JP2005026954A - 電波受信用コンバータおよびアンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】導波管部とホーン部との接続作業が容易であるとともに、これらの接続部における気密性を確実に確保することが可能な電波受信用コンバータを提供する。
【解決手段】本発明に基づく電波受信用コンバータは、電波を受信し電気信号に変換するためのものであって、電波を導入するホーン部2と、このホーン部2の後方に配置され、ホーン部2によって導入された電波を導波する導波管部10とを備える。導波管部10とホーン部2との間には、絶縁シート3が介在されており、この絶縁シート3によって導波管部10の内部とホーン部2の内部とが気密に封止されている。また、導波管部10とホーン部2との接続部位は、外装キャビネット5a,5bで覆われており、ホーン部2の前面開口は、フィドーム4にて覆われている。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明に基づく電波受信用コンバータは、電波を受信し電気信号に変換するためのものであって、電波を導入するホーン部2と、このホーン部2の後方に配置され、ホーン部2によって導入された電波を導波する導波管部10とを備える。導波管部10とホーン部2との間には、絶縁シート3が介在されており、この絶縁シート3によって導波管部10の内部とホーン部2の内部とが気密に封止されている。また、導波管部10とホーン部2との接続部位は、外装キャビネット5a,5bで覆われており、ホーン部2の前面開口は、フィドーム4にて覆われている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衛生放送電波に代表される電波を受信し、電気信号に変換する電波受信用コンバータ(LNB:Low Noise Block down Converter)およびこの電波受信用コンバータを備えたアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来例における電波受信用コンバータの構造を示す断面図である。
【0003】
図7に示すように、従来例における電波受信用コンバータは、導波管部110を有するシャーシ本体101にホーン部102がねじ109aによって固定されている。ホーン部102と外装キャビネット105との接続は、シャーシ本体101に設けられた出力端子108のねじ部にナット124が取付けられることによって行なわれる。これにより、外装キャビネット105がホーン部102に押さえ付けられるように固定される。また、ホーン部102の前面には、フィドーム104(ホーンキャップとも呼ばれる)がねじ109bによって固定されている。
【0004】
ホーン部102と外装キャビネット105との接続部位には、Oリング111が介在している。また、外装キャビネット105と出力端子108との接続部位には、Oリング113が介在している。これにより、外装キャビネット105の内部が外部から気密に封止されている。また、フィドーム104とホーン部102との接続部位には、Oリング112が介在している。これにより、ホーン部102の内部および導波管部110の内部が外部から気密に封止されている。
【0005】
図8は、他の従来例における電波受信用コンバータの構造を示す断面図である。
【0006】
図8に示すように、他の従来例における電波受信用コンバータは、円筒状の金属パイプからなる導波管部210の前方端にホーン部202が圧入されて固定されている。導波管部210の後部は、コンバータ回路が形成された回路基板207に取付けられている。これら導波管部210、ホーン部202および回路基板207は、二分割された外装キャビネット205a,205bおよびフィドーム204によって覆われている。二分割された外装キャビネット205a,205bの接続には、圧入もしくは接着固定が用いられる。また、外装キャビネット205aとフィドーム204との接続にも、圧入もしくは接着固定が用いられる。これにより、電波受信用コンバータ内部の気密性が確保されている。
【0007】
なお、さらに他の従来例における電波受信用コンバータの構造として、実開昭64−5501号公報(特許文献1)や実開昭64−15410号公報(特許文献2)、特開平2−75226号公報(特許文献3)、実開昭62−100710号公報(特許文献4)、実開平4−57927号公報(特許文献5)などに開示の構造がある。
【0008】
【特許文献1】
実開昭64−5501号公報
【0009】
【特許文献2】
実開昭64−15410号公報
【0010】
【特許文献3】
特開平2−75226号公報
【0011】
【特許文献4】
実開昭62−100710号公報
【0012】
【特許文献5】
実開平4−57927号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図7に示す構造の電波受信用コンバータにあっては、Oリング111〜113によって気密性が確保されるため、Oリング111〜113と接するフィドーム104、ホーン部102、外装キャビネット105等の各面の表面粗さ精度や、Oリング111〜113と嵌合する溝の寸法精度等に非常に厳格な精度が要求されるという問題を有している。これらの精度が高く維持されていない場合には、電波受信用コンバータの内部に湿気を帯びた空気が流入し、製品寿命を大幅に低下させるといった問題が生じる。このため、上記高精度を実現することが必要となり、製造コストを圧迫する結果となっていた。
【0014】
また、図8に示す構造の電波受信用コンバータにあっては、Oリングを用いずに圧入または接着固定により気密性を確保している。このため、厳格な寸法精度が要求されるという問題を有している。しかしながら、外装キャビネット205a,205bやフィドーム204は通常は樹脂成形品であり、金属に比べて寸法精度出しにやや難点がある。このため、圧入を用いた場合には、雨水の流入を防ぐ程度の気密性は確保できるものの湿気を帯びた空気の流入を防ぐことは非常に困難である。また、接着固定を用いた場合には、接続面全面にむらなく接着剤を塗布する必要があり作業が煩雑になるとともに、接着剤がはみ出した場合には外観不良の原因にもなる。
【0015】
したがって、本発明は、上述の問題点を解決すべくなされたものであり、導波管部とホーン部との接続作業が容易であるとともに、これらの接続部における気密性を確実に確保することが可能な電波受信用コンバータおよびこれを備えたアンテナ装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明に基づく電波受信用コンバータは、電波を受信し電気信号に変換する電波受信用コンバータであって、電波を導入するホーン部と、このホーン部の後方に配置され、ホーン部によって導入された電波を導波する導波管部とを備える。導波管部とホーン部との間には、絶縁シートが介在しており、この絶縁シートによって導波管部の内部とホーン部の内部とが気密に封止されている。
【0017】
このように、導波管部とホーン部との間に絶縁シートを介在させ、導波管部とホーン部とによってこの絶縁シートを挟持する構成とすることにより、導波管部の内部を外気から気密に封止することが可能になる。これにより、湿気を伴った空気の流入を防止することが可能になるため、装置の信頼性が向上するようになる。
【0018】
上記本発明に基づく電波受信用コンバータにあっては、ホーン部と導波管部との接続部位が筐体にて覆われており、さらにホーン部の前面開口がフィドームにて覆われていることが好ましい。
【0019】
このように構成することにより、筐体内部およびホーン部の内部に雨水が侵入することが防止できるようになるため、装置の信頼性が向上するようになる。
【0020】
上記本発明に基づく電波受信用コンバータにあっては、フィドームの内径をホーン部の外径よりも小さく構成し、ホーン部にフィドームを圧入固定していることが好ましい。
【0021】
このように構成することにより、フィドームとホーン部との接続が容易に行なえるようになる。
【0022】
上記本発明に基づく電波受信用コンバータにあっては、ホーン部の導波管部に対向する端面に凸部を形成し、導波管部のホーン部に対向する端面に上記凸部を受入れる凹部を形成し、上記絶縁シートの周縁がこれら凸部および凹部によって挟持される構成とすることが好ましい。
【0023】
また、上記本発明に基づく電波受信用コンバータにあっては、導波管部のホーン部に対向する端面に凸部を形成し、ホーン部の導波管部に対向する端面に上記凸部を受入れる凹部を形成し、上記絶縁シートの周縁がこれら凸部および凹部によって挟持される構成としてもよい。
【0024】
このように構成することにより、ホーン部と導波管部との接続が容易に行なえるようになるとともに絶縁シートによる気密性の確保が確実に行なえるようになる。
【0025】
上記本発明に基づく電波受信用コンバータにあっては、ホーン部の後方端にホーン部側フランジ部を設け、導波管部の前方端に導波管部側フランジ部を設け、これらホーン部側フランジ部と導波管部側フランジ部とを締結手段によって締結する構成とすることが好ましい。
【0026】
このように構成することにより、簡便な作業にて確実に絶縁シートをホーン部と導波管部とによって挟持することができるようになる。
【0027】
上記本発明に基づく電波受信用コンバータにあっては、上記絶縁シートが、主面に接着剤が塗布されたプラスチックス製のシートであることが好ましい。
【0028】
このように絶縁シートの主面に接着剤を塗布しておくことにより、ホーン部または導波管部のいずれかに絶縁シートを貼付した後にこれらホーン部と導波管部との接続が行なえるようになるため、作業の容易化が図られるようになる。また、絶縁シートが位置ずれを起こす心配もなく、確実に気密性を確保できるようになる。
【0029】
本発明に基づくアンテナ装置は、上述のいずれかの電波受信用コンバータと、電波を反射して電波受信用コンバータに導入するパラボラ部とを備えている。
【0030】
このように構成することにより、信頼性の高いアンテナ装置を提供することが可能になる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
【0032】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における電波受信用コンバータの組付け構造を示す一部破断側面図である。
【0033】
図1に示すように、本実施の形態における電波受信用コンバータは、シャーシ本体1と、ホーン部2と、絶縁シート3と、フィドーム4と、外装キャビネット5a,5bとを主に備える。
【0034】
シャーシ本体1は、電波を導波する円筒状の導波管部10と、ローノイズアンプ回路などが組み込まれた高周波回路基板(図示せず)が気密に内装された高周波回路部7と、外部への接続端子であるF型接栓8とを有する。導波管部10は、たとえば金属製のパイプや、樹脂部材からなるパイプの内周面に金属めっき加工を施したものによって構成される。導波管部10の後部には、高周波回路基板から延びる基板アンテナ(図示せず)が位置しており、導波管部10によって導波された電波を受信する。受信された信号は、高周波回路にて周波数変換され、さらに増幅された後、F型接栓8を介して外部の装置へと出力される。
【0035】
ホーン部2は、アンテナ装置のパラボラ部にて反射された電波を導入する部位であり、前面開口21を通過した電波を後方に向かって導波する。このホーン部2は、たとえばプレス加工によって形成された金属成形品や、樹脂部材からなる成形品の内面に金属めっき加工を施したものによって構成される。
【0036】
絶縁シート3は、たとえばPET(polyethylene terephthalate)樹脂やPP(polypropylene)樹脂、ポリイミド樹脂、テフロン(R)樹脂などからなる円形の部材であり、その厚みは数十μm程度に調整される。この絶縁シート3は、たとえば矩形のシートを型抜きすることによって、所望の形状に加工されて形成される。また、絶縁シート3としては、より好ましくはその片側または両側の主面に接着剤(粘着材)が塗布されたものを用いる。
【0037】
フィドーム4は、ホーン部2の前面開口21を閉塞するようにホーン部2に取付けられる部材である。フィドーム4は、たとえば樹脂部材からなる成形品にて構成される。
【0038】
筐体である外装キャビネット5a,5bは二分割されており、上記シャーシ本体1を覆う部位である。外装キャビネット5a,5bは、樹脂部材からなる成形品にて構成される。
【0039】
これら各部の組付けは、以下に示す手順にて行なわれる。
まず、シャーシ本体1の導波管部10の前方端に絶縁シート3を貼り付ける。次に、ホーン部2を締結手段であるネジ9にて導波管部10の前方端に取り付ける。このとき、導波管部10の前方に位置する端面と、ホーン部2の後方に位置する端面との間に、絶縁シート3が介在するようにする。
【0040】
つづいて、ホーン部2の前面開口21を覆うように、フィドーム4をホーン部2に取り付ける。そして最後に、シャーシ本体1の導波管部10とホーン部2との接続部位を覆うように、二分割された外装キャビネット5a,5bを嵌め合わせる。以上により、電波受信用コンバータの組付けが完了する。
【0041】
図2は、本実施の形態における電波受信用コンバータの導波管部とホーン部との接続構造を示す断面図である。また、図3は、図2に示す領域IIIの拡大断面図である。
【0042】
図2および図3に示すように、本実施の形態における電波受信用コンバータにあっては、導波管部10とホーン部2との間に絶縁シート3が位置し、この絶縁シート3が導波管部10とホーン部2とによって挟持された構造となっている。
【0043】
より詳細には、ホーン部2の導波管部10に対向する端面には、凸部24が設けられており、導波管部10のホーン部2に対向する端面には、凹部14が設けられている。導波管部10に設けられた凹部14は、ホーン部2に設けられた凸部24を受入れる。この凸部24と凹部14との間に絶縁シート3が位置している。絶縁シート3の周縁は、凸部24と凹部14とによって挟持されている。
【0044】
導波管部10の前方端には、導波管部側フランジ部12が設けられており、ホーン部2の後方端には、ホーン部側フランジ部22が設けられている。導波管部側フランジ部12には貫通孔13が設けられており、この貫通孔13に対応する位置のホーン部側フランジ部22にはネジ孔23が設けられている。貫通孔13を挿通するようにネジ9が挿し込まれ、ネジ孔23にネジ9が固定されることにより、導波管部10とホーン部2とが固定される。このとき、絶縁シート3を所定の厚みに調整することにより、絶縁シート3が導波管部10とホーン部2とによって圧縮変形されて挟持されるため、この部分における気密性が確保されるようになる。
【0045】
なお、導波管部10の端面に設けられた凹部14の底面に、さらに絶縁シート3の外形に対応した大きさの凹部15を設け、この凹部15の深さを絶縁シート3の厚みと同じか若干小さい深さとすることにより、絶縁シート3の厚みを厚くした場合にも導波管部10とホーン部2との間に生じる隙間を低減できるため、電波の漏洩を防ぐことができるようになる。このように構成すれば、分厚い絶縁シート3を使用することが可能になるため、より安定して気密性を確保することが可能になる。
【0046】
また、図2に示すように、ホーン部2の前方端にはフィドーム4が圧入固定されている。より詳細には、フィドーム4の内径はホーン部2の外径よりもわずかに小さく構成されており、ホーン部2にフィドーム4を嵌め込むことによって圧入固定されている。なお、ホーン部2からフィドーム4が脱落することを防止するため、フィドーム4の後端部には爪部41が設けられており、この爪部41がホーン部2の外周面の所定位置に設けられた突起部28に係合するように嵌め合わされている。これにより、ホーン部2の前面開口21から雨水が侵入することが防止されるようになる。
【0047】
以上の構成の電波受信用コンバータとすることにより、二分割された外装キャビネット5a,5bの接続部位やホーン部2とフィドーム4との接続部位から雨水が侵入することが防止されるようになり、さらにはこれらの隙間から侵入した湿気を含んだ空気も絶縁シート3によって導波管部10の内部に流入することが確実に防止されるようになるため、高周波回路部7内に配置された高周波回路基板等の各種電子部品が湿気から守られるようになる。この結果、信頼性の高い電波受信用コンバータを提供することが可能になる。
【0048】
また、上述の接続構造は、導波管部10の端面に絶縁シート3を貼付し、導波管部10とホーン部2とをネジ9によって締結するという非常に簡便な作業にて実現されるため、組付け作業が煩雑になることもない。さらには、厳密な表面粗さ精度や寸法精度も要求されないため、全体として製造コストも大幅に削減されるようになる。
【0049】
さらには、二分割された外装キャビネット5a,5bの接続やホーン部2に対するフィドーム4の接続も圧入によって行なえるため、接着剤を用いる必要がなくなり、接着剤が漏れ出すことによって生じる外観不良もなくなるようになる。
【0050】
なお、本実施の形態における電波受信用コンバータにおいては、導波管部10の導波路とホーン部2の導波路とが絶縁シート3によって完全に閉塞されることにより、導波管部10の内部を外気から気密に封止することが実現されているが、上述のとおり絶縁シート3は数十μm程度の厚みであるため、ホーン部2に導入された電波の大部分は絶縁シート3を通過して導波管部10の内部に到達するため、絶縁シート3を配置することによる電波のロスはほとんど生じない。
【0051】
また、本実施の形態の如く、電波を導波するフィードホーンを導波管部10とホーン部2とに分割する構成とすることにより、仕様により開口角の異なる電波受信用コンバータの各種部品の大部分を共通化することが可能になる。具体的には、図4に示すように、図2に示す開口角とは異なる開口角のホーン部2′を別途準備し、このホーン部2′の導波管部10との接続部位の形状を図2に示すホーン部2と同じ形状とすることにより、導波管部10を含むシャーシ本体1や外装キャビネット5a,5b等の部品を共通化することが可能になり、汎用性を高めることができるようになる。これにより、開口角の異なる電波受信用コンバータを安価に製造することが可能になる。
【0052】
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における電波受信用コンバータの導波管部とホーン部との接続構造を示す拡大断面図である。なお、上述の実施の形態1と同様の部分については図中同一の符号を付し、その説明はここでは繰り返さない。
【0053】
図5に示すように、本実施の形態における電波受信用コンバータにあっても、導波管部10とホーン部2との間に絶縁シート3が位置し、この絶縁シート3が導波管部10とホーン部2とによって挟持された構造となっている。
【0054】
より詳細には、導波管部10のホーン部2に対向する端面には、凸部16が設けられており、ホーン部2の導波管部10に対向する端面には、凹部26が設けられている。ホーン部2に設けられた凹部26は、導波管部10に設けられた凸部16を受入れる。この凸部16と凹部26との間に絶縁シート3が位置している。絶縁シート3の周縁は、凸部16と凹部26とによって挟持されている。
【0055】
導波管部10の前方端には、導波管部側フランジ部12が設けられており、ホーン部2の後方端には、ホーン部側フランジ部22が設けられている。導波管部側フランジ部12には貫通孔13が設けられており、この貫通孔13に対応する位置のホーン部側フランジ部22にはネジ孔23が設けられている。貫通孔13を挿通するようにネジ9が挿し込まれ、ネジ孔23にネジ9が固定されることにより、導波管部10とホーン部2とが固定される。このとき、絶縁シート3を所定の厚みに調整することにより、絶縁シート3が導波管部10とホーン部2とによって圧縮変形されて挟持されるため、この部分における気密性が確保されるようになる。
【0056】
なお、ホーン部2の端面に設けられた凹部26の底面に、さらに絶縁シート3の外形に対応した大きさの凹部27を設け、この凹部27の深さを絶縁シート3の厚みと同じか若干小さい深さとすることにより、絶縁シート3の厚みを厚くした場合にも導波管部10とホーン部2との間に生じる隙間を低減できるため、電波の漏洩を防ぐことができるようになる。このように構成すれば、分厚い絶縁シート3を使用することが可能になるため、より安定して気密性を確保することが可能になる。
【0057】
このように構成することによっても、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるようになる。
【0058】
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3におけるアンテナ装置の構成を示す概略斜視図である。
【0059】
図6に示すように、本実施の形態におけるアンテナ装置は、電波受信用コンバータ50とパラボラ部52とを備えている。電波受信用コンバータ50は、たとえば上述の実施の形態1または2において説明した電波受信用コンバータが用いられる。
【0060】
衛星からの電波は、パラボラ部52によって反射されて集中し、パラボラ部52の前方に配置された電波受信用コンバータ50のホーン部に導入される。衛星からの電波は円偏波であり、右旋円偏波と左旋円偏波が含まれる。電波受信用コンバータ50では、この2つの成分を分離して、その各成分を増幅し、10数GHz帯の電波から1GHz帯の信号に変換する。変換された信号は、電波受信用コンバータ50のF型接栓に接続されたケーブルを経由して屋内の受信機器(たとえばサテライトレシーバ)を経由してテレビ受像機に送られる。
【0061】
以上の構成とすることにより、信頼性が高く維持されたアンテナ装置を提供することが可能になる。
【0062】
なお、今回開示した上記各実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、導波管部とホーン部との接続作業が容易であるとともに、これらの接続部における気密性を確実に確保することが可能な電波受信用コンバータおよびこれを備えたアンテナ装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における電波受信用コンバータの組付け構造を示す一部破断側面図である。
【図2】本発明の実施の形態1における電波受信用コンバータの導波管部とホーン部との接続構造を示す断面図である。
【図3】図2に示す領域IIIの拡大断面図である。
【図4】図2に示すホーン部とは異なる開口角のホーン部を接続した場合の接続構造を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2における電波受信用コンバータの導波管部とホーン部との接続構造を示す拡大断面図である。
【図6】本発明の実施の形態3におけるアンテナ装置の構成を示す概略斜視図である。
【図7】従来例における電波受信用コンバータの構造を示す断面図である。
【図8】他の従来例における電波受信用コンバータの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シャーシ本体、2 ホーン部、3 絶縁シート、4 フィドーム、5a,5b 外装キャビネット、7 高周波回路部、8 F型接栓、9 ネジ、10 導波管部、12 導波管部側フランジ部、13 貫通孔、14,15 凹部、16 凸部、21 前面開口、22 ホーン部側フランジ部、23 ネジ孔、24凸部、26,27 凹部、28 突起部、41 爪部、50 電波受信用コンバータ、52 パラボラ部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、衛生放送電波に代表される電波を受信し、電気信号に変換する電波受信用コンバータ(LNB:Low Noise Block down Converter)およびこの電波受信用コンバータを備えたアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来例における電波受信用コンバータの構造を示す断面図である。
【0003】
図7に示すように、従来例における電波受信用コンバータは、導波管部110を有するシャーシ本体101にホーン部102がねじ109aによって固定されている。ホーン部102と外装キャビネット105との接続は、シャーシ本体101に設けられた出力端子108のねじ部にナット124が取付けられることによって行なわれる。これにより、外装キャビネット105がホーン部102に押さえ付けられるように固定される。また、ホーン部102の前面には、フィドーム104(ホーンキャップとも呼ばれる)がねじ109bによって固定されている。
【0004】
ホーン部102と外装キャビネット105との接続部位には、Oリング111が介在している。また、外装キャビネット105と出力端子108との接続部位には、Oリング113が介在している。これにより、外装キャビネット105の内部が外部から気密に封止されている。また、フィドーム104とホーン部102との接続部位には、Oリング112が介在している。これにより、ホーン部102の内部および導波管部110の内部が外部から気密に封止されている。
【0005】
図8は、他の従来例における電波受信用コンバータの構造を示す断面図である。
【0006】
図8に示すように、他の従来例における電波受信用コンバータは、円筒状の金属パイプからなる導波管部210の前方端にホーン部202が圧入されて固定されている。導波管部210の後部は、コンバータ回路が形成された回路基板207に取付けられている。これら導波管部210、ホーン部202および回路基板207は、二分割された外装キャビネット205a,205bおよびフィドーム204によって覆われている。二分割された外装キャビネット205a,205bの接続には、圧入もしくは接着固定が用いられる。また、外装キャビネット205aとフィドーム204との接続にも、圧入もしくは接着固定が用いられる。これにより、電波受信用コンバータ内部の気密性が確保されている。
【0007】
なお、さらに他の従来例における電波受信用コンバータの構造として、実開昭64−5501号公報(特許文献1)や実開昭64−15410号公報(特許文献2)、特開平2−75226号公報(特許文献3)、実開昭62−100710号公報(特許文献4)、実開平4−57927号公報(特許文献5)などに開示の構造がある。
【0008】
【特許文献1】
実開昭64−5501号公報
【0009】
【特許文献2】
実開昭64−15410号公報
【0010】
【特許文献3】
特開平2−75226号公報
【0011】
【特許文献4】
実開昭62−100710号公報
【0012】
【特許文献5】
実開平4−57927号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図7に示す構造の電波受信用コンバータにあっては、Oリング111〜113によって気密性が確保されるため、Oリング111〜113と接するフィドーム104、ホーン部102、外装キャビネット105等の各面の表面粗さ精度や、Oリング111〜113と嵌合する溝の寸法精度等に非常に厳格な精度が要求されるという問題を有している。これらの精度が高く維持されていない場合には、電波受信用コンバータの内部に湿気を帯びた空気が流入し、製品寿命を大幅に低下させるといった問題が生じる。このため、上記高精度を実現することが必要となり、製造コストを圧迫する結果となっていた。
【0014】
また、図8に示す構造の電波受信用コンバータにあっては、Oリングを用いずに圧入または接着固定により気密性を確保している。このため、厳格な寸法精度が要求されるという問題を有している。しかしながら、外装キャビネット205a,205bやフィドーム204は通常は樹脂成形品であり、金属に比べて寸法精度出しにやや難点がある。このため、圧入を用いた場合には、雨水の流入を防ぐ程度の気密性は確保できるものの湿気を帯びた空気の流入を防ぐことは非常に困難である。また、接着固定を用いた場合には、接続面全面にむらなく接着剤を塗布する必要があり作業が煩雑になるとともに、接着剤がはみ出した場合には外観不良の原因にもなる。
【0015】
したがって、本発明は、上述の問題点を解決すべくなされたものであり、導波管部とホーン部との接続作業が容易であるとともに、これらの接続部における気密性を確実に確保することが可能な電波受信用コンバータおよびこれを備えたアンテナ装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明に基づく電波受信用コンバータは、電波を受信し電気信号に変換する電波受信用コンバータであって、電波を導入するホーン部と、このホーン部の後方に配置され、ホーン部によって導入された電波を導波する導波管部とを備える。導波管部とホーン部との間には、絶縁シートが介在しており、この絶縁シートによって導波管部の内部とホーン部の内部とが気密に封止されている。
【0017】
このように、導波管部とホーン部との間に絶縁シートを介在させ、導波管部とホーン部とによってこの絶縁シートを挟持する構成とすることにより、導波管部の内部を外気から気密に封止することが可能になる。これにより、湿気を伴った空気の流入を防止することが可能になるため、装置の信頼性が向上するようになる。
【0018】
上記本発明に基づく電波受信用コンバータにあっては、ホーン部と導波管部との接続部位が筐体にて覆われており、さらにホーン部の前面開口がフィドームにて覆われていることが好ましい。
【0019】
このように構成することにより、筐体内部およびホーン部の内部に雨水が侵入することが防止できるようになるため、装置の信頼性が向上するようになる。
【0020】
上記本発明に基づく電波受信用コンバータにあっては、フィドームの内径をホーン部の外径よりも小さく構成し、ホーン部にフィドームを圧入固定していることが好ましい。
【0021】
このように構成することにより、フィドームとホーン部との接続が容易に行なえるようになる。
【0022】
上記本発明に基づく電波受信用コンバータにあっては、ホーン部の導波管部に対向する端面に凸部を形成し、導波管部のホーン部に対向する端面に上記凸部を受入れる凹部を形成し、上記絶縁シートの周縁がこれら凸部および凹部によって挟持される構成とすることが好ましい。
【0023】
また、上記本発明に基づく電波受信用コンバータにあっては、導波管部のホーン部に対向する端面に凸部を形成し、ホーン部の導波管部に対向する端面に上記凸部を受入れる凹部を形成し、上記絶縁シートの周縁がこれら凸部および凹部によって挟持される構成としてもよい。
【0024】
このように構成することにより、ホーン部と導波管部との接続が容易に行なえるようになるとともに絶縁シートによる気密性の確保が確実に行なえるようになる。
【0025】
上記本発明に基づく電波受信用コンバータにあっては、ホーン部の後方端にホーン部側フランジ部を設け、導波管部の前方端に導波管部側フランジ部を設け、これらホーン部側フランジ部と導波管部側フランジ部とを締結手段によって締結する構成とすることが好ましい。
【0026】
このように構成することにより、簡便な作業にて確実に絶縁シートをホーン部と導波管部とによって挟持することができるようになる。
【0027】
上記本発明に基づく電波受信用コンバータにあっては、上記絶縁シートが、主面に接着剤が塗布されたプラスチックス製のシートであることが好ましい。
【0028】
このように絶縁シートの主面に接着剤を塗布しておくことにより、ホーン部または導波管部のいずれかに絶縁シートを貼付した後にこれらホーン部と導波管部との接続が行なえるようになるため、作業の容易化が図られるようになる。また、絶縁シートが位置ずれを起こす心配もなく、確実に気密性を確保できるようになる。
【0029】
本発明に基づくアンテナ装置は、上述のいずれかの電波受信用コンバータと、電波を反射して電波受信用コンバータに導入するパラボラ部とを備えている。
【0030】
このように構成することにより、信頼性の高いアンテナ装置を提供することが可能になる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
【0032】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における電波受信用コンバータの組付け構造を示す一部破断側面図である。
【0033】
図1に示すように、本実施の形態における電波受信用コンバータは、シャーシ本体1と、ホーン部2と、絶縁シート3と、フィドーム4と、外装キャビネット5a,5bとを主に備える。
【0034】
シャーシ本体1は、電波を導波する円筒状の導波管部10と、ローノイズアンプ回路などが組み込まれた高周波回路基板(図示せず)が気密に内装された高周波回路部7と、外部への接続端子であるF型接栓8とを有する。導波管部10は、たとえば金属製のパイプや、樹脂部材からなるパイプの内周面に金属めっき加工を施したものによって構成される。導波管部10の後部には、高周波回路基板から延びる基板アンテナ(図示せず)が位置しており、導波管部10によって導波された電波を受信する。受信された信号は、高周波回路にて周波数変換され、さらに増幅された後、F型接栓8を介して外部の装置へと出力される。
【0035】
ホーン部2は、アンテナ装置のパラボラ部にて反射された電波を導入する部位であり、前面開口21を通過した電波を後方に向かって導波する。このホーン部2は、たとえばプレス加工によって形成された金属成形品や、樹脂部材からなる成形品の内面に金属めっき加工を施したものによって構成される。
【0036】
絶縁シート3は、たとえばPET(polyethylene terephthalate)樹脂やPP(polypropylene)樹脂、ポリイミド樹脂、テフロン(R)樹脂などからなる円形の部材であり、その厚みは数十μm程度に調整される。この絶縁シート3は、たとえば矩形のシートを型抜きすることによって、所望の形状に加工されて形成される。また、絶縁シート3としては、より好ましくはその片側または両側の主面に接着剤(粘着材)が塗布されたものを用いる。
【0037】
フィドーム4は、ホーン部2の前面開口21を閉塞するようにホーン部2に取付けられる部材である。フィドーム4は、たとえば樹脂部材からなる成形品にて構成される。
【0038】
筐体である外装キャビネット5a,5bは二分割されており、上記シャーシ本体1を覆う部位である。外装キャビネット5a,5bは、樹脂部材からなる成形品にて構成される。
【0039】
これら各部の組付けは、以下に示す手順にて行なわれる。
まず、シャーシ本体1の導波管部10の前方端に絶縁シート3を貼り付ける。次に、ホーン部2を締結手段であるネジ9にて導波管部10の前方端に取り付ける。このとき、導波管部10の前方に位置する端面と、ホーン部2の後方に位置する端面との間に、絶縁シート3が介在するようにする。
【0040】
つづいて、ホーン部2の前面開口21を覆うように、フィドーム4をホーン部2に取り付ける。そして最後に、シャーシ本体1の導波管部10とホーン部2との接続部位を覆うように、二分割された外装キャビネット5a,5bを嵌め合わせる。以上により、電波受信用コンバータの組付けが完了する。
【0041】
図2は、本実施の形態における電波受信用コンバータの導波管部とホーン部との接続構造を示す断面図である。また、図3は、図2に示す領域IIIの拡大断面図である。
【0042】
図2および図3に示すように、本実施の形態における電波受信用コンバータにあっては、導波管部10とホーン部2との間に絶縁シート3が位置し、この絶縁シート3が導波管部10とホーン部2とによって挟持された構造となっている。
【0043】
より詳細には、ホーン部2の導波管部10に対向する端面には、凸部24が設けられており、導波管部10のホーン部2に対向する端面には、凹部14が設けられている。導波管部10に設けられた凹部14は、ホーン部2に設けられた凸部24を受入れる。この凸部24と凹部14との間に絶縁シート3が位置している。絶縁シート3の周縁は、凸部24と凹部14とによって挟持されている。
【0044】
導波管部10の前方端には、導波管部側フランジ部12が設けられており、ホーン部2の後方端には、ホーン部側フランジ部22が設けられている。導波管部側フランジ部12には貫通孔13が設けられており、この貫通孔13に対応する位置のホーン部側フランジ部22にはネジ孔23が設けられている。貫通孔13を挿通するようにネジ9が挿し込まれ、ネジ孔23にネジ9が固定されることにより、導波管部10とホーン部2とが固定される。このとき、絶縁シート3を所定の厚みに調整することにより、絶縁シート3が導波管部10とホーン部2とによって圧縮変形されて挟持されるため、この部分における気密性が確保されるようになる。
【0045】
なお、導波管部10の端面に設けられた凹部14の底面に、さらに絶縁シート3の外形に対応した大きさの凹部15を設け、この凹部15の深さを絶縁シート3の厚みと同じか若干小さい深さとすることにより、絶縁シート3の厚みを厚くした場合にも導波管部10とホーン部2との間に生じる隙間を低減できるため、電波の漏洩を防ぐことができるようになる。このように構成すれば、分厚い絶縁シート3を使用することが可能になるため、より安定して気密性を確保することが可能になる。
【0046】
また、図2に示すように、ホーン部2の前方端にはフィドーム4が圧入固定されている。より詳細には、フィドーム4の内径はホーン部2の外径よりもわずかに小さく構成されており、ホーン部2にフィドーム4を嵌め込むことによって圧入固定されている。なお、ホーン部2からフィドーム4が脱落することを防止するため、フィドーム4の後端部には爪部41が設けられており、この爪部41がホーン部2の外周面の所定位置に設けられた突起部28に係合するように嵌め合わされている。これにより、ホーン部2の前面開口21から雨水が侵入することが防止されるようになる。
【0047】
以上の構成の電波受信用コンバータとすることにより、二分割された外装キャビネット5a,5bの接続部位やホーン部2とフィドーム4との接続部位から雨水が侵入することが防止されるようになり、さらにはこれらの隙間から侵入した湿気を含んだ空気も絶縁シート3によって導波管部10の内部に流入することが確実に防止されるようになるため、高周波回路部7内に配置された高周波回路基板等の各種電子部品が湿気から守られるようになる。この結果、信頼性の高い電波受信用コンバータを提供することが可能になる。
【0048】
また、上述の接続構造は、導波管部10の端面に絶縁シート3を貼付し、導波管部10とホーン部2とをネジ9によって締結するという非常に簡便な作業にて実現されるため、組付け作業が煩雑になることもない。さらには、厳密な表面粗さ精度や寸法精度も要求されないため、全体として製造コストも大幅に削減されるようになる。
【0049】
さらには、二分割された外装キャビネット5a,5bの接続やホーン部2に対するフィドーム4の接続も圧入によって行なえるため、接着剤を用いる必要がなくなり、接着剤が漏れ出すことによって生じる外観不良もなくなるようになる。
【0050】
なお、本実施の形態における電波受信用コンバータにおいては、導波管部10の導波路とホーン部2の導波路とが絶縁シート3によって完全に閉塞されることにより、導波管部10の内部を外気から気密に封止することが実現されているが、上述のとおり絶縁シート3は数十μm程度の厚みであるため、ホーン部2に導入された電波の大部分は絶縁シート3を通過して導波管部10の内部に到達するため、絶縁シート3を配置することによる電波のロスはほとんど生じない。
【0051】
また、本実施の形態の如く、電波を導波するフィードホーンを導波管部10とホーン部2とに分割する構成とすることにより、仕様により開口角の異なる電波受信用コンバータの各種部品の大部分を共通化することが可能になる。具体的には、図4に示すように、図2に示す開口角とは異なる開口角のホーン部2′を別途準備し、このホーン部2′の導波管部10との接続部位の形状を図2に示すホーン部2と同じ形状とすることにより、導波管部10を含むシャーシ本体1や外装キャビネット5a,5b等の部品を共通化することが可能になり、汎用性を高めることができるようになる。これにより、開口角の異なる電波受信用コンバータを安価に製造することが可能になる。
【0052】
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における電波受信用コンバータの導波管部とホーン部との接続構造を示す拡大断面図である。なお、上述の実施の形態1と同様の部分については図中同一の符号を付し、その説明はここでは繰り返さない。
【0053】
図5に示すように、本実施の形態における電波受信用コンバータにあっても、導波管部10とホーン部2との間に絶縁シート3が位置し、この絶縁シート3が導波管部10とホーン部2とによって挟持された構造となっている。
【0054】
より詳細には、導波管部10のホーン部2に対向する端面には、凸部16が設けられており、ホーン部2の導波管部10に対向する端面には、凹部26が設けられている。ホーン部2に設けられた凹部26は、導波管部10に設けられた凸部16を受入れる。この凸部16と凹部26との間に絶縁シート3が位置している。絶縁シート3の周縁は、凸部16と凹部26とによって挟持されている。
【0055】
導波管部10の前方端には、導波管部側フランジ部12が設けられており、ホーン部2の後方端には、ホーン部側フランジ部22が設けられている。導波管部側フランジ部12には貫通孔13が設けられており、この貫通孔13に対応する位置のホーン部側フランジ部22にはネジ孔23が設けられている。貫通孔13を挿通するようにネジ9が挿し込まれ、ネジ孔23にネジ9が固定されることにより、導波管部10とホーン部2とが固定される。このとき、絶縁シート3を所定の厚みに調整することにより、絶縁シート3が導波管部10とホーン部2とによって圧縮変形されて挟持されるため、この部分における気密性が確保されるようになる。
【0056】
なお、ホーン部2の端面に設けられた凹部26の底面に、さらに絶縁シート3の外形に対応した大きさの凹部27を設け、この凹部27の深さを絶縁シート3の厚みと同じか若干小さい深さとすることにより、絶縁シート3の厚みを厚くした場合にも導波管部10とホーン部2との間に生じる隙間を低減できるため、電波の漏洩を防ぐことができるようになる。このように構成すれば、分厚い絶縁シート3を使用することが可能になるため、より安定して気密性を確保することが可能になる。
【0057】
このように構成することによっても、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるようになる。
【0058】
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3におけるアンテナ装置の構成を示す概略斜視図である。
【0059】
図6に示すように、本実施の形態におけるアンテナ装置は、電波受信用コンバータ50とパラボラ部52とを備えている。電波受信用コンバータ50は、たとえば上述の実施の形態1または2において説明した電波受信用コンバータが用いられる。
【0060】
衛星からの電波は、パラボラ部52によって反射されて集中し、パラボラ部52の前方に配置された電波受信用コンバータ50のホーン部に導入される。衛星からの電波は円偏波であり、右旋円偏波と左旋円偏波が含まれる。電波受信用コンバータ50では、この2つの成分を分離して、その各成分を増幅し、10数GHz帯の電波から1GHz帯の信号に変換する。変換された信号は、電波受信用コンバータ50のF型接栓に接続されたケーブルを経由して屋内の受信機器(たとえばサテライトレシーバ)を経由してテレビ受像機に送られる。
【0061】
以上の構成とすることにより、信頼性が高く維持されたアンテナ装置を提供することが可能になる。
【0062】
なお、今回開示した上記各実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、導波管部とホーン部との接続作業が容易であるとともに、これらの接続部における気密性を確実に確保することが可能な電波受信用コンバータおよびこれを備えたアンテナ装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における電波受信用コンバータの組付け構造を示す一部破断側面図である。
【図2】本発明の実施の形態1における電波受信用コンバータの導波管部とホーン部との接続構造を示す断面図である。
【図3】図2に示す領域IIIの拡大断面図である。
【図4】図2に示すホーン部とは異なる開口角のホーン部を接続した場合の接続構造を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2における電波受信用コンバータの導波管部とホーン部との接続構造を示す拡大断面図である。
【図6】本発明の実施の形態3におけるアンテナ装置の構成を示す概略斜視図である。
【図7】従来例における電波受信用コンバータの構造を示す断面図である。
【図8】他の従来例における電波受信用コンバータの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シャーシ本体、2 ホーン部、3 絶縁シート、4 フィドーム、5a,5b 外装キャビネット、7 高周波回路部、8 F型接栓、9 ネジ、10 導波管部、12 導波管部側フランジ部、13 貫通孔、14,15 凹部、16 凸部、21 前面開口、22 ホーン部側フランジ部、23 ネジ孔、24凸部、26,27 凹部、28 突起部、41 爪部、50 電波受信用コンバータ、52 パラボラ部。
Claims (8)
- 電波を受信し電気信号に変換する電波受信用コンバータであって、
電波を導入するホーン部と、
前記ホーン部の後方に配置され、前記ホーン部によって導入された電波を導波する導波管部とを備え、
前記導波管部と前記ホーン部との間に絶縁シートを介在させ、この絶縁シートによって前記導波管部の内部と前記ホーン部の内部とを気密に封止したことを特徴とする、電波受信用コンバータ。 - 前記ホーン部と前記導波管部との接続部位を筐体で覆い、前記ホーン部の前面開口をフィドームで覆ったことを特徴とする、請求項1に記載の電波受信用コンバータ。
- 前記フィドームの内径を前記ホーン部の外径よりも小さくし、前記フィドームを前記ホーン部に圧入したことを特徴とする、請求項2に記載の電波受信用コンバータ。
- 前記ホーン部は、前記導波管部に対向する端面に凸部を有しており、前記導波管部は、前記ホーン部に対向する端面に前記凸部を受入れる凹部を有しており、前記絶縁シートの周縁が、前記凸部および前記凹部によって挟持されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の電波受信用コンバータ。
- 前記導波管部は、前記ホーン部に対向する端面に凸部を有しており、前記ホーン部は、前記導波管部に対向する端面に前記凸部を受入れる凹部を有しており、前記絶縁シートの周縁が、前記凸部および前記凹部によって挟持されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の電波受信用コンバータ。
- 前記ホーン部の後方端にはホーン部側フランジ部が設けられており、前記導波管部の前方端には導波管部側フランジ部が設けられており、前記ホーン部側フランジ部と前記導波管部側フランジ部とが締結手段によって締結されていることを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の電波受信用コンバータ。
- 前記絶縁シートは、主面に接着剤が塗布されているプラスチックス製のシートである、請求項1から6のいずれかに記載の電波受信用コンバータ。
- 請求項1から7のいずれかに記載の電波受信用コンバータと、電波を反射して前記電波受信用コンバータに電波を導入するパラボラ部とを備えた、アンテナ装置。
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