JP2005029305A - 搬送装置 - Google Patents

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Tatsuro Kawase
逹朗 河瀬
Katsuyuki Kuroyanagi
勝行 黒柳
Yoshiaki Kato
義明 加藤
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Abstract

【課題】搬送ラインの変更等に対する柔軟性を有し、所望の搬送ラインを容易かつ省力的、省スペースに構築できるだけでなく、配線スペースの縮小化及び美観の向上が図れ、しかも、局所的な搬送トラブルの発生に対し応急的に対処可能で、ライン全体の搬送効率の著しい向上を実現できるようにする。
【解決手段】ワークを搬送する搬送ローラ等の搬送体4と、この搬送体4の回転動作を駆動制御するモータ5と、搬送体4上のワークの有無を確認するワーク在席確認用センサ6と、搬送体4へのワーク搬入からワーク搬出までの一連の動作を自動制御する自動運転機能及びモータ5との間の連結を断って手動で制御する手動運転機能に切替可能なコントロールボックス7とにより単一搬送ユニット1を構成している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば工場内や倉庫内等に設置されて各種部品や荷物等のワークの搬送を制御するように構成されている搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のワークの搬送制御は高度かつ複雑であり、それに伴って搬送ラインを構成する搬送装置としても複雑かつ多岐に亘って張りめぐらせることが可能なものが要求されている。かかる要求に対応する搬送装置として、従来、搬送ローラ等のワークを搬送する搬送体と、この搬送体の搬送動作を駆動制御するモータ等のアクチュエータと、ワークが前記搬送体上に搬入されたことを検出する搬入センサと、ワークが前記搬送体上から搬出されたことを検出する搬出センサと、これら搬入センサ及び搬出センサによる検出信号を論理演算してモータ等のアクチュエータを駆動制御するコントローラ(制御装置)とにより単一搬送ユニットを構成させ、この単一搬送ユニットの複数を連結することによって、所定の搬送ラインを組付構成可能としたものが従来より提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−104534公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の搬送装置では、搬送ラインを分断した形態に構成される単一搬送ユニットを個々に製作し、それら搬送ユニットの任意数を連結することで所望の搬送ラインを組付構成することが可能であるために、搬送ラインの変更や延長等に対して柔軟に対処することができる。また、個々の搬送ユニットが備えているコントローラによって各搬送ユニット毎の制御動作を独立的に確認することが可能であるために、複数の搬送ユニットを連結して完成される搬送装置全体の制御動作をコンピュータによって集中管理する場合のように、全ての搬送ユニットの連結及びコンピュータとの配線接続が完了しない限り制御動作の確認、つまり、試運転ができず、その結果、所望の搬送ラインの完成に多大な手数、労力及び無駄なスペースを要するといった問題の発生がなく、個々に制御動作確認済の搬送ユニットを単に連結するだけで、容易かつ省力的、省スペースに所望の搬送ラインを構築することができるという利点を有している。
【0005】
しかしながら、上記した従来の搬送装置においては、個々の搬送ユニットにおけるコントローラが搬入及び搬出用の二つのセンサによる検出信号を論理演算してモータ等のアクチュエータを駆動制御するものであるから、信号線が多く、それだけ搬送ユニット毎の配線スペースが大きくなるとともに、搬送ユニット周りの美観が損なわれやすい。また、個々のコントローラは、それぞれに対応する搬送ユニットにおける搬送体へのワーク搬入からワーク搬出までの一連の動作をモータ等のアクチュエータを介して自動制御する自動運転機能のみを有するものであるから、複数の搬送ユニットを連結して構築された搬送ライン全体を自動運転する場合、ある特定の搬送ユニットが何らかの原因で故障する等の搬送トラブルを発生したときに、その局所的トラブル解消のための応急的な対処手段がなく、直ちにライン全体に搬送トラブルが波及し拡大してしまい、その結果、搬送不能に陥り、その復旧に多大な手数、時間を費やさねばならず、搬送効率の著しい低下を招くという問題があった。
【0006】
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、搬送ラインの変更等に対する柔軟性を有し、所望の搬送ラインを容易かつ省力的、省スペースに構築することができるだけでなく、配線スペースの縮小化及び美観の向上が図れ、しかも、局所的な搬送トラブルの発生に対しては応急的に対処することが可能で、ライン全体としての搬送効率の著しい向上を実現することができる搬送装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る搬送装置は、ワークを搬送する搬送体と、この搬送体の搬送動作を駆動制御するアクチュエータと、前記搬送体上のワークの有無を確認するワーク在席確認用センサと、前記搬送体へのワーク搬入からワーク搬出までの一連の動作を前記アクチュエータを介して自動制御する自動運転機能及び前記アクチュエータとの間の連結を断って手動で制御する手動運転機能に切替可能な制御装置とからなる単一搬送ユニットを有することを特徴とするものである。
【0008】
上記構成を有する本発明によれば、搬送ラインを分断した形態に構成される単一搬送ユニットの任意数を連結することで、搬送ラインの変更や延長等に対しても柔軟に対処させて所望の搬送ラインを構築することが可能である。また、このとき、個々の搬送ユニットそれぞれに備えられた制御装置を介して各搬送ユニット毎の制御動作を独立的に確認するといった試運転を行えるので、制御動作確認済の搬送ユニットを単に連結するだけで多大な手数、労力及び無駄なスペースを要することなく、所望の搬送ラインを容易かつ省力的、省スペースに構築することができる。
【0009】
その上、各搬送ユニットには搬送体上にワークが有るか否かを検出するワーク在席確認用センサのみを設けているので、信号線は一つですみ、搬送ユニット毎の配線スペースの縮小化が図れるとともに、搬送ユニット周りの美観を損ねることも少ない。さらに、搬送ユニットにおける制御装置が、搬送体へのワーク搬入からワーク搬出までの一連の動作を自動制御する自動運転機能と手動で制御する手動運転機能とに切替可能であるから、複数の搬送ユニットを連結して構築された搬送ラインを自動運転する場合、ある特定の搬送ユニットが何らかの原因で故障等の搬送トラブルを発生したとき、そのトラブルが発生した搬送ユニットのみを手動運転に切り替えて局所トラブルを応急的に解消することが可能であり、したがって、ライン全体に搬送トラブルが波及し拡大してワーク搬送が不可能になる事態及びその復旧のために多大な手数、時間を費やすことも回避して、総合搬送効率の著しい向上を実現することができる。
【0010】
また、上記構成の搬送装置において、請求項2に記載のように、前記単一搬送ユニットとして、その搬送体が搬送ローラまたは搬送チェーンであるとともに、その搬送ローラまたは搬送チェーンの搬送動作を駆動制御するアクチュエータがモータである第1の搬送ユニットと、その搬送体が方向転換機であるとともに、その方向転換機の方向転換動作を駆動制御するアクチュエータが回転シリンダ及びモータであり、かつ、在席確認用センサのほかに方向転換動作確認用センサを有する第2の搬送ユニットとの少なくとも二種を構成しておくことにより、第1の搬送ユニットの任意数を連結して構築されるライン長さの異なる複数種の搬送ラインや、第1の搬送ユニットの任意数と第2の搬送ユニットの任意数とを組み合わせ連結して構築される屈曲部を有する複数種の搬送ラインといったように、多種多様な形態の搬送ラインを簡単かつ容易に構築して多目的に利用することができる。
【0011】
また、請求項3に記載のように、前記単一搬送ユニットの複数を連結設置したとき、それら各搬送ユニットにおける制御装置が電源コードを介して駆動電源に接続可能であるとともに、通信ケーブルを介して単一の操作制御盤に接続可能であるように構成することによって、所望の搬送ラインを構築した状態での運転時には各搬送ユニットにおける制御装置に対して、特定箇所に設置した単一操作制御盤からライン全体の自動運転開始指令や運転停止指令等の種々の搬送制御信号を送信してライン全体で適切な搬送制御を行う、いわゆる、センターコントロールシステムを容易に実現することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
図1は本発明に係る搬送装置となる単一搬送ユニットのうち、直線搬送用の第1の単一搬送ユニットを示す斜視図、図2はその第1の単一搬送ユニットの構成要素の概略系統図である。この第1の単一搬送ユニット1は、接地基台2上に固定された左右一対のフレーム3間に複数個の搬送ローラ(ワークWの搬送体の一例)4が所定間隔を隔てて回転自在に支承されているとともに、左側のフレーム3には各搬送ローラ4の回転を駆動制御するモータ(アクチュエータ)5が搬送ローラ4との間にクラッチ等の動力断続手段(これは公知であるため、図示省略する)を介在させて取付けられている。また、複数個の搬送ローラ4により構成されるワーク搬送面の上方部には、高周波形、容量形または磁気形の近接スイッチを用いてワークWの有無を確認するワーク在席確認用センサ6が配置されているとともに、左側のフレーム3の側面中央部には、制御装置としてのコントロールボックス7が固設されている。尚、Vccは駆動電源である。
【0013】
このコントロールボックス7は、前記在席確認用センサ6の検出信号を受けて前記ワーク搬送面上へのワーク搬入からワーク搬送面からのワーク搬出までの一連の搬送動作を前記モータ5の駆動制御により自動制御するための制御回路が内蔵されているとともに、ボックス側面部には、前記制御回路を介して自動運転状態をON−OFFするボタンスイッチ7a,7b及び前記動力断続手段を切断して自動運転状態を解放しワークWを手動で搬送面から押出制御するための手動運転状態への切替用スイッチ7cなどが設けられている。
【0014】
図3は本発明に係る搬送装置となる単一搬送ユニットのうち、方向転換用の第2の単一搬送ユニットを示す斜視図、図4はその第2の単一搬送ユニットの構成要素の概略系統図である。この第2の単一搬送ユニット11は、接地基台12上に縦軸心周りに回転可能な方向転換機(ワークWの搬送体)13が支持されているとともに、この方向転換機13の回転を駆動制御するソレノイドバルブ等のシリンダ14及びモータ(アクチュエータ)15が前記接地基台12に内装されて設けられている。また、方向転換機13上のワークWの有無を確認するために前記と同様な光学式のワーク在席確認用センサ16の他に方向転換機13に予め設定されている方向転換動作範囲の両端位置を確認する二つの方向転換動作確認用センサ18が設けられているとともに、接地基台12の側面部には、制御装置としてのコントロールボックス17が固設されている。
【0015】
このコントロールボックス17は、前記在席確認用センサ16の検出信号及び方向転換動作確認用センサ18の検出信号を受けて方向転換機13上へのワーク搬入から方向転換及びワーク搬出までの一連の搬送動作を前記シリンダ14及びモータ15の駆動制御により自動制御するための制御回路が内蔵されているとともに、ボックス側面部には、前記制御回路を介して自動運転状態をON−OFFするボタンスイッチ17a,17b及び前記自動運転状態を解放しワークWを手動で方向転換機13から押出制御するための手動運転状態への切替用スイッチ17cなどが設けられている。
【0016】
次に、上記のような構成の第1の単一搬送ユニット1及び第2の単一搬送ユニット11により各種形態の搬送ラインを構築して使用する例を説明する。
【0017】
(1)図5に示すように、搬入側M/C21と搬出側M/C22との間に、上述した第1の単一搬送ユニット1を設置して、ワークWを搬入側M/C21から搬出側M/C22にまで直線的に短距離搬送する搬送ラインを構築する。この場合は、在席確認用センサ6がOFFのとき、コントロールボックス7から搬入OK信号を搬入側M/C21に送信することで、搬入側M/C21よりワークWを第1の単一搬送ユニット1における搬送ローラ4上へ搬入し、その搬入中信号をコントロールボックス7に返信する。搬入が完了したとき、モータ5を駆動して搬送ローラ4の駆動回転によりワークWを搬出側に自動搬送させるが、在席確認用センサ6がONにある状態では駆動を自動停止してワークWを搬送ローラ4上で待機させる。そして、搬出側M/C22からコントロールボックス7に搬出OK信号が送信されたとき、モータ5を再駆動して搬送ローラ4の駆動回転によりワークWを搬出側M/C22へ搬出させる。この搬出に伴って在席確認用センサ6がOFFとなり、次のワークWの搬入スタンバイ状態となる。
【0018】
(2)図6に示すように、上述した第1の単一搬送ユニット1の複数個(図面上では、5個で示すが、2個以上であればよい)を直列に配置連結して、ワークWを直線的に長距離搬送する搬送ラインを構築する。この場合は、ワークWを次々と上流側の単一搬送ユニット1から下流側の単一搬送ユニット1に連続的に引き継ぎ搬送することが可能であるとともに、ある一つの搬送ユニットが何らかの原因で故障等の搬送トラブルを発生したとき、そのトラブルが発生した搬送ユニットのみを手動運転に切り替えてそこに位置するワークWを手動で次に隣接する搬送ユニットに送り出すといった応急的な処理により局所トラブルを解消することが可能である。また、各単一搬送ユニット1上の在席確認用センサ6の検出信号によってワークWをそれぞれの単一搬送ユニット1上に待機させることも可能であるために、連続搬送以外にストレージコンベアとしても利用することができる。
【0019】
(3)図7に示すように、上述した第1の単一搬送ユニット1の複数個と上述した第2の単一搬送ユニット11の複数個とを組み合わせ連結して複数のM/C23間に屈曲部を有する搬送ラインを構築する。この場合、各単一搬送ユニット1,11毎に、それぞれのユニット1,11におけるワーク搬入からワーク搬出までの一連の動作を自動制御する自動運転機能と手動で制御する手動運転機能とに切替可能なコントロールボックス7,17が備えられているので、ある特定の搬送ユニットが何らかの原因で故障等の搬送トラブルを発生したとき、そのトラブルが発生した搬送ユニットのみを手動運転に切り替えてそこに位置するワークWを手動で次に隣接する搬送ユニットに送り出すといった応急的な処理により局所トラブルを解消することが可能であるために、搬送ライン全体に搬送トラブルが波及し拡大してワーク搬送が不可能になる事態を避けることができる。その結果、搬送トラブルの拡大に伴いその復旧に多大な手数や時間を費やすこともなくなり、複雑、多岐に亘って張りめぐらせた搬送ラインにおける総合搬送効率の著しい向上を実現することができる。
【0020】
また、例えば図7に示すように屈曲部を有する状態に構築された搬送ラインにおいて、その搬送ラインを構成する各単一搬送ユニット1,11におけるコントロールボックス7,17を、図8に示すように、電源コード24を介して駆動電源25に接続するとともに、内部の制御回路を通信ケーブル26及び総合盤27を介して単一の操作制御盤28に接続することによって、搬送ライン全体の運転時には各搬送ユニット1,11におけるコントロールボックス7,17に、特定箇所に設置した単一操作制御盤28からライン全体の自動運転開始指令や運転停止指令等の種々の搬送制御信号を送信してライン全体で適切な搬送制御を行う、いわゆる、センターコントロールシステムを容易に実現することができる。
【0021】
なお、上記実施の形態では、第1の単一搬送ユニット1における搬送体として搬送ローラを用いたもので説明したが、搬送チェーンでも搬送ベルトを用いてもよい。
【0022】
また、上記実施の形態では、第1の単一搬送ユニット1における搬送ローラ4の駆動用モータ5を、各搬送ローラ4にクラッチ等の動力断続手段を介して直結させるもので説明したが、これ以外に、モータ5を介して回転駆動されるエンドレスベルトに搬送ローラ4の周面を接触させて摩擦力により搬送ローラ4を回転駆動させるようにしてもよい。
【0023】
さらに、上記実施の形態では、第2の単一搬送ユニット11として、単なる方向転換機能のみを有するものについて説明したが、昇降(リフト)機能を併せ有するものに構成してもよい。
【0024】
さらにまた、上記実施の形態では、在席確認用センサとして近接スイッチを用いたもので説明したが、反射式あるいは透過式の光電素子を用いたものであってもよい。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明によれば、単一搬送ユニットの任意数を連結することで、所望の長さ、形態の搬送ラインを構築することができ、搬送ラインの変更や延長等に柔軟に対処させることができるとともに、そのライン構築にあたって、個々の搬送ユニットそれぞれの制御装置を介して各搬送ユニット毎の制御動作を独立的に確認するといった試運転を行えるので、制御動作確認済の搬送ユニットを単に連結するだけで多大な手数、労力及び無駄なスペースを要することなく、所望の搬送ラインを容易かつ省力的、省スペースに構築することができる。
【0026】
その上、各搬送ユニットには一つのワーク在席確認用センサのみを設ければよいので、信号線は一つですみ、搬送ユニット毎の配線スペースを縮小化できるとともに、各搬送ユニット周りの美観を良好に保つことができる。加えて、搬送ユニットにおける制御装置が、搬送体へのワーク搬入からワーク搬出までの一連の動作を自動制御する自動運転機能と手動で制御する手動運転機能とに切替可能であるから、複数の搬送ユニットを連結して構築された搬送ラインを自動運転する場合、ある特定の搬送ユニットが何らかの原因で故障等の搬送トラブルを発生したとき、そのトラブルが発生した搬送ユニットのみを手動運転に切り替えて局所トラブルを応急的に解消することが可能であり、したがって、ライン全体に搬送トラブルが波及し拡大してワーク搬送が不可能になる事態及びその復旧のために多大な手数、時間を費やすことも回避して、総合搬送効率の著しい向上を実現することができるという効果を奏する。
【0027】
また、請求項2に記載のように、第1及び第2という少なくとも二種の単一搬送ユニットを構成することにより、任意数の第1の搬送ユニットのみを連結したり、任意数の第1の搬送ユニットと第2の搬送ユニットとを組み合わせ連結したりすることで、多種多様な形態の搬送ラインを簡単かつ容易に構築して多目的に利用することができる。
【0028】
また、請求項3に記載のような構成を採用することによって、複数の搬送ユニットの連結により所望の搬送ラインを構築した状態で運転する時、各搬送ユニットにおける制御装置に、特定箇所に設置した単一操作制御盤からライン全体の自動運転開始指令や運転停止指令等の種々の搬送制御信号を送信してライン全体で適切な搬送制御を行う、いわゆる、センターコントロールシステムを容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送装置となる単一搬送ユニットのうち、直線搬送用の第1の単一搬送ユニットを示す斜視図である。
【図2】同上第1の単一搬送ユニットにおける構成要素の概略系統図である。
【図3】本発明に係る搬送装置となる単一搬送ユニットのうち、方向転換用の第2の単一搬送ユニットを示す斜視図である。
【図4】同上第2の単一搬送ユニットの構成要素の概略系統図である。
【図5】搬送ラインの一つで、直線的に短距離搬送する搬送ラインの構築例を示す概略平面図である。
【図6】搬送ラインの他の一つで、直線的に長距離搬送する搬送ラインの構築例を示す概略平面図である。
【図7】搬送ラインの一つで、屈曲部を有する搬送ラインを構築例を示す概略平面図である。
【図8】図7に示す屈曲部付き搬送ライン全体での搬送制御システムの概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 第1の単一搬送ユニット
4 搬送ローラ(搬送体の一例)
5 モータ(アクチュエータの一例)
6,16 ワーク在席確認用センサ
7,17 コントロールボックス(制御装置)
11 第2の単一搬送ユニット
13 方向転換機(搬送体の他例)
14 回転シリンダ(アクチュエータの他例)
15 モータ(アクチュエータの他例)
18 方向転換動作確認用センサ
24 電源コード
25 駆動電源
26 通信ケーブル
27 操作制御盤
W ワーク

Claims (3)

  1. ワークを搬送する搬送体と、この搬送体の搬送動作を駆動制御するアクチュエータと、前記搬送体上のワークの有無を確認するワーク在席確認用センサと、前記搬送体へのワーク搬入からワーク搬出までの一連の動作を前記アクチュエータを介して自動制御する自動運転機能及び前記アクチュエータとの間の連結を断って手動で制御する手動運転機能に切替可能な制御装置とからなる単一搬送ユニットを有することを特徴とする搬送装置。
  2. 前記単一搬送ユニットとして、その搬送体が搬送ローラまたは搬送チェーンであるとともに、その搬送ローラまたは搬送チェーンの搬送動作を駆動制御するアクチュエータがモータである第1の搬送ユニットと、その搬送体が方向転換機であるとともに、その方向転換機の方向転換動作を駆動制御するアクチュエータが回転シリンダ及びモータであり、かつ、在席確認用センサのほかに方向転換動作確認用センサを有する第2の搬送ユニットとの少なくとも二種が構成されている請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記単一搬送ユニットの複数を連結設置したとき、それら各搬送ユニットにおける制御装置が電源コードを介して駆動電源に接続可能であるとともに、通信ケーブルを介して単一の操作制御盤に接続可能であるように構成されている請求項1または2に記載の搬送装置。
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