JP2616200B2 - 屋外通信装置 - Google Patents

屋外通信装置

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JP2616200B2
JP2616200B2 JP26878190A JP26878190A JP2616200B2 JP 2616200 B2 JP2616200 B2 JP 2616200B2 JP 26878190 A JP26878190 A JP 26878190A JP 26878190 A JP26878190 A JP 26878190A JP 2616200 B2 JP2616200 B2 JP 2616200B2
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光洋 堂前
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、屋外で使用される電子機器、特に衛星から
の電波を受信し1GHz帯の中間周波数に変換する衛星放送
受信用コンバータの防水構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種の衛星放送受信用コンバータは第3図
(a)〜(c)ないし第5図に示すように構成されてい
た。
第3図(a)〜(c)は従来の衛星放送受信用コンバ
ータを示す図で、同図(a)は平面図、同図(b)は左
側面図、同図(c)は右側面図である。第4図は第3図
(b)におけるIV−IV線断面図、第5図は従来の衛星放
送受信用コンバータの一部を拡大して示す断面図であ
る。これらの図において、1は金属ベースで、この金属
ベース1は、電子機器回路(図示せず)が組込まれる本
体1aと、この本体1aの両端に一体に設けられたカバー取
付け用フランジ1b,1cとから構成されている。前記フラ
ンジ1b,1cは、第3図(b),(c)に示すように側面
視円形に形成されており、一方のフランジ1bには導波管
開口部2と、半径方向外側へ突出され後述するカバーの
先端が当接する鍔部3とが形成されている。また、他方
のフランジ1cには同軸コネクタ4が取付けられている。
5は前記金属ベース1の本体1aに組込まれた電子機器
回路を保護するための金属製カバーである。このカバー
5は、前記フランジ1b,1cが嵌挿する方法をもった円筒
状に形成され、中空部内に金属ベース1が嵌挿させた状
態で押え金具6によって金属ベース1に固定されてい
る。この押え金具6は取付けねじ7によって金属ベース
1のフランジ1cに締結されている。また、カバー5にお
ける押え金具6側の端部には、中空部内に突出しかつ取
付け板6によってフランジ1cに押付けられる鍔部5aが一
体に設けられている。さらに、このカバー5の長さ寸法
は、前記鍔部5aがフランジ1cに押付けられた際に他端縁
が第5図に示すようにフランジ1bの鍔部3に当接するよ
うに設定されている。
8は防水用シール部材としてのガスケットで、このガ
スケット8はゴム材によって形成され、金属ベース1の
フランジ1b,1cとカバー5との間に介装されている。9
は金属ベース1のフランジ1bに形成されたガスケット装
着溝で、このガスケット装着溝9は導波管開口部2の周
囲に形成されており、導波管(図示せず)をこのフラン
ジ1bに取付ける際にこのガスケット装着溝9内にガスケ
ット(図示せず)が装着される。なお、10はフランジ1b
に導波管を取付けるためのねじ穴である。
このように構成された従来の衛星放送受信用コンバー
タを組立てるには、先ず、金属ベース1に電子機器回路
および同軸コネクタ4を組込むと共に、ガスケット8を
装着させる。次に、この金属ベース1を同軸コネクタ側
からカバー5内に嵌挿させ、カバー5の一端開口縁がフ
ランジ1bの鍔部3に当接するまでカバー5内に挿入す
る。この際にはカバー5の鍔部5aがフランジ1cに当接す
ることになる。また、ガスケット8は、上述したように
カバー5を金属ベース1に被せることによって押し縮め
られ、カバー5の内周面に圧接することになる。この状
態でカバー5内の電子機器回路組込み部分が防水され
る。そして、押え金具を取付けねじ7によってフランジ
1cに締結させ、カバーを金属ベース1に固定して組立て
が終了する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、このように構成された従来の衛星放送受信
用コンバータでは、カバー5の製造上のばらつきによっ
てその寸法に誤差が生じると、カバー5と金属ベース1
との間に隙間が生じやすい。すなわち、全体が長く形成
された場合には、カバー5の一端をフランジ1bの鍔部3
に当接させると鍔部5aとフランジ1cとの間に隙間が開
く。また、短く形成された場合には、カバー5の鍔部5a
がフランジ1cに当接しても他端はフランジ1bの鍔部3に
届かなくなってこの部分に隙間が開く。さらに、カバー
5の鍔部5aが所定寸法より厚く形成されたり薄く形成さ
れたりした場合には、フランジ1cと押え金具6との間に
隙間が開いたり、鍔部5aと押え金具6との間に隙間が開
く。この場合にはカバー5を押え金具6で強固に固定で
きなくなってしまう。上述したように部材どうしの間に
隙間が開くと、その隙間に雨水が溜まって錆やすくなっ
てしまう。また、ガスケット8はゴム材によって形成さ
れているため、このガスケット8の押え代となる部分が
電波に対する隙間となり、電磁干渉が起こることがあっ
た。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の第1の発明に係る屋外通信装置は、金属ベー
スの同軸コネクタ側端部を円柱状に形成してその外周部
にシール部材を装着させると共に、カバーにおける同軸
コネクタ側端部に前記円柱部分が嵌挿される小径部を設
けてなり、前記カバーを、同軸コネクタに螺合するナッ
トによって金属ベースに締結したものである。また、第
2の発明に係る屋外通信装置は、前記第1の発明の屋外
通信装置において、シール部材を導電性ゴムによって形
成したものである。
〔作 用〕
第1の発明によれば、金属ベースとカバーとの当接部
が導波管側端部のみとなるので、カバーの長手方向に対
する寸法誤差が大きな範囲をもって許容される。また、
第2の発明によれば、シール部材によって金属ベースと
カバーとが電気的に接続されるので、電子回路装着空間
が全域にわたって導電材で囲まれることになる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図(a)〜(c)およ
び第2図によって詳細に説明する。
第1図(a)〜(c)は本発明に係る衛星放送受信用
コンバータを示す図で、同図(a)は平面図、同図
(b)は左側面図、同図(c)は右側面図である。第2
図は第1図(b)におけるII−II線断面図である。これ
らの図において前記第3図(a)〜(c)ないし第5図
で説明したものと同一もしくは同等部材については、同
一符号を付し詳細な説明は省略する。これらの図におい
て、11は金属ベースで、この金属ベース11は、同軸コネ
クタ側端部が円柱状に形成されている以外は従来のもの
と同等に形成されている。12はこの金属ベース11の円柱
部で、この円柱部12の外径は同軸コネクタ4と同等ある
いは同軸コネクタ4より僅かに大きく形成されており、
この円柱部12と同軸状に同軸コネクタ4が取付けられて
いる。13は前記円柱部12の外周部分に装着されたガスケ
ットで、このガスケット13は導電性ゴムによって形成さ
れている。なお、このガスケット13と共に防水効果を得
るガスケット8も、本実施例では導電性ゴムによって形
成されている。
14はカバー5の同軸コネクタ側端部に一体に設けられ
た小径部で、この小径部14は、前記金属ベース11の円柱
部12が嵌挿される内径をもつ円筒状に形成されている。
15は前記カバー4を金属ベース11に固定するためのナ
ット、16は座金で、前記ナット15は同軸コネクタ4の外
周部のねじに螺合するように構成されている。
このように構成された本発明に係る衛星放送受信用コ
ンバータを組立てるには、先ず、金属ベース11に電子機
器回路および同軸コネクタ4を組込むと共に、ガスケッ
ト8,13を装着させる。次に、この金属ベース11を同軸コ
ネクタ側からカバー5内に嵌挿させ、カバー5の一端開
口縁がフランジ1bの鍔部3に当接するまでカバー5内に
挿入する。この際に金属ベース11の円柱部12がカバー5
の小径部14内に嵌挿される。この状態では、前記円柱部
12は小径部14内で軸方向へ平行移動自在となる。また、
ガスケット8,13は、上述したようにカバー5を金属ベー
ス1に被せることによって押し縮められ、カバー5にお
ける大径部分,小径部14の内周面にそれぞれれ圧接する
ことになる。この状態でカバー5内の電子機器回路組込
み部分が防水される。そして、小径部14との間に座金16
を介装させた状態でナット15を締付け、カバー5を金属
ベース11に固定して組立てが終了する。
したがって、金属ベース11とカバー5との当接部が導
波管側端部(金属ベース11のフランジ1b)のみとなるの
で、カバー5が長く形成されたり短く形成されたりして
も必ずフランジ1bの鍔部3にカバー5が当接することに
なる。すなわち、カバー5の長手方向に対する寸法誤差
が大きな範囲をもって許容されることとなり、カバー5
と金属ベース11との間に隙間が生じるようなことがなく
なる。また、ガスケット8,13を導電性ゴムによって形成
したため、このガスケット8,13によって金属ベース11と
カバー5とが電気的に接続されるので、電子回路装着空
間が全域にわたって導電材で囲まれることになる。
なお、本実施例では信号が導波管側から入力され導軸
コネクタ側から出力される受信用のものを示したが、信
号が同軸コネクタ側から入力されて導波管側へ出力する
送信用のものであってもよく、本実施例と同等の効果が
得られる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の第1の発明に係る屋外通
信装置は、金属ベースの同軸コネクタ側端部を円柱状に
形成してその外周部にシール部材を装着させると共に、
カバーにおける同軸コネクタ側端部に前記円柱部分が嵌
挿される小径部を設けてなり、前記カバーを、同軸コネ
クタに螺合するナットによって金属ベースに締結したた
め、金属ベースとカバーとの当接部が導波管側端部のみ
となるので、カバーの長手方向に対する寸法誤差が大き
な範囲をもって許容される。したがって、金属ベースと
カバーとの間に隙間が開くようなことがないので、水溜
まりを確実に防止することができ、錆の発生を抑えるこ
とができる。また、第2の発明に係る屋外通信装置は、
前記第1の発明の屋外通信装置において、シール部材を
導電性ゴムによって形成したため、シール部材によって
金属ベースとカバーとが電気的に接続されるので、電子
回路装着空間が全域にわたって導電材で囲まれることに
なる。したがって、カバーによるシールド効果を向上さ
せることができ、カバー内部の電子回路に対して電磁干
渉に起因する障害を除くことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(c)は本発明に係る衛星放送受信用コ
ンバータを示す図で、同図(a)は平面図、同図(b)
は左側面図、同図(c)は右側面図である。第2図は第
1図(b)におけるII−II線断面図である。第3図
(a)〜(c)は従来の衛星放送受信用コンバータを示
す図で、同図(a)は平面図、同図(b)は左側面図、
同図(c)は右側面図である。第4図は第3図(b)に
おけるIV−IV線断面図、第5図は従来の衛星放送受信用
コンバータの一部を拡大して示す断面図である。 2……導波管開口部、3……鍔部、4……同軸コネク
タ、5……カバー、8,13……ガスケット、11……金属ベ
ース、12……円柱部、14……小径部、15……ナット。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に導波管接続口が設けられかつ他端に
    同軸コネクタが設けられた電子回路装着用金属ベース
    と、この金属ベースが嵌挿される円筒状に形成され、金
    属ベース挿入用開口部を金属ベースの導波管側端部に押
    付けて金属ベースに固定されたカバーとを有し、前記金
    属ベースの両端外周部とカバーとの間に防水用シール部
    材が介装された屋外通信装置において、前記金属ベース
    の同軸コネクタ側端部に円柱状に形成してその外周部に
    シール部材を装着させると共に、前記カバーにおける同
    軸コネクタ側端部に前記円柱部分が嵌挿される小径部を
    設けてなり、前記カバーを、同軸コネクタに螺合するナ
    ットによって金属ベースに締結したことを特徴とする屋
    外通信装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の屋外通信装置において、シ
    ール部材を導電性ゴムによって形成したことを特徴とす
    る屋外通信装置。
JP26878190A 1990-10-05 1990-10-05 屋外通信装置 Expired - Lifetime JP2616200B2 (ja)

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