JP2005035122A - 熱転写シート - Google Patents

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Sosuke Ieshige
宗典 家重
Masahiro Fujita
昌弘 藤田
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Abstract

【課題】基材シートの一方の面に耐熱滑性層を設け、該基材シートの他方の面にプライマー層を介して色材層が形成されてなる熱転写シートにおいて、熱転写記録の印画速度の高速化や熱転写シートの薄膜化への対応に伴うプライマー層への、サーマルヘッドからの熱ダメージによる、染料層と被転写材との熱融着や、異常転写が生じたり、また熱転写記録時における熱転写シートのシワ発生による被転写材の印画ムラ等の不具合点を防止した熱転写シートを提供する。
【解決手段】基材シートの一方の面に耐熱滑性層を設け、該基材シートの他方の面にプライマー層を介して色材層が形成されてなる熱転写シートにおいて、該プライマー層を構成するバインダー樹脂の80℃と140℃における貯蔵弾性率G′a[Pa]とG′b[Pa]の比G′a/G′bを100以下とすることで、上記の課題を解決することができた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基材シートの一方の面に耐熱滑性層を設け、該基材シートの他方の面にプライマー層を介して色材層が形成されてなる熱転写シートに関し、さらに詳しくは、基材シートと色材層との間のプライマー層への、サーマルヘッドからの熱ダメージによる印画シワや異常転写を防止した熱転写シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、熱転写シートとしては、基材シートとしてポリエステルフィルム等のプラスチックフィルムを使用し、該基材シートの一方の面に昇華性染料とバインダー樹脂からなる染料層を設けた昇華型熱転写シートと、該染料層の代わりに着色剤を含む熱溶融性組成物からなるインキ層を設けた熱溶融型の熱転写シートが知られている。これらの熱転写シートは、その背面からサーマルヘッド等によって画像状に加熱され、染料層の染料又はインキ層を被転写材に転写させ画像を形成するものである。
【0003】
近年、熱転写記録方式における印画速度の高速化が進んでおり、従来の熱転写シートを従来の熱エネルギーにて印画しても十分な転写感度が得られないとの問題が生じてきた。さらに、熱転写による画像の印画物に対し、より高濃度で鮮明なものが要求されており、転写感度を向上させる試みが必要となっている。そこで、基材シートを薄膜化して従来の熱エネルギーにて印画する、又は印画時の熱エネルギーを増加させて所望の転写感度を得る等の改良がされている。しかし、これらの方法では熱転写シートにかかる熱ダメージが大きく、染料層と被転写材の染料受容層とが熱融着したり、染料層の染料だけでなく、染料層ごと被転写材に転写する、いわゆる異常転写が生じたり、また熱転写記録時における熱転写シートのシワ発生による被転写材の印画ムラ等の不具合が顕在化してきた。
【0004】
それに対し、例えば特許文献1におけるような支持体と染料層との間に、約15〜約35重量%のポリビニルアルコールと約65〜約85重量%のポリビニル−ピロリドンの混合物を含有する親水性染料バリヤー/下塗り層を存在させ、染料が支持体側に拡散して染料がロスすることを防止する技術が開示されている。しかし、上記の親水性染料バリヤー/下塗り層は、染料層のプライマー層として、転写感度のロスは少ないものの、一方で高速・高エネルギー印画時に染料層と被転写材の染料受容層とが熱融着したり、異常転写が生じたりする等、未だ十分に満足できるものではない。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−131760号公報
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】
したがって、上記のような課題を解決するために、本発明は、基材シートの一方の面に耐熱滑性層を設け、該基材シートの他方の面にプライマー層を介して色材層が形成されてなる熱転写シートにおいて、熱転写記録の印画速度の高速化や熱転写シートの薄膜化への対応に伴うプライマー層への、サーマルヘッドからの熱ダメージによる、染料層と被転写材との熱融着や、異常転写が生じたり、また熱転写記録時における熱転写シートのシワ発生による被転写材の印画ムラ等の不具合点を防止した熱転写シートを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は請求項1として、基材シートの一方の面に耐熱滑性層を設け、該基材シートの他方の面にプライマー層を介して色材層が形成されてなる熱転写シートにおいて、該プライマー層を構成するバインダー樹脂の80℃と140℃における貯蔵弾性率G′a[Pa]とG′b[Pa]の比G′a/G′bが100以下であることを特徴とする。
また請求項2として、請求項1に記載するバインダー樹脂の140℃における貯蔵弾性率G′b[Pa]と損失弾性率G″b[Pa]がともに10Pa以上であることを特徴とする。
【0008】
請求項3として、請求項1または2に記載するバインダー樹脂の140℃におけるtanδが3以下であることを特徴とする。
請求項4として、請求項1〜3のいずれか一つに記載するバインダー樹脂のガラス転移温度Tgが、60℃以上であることを特徴とする。
【0009】
本発明は、熱転写シートの色材層のプライマー層を構成するバインダー樹脂が上記の弾性率の規定を満足することにより、白黒画像が混在した画像を印字する際に、白部では印字の加熱条件が弱く、プライマー成分の粘性・弾性が高い状態であり、その状態では80℃の貯蔵弾性率G′aの条件に相当し、黒部は加熱されるため、プライマー成分の粘弾性が低くなり、140℃の貯蔵弾性率G′bの条件に相当し、それらの比G′a/G′bを100以下の関係を満足させることで、白黒の混在した画像を印字しても、熱転写記録時における熱転写シートのシワ発生を防止し、よって被転写材の印画ムラが無くなる。
【0010】
但し、上記の白黒画像という表現は、白部は印画時に熱エネルギーが加えられずに熱転写しない部分であり、一方の黒部は加熱されて熱転写される部分であり、熱転写される色材層の色相がイエロー、マゼンタ、シアン等の種々のものが適用できるので、黒部は色相がブラックであるということではない。
また、上記のバインダー樹脂の140℃における貯蔵弾性率G′b[Pa]と損失弾性率G″b[Pa]がともに10Pa以上であることが好ましく、貯蔵弾性率、損失弾性率が10Paより低いと、印画時の熱によりプライマー層の構成樹脂が流動し、異常転写が生じやすく、また染料層中に含有する染料がプライマー層へ逆拡散して、転写感度が低下しやすくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態について、詳述する。
図1に本発明の熱転写シートである一つの実施形態を示し、基材シート1の一方の面に、プライマー層2を介して、色材層3を設け、基材シート1の他方の面にサーマルヘッドの滑り性を良くし、スティッキングを防止する耐熱滑性層4を設けた構成である。
以下に、本発明の熱転写シートを構成する各層について、詳しく説明する。
【0012】
(基材シート)
本発明で用いる熱転写シートの基材シート1としては、従来公知のある程度の耐熱性と強度を有するものであればいずれのものでも良く、例えば、0.5〜50μm、好ましくは1〜10μm程度の厚さのポリエチレンテレフタレートフィルム、1,4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリフェニレンサルフィドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、セロハン、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィルム、アイオノマーフィルム等が挙げられる。
【0013】
(プライマー層)
本発明の熱転写シートにおける基材シートと色材層との間に設けるプライマー層2は、該プライマー層を構成するバインダー樹脂の80℃と140℃における貯蔵弾性率G′a[Pa]とG′b[Pa]の比G′a/G′bが100以下であることを特徴とする。
上記の80℃の貯蔵弾性率G′aは、白黒画像が混在した画像を印字する際の白部の加熱条件(非印字状態)を想定した時の貯蔵弾性率に相当し、また140℃の貯蔵弾性率G′bは、黒部(黒部は色相がブラックに限定されず、各種色相が選定できる加熱されて転写された部分を意味する)を印字した際の加熱条件を想定した時の貯蔵弾性率に相当する。これらの比の比G′a/G′bが100以下にすることで、白黒の混在した画像(印画部と非印画部が混在した画像)を印字しても、白部と黒部、つまり非印画部と印画部とで、両者の印画中の間でプライマー層を構成するバインダー樹脂の粘弾性の性能の変化を少なくすることで、いかなる画像を印字しても、印画によるシワが発生することがない。
【0014】
それに対し、上記のプライマー層のバインダー樹脂の80℃と140℃の時の貯蔵弾性率G′aとG′bの比G′a/G′bが100より大きくなると、熱転写により画像を印字すると、印画部と非印画部とで、両者の印画中の間でプライマー層を構成するバインダー樹脂の粘弾性の性能の変化が大きくなり、熱転写シートにシワが発生して、被転写材に印画ムラが生じてしまう。
【0015】
本発明では粘弾性の測定方法は、測定機器としてレオメトリックス製ARESを用いる。測定条件は、パラレルプレート10mmΦ、歪み0.1%、振幅1Hz、昇温速度2℃/min.で、プライマーの組成物の温度を30℃から200℃に昇温させることにより行う。
また、一般に貯蔵弾性率G′は弾性成分で、高分子中でのコイルの振動や凝集体構造などの構造が生じることによって発生し、損失弾性率G″は粘性成分であり、静的の剪断応力と等価なものである。tanδはG″/G′により求められ、材料が変形する際にどれくらいのエネルギーを吸収するかの指標となり、材料のガラス転移温度、側鎖の絡み合い状態、配向性などポリマーの状態を知ることができる。プライマー層を構成するバインダー樹脂において、上記のtanδが3以下であることが好ましく、これにより熱転写時の染料の転写感度を高くすることができる。上記のtanδが3より高い数値になると、プライマー層で熱転写時の熱エネルギーが吸収されやすくなり、染料の転写感度が低下する。
【0016】
また、上記のバインダー樹脂の140℃における貯蔵弾性率G′b[Pa]と損失弾性率G″b[Pa]がともに10Pa以上であることが好ましく、貯蔵弾性率、損失弾性率が10Paより低いと、印画時の熱によりプライマー層の構成樹脂が流動し、異常転写が生じやすく、また染料層中に含有する染料がプライマー層へ逆拡散して、転写感度が低下しやすくなる。
【0017】
上記のプライマー層のバインダー樹脂としては、具体的にはポリエステル系樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、スチレンアクリレート樹脂、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース、酪酸セルロース等のセルロース樹脂、ポリビニルアセトアセタールやポリビニルブチラール等のポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール樹脂等が挙げられ、その中でも上記の弾性率の関係を満足するグレード(分子量、構造等)を選択する。
【0018】
また、そのバインダー樹脂のガラス転移温度Tgが、60℃以上であることが好ましく、プライマー層への、サーマルヘッドからの熱ダメージによる、染料層と被転写材との熱融着や、異常転写や、また熱転写記録時における熱転写シートのシワ発生による被転写材の印画ムラ等の発生を、より防止することが可能となる。プライマー層のバインダー樹脂のTgが60℃未満であると、印画時の熱によりプライマー層の構成樹脂が流動しやすくなり、異常転写が生じやすく、また染料層中に含有する染料がプライマー層へ逆拡散して、転写感度が低下しやすくなる。
【0019】
また、プライマー層には帯電防止剤を添加してもよく、π電子共役系構造を有する導電性材料や、脂肪酸エステル、硫酸エステル、リン酸エステル、アミド類、4級アンモニウム塩、ベタイン類、アミノ酸類、アクリル系樹脂、エチレンオキサイド付加物等公知の帯電防止剤を使用することができる。
【0020】
基材シートにおいて、プライマー層を形成する面に、以下に示すような接着処理を施すことができる。基材シートのプラスチックフィルム上に上記プライマー層を塗布して形成する際、塗布液の濡れ性、接着性等が不足しやすい場合、接着処理を施すものである。その接着処理としては、コロナ放電処理、火炎処理、オゾン処理、紫外線処理、放射線処理、粗面化処理、化学薬品処理、プラズマ処理、低温プラズマ処理、プライマー処理、グラフト化処理等公知の樹脂表面改質技術をそのまま適用することができる。
【0021】
また、それらの処理を二種以上を併用することもできる。上記のプライマー処理は、例えばプラスチックフィルムの溶融押出しの成膜時に、未延伸フィルムまたは延伸工程中のフィルムにプライマー液を塗布してその後に延伸処理して行なうことができる。
【0022】
さらに、上記の基材シートの接着処理として、基材シートと上記プライマー層との間、あるいは上記プライマー層と染料層との間、またそれらの両方に易接着層を塗工して形成することも可能である。その易接着層は、以下に示すような樹脂から形成することができる。ポリエステル系樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、スチレンアクリレート系樹脂、ポリアクリルアミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂やポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂等のビニル系樹脂、ポリビニルアセトアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂等のポリビニルアセタール系樹脂等が挙げられる。
但し、上記の易接着層を構成する樹脂は、前記プライマー層を構成する樹脂とは同一ではなく、異なるものを用いても良い。
【0023】
本発明のプライマー層は、バインダー樹脂と、必要に応じて帯電防止剤、塗工時における基材シートの濡れ性向上のために界面活性剤、気泡を抑制するための消泡剤、耐熱性・被膜性向上などのための架橋剤等の、任意の添加剤を加えた塗工液を作製し、従来から知られた塗工方式で、塗工及び乾燥して行われる。
プライマー層用塗工液の組成としては、バインダー樹脂が約0.5〜30質量%、好ましくは1〜20質量%、帯電防止剤は約0〜10質量%、好ましくは0.01〜5質量%、界面活性剤が約0〜2質量%、好ましくは0.2〜1質量%及び残量の溶媒からなる組成が好ましい。
【0024】
プライマー層の形成は、上記塗工液を基材シート上に、例えば、グラビアコーター、ロールコーター、ワイヤーバー等の慣用の塗工方式で塗工及び乾燥して行われる。プライマー層の塗工量は、塗工液の固形分として0.01〜3.0g/m、好ましくは0.02〜2.0g/mの範囲であり、塗工量が上記範囲より少ないと、プライマー層としての性能が不十分であり、一方、塗工量が上記範囲より多くても、その厚みに比例して上記性能が向上する訳ではなく、経済的に不利であるばかりでなく、熱転写プリンターによる画像の濃度が低下するので好ましくない。
【0025】
(色材層)
基材シート上に、上記のプライマー層を介して色材層3を形成する。その色材層は、熱転写性色材層であり、昇華型の熱転写シートである場合には昇華性染料を含む層を形成し、熱溶融型の熱転写シートである場合には顔料などで着色した熱溶融性インキで層を形成する。以下、昇華型の熱転写シートを代表例として詳述するが、本発明は昇華型の熱転写シートのみに限定されるものではない。尚、本発明の熱転写シートでは色材層として、昇華性染料を含有する染料層が好ましく用いられ、被転写材との熱融着や、異常転写や、た熱転写記録時における熱転写シートのシワ発生による被転写材の印画ムラ等を防止する効果が発揮できる。
【0026】
昇華型の熱転写性色材層に用いられる染料としては、従来、公知の熱転写シートに使用されている染料は、いずれも本発明に使用可能であり、特に限定されない。これらの染料としてはジアリールメタン系、トリアリールメタン系、チアゾール系、メロシアニン等のメチン系、インドアニリン系、アセトフェノンアゾメチン,ピラゾロアゾメチン,イミダゾルアゾメチン,ピリドンアゾメチン等のアゾメチン系、キサンテン系、オキサジン系、ジシアノスチレン,トリシアノスチレンに代表されるシアノメチレン系、チアジン系、アジン系、アクリジン系、ベンゼンアゾ系、そしてピリドンアゾ,チオフェンアゾ,イソチアゾールアゾ,ピロールアゾ,ピラゾールアゾ,イミダゾールアゾ,チアジアゾールアゾ,トリアゾールアゾ,ジスアゾ等のアゾ系、スピロピラン系、インドリノスピロピラン系、フルオラン系、ローダミンラクタム系、ナフトキノン系、アントラキノン系、キノフタロン系等があげられる。
【0027】
次に、上記の染料を担持するためのバインダー樹脂としては、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース,酢酸セルロース、酢酸・酪酸セルロース等のセルロース樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール、ポリビニルピロリドン等のビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリレート、ポリ(メタ)アクリルアミド等のアクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂等があげられるが、これらの中ではセルロース系、ポリウレタン系、ビニル系、アクリル系およびポリエステル系の樹脂が耐熱性、染料移行性などの点で好ましく用いられる。
【0028】
染料層は前記基材シートの一方の面に、前記のプライマー層を介して、これらの染料及びバインダー樹脂、必要に応じて添加剤(例えば、離型剤など)やフィラー等を加えて、トルエン、メチルエチルケトン、エタノール、イソプロピルアルコール、シクロヘキサノン、DMF等の適当な有機溶剤に溶解したり、あるいは有機溶剤や水等に分散させて、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、リバースロールコーティング印刷法等の手段により塗工および乾燥して塗膜を形成することができる。このようにして形成する染料層は、乾燥状態で0.2〜5.0g/m、好ましくは0.3〜2.0g/m程度の厚さであり、また染料層中の昇華性染料は、染料層の質量の5〜90質量%好ましくは10〜70質量%の量で存在するのがよい。希望する熱転写性色材層の画像がモノカラーである場合は、前記染料の中から1種を選んで形成し、またフルカラー画像である場合には適当なイエロー、マゼンタ、およびシアン(必要に応じて、ブラックも追加する)を選んで形成する。
【0029】
(耐熱滑性層)
本発明の熱転写シートは、基材シートの前記に説明したプライマー層、色材層の設けられた面とは反対側の面に、サーマルヘッドの熱によるステッキングや印字シワ等の悪影響を防止するため、耐熱滑性層4を設ける。
基材シートにおいて、耐熱滑性層を形成する面に、染料層側で説明したような接着処理を施したり、また本発明の染料層側のプライマー層で説明したような易接着層を基材シートと耐熱滑性層との間に設けることができる。
【0030】
上記の耐熱滑性層を形成する樹脂としては、従来公知のものであればよく、例えば、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセトアセタール樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエーテル樹脂、ポリブタジエン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリルポリオール、ポリウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタン又はエポキシのプレポリマー、ニトロセルロース樹脂、セルロースナイトレート樹脂、セルロースアセテートプロピオネート樹脂、セルロースアセテートブチレート樹脂、セルロースアセテートヒドロジエンフタレート樹脂、酢酸セルロース樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂等が挙げられる。
【0031】
これらの樹脂からなる耐熱滑性層に添加あるいは上塗りする滑り性付与剤としては、リン酸エステル、金属石鹸、シリコーンオイル、グラファイトパウダー、シリコーン系グラフトポリマー、フッ素系グラフトポリマー、アクリルシリコーングラフトポリマー、アクリルシロキサン、アリールシロキサン等のシリコーン重合体が挙げられるが、好ましくは、ポリオール、例えば、ポリアルコール高分子化合物とポリイソシアネート化合物及びリン酸エステル系化合物からなる層であり、さらに充填剤を添加することがより好ましい。
【0032】
耐熱滑性層は、基材シートの上に、上記に記載した樹脂、滑り性付与剤、更に充填剤を、適当な溶剤により、溶解又は分散させて、耐熱滑性層塗工液を調整し、これを、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の形成手段により塗工し、乾燥して形成することができる。耐熱滑性層の塗工量は、固形分で、0.1g/m〜3.0g/mが好ましい。
【0033】
以上の如き熱転写シートを用いて画像を形成するために使用する被転写材は熱溶融型の熱転写シートの場合、被転写材は特に限定されず、普通紙やプラスチックフィルムであってもよい。昇華型の熱転写シートの場合、その記録面が前記の染料に対して染料受容性を有するものであればいかなるものでもよく、また、染料受容性を有しない紙、金属、ガラス、合成樹脂である場合には少なくともその一方の面に染料受容層を形成しておけばよい。上記の熱転写シートおよび上記の被転写材を使用して熱転写を行う際に使用するプリンターとしては、公知の熱転写プリンターがそのまま使用可能であり、特に限定されない。
【0034】
【実施例】
次に実施例を挙げて、本発明を更に具体的に説明する。尚、文中、部または%とあるのは、特に断りのない限り質量基準である。
(実施例1)
基材シートして、厚さ3.5μmの易接着処理された2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)の易接着処理面に、下記組成のプライマー層塗工液1をグラビアコーティングにより、乾燥塗布量が0.5g/mになるように塗布、乾燥してプライマー層を形成し、そのプライマー層の上に、下記組成の染料層塗工液をグラビアコーティングにより、乾燥塗布量が0.8g/mになるように塗布、乾燥して染料層を形成した。また上記基材シートの他方の面に、下記組成のプライマー層塗工液をグラビアコーティングにより、乾燥塗布量が0.2g/mになるように塗布、乾燥して背面プライマー層を形成し、該背面プライマー層の上に、下記組成の耐熱滑性層塗工液をグラビアコーティングにより、乾燥塗布量が1.0g/mになるように塗布、乾燥して、耐熱滑性層を形成し、実施例1の熱転写シートを作製した。
【0035】
<プライマー層塗工液1>
ポリエステル樹脂(バイロン200、東洋紡績(株)製) 10部
メチルエチルケトン 45部
トルエン 45部
【0036】
<染料層塗工液>
C.I.ソルベントブルー22 5.5部
ポリビニルアセタール樹脂 3.0部
(エスレックKS−5 積水化学工業(株)製)
メチルエチルケトン 22.5部
トルエン 68.2部
【0037】
<背面プライマー層塗工液>
ポリエステル樹脂(WR−905、日本合成化学工業(株)製) 10部
水 60部
イソプロピルアルコール 30部
【0038】
<耐熱滑性層組成液>
ポリビニルブチラール樹脂 13.6部
(エスレックBX−1 積水化学工業(株)製)
ポリイソシアネート硬化剤 0.6部
(タケネートD218 武田薬品工業(株)製)
リン酸エステル 0.8部
(プライサーフA208S 第一工業製薬(株)製)
メチルエチルケトン 42.5部
トルエン 42.5部
【0039】
(実施例2)
実施例1で作製した熱転写シートの条件で、プライマー層塗工液1を下記組成のプライマー層塗工液2に変更してプライマー層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例2の熱転写シートを作製した。
<プライマー層塗工液2>
ポリエステル樹脂(バイロン290、東洋紡績(株)製) 10部
メチルエチルケトン 45部
トルエン 45部
【0040】
(実施例3)
実施例1で作製した熱転写シートの条件で、プライマー層塗工液1を下記組成のプライマー層塗工液3に変更してプライマー層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例3の熱転写シートを作製した。
<プライマー層塗工液3>
ポリエステル樹脂(WR905、日本合成化学工業(株)製) 10部
水 60部
イソプロピルアルコール 30部
【0041】
(実施例4)
実施例1で作製した熱転写シートの条件で、プライマー層塗工液1を下記組成のプライマー層塗工液4に変更してプライマー層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例4の熱転写シートを作製した。
<プライマー層塗工液4>
ポリビニルアルコール樹脂(KM−11、日本合成化学(株)製) 6部
水 47部
イソプロピルアルコール 47部
【0042】
(実施例5)
実施例1で作製した熱転写シートの条件で、プライマー層塗工液1を下記組成のプライマー層塗工液5に変更してプライマー層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例5の熱転写シートを作製した。
<プライマー層塗工液5>
ポリビニルピロリドン樹脂(K−90、ISP(株)製) 6部
水 47部
イソプロピルアルコール 47部
【0043】
(実施例6)
実施例1で作製した熱転写シートの条件で、プライマー層塗工液1を下記組成のプライマー層塗工液6に変更してプライマー層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例6の熱転写シートを作製した。
<プライマー層塗工液6>
ポリエステル樹脂(WR−905、日本合成化学工業(株)製) 10部
スルホン化ポリアニリン(日東化学工業(株)製) 1部
水 60部
イソプロピルアルコール 29部
【0044】
(比較例1)
実施例1で作製した熱転写シートの条件で、プライマー層塗工液1を下記組成のプライマー層塗工液7に変更してプライマー層を形成した以外は、実施例1と同様にして、比較例1の熱転写シートを作製した。
<プライマー層塗工液7>
ポリエステル樹脂(WR−961、日本合成化学工業(株)製) 10部
水 45部
イソプロピルアルコール 45部
【0045】
(比較例2)
実施例1で作製した熱転写シートの条件で、プライマー層塗工液1を下記組成のプライマー層塗工液8に変更してプライマー層を形成した以外は、実施例1と同様にして、比較例2の熱転写シートを作製した。
<プライマー層塗工液8>
ポリエステル樹脂(KZA3534、ユニチカ(株)製) 10部
水 65部
イソプロピルアルコール 25部
【0046】
(比較例3)
実施例1で作製した熱転写シートの条件で、プライマー層塗工液1を下記組成のプライマー層塗工液9に変更してプライマー層を形成した以外は、実施例1と同様にして、比較例3の熱転写シートを作製した。
<プライマー層塗工液9>
ポリエステル樹脂(バイロン700、東洋紡績(株)製) 10部
メチルエチルケトン 45部
トルエン 45部
【0047】
上記に作製した各実施例及び比較例の熱転写シートを用いて、印画適性評価を以下に示す方法で行なった。
(印画ムラ評価)
アルテック(株)製、デジタルフォトプリンターメガピクセルIIを用い、実施例及び比較例で作製した熱転写シートと、メガピクセルII純正印画紙(ポストカードサイズ)の組み合わせで、ベタ(階調値255/255:濃度マックス)と白部(階調値0/255)の碁盤状の印画パターンで印画し、熱転写シートのシワによる被転写材への印画ムラの有無を確認した。
評価は以下の基準にて行なった。
○:印画物に熱転写シートのシワによる印画ムラの発生がない。
×:印画物に熱転写シートのシワによる印画ムラの発生がある。
【0048】
(離型性評価)
上記の印画ムラ評価の方法と同様の印画条件において、印画物の全面がベタ(階調値255/255:濃度マックス)である印画パターンで印画し、印画を行なった際に、熱転写シートの染料層と被転写材とが熱融着するか、あるいは染料層ごと被転写材に転写する、いわゆる異常転写が生じるかを目視にて調べた。
評価は以下の基準にて行なった。
○:染料層と被転写材とが熱融着せず、また異常転写が生じない。
×:染料層と被転写材とが熱融着するか、あるいは異常転写が生じる。
【0049】
上記の実施例及び比較例の各評価結果を、下記の表1に示す。
【表1】
Figure 2005035122
*の印を付けた部分では、プライマー層が軟化し、測定値がばらついて、数値が安定しない。特に、比較例1において、80℃から140℃になり、プライマー樹脂の粘弾性が急激に低下し、140℃の貯蔵弾性率G′bが小さすぎて、G′a/G′bが100より、かなり大きい数値となる。
また、比較例2、3においては、温度上昇により、プライマー層のポリマーが軟化し始めると、貯蔵弾性率G′が低下し(比較例1ほど低くはないが)、G′a/G′bが大きな数値となる。
【0050】
【発明の効果】
以上の通り、本発明は、基材シートの一方の面に耐熱滑性層を設け、該基材シートの他方の面にプライマー層を介して色材層が形成されてなる熱転写シートにおいて、該プライマー層を構成するバインダー樹脂の80℃と140℃における貯蔵弾性率G′a[Pa]とG′b[Pa]の比G′a/G′bが100以下であり、また前記バインダー樹脂の140℃における貯蔵弾性率G′b[Pa]と損失弾性率G″b[Pa]がともに10Pa以上であることが好ましく、さらに前記のバインダー樹脂の140℃におけるtanδが3以下であること、前記のバインダー樹脂のガラス転移温度Tgが、60℃以上であることが望ましい。
【0051】
本発明は、熱転写シートの色材層のプライマー層を構成するバインダー樹脂が上記の弾性率の規定を満足することにより、白黒画像が混在した画像を印字する際に、白部では印字の加熱条件が弱く、プライマー成分の粘性・弾性が高い状態であり、その状態では80℃の貯蔵弾性率G′aの条件に相当し、黒部は加熱されるため、プライマー成分の粘弾性が低くなり、140℃の貯蔵弾性率G′bの条件に相当し、それらの比G′a/G′bを100以下の関係を満足させることで、白黒の混在した画像(印画部と非印画部が混在した画像)を印字しても、白部と黒部、つまり非印画部と印画部とで、両者の印画中の間でプライマー層を構成するバインダー樹脂の粘弾性能の変化を少なくすることで、いかなる画像を印字しても、熱転写記録時における熱転写シートのシワ発生を防止し、よって被転写材の印画ムラが無くなる。
【0052】
プライマー層のバインダー樹脂の140℃における貯蔵弾性率G′b[Pa]と損失弾性率G″b[Pa]が、ともに10Pa以上であることが好ましく、それにより、熱転写印画時の異常転写を防止でき、また転写感度を高く維持できる。また、前記バインダー樹脂において、tanδが3以下であることが好ましく、これにより熱転写時の染料の転写感度を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写シートである一つの実施形態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 基材シート
2 プライマー層
3 色材層
4 耐熱滑性層

Claims (4)

  1. 基材シートの一方の面に耐熱滑性層を設け、該基材シートの他方の面にプライマー層を介して色材層が形成されてなる熱転写シートにおいて、該プライマー層を構成するバインダー樹脂の80℃と140℃における貯蔵弾性率G′a[Pa]とG′b[Pa]の比G′a/G′bが100以下であることを特徴とする熱転写シート。
  2. 前記バインダー樹脂の140℃における貯蔵弾性率G′b[Pa]と損失弾性率G″b[Pa]がともに10Pa以上であることを特徴とする請求項1に記載する熱転写シート。
  3. 前記バインダー樹脂の140℃におけるtanδが3以下であることを特徴とする請求項1または2に記載する熱転写シート。
  4. 前記のバインダー樹脂のガラス転移温度Tgが、60℃以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載する熱転写シート。
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