成装置において、
    前記複数の像担持体上の非画像形成領域に現像剤を供給する現像剤供給手段を有し、前記現像剤供給手段が供給する現像剤の量は前記複数の像担持体で異なることが可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記クリーニング手段はブレード状部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記複数の像担持体は第1の像担持体と、前記第1の像担持体よりも後に前記被転写部材に転写を行なう第2の像担持体を有し、前記現像剤供給手段が前記第2の像担持体上に供給する現像剤量は、前記第1の像担持体上に供給する現像剤量よりも少ないことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記被転写部材は中間転写部材であり、前記中間転写部材上の現像剤を除去する中間転写部材クリーニング部材を有することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記複数の像担持体の転写位置に前記被転写部材を担持搬送する搬送部材を有し、前記搬送部材上の現像剤を除去する搬送部材クリーニング部材を有することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記複数の像担持体のうち、前記被転写部材上の現像剤を電界により前記像担持体に回収を行なう像担持体を有し、前記現像剤供給手段が前記回収を行なう像担持体上に供給する現像剤量は、前記回収を行なう像担持体以外の像担持体上に供給する現像剤量よりも少ないことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  7. 前記被転写部材は中間転写体であることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記複数の像担持体の転写位置に前記被転写部材を担持搬送する搬送部材を有し、前記複数の像担持体のうち、前記搬送部材上の現像剤を電界により前記像担持体に回収を行なう像担持体を有し、前記現像剤供給手段が前記回収を行なう像担持体上に供給する現像剤量は、前記回収を行なう像担持体以外の像担持体上に供給する現像剤量よりも少ないことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  9. 前記回収を行なう像担持体は、前記複数の像担持体と前記被転写部材との対向面における前記被転写部材の移動方向に対して最上流側に配設されることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  10. 前記現像剤供給手段は、前記静電潜像をもとに現像剤像を顕像化する現像手段であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  11. 前記画像形成装置が置かれている環境を検知する環境検知手段を有し、前記環境検知手段の検知結果に基づき前記現像剤供給手段が供給する現像剤量を補正をすることを特徴とする請求項1乃至10いずれか1つに記載の画像形成装置。
  12. 前記環境検知手段の検知結果に基づく前記現像剤量の補正は前記複数の像担持体で異なる値であることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記環境は湿度であることを特徴とする請求項11又は12記載の画像形成装置。
  14. 前記現像手段の使用度合いに基づき前記現像剤供給手段が供給する現像剤量の補正をすることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  15. 前記現像手段の使用度合いに基づく前記現像剤量の補正は前記複数の像担持体で異なる値であることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記像担持体上の前記非画像形成領域に供給する現像剤は、前記現像剤供給手段と前記像担持体との間の電界によって、現像剤供給手段より供給した現像剤であることを特徴とする請求項1乃至14いずれか1つに記載の画像形成装置。
  17. 少なくとも前記像担持体と前記クリーニング手段を一体化し、画像形成装置本体と着脱可能なプロセスカートリッジとした請求項1乃至15いずれか1つに記載の画像形成装置。
  18. 前記プロセスカートリッジは、前記像担持体に供給する現像剤量を決定するための情報が格納された記憶媒体を具備することを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 前記情報は温度若しくは湿度と、温度若しくは湿度に応じて決定される前記像担持体に供給する前記現像剤量との関係であることを特徴とする請求項18記載の画像形成装置。
  20. 前記プロセスカートリッジは前記現像手段を有し、前記情報は前記現像手段の使用度、前記カートリッジの識別番号の少なくとも1つを有することを特徴とする請求項18に記載の画像形成装置。
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