JP2005031204A - 偏光顕微鏡および調整方法 - Google Patents

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    • G02B21/00Microscopes
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    • G02B21/0092Polarisation microscopes

Abstract

【課題】コノスコープ観察およびオルソスコープ観察による良好な観察像を得られるコンパクトでコスト的にも安価な偏光顕微鏡および調整方法を提供する。
【解決手段】透過照明光源17からの光をポラライザ16、コンデンサレンズ10を介して回転ステージ4上の試料11に照射し、試料11からの出射光を対物レンズ20を透過させ、対物レンズ20から出射された偏光光を検光可能にするアナライザ47、デポラライザ52を有するとともに、ベルトランレンズ60を有する対物レンズ20の光軸上に挿脱可能にした中間鏡筒22を通過させ、中間鏡筒22から出射された試料光を結像レンズ23aで結像し、該結像された試料像を接眼レンズ24で拡大観察する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、岩石鉱物を結晶などの形、大きさ、色、複屈折等から同定するオルソスコープ像観察、岩石鉱物内などの結晶観察により、光学軸の向き、光軸角を求めるコノスコープ像観察を可能にした偏光顕微鏡および調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の偏光顕微鏡として、特に、学校、公共施設における実習教育用、一般企業におけるルーチン検査用等で用いられる比較的安価で、コンパクトのものが注目されている。
【0003】
このような偏光顕微鏡では、観察光軸上から一旦直交方向に光を偏向させる周回光路を中間鏡筒に形成し、この周回光路上にベルトランレンズを位置調節可能に配置することで、観察試料のコノスコープ像を得るようにしたものが多く用いられている。
【0004】
特許文献1には、顕微鏡の対物レンズおよび鏡筒が配置される主ビーム路と、主ビーム路の一部の代わりに選択的に介在できる補助ビーム路と、対物レンズからの光が補助ビーム路に導かれた際には複数の光学偏向素子によって周回光路を形成し、この補助ビーム路の途中にあるベルトランレンズによってコノスコープ観察ができるような構成が示されている。
【0005】
また、特許文献2には、通常の像位置近傍にベルトランレンズを配設するとともに、対物レンズと接眼レンズとの間に反射部材にて構成したバイパス光学系を光路に対して挿脱可能に設け、オルソスコープ像観察およびコノスコープ像観察を可能にした観察装置が開示されている。
【0006】
さらに、特許文献3には、透過偏光観察あるいは透過微分干渉観察と落射観察とを切り換えて複合観察が可能なシステム顕微鏡において、アナライザーとデポラライザーとからなるキューブを落射照明観察に用いるキューブと同じ担持体に取り付けて観察方法を切り換えるようにしたシステム顕微鏡が示されている。
【0007】
【特許文献1】
特開昭60−258514号公報
【0008】
【特許文献2】
特開昭53−70454号公報
【0009】
【特許文献3】
特開平5−257066号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1に開示される顕微鏡用光学装置では、対物レンズからの光が補助ビーム路に導かれた際には複数の光学偏向素子によって周回光路を形成し、この補助ビーム路の途中にあるベルトランレンズによってコノスコープ観察ができるような構成をとっている。このため、縦方向(対物レンズ光軸方向)には、補助ビーム路へ対物レンズからの光を導くとともに補助ビーム路から主ビーム路へ光を戻すための光学素子分のスペースしか必要としないことで、縦方向に装置をコンパクトに構成できるが、周回光路を形成してベルトランレンズを合焦するために横方向にコンパクトにならないという問題が生じる。
【0011】
また、通常、対物レンズと観察鏡筒との間の中間鏡筒として挿入できる附加ユニットとして設計されるが、コノスコープ観察に加えて落射照明による観察を行うために落射照明モジュールとともに積み重ねて使用する場合には、落射照明モジュールを使用しない場合と比較して、対物レンズと観察鏡筒との間の距離が長くなる。したがって、このような落射照明モジュール等との積み重ね使用を想定する場合には、ベルトランレンズの合焦のための移動量がさらに大きくなり、装置が大型化するという問題がある。(落射照明との積み重ね使用をしない場合には、ベルトランレンズの合焦のための移動量は、対物レンズ毎の射出瞳位置のずれに対応した量だけを見込めば良い。)
さらに、このような周回光路を形成した偏光顕微鏡において、コノスコープ像を接眼レンズの中心に正確に位置させるべくベルトランレンズを心出し調整する場合、周回光路を形成するための複数の光学偏向素子の影響やベルトランレンズの移動量が大きいために、調整できる構造が採用しにくかったり調整作業そのものが難しかったりする場合がある。
【0012】
一般的にコノスコープ像観察において、対物レンズの瞳は接眼レンズの視野のほぼ中心に位置することが望ましく、そのために工場出荷時において予めベルトランレンズを調整してあるものや、使用者がベルトランレンズを心出し調整できるような構造になっているものが多い。しかしながら、特許文献1には、コノスコープ像の調整に関しては特に記載されておらず、その場合の詳細については不明である。
【0013】
一方、特許文献2に開示されるコノスコープ像観察光学系では、通常の像位置近傍にベルトランレンズを配設するとともに、対物レンズと接眼レンズとの間に反射部材にて構成したバイパス光学系を光路に対して挿脱可能に設けており、通常の像位置近傍にあるベルトランレンズによって対物レンズの射出瞳を接眼レンズに投影するために、光路長がかなり長くなってしまう(特許文献2の第1図あるいは第2図と第3図を参照)。
【0014】
この長くなった光路長を、反射部材にて構成したバイパス光路を挿入することによって、対物レンズの光軸方向には短くすることができるが(特許文献2の第4図、第5図参照)、対物レンズの光軸に対して直交する方向にバイパス光路による突出部が形成されてしまうため、特許文献1の場合と同様に横方向にコンパクトにはならないという問題を生じる。さらに、コノスコープ像の調整に関して記載されておらず、詳細については不明である。
【0015】
さらに、特許文献3に開示されるシステム顕微鏡では、アナライザーとデポラライザーとからなるキューブを落射照明観察に用いるキューブと同じ担持体に取り付けて観察方法を切り換えるように構成している。このため、透過偏光観察あるいは透過微分干渉観察と落射観察とを素早く切り換えて複合観察が可能であるが、同特許文献3に示されているのは顕微鏡本体内に最初から落射照明光学系を内蔵したシステム顕微鏡であり高価なものであるため、学校等における教育用あるいはルーチン検査用として要求される低コストの顕微鏡として適用が難い。
【0016】
また、透過偏光でコノスコープ像観察をする場合には、ベルトランレンズを内蔵する中間鏡筒を観察光路に挿入することが記載されているが(特許文献2の図8参照)、その中間鏡筒の構成等についての詳細は記載はない。また、コノスコープ像の調整に関しても記載されておらず、詳細については不明である。
【0017】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、コノスコープ観察およびオルソスコープ観察による良好な観察像を得られるコンパクトで、コスト的にも安価な偏光顕微鏡および調整方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、少なくとも1つの第1の偏光素子を有する光照射手段と、前記光照射手段からの光が照射される試料を載置するステージと、前記試料からの光を集光する対物レンズと、前記対物レンズから出射された偏光光束を検光可能にする第2の偏光素子および少なくとも1つの中間レンズを有する前記対物レンズの光軸上に挿脱可能にした検光部と、前記検光部から出射された試料光を結像し、該結像された試料像を拡大観察する観察鏡筒部とを具備したことを特徴としている。
【0019】
請求項2記載の発明は、少なくとも1つの第1の偏光素子を有する光照射手段と、前記光照射手段からの光が照射される試料を載置するとともに、光軸に略垂直な平面方向に調整可能に設けられたステージと、前記試料からの光を集光する対物レンズと、前記対物レンズを光軸と垂直な平面方向に移動可能に支持し、前記対物レンズの心調整を可能とした対物レンズ心調整手段と、前記対物レンズから出射された偏光光束を検光可能にする少なくとも第2の偏光素子および少なくとも1つの中間レンズを有する前記対物レンズの光軸上に挿脱可能にした検光部と、前記検光部から出射された試料光を結像し、該結像された試料像を拡大観察する観察鏡筒部とを具備したことを特徴としている。
【0020】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記光照射手段はコンデンサレンズを有し、該コンデンサレンズは、前記第1の偏光素子を前記対物レンズの光軸を中心に回動可能に支持することを特徴としている。
【0021】
請求項4記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記ステージは、前記対物レンズの光軸に略垂直な平面方向に前記試料を移動可能に保持することを特徴としている。
【0022】
請求項5記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記観察鏡筒部は、結像レンズ、及び少なくとも1つの接眼レンズを有することを特徴としている。
【0023】
請求項6記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記検光部は、前記対物レンズと前記結像レンズとの間に中間鏡筒として着脱可能に配置されることを特徴としている。
【0024】
請求項7記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記検光部は、前記第2の偏光素子を回動可能に支持するとともに、前記第2の偏光素子および前記第2の偏光素子に対し所定の距離に離間して平行配置される空穴を有するスライダーを光軸に対して挿脱可能に支持することを特徴としている。
【0025】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明において、前記スライダーの挿脱方向の操作と前記第2の偏光素子の回転操作は、前記スライダーに設けられた1つのスライダ操作手段により可能にしたことを特徴としている。
【0026】
請求項9記載の発明は、請求項7または8記載の発明において、前記スライダーは、光軸と垂直な平面上で回転可能に設けられる回転板に支持され、且つ前記回転板には、該回転板の回転とともに回転され、前記第2の偏光素子の回転角度を表示するリング状部材が設けられることを特徴としている。
【0027】
請求項10記載の発明は、請求項9記載の発明において、前記リング状部材の回転を規制する規制手段を、さらに有することを特徴としている。
【0028】
請求項11記載の発明は、請求項7又は8記載の発明において、前記検光部は、前記第2の偏光素子の上部に第3の偏光素子を備えたことを特徴としている。
【0029】
請求項12記載の発明は、請求項11記載の発明において、前記第3の偏光素子は、デポラライザであることを特徴としている。
【0030】
請求項13記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記検光部は、前記中間レンズを光軸方向に移動可能に支持するとともに、前記中間レンズおよび前記中間レンズに対し所定の距離に離間して平行配置される空穴を有したターレットを有することを特徴としている。
【0031】
請求項14記載の発明は、請求項13記載の発明において、前記検光部は、前記ターレットを所定の位置に位置決め可能な構成としたことを特徴としている。
【0032】
請求項15記載の発明は、請求項14記載の発明において、前記位置決め可能な構成は、鋼球とクリックバネによるものであることを特徴としている。
【0033】
請求項16記載の発明は、請求項13記載の発明において、前記中間レンズの光軸方向の移動は、前記ターレットに設けられたフォーカス操作手段により可能としたことを特徴としている。
【0034】
請求項17記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記中間レンズは、2群のレンズから構成されるベルトランレンズであることを特徴としている。
【0035】
請求項18記載の発明は、請求項17記載の発明において、前記2群のレンズは、一方が凹レンズで、他方が凸レンズで構成されることを特徴としている。
【0036】
請求項19記載の発明は、請求項17記載の発明において、前記中間レンズの1群が光軸方向に可動な筒に固定されていることを特徴としている。
【0037】
請求項20記載の発明は、請求項19記載の発明において、前記光軸方向に可動な筒は、前記ターレットにより支持されるとともに、前記中間レンズの前側焦点面は、前記対物レンズの瞳面の近傍位置において、上下方向に調整可能な構成としたことを特徴としている。
【0038】
請求項21記載の発明は、請求項19または20記載の発明において、前記中間レンズの1群の光軸方向の移動範囲は、前記対物レンズの射出瞳位置に対応して設定されていることを特徴としている。
【0039】
請求項22記載の発明は、請求項20記載の発明において、前記上下方向の可動は、前記ターレットに設けられた前記フォーカス操作手段により可能な構成としたことを特徴としている。
【0040】
請求項23記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記中間レンズの調整は、前記対物レンズの射出瞳面を前記接眼レンズの焦点面に投影させるように調整されることを特徴としている。
【0041】
請求項24記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記検光部は、顕微鏡の中間鏡筒として使用され、上下にアリ接続部を有することを特徴としている。
【0042】
請求項25記載の発明は、請求項2記載の発明において、対物レンズ心調整手段を着脱可能にしたことを特徴としている。
【0043】
請求項26記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記光照射手段は、コンデンサレンズと前記試料に集光照射する照明の開口数を調整する開口絞りとを内蔵し、該コンデンサレンズの心調整のために光軸に直交する平面内で位置調整が可能なコンデンサユニットと、前記試料に集光照射する照明の範囲を調整する視野絞りとをさらに設けたことを特徴としている。
【0044】
請求項27記載の発明は、偏光顕微鏡に適用される調整方法であって、前記対物レンズによるコノスコープ観察の状態で、コノスコープ像が前記観察鏡筒部での観察視野中心に位置するよう前記対物レンズ心調整手段により前記対物レンズの心調整を行う第1の工程と、前記第1の工程で調整された前記対物レンズによるオルソスコープ観察の状態で、前記回転ステージの回転中心と、前記観察鏡筒部での観察視野中心とが一致するよう前記回転ステージを移動調整する第2の工程と、前記心調整された対物レンズによるオルソスコープ観察から、異なる対物レンズによるオルソスコープ観察に切換えて、前記回転ステージの回転中心と前記異なる対物レンズによる前記観察鏡筒部での観察視野中心が一致するように前記対物レンズ心調整手段により前記異なる対物レンズの心調整を行う第3の工程とを具備したことを特徴としている。
【0045】
請求項28記載の発明は、偏光顕微鏡に適用される調整方法であって、前記対物レンズによるコノスコープ観察の状態で、コノスコープ像が前記観察鏡筒部での観察視野中心に位置するよう前記対物レンズ心調整手段により前記対物レンズの心調整を行う第1の工程と、前記第1の工程で調整された前記対物レンズによるオルソスコープ観察の状態で、前記回転ステージの回転中心と、前記観察鏡筒部での観察視野中心とが一致するよう前記回転ステージを移動調整する第2の工程と、前記心調整された対物レンズによるオルソスコープ観察から、異なる対物レンズによるオルソスコープ観察に切換えて、前記回転ステージの回転中心と前記異なる対物レンズによる前記観察鏡筒部での観察視野中心が一致するように前記対物レンズ心調整手段により前記異なる対物レンズの心調整を行う第3の工程と、前記第1の工程で調整された対物レンズによるコノスコープ観察の状態で、前記開口絞り像の中心がコノスコープ像の中心にほぼ一致するよう前記コンデンサレンズユニットの位置調整を行うか、または前記第3の工程で調整された異なる対物レンズによるオルソコープ観察の状態で、前記視野絞り像の中心がオルソコープ像の中心にほぼ一致するよう前記コンデンサレンズユニットの位置調整を行う第4の工程とを具備したことを特徴としている。
【0046】
この結果、本発明によれば、公共施設における教育用、一般企業におけるルーチン検査用等で用いられる比較的安価で、コンパクトなものとして用いられるレボルバーなどが一体的に構成された安価な顕微鏡に対し、回転ステージ、検光部、対物レンズ心調整手段などを組み合わせるだけで、本格的な偏光顕微鏡として仕立てることができる。特に、検光部をユニット構成にして組み込み、スライダー操作手段およびフォーカス操作手段の操作だけで、オルソスコープ像観察やコノスコープ像観察が可能となり、コスト的に安価な偏光顕微鏡を実現できる。 また、本発明によれば、検光部に設けられる、コノスコープ像観察に必須の中間レンズを2群で構成した、いわゆる2群方式1可動フォーカスとすることで、少ないレンズ移動で、大きな瞳位置変化に対応でき、さらにレンズ移動量が少ないため、安価な偏心ピン方式を採用することができ、コンパクトで、コノスコープ像観察時の対物レンズ瞳面調整範囲の広い動作を実現できる。
【0047】
さらに、本発明によれば、検光部では、第2の偏光素子であるアナライザのIN−OUTの退避操作と回転方向の操作を一つのスライダー操作手段の操作で行うことができるので、オルソスコープ像観察とコノスコープ像観察の切替えを簡単にでき、良好な操作性を得ることができる。
【0048】
さらに、本発明によれば、スライダー操作手段によってスライダーとともに、回転板を回転させると、これに連動して目盛環としてのリング状部材も回転されるので、アナライザの回転角度を目盛環の表示から一目して確認することができる。
【0049】
さらに、本発明によれば、リング状部材の回転を規制できるので、アナライザを所定の角度に維持した状態で精度よく固定することができる。
【0050】
さらに本発明によれば、対物レンズの心出し調整を始めとして、コノスコープ像観察における対物レンズの射出瞳位置の調整が可能で、オルソスコープ像観察における対物レンズの切り換え時の心ズレも抑制することが可能となり、さらに対物レンズの光軸と回転ステージの回転中心とを完全に一致させることも可能であり、偏光顕微鏡に求められるすべての心出し調整を簡単に行うことができる。
【0051】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に従い説明する。
【0052】
図1は、本発明が適用される偏光顕微鏡全体の概略構成を示している。図において、1は顕微鏡本体で、この顕微鏡本体1は、水平方向のベース部1a、ベース部1a上に直立して配置される胴部1b、胴部1bの先端にベース部1aと平行方向に配置されるアーム部1cから構成されている。
【0053】
顕微鏡本体1の胴部1bには、ステージ受け部2が設けられている。このステージ受け部2は、胴部1bに設けられた焦準ハンドル3の回転操作により、不図示のラックピニオン機構を介して胴部1bに沿って上下動可能になっている。
【0054】
ステージ受け部2には、ベース部1aと平行方向に配置されるステージ受け板状部2aが設けられている。このステージ受け板状部2aは、円板状をしたもので、中心部(光軸a上)に透孔2bが形成されるとともに、周縁部に沿って突壁2cが形成されている。
【0055】
ステージ受け板状部2a上には、回転ベース部6が配置されている。この回転ベース部6は、リング状をしたもので、外周面には、テーパ部6aが、内側には、開口部6bがそれぞれ形成されている。
【0056】
回転ベース部6上には、試料11が載置される回転ステージ4が配置されている。この回転ステージ4は、円板状をしたもので、中心部(光軸a上)に透孔4aが形成されている。また、回転ステージ4の下面には、突壁4bが設けられており、その外周がちょうど回転ベース部6の開口部6bに嵌合している。
【0057】
この回転ステージ4には、突壁4bの内側に設けられた不図示のネジ部を介して回転ステージリング5がねじ込まれ固定されている。回転ステージリング5が回転ステージ4にねじ込み固定された状態で、回転ベース6に対して回転ステージ4および回転ステージリング5が上下および水平方向にガタなく回転摺動するようになっている。
【0058】
ステージ受け板状部2aの突壁2cには、円周方向に沿って複数(図示では1個のみ示している。)のステージ心出しつまみ7が螺合されている。このステージ心出しつまみ7は、先端を回転ベース部6のテーパ部6aに当接されていて、ねじ込み量を調整してテーパ部6aを押圧することで、回転ベース部6とともに回転ステージ4をステージ受け板状部2a上で光軸aと垂直な平面方向に移動させ、回転ステージ4の回転中心位置を調整できるようになっている。
【0059】
ステージ受け板状部2aの下方には、コンデンサ受け8が配置されている。このコンデンサ受け8は、ステージ受け部2に取り付けられ、ハンドル9の回転操作により、不図示のラックピニオン機構を介してステージ受け部2に沿って上下動可能になっている。
【0060】
コンデンサ受け8には、コンデンサレンズ10が設けられている。コンデンサレンズ10は、後述するコレクタレンズ18からの光を試料11に集光させるためのものである。
【0061】
コンデンサレンズ10には、位置調整部12が設けられている。位置調整部12には、複数(図示では1個のみ示している。)の調整つまみ13が設けられ、この調整つまみ13を調整することで、コンデンサレンズ10の心調整のための位置調整が可能になっている。
【0062】
コンデンサレンズ10の上方(試料11側)には、先玉部14が配置されている。この先玉部14は、支持部を中心に回動可能になっていて、対物レンズの倍率によって光軸aから退避(図面中二点鎖線で示す状態)できるようにしている。
【0063】
コンデンサレンズ10の下方(ベース部1a側)には、ポラライザユニット15が配置されている。ポラライザユニット15には、第1の偏光素子としてのポラライザ(偏光板)16が保持されている。ポラライザ(偏光板)16は、光軸aを中心に回転可能に保持されている。
【0064】
顕微鏡本体1のベース部1a内部には、透過照明光源17が配置されている。透過照明光源17から発せられる光の光路上には、コレクタレンズ18が配置されている。コレクタレンズ18は、透過照明光源17からの光を集光するためのもので、このコレクタレンズ18からの光は、ポラライザ(偏光板)16を透過し、コンデンサレンズ10により試料11に集光されるようになっている。この場合、これら透過照明光源17、ポラライザ(偏光板)16およびコンデンサレンズ10は、光照射手段を構成している。
【0065】
一方、顕微鏡本体1のアーム部1c先端には、回転ステージ4と対向させてレボルバー19が配置されている。
【0066】
レボルバー19は、回転軸19aを中心に回転可能な回転部19bを有している。この回転部19bには、円周方向に沿って複数の対物レンズ20が装着されている。これら対物レンズ20は、レボルバー19の回転部19bの回転操作により所望するものが光軸a上に位置決め可能になっている。
【0067】
これら対物レンズ20とレボルバー19との間に、対物レンズ心調整手段としての対物レンズ心調整ユニット21が装着されている。対物レンズ心調整ユニット21についての詳細は、後述する。
【0068】
顕微鏡本体1のアーム部1c先端には、回転ステージ4と反対側に検光部としての中間鏡筒22が配置されている。この中間鏡筒22は、ユニット構成になっていて、後述するアナライザ47や対物レンズ20の瞳を接眼レンズ24の焦点面に投影させるためのベルトランレンズ60を内蔵している。ここでの中間鏡筒22の詳細は後述する。
【0069】
中間鏡筒22を透過した光路上には、観察鏡筒部として、鏡筒23および鏡筒23の双眼部に装着された接眼レンズ24が配置されている。鏡筒23には、結像レンズ23aおよび光路を折り返すプリズム23bが内蔵されており、これら結像レンズ23aおよびプリズム23bを介して対物レンズ20で拡大された像が接眼レンズ24により目視観察可能になっている。
【0070】
図2は、対物レンズ心調整ユニット21の概略構成を示している。
【0071】
図において、25はユニット本体で、このユニット本体25は、円筒体から形成され、基端部に鍔部25aが形成されている。ユニット本体25の中空部には、ねじ筒体26が嵌合されている。
【0072】
ねじ筒体26は、先端部にレボルバー19の対物レンズ装着穴(不図示)にねじ込まれるネジ部26aが形成され、また、周面には、円周方向に沿ってV溝26bが形成されている。このV溝26bには、ユニット本体25を貫通してねじ込まれたネジ27の先端が入り込んでおり、ネジ27のねじ込みを緩めることで、ねじ筒体26がユニット本体25に対し回転自在となり、また、締付けることで、ねじ筒体26が固定できるようになっている。この場合、ネジ27は、ユニット本体25の円周方向に沿って複数本配置されている。
【0073】
一方、ユニット本体25の鍔部25a側の中空部には、対物座28が収容されている。対物座28は、筒状に構成され、その中空部に上述した対物レンズ20が装着されるようになっている。また、対物座28は、外周面にテーパ面28aが形成されるとともに、円周方向に沿って突起28bが形成されている。
【0074】
ユニット本体25の鍔部25aの底部には、凹部25bが形成され、この凹部25b内に抜け止め板29が配置されている。抜け止め板29は、中空円板状をしたもので、鍔部25aの底部にネジ30により固定されている。また、抜け止め板29の中空部の周縁部には、対物座28の突起28bが載置されている。これにより、対物座28は、抜け止め板29上で、光軸aと垂直な面に沿って移動可能に支持され、対物レンズ20の心調整を可能にしている。
【0075】
ユニット本体25の鍔部25a側面には、中空部まで貫通する孔部25cが形成されている。この孔部25cの開口部には、ネジ部25dが形成されている。
【0076】
孔部25cには、押しピン31が挿入されている。押しピン31は、先端が対物座28のテーパ面28aに当接されている。また、押しピン31の背部には、バネ32を介してネジ部25dにねじ込まれた蓋部33が配置されており、このときのバネ32の弾性力により対物座28のテーパ面28aに所定の押圧力を加えるようになっている。
【0077】
ユニット本体25の鍔部25a側面には、周面に沿って中空部まで貫通するネジ穴25eが複数(図示では1箇所のみ示している。)形成されている。このネジ穴25eには、調整ネジ34がねじ込まれている。この調整ネジ34の先端は、保護板35を介して対物座28のテーパ面28aに当接されていて、そのねじ込み量を調整することにより、対物座28を光軸aと垂直な平面方向に移動させ、対物レンズ20の心調整を可能にしている。
【0078】
このような対物レンズ心調整ユニット21をレボルバー19へ装着するには、事前にネジ27を緩めた状態で、ねじ筒体26のネジ部26aをレボルバー19の対物レンズ装着穴(不図示)にねじ込み、調整ネジ34が観察者側に来るように位置を合わせ、その後、ネジ27を締付け固定する。
【0079】
また、対物レンズ心調整ユニット21は、対物レンズ20の本数分だけ、それぞれ対物レンズ20に装着される。この場合、それぞれのL寸法は、対物レンズ20を切り換えた時に、ピントズレが著しくない程度の精度が確保されている。
【0080】
図3は、中間鏡筒22の概略構成を示している。
【0081】
図において、41は下筒で、この下筒41は、顕微鏡本体1のアーム部1cに取付けるための丸アリ部41aが設けられている。
【0082】
下筒41には、スロット穴42が設けられている。このスロット穴42は、各種検板を挿入するためのもので、クロスニコル時のアナライザ47の振動方向に対して45°の角度を成している。
【0083】
下筒41には、スライダー46が回転板44を介して設けられている。スライダー46は、第2の偏光素子としてのアナライザ47が固定されるとともに、アナライザ47に対し所定の距離に離間して空穴(不図示)が平行配置され、、これらアナライザ47および空穴を光軸a上に対して選択的にIN−OUT(挿脱)できるようになっている。スライダー46は、ストッパピン48によりIN−OUTの動作範囲が規制される。また、回転板44は、スライダー46と共に軸O(光軸a)を中心に回転可能になっている。回転板44は、ストッパピン45により回転方向の動作範囲が規制される。
【0084】
下筒41の上方には、中筒51が配置されている。この中筒51は、下筒41との間で回転板44を挟むようにして、回転板44の光軸方向の動きを規制するとともに、回転板44が光軸aと垂直な平面上で回転可能となるようにしている。
【0085】
スライダー46には、スライダ操作手段としてのスライダー操作軸50が設けられている。スライダー操作軸50は、スライダー46と一体化されている。これにより、スライダー操作軸50を挿脱方向に操作するとアナライザ47の光軸aに対するIN−OUTができ、さらに、スライダー操作軸50を光軸aと垂直な平面上で回転させると、回転板44とともに、アナライザ47を回転させることができるようになっている。
【0086】
リング状部材としての目盛環43は、回転板44と連結され、回転板44の回転とともに、中筒51外周面を回転可能にしている。スライダー操作軸50は、目盛環43を貫通して設けられている。目盛環43は、外周面にアナライザ47の回転角度を表わす目盛(不図示)が付されている(この実施の形態では、クロスニコル状態で目盛0が表示されるようになっている。)。
【0087】
目盛環43の外周面には、操作ツマミ49が設けられている。操作ツマミ49は、回転板44を回転させるための別の操作部である(図示していないが、円周方向に複数設けられている)。
【0088】
中筒51の中空部には、第3の偏光素子としてのデポラライザ52が一体に設けられている。
【0089】
中筒51の上方には、ターレット53が配置されている。ターレット53は、軸54を中心に回動自由に構成されている。軸54は、中筒51に一体に設けられている。また、軸54には、ターレット53の回転重さを維持するため、樹脂ワッシャー55、バネ56が挟み込んである。
【0090】
ターレット53の外側には、クリックバネ57が配置されている。クリックバネ57は、ターレット53の周囲に固定された鋼球53aに対して押圧力を作用させ、ターレット53の位置決めを行なう。なお、63は、ターレット53の回転方向のストッパである。
【0091】
ターレット53は、中間レンズとしてのベルトランレンズ60を保持するとともに、このベルトランレンズ60に対し所定の距離に離間して平行配置される空穴(不図示)を有し、これらベルトランレンズ60と空穴を光軸a上に選択的にIN−OUTできるようになっている。例えば、ターレット53を90°回転させることで、ベルトランレンズ60と空穴を交互に切替えることができるようになっている(図ではベルトランレンズ60がINとなっている)。
【0092】
ベルトランレンズ60は、対物レンズ20の射出瞳を接眼レンズ24の焦点面に投影するもので、ここでは、凸レンズ60aと凹レンズ60bの2群のレンズ構成からなっている。
【0093】
ターレット53には、固定筒58が位置決め固定されている。固定筒58には、ベルトランレンズ60の固定側のレンズ(凸レンズ)60aが一体に設けられている。レンズ(凸レンズ)60aの前面には、絞り62が配置されている。
【0094】
固定筒58には、可動筒59が設けられている。可動筒59は、固定筒58の軸方向に移動可能に設けられている。可動筒59の外周面には、円周方向に溝が形成されている。
【0095】
可動筒59には、ベルトランレンズ60の可動側のレンズ(凹レンズ)60bが設けられている。
【0096】
ターレット53には、光軸aと直交する方向にフォーカス操作手段としてのフォーカス操作軸64が配置されている。フォーカス操作軸64は、ナット68、樹脂ワッシャー65、66、バネ67により、適度な回転重さで、軸方向にガタなく回転するように調整されている。70は、フォーカス操作軸64の調整後の緩み止めネジである。
【0097】
フォーカス操作軸64先端のナット68には、ピン69が設けられている。このピン69は、フォーカス操作軸64の回転軸に沿った方向で、回転軸心から偏心して設けられている。このピン69は、先端を可動筒59外周面に形成された溝に挿入されている。これにより、フォーカス操作軸64の回転操作により、ピン69を回転させることで、可動筒59を光軸a方向に移動可能とし、ベルトランレンズ60の可動側のレンズ(凹レンズ)60bを上下方向に動かすことができる。この場合、凹レンズ60bの光軸方向の移動は、光路に挿入された対物レンズ20の射出瞳位置への合焦に用いられる。
【0098】
フォーカス操作軸64は、ターレット53のベルトランレンズ60のIN−OUTの切換えも可能にするもので、フォーカス操作軸64を持ってターレット53を軸54を中心に回転させることができる。
【0099】
中筒51の上方には、上筒71が配置されている。上筒71には、上述した鏡筒23を取付けるためのメスアリ71aが形成されている。
【0100】
なお、このようにした中間鏡筒は、ベルトランレンズ60が光路に位置している状態では、凹レンズ60bと凸レンズ60aがともに、下筒41の丸アリ部41aの中心軸に対し、その光軸aが一致するように調整されている。
【0101】
以上のように構成された偏光顕微鏡の光学要素のみを抜き出した光路図を図4に示す。なお、図4は、図1乃至図3と同一部分には、同符号を付している。
【0102】
この場合、図4に示すように、透過照明光源17からの光路上のコレクタレンズ18の上方には、試料11に集光照射する照明の範囲を調整する視野絞り91が配置され、また、コンデンサレンズ10の内部であって先玉部14の下部に試料11へ集光照射する照明の開口数を調整する開口絞り92が配置されている。
【0103】
透過照明光源17の1点から光が発せられると、この光(図中点線)は、コレクタレンズ18を透過し、コンデンサレンズ10内の開口絞り92の位置で集光する。また、コンデンサレンズ10の先玉部14により平行光束となって観察試料11を照明し、対物レンズ20内の射出瞳20aで1点に交わる。射出瞳20aからの光は、ベルトランレンズ60が光路に入っている場合には、これらベルトランレンズ60により平行光束となり、鏡筒23内の結像レンズ23aで結像作用を受け、接眼レンズ24の焦点面で結像して目視観察される。また、観察試料11上の1点から出た光(図中実線)は、対物レンズ20によって平行光束となり、ベルトランレンズ60が光路に入っていない状態で、結像レンズ23aに入射して結像作用を受け、接眼レンズ24の焦点面に結像して目視観察される。
【0104】
次に、このように構成した偏光顕微鏡の各部を調整する調整方法を説明する。
【0105】
まず、調整方法の第1工程として、対物レンズ心調整ユニット21を用いて、対物レンズ20の心調整を行なう。
【0106】
この場合、図4と同一部分には同符号を付した図5に示すように、中間鏡筒22内のベルトランレンズ60の凹レンズ60bと凸レンズ60aをともに光路に挿入し、コノスコープ像観察の状態とする。また、対物レンズ20として、対物レンズ心調整ユニット21を装着した40×や100×等の高倍率のものを用意する。
【0107】
この状態で、接眼レンズ24の観察視野に対して、対物レンズ20の射出瞳20aが中心に来ているかどうかを確認する。ずれている場合には、図2に示す対物レンズ心調整ユニット21の調整ネジ34のねじ込み量を調整し、対物レンズ20を光軸aと垂直な面に沿って動かして、対物レンズ20の射出瞳20aの中心が、接眼レンズ24の視野中心に正確に投影されるようにする。つまり、図中、P点がQ点に一致するように対物レンズ20を光軸aと垂直な面に沿って移動させる。
【0108】
このようにして、心基準となる40×や100×等の高倍率の対物レンズ20について心調整を行なう。
【0109】
次に、調整方法の第2工程として、回転ステージ4の回転中心合わせの調整を行なう。
【0110】
この場合、第1の工程で、基準となる高倍率の対物レンズ20の心調整は完了しているので、この第2の工程では、対物レンズ20の光軸aに対して、回転ステージ4の回転中心を合わせるようにする。
【0111】
ここでは、図4と同一部分には同符号を付した図6に示すように、ベルトランレンズ60の凹レンズ60bと凸レンズ60aを光路から退避させ、オルソスコープ像観察の状態とする。このとき対物レンズ20は、前記高倍率のもののままで実施する。
【0112】
次に、観察試料11を回転ステージ4上に載置し、回転ステージ4を回転させながら接眼レンズ24で目視観察される観察像の回転軌跡を確認する。この場合、回転ステージ4の回転によって動かない点が回転中心であるから、動かない点を探し出し、あるいは推測して、図1に示すステージ心出しつまみ7のねじ込み量を調整しながら、回転ステージ4の回転中心を、接眼レンズ24の観察視野中心に持ってくる。つまり、図6中のR点をS点に一致させるように回転ステージ4を調整する。そして、回転ステージ4の回転中心が接眼レンズ24の視野中心に合ったら、回転ステージ4の心出し調整を完了する。
【0113】
次に、図7を用い第3の工程として、基準となる高倍率の対物レンズ20以外の対物レンズ201の光軸を一致させる調整を説明する。
【0114】
この場合、第1および第2の工程により、基準となる高倍率の対物レンズ20の心出し調整と、この対物レンズ20の光軸に対する回転ステージ4の心出し調整は完了しているので、この第3の工程では、対物レンズ20を別の倍率の対物レンズ201、202…(図7では201)に切り換えて、各対物レンズ201、202…の光軸を一致させる調整を行う。
【0115】
ここでも、図4と同一部分には同符号を付した図7に示すように、ベルトランレンズ60の凹レンズ60bと凸レンズ60aを光路から退避させたオルソスコープ像観察の状態のままである。
【0116】
そして、対物レンズ20を異なる倍率の対物レンズ201に切り換え、回転ステージ4を回転させて、観察像の回転軌跡を確認する。
【0117】
ここでは、回転ステージ4の中心がずれている場合は、第2の工程と異なり、回転ステージ4の回転中心は動かさずに、対物レンズ201の方を図2に示す対物レンズ心調整ユニット21の調整ネジ34のねじ込み量を調整して移動させる。つまり、図中T点をS点に一致させるように対物レンズ201を光軸aと垂直な面に沿って動かす。
【0118】
対物レンズ201の視野中心が回転ステージ4の回転中心に一致したら、対物レンズ201の心出し調整は完了である。以下、同様に装着されている他の対物レンズ202、203、…についても心出し調整を行う。
【0119】
次に、第4の工程としてコンデンサレンズ10の心出し調整を行う。
【0120】
この場合、心出し調整された各対物レンズ20、201、202…に対して、コンデンサレンズ10の心出し調整を行う。この場合、コノスコープ像観察を基準とした調整と、オルソスコープ像観察を基準とした調整の2通りがある。
【0121】
最初は、コノスコープ像観察を基準とした調整について説明する。
【0122】
図4と同一部分には同符号を付した図8に示すように、ベルトランレンズ60の凹レンズ60bと凸レンズ60aを光路に挿入してコノスコープ像観察の状態とする。そして、高倍率の対物レンズ20を光路に挿入する。
【0123】
この状態からコンデンサレンズ10内の開口絞り92を絞り込み、開口絞り92の中心が接眼レンズ24の視野中心に一致するように、図1に示す調整つまみ13によってコンデンサレンズ10の位置を調整する。
【0124】
次に、オルソスコープ像観察を基準とした調整について説明する。
【0125】
この場合、図8において、ベルトランレンズ60の凹レンズ60bと凸レンズ60aを光路から退避させ、オルソスコープ像観察の状態とする。
【0126】
そして、対物レンズを光路に挿入するが、ここでは、高倍率の対物レンズ20であってもよいが、低倍率の対物レンズ201のほうが好ましい。
【0127】
この状態から、コレクタレンズ18の上方にある視野絞り91を絞り込み、視野絞り91の中心が接眼レンズ24の視野中心に一致するように、図1に示す調整つまみ13によってコンデンサレンズ10の位置を調整する。
【0128】
この場合、コノスコープ像観察、オルソスコープ像観察のいずれかを基準とした調整を行った場合、一方の観察方法においてもほぼ十分な心出し調整がされており、実質上は問題ない。
【0129】
従って、このような偏光顕微鏡の調整方法によれば、対物レンズ20の心出し調整を始めとして、コノスコープ像観察における対物レンズ20の射出瞳20a位置の調整が可能で、オルソスコープ像観察における対物レンズ20の切り換え時の心ズレも抑制することが可能となり、さらに対物レンズ20の光軸と回転ステージ4の回転中心とを完全に一致させることも可能であり、偏光顕微鏡に求められるすべての心出し調整を簡単に行うことができる。
【0130】
次に、このようにして各部の調整が行われた偏光顕微鏡により、各種の観察を行う場合を説明する。
【0131】
まず、明視野像観察の場合を説明する。
【0132】
この場合、図3に示す中間鏡筒22において、スライダー操作軸50によりスライダー46をOUT操作し、空穴(不図示)が光軸a上に来るように設定する。また、フォーカス操作軸64によりターレット53を軸54を中心に回転させて、対物レンズ20の光軸a上からベルトランレンズ60を外し、不図示の空穴を光軸a上に切換える。
【0133】
この場合、図4において、アナライザ47とベルトランレンズ60が光路から退避した状態となり、透過照明光源17からの照明光は、コレクタレンズ18を透過し、ポラライザ16によって、所定の偏光方向に変換され、コンデンサレンズ10、先玉部14を透過して試料11を照明する。また、試料11を透過した光は、スライダー46の空穴(不図示)を通り、デポラライザ52を透過することで、自然光(不偏光)に戻され、ターレット53の空穴(不図示)を通過し、鏡筒23内の結像レンズ23aで結像作用を受け、接眼レンズ24の焦点面に結像することで、明視野像の目視観察が可能となる。
【0134】
次に、オルソスコープ像観察の場合を説明する。
【0135】
この場合、照明系の光路は、明視野観察と同様なので説明を省略する。
【0136】
まず、回転ステージ4上より一旦試料11を除き、中間鏡筒22のフォーカス操作軸64によりターレット53を軸54を中心に回転し、対物レンズ20の光軸a上からベルトランレンズ60を退避させ、不図示の空穴を光軸a上に切換える。次に、スライダー操作軸50のIN操作によりスライダー46を移動させて光軸a上にアナライザ47を挿入する。さらに、スライダー操作軸50を回動操作して、アナライザ47を回転させて観察時に一番暗くなる(クロスニコル状態)ように位置決め調整する。次に、回転ステージ4上に試料11をセットし、焦準ハンドル3を回転してステージ受け部2を上下動させ、対物レンズ20に対する試料11のピントを合わせを行う。最後に開口絞り92を絞るか、または対物レンズ20が低倍率の場合は、コンデンサレンズ10の先玉部14を跳ね除ける。この状態がオルソスコープ像観察である。リターデーション測定を行う場合には、もう一度観察時で一番暗くなるように回転ステージ4を回転させて位置決め調整する(消光位)。この状態から、スライダー操作軸50をさらに回動操作し、目盛環43の目盛をみながら回転ステージ4を、いずれかの方向に45度回転させることで、対角位を得る。この状態で適切なコンペンセータを使用してリターデーション測定を行う。
【0137】
この場合、回転ステージ4と試料11の回転中心、及びが対物レンズ20の光軸aが同一軸上に調整されていることは言うまでもない。
【0138】
なお、中間鏡筒22の下筒41には、スロット穴42が設けられているので、このスロット穴42に各種の検板をいれることで、鋭敏色にして観察したり、試料11のリターデーションを測定することが可能となる。
【0139】
また、明視野像観察またはオルソスコープ像観察では、デポラライザ52が常に光軸a上に配設される構成となるが、これは、アナライザ47により後側(接眼レンズ24側)の光学系での像の劣化を防止するために有用である。
【0140】
次に、コノスコープ像観察をする場合を説明する。
【0141】
この場合も照明系の光路は、明視野観察と同様なので説明を省略する。
【0142】
まず、回転ステージ4より一旦試料11を除き、中間鏡筒22のフォーカス操作軸64によりターレット53を軸54を中心に回転し、不図示の空穴を光軸a上に切換える。次に、スライダー操作軸50のIN操作によりスライダー46を移動させて光軸a上にアナライザ47を挿入する。さらに、スライダー操作軸50を回動操作してアナライザ47を回転させて観察時に一番暗くなる(クロスニコル状態)ように位置決め調整する。
【0143】
次に、回転ステージ4上に試料11をセットし、焦準ハンドル3を回転してステージ受け部2を上下動させ、対物レンズ20に対する試料11のピントを合わせを行う。コンデンサレンズ10の先玉部14は、光路に挿入した状態とし、開口絞り92も大きく開いておく。
【0144】
次に、フォーカス操作軸64によりターレット53を軸54を中心に回転し、ベルトランレンズ60の凹レンズ60bと凸レンズ60aを光軸a上に挿入する。この状態で、フォーカス操作軸64を回転操作すると、ピン69が偏心して回転することにより、可動筒59が上下方向に移動する。これにより、ベルトランレンズ60の凹レンズ60bを光軸aに沿って上下しながら、接眼レンズ24で対物レンズ20の瞳面に合焦させることにより、コノスコープ観察が行われる。
【0145】
なお、ピン69が偏心して可動筒59を上下動させる偏心ピン方式では、ピン69の回転角と可動筒59の移動量は比例していないが、フォーカス操作軸64の回転角5°当たり0.03〜0.3mm程度のバラツキで凹レンズ60bを移動させることができれば、フォーカス精度として、全く問題ない。
【0146】
また、このコノスコープ像観察でも、デポラライザ52が常に光軸a上に配設される構成となるが、これは、アナライザ47により後側(接眼レンズ24側)の光学系での像の劣化を防止するために有用である。
【0147】
従って、このようにすれば、公共施設における教育用、一般企業におけるルーチン検査用等で用いられる比較的安価で、コンパクトなものとして用いられるレボルバーなどが一体的に構成された安価な顕微鏡に対し、回転ステージ4、中間鏡筒22や対物レンズ心調整ユニット21などを組み合わせるだけで、本格的な偏光顕微鏡として仕立てることができる。
【0148】
特に、中間鏡筒22をユニット構成にして組み込み、スライダー操作軸50およびフォーカス操作軸64による切換え操作だけで、明視野像観察を始めとして、オルソスコープ像観察、コノスコープ像観察が可能となり、コスト的に安価な偏光顕微鏡を実現することができる。また、もともと心出し機構を付属しないレボルバー19に対物レンズ心調整ユニット21を後から追加装着することで、正確な偏光観察が比較的安価に可能となる。
【0149】
中間鏡筒22に設けられる、コノスコープ像観察に必須のベルトランレンズ60を2群で構成した、いわゆる2群方式1可動フォーカスとすることで、少ないレンズ移動で、大きな瞳位置変化に対応でき、さらにレンズ移動量が少ないため、安価な偏心ピン方式を採用することができることから、コンパクト、且つコノスコープ像観察時の対物レンズ瞳面調整範囲の広い中間鏡筒22を実現できる。
【0150】
このことを今少し詳しく説明すると、対物レンズ20と鏡筒23の結像レンズ23a間は、無限遠光学系のため、平行光束となっている。このため、これらの間に入るベルトランレンズ60が1枚の場合を想定すると、例えば、対物レンズ20を201に切換えた際に生じる瞳位置の変化量と同じだけ、ベルトランレンズ60を動かさないとフォーカシングができないことになる。しかし、上述したようにベルトランレンズ60は、2群構成としているので、1枚レンズと比較すると、少なくともレンズ移動距離を小さくすることができる。
【0151】
中間鏡筒22では、アナライザ47のIN−OUTの退避操作と回転方向の操作を一つのスライダー操作軸50で操作で行うことができるので、オルソスコープ像観察とコノスコープ像観察の切替えを簡単にでき、良好な操作性を得ることができる。また、大きさ的にもコンパクトで軸方向および軸に対して垂直方向にもコンパクトにすることができる。さらにアナライザ47は、スライダー46に内蔵されるので、外付けのアナライザユニットと比較して、突出も無く、不意に手がぶつかるという不具合もなくなる。また、丸形状を多く取り入れることで、製造原価を少なく設定出来るため、安価な偏光顕微鏡を提供できる。
【0152】
スライダー操作軸50によってスライダー46とともに、回転板44を回転させると、これに連動して目盛環43も回転されるので、逆に言えば、目盛環43を回転させることで、回転板44とスライダー46を連動して回転させることができるので、このときのアナライザ47の回転角度を目盛環43の表示から一目して確認することができる。
【0153】
(変形例)
図9は、上述した実施の形態の変形例の要部の概略構成を示すもので、図3と同一部分には、同符号を付している。
【0154】
この場合、中筒51の側面には、凹部51aが形成されている。この凹部51aには、規制手段としてのクランプ用コマ81が収容されている。クランプ用コマ81は、上面にテーパ部81aが形成されるとともに、側面に目盛環43に当接する段部81bが形成されている。
【0155】
凹部51aの上方には、ネジ穴51bが設けられている。このネジ穴51bには、ネジ部82を有するクランプツマミ83がねじ込まれている。クランプツマミ83は、ネジ部82の取付部周面にテーパ面83aが形成されている。このテーパ面83aは、クランプ用コマ81上面のテーパ部81aに当接されるものである。これにより、クランプツマミ83のネジ部82をネジ穴51bにねじ込むことで、テーパ面83aによりクランプ用コマ81上面のテーパ部81aを押圧し、段部81bを目盛環43に押し付けることで、目盛環43をクランプできるようにしている。
【0156】
その他は、図3と同様である。
【0157】
このようにすれば、クランプツマミ83をねじ込むことで、クランプ用コマ81により目盛環43をクランプすることにより、アナライザ47をガタ付くことなく精度よく固定することができる。また、スライダー操作軸50をIN−OUTさせたときも、アナライザ47を所定の角度に維持した状態を保つことができるため非常に使いやすい。
【0158】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。例えば、上述した実施の形態では、ベルトランレンズ60は、固定側を上部に配置されている凸レンズ60a、可動側を下部に配置されている凹レンズ60bとしているが、凸レンズ60a側を可動させても構成可能であるし、固定側を凹レンズ60b、可動側を凸レンズ60aにしても構成は可能である。
【0159】
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
【0160】
なお、上述した実施の形態には、以下の発明も含まれる。
【0161】
(1)対物レンズと、
対物レンズの光軸に概略平行な軸を中心に回転自在な少なくとも2つ以上の停止位置を有するターレットと、前記ターレット上の1つの停止位置に対物レンズの光軸方向に位置調節が可能なように配置された対物レンズの射出瞳を観察するためのベルトランレンズユニットと、光路へIN−OUT可能で回転可能な内蔵アナライザとを有する中間鏡筒と、
前記対物レンズと協業して観察試料の像を結像させる結像レンズを内蔵した観察鏡筒と、
前記観察鏡筒に装着され前記観察試料の像を目視観察するための接眼レンズと、
を備えた偏光顕微鏡。
【0162】
(2)(1)記載において、前記ベルトランレンズを2群として、どちらか一方を可動とした中間鏡筒を特徴とする偏光顕微鏡。
【0163】
(3)(1)記載において、前記偏光顕微鏡に、レボルバの対物取付穴と対物レンズとの位置関係を光軸に直交する平面内で可変する為の対物レンズ心調整ユニットを組合わした事を特徴とする偏光顕微鏡。
【0164】
(4)対物レンズのレボルバが一体的に設けられた顕微鏡本体と、
観察試料に照明光を集光して照射するためのコンデンサレンズユニットと、
前記レボルバ上に装着され複数の中から1つが選択的に光路に挿入される対物レンズと、
前記対物レンズと協業して観察試料の像を形成する結像レンズを内蔵した観察鏡筒と、
前記観察鏡筒上に装着される接眼レンズと、
前記対物レンズの射出瞳を接眼レンズの焦点面に投影するベルトランレンズが光路に対して挿脱可能かつ光軸方向に移動可能に内蔵された中間鏡筒と、
前記レボルバ上の対物レンズ取付穴と各対物レンズとの間に装着され、各対物レンズの位置を光軸に直交する平面内で調整するための対物レンズ心調整ユニットと、
前記観察試料を載置し、観察試料の回転中心位置を対物レンズの光軸に一致させるための調整機構を備えた回転ステージと、
を有する偏光顕微鏡。
【0165】
(5)(4)記載において、高倍率の対物レンズによるコノスコープ観察の状態で、コノスコープ像を接眼レンズの中心に位置するよう対物レンズ心調整ユニットを調整する第1の工程と、
前記第1の工程で調整された高倍率の対物レンズによるオルソスコープ観察の状態で、観察試料の回転中心とこの高倍率の対物レンズの観察視野中心とが一致するよう回転ステージの調整機構により調整する第2の工程と、
前記高倍率の対物レンズによるオルソスコープ観察から、倍率の異なる別の対物レンズによるオルソスコープ観察の状態に順次切り換えて、観察試料の回転中心と各々の対物レンズによる観察視野中心とが一致するよう、各対物レンズとレボルバ上の対物レンズ取付穴との間に装着されている対物レンズ心調整ユニットにより各対物レンズの位置を調整する第3の工程と、
を含む偏光顕微鏡の調整方法。
【0166】
(6) 複数の中から1つが選択的に光路に挿入される対物レンズと、
光路に挿入された対物レンズの位置を微調整可能な対物レンズ心調整機構と、
観察試料の回転中心を対物レンズの光軸に一致させるための調整機構を備えた回転ステージと、を備えたコノスコープ観察とオルソスコープ観察とを切換可能な偏光顕微鏡において、
高倍率の対物レンズによるコノスコープ観察の状態で、コノスコープ像を接眼レンズの中心に位置するよう対物レンズ心調整ユニットを調整する第1の工程と、
前記第1の工程で調整された高倍率の対物レンズによるオルソスコープ観察の状態で、観察試料の回転中心とこの高倍率の対物レンズの観察視野中心とが一致するよう回転ステージの調整機構により調整する第2の工程と、
前記高倍率の対物レンズによるオルソスコープ観察から、倍率の異なる別の対物レンズによるオルソスコープ観察の状態に順次切り換えて、観察試料の回転中心と各々の対物レンズによる観察視野中心とが一致するよう、各対物レンズとレボルバ上の対物レンズ取付穴との間に装着されている対物レンズ心調整ユニットにより各対物レンズの位置を調整する第3の工程と、
を含むことを特徴とする偏光顕微鏡の調整方法。
【0167】
(7)(6)記載において、前記対物レンズ心調整機構は、複数の対物レンズ装着穴を有するレボルバと各対物レンズとの間に装着され、各対物レンズの位置を光軸に直交する平面内で微調整すること可能にしたことを特徴とする偏光顕微鏡の調整方法。
【0168】
(8)(6)または(7)記載において、対物レンズと協業して観察試料の像を形成する結像レンズを内蔵した観察鏡筒と、観察鏡筒上に装着される接眼レンズと、対物レンズの射出瞳を接眼レンズの焦点面に投影するベルトランレンズが光路に対して挿脱可能かつ光軸方向に移動可能に内蔵された中間鏡筒と、をさらに有することを特徴とする偏光顕微鏡の調整方法。
【0169】
(9)(8)記載において、前記ベルトランレンズの光軸方向の移動範囲は、前記複数の対物レンズの射出瞳位置の相違に対応して設定されていることを特徴とする偏光顕微鏡の調整方法。
【0170】
(10)(6)〜(8)記載において、光軸に直交する平面内でその位置を微調整することが可能で、観察試料に集光照射する照明の開口数を調整可能な開口絞りを内蔵したコンデンサレンズユニットをさらに有し、
前記第1の工程で調整された高倍率の対物レンズによるコノスコープ観察の状態で、開口絞りの中心がコノスコープ像の中心にほぼ一致するようコンデンサレンズユニットの位置を調整する第4の工程を有することを特徴とする偏光顕微鏡の調整方法。
【0171】
(11)(6)〜(8)記載において、光軸に直交する平面内でその位置を微調整することが可能で、観察試料に集光照射する照明の開口数を調整可能な開口絞りを内蔵したコンデンサレンズユニットと、
観察試料に集光照射する照明の範囲を調整可能な視野絞りと、をさらに有し、前記第3の工程で調整された比較的低倍率の対物レンズによるオルソコープ観察の状態で、視野絞りの中心がオルソコープ像の中心にほぼ一致するようコンデンサレンズユニットの位置を調整する第4の工程を有することを特徴とする偏光顕微鏡の調整方法。
【0172】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、コノスコープ観察およびオルソスコープ観察による良好な観察像を得られるコンパクトで、コスト的にも安価な偏光顕微鏡および調整方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態が適用される偏光顕微鏡全体の概略構成を示す図。
【図2】一実施の形態の偏光顕微鏡に用いられる対物レンズ心調整ユニットの概略構成を示す図。
【図3】一実施の形態の偏光顕微鏡に用いられる中間鏡筒の概略構成を示す図。
【図4】一実施の形態の偏光顕微鏡の光学要素を抜き出して示す図。
【図5】一実施の形態の偏光顕微鏡の調整方法の第1工程を説明する図。
【図6】一実施の形態の偏光顕微鏡の調整方法の第2工程を説明する図。
【図7】一実施の形態の偏光顕微鏡の調整方法の第3工程を説明する図。
【図8】一実施の形態の偏光顕微鏡の調整方法の第4工程を説明する図。
【図9】一実施の形態の偏光顕微鏡の変形例の概略構成を示す図。
【符号の説明】
1…顕微鏡本体、1a…ベース部、1b…胴部、1c…アーム部
2…ステージ受け部、2a…ステージ受け板状部
2b…透孔、2c…突壁、3…焦準ハンドル
4…回転ステージ、4a…透孔、4b…突壁
5…回転ステージリング、6…回転ベース部
6a…テーパ部、7…ステージ心出しつまみ
8…コンデンサ受け、9…ハンドル
10…コンデンサレンズ、11…試料、12…位置調整部
13…調整つまみ、14…先玉部、15…ポラライザユニット
16…ポラライザ、17…透過照明光源、18…コレクタレンズ
19…レボルバー、19a…回転軸、19b…回転部
20…対物レンズ、20a…射出瞳、201…対物レンズ
21…対物レンズ心調整ユニット、22…中間鏡筒
23…鏡筒、23a…結像レンズ、23b…プリズム
24…接眼レンズ、25…ユニット本体、25a…鍔部
25b…凹部、25c…孔部、25d…ネジ部
25e…ネジ穴、26…筒体、26a…ネジ部
26b…V溝、27…ネジ、28…対物座
28a…テーパ面、28b…突起、29…抜け止め板
30…ネジ、31…押しピン、32…バネ
33…蓋部、34…調整ネジ、35…保護板
41…下筒、41a…丸アリ部、42…スロット穴
43…目盛環、44…回転板、45…ストッパピン
46…スライダー、47…アナライザ、48…ストッパピン
49…操作ツマミ、50…スライダー操作軸、51…中筒
51a…凹部、51b…ネジ穴、52…デポラライザ
53…ターレット、53a…鋼球、54…軸
55…樹脂ワッシャー、56…バネ、57…クリックバネ
58…固定筒、59…可動筒、60…ベルトランレンズ
60b…凹レンズ、60a…凸レンズ、62…絞り
63…ストッパ、64…フォーカス操作軸
65.66…樹脂ワッシャー、67…バネ
68…ナット、69…ピン、71…上筒
71a…メスアリ、81…クランプ用コマ
81a…テーパ部、81b…段部、
82…ネジ部、83…クランプツマミ、83a…テーパ面
91…視野絞り、92…開口絞り

Claims (28)

  1. 少なくとも1つの第1の偏光素子を有する光照射手段と、
    前記光照射手段からの光が照射される試料を載置するステージと、
    前記試料からの光を集光する対物レンズと、
    前記対物レンズから出射された偏光光束を検光可能にする第2の偏光素子および少なくとも1つの中間レンズを有する前記対物レンズの光軸上に挿脱可能にした検光部と、
    前記検光部から出射された試料光を結像し、該結像された試料像を拡大観察する観察鏡筒部とを具備したことを特徴とする偏光顕微鏡。
  2. 少なくとも1つの第1の偏光素子を有する光照射手段と、
    前記光照射手段からの光が照射される試料を載置するとともに、光軸に略垂直な平面方向に調整可能に設けられたステージと、
    前記試料からの光を集光する対物レンズと、
    前記対物レンズを光軸と垂直な平面方向に移動可能に支持し、前記対物レンズの心調整を可能とした対物レンズ心調整手段と、
    前記対物レンズから出射された偏光光束を検光可能にする少なくとも第2の偏光素子および少なくとも1つの中間レンズを有する前記対物レンズの光軸上に挿脱可能にした検光部と、
    前記検光部から出射された試料光を結像し、該結像された試料像を拡大観察する観察鏡筒部とを具備したことを特徴とする偏光顕微鏡。
  3. 前記光照射手段はコンデンサレンズを有し、該コンデンサレンズは、前記第1の偏光素子を前記対物レンズの光軸を中心に回動可能に支持することを特徴とする請求項1または2記載の偏光顕微鏡。
  4. 前記ステージは、前記対物レンズの光軸に略垂直な平面方向に前記試料を移動可能に保持することを特徴とする請求項1記載の偏光顕微鏡。
  5. 前記観察鏡筒部は、結像レンズ、及び少なくとも1つの接眼レンズを有することを特徴とする請求項1または2記載の偏光顕微鏡。
  6. 前記検光部は、前記対物レンズと前記結像レンズとの間に中間鏡筒として着脱可能に配置されることを特徴とする請求項1または2記載の偏光顕微鏡。
  7. 前記検光部は、前記第2の偏光素子を回動可能に支持するとともに、前記第2の偏光素子および前記第2の偏光素子に対し所定の距離に離間して平行配置される空穴を有するスライダーを光軸に対して挿脱可能に支持することを特徴とする請求項1または2記載の偏光顕微鏡。
  8. 前記スライダーの挿脱方向の操作と前記第2の偏光素子の回転操作は、前記スライダーに設けられた1つのスライダ操作手段により可能にしたことを特徴とする請求項7記載の偏光顕微鏡。
  9. 前記スライダーは、光軸と垂直な平面上で回転可能に設けられる回転板に支持され、且つ前記回転板には、該回転板の回転とともに回転され、前記第2の偏光素子の回転角度を表示するリング状部材が設けられることを特徴とする請求項7または8記載の偏光顕微鏡。
  10. 前記リング状部材の回転を規制する規制手段を、さらに有することを特徴とする請求項9記載の偏光顕微鏡。
  11. 前記検光部は、前記第2の偏光素子の上部に第3の偏光素子を備えたことを特徴とする請求項7又は8記載の偏光顕微鏡。
  12. 前記第3の偏光素子は、デポラライザであることを特徴とする請求項11記載の偏光顕微鏡。
  13. 前記検光部は、前記中間レンズを光軸方向に移動可能に支持するとともに、前記中間レンズおよび前記中間レンズに対し所定の距離に離間して平行配置される空穴を有したターレットを有することを特徴とする請求項1または2記載の偏光顕微鏡。
  14. 前記検光部は、前記ターレットを所定の位置に位置決め可能な構成としたことを特徴とする請求項13記載の偏光顕微鏡。
  15. 前記位置決め可能な構成は、鋼球とクリックバネによるものであることを特徴とする請求項14記載の偏光顕微鏡。
  16. 前記中間レンズの光軸方向の移動は、前記ターレットに設けられたフォーカス操作手段により可能としたことを特徴とする請求項13記載の偏光顕微鏡。
  17. 前記中間レンズは、2群のレンズから構成されるベルトランレンズであることを特徴とする請求項1または2記載の偏光顕微鏡。
  18. 前記2群のレンズは、一方が凹レンズで、他方が凸レンズで構成されることを特徴とする請求項17記載の偏光顕微鏡。
  19. 前記中間レンズの1群が光軸方向に可動な筒に固定されていることを特徴とする請求項17記載の偏光顕微鏡。
  20. 前記光軸方向に可動な筒は、前記ターレットにより支持されるとともに、前記中間レンズの前側焦点面は、前記対物レンズの瞳面の近傍位置において、上下方向に調整可能な構成としたことを特徴とする請求項19記載の偏光顕微鏡。
  21. 前記中間レンズの1群の光軸方向の移動範囲は、前記対物レンズの射出瞳位置に対応して設定されていることを特徴とする請求項19または20記載の偏光顕微鏡。
  22. 前記上下方向の可動は、前記ターレットに設けられた前記フォーカス操作手段により可能な構成としたことを特徴とする請求項20記載の偏光顕微鏡。
  23. 前記中間レンズの調整は、前記対物レンズの射出瞳面を前記接眼レンズの焦点面に投影させるように調整されることを特徴とする請求項5記載の偏光顕微鏡。
  24. 前記検光部は、顕微鏡の中間鏡筒として使用され、上下にアリ接続部を有することを特徴とする請求項1または2記載の偏光顕微鏡。
  25. 対物レンズ心調整手段を着脱可能にしたことを特徴とする請求項2記載の偏光顕微鏡。
  26. 前記光照射手段は、コンデンサレンズと前記試料に集光照射する照明の開口数を調整する開口絞りとを内蔵し、該コンデンサレンズの心調整のために光軸に直交する平面内で位置調整が可能なコンデンサユニットと、前記試料に集光照射する照明の範囲を調整する視野絞りとをさらに設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の偏光顕微鏡。
  27. 偏光顕微鏡に適用される調整方法であって、
    前記対物レンズによるコノスコープ観察の状態で、コノスコープ像が前記観察鏡筒部での観察視野中心に位置するよう前記対物レンズ心調整手段により前記対物レンズの心調整を行う第1の工程と、
    前記第1の工程で調整された前記対物レンズによるオルソスコープ観察の状態で、前記回転ステージの回転中心と、前記観察鏡筒部での観察視野中心とが一致するよう前記回転ステージを移動調整する第2の工程と、
    前記心調整された対物レンズによるオルソスコープ観察から、異なる対物レンズによるオルソスコープ観察に切換えて、前記回転ステージの回転中心と前記異なる対物レンズによる前記観察鏡筒部での観察視野中心が一致するように前記対物レンズ心調整手段により前記異なる対物レンズの心調整を行う第3の工程と
    を具備したことを特徴とする偏光顕微鏡の調整方法。
  28. 偏光顕微鏡に適用される調整方法であって、
    前記対物レンズによるコノスコープ観察の状態で、コノスコープ像が前記観察鏡筒部での観察視野中心に位置するよう前記対物レンズ心調整手段により前記対物レンズの心調整を行う第1の工程と、
    前記第1の工程で調整された前記対物レンズによるオルソスコープ観察の状態で、前記回転ステージの回転中心と、前記観察鏡筒部での観察視野中心とが一致するよう前記回転ステージを移動調整する第2の工程と、
    前記心調整された対物レンズによるオルソスコープ観察から、異なる対物レンズによるオルソスコープ観察に切換えて、前記回転ステージの回転中心と前記異なる対物レンズによる前記観察鏡筒部での観察視野中心が一致するように前記対物レンズ心調整手段により前記異なる対物レンズの心調整を行う第3の工程と、前記第1の工程で調整された対物レンズによるコノスコープ観察の状態で、前記開口絞り像の中心がコノスコープ像の中心にほぼ一致するよう前記コンデンサレンズユニットの位置調整を行うか、または前記第3の工程で調整された異なる対物レンズによるオルソコープ観察の状態で、前記視野絞り像の中心がオルソコープ像の中心にほぼ一致するよう前記コンデンサレンズユニットの位置調整を行う第4の工程と
    を具備したことを特徴とする偏光顕微鏡の調整方法。
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