JP2005035690A - 給紙装置および給紙方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】積層されたシート100に接触して一番上のシートを1枚ずつ送り出す給紙ローラ106を備えた給紙装置において、浮揚した用紙の最上面に追従する当接ローラ201部材と連動して、遮蔽部材202が送風口122に対する相対的な位置を変化するシャッタ機構200を設けた。ファン120が回転して排風口122から空気が吹き出されると、シートの上部数枚100bが吹き上げられ、浮揚する。この排風口122の開口を遮蔽部材202で制御し、シートを排風口122の前で1枚ずつに分離して供給する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンター、印刷機等に用いられる給紙装置に関し、特に、OHP用紙や筋押ししてある用紙などを含む多様な紙質の用紙を、確実に1枚ずつ分離して送り出すことができる給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンター又は印刷機には、多数枚積層された複写紙を1枚ずつ給紙ローラ等で送り出す給紙装置が設けられている。このような給紙装置では、多数枚を一度に送り出すと、紙詰まりの原因になる。また、送り込み力が小さいとミスフィードとなり易い。そのため、確実に1枚ずつ送り出せる工夫がされている。すなわち、給紙ローラと用紙との間の摩擦係数を大きくして積層された用紙の一番上の1枚を確実に送り込むことで、ミスフィードを防止している。また、用紙が2枚以上送り込まれないように、捌きローラやパット捌き又は爪等による捌きにより、2枚目以降を押し戻すようにして、一番上の1枚だけが送り込まれるようにしている。
【0003】
この方法は、通常の複写紙だけを使用している限りでは、効果的な方法である。しかし、最近、複写機やプリンターの用途が拡大し、OHP用紙や、エンボス加工した用紙をはじめ、多様な紙質の用紙が使用されるようになってきた。これらの用紙の中には、積層した場合の用紙相互間の密着力が強く、上記の紙送り装置では、多数枚送りを確実に防止することが困難な場合が生じる。また、近年、高画質のカラー画像を提供するために、光沢のあるアート紙やコート紙等、いわゆる塗工紙が使用されるようになってきたが、塗工紙においては用紙相互間の密着力が高いのに加え、用紙自体の重量も通常の複写紙に比べて大きく、多数枚送りやミスフィードが発生しやすくなっていた。
【0004】
そこで、給紙トレイに積層された用紙の側面に対して連続的に空気を吹き付けると共に、用紙の種類に応じて空気吹き付け位置やその強さの最適な値を設定することで、紙の重量と送風口との位置的な関係により、重なり合った用紙が密着したままとなる問題を解決し、重送や紙送りミスを低減させる給紙装置が知られている(たとえば特許文献1)。
【0005】
また、積層された用紙に送り出し方向の側方から空気を送り込む給紙装置において、送り出し方向の側方から上記積層用紙の上部に空気を送り込む送風口を設け、送り出し方向における上記送風口の位置と上記給紙ローラの位置との間に、用紙の浮き上がり量を抑制するための浮揚抑制部材を、用紙上面から離間するように設けることで、用紙のサイズに拘わらず確実に用紙を分離して、安定して1枚ずつ送り出すことができ、積層された用紙の上面高さを、送り込む空気の影響を受けずに安定して測定することができる給紙装置も知られている(たとえば特許文献2)。
【0006】
図5は、従来の給紙装置の一例を説明するための図で、側部規制部材104には、紙面下方不図示の小型のファンから送り込まれた空気が、側部規制部材104の上端近くに開口している送風口122から積層された用紙100の上部にある数枚に対して、横向きに風が吹き出される。空気は、用紙の上部数枚100bの一方側から各用紙間の隙間を通り抜けて他方側に吹き抜ける。これによって用紙の上部数枚100bは1枚ずつに分離される。給紙ローラは、こうして分離された用紙100から一番上の用紙100aだけを取り出せることになる。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−349165号公報
【0008】
【特許文献2】
特開2003−63675号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載の給紙装置においては、積層された用紙を浮揚させるために、送風口122から空気を送り込むと、用紙100の上端と送風口122の間、すなわち一番上の用紙100aの上部にある送風口122の開口部から空気の大部分が排出されて、積層された用紙の上面のみに風が吹き付けられてしまい、用紙を浮揚させること自体ができないという問題が発生することがあった。特に、密着力が高く、重量もある大型の塗工紙を積層した場合にこの問題は顕著であった。
【0010】
また、用紙上面に排出される空気の量を減らすために、一番上の用紙100aと送風口122の上端との間の隙間を小さくしたところ、用紙を浮揚させることは可能となったが、一番上の用紙100aが浮揚されて送風口122の上端よりも高い位置になると、図5に示した如く、複数枚の用紙が密着したまま纏まって浮揚し、各用紙間の隙間に風が通過せず、用紙1枚ごとの分離ができないという問題があった。
【0011】
さらに、送風口122から送り込む空気の量を増やすために、ファン120の排気量を大きなものとすると、装置の大型化や騒音の増大、排出された空気による埃の舞い上がり等の不具合が発生する可能性がある。
【0012】
そこで本発明は、上記の問題を解決するためのもので、積層された用紙の間に空気を送り込む給紙装置において、構成が簡単かつ小型で、用紙の種類に拘わらず確実に用紙を分離して、安定して1枚ずつ送り出すことができる給紙装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記構成により達成することができる。
【0014】
(1)積層された用紙の間に空気を送り込む送風口を設け、該送風口から送り込まれた空気により浮揚した用紙を1枚ずつ送り出す給紙装置において、
該浮揚した用紙の最上面に当接する当接部材と、
前記当接部材を、該用紙の浮揚に追従して浮揚した用紙の最上面に当接せしめる追従手段と、
前記送風口を遮蔽することにより前記送風口による空気の送り込みを規制する遮蔽部材とを有し、
前記遮蔽部材は、前記当接部材と連結されており、前記当接部材の用紙の最上面への追従と連動して、前記送風口に対する相対的な位置を変化させることを特徴とする給紙装置。
【0015】
(2)前記積層された用紙の端部位置を規制する用紙端部規制部材を有し、用紙端部規制部材に前記送風口と、該送風口を空気の吹き出し口とするファンと、前記当接部材と、前記追従手段と、前記遮蔽部材とが設けられていることを特徴とする(1)に記載の給紙装置。
【0016】
(3)前記当接部材は、前記給紙装置の用紙送り出し方向に沿って回転自在なローラからなることを特徴とする(1)又は(2)に記載の給紙装置。
【0017】
(4)前記当接部材は、前記積層された用紙の最上面に当接する当接位置と、前記積層された用紙の上面を開放する開放位置とに変位可能なことを特徴とする(1)から(3)のいずれか1項に記載の給紙装置。
【0018】
(5)前記給紙装置は、前記送風口から送り込まれた空気により浮揚した用紙を1枚ずつ送り出す送風給紙モードと、前記送風口から空気を送り込むことなく用紙を1枚ずつ送り出す通常給紙モードとを切り替え可能であって、
前記送風給紙モード動作中には、前記当接部材は、前記積層された用紙の上面を開放する開放位置から前記積層された用紙の最上面に当接する当接位置に変位することを特徴とする(4)に記載の給紙装置。
【0019】
(6)積層された用紙の間に空気を送り込む送風口を設け、該送風口から送り込まれた空気により浮揚した一番上の用紙を1枚ずつ送り出す給紙方法において、
前記送風口を遮蔽することにより、前記送風口による空気の送り込みを規制する遮蔽部材を設け、
前記一番上の用紙の浮揚に追従して、前記遮蔽部材と、浮揚した前記一番上の用紙の最上面とが一定の位置関係を維持するように前記遮蔽部材を移動することを特徴とする給紙方法。
【0020】
(1)の発明によれば、送風口から送り込まれた空気により浮揚した用紙の最上面に追従する当接部材により用紙の過度な浮揚を抑えながら、当接部材と連動して遮蔽部材が移動することにより、送風口の位置が常に用紙の最上面と一定の位置関係を維持することができるので、各用紙間の隙間を風が通過し、用紙1枚ごとの分離が確実に行える。また、送風口から送り込まれた空気が用紙のほぼ全面に拡がり、各用紙間に隙間ができることで用紙の分離が良くなり、1枚ずつ用紙を送り出し易くなる。
【0021】
(2)の発明によれば、送風口及び遮蔽部材が用紙端部規制部材に設けられているので、積層される用紙のサイズが変更されても、用紙端部規制部材を該用紙に追随させれば、各用紙間の隙間を風が通過する位置に、遮蔽部材で開口が調整された送風口が、常に用紙と一定間隔を保って設置されることで送風口から送り込まれた空気が逃げてしまうことがなく、用紙のサイズに制限を受けることなく、用紙1枚ごとの分離が確実に行える。
【0022】
(3)の発明によれば、当接部材として前記給紙装置の用紙送り出し方向に沿って回転自在なローラを設けたので、該当接部材が用紙搬送時の摩擦抵抗とならず、良好な用紙搬送が可能となる。
【0023】
(4)の発明によれば、当接部材を開放位置に移動可能なので、用紙を補充時する場合にも当接部材が邪魔になることがない。
【0024】
(5)の発明によれば、当接部材の当接及び開放を自動で行うことにより、ユーザの操作を煩わせることがなく、また、ユーザによる操作ミスを回避することが可能となる。さらに、送風口から空気を送らない通常給紙モードの時には、当接部材と接触することによって発生する摩擦力に起因する搬送不良を防ぐことが可能となる。
【0025】
(6)の発明によれば、送風口から送り込まれた空気により浮揚した用紙の上面に追従して遮蔽部材が移動することにより、送風口と遮蔽部材とにより形成される開口部の上端が常に一番上の用紙と一定の位置関係を維持することができるので、各用紙間の隙間を風が通過し、用紙1枚ごとの分離が確実に行える。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例を図面に従って説明する。なお、本欄の記載は請求項の技術範囲や用語の意義を限定するものではない。
【0027】
図1は本発明の給紙装置の斜視図を示す。
図1(a)は、給紙装置のカバーを取り外した状態の要部を示す斜視図であり、図1(b)は、図1(a)に不図示の用紙上面高さ検知部を示す図である。また、図2は給紙装置の要部の縦断面図を示す。
【0028】
図1(a)において、積層された用紙100は、用紙載置台(不図示)の上に載置され、不図示の昇降機構により、昇降可能に支持されている。用紙端部規制部材である側部規制部材104は、用紙100の送り方向(図示Y方向)と交差する方向、本実施の形態では幅方向(図示X方向)に移動自在になっており、積載された用紙100の両側に当接して用紙100の両側位置を規制している。後端規制部材105は、用紙100の搬送方向(図示Y方向)に移動自在で、用紙100の送り方向後端の位置を規制しており、用紙端部規制部材としても機能しうる。用紙100の送り方向先端には、給紙ローラ106があり、これが一番上の用紙100aに適当な力で圧接している。
【0029】
給紙ローラ106が矢印aの方向に回転すると、一番上の用紙100aが矢印b方向に進み、給紙ローラ106の出口側に隣接している、用紙分離手段である分離下ローラ107aと当接する。ダブルフィードが発生すると、矢印aと同方向に回転する分離下ローラ107aによりその下の2枚目以降が押し戻され、最上部の1枚だけが分離上ローラ107bとプレレジストローラ109とにより搬送されて画像形成部へと送り込まれることになる。
【0030】
図1(b)において、積層された用紙の最上面の高さを検知するために、用紙上面センサ110が設けられている。用紙上面センサ110は、給紙ローラ106のシャフト108が遊嵌できる長円でかつ弧状の孔が開けられた検知部112と、検知部112を回動自在に軸支する回転軸114と、検知部112に固定された遮光板116と、遮光板116の先端部を挟むように設けられたフォトカプラ118とから構成されている。分離上ローラ107bは回転軸114の動力で回転する。検知部112と遮光板116とでは、検知部112の方が重くなっていて、検知部112が用紙100の上面に常時軽く接触した状態を保っている。用紙100の上面の位置が下がると、それと共に検知部112が下がり、遮光板116の先端が揺動してフォトカプラ118から外れるので、受光部が光を検知し、一番上の用紙100aの位置が下がったことを検知する。すると、図示しない昇降装置が作動し、遮光板116の先端がフォトカプラ118の光を遮断する位置まで用紙100を上昇させる。以上によって、用紙100の上面、すなわち、一番上の用紙100aの位置は、常に同じ高さに保たれることになる。用紙上面センサ110は、図示の構成のものに限定されるものではなく、用紙上面位置を検知できれば、どのようなものでもよい。
【0031】
各側部規制部材104には、用紙捌き手段として、小型のファン120が、送風口122に空気を送り出すように取り付けられている。ファン120から上向きに送り出された空気は、図示しないファン取付板により90°向きを変え、ほぼ水平に送風口122から吹き出される。送風口122は側部規制部材104の上端近くに開口しており、異物が入ってファン120が破損しないように、格子状の開口としている。送風口122の幅は、ファン120の吹出口の幅と同じになっている。一番上の用紙100aが送風口122の上下端のほぼ中央に来るような位置関係が望ましい。ファン120を側部規制部材104に取り付けているので、用紙100のサイズが変更された場合でも、側部規制部材104を移動することによって、ファン120も図示X方向に一緒に移動できることになる。
【0032】
また、側部規制部材104の上部には、浮揚した用紙の上面の高さに追従して送風口122の一部を遮蔽することで、開口部を可変とするシャッタ機構200が取り付けられている。シャッタ機構200の詳細は後述する。
【0033】
ファン120が回転すると、送風口122から空気が送られ、積層された用紙100の上部にある数枚に風が吹き付けられる。空気は、用紙の上部数枚100bの一側方から各用紙間の隙間を通り抜けて他方側に吹き抜ける。これによって用紙と用紙との密着力が緩和される。これによって用紙の上部数枚100bは1枚ずつに捌かれ、分離される。給紙ローラ106は、こうして捌かれた用紙100から一番上の用紙100aだけを取り出して画像形成部へと送り込むことになる。
【0034】
なお、ファン120、送風口122及びシャッタ機構200は、本実施の形態では、用紙100の送り方向の両側部に設けられているが、片側だけにしてもよい。また、用紙端部規制部材のその他の実施の形態として、後端部規制部材105に、ファン120、送風口120及びシャッタ機構200を設けることでも、同様の効果が得られる。
【0035】
また、図2に示すように給紙装置にはカバー126が取り付けられている。カバー126は、先端のヒンジ128で本体に対し回動可能である。
【0036】
本発明にかかわるシャッタ機構200について、図3を用いて以下に説明する。
【0037】
図3(a)は、シャッタ機構200の正面図であり、図3(b)は、シャッタ機構200の作用を説明する図である。本発明にかかわるシャッタ機構200は、当接部材である当接ローラ201a、201bと、遮蔽部材202、アーム204a、204b、揺動基部205、取付基部207からなる。シャッタ機構200は、取付基部207を介して側部規制部材104の上面に固定されている。
【0038】
当接部材である当接ローラ201a、201bは、給紙装置の用紙送り出し方向(紙面時計回り)に回転自在なローラからなり、当接ローラ201a、201bの下面は、浮揚した一番上の用紙100aの上面と当接している。これにより、用紙搬送方向(図示Y方向)の抵抗を極力少ないものとし、当接ローラ201a、201bが一番上の用紙100aに当接していても、図1の給紙ローラ106による良好な用紙搬送が可能となる。
【0039】
当接ローラ201a、201bはそれぞれ、ピン203a、203bにより遮蔽部材202に回動可能に枢着されていて、ローラの下部が遮蔽部材の底面よりもわずかに突出するようにして、遮蔽部材202と一番上の用紙100aの上面との相対的位置関係を一定に維持している。当接ローラ201a、201bの外径は10mm〜30mmで、ローラ下部は遮蔽部材の底面よりも1mm〜4mm突出するように取り付けられている。なお、ローラに代えて、フッ素樹脂等の低摩擦材料で被覆された摺摺面を有する部材で一番上の用紙100aに当接するようにしてもよい。
【0040】
遮蔽部材202、アーム204a、204b、揺動基部205は、平行四辺形リンク機構を構成しており、該リンク機構により追従手段として機能する。すなわち、当接ローラ201a、201bを支持する遮蔽部材202を平行四辺形の底辺として、アーム204a、204bをそれぞれピン203a、203bにより揺動可能に枢着し、揺動基部205を平行四辺形の上辺として、アーム204a、204bをそれぞれピン206a、206bにより揺動可能に枢着している。そして、アーム204a、204bが、固定された揺動基部205を中心として揺動することで、遮蔽部材202は、一番上の用紙100aの上面とほぼ平行な状態を保ったままで上下に変位可能となり、当接ローラ201a、201bと当接している用紙の最上面の位置が変位しても、これに追従することができる。なお、本実施の形態では平行四辺形リンク機構としているが、当接部材が変位する用紙の最上面に追従できる機構であれば特に制限はなく、例えばソレノイドやコイルばねによる支持機構とすることも可能である。
【0041】
遮蔽部材202は、当接ローラ201a、201b、アーム204a、204bと連結する連結部と、送風口122と対向する遮蔽部202aを有し、これらは底部を介して一体のユニットとして構成されている。遮蔽部202aは、送風口122の一部を覆うように近接しており、送風口122からの空気の送り出し領域とその位置が制限されている。遮蔽部材202aの上端は、遮蔽部材202が最下点に達した状態でも、送風口122の上端部を遮蔽しているのが好ましく、遮蔽部202aの左右端は、遮蔽部材202が最下点から最上点に移動する間、常に送風口122の幅方向(図示W領域)の一部を遮蔽しているのが好ましく、より好ましくは、常に送風口122の幅方向の全部を遮蔽しているものである。
【0042】
また、遮蔽部202aは、送風口122から送り込まれる空気の遮蔽効果を高めるために、プラスチックシートを送風口122に対向する面に貼付しているが、より遮蔽効果を高めるために、ゴムモールドの如き気密保持部材を補助的に取り付けたり、プラスチックシートに代えて不織布を貼付することも可能である。
【0043】
遮蔽部材202の変位下限位置には不図示のストッパが設けられており、この下限位置が、通常給紙モードにおける用紙の最上面よりもわずかに高い位置にあり、当接ローラ201a、201bの下部との間隔は0.5〜4mmである。これにより、通常給紙モードおいて、当接部材である当接ローラ201a、201bが用紙に接触して不要な抵抗となり、給紙不良となることを防いでいる。
【0044】
揺動基部205は、ピン208a、208bにより取付基部207に揺動可能に枢着されており、当接部材である当接ローラ201a、201b、遮蔽部材202、追従手段であるアーム204a、204bからなるシャッタ機構200を支持している。揺動基部205は、取付基部207に揺動可能に枢着されていることにより、用紙補充時には、ピン208a、208bを軸として揺動し、当接部材である当接ローラ201a、201b、遮蔽部材202、追従手段であるアーム204a、204bからなるシャッタ機構200を用紙上面を開放する開放位置に変位可能としている。
【0045】
次に、シャッタ機構200の作用を説明する。
送風口122から送り出された空気は、遮蔽部202aに妨害されて、積層された用紙100の上部数枚100bの側面に吹き付けられる。空気は、用紙の上部数枚100bの一側方から各用紙間の隙間を通り抜けて吹き抜ける。これによって上部数枚100bは浮揚し、一番上の用紙100aの上面に当接する当接ローラ201a、201bと連結した遮蔽部材202は、アーム204a、204b、揺動基部205とで構成される平行四辺形リンク機構の作用により、浮揚する一番上の用紙100aの上面に追従しながら上へと移動する。これにより、遮蔽部材202に取り付けられた遮蔽部202aの下端と一番上の用紙100aの上面、すなわち用紙の最上面との間隔Dは、用紙の浮揚量に関係なく常に一定を保ち、送風口122から用紙100の上部数枚100b側面への空気の吹き付けは安定したものとなる。これによって用紙の上部数枚100bは1枚ずつに捌かれ、分離される。給紙ローラ106は、こうして捌かれた用紙100から一番上の用紙100aだけを確実に画像形成部へと送り込むことが可能になる。
【0046】
図4は、シャッタ機構200を開放位置に変位させた状態を示す図である。遮蔽部材202の底面は上向きになり、アーム202a、202bは遮蔽部材202及び揺動基部205と当接する位置に変位している。図2に示したカバー126が閉じられた状態の時、シャッタ機構200は、送風口122を遮蔽する動作位置にある。カバー126を開くと、シャッタ機構200は、カバー126と共に用紙100の上面から離れた開放位置に移動する。これによって、カバー126を開けて用紙100を補充することができる。
【0047】
本発明の給紙装置は、送風口122から送り込まれた空気により浮揚した用紙を1枚ずつ送り出す送風給紙モードと、送風口122から空気を送り込むことなく用紙を1枚ずつ送り出す通常給紙モードとに切り替え可能としている。以下にその説明を行う。
【0048】
送風給紙モードと、通常給紙モードとの切り替えは、本発明の給紙装置を有する画像形成装置の操作部(不図示)もしくは、該画像形成装置と通信可能なコンピュータで選択された用紙の種類に基づき、該画像形成装置のCPU(不図示)にて行われる。例えば選択された用紙の種類が、OHP用紙、コート紙、エンボス紙の場合は送風給紙モードとし、このときシャッタ機構200は、当接ローラ201a、201bが送風口122から送り込まれた空気により浮揚した一番上の用紙100aの上面と当接する動作位置にある。また、選択された用紙の種類が上記以外の場合は通常給紙モードとし、ファン120を不動作とする。
【0049】
遮蔽部材202の変位下限位置には不図示のストッパが設けられており、この下限位置が、通常給紙モードにおける用紙の最上面よりもわずかに高い位置にある。これにより、通常給紙モード時には、当接ローラ201a、201bによる摩擦抵抗が低減されることで、搬送不良を回避することができるのに加え、給紙ローラ106への搬送負荷が低減され、ファン120の非動作とあいまって大幅に消費電力を低減することが可能となる。
【0050】
通常給紙モードの他の態様としては、シャッタ機構200を、不図示のステッピングモータにより、図4に示した如く開放位置に変位させることである。この場合も、当接ローラ201a、201bによる当接を確実に回避することにより、摩擦抵抗が低減されることで、搬送不良を回避することができるのに加え、用紙詰まりが発生した時に、シャッタ機構200あるいは用紙Sが破損することを回避できる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、積層された用紙の間に空気を送り込む給紙装置において、構成が簡単で、用紙の種類に拘わらず確実に用紙を分離して、安定して1枚ずつ送り出すことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給紙装置においてカバーを取り外した状態の要部を示す斜視図である。
【図2】給紙装置の要部の縦断面図である。
【図3】シャッタ機構の要部の正面図及び側面図である。
【図4】シャッタ機構の要部の斜視図である。
【図5】従来の給紙装置の作用を説明する図である。
【符号の説明】
100 用紙
100a 一番上の用紙
104 側部規制部材
106 給紙ローラ
110 用紙上面センサ
120 ファン
122 送風口
200 シャッタ機構
201a、201b 当接ローラ
202 遮蔽部材
204a、204b アーム
205 揺動基部
207 取付基部
Claims (6)
- 積層された用紙の間に空気を送り込む送風口を設け、該送風口から送り込まれた空気により浮揚した用紙を1枚ずつ送り出す給紙装置において、
該浮揚した用紙の最上面に当接する当接部材と、
前記当接部材を、該用紙の浮揚に追従して浮揚した用紙の最上面に当接せしめる追従手段と、
前記送風口を遮蔽することにより前記送風口による空気の送り込みを規制する遮蔽部材とを有し、
前記遮蔽部材は、前記当接部材と連結されており、前記当接部材の用紙の最上面への追従と連動して、前記送風口に対する相対的な位置を変化させることを特徴とする給紙装置。 - 前記積層された用紙の端部位置を規制する用紙端部規制部材を有し、該用紙端部規制部材に前記送風口と、該送風口を空気の吹き出し口とするファンと、前記当接部材と、前記追従手段と、前記遮蔽部材とが設けられていることを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
- 前記当接部材は、前記給紙装置の用紙送り出し方向に沿って回転自在なローラからなることを特徴とする請求項1又は2記載の給紙装置。
- 前記当接部材は、前記積層された用紙の最上面に当接する当接位置と、前記積層された用紙の上面を開放する開放位置とに変位可能なことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の給紙装置。
- 前記給紙装置は、前記送風口から送り込まれた空気により浮揚した用紙を1枚ずつ送り出す送風給紙モードと、前記送風口から空気を送り込むことなく用紙を1枚ずつ送り出す通常給紙モードとを切り替え可能であって、前記送風給紙モード動作中には、前記当接部材は、前記積層された用紙の上面を開放する開放位置から前記積層された用紙の最上面に当接する当接位置に変位することを特徴とする請求項4に記載の給紙装置。
- 積層された用紙の間に空気を送り込む送風口を設け、該送風口から送り込まれた空気により浮揚した一番上の用紙を1枚ずつ送り出す給紙方法において、
前記送風口を遮蔽することにより、前記送風口による空気の送り込みを規制する遮蔽部材を設け、
前記一番上の用紙の浮揚に追従して、前記遮蔽部材と、浮揚した前記一番上の用紙の最上面とが一定の位置関係を維持するように前記遮蔽部材を移動することを特徴とする給紙方法。
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