JP2005030188A - 収納ユニット用の床面パネル - Google Patents
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Abstract
【課題】取り付けが容易で、変形した形状の収納箇所に自在に対応することのできる収納ユニット用の床面パネルを提供する。
【解決手段】コンクリート集合住宅等の収納部に使用する収納ユニット用の床面パネル1であって、床面パネルが、前記収納部床面の形状に形成されたパネル固定桟2と、該パネル固定桟角部内側の角度を維持すべく角部内側に設けられた角度整ど板3と、該角度整ど板に取り付けられ、床面と枠体との距離を微調整するアジャスタと、前記パネル固定桟の床面側でパネル固定桟の縁部より外側に所定幅延出し、収納部の床面外周と略同一形状に形成して設けられたパネル受板5とから構成されていることである。
【選択図】図1
【解決手段】コンクリート集合住宅等の収納部に使用する収納ユニット用の床面パネル1であって、床面パネルが、前記収納部床面の形状に形成されたパネル固定桟2と、該パネル固定桟角部内側の角度を維持すべく角部内側に設けられた角度整ど板3と、該角度整ど板に取り付けられ、床面と枠体との距離を微調整するアジャスタと、前記パネル固定桟の床面側でパネル固定桟の縁部より外側に所定幅延出し、収納部の床面外周と略同一形状に形成して設けられたパネル受板5とから構成されていることである。
【選択図】図1
Description
本発明は、コンクリート集合住宅等の収納部に使用する収納ユニット用の床面パネルである。例えば、収納用ユニットとしてクローゼットを施工する際、そのクローゼットを設置する収納部の形状に対応して床面パネルを設置し、その床面パネルを基礎部分として、押入れユニットの左右側面パネル、奥面パネル、及び天井パネルを設置することのできるゆる収納ユニット用の床面パネルに関するものである。
従来、コンクリート集合住宅等において所定の収納部にクローゼットを設置する場合、現場(コンクリート集合住宅等)において、熟練の技能を有する大工が、木材から加工して下地組を行い、合板を所望の寸法に切断して側壁板、奥壁板等を作り、これらを下地に固定した後、棚、床板等を切断し、前框、根太等を用いて(前框に根太を嵌めるための根太彫り、化粧打ち作業等を行うことで)壁板に取り付けることで、前記収納部にクローゼットを施工していた。
上記のような従来の工法は、大工の手間(精度の良い取り付け、現場での作業時間を要する等)がかかるとともに、熟練の技能を有する大工が少なく現状に適さないもののとなった。
そこで、大工の手間を大幅に削減するとともに、熟練の技能を有さなくても短時間で能率良くクローゼットを施工することのできるユニット化されたクローゼット(収納用家具ユニット)として特開2000−4956号が考えられた。
即ち、コンクリート集合住宅におけるユニットとしてのクローゼットは、床板と枠体とを一体化した床パネル、側壁板と半柱とを一体化した側壁パネル、背板パネル、及び天井パネル等の各パネルを予め製作し、所定の場所(クローゼットの設置場所)で各パネルを組み立てることでクローゼットを施工するものであります。
しかしながら、近年コンクリート集合住宅(マンション)建設では、部屋を広くする等の関係で収納部に梁、又は柱が出でいる場合が多くなり、従来のクローゼットでは収納部にフイットした状態に設置できないとうい欠点があった。そこで、収納部の形状に応じて形状の相違する複数の一枚板からなる床パネルを設置した後、それぞれの床パネルに各側壁パネル、背板パネル、及び天井パネル等の各パネルを組み立てて収納部に設置することで、該収納部部分を有効に利用する方式が取られていた。
しかしながら上記のようなユニットとしてのクローゼットは、大量生産されているためにその形状は一般的なパネル化された部材、即ち、矩形状の収納部に設置可能なような、矩形状に形成された側面パネル、奥壁パネル、天井パネル等から構成されているため、近年多様化されたコンクリート集合住宅の収納部の柱等、収納部の床形状の変形、また、建築状の理由により収納部の角部分が鈍角、鋭角に変形している場合には、上記通常のユニットではその収納部にフィットした収納ユニットを施工することができない。
また、上記複数の形状の相違するユニット式収納具を組み合わせて対応する場合であっても、収納部の角部分が鈍角等の場合はその部分にフィットするようなユニット式収納具を組み合わることはできないという問題点があった。
そこで、本発明は、このような問題点を鑑みてなされたものであり、その取り付けが容易で、変形した形状の収納箇所に自在に対応することのできる収納ユニット用の床面パネルを提供することを課題とする。
即ち、本発明は上記のような課題を解決するために、請求項1に記載のように、コンクリート集合住宅等の収納部に使用する収納ユニット用の床面パネルであって、床面パネルが、前記収納部床面の形状に形成されたパネル固定桟と、該パネル固定桟角部内側の角度を維持すべく角部内側に設けられた角度整ど板と、該角度整ど板に取り付けられ、床面と枠体との距離を微調整するアジャスタと、前記パネル固定桟の床面側でパネル固定桟の縁部より外側に所定幅延出し、収納部の床面外周と略同一形状に形成して設けられたパネル受板とから構成されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載のように、角度整ど板が、パネル固定桟の角度内側中央部分でパネル固定桟と平行で凹状に形成された溝、切込み、又は孔を介して設けられ、且つアジャスタの上部とパネル固定桟上面との間に調整用空間部が設けられていることである。
また、請求項3に記載のように、角度整ど板とパネル受板とが一体に形成され、且つ角度整ど板の角度幅、及びパネル受板の延出幅が調整可能に構成されていることである。
即ち、本発明は、コンクリート集合住宅の収納部に設置する収納ユニットに関し、特に収納部の床面に設けられる床面パネルに関するものである。前記床面パネルは、パネル固定桟を収納部床面の形状に予め形成し、そのパネル固定桟のパネル固定桟角部内側に角度整ど板と設けることで該パネル固定桟角部内側の角度を収納部の角度ど同じ角度で維持し、前記パネル固定桟の床面側にパネル固定桟の縁部より外側に所定幅(側面パネルを設置するために該側面パネルの厚さ幅と同一状の幅)延出した状態でパネル受板を設けることで収納部の床面外周と略同一形状に床面パネルを設置することができる。
この際、角度整ど板にはアジャスタが設けられ、しかも、アジャスタの上部とパネル固定桟上面との間に調整用空間部が設けられているために、該アジャスタをドライバー等を用いて下方の床面側に微距離移動すべく調整することにより床面と床面パネルとの間を一定(高さ、平行性)に維持することができる。また、アジャスタはその上部がパネル固定桟の上面より突出することがなく、調整することができるので、パネル固定桟上に平行に底板を設置することができる。
このように、収納部に床面パネルを設置した後に、パネル受板の延出部分に側面パネル、及び背面パネルを載置し、パネル固定桟外側面に密着させた状態で固定することで、収納ユニットを床面パネル上に設置することができる。
また、角度整ど板は、パネル固定桟の角度内側中央部分でパネル固定桟と平行に凹状に形成された溝、切込み、又は孔を介して固定した状態で設けられているために、アジャスタも確実にその機能である床面と床面パネルとの調整を維持することができることとなる。
さらに、角度整ど板の角度幅は、その角度が鈍角、又は鋭角の場合に側面パネル等との関係において微調整が必要となる場合があり、その際、角度幅である側面を目盛りに沿って欠削することで微調整することも可能である。
また、パネル受板の延出部分も側面パネルの厚さ幅に応じて目盛りに沿って欠削することで微調整することも可能である。
このように、収納部床面に柱がある場合、又は収納部とのものが変形している場合に、床面パネルを予め形成して、作業現場においてクローゼット等の収納用ユニットをフイットした状態で容易に組み立てることができる。
本発明の実施の形態を、以下、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態を示すコンクリート集合住宅用の収納部に設置する床面パネルの概略説明平面図であり、図2(イ)は、床面パネルに設けられた角度整ど板を示す概略説明拡大平面図であり、同図(ロ)は、角度整ど板の概略説明断面図であり、図3(イ)は、変形した収納部用の床面パネルを示す概略説明平面図であり、同図(ロ)は他の変形した収納部用の床面パネルを示す概略説明平面図てあり、図4(イ)は、他の実施例としての角度整ど板を示す概略説明平面図であり、同図(ロ)は、他の実施例としての角度整ど板を示す概略説明拡大平面図であり、図5(イ)、(ロ)は他の実施例としての角度整ど板を示す概略説明平面図である。
この床面パネル1は、収納部の床面の形状に応じて予め工場で製作される。
前記床面パネル1は、収納部の形状と同一で、外周より若干小さく形成された木製の枠体よりなるパネル固定桟2と、該パネル固定桟2の角部内側に設けられた角度整ど板3と、パネル固定桟2の下側で、パネル固定桟2より外側に所定幅延出した延出部4の設けられ、且つ収納部の床面の外周と略同一形状となるように形成されたパネル受板5とから構成されている。
前記パネル固定桟2は、内側に枠体に沿って溝6が穿設され、且つ角度が形成される部分の内側側面部分の前記溝6に沿って角度整ど板3が取り付けられ、前記角度を一定状態で維持することが可能となる。
尚、角度整ど板3の取り付けは、溝6に限定されるものでなく、角部分に形成された切込部分7に取り付けることも可能である。また、角度整ど板3の先端側に角度決定用の目盛り8を設けることにより、該目盛り8部分に沿って側面を削りことで角度の微調整が容易に行えるようにすることも可能である。また、対向する角度整ど板3、3間に維持板9を設けることで、角度整ど板3の取り付け強度を補強することも可能である。
尚、角度整ど板3の取り付けは、溝6に限定されるものでなく、角部分に形成された切込部分7に取り付けることも可能である。また、角度整ど板3の先端側に角度決定用の目盛り8を設けることにより、該目盛り8部分に沿って側面を削りことで角度の微調整が容易に行えるようにすることも可能である。また、対向する角度整ど板3、3間に維持板9を設けることで、角度整ど板3の取り付け強度を補強することも可能である。
前記パネル受板5は、パネル固定桟2の外側に所定幅延出した延出部4と、パネル固定桟2の内側に所定幅延出した延出部10とから形成されている。
前記角度整ど板3にはアジャスタ11用の孔が穿設され、パネル固定桟2の上面との間に調整用空間Aが設けられている。前記アジャスタ11は、軸部分11aと、該軸部分11aの下端部に取り付けられた略円形の設置体11bと、前記軸部分11aの略中間部分に固定され、且つ角度整ど板3の下面部分に位置する支持体11cから構成され、しかも軸部分11aの上面には+、又は−の溝が形成されていて該溝に直接ドライバーをあてて床面側への長さの微調整を行うことができる。そして、その軸部分11aの上部は調整用空間A内で調整できるので、パネル固定桟2より上部に突出することはない。
本発明の床面パネル1は以上のように構成されている。この床面パネル1を利用して、ユニット式クローゼットを収納部に設置する場合について説明する。
先ず、収納部に対応する側面パネル、背面パネル、天井パネル、床面パネル1を工場で予め製作しておく。この各パネルは収納部の形状毎に自在に設計可能である。
この際、コンクリート集合住宅用の収納部の形状に応じて床面パネル1を形成する。
前記床面パネル1は、収納部の角度の形成された各部分のパネル固定桟2の内側側面部分溝6に沿って角度整ど板3が取り付けられているためにパネル固定桟2が収納部の形状を固定した状態で維持することとなり、床面パネル1に変形、歪み等が発生することがなく収納部の角度の精度を保こととなる。従って、従来設置できないようなあらゆる変形収納部(特に、鈍角、鋭角部分のある)に対応して、設置することが可能となり、しかも、長期間の使用に耐えることが可能となった。
前記床面パネル1は、収納部の角度の形成された各部分のパネル固定桟2の内側側面部分溝6に沿って角度整ど板3が取り付けられているためにパネル固定桟2が収納部の形状を固定した状態で維持することとなり、床面パネル1に変形、歪み等が発生することがなく収納部の角度の精度を保こととなる。従って、従来設置できないようなあらゆる変形収納部(特に、鈍角、鋭角部分のある)に対応して、設置することが可能となり、しかも、長期間の使用に耐えることが可能となった。
そして、収納部の床面と他の部分の床面との高さ調整、又は収納部の床面内における高さ調整を行うために、角度整ど板3に設けられたアジャスタ11の軸部分11aの上面の+、又は−の溝を直接ドライバーをあてて回動することでアジャスタ11の床面側への長さの微調整を行う。この際、角度整ど板3の上面とパネル固定桟2の上面との間にある調整用空間Aにより、アジャスタ11は、調整用空間A内で調整できるので、パネル固定桟2より上部に突出することはない。
また、床面パネル1は、パネル受板5部分の外周縁が収納部の形状にフィットするように形成されているために、該パネル受板5の延出部4に側面パネル、背面パネルを載置した後、各パネルの外側面よりパネル固定桟2の外側側面部分に止具12を挿通することで各パネルを床面パネル1に沿って設置することができる。
そして、天井パネルを側面パネル、背面パネルの上に載置して取り付けることで、容易にユニット式クローゼットを収納部に設置することが可能となる。
このように、本発明の床面パネル1は、あらゆる角度のある収納部であっても、一体のユニット式クローゼットを設置することができ、従来に比しその施工が容易である。
尚、上記実施例では、ユニット式クローゼットを施工するための床面パネル1として利用したが、本発明の床面パネル1は、これに限定されるものでなく、例えば、ユニット式押入れの場合であっても利用することができる。
以上説明したように、本発明の床面パネルは、変形した床面、柱の設けられた床面に対してその形状を維持した状態で自在に設置することができるので、あらゆる収納部に対して、フィットした状態で、且つ収納部の有効利用を可能とすることができる。
また、予めあらゆるパネルを製作することができるので、その施工時間を短縮することができるという利点がある。
1…床面パネル
Claims (3)
- コンクリート集合住宅等の収納部に使用する収納ユニット用の床面パネルであって、床面パネルが、前記収納部床面の形状に形成されたパネル固定桟と、該パネル固定桟角部内側の角度を維持すべく角部内側に設けられた角度整ど板と、該角度整ど板に取り付けられ、床面と枠体との距離を微調整するアジャスタと、前記パネル固定桟の床面側でパネル固定桟の縁部より外側に所定幅延出し、収納部の床面外周と略同一形状に形成して設けられたパネル受板とから構成されていることを特徴とする収納ユニット用の床面パネル。
- 前記角度整ど板が、パネル固定桟の角度内側中央部分でパネル固定桟と平行で凹状に形成された溝、切込み、又は孔を介して設けられ、且つアジャスタの上部とパネル固定桟上面との間に調整用空間部が設けられている請求項1に記載の収納ユニット用の床面パネル。
- 前記角度整ど板とパネル受板とが一体に形成され、且つ角度整ど板の角度幅、及びパネル受板の延出幅が調整可能に構成されている請求項1又は2に記載の収納ユニット用の床面パネル。
Priority Applications (1)
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JP2003293992A JP2005030188A (ja) | 2003-07-11 | 2003-07-11 | 収納ユニット用の床面パネル |
Applications Claiming Priority (1)
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2003
- 2003-07-11 JP JP2003293992A patent/JP2005030188A/ja active Pending
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