JP2008247513A - 原紙ロール搬送装置及び原紙ロールの搬送方法、並びに原紙ロール搬送装置のレイアウト方法 - Google Patents

原紙ロール搬送装置及び原紙ロールの搬送方法、並びに原紙ロール搬送装置のレイアウト方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コルゲータマシン工場内の与えられたスペース内で、原紙ロールの搬出入を効率化することにより、原紙ロールの交換時間を短縮する。
【解決手段】従動・駆動スプロケットに巻き掛けられ、一対の原紙ロール搬送用台車に連結された無端チェーンとを有する原紙ロール搬送装置において、前記無端チェーンは、前記台車の一方に連結された第1無端チェーンと、前記台車の他方に連結された第2無端チェーンとを有し、駆動スプロケットは、第1無端チェーンの第1駆動スプロケットと、第2無端チェーンの第2駆動スプロケットとを有し、前記両駆動スプロケットは、回転駆動手段に同軸上に設けられ、前記一対の台車が待機位置にあるときの両台車間の第1距離と、使用位置にあるときの両台車間の第2距離とに基づいて、前記第1駆動スプロケットの径と前記第2駆動スプロケットの径との比が定められる、ことを特徴とする原紙ロール搬送装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、段ボールシートの製造に用いられる原紙ロールを搬送する原紙ロール搬送装置及び原紙ロールの搬送方法、並びに原紙ロール搬送装置のレイアウト方法に関する。
従来から、片面段ボールシートを製造するのにいわゆるシングルフェ−サ、或いは両面段ボールシートを製造するのにいわゆるダブルフェ−サが用いられている。
このような片面段ボールシート及び両面段ボールシートは、中芯紙、ライナその他バックライナ等のウェブ(以下、原紙と称する)を用いて製造されることから、シングルフェ−サ或いはダブルフェ−サに原紙を連続的に供給する原紙供給装置がラインの最上流側に設置される。
この原紙供給装置としては、たとえばスイングアーム式のミルロールスタンドが広く知られている。このミルロールスタンドは、紙管を芯としてロール状に巻装された所定直径の原紙ロールを対象とし、水平な回転軸にそれぞれスプライン結合される左右一対のスイングアームと、各アームの先端に、対向して装着されたセンターブロックとを有し、紙管の両端部に挿通可能な両センターブロックにより、原紙ロールをチャキングするように構成している。
原紙ロールは、製造される片面段ボールシート或いは両面段ボールシートに応じて、何種類か原紙供給装置から離間した待機ステーションに保管される。このため、原紙供給装置で使用される原紙ロールを交換する際には、原紙供給装置に装着されていた旧原紙ロールを脱着して、待機ステーションまで移動させる一方、待機ステーションに保管される新原紙ロールを待機ステーションまで移動して、原紙供給装置に装着する必要がある。
通常、このような原紙ロールを待機ステーションと原紙供給装置との間で往復移動させるのに、原紙ロール搬送装置が用いられる。
この原紙ロール搬送装置は、例えば、特許文献1に開示されているように、ミルロールスタンドが敷設される床面の下方に直線状に延びるピットと、ピット上において、待機ステーションに近接する原紙ロールの待機位置とミルロールスタンドに近接する原紙ロールの使用位置との間で往復移動可能な一対の原紙ロール搬送用台車と、一対の原紙ロール搬送用台車をピットに沿って移動させるための移動手段とを有する。
このような構成によれば、新原紙ロールの待機位置から使用位置までの搬送と、旧原紙ロールの使用位置から待機位置までの搬送とを、一対の原紙ロール搬送用台車の一往復によって完了することが可能であり、原紙ロールの交換効率を向上することが可能である。
特開昭58―130848号公報
しかしながら、このような従来の原紙ロール搬送装置には、以下のような技術的問題点が存する。
第1に、原紙ロール搬送装置のレイアウト上の制約から、効率的な原紙ロールの交換が困難となる点である。
より詳細には、コルゲータマシン工場には、通常、一基或いは複数基のシングルフェ−サ、及びダブルフェ−サが隣接して設置され、シングルフェ−サには、中芯用及びライナー用のミルロールスタンド、一方ダブルフェ−サには、バックライナー用のミルロールスタンドが必要であり、このようなミルロールスタンドごとに、上述の原紙ロール搬送装置が付設されるため、複数基の原紙ロール搬送装置を整列してレイアウトすることが要求される。
このとき、コルゲータマシン工場内の限られたスペースに複数の原紙ロール搬送装置を設置する場合に、原紙ロール搬送装置のレイアウトが与えられたスペースによる制約を受け、それにより、効率的な原紙ロールの搬出入を行うことが困難となり、原紙ロールの交換時間を要する。
より詳細には、原紙ロール搬送装置は、シングルフェ−サ或いはダブルフェ−サそれぞれのラインの最上流位置に付帯設備として設置される関係から、十分な設置スペースを確保できないことが多く、一方、原紙ロール搬送装置まわりで必要とされるスペースは、原紙ロールの待機ステーション、原紙ロールの待機位置と使用位置間を連絡するピット等、シングルフェ−サ或いはダブルフェ−サの占有面積以上の広さが必要となる。
特に、昨今の段ボールシートの多品種小ロット化により、原紙ロールの交換頻度は高くならざるを得ず、この点から、原紙ロールの交換時間をいかに短縮化するかが重大な問題である。
第2に、複数の原紙ロール搬送装置を設置する場合、なるべく原紙ロール搬送装置の共通化を図り、ト−タルコストの低減を図ることが要望される。この点、複数の原紙ロール搬送装置をなるべく近接して配置し、占有面積を低減する方が、段ボールシートの生産効率の確保にとって好ましいが、一方で、限られた工場内スペースに設置する関係から、原紙ロール搬送装置ごとに、床面に設けられるピット及び原紙ロール搬送装置の制御系も含め、異なる仕様を設定するのでは、トータルコスト増となる。
以上の先行技術の有する技術的問題点に鑑み、本発明の目的は、コルゲータマシン工場内の与えられたスペース内で、原紙ロールの搬出入を効率化することにより、原紙ロールの交換時間を短縮することが可能な原紙ロール搬送装置及び原紙ロール搬送方法を提供することにある。
本発明の目的は、段ボールシートの生産効率を確保しつつ、トータルコスト増を抑制することが可能な複数基の原紙ロール搬送装置のレイアウト方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の原紙ロール搬送装置は、
原紙ロールの待機位置と原紙ロールの使用位置との間で延設された案内レールと、
該案内レールに沿って、待機位置と使用位置との間で往復移動可能に配設された一対の原紙ロール搬送用台車と、
前記一対の原紙ロール搬送用台車を移動並びに停止させるための回転駆動手段と、
待機位置の近傍で回転自在に枢支された従動スプロケットと、前記回転駆動手段の回転駆動軸に連結され、使用位置の近傍で回転自在に枢支された駆動スプロケットと、
前記従動スプロケットと前記駆動スプロケットとに巻き掛けられ、前記一対の原紙ロール搬送用台車に連結された無端チェーンとを有する原紙ロール搬送装置において、
前記無端チェーンは、前記一対の原紙ロール搬送用台車の一方に連結された第1無端チェーンと、前記一対の原紙ロール搬送用台車の他方に連結された第2無端チェーンとを有し、
前記回転駆動手段は、単一の回転駆動手段であり、
前記駆動スプロケットは、前記第1無端チェーンが巻き掛けられた第1駆動スプロケットと、前記第2無端チェーンが巻き掛けられた第2駆動スプロケットとを有し、該第1駆動スプロケット及び前記第2駆動スプロケットは、前記回転駆動手段の前記回転駆動軸に同軸上に設けられ、
前記一対の原紙ロール搬送用台車が待機位置にあるときの両台車間の第1距離と、前記一対の原紙ロール搬送用台車が使用位置にあるときの第2距離とに基づいて、前記第1駆動スプロケットと前記第2駆動スプロケットとの径比が定められる、構成としている。
以上の構成を有する原紙ロール搬送装置によれば、単一の駆動手段により、単一の駆動手段の回転駆動軸に同軸上に設け、且つ所定の径比に設定した第1駆動スプロケット及び第2駆動スプロットそれぞれと、従動スプロットとの間で巻き掛けられた第1無端チェーン及び第2無端チェーンを駆動することにより、第1無端チェーンに連結された一方の原紙ロール搬送用台車と、第2無端チェーンに連結された他方の原紙ロール搬送用台車とを原紙ロールの待機位置と原紙ロールの使用位置との間で延設された案内レールに沿って、往復移動させ、それにより、たとえば原紙ロールの待機位置において、一方の原紙ロール搬送用台車に新原紙ロールを搭載し、一対の原紙ロール搬送用台車を原紙ロールの使用位置まで案内レールに沿って移動し、そこで他方の原紙ロール搬送用台車に原紙供給装置から旧原紙ロールを搭載した後、一方の原紙用台車から原紙供給装置に旧原紙ロールを搭載することが可能である。
この場合、一対の原紙ロール搬送用台車が待機位置にあるときの両台車間の第1距離と、一対の原紙ロール搬送用台車が使用位置にあるときの両台車間の第2距離とに基づいて、第1駆動スプロケットと第2駆動スプロケットとの径比を定めることにより、たとえば、第2距離を第1距離より小さくすることが可能であり、コルゲータマシン工場内の与えられたスペース内で、原紙ロールの搬出入を効率化することにより、原紙ロールの交換時間を短縮することが可能であり、昨今の多品種小ロット化による原紙ロールの高い交換頻度に対しても対処可能である。
さらに、前記一対の原紙ロール搬送用台車は、一方が原紙ロールの搬入用台車、他方が原紙ロールの搬出用台車であり、前記第1距離は、前記第2距離より長いのが好ましい。
さらにまた、床面より下方で、原紙ロールの待機位置と原紙ロールの使用位置との間を延びるピットをさらに有し、
該ピット内には、前記案内レールが形成され、
該ピット内に、前記第1及び第2無端チェーン、前記第1及び第2駆動スプロケット、前記従動スプロケット、及び前記単一回転駆動手段が収容されるのがよい。
上記目的を達成するために、本発明の原紙ロール搬送装置をコルゲータ施設内にレイアウトする方法は、
中芯とライナーとにより片面段ボールシートを製造するためのシングルフェ−サと、片面段ボールシートとバックライナーとにより両面段ボールシートを製造するためのダブルフェ−サとが隣接して配置され、シングルフェ−サの両側に中芯用ミルロールスタンド及びライナー用ミルロールスタンド、ダブルフェ−サの片側にバックライナー用ミルロールスタンドがそれぞれ整列して配置されるコルゲータ施設において、中芯用ミルロールスタンド、ライナー用ミルロールスタンド及びバックライナー用ミルロールスタンドそれぞれに対する、請求項3に記載の原紙ロール搬送装置を該施設内にレイアウトする方法において、
前記原紙ロール搬送装置の各々に対応するピットとして、互いに同一のピットを対応するミルロールスタンドの回転軸に平行に、対応するフェ−サから離れる向きに延設する段階と、
シングルフェ−サ及びダブルフェ−サそれぞれの近傍であって、対応するピットの側方に設けられる原紙ロールの待機ステーションが、隣接するフェ−サ間で重なり合わないように、各々の前記原紙ロール搬送装置において、待機位置における原紙ロールの搬出位置と原紙ロールの搬入位置とを前記ピット上で決定する段階と、
決定した各々の搬出及び搬入の位置及び両位置間の距離に基づいて、対応する原紙ロール搬送装置ごとに、前記第1駆動スプロケットと前記第2駆動スプロケットとの径比を調整する段階とを有する構成としている。
以上の構成を有する原紙ロール搬送装置をレイアウトする方法によれば、中芯とライナーとにより片面段ボールシートを製造するためのシングルフェ−サと、片面段ボールシートとバックライナーとにより両面段ボールシートを製造するためのダブルフェ−サとが隣接して配置され、シングルフェ−サの両側に中芯用ミルロールスタンド及びライナー用ミルロールスタンド、ダブルフェ−サの片側にバックライナー用ミルロールスタンドがそれぞれ整列して配置されるコルゲータ施設において、中芯用ミルロールスタンド、ライナー用ミルロールスタンド及びバックライナー用ミルロールスタンドそれぞれに対する、上記記載の原紙ロール搬送装置をこのような施設内に複数基レイアウトする場合に、それぞれの原紙ロール搬送装置において、待機位置における原紙ロールの搬出位置及び搬入位置及び両位置間の距離に基づいて、第1及び第2駆動スプロケットの径比を単に個別に設定するだけで、原紙ロールの待機ステーションが隣接するフェーサ間で重なり合うことを回避することにより、段ボールシートの生産効率を確保しつつ、トータルコスト増を抑制することが可能となる。
より詳細には、コルゲータ施設内において、ピットの延設方向及びそれに交差する方向に亘る機器の全体レイアウトのコンパクト化を達成することにより、たとえば機器間での加工対象物の移動時間或いは交換時間の短縮化等を通じて、段ボールシートの生産効率を確保することが可能である一方、複数基の原紙ロール搬送装置において、第1及び第2駆動スプロケット以外は、付設するピットも含め同一な仕様を採用することにより、コスト増を抑制することが可能である。
上記目的を達成するために、本発明の原紙ロール搬送方法は、
それぞれ原紙ロールを搭載可能であり、所定の間隔を隔てて一体に可動な一対の原紙ロール搬送用台車を原紙ロールの待機位置と原紙ロールの使用位置との間で敷設された案内レール上を往復移動させることにより、原紙ロールを搬送する方法において、
案内レール上で、旧原紙ロール搬送用台車を新原紙ロール搬送用台車に対して、原紙ロールの使用位置から遠位側に配置する段階と、
原紙ロールの使用中、旧原紙ロール搬送用台車を原紙ロールの使用位置に位置決めし、原紙ロールの使用後、旧原紙ロールを旧原紙ロール搬送用台車に搭載する段階と、
旧原紙ロールを搭載した旧原紙ロール搬送用台車及び新原紙ロール搬送用台車を同時に、原紙ロールの待機位置に向かって移動する段階と、
原紙ロールの待機位置において、旧原紙ロール搬送用台車から旧原紙ロールを除載すると同時に、新原紙ロールを新原紙ロール搬送用台車に搭載する段階と、
新原紙ロールを搭載した新原紙ロール搬送用台車及び旧原紙ロール搬送用台車を同時に原紙ロールの使用位置に向かって移動する段階と、
原紙ロールの使用位置において、新原紙ロール搬送用台車から新原紙ロールを除載する段階と、を有する構成としている。
以上の構成を有する原紙ロール搬送方法によれば、同時に新旧原紙ロールを搭載、或いは除載することが可能であるから、原紙ロールの搬出入を効率化することにより、原紙ロールの交換時間を短縮することが可能であり、昨今の多品種小ロット化による原紙ロールの高い交換頻度に対しても対処可能である。
本発明に係る原紙ロール搬送装置および原紙ロールの搬送方法、並びに原紙ロール搬送装置のレイアウト方法について、図面を参照しながら、好適な実施形態を挙げることにより、以下詳細に説明する。
以下に本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る原紙ロール搬送装置が配置されたコルゲータ施設の全体配置図である。図2は、本発明の第1実施形態に係る原紙ロール搬送装置の概略断面図である。図3は、本発明の第1実施形態に係る原紙ロール搬送装置の概略平面図である。図4は、本発明の第1実施形態に係る原紙ロール搬送装置の制御系を示す概略図である。図5は、本発明の第1実施形態に係る原紙ロール搬送装置の駆動スプロケットの径比設定に関する作用を示す概略平面図である。図6ないし図9はそれぞれ、本発明の第1実施形態に係る原紙ロール搬送装置を利用して新旧原紙ロールの搬出入する際の、搬出入台車の動きを示す概略図である。
図1に示すように、コルゲータマシンの工場施設内には、2基のシングルフェーサ20A、B及びダブルフェーサ22が隣接して設置され、それぞれのラインの最上流側に、原紙供給装置であるミルロールスタンド24AないしEが整列配置され、シングルフェーサ20Aについては、ライナー用ミルロールスタンド24A及び中芯用ミルロールスタンド24B、シングルフェーサ20Bについては、ライナー用ミルロールスタンド24C及び中芯用ミルロールスタンド24D、ダブルフェーサ22については、バックライナー用ミルロールスタンド24Eが、後に説明する対応するピット30AないしEの延設方向が互いに平行となるように、各フェーサから離間する方向に配置されている。
各フェーサの前方スペースには、それぞれのフェーサで使用される原紙ロールの待機ステーション26AないしEが設けられている。より詳細には、シングルフェーサ20Aについては、対向するミルロールスタンド24Aと24Bとの間、シングルフェーサ20Bについては、対向するミルロールスタンド24Cと24Dとの間、ダブルフェーサ22については、ミルロールスタンド24Eの側方に設けられている。各待機ステーションには、ストックヤードからフォークリフト等で運搬された多種類の原紙ロールが保管されている。
ミルロールスタンド24(24Aないし24Eは共通)は、従来から用いられており、図2に示すように、紙管を芯としてロール状に巻装された所定直径の原紙ロールを対象とし、水平な回転軸27にそれぞれスプライン結合される左右一対のスイングアーム28と、各アームの先端に、対向して装着されたセンターブロック(図5参照)とを有し、紙管の両端部に挿通可能な両センターブロックにより、原紙ロールをチャキングするように構成している。このようなミルロールスタンド24によれば、原紙ロールは、両スイングアーム28の揺動軌跡の下方となる装填回転位置と、上方となる作動回転位置との間で揺動可能である。なお、各ミルロールスタンドには、予備が設けられ、ミルロールスタンド24の長手方向中心線に関して略対称に配置されている。
図1に示すように、ミルロールスタンド24が設置されている工場敷地の床面には、スイングアーム28を軸支する回動軸27に対して平行に、後に説明する原紙ロール搬送用台車34a、bが原紙ロールの搬送のために往復直線運動をする範囲に亘って、ピット30が所定の深さで穿設されている。
本発明に係る原紙ロール搬送装置10は、特に図3ないし図5に示すように、案内レール32と、案内レール32に沿って、待機位置P2と使用位置P1との間で往復移動可能に配設された一対の原紙ロール搬送用台車34a、bと、一対の原紙ロール搬送用台車34a、bを移動並びに停止させるための回転駆動手段である駆動モータ40と、待機位置P2の近傍で回転自在に枢支された従動スプロケット42と、駆動モータ40の回転駆動軸44に連結され、使用位置P1の近傍で回転自在に枢支された駆動スプロケット46と、従動スプロケット42と駆動スプロケット46とに巻き掛けられ、一対の原紙ロール搬送用台車34a、bに連結された無端チェーン48とから概略構成され、ピット30上において、ミルロールスタンド24に隣接する原紙ロールの使用位置P1と、待機ステーション26に隣接する原紙ロールの待機位置P2との間で原紙ロールを搬送可能なように設置される。なお、待機ステーション26での原紙ロールの姿勢は、そのロール軸心方向がピット30の延在方向と平行となるように位置決めされ、原紙ロールをたとえば作業者が転がすことにより、原紙ロールの待機位置P2に到来した新原紙ロール搬入用台車34aのテーブル36に載置し得るようにしている。
図2に示すように、ピット30の内部には、少なくとも原紙ロールの待機位置P2と原紙ロールの使用位置P1との間で延設された案内レール32が形成されている。
図3に示すように、この案内レール32に沿って、待機ステーション側の原紙ロールの待機位置P2と、ミルロールスタンド側の原紙ロールの使用位置P1との間で往復移動可能に配設された一対の原紙ロール搬送用台車34a、bが設けられる。一対の原紙ロール搬送用台車34a、bは、一方が新原紙ロールを原紙ロールの待機位置P2から原紙ロールの使用位置P1まで搬送することにより、原紙ロールの使用位置P1に搬入するための新原紙ロール搬入用台車34a、他方が旧原紙ロールを原紙ロールの使用位置P1から原紙ロールの待機位置P2まで搬送することにより、原紙ロールの使用位置P1から排出するための旧原紙ロール搬出用台車34bであり、いずれも原紙ロールを安定して支持するのに十分な受け面積を備えたテーブル36と、テーブル36が案内レール32に沿って円滑に移動可能なように設けられたキャスター38(図2参照)とを有する。この場合、ピット30の原紙ロール待機位置P2の近傍には、原紙ストックシュータ31及び残原紙排出装置29が、互いに適宜間隔を隔てて配置され、原紙ストックシュータ31及び残原紙排出装置29それぞれに対して、新原紙ロール搬入用台車34a及び旧原紙ロール搬出用台車34bが位置決めされるようにしている。
なお、図3では、一対の原紙ロール搬送用台車34a、bが、原紙ロールの待機位置P2と、原紙ロールの使用位置P1との各位置にある状態を示している。
図4(明瞭性のために、一方の原紙ロール搬送用台車、それに連結される無端チェーン、駆動スプロケットのみを示す)に示すように、原紙ロール搬送用台車34を移動並びに停止させるための単一の回転駆動手段である駆動モータ40が設けられる。原紙ロールの待機位置P2の近傍で回転自在に枢支された従動スプロケット42と、駆動モータ40の回転駆動軸44に連結され且つ原紙ロールの使用位置P1の近傍で回転自在に枢支された駆動スプロケット46とが設けられ、原紙ロール搬送用台車34に連結された無端チェーン48が、従動スプロケット42と駆動スプロケット46とに巻き掛けられている。
図4に示すように、モータ40には、パルスジェネレータ47が付設され、パルスジェネレータ47からのパルス信号が制御回路49に入力されて、原紙ロール搬送用台車34a、bの現在位置を常に検出し得るように構成されている。原紙ロールの位置を検出する検出手段50から制御回路49に入力される検出値に基づいて、制御回路49により原紙ロール搬送用台車34a、bを原紙ロールの待機位置P2及び原紙ロールの使用位置P1に位置決め停止するように制御される。特に、原紙ロールの待機位置P2においては、原紙ロール搬送用台車34a、bそれぞれが、その幅中心が原紙ストックシュータ31或いは残原紙排出装置29の機械幅中心と一致するように、一方原紙ロールの使用位置P1においては、原紙ロール搬送用台車34a、bそれぞれが、その幅中心がミルロールスタンド24の長手方向長さの中心と一致するように制御される。なお、原紙ロール搬送用台車34a、bの位置検出手段50としては、ロータリエンコーダやスリット円盤と光電管とを組合わせた手段等が採用可能である。
より詳細には、図5に示すように、無端チェーン48は、一対の原紙ロール搬送用台車34の一方34aに連結された第1無端チェーン48aと、一対の原紙ロール搬送用台車34の他方34bに連結された第2無端チェーン48bとを有し、駆動スプロケット46は、第1無端チェーン48aが巻き掛けられた第1駆動スプロケット46aと、第2無端チェーン48bが巻き掛けられた第2駆動スプロケット46bとを有し、第1駆動スプロケット46aと第2駆動スプロケット46bは、モータ40の回転駆動軸44に同軸上に設けられ、回転駆動軸44の回転量が同じである場合、新原紙ロール搬入用台車34aの案内レール32上の移動距離laと、旧原紙ロール搬出用台車34bのそれlbとの比が、第1駆動スプロケット46aの径と第2駆動スプロケット46bの径との比に等しくなるように構成されている。
このような第1及び第2無端チェーン48a、b、第1駆動及び第2駆動スプロケット46a、b、従動スプロケット42、及びモータ40は、ピット30内に収容され、工場床面上に設置することにより、コルゲータ工場内の工場床面に凹凸が生じないようにしている。
このような複数基の原紙ロール搬送装置10を限られた工場内のスペース内にレイアウトする場合を以下に説明する。
まず、原紙ロール搬送装置10の各々に対応するピット30として、互いに同一のピット30を対応するミルロールスタンド24の回転軸に平行に、対応するフェ−サから離れる向きに延設する。
次いで、シングルフェーサ20及びダブルフェーサ22それぞれの近傍であって、対応するピット30の側方に設けられる原紙ロールの待機ステーション26が、隣接するフェ−サ間で重なり合わないように、各々の原紙ロール搬送装置において、待機位置P2における原紙ロールの搬出位置と原紙ロールの搬入位置とをピット30上で決定する。
次いで、決定した各々の搬出及び搬入の位置及び両位置間の距離に基づいて、対応する原紙ロール搬送装置ごとに、第1駆動スプロケット46aと第2駆動スプロケット46bとの径比を調整する。
より詳細には、図5に示すように、原紙ロールの待機位置P2における一対の新原紙ロール搬入用台車34a、b間の距離a及び原紙ロールの使用位置P1における一対の新原紙ロール搬入用台車34a、b間の距離bに基づいて、第1及び第2駆動スプロケット46a、b同士の径比を調整することにより、一対の原紙ロール搬送用台車34a、bが原紙ロールの使用位置P1に達したときに、図5に示すように、両台車34a、bの距離が距離bとなるようにすることが可能である。図5においては、モータ40による同じ回転駆動力のもとで、旧原紙ロール搬出用台車34bの待機位置P2と使用位置P1との間の移動距離lbに比して、新原紙ロール搬入用台車34aの待機位置P2と使用位置P1との間の移動距離laを小さく設定しており、そのために、旧原紙ロール搬出用台車34bの駆動スプロケット46bの径を新原紙ロール搬入用台車34aの駆動スプロケット46aの径よりも大きく設定している。
図1に示すように、原紙ロール搬送装置24AないしEそれぞれについて、使用位置P1における一対の新原紙ロール搬入用台車34a、b間の距離bが共通であることを前提に、待機位置P2における一対の原紙ロール搬送用台車34a、b間の距離aに相当する距離La、Lb,Lc及びLeにおいて、距離La、Lc、Lb、Le(LbとLeは等しい)の順に大きいことから、それぞれの第2駆動スプロケット46bと第1駆動スプロケット46aとの径比46b/46aは、原紙ロール搬送装置24A、24C、24B、24Eの順の大きさで設定すればよい。原紙ロール搬送装置24B及び24Eについては、原紙ロールの使用位置P1と原紙ロールの待機位置P2との距離が、図1に示すように、原紙ロール搬送装置24Bの方が、原紙ロール搬送装置24Eより大きいことから、原紙ロール搬送装置24Bにおける径比の方が、原紙ロール搬送装置24Eのそれより大きく設定される。
このように、単に、原紙ロールの待機位置P2における一方の原紙ロール搬送用台車の搬出位置及び他方の原紙ロール搬送用台車の搬入位置及び両位置間の距離に基づいて、第1駆動スプロケット46aの径と第2駆動スプロケット46bの径との比を個別に設定するだけで、原紙ロールの待機ステーションが隣接するフェーサ間で重なり合うことを回避することにより、段ボールシートの生産効率を確保しつつ、トータルコスト増を抑制することが可能となる。
より詳細には、コルゲータ施設内において、ピットの延設方向及びそれに交差する方向に亘る機器の全体レイアウトのコンパクト化を達成することにより、たとえば機器間での加工対象物の移動時間或いは交換時間の短縮化等を通じて、段ボールシートの生産効率を確保することが可能である一方、複数基の原紙ロール搬送装置において、第1及び第2駆動スプロケット以外は、付設するピットも含め同一な仕様を採用することにより、コスト増を抑制することが可能である。
以上の構成を有する原紙ロール搬送装置について、オーダチェンジに伴い、旧オーダの原紙ロールを使用位置P1から待機位置P2に搬出する一方、新オーダの原紙ロールを待機位置P2から使用位置P1に搬入する場合を例に以下に説明する。
図6に示すように、フェーサの運転中、旧原紙ロール搬出用台車34bは、原紙ロールの使用位置P1に位置決めされ、一方新原紙ロール搬入用台車34aは、レールの図面上右端に位置決めされている。オーダチェンジに伴い、原紙ロールを交換する際、ミルロールスタンド24を作動回転位置から装填回転位置まで回転させて、使用中の原紙ロールORを旧原紙ロール搬出用台車34bに載せる。
次いで、図7に示すように、駆動モータ40を駆動することにより、旧原紙ロール搬出用台車34b及び新原紙ロール搬入用台車34aを原紙待機位置P2まで図面上左に移動させ、旧原紙ロール搬出用台車34bから使用済み原紙ロールORを取り出すとともに、それと同時に待機ステーションに保管している新オーダ用の原紙ロールNRを新原紙ロール搬入用台車34aに載せる。
次いで、図8に示すように、再び、旧原紙ロール搬出用台車34b及び新原紙ロール搬入用台車34aを原紙ロールの使用位置P1に向かって、図面上右に移動させ、新原紙ロール搬入用台車34aをミルロールスタンド24のセンター位置に位置決めして、新原紙ロール搬入用台車34aから新原紙ロールNRを取り出して、ミルロールスタンド24に装着し、装填回転位置から作動回転位置まで回転させて、フェーサの運転に備える。
次いで、図9に示すように、新原紙ロール搬入用台車34a及び旧原紙ロール搬出用台車34bを案内レール32に沿ってさらに図面上右に移動させて、新原紙ロール搬入用台車34aを案内レール32の右端、一方旧原紙ロール搬出用台車34bをミルロールスタンド24のセンター位置に位置決めする。このとき、第1駆動スプロケット46aの径と第2の駆動スプロケット46bの径との比を適宜調整しておくことにより、両台車34a、bが使用位置P1に達したときに、両原紙ロール搬送用台車台車34a、b間の距離bを所定距離に設定することが可能である。
これで、新旧原紙ロールの交換が完了する。
このような原紙ロール搬送用台車34a、bの移動サイクルを繰り返すことにより、新旧原紙ロールの搬出入を行う。
このような原紙ロール搬送用台車a、bの移動サイクルによれば、原紙ロール搬出入用台車の移動による新旧原紙ロールの搬出入時間をより短縮することが可能となる。より詳細には、本移動サイクルにおいては、図7に示すように、新旧原紙ロールの積み替えを同時に行うことが可能であり、その分新旧原紙ロールの積み替えに要する時間を短縮することが可能である。
以上のように、一対の原紙ロール搬送用台車34a、bの移動制御について、単一の駆動手段40の回転軸44に対して同軸上に設けた駆動スプロケット46a、bを採用することにより、一方の原紙ロール搬送用台車の移動制御を行うことにより、他方の原紙ロール搬送用台車の移動制御を自動的に行うことが可能であり、さらに対応する駆動スプロケット同士の径比を適宜に設定することにより、原紙ロール搬送用台車34a、bの位置に応じて、原紙ロール待機位置P2及び原紙ロール使用位置P1それぞれにおける両台車34a、b間の距離を可変とすることが可能である。
以下に本発明の第2の実施形態を説明する。図10ないし図13は、原紙ロール搬送装置を用いて、新旧原紙ロールを搬出入する際の一対の台車の動きを示す、第1の実施形態の図6ないし図9に相当する概略図である。第1実施形態と同様な構成要素には、同様な参照番号を付することによりその説明は省略し、以下には第1実施形態と異なる特徴的部分について詳細に説明する。
本実施形態と第1実施形態とは、原紙ロール搬送装置としては共通であり、本実施形態の特徴は、原紙ロールの待機位置P2におけるロール搬出入位置の相違に起因する原紙ロールの搬出入方法にある。
より詳細には、図10ないし図13を図6ないし図9と比較すれば容易に理解可能なように、原紙ロール使用位置P2に関し、第1の実施形態では、ロール搬入位置の方がロール搬出位置よりも原紙ロール使用位置P1に対して近位位置に設置されているのに対し、本実施例では、旧原紙ロール搬出用台車34bを用いて原紙ロールを搬出するロール搬出位置の方が、新原紙ロール搬入用台車34aを用いて原紙ロールを搬入するロール搬入位置よりも原紙ロール使用位置P1に対して近位位置に設置されている。なお、第1実施形態の図3における原紙ストックシュータ31及び残原紙排出装置29の位置関係は、それに応じて変更され、原紙ストックシュータ31の方が、残原紙排出装置29より原紙ロール使用位置P1に対して遠位位置に配置されている。
図10に示すように、駆動モータ40を駆動することにより、原紙ロール搬送用台車34a、bを原紙ロール待機位置P2に位置決めして、新原紙ロール搬入用台車34aを原紙ストックシューター31のセンター線上に位置決めし、待機中の新オーダの原紙ロールNRを新原紙ロール搬入用台車34aに搭載する。
次いで、図11に示すように、駆動モータ40を駆動することにより、新原紙ロール搬入用台車34a及び旧原紙ロール搬出用台車34bを案内レール32に沿って原紙ロールの使用位置P1まで移動させ、旧原紙ロール搬出用台車34bがミルロールスタンド24のセンター線上に位置したところで停止させ、その位置でスイングアーム28を作動回転位置から装填回転位置まで旋回させた後、旧オーダの原紙ロールORをミルロールスタンド24から脱着して、旧原紙ロール搬出用台車34bに搭載する。
次いで、図12に示すように、さらに駆動モータ40を駆動することにより、新原紙ロール搬入用台車34a及び旧原紙ロール搬出用台車34bを案内レール32に沿って移動させ、新原紙ロール搬入用台車34aがミルロールスタンド24のセンター線上に位置したところで停止させる。この位置で、新原紙ロール搬入用台車34aに搭載した新オーダの原紙ロールNRをミルロールスタンド24に装着し、その位置でスイングアーム28を装填回転位置から作動回転位置からまで旋回させる。なお、第1の実施形態と同様に、図12における旧原紙ロール搬出用台車34b及び新原紙ロール搬入用台車34a間の距離bは、図10におけるそれ(距離a)に比して小さく設定することが可能であり、それにより、案内レール32の右隅の狭いスペースを有効に活用することが可能である。
次いで、図13に示すように、両原紙ロール搬送用台車34a、bを再び原紙ロール待機位置P2まで移動させ、旧原紙ロール搬出用台車34bが残原紙排出装置29のセンター線上に位置したところで停止させ、旧原紙ロール搬出用台車34bに搭載した旧原紙ロールORを取り出す。
なお、本実施形態において、新原紙ロール搬入用台車34a及び旧原紙ロール搬出用台車34bの案内レール32上の位置関係について、図面上、新原紙ロール搬入用台車34aが左側、旧原紙ロール搬出用台車34bが右側に位置するものとして説明しているが、これは、待機ステーションにおける新原紙ロールNRの保管数が小さいときにこのような配置とするのが好ましい。より詳細には、待機ステーションにおいては、嵩の大きな新原紙ロールが複数本レールの近傍に整列配置される一方、旧原紙取り出しステーションにおいては、使用済みの嵩の小さな旧原紙ロールORが取り出されて、その場に保管されることなしに、廃棄処分のために通常、リフターを使って即座に別の場所に搬送される。そのため、もし、本実施形態のように、新原紙ロール搬入用台車34aが旧原紙ロール搬出用台車34bの左側に位置するとすれば、必然的に、ロール搬入位置が旧原紙ロール取り出しステーションであるロール搬出位置の左側に位置することとなり、待機ステーションに保管された複数の新原紙ロールのために、旧原紙ロールを搬送するためのリフターの通行の妨害となる。よって、待機ステーションに保管される新原紙ロールの数が少ない場合において、本実施形態のように、上述のような搬出入台車の位置関係(ロール搬入位置の方がロール搬出位置よりも原紙ロール使用位置P1に対して遠位位置となる関係)にするのが好ましい。この意味において、第1実施形態においては、新旧原紙ロールの同時積み替えが可能となるとともに、旧原紙ロールを搬送するためのリフターの通行の妨害を回避することができる。
以上、本発明の実施形態を詳細に説明したが、当業者であれば、本発明の範囲を逸脱することなしに、本発明の範囲内で種々の修正、変更が可能である。たとえば、本実施形態においては、複数の原紙ロール搬送装置が近接して整列される場合を説明したが、これに限定されることなく、たとえば単一の原紙ロール搬送装置を限られた施設スペース内、特にミルロールスタンド側のスペースが制約されている場合に、第1及び第2駆動スプロケット46a、bの径比を調整することにより、新原紙ロール搬入用台車34aが原紙ロールの使用位置P1に達したときに、旧原紙ロール搬出用台車34bと新原紙ロール搬入用台車34aとの間隔を小さくして、このようなスペース内に配置することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る原紙ロール搬送装置が配置されたコルゲータ施設の全体配置図である。 本発明の第1実施形態に係る原紙ロール搬送装置の概略断面図である。 本発明の第1実施形態に係る原紙ロール搬送装置の概略平面図である。 本発明の第1実施形態に係る原紙ロール搬送装置の制御系を示す概略図である。 本発明の第1実施形態に係る原紙ロール搬送装置の駆動スプロケットの径比設定に関する作用を示す概略平面図である。 本発明の第1実施形態に係る原紙ロール搬送装置を利用して新旧原紙ロールの搬出入する際の、搬出入台車の動きを示す概略図である。 本発明の第1実施形態に係る原紙ロール搬送装置を利用して新旧原紙ロールの搬出入する際の、搬出入台車の動きを示す概略図である。 本発明の第1実施形態に係る原紙ロール搬送装置を利用して新旧原紙ロールの搬出入する際の、搬出入台車の動きを示す概略図である。 本発明の第1実施形態に係る原紙ロール搬送装置を利用して新旧原紙ロールの搬出入する際の、搬出入台車の動きを示す概略図である。 本発明の第2実施形態に係る原紙ロール搬送方法を利用して新旧原紙ロールの搬出入する際の、搬出入台車の動きを示す、図6に対応する概略図である。 本発明の第2実施形態に係る原紙ロール搬送方法を利用して新旧原紙ロールの搬出入する際の、搬出入台車の動きを示す、図7に対応する概略図である。 本発明の第2実施形態に係る原紙ロール搬送方法を利用して新旧原紙ロールの搬出入する際の、搬出入台車の動きを示す、図8に対応する概略図である。 本発明の第2実施形態に係る原紙ロール搬送方法を利用して新旧原紙ロールの搬出入する際の、搬出入台車の動きを示す、図9に対応する概略図である。
符号の説明
S 原紙ロール
P1 原紙ロール使用位置
P2 原紙ロール待機位置
OR 旧原紙ロール
NR 新原紙ロール
10 原紙ロール搬送装置
20 シングルフェーサ
22 ダブルフェーサ
24 ミルロールスタンド
26 待機ステーション
27 回転軸
28 スイングアーム
29 残原紙排出装置
30 ピット
31 原紙ストックシュータ
32 案内レール
34a、b 原紙ロール搬送用台車
34a 新原紙ロール搬入用台車
34b 旧原紙ロール搬出用台車
36 テーブル
38 キャスター
40 駆動モータ
42 従動スプロケット
44 回転駆動軸
46a 第1駆動スプロケット
46b 第2駆動スプロケット
47 パルスジェネレータ
48a 第1無端チェーン
48b 第2無端チェーン
49 制御回路
50 位置検出手段

Claims (5)

  1. 原紙ロールの待機位置と原紙ロールの使用位置との間で延設された案内レールと、
    該案内レールに沿って、待機位置と使用位置との間で往復移動可能に配設された一対の原紙ロール搬送用台車と、
    前記一対の原紙ロール搬送用台車を移動並びに停止させるための回転駆動手段と、
    待機位置の近傍で回転自在に枢支された従動スプロケットと、前記回転駆動手段の回転駆動軸に連結され、使用位置の近傍で回転自在に枢支された駆動スプロケットと、
    前記従動スプロケットと前記駆動スプロケットとに巻き掛けられ、前記一対の原紙ロール搬送用台車に連結された無端チェーンとを有する原紙ロール搬送装置において、
    前記無端チェーンは、前記一対の原紙ロール搬送用台車の一方に連結された第1無端チェーンと、前記一対の原紙ロール搬送用台車の他方に連結された第2無端チェーンとを有し、
    前記回転駆動手段は、単一の回転駆動手段であり、
    前記駆動スプロケットは、前記第1無端チェーンが巻き掛けられた第1駆動スプロケットと、前記第2無端チェーンが巻き掛けられた第2駆動スプロケットとを有し、該第1駆動スプロケット及び前記第2駆動スプロケットは、前記回転駆動手段の前記回転駆動軸に同軸上に設けられ、
    前記一対の原紙ロール搬送用台車が待機位置にあるときの両台車間の第1距離と、前記一対の原紙ロール搬送用台車が使用位置にあるときの両台車間の第2距離とに基づいて、前記第1駆動スプロケットの径と前記第2駆動スプロケットの径との比が定められる、
    ことを特徴とする原紙ロール搬送装置。
  2. 前記一対の原紙ロール搬送用台車は、一方が原紙ロールの新原紙ロール搬入用台車、他方が原紙ロールの旧原紙ロール搬出用台車であり、前記第1距離は、前記第2距離より長い、請求項1に記載の原紙ロール搬送装置。
  3. 床面より下方で、原紙ロールの待機位置と原紙ロールの使用位置との間を延びるピットをさらに有し、
    該ピット内には、前記案内レールが形成され、
    該ピット内に、前記第1及び第2無端チェーン、前記第1及び第2駆動スプロケット、前記従動スプロケット、及び前記単一回転駆動手段が収容される、請求項1または2に記載の原紙ロール搬送装置。
  4. 中芯とライナーとにより片面段ボールシートを製造するためのシングルフェーサと、片面段ボールシートとバックライナーとにより両面段ボールシートを製造するためのダブルフェーサとが隣接して配置され、シングルフェーサの両側に中芯用ミルロールスタンド及びライナー用ミルロールスタンド、ダブルフェーサの片側にバックライナー用ミルロールスタンドがそれぞれ整列して配置されるコルゲータ施設において、中芯用ミルロールスタンド、ライナー用ミルロールスタンド及びバックライナー用ミルロールスタンドそれぞれに対する、請求項3に記載の原紙ロール搬送装置を該施設内にレイアウトする方法において、
    前記原紙ロール搬送装置の各々に対応するピットとして、互いに同一のピットを対応するミルロールスタンドの回転軸に平行に、対応するフェ−サから離れる向きに延設する段階と、
    シングルフェーサ及びダブルフェーサそれぞれの近傍であって、対応するピットの側方に設けられる原紙ロールの待機ステーションが、隣接するフェ−サ間で重なり合わないように、各々の前記原紙ロール搬送装置において、待機位置における原紙ロールの搬出位置と原紙ロールの搬入位置とを前記ピット上で決定する段階と、
    決定した各々の搬出及び搬入の位置及び両位置間の距離に基づいて、対応する原紙ロール搬送装置ごとに、前記第1駆動スプロケットの径と前記第2駆動スプロケットの径との比を調整する段階と、
    を有することを特徴とするレイアウト方法。
  5. それぞれ原紙ロールを搭載可能であり、所定の間隔を隔てて一体に可動な一対の原紙ロール搬送用台車を原紙ロールの待機位置と原紙ロールの使用位置との間で敷設された案内レール上を往復移動させることにより、原紙ロールを搬送する方法において、
    案内レール上で、旧原紙ロール搬送用台車を新原紙ロール搬送用台車に対して、原紙ロールの使用位置から遠位側に配置する段階と、
    原紙ロールの使用中、旧原紙ロール搬送用台車を原紙ロールの使用位置に位置決めし、原紙ロールの使用後、旧原紙ロールを旧原紙ロール搬送用台車に搭載する段階と、
    旧原紙ロールを搭載した旧原紙ロール搬送用台車及び新原紙ロール搬送用台車を同時に、原紙ロールの待機位置に向かって移動する段階と、
    原紙ロールの待機位置において、旧原紙ロール搬送用台車から旧原紙ロールを除載すると同時に、新原紙ロールを新原紙ロール搬送用台車に搭載する段階と、
    新原紙ロールを搭載した新原紙ロール搬送用台車及び旧原紙ロール搬送用台車を同時に原紙ロールの使用位置に向かって移動する段階と、
    原紙ロールの使用位置において、新原紙ロール搬送用台車から新原紙ロールを除載する段階と、
    を有することを特徴とする原紙ロールの搬送方法。
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